JPH09572U - 塵芥吸引式掃除機に於ける吸引管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】主として電気掃除機等塵芥吸引式掃除機をもっ
て塵芥を吸収するに際し、それら電気掃除機等の本体が
大きな塵芥を吸取して破損する虞れを防止するにある。 【構成】塵芥等吸引物を導引する吸引管の内部に支止子
を１、ないし、複数個取付け、かつ、支止子を下方へ弯
曲した塵芥吸引式掃除機に於ける吸引管。塵芥等吸引物
を導引する吸引管の内部に支止子を取付け、かつ、支止
子を下方へ向けて斜設した塵芥吸引式掃除機に於ける吸
引管。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 本考案に於ける特定考案は塵芥等吸引物を導引する吸引管の内部に支止子を１、 ないし、複数個取付け、かつ、支止子を下方へ弯曲した塵芥吸引式掃除機に於け る吸引管である。

【０００２】 同関係考案は塵芥等吸引物を導引する吸引管の内部に支止子を取付け、かつ、支 止子を下方へ向けて斜設した塵芥吸引式掃除機に於ける吸引管である。

【産業上の利用分野】

【０００３】 本考案は主として電気掃除機等に於ける塵芥の吸引に際し、機械、器具の破損を 招来する大きな塵芥（木片、ガラスの破片等）を吸引した場合、これらを除却す ることに利用するものである。

【従来の技術】

【０００４】 本考案は実用新案登録請求の範囲に表示した事項の相互補足関係に存し、よって 従来この種の技術的思想は存在しない。

【考案が解決しようとする課題】

【０００５】 本考案は主として電気掃除機等を使用して床上、あるいは、棚の上等を掃除する に際し、比較的大きな木片、ガラス片等を吸引した場合、これを簡易に除却して 電気掃除機等の本体を損傷する虞れのない軽軽たる塵芥のみをその本体中に至ら しめ、これによってそれらの機械、器具を破損することを防止するにある。

【課題を解決するための手段】

【０００６】 上記実用新案登録請求の範囲、及び、下記実施例その他作用に記載の通り。

【考案の効果】

上述した通り主として電気掃除機の本体等を破損することを防止し得る効果があ る。

【作用】

【０００７】 上記請求項１（特定考案）に於て主として電気掃除機の掃除適合性を有する塵芥 等吸引物を床上等に摺動させる吸引具を以て吸引する時は、本考案に係る吸引管 、及び、実施例に於ける接続管内を移動し、吸引管の内部に取付けた支止子の間 を通り電気掃除機本体中へ進入し塵埃袋中へ収納され、あるいは、塵芥が支止子 へ衝突するもその塵芥は支止子が下方向きに、即ち、塵芥が移動する方へ弯曲し ている故にこの弯曲によりその表面を滑って塵芥は円滑に移動して上述した通り 塵埃袋等上記電気掃除機内へ収納される。然しながら塵芥として支止子間の間隔 部、ないし、同間隙部を通過なし得ない木片等大きく、かつ、強固な塵芥はその 塵芥が支止子に吸着され、かつ、吸圧力のためその塵芥が支止子から離間なし難 く、却ってその塵芥が支止子の間隔部、ないし、間隙部を閉鎖する弊害が発生す る故に本考案に係る吸引管を実施例に示す接続管から離間して上記吸圧力の存在 しない状態に於て吸引管から上記弊害を発生した塵芥を除去し（指先、箸、逆倒 等適宜の手段を以て除去する。）、再び、これを接続管に接続して塵芥の吸引を 継続するものである。

【０００８】 また、上記請求項２（関係考案）の作用は支止子が塵芥の移行方向へ向けて斜設 してあるから、吸引管が大きく、かつ、強固な塵芥を吸引した時は、上記請求項 １の作用と同一作用を発生し、なお、請求項２のその余の作用は同１の作用に同 じ。

【実施例】

図は本考案請求項１、及び、同２に係る実施例中の一部を示すものであって、図 １、及び、図２は特定考案の実施例であり、（１）は本考案設備を実施の一例と して具備した吸引管で、その吸引管は塵芥吸引式掃除機の柄をなし、図に於ける 吸引管（１）は柄の中継ぎ部分を示す。柄は通常、図に於ける如く吸引管（１） と複数の接続管を繋ぎ竿式に連結する。上記塵芥吸引式掃除機は通常、いわゆる 、電気掃除機である。（１ａ）は吸引具（２）に取付けた接続管で、両側方向へ 回動自在に着装する。（１ｂ）は接続管で、接続管（１ａ）、同（１ｂ）は吸引 管（１）の両端部に各嵌挿する。また、吸引管（１）を複数接続することも妨げ ない。（２ａ）は吸引具（２）に設けた塵芥吸取口である。（３）は大きく、か つ、強固な塵芥の支止子であって、吸引管（１）の内側に所求の間隔を置いて複 数個合成樹脂製糊等を以て定着する。即ち、支止子（３）は吸引管（１）内に於 て相対立する支止子相互間に於ても所求の間隔を置き、また、それ等の相隣る支 止子（３）間にも所求の間隔を置くのが通例であり、それら間隔は塵芥の通過部 を構成する。支止子（３）は図１、及び、図２によって示されるように内側を弧 状に弯曲する。この際、支止子（３）は下向きに斜設することを妨げない。また 、支止子（３）は吸引管（１）に於ける反対側端部（図１に示される支止子（３ ）の塵芥移動方向に於ける反対側、あるいは、吸引管（１）の両端部内側）に設 けてもよい。 関係考案の実施例を示せば、図３に示す如く、塵芥の支止子を下向きに斜設し、 塵芥の支止子（４）を設定し、その余の構成は特定考案に同じ。支止子（３）、 同（４）はそれらに掛止された塵芥を操作者の指先等を以て除却するため吸引管 （１）の各端部に設けることがよく、また、支止子（３）、同（４）は吸引管（ １）に一体に各溶着してもよい。特定考案、及び、関係考案とも接続管の先端部 に可撓性大なホースを接続し、その他端部に電気掃除機の本体を接続するのが通 例である。塵埃袋は勿論これに限定されることなく、要するに塵芥吸引式掃除機 の本体、ないし、これに準ずる容器中に収納されればよし。

【図面の簡単な説明】

図は本考案塵芥吸引式掃除機に於ける吸引管の実施例中
一部分を示すものである。図１、及び、図２は特定考案
を示す図であって、図１は吸引管、接続管、吸引具等を
示す部分断面図 図２は同Ａ−Ａ線に於て切截した平面図 図３は関係考案を示す図であって、部分断面図 図４は特定考案、及び、関係考案に於ける製作手段の別
例を示す説明図であって、図中主要な個所は請求項１、
及び、同２に記載した事項の相互補足関係に存する。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】塵芥等吸引物を導引する吸引管の内部に支
   止子を１、ないし、複数個取付け、かつ、支止子を下方
   へ弯曲した塵芥吸引式掃除機に於ける吸引管。
2. 【請求項２】塵芥等吸引物を導引する吸引管の内部に支
   止子を取付け、かつ、支止子を下方へ向けて斜設した塵
   芥吸引式掃除機に於ける吸引管。