JPH0957058A - Co2 固定化装置 - Google Patents
Co2 固定化装置Info
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- JPH0957058A JPH0957058A JP7240905A JP24090595A JPH0957058A JP H0957058 A JPH0957058 A JP H0957058A JP 7240905 A JP7240905 A JP 7240905A JP 24090595 A JP24090595 A JP 24090595A JP H0957058 A JPH0957058 A JP H0957058A
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- C12M21/02—Photobioreactors
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光を最大限に利用して担体上の微細藻類へ照
射し、CO2 固定化を向上させる。 【解決手段】 密閉型反応器22内に、微細藻類が付着
した担体23が収納されている。排ガスは排ガス供給管
21から反応器22内に流入し、光エネルギが微細藻類
に照射して排ガス中のCO2 ガスが固定化される。CO
2 ガスが除去された処理ガスは反応器22から、処理ガ
ス排出管28から排出される。担体23は両端が開放し
た空洞23aを有し、この空洞23aは光の入射方向に
延びている。
射し、CO2 固定化を向上させる。 【解決手段】 密閉型反応器22内に、微細藻類が付着
した担体23が収納されている。排ガスは排ガス供給管
21から反応器22内に流入し、光エネルギが微細藻類
に照射して排ガス中のCO2 ガスが固定化される。CO
2 ガスが除去された処理ガスは反応器22から、処理ガ
ス排出管28から排出される。担体23は両端が開放し
た空洞23aを有し、この空洞23aは光の入射方向に
延びている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細藻類を用い
て、火力発電所、ボイラ、ゴミ処理場、下水処理場等の
排ガス中に含まれるCO2 を微細藻類により固定化する
CO2 固定化装置に関する。
て、火力発電所、ボイラ、ゴミ処理場、下水処理場等の
排ガス中に含まれるCO2 を微細藻類により固定化する
CO2 固定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の微細藻類によるCO2 固定化
装置を図59に示す(特願平5−236456、特願平
6−8636、特願平6−176468)。
装置を図59に示す(特願平5−236456、特願平
6−8636、特願平6−176468)。
【0003】図59において、火力発電所等のCO2 を
含む排ガス1は管2を介して反応器3内上部に供給され
る。反応器3内には担体4が流れ方向に平行に配設され
ており、この担体4の上部表面にクロレラ等の微細藻類
5が付着されている。微細藻類5は、太陽光、人工光等
の光源6からの光エネルギーを利用して排ガス1中のC
O2 を固定する。排ガス1中のCO2 濃度を減少させた
ガスは、管7を介して大気中へ処理ガス8として排出さ
れる。
含む排ガス1は管2を介して反応器3内上部に供給され
る。反応器3内には担体4が流れ方向に平行に配設され
ており、この担体4の上部表面にクロレラ等の微細藻類
5が付着されている。微細藻類5は、太陽光、人工光等
の光源6からの光エネルギーを利用して排ガス1中のC
O2 を固定する。排ガス1中のCO2 濃度を減少させた
ガスは、管7を介して大気中へ処理ガス8として排出さ
れる。
【0004】また、随時水や栄養塩類を含んだ水溶液
(液体培地)等の水溶液9が、開閉弁10を開けること
により、管11を介して反応器3内の微細藻類5の表面
に供給される。CO2 を固定して増殖した増殖微細藻類
12は、開閉弁13を開けることにより管14を介して
排出され、バイオマスとして利用される。
(液体培地)等の水溶液9が、開閉弁10を開けること
により、管11を介して反応器3内の微細藻類5の表面
に供給される。CO2 を固定して増殖した増殖微細藻類
12は、開閉弁13を開けることにより管14を介して
排出され、バイオマスとして利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の微細藻類による
CO2 固定化装置において、以下のような問題が生じて
いる。 (1)CO2 固定化装置を大型化した場合、担体4に付
着した微細藻類5と排ガス1中のCO2 との接触効率が
悪化し、CO2 固定化速度が低下する。CO2 固定化装
置における試験管実験のイメージ図を図60に示し、C
O2 固定化装置を大型化した時の平板型反応器実験のイ
メージ図を図61に示す。また2つの実験における接触
効率を示すガス線速度とCO2 固定化速度を表1に示
す。
CO2 固定化装置において、以下のような問題が生じて
いる。 (1)CO2 固定化装置を大型化した場合、担体4に付
着した微細藻類5と排ガス1中のCO2 との接触効率が
悪化し、CO2 固定化速度が低下する。CO2 固定化装
置における試験管実験のイメージ図を図60に示し、C
O2 固定化装置を大型化した時の平板型反応器実験のイ
メージ図を図61に示す。また2つの実験における接触
効率を示すガス線速度とCO2 固定化速度を表1に示
す。
【0006】表1に示すように、光強度等の影響もある
が、ガス線速度が低下したことによりCO2 との接触効
率が悪化し、CO2 固定化速度が約1/10に低下する
といった問題が生じている。
が、ガス線速度が低下したことによりCO2 との接触効
率が悪化し、CO2 固定化速度が約1/10に低下する
といった問題が生じている。
【0007】
【表1】 (2)CO2 固定化装置を火力発電所、ボイラ、ゴミ処
理場、下水処理場等の大型プラントの排ガスCO2 固定
化処理に適用する場合、非常に大きいスペースが必要と
なるという問題がある。火力発電所排ガス中のCO2 を
全て固定化して除去するには式(1)に示すように、約
140km2 のスペースが必要となる。
理場、下水処理場等の大型プラントの排ガスCO2 固定
化処理に適用する場合、非常に大きいスペースが必要と
なるという問題がある。火力発電所排ガス中のCO2 を
全て固定化して除去するには式(1)に示すように、約
140km2 のスペースが必要となる。
【0008】
【数1】 (3)CO2 固定化装置を大型化した場合、水あるいは
液体培地等の水溶液9を供給する際、微細藻類5の付着
面全体に供給することが困難である。すなわち図61に
示すように水溶液9が偏流し、水浸せき部分が形成さ
れ、均一に水溶液9が微細藻類5に供給されず、微細藻
類5が死滅するといった問題が発生する。 (4)CO2 固定化装置を火力発電所、ボイラ、ゴミ処
理場、下水処理場等の大型プラントの排ガスCO2 固定
化に適用する場合、水あるいは液体培地等の水溶液9と
して各プラントの排出水、例えば廃水や廃水処理水を使
用する必要がある。このような排出水をそのままの状態
で使用すれば、排出水中の細菌、大腸菌等の雑菌により
微細藻類5が汚染され死滅するといった問題が生じる。 (5)反応器3内の増殖微細藻類12およびそれを含む
懸濁液を回収して、アルコール、メタン等の燃料に変換
するためには、増殖微細藻類12やその懸濁液中の糖/
タンパク含量比、あるいは糖/脂質含量比が多くなくて
はならない。そのためには、水溶液9中の栄養塩類に含
まれる窒素/リン含量比を低くしなければならない。本
件発明者は、図61の実験装置と表2の組成の液体培地
を用いて、表3の条件で実験を行った。その結果を図6
2に示す。タンパクと糖の含量は増加したが、脂質含量
はほとんど変化しなかった。この結果に基づき、表2a
〜2cに示す液体培地組成の中でKNO3 特にN(窒
素)を減らせば、タンパクの含量が減り糖の含量が増加
すると判断した。
液体培地等の水溶液9を供給する際、微細藻類5の付着
面全体に供給することが困難である。すなわち図61に
示すように水溶液9が偏流し、水浸せき部分が形成さ
れ、均一に水溶液9が微細藻類5に供給されず、微細藻
類5が死滅するといった問題が発生する。 (4)CO2 固定化装置を火力発電所、ボイラ、ゴミ処
理場、下水処理場等の大型プラントの排ガスCO2 固定
化に適用する場合、水あるいは液体培地等の水溶液9と
して各プラントの排出水、例えば廃水や廃水処理水を使
用する必要がある。このような排出水をそのままの状態
で使用すれば、排出水中の細菌、大腸菌等の雑菌により
微細藻類5が汚染され死滅するといった問題が生じる。 (5)反応器3内の増殖微細藻類12およびそれを含む
懸濁液を回収して、アルコール、メタン等の燃料に変換
するためには、増殖微細藻類12やその懸濁液中の糖/
タンパク含量比、あるいは糖/脂質含量比が多くなくて
はならない。そのためには、水溶液9中の栄養塩類に含
まれる窒素/リン含量比を低くしなければならない。本
件発明者は、図61の実験装置と表2の組成の液体培地
を用いて、表3の条件で実験を行った。その結果を図6
2に示す。タンパクと糖の含量は増加したが、脂質含量
はほとんど変化しなかった。この結果に基づき、表2a
〜2cに示す液体培地組成の中でKNO3 特にN(窒
素)を減らせば、タンパクの含量が減り糖の含量が増加
すると判断した。
【0009】しかしながら、従来の液体培地では糖の含
量比が少なく、アルコール、メタン等の燃料比の効率が
低いという問題がある。 表2a 液体培地組成 KNO3 25 g MgSO4 6.25g KH2 PO4 6.25g K2 HPO4 0.5 g A5 溶液 5.0 ml Fe溶液 5.0 ml H2 O 5.0リットル 表2b A5 溶液の組成 H3 BO3 2.86g MnSO4 ・4H2 O 1.81g ZnSO4 ・7H2 O 0.22g CuSO4 ・5H2 O 0.08g Na2 MoO4 0.21g conc. H2 SO4 1 滴 H2 O 1リットル
量比が少なく、アルコール、メタン等の燃料比の効率が
低いという問題がある。 表2a 液体培地組成 KNO3 25 g MgSO4 6.25g KH2 PO4 6.25g K2 HPO4 0.5 g A5 溶液 5.0 ml Fe溶液 5.0 ml H2 O 5.0リットル 表2b A5 溶液の組成 H3 BO3 2.86g MnSO4 ・4H2 O 1.81g ZnSO4 ・7H2 O 0.22g CuSO4 ・5H2 O 0.08g Na2 MoO4 0.21g conc. H2 SO4 1 滴 H2 O 1リットル
【0010】 表2c Fe溶液の組成 FeSO4 ・7H2 O 1.0g H2 O 0.5リットル 表3 実 験 条 件 ・ガス中CO2 濃度 10.0% ・ガス流量 100 ml/min ・温 度 20 ℃ ・照 度 8000 lx ・光照射時間 24 h ・光照射面積当たりの細胞塗布量 0.38mg/cm2
【0011】(6)水や液体培地等の水溶液9を反応器
3内に供給した場合、反応器3内の湿度が90%以上と
なって結露し、反応器3内面でかつ光照射面16に水滴
17が結合する。この状態では光源6からの光エネルギ
ーは吸収され、微細藻類5表面の照度が低下するので、
CO2 固定化速度が低下するといった問題が発生する。 (7)本装置を火力発電所、ボイラ等のプラントに適用
する場合、各プラントの排ガス1中には、SOx、NO
x、CO等有害物質が混入している。微細藻類5のCO
2 固定化速度が低下する、つまり生物活性が低下する濃
度あるいは量の有害物質を含む排ガス1が反応器3内に
供給された場合、微細藻類5の生物活性が低下し、ある
いは消失して死滅するといった問題があった。
3内に供給した場合、反応器3内の湿度が90%以上と
なって結露し、反応器3内面でかつ光照射面16に水滴
17が結合する。この状態では光源6からの光エネルギ
ーは吸収され、微細藻類5表面の照度が低下するので、
CO2 固定化速度が低下するといった問題が発生する。 (7)本装置を火力発電所、ボイラ等のプラントに適用
する場合、各プラントの排ガス1中には、SOx、NO
x、CO等有害物質が混入している。微細藻類5のCO
2 固定化速度が低下する、つまり生物活性が低下する濃
度あるいは量の有害物質を含む排ガス1が反応器3内に
供給された場合、微細藻類5の生物活性が低下し、ある
いは消失して死滅するといった問題があった。
【0012】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、微細藻類の生物活性を高く維持することに
よって、排ガス中のCO2 を効率的かつ実用的に固定化
することができる微細藻類によるCO2 固定化装置を提
供することを目的とする。
ものであり、微細藻類の生物活性を高く維持することに
よって、排ガス中のCO2 を効率的かつ実用的に固定化
することができる微細藻類によるCO2 固定化装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光透過面を有する密閉型反応器と、この反応器内に収納
され微細藻類が付着した担体と、CO2 を含む排ガスを
前記反応器内に供給する排ガス供給手段と、前記反応器
からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排出手段と、
前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を
回収する微細藻類回収手段とを備え、前記担体は内部
に、両端が開放された空洞を有し、この空洞は光の入射
方向に延び、担体の外面または空洞内面に微細藻類が付
着していることを特徴とするCO2固定化装置である。
光透過面を有する密閉型反応器と、この反応器内に収納
され微細藻類が付着した担体と、CO2 を含む排ガスを
前記反応器内に供給する排ガス供給手段と、前記反応器
からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排出手段と、
前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を
回収する微細藻類回収手段とを備え、前記担体は内部
に、両端が開放された空洞を有し、この空洞は光の入射
方向に延び、担体の外面または空洞内面に微細藻類が付
着していることを特徴とするCO2固定化装置である。
【0014】請求項2記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、前記担体は微細藻類が付着した担体
本体と、この担体本体を支持する支持体とからなり、支
持体は光の入射方向に延びていることを特徴とするCO
2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、前記担体は微細藻類が付着した担体
本体と、この担体本体を支持する支持体とからなり、支
持体は光の入射方向に延びていることを特徴とするCO
2 固定化装置である。
【0015】請求項3記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、入射光を反射または集光させ、光を
微細藻類の表面に照射させる反射または集光手段を設け
たことを特徴とするCO2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、入射光を反射または集光させ、光を
微細藻類の表面に照射させる反射または集光手段を設け
たことを特徴とするCO2 固定化装置である。
【0016】請求項4記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、前記担体は光ファイバからなること
を特徴とするCO2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、前記担体は光ファイバからなること
を特徴とするCO2 固定化装置である。
【0017】請求項5記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、流入する廃水を
殺菌処理する殺菌処理装置を有することを特徴とするC
O2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、流入する廃水を
殺菌処理する殺菌処理装置を有することを特徴とするC
O2 固定化装置である。
【0018】請求項6記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、水溶液中の窒素
/リン含量比を1以下に調整する調整手段を有すること
を特徴とするCO2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、水溶液中の窒素
/リン含量比を1以下に調整する調整手段を有すること
を特徴とするCO2 固定化装置である。
【0019】請求項7記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、水溶液中の窒素
除去装置を有することを特徴とするCO2 固定化装置で
ある。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、水溶液供給手段は、水溶液中の窒素
除去装置を有することを特徴とするCO2 固定化装置で
ある。
【0020】請求項8記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、反応器の光透過面内側に、水滴除去
手段を設けたことを特徴とするCO2 固定化装置であ
る。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、反応器の光透過面内側に、水滴除去
手段を設けたことを特徴とするCO2 固定化装置であ
る。
【0021】請求項9記載の発明は、光透過面を有する
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、排ガス供給装置は、排ガス中の有害
物質を除去する有害物質除去手段を有することを特徴と
するCO2 固定化装置である。
密閉型反応器と、この反応器内に収納され微細藻類が付
着した担体と、CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供
給する排ガス供給手段と、前記反応器からの処理ガスを
外方へ排出する処理ガス排出手段と、前記反応器内の微
細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給手段と、増殖した
微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する微細藻類
回収手段とを備え、排ガス供給装置は、排ガス中の有害
物質を除去する有害物質除去手段を有することを特徴と
するCO2 固定化装置である。
【0022】請求項1記載の発明によれば、内部が空洞
でかつ両端が開放された担体の表面に微細藻類を付着さ
せており、入射側の光のみならず、担体の深層部まで入
射した光も利用することにより、光の利用効率が高くな
り微細藻類のCO2 固定化速度が向上する。
でかつ両端が開放された担体の表面に微細藻類を付着さ
せており、入射側の光のみならず、担体の深層部まで入
射した光も利用することにより、光の利用効率が高くな
り微細藻類のCO2 固定化速度が向上する。
【0023】請求項2記載の発明によれば、担体本体を
支持する支持体は光の入射方向に延びているので、入射
光が担体本体の深層部まで入射する。このため微細藻類
と排ガス中のCO2 との接触効率が高まると同時に、光
利用効率が高くなって、微細藻類のCO2 固定化速度が
向上する。
支持する支持体は光の入射方向に延びているので、入射
光が担体本体の深層部まで入射する。このため微細藻類
と排ガス中のCO2 との接触効率が高まると同時に、光
利用効率が高くなって、微細藻類のCO2 固定化速度が
向上する。
【0024】請求項3記載の発明によれば、光を反射ま
たは集光させることにより、微細藻類表面の照度が増加
する。このように照度が増加することによって、CO2
固定化速度が向上する。
たは集光させることにより、微細藻類表面の照度が増加
する。このように照度が増加することによって、CO2
固定化速度が向上する。
【0025】請求項4記載の発明によれば、担体である
光ファイバの表面に微細藻類が付着しているので、光フ
ァイバの内部から入射した光および通常の光ファイバの
外部に照射される光により微細藻類全体の照度を増加さ
せて、CO2 固定化速度を向上させることができる。
光ファイバの表面に微細藻類が付着しているので、光フ
ァイバの内部から入射した光および通常の光ファイバの
外部に照射される光により微細藻類全体の照度を増加さ
せて、CO2 固定化速度を向上させることができる。
【0026】請求項5記載の発明によれば、水溶液とし
て廃水を用いるとともに、この廃水を殺菌処理装置で殺
菌することにより、雑菌が全く無いもしくは大部分減少
した状態の水溶液を微細藻類に供給することができる。
このため微細藻類は汚染されることなく、生物活性が高
く維持される。
て廃水を用いるとともに、この廃水を殺菌処理装置で殺
菌することにより、雑菌が全く無いもしくは大部分減少
した状態の水溶液を微細藻類に供給することができる。
このため微細藻類は汚染されることなく、生物活性が高
く維持される。
【0027】請求項6記載の発明によれば、窒素/リン
含量比を1以下に調製した水溶液が微細藻類に供給され
る。微細藻類は窒素が少ない状態でCO2 固定化され
て、糖が多量に生産される。
含量比を1以下に調製した水溶液が微細藻類に供給され
る。微細藻類は窒素が少ない状態でCO2 固定化され
て、糖が多量に生産される。
【0028】請求項7記載の発明によれば、水溶液とし
て窒素除去された液体を微細藻類に供給することがで
き、糖が多量に生産される。
て窒素除去された液体を微細藻類に供給することがで
き、糖が多量に生産される。
【0029】請求項8記載の発明によれば、反応器の光
透過面に結合した水滴が除去されて、光照射面の光透過
率が向上し、微細藻類の照度が高くなって、CO2 固定
化速度が向上する。
透過面に結合した水滴が除去されて、光照射面の光透過
率が向上し、微細藻類の照度が高くなって、CO2 固定
化速度が向上する。
【0030】請求項9記載の発明によれば、排ガス中の
有害物質を除去することにより、微細藻類の生物活性が
高く維持されて、CO2 固定化速度が安定する。
有害物質を除去することにより、微細藻類の生物活性が
高く維持されて、CO2 固定化速度が安定する。
【0031】
【発明の実施の形態】第1の実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。図1は本発明によるCO2 固定化装置の第1の実施
例を示す構成図である。
る。図1は本発明によるCO2 固定化装置の第1の実施
例を示す構成図である。
【0032】図1において、CO2 固定化装置は天井部
(光透過面)26を有する密閉型反応器22と、反応器
22内に収納され微細藻類24が付着した担体23と、
CO2 ガスを含む排ガスを反応器22内に供給する排ガ
ス供給管(排ガス供給手段)21と、反応器22からの
処理ガスを外方へ排出する処理ガス排出管(処理ガス排
出手段)28とを備えている。
(光透過面)26を有する密閉型反応器22と、反応器
22内に収納され微細藻類24が付着した担体23と、
CO2 ガスを含む排ガスを反応器22内に供給する排ガ
ス供給管(排ガス供給手段)21と、反応器22からの
処理ガスを外方へ排出する処理ガス排出管(処理ガス排
出手段)28とを備えている。
【0033】このうち反応器22の内部の担体23は、
ポアサイズ1.0μmのポリプロピレンろ布からなり、
この担体23の上部表面には微細藻類24としてクロレ
ラ・ケスレリーC−531株が付着されている。また光
源25の光が微細藻類24の表面に到達するように、反
応器22の天井部26は透明のアクリルからなってい
る。
ポアサイズ1.0μmのポリプロピレンろ布からなり、
この担体23の上部表面には微細藻類24としてクロレ
ラ・ケスレリーC−531株が付着されている。また光
源25の光が微細藻類24の表面に到達するように、反
応器22の天井部26は透明のアクリルからなってい
る。
【0034】また反応器22の天井部26に開閉弁29
を有する水溶液供給管30が設けられており、反応器2
2の底部には貯留部31が形成され、この貯留部31に
は開閉弁32を有する回収管33が接続されている。
を有する水溶液供給管30が設けられており、反応器2
2の底部には貯留部31が形成され、この貯留部31に
は開閉弁32を有する回収管33が接続されている。
【0035】次に本実施例の作用を以下に説明する。反
応器22内に排ガス供給管21を介して排ガス20が供
給され、供給された排ガス20中のCO2 は、担体23
の上部表面に付着された微細藻類24と接触し、水と光
源からの光25の光エネルギーを利用して、式(2)の
ように有機物として固定化される。
応器22内に排ガス供給管21を介して排ガス20が供
給され、供給された排ガス20中のCO2 は、担体23
の上部表面に付着された微細藻類24と接触し、水と光
源からの光25の光エネルギーを利用して、式(2)の
ように有機物として固定化される。
【0036】
【数2】 固定化されて排ガス20中のCO2 濃度は減少し、その
ガスは処理ガス排出管27を介して大気中に処理ガス2
7として放散される。
ガスは処理ガス排出管27を介して大気中に処理ガス2
7として放散される。
【0037】この内、水あるいはN、P、K、Mg等の
栄養塩類を含んだ液体培地、つまり水溶液34が随時開
閉弁29を開けることにより微細藻類24の表面に供給
され、微細藻類24を常に湿った状態に維持する。微細
藻類はCO2 固定化により増殖して増殖藻または微細藻
類の生産物質35となり、貯留部31に落下した後、増
殖藻懸濁液36として貯留される。この増殖藻懸濁液3
6は開閉弁32を開けて回収管33から随時排出され
る。
栄養塩類を含んだ液体培地、つまり水溶液34が随時開
閉弁29を開けることにより微細藻類24の表面に供給
され、微細藻類24を常に湿った状態に維持する。微細
藻類はCO2 固定化により増殖して増殖藻または微細藻
類の生産物質35となり、貯留部31に落下した後、増
殖藻懸濁液36として貯留される。この増殖藻懸濁液3
6は開閉弁32を開けて回収管33から随時排出され
る。
【0038】本実施例によれば、担体23としてポアサ
イズ1.0μmのポリプロピレンろ布を用いているの
で、細胞径5〜10μmの微細藻類24 クロレラケス
レリーC−531株を漏れることなく担体23上に保持
することができる。また微細藻類24としてクロレラケ
スレリーC−531株を用いたので、比較的乾燥性、雑
菌に強く、死滅しにくくなっている。さらに、反応器2
2は平板型であるので、簡単な構造となり製作コストが
低くなる。また水溶液34の供給および増殖藻懸濁液3
6の排出のため、開閉弁29、32を用いたので簡単な
操作で実施できる。
イズ1.0μmのポリプロピレンろ布を用いているの
で、細胞径5〜10μmの微細藻類24 クロレラケス
レリーC−531株を漏れることなく担体23上に保持
することができる。また微細藻類24としてクロレラケ
スレリーC−531株を用いたので、比較的乾燥性、雑
菌に強く、死滅しにくくなっている。さらに、反応器2
2は平板型であるので、簡単な構造となり製作コストが
低くなる。また水溶液34の供給および増殖藻懸濁液3
6の排出のため、開閉弁29、32を用いたので簡単な
操作で実施できる。
【0039】次に他の実施例を図2と図3に示す。図2
において、反応器22内壁に担体23を設け、排ガス2
0は反応器の底部から流入し、反応器20の天井部から
処理ガス27として排出される。図3において、反応器
22は支持板37の上に斜めに設けられ、反応器22内
面に担体23が設けられるとともに担体23と平行に光
照射部38が設けられている。排ガス20は反応器22
底部から流入して、反応器22の最上部から排出され
る。
において、反応器22内壁に担体23を設け、排ガス2
0は反応器の底部から流入し、反応器20の天井部から
処理ガス27として排出される。図3において、反応器
22は支持板37の上に斜めに設けられ、反応器22内
面に担体23が設けられるとともに担体23と平行に光
照射部38が設けられている。排ガス20は反応器22
底部から流入して、反応器22の最上部から排出され
る。
【0040】このように、反応器22は水平、斜め、垂
直といずれの方向に対しても設置でき、反応器22の構
造、設置方法、数は限定されない。担体23は反応器2
2内に固定したが、反応器22内で移動、流動させても
よい。また担体23の種類、素材、粒径、大きさ、数等
は限定されない。さらに排ガス20の反応器22内への
供給方法と、処理ガス27の排出方法と、水溶液34の
供給方法と、増殖藻懸濁液36の排出方法はいずれも図
1〜図3に示す方法以外の方法も使用可能である。例え
ばポンプ、ブロア、開閉弁、手動操作を用いることがで
きる。また微細藻類24としてクロレラケスレリーC−
531株を用いたが、他の株、他の種類を用いることも
できる。
直といずれの方向に対しても設置でき、反応器22の構
造、設置方法、数は限定されない。担体23は反応器2
2内に固定したが、反応器22内で移動、流動させても
よい。また担体23の種類、素材、粒径、大きさ、数等
は限定されない。さらに排ガス20の反応器22内への
供給方法と、処理ガス27の排出方法と、水溶液34の
供給方法と、増殖藻懸濁液36の排出方法はいずれも図
1〜図3に示す方法以外の方法も使用可能である。例え
ばポンプ、ブロア、開閉弁、手動操作を用いることがで
きる。また微細藻類24としてクロレラケスレリーC−
531株を用いたが、他の株、他の種類を用いることも
できる。
【0041】第2の実施例 図4および図5は本発明によるCO2 固定化装置の第2
の実施例を示す構成図である。図4および図5におい
て、図1に示す第1の実施例と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。図4に示すように、反応
器23内に上端と下端が開放された空洞23aを有する
担体23がます目状に配設されている。そしてこの空洞
23aは光源からの光25の入射方向に延びている。そ
して担体23の空洞23a内面に微細藻類24が付着さ
れている。また排ガス供給管21は、反応器23の貯留
部31に接続されている。
の実施例を示す構成図である。図4および図5におい
て、図1に示す第1の実施例と同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。図4に示すように、反応
器23内に上端と下端が開放された空洞23aを有する
担体23がます目状に配設されている。そしてこの空洞
23aは光源からの光25の入射方向に延びている。そ
して担体23の空洞23a内面に微細藻類24が付着さ
れている。また排ガス供給管21は、反応器23の貯留
部31に接続されている。
【0042】図4および図5において、反応器22内の
貯留部31内に供給された排ガス20は、担体23の下
端から担体23の空洞23a内を上向流で流れる。図5
に示すように、担体23の空洞23a表面に付着した微
細藻類24は、供給された排ガス20中のCO2 と接触
し、光25の光エネルギを用いてCO2 固定化を行う。
CO2 濃度が減少したガスは処理ガス排出管28を経て
処理ガス27として排出される。
貯留部31内に供給された排ガス20は、担体23の下
端から担体23の空洞23a内を上向流で流れる。図5
に示すように、担体23の空洞23a表面に付着した微
細藻類24は、供給された排ガス20中のCO2 と接触
し、光25の光エネルギを用いてCO2 固定化を行う。
CO2 濃度が減少したガスは処理ガス排出管28を経て
処理ガス27として排出される。
【0043】本実施例によれば、担体23の空洞23a
が光の入射方向に延びているので、光エネルギを空洞2
3a内面の微細藻類24へ確実に照射することができ
る。また担体23としてます目状担体23を用いたの
で、製作が容易で低コストとなる。反応器22の貯留部
31は排ガス20の供給部であるとともに、増殖した微
細藻類の貯留部ともなるので、反応器22の容積の縮小
化が図れる。
が光の入射方向に延びているので、光エネルギを空洞2
3a内面の微細藻類24へ確実に照射することができ
る。また担体23としてます目状担体23を用いたの
で、製作が容易で低コストとなる。反応器22の貯留部
31は排ガス20の供給部であるとともに、増殖した微
細藻類の貯留部ともなるので、反応器22の容積の縮小
化が図れる。
【0044】なお反応器22の構造、大きさ、数および
配管の位置、数等は図4および図5に示すものに限定さ
れることはない。また、担体23に関しても種々の形状
が可能である。例えば、図6に示す円筒形の担体23e
を用いてもよい。この場合は、図7に示すように担体2
3の空洞23a内に微細藻類24が付着されている。ま
た図8に示すように、直方形の担体23を一定の間隔で
配置することもできる。この場合は図9に示すように担
体23の内側に排ガス20を通過させる。さらに図4乃
至図9において、空洞23aを有する担体23の外側に
微細藻類24を付着させてもよい。
配管の位置、数等は図4および図5に示すものに限定さ
れることはない。また、担体23に関しても種々の形状
が可能である。例えば、図6に示す円筒形の担体23e
を用いてもよい。この場合は、図7に示すように担体2
3の空洞23a内に微細藻類24が付着されている。ま
た図8に示すように、直方形の担体23を一定の間隔で
配置することもできる。この場合は図9に示すように担
体23の内側に排ガス20を通過させる。さらに図4乃
至図9において、空洞23aを有する担体23の外側に
微細藻類24を付着させてもよい。
【0045】第3の実施例 図10および図11は本発明によるCO2 固定化装置の
第3の実施例を示す構成図である。図10および図11
において、図1に示す第1の実施例と同一部分には同一
符号を付して詳細な説明は省略する。図10および図1
1に示すように、反応器22内には担体23が配設さ
れ、この担体23は微細藻類24が付着した多数の担体
本体42aと、この担体本体42aを支持する複数の支
持棒41とからなり、担体23は全体として保持槽40
に保持されている。また各支持棒41は光の入射方向に
延びている。
第3の実施例を示す構成図である。図10および図11
において、図1に示す第1の実施例と同一部分には同一
符号を付して詳細な説明は省略する。図10および図1
1に示すように、反応器22内には担体23が配設さ
れ、この担体23は微細藻類24が付着した多数の担体
本体42aと、この担体本体42aを支持する複数の支
持棒41とからなり、担体23は全体として保持槽40
に保持されている。また各支持棒41は光の入射方向に
延びている。
【0046】本実施例において、図11に示すように、
支持棒41と担体本体42aの表面に付着した微細藻類
24の間隙を排ガス20が通過する。排ガス20の通過
過程で光源からの光25の光エネルギーにより排ガス中
のCO2 固定化が行われる。
支持棒41と担体本体42aの表面に付着した微細藻類
24の間隙を排ガス20が通過する。排ガス20の通過
過程で光源からの光25の光エネルギーにより排ガス中
のCO2 固定化が行われる。
【0047】担体23の構成、形状、数は、図10およ
び図11に限定されるものではない。例えば図12と図
13に示すように、担体23を構成する担体本体42b
を8の字状としてもよい。また、図14と図15に示す
ように、担体23の担体本体42cをたんざく状として
もよい。さらにまた、支持棒41の代わりに平板の支持
体を用いて、その上に担体本体42a〜cを接続させて
もよい。
び図11に限定されるものではない。例えば図12と図
13に示すように、担体23を構成する担体本体42b
を8の字状としてもよい。また、図14と図15に示す
ように、担体23の担体本体42cをたんざく状として
もよい。さらにまた、支持棒41の代わりに平板の支持
体を用いて、その上に担体本体42a〜cを接続させて
もよい。
【0048】第4の実施例 図16は本発明によるCO2 固定化装置の第4の実施例
を示す構成図である。図16において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。密閉型反応器22は一方の側面22aにおい
て建物の壁45に接続されており、他方の側面22bは
光源の光25が透過できるように透過性のアクリル製光
透過面22bとなっている。反応器22内には平板状の
担体23が配されており、この担体23の表面には微細
藻類24が付着されている。図16において、排ガス供
給管21を経て反応器22内に供給された排ガス20中
のCO2 は、微細藻類24および光源からの光25と接
触して有機物として固定化される。
を示す構成図である。図16において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。密閉型反応器22は一方の側面22aにおい
て建物の壁45に接続されており、他方の側面22bは
光源の光25が透過できるように透過性のアクリル製光
透過面22bとなっている。反応器22内には平板状の
担体23が配されており、この担体23の表面には微細
藻類24が付着されている。図16において、排ガス供
給管21を経て反応器22内に供給された排ガス20中
のCO2 は、微細藻類24および光源からの光25と接
触して有機物として固定化される。
【0049】本実施例によれば反応器22を建物の壁4
5に接続しているので、反応器22を設置するための架
台または支持体が不要となる。また、反応器22および
担体23の形状は直方体となっており、かつ底部面積が
小さいので設置スペースを小さくすることができる。
5に接続しているので、反応器22を設置するための架
台または支持体が不要となる。また、反応器22および
担体23の形状は直方体となっており、かつ底部面積が
小さいので設置スペースを小さくすることができる。
【0050】反応器22の支持体である建造物の種類、
大きさはもちろん図16に示すものに限定されない。例
えば図17のように建物の屋根46の上に反応器22を
設置してもよく、図18に示すように煙突47の側面に
円筒状の反応器22を配設してもよい。
大きさはもちろん図16に示すものに限定されない。例
えば図17のように建物の屋根46の上に反応器22を
設置してもよく、図18に示すように煙突47の側面に
円筒状の反応器22を配設してもよい。
【0051】さらにまた反応器22の構造、形状、数も
限定されることはない。例えば図19のように煙突47
の側面にます目状の反応器22を配設してもよく、その
ます目の大きさや数、形状等も限定されるものではな
い。
限定されることはない。例えば図19のように煙突47
の側面にます目状の反応器22を配設してもよく、その
ます目の大きさや数、形状等も限定されるものではな
い。
【0052】第5の実施例 図20は本発明によるCO2 固定化装置の第5の実施例
を示す構成図である。図20において、図1に示す第1
の実施例と同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省
略する。図20において、反応器22内に設けられた担
体23の天井部に、担体23から延長する光反射板50
が連結されている。この光反射板50としては鏡が用い
られている。また担体23の表面には微細藻類24が付
着している。
を示す構成図である。図20において、図1に示す第1
の実施例と同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省
略する。図20において、反応器22内に設けられた担
体23の天井部に、担体23から延長する光反射板50
が連結されている。この光反射板50としては鏡が用い
られている。また担体23の表面には微細藻類24が付
着している。
【0053】図20において、光源から発する光25
は、第1の光路51に沿って微細藻類24の表面に到達
するとともに、第2の光路52に沿って光反射板50に
より反射されて微細藻類24の表面に達する。このよう
に第1の光路51に沿った光25の光エネルギーに加え
て、第2の光路52に沿った光25の光エネルギーも利
用することができる。
は、第1の光路51に沿って微細藻類24の表面に到達
するとともに、第2の光路52に沿って光反射板50に
より反射されて微細藻類24の表面に達する。このよう
に第1の光路51に沿った光25の光エネルギーに加え
て、第2の光路52に沿った光25の光エネルギーも利
用することができる。
【0054】本実施例によれば光反射板50を担体23
から延長して設けたので、第1の光路51に沿った光が
妨害されることはなく、装置全体を単純な構造とするこ
とができる。
から延長して設けたので、第1の光路51に沿った光が
妨害されることはなく、装置全体を単純な構造とするこ
とができる。
【0055】なお光反射板50の形状、数、大きさは図
20に示すものに限定されることはない。例えば光反射
板50自体を可動にすることもできる。図21に示すよ
うに、光反射板50を担体23に軸51を中心に揺動自
在に取り付け、この軸53をベルト54を介してモータ
55に接続してもよい。光源からの光25が移動するに
つれて、照度計56の値が最大になるように制御装置5
7によりモータ55を駆動させる。
20に示すものに限定されることはない。例えば光反射
板50自体を可動にすることもできる。図21に示すよ
うに、光反射板50を担体23に軸51を中心に揺動自
在に取り付け、この軸53をベルト54を介してモータ
55に接続してもよい。光源からの光25が移動するに
つれて、照度計56の値が最大になるように制御装置5
7によりモータ55を駆動させる。
【0056】さらに図22に示すようにタイマ58によ
ってモータ55を駆動させてもよい。このように光反射
板50の駆動方式は特に限定されるものではない。
ってモータ55を駆動させてもよい。このように光反射
板50の駆動方式は特に限定されるものではない。
【0057】第6の実施例 図23は本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施例
に示す構成図である。図23において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。反応器22内に設けられた担体23の上方
に、支持体61によりレンズ等の集光装置60が固定さ
れている。この場合、集光装置60は担体23に直交し
ている。
に示す構成図である。図23において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。反応器22内に設けられた担体23の上方
に、支持体61によりレンズ等の集光装置60が固定さ
れている。この場合、集光装置60は担体23に直交し
ている。
【0058】図23において光源から光25は、集光装
置60により集光し、照度が高くなった後、微細藻類2
4の表面に照射される。集光装置60により集光した光
は担体23の深部の微細藻類24まで到達する。
置60により集光し、照度が高くなった後、微細藻類2
4の表面に照射される。集光装置60により集光した光
は担体23の深部の微細藻類24まで到達する。
【0059】本実施例によれば、担体23の上方に集光
装置60を取り付けることにより、容易に照度を高める
ことができる。また担体23に直交して集光装置60を
設けたので、光源の光25の光エネルギーを最大限に利
用することができる。
装置60を取り付けることにより、容易に照度を高める
ことができる。また担体23に直交して集光装置60を
設けたので、光源の光25の光エネルギーを最大限に利
用することができる。
【0060】なお集光装置60の種類、方式、数は図2
3に示すものに限定されない。例えば集光装置60とし
て、パラボラコレクタ、ヘリオスタット等の集光器や、
特定の波長を吸収するフィルタを使用してもよい。また
図24に示すように、担体23の底部62にガラス等の
光透過性の素材62を連結し、さらにその下方に光反射
板63を設けることにより、集光装置60で集光した光
を素材62を透過させた後光反射板63で反射させて担
体23底部付近の微細藻類24に照射してもよい。
3に示すものに限定されない。例えば集光装置60とし
て、パラボラコレクタ、ヘリオスタット等の集光器や、
特定の波長を吸収するフィルタを使用してもよい。また
図24に示すように、担体23の底部62にガラス等の
光透過性の素材62を連結し、さらにその下方に光反射
板63を設けることにより、集光装置60で集光した光
を素材62を透過させた後光反射板63で反射させて担
体23底部付近の微細藻類24に照射してもよい。
【0061】また図25に示すように集光装置60の下
方の担体23の内部に光ファイバ64を挿入し、光源か
らの光25を集光装置60で集光し光ファイバ64の照
射部65aから微細藻類24に照射してもよい。
方の担体23の内部に光ファイバ64を挿入し、光源か
らの光25を集光装置60で集光し光ファイバ64の照
射部65aから微細藻類24に照射してもよい。
【0062】また図26に示すように光ファイバ64
に、担体23全面にわたる照射部65bを設けてもよ
い。また図27に示すように担体23の外部に光ファイ
バを配設し、光ファイバ64の照射部65cを担体23
底部の光透過性素材62に接続してもよい。
に、担体23全面にわたる照射部65bを設けてもよ
い。また図27に示すように担体23の外部に光ファイ
バを配設し、光ファイバ64の照射部65cを担体23
底部の光透過性素材62に接続してもよい。
【0063】第7の実施例 図28は本発明によるCO2 固定化装置の第7の実施例
を示す構成図である。図28において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図28に示すように、反応器22内に比較的
大径の光ファイバ64を設け、この光ファイバ64自体
を担体としてその表面に微細藻類24を付着させてい
る。また光ファイバ64の表面全体に、照射部64dが
設けられている。
を示す構成図である。図28において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図28に示すように、反応器22内に比較的
大径の光ファイバ64を設け、この光ファイバ64自体
を担体としてその表面に微細藻類24を付着させてい
る。また光ファイバ64の表面全体に、照射部64dが
設けられている。
【0064】図28において光源からの光25は、第1
の光路66に沿って直接微細藻類24の表面に照射され
る。同時に、光は第2の光路67および光ファイバ64
内を順次経て微細藻類24に照射される。
の光路66に沿って直接微細藻類24の表面に照射され
る。同時に、光は第2の光路67および光ファイバ64
内を順次経て微細藻類24に照射される。
【0065】本実施例によれば大径の光ファイバ64を
担体として用い、光ファイバ64の表面全体に照射部6
4dを設けたので、光ファイバ64に付着された微細藻
類24をまんべんなく均一に照射することができる。
担体として用い、光ファイバ64の表面全体に照射部6
4dを設けたので、光ファイバ64に付着された微細藻
類24をまんべんなく均一に照射することができる。
【0066】なお図29のように、光ファイバ64の先
端に照射部65eを設けてもよい。この場合、特に下方
の微細藻類24に対して光ファイバ64の照射部65e
から強く光が当たるので、光ファイバ64の底部におい
てもCO2 固定化を促進することができる。
端に照射部65eを設けてもよい。この場合、特に下方
の微細藻類24に対して光ファイバ64の照射部65e
から強く光が当たるので、光ファイバ64の底部におい
てもCO2 固定化を促進することができる。
【0067】なお、図28および図29において、光フ
ァイバの種類、数および光源の照度、光の波長は特に限
定されない。さらに光ファイバを水平方向あるいは斜め
に配設してもよい。
ァイバの種類、数および光源の照度、光の波長は特に限
定されない。さらに光ファイバを水平方向あるいは斜め
に配設してもよい。
【0068】第8の実施例 図30は本発明によるCO2 固定化装置の第8の実施例
を示す構成図である。図30において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図30において、反応器22内の担体23と
して内部が空洞でポアサイズ0.01mm以内の中空糸
膜フィルタが用いられている。この担体23の表面に、
微細藻類24が付着されている。この担体23にはポン
プ70を有する水溶液供給管71を介して貯水槽72が
接続され、さらに担体23は排出管73を介して貯水槽
72が接続されている。また、貯水槽74には流入管7
4により水あるいは液体培地等の水溶液が流入するよう
になっている。
を示す構成図である。図30において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図30において、反応器22内の担体23と
して内部が空洞でポアサイズ0.01mm以内の中空糸
膜フィルタが用いられている。この担体23の表面に、
微細藻類24が付着されている。この担体23にはポン
プ70を有する水溶液供給管71を介して貯水槽72が
接続され、さらに担体23は排出管73を介して貯水槽
72が接続されている。また、貯水槽74には流入管7
4により水あるいは液体培地等の水溶液が流入するよう
になっている。
【0069】図30において、貯水槽72内に供給され
た水溶液34は、一定期間毎にポンプ70により担体2
3の内部に供給される。水溶液34は担体23の内部を
通過して上方に流れる過程で、担体23の孔を通過して
表面側の微細藻類24に供給される。残存する水溶液3
4は排出管73を介して貯水槽72内に返送され循環す
る。
た水溶液34は、一定期間毎にポンプ70により担体2
3の内部に供給される。水溶液34は担体23の内部を
通過して上方に流れる過程で、担体23の孔を通過して
表面側の微細藻類24に供給される。残存する水溶液3
4は排出管73を介して貯水槽72内に返送され循環す
る。
【0070】本実施例によれば、担体23として中空糸
膜フィルタを用いたので、水溶液34に圧力をかけて、
まんべんなく担体23表面に流出させて微細藻類24に
供給することができる。また循環ラインとして排出管7
3を設けたので水溶液34の使用量を少なくすることが
できる。
膜フィルタを用いたので、水溶液34に圧力をかけて、
まんべんなく担体23表面に流出させて微細藻類24に
供給することができる。また循環ラインとして排出管7
3を設けたので水溶液34の使用量を少なくすることが
できる。
【0071】なお、担体23の種類、大きさ、数は特に
図30に示すものに限定されない。例えば図31に示す
ように、担体23としてろ布を用い、この担体23の表
面に0.01mm以下の孔75を開けたものを使用して
もよい。
図30に示すものに限定されない。例えば図31に示す
ように、担体23としてろ布を用い、この担体23の表
面に0.01mm以下の孔75を開けたものを使用して
もよい。
【0072】また、水溶液34の供給方法も特に限定さ
れない。例えば貯水槽72底部に開閉弁76を有する水
溶液供給管77を連結し、この水溶液供給管77を介し
て水溶液を供給することもできる。
れない。例えば貯水槽72底部に開閉弁76を有する水
溶液供給管77を連結し、この水溶液供給管77を介し
て水溶液を供給することもできる。
【0073】第9の実施例 図32は本発明によるCO2 固定化装置の第9の実施例
を示す構成図である。図32において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図32に示すように、反応器22内に垂直に
設けられた担体23の上方に担体23と同一巾の円筒管
78が設けられ、この円筒管78の側面に孔79が形成
されている。この円筒管78は水溶液34を供給する水
溶液供給管となっている。
を示す構成図である。図32において、図1に示す第1
の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は
省略する。図32に示すように、反応器22内に垂直に
設けられた担体23の上方に担体23と同一巾の円筒管
78が設けられ、この円筒管78の側面に孔79が形成
されている。この円筒管78は水溶液34を供給する水
溶液供給管となっている。
【0074】水溶液34は、円筒管78の一端から供給
され、この円筒管78内の水溶液は孔79から担体23
の表面に付着した微細藻類24に供給される。
され、この円筒管78内の水溶液は孔79から担体23
の表面に付着した微細藻類24に供給される。
【0075】本実施例によれば、担体23の上方に担体
23と同一巾の円筒管78を設けたので、円筒管78の
孔79から微細藻類24の表面に水溶液34を均一に供
給することができ、また光の照射の妨害も抑制できる。
また担体23は垂直に設けられているので、担体23に
沿って水溶液34を自然落下により供給することがで
き、運転コストを下げることができる。
23と同一巾の円筒管78を設けたので、円筒管78の
孔79から微細藻類24の表面に水溶液34を均一に供
給することができ、また光の照射の妨害も抑制できる。
また担体23は垂直に設けられているので、担体23に
沿って水溶液34を自然落下により供給することがで
き、運転コストを下げることができる。
【0076】なお、円筒管78の代わりに、図33に示
すようにスプレー80を多数担体23の上方に設けて水
溶液34を噴出させてもよい。また、図34に示すよう
に越流ドレン81を担体23の最上部に流入し、担体2
3に設けた越流ぜき81aから水溶液34を担体23に
沿って流下させてもよい。
すようにスプレー80を多数担体23の上方に設けて水
溶液34を噴出させてもよい。また、図34に示すよう
に越流ドレン81を担体23の最上部に流入し、担体2
3に設けた越流ぜき81aから水溶液34を担体23に
沿って流下させてもよい。
【0077】また担体23の配置、構造、数は特に限定
されない。すなわち図32乃至図34では、担体23を
垂直に設けているが、斜め、または水平に設けてもよ
い。
されない。すなわち図32乃至図34では、担体23を
垂直に設けているが、斜め、または水平に設けてもよ
い。
【0078】第10の実施例 図35は本発明によるCO2 固定化装置の第10の実施
例を示す構成図である。図35において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図35に示すように、反応器22内には八
の字状の担体23が垂直に多数設けられ、反応器22の
上部には開閉弁82を有する水溶液供給管83が設けら
れている。また反応器22の底部には、開閉弁84を有
する回収管85が設けられている。
例を示す構成図である。図35において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図35に示すように、反応器22内には八
の字状の担体23が垂直に多数設けられ、反応器22の
上部には開閉弁82を有する水溶液供給管83が設けら
れている。また反応器22の底部には、開閉弁84を有
する回収管85が設けられている。
【0079】さらに反応器22には担体23の最上部と
同一高さに第1の水位計86が設けられ、担体23の最
下部と同じ高さに第2の水位計87が設けられている。
これらの水位計86,87および開閉弁82,84は、
制御装置88に電気的に接続されている。
同一高さに第1の水位計86が設けられ、担体23の最
下部と同じ高さに第2の水位計87が設けられている。
これらの水位計86,87および開閉弁82,84は、
制御装置88に電気的に接続されている。
【0080】図35において一定期間ごと、例えば1日
に1回、制御装置88により開閉弁82が開となり水溶
液供給管83から水溶液34が反応器22内に供給され
る。水溶液34が第1の水位計86に達した時点で制御
装置88により開閉弁82を閉じて水溶液の供給を停止
する。一定時間後、例えば10分後開閉弁84を開けて
反応器22内の水溶液が排出される。このような操作に
より微細藻類24はすべて水溶液34に浸り生物活性は
維持される。
に1回、制御装置88により開閉弁82が開となり水溶
液供給管83から水溶液34が反応器22内に供給され
る。水溶液34が第1の水位計86に達した時点で制御
装置88により開閉弁82を閉じて水溶液の供給を停止
する。一定時間後、例えば10分後開閉弁84を開けて
反応器22内の水溶液が排出される。このような操作に
より微細藻類24はすべて水溶液34に浸り生物活性は
維持される。
【0081】本実施例によれば制御装置88、開閉弁8
2,84による自動制御により維持管理を容易に行うこ
とができる。また第1の水位計86と第2の水位計87
をそれぞれ担体23の最上部と最下部に設けたので、微
細藻類24全面に均一に水溶液34を供給することがで
きる。
2,84による自動制御により維持管理を容易に行うこ
とができる。また第1の水位計86と第2の水位計87
をそれぞれ担体23の最上部と最下部に設けたので、微
細藻類24全面に均一に水溶液34を供給することがで
きる。
【0082】なお、制御方法、水位を検知するセンサ、
水位計の位置、反応器22と担体23の構造、配列、数
等は図35に示すものに限定されるものではない。例え
ば図36に示すように、制御装置88の代わりにタイマ
ー機能を有する機構88aを用いてもよい。
水位計の位置、反応器22と担体23の構造、配列、数
等は図35に示すものに限定されるものではない。例え
ば図36に示すように、制御装置88の代わりにタイマ
ー機能を有する機構88aを用いてもよい。
【0083】第11の実施例 図37は本発明によるCO2 固定化装置の第10の実施
例を示す構成図である。図37において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図37に示すように、処理水管91から下
水処理水90が貯水槽92に流入し、この貯水槽92内
の処理水は、ポンプ93を有する送り管94を経て、U
F膜95の入口に流入する。UF膜95の出口は、戻り
管96を介して貯水槽92と連結されている。UF膜9
5の透過側は、流出管97を介して反応器22に連結さ
れている。
例を示す構成図である。図37において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図37に示すように、処理水管91から下
水処理水90が貯水槽92に流入し、この貯水槽92内
の処理水は、ポンプ93を有する送り管94を経て、U
F膜95の入口に流入する。UF膜95の出口は、戻り
管96を介して貯水槽92と連結されている。UF膜9
5の透過側は、流出管97を介して反応器22に連結さ
れている。
【0084】図37において貯水槽92に供給された下
水処理水90は、ポンプ93の駆動によってUF膜95
に供給され、戻り管96を介して貯水槽92に戻され
る。この間、UF膜95により下水処理水90中の大腸
菌、細菌等の雑菌が除去され、殺菌された下水処理水9
0が流出管97を経て反応器22に水溶液として供給さ
れる。
水処理水90は、ポンプ93の駆動によってUF膜95
に供給され、戻り管96を介して貯水槽92に戻され
る。この間、UF膜95により下水処理水90中の大腸
菌、細菌等の雑菌が除去され、殺菌された下水処理水9
0が流出管97を経て反応器22に水溶液として供給さ
れる。
【0085】本実施例によれば、UF膜95により下水
処理水90が殺菌されるので、短時間に多量の栄養塩あ
るいは水を反応器22側へ供給することができる。また
下水処理水90を水溶液として用いたので、雑菌が比較
的少なく殺菌が容易となる。
処理水90が殺菌されるので、短時間に多量の栄養塩あ
るいは水を反応器22側へ供給することができる。また
下水処理水90を水溶液として用いたので、雑菌が比較
的少なく殺菌が容易となる。
【0086】水溶液およびその殺菌方法は図37に限定
されるものではない。例えば、図38に示すように、オ
ゾン発生器98で発生したオゾンガスを管99を介して
オゾン反応槽100に供給して下水処理水90を殺菌す
ることも可能である。排オゾン101は管102から排
出され、殺菌した下水処理水90はポンプ103を作動
させて流出管104を経て反応器22に供給される。ま
た図39に示すように紫外線反応槽105内に紫外線発
生器106に接続された紫外線ランプ107を挿入して
紫外線照射により下水処理水90を殺菌させてもよい。
また図40に示すように、排ガス20を管108を介し
て殺菌槽109に供給してバブリングさせ、排ガス20
の熱、例えば200℃の高温との接触により下水処理水
90を殺菌して反応槽22に供給してもよい。排ガス2
0は、さらに排ガス供給管110を介して反応槽22に
供給され、処理ガス排出管111から大気へ排出され
る。その他、下水処理水90を殺菌する方法として、オ
ートクレーブ(加圧蒸気殺菌)等の殺菌方法も使用でき
る。
されるものではない。例えば、図38に示すように、オ
ゾン発生器98で発生したオゾンガスを管99を介して
オゾン反応槽100に供給して下水処理水90を殺菌す
ることも可能である。排オゾン101は管102から排
出され、殺菌した下水処理水90はポンプ103を作動
させて流出管104を経て反応器22に供給される。ま
た図39に示すように紫外線反応槽105内に紫外線発
生器106に接続された紫外線ランプ107を挿入して
紫外線照射により下水処理水90を殺菌させてもよい。
また図40に示すように、排ガス20を管108を介し
て殺菌槽109に供給してバブリングさせ、排ガス20
の熱、例えば200℃の高温との接触により下水処理水
90を殺菌して反応槽22に供給してもよい。排ガス2
0は、さらに排ガス供給管110を介して反応槽22に
供給され、処理ガス排出管111から大気へ排出され
る。その他、下水処理水90を殺菌する方法として、オ
ートクレーブ(加圧蒸気殺菌)等の殺菌方法も使用でき
る。
【0087】また、水溶液として下水処理水90を用い
たが、廃水処理水や下水や廃水も使用でき、それらのプ
ロセスの工程水も使用可能である。
たが、廃水処理水や下水や廃水も使用でき、それらのプ
ロセスの工程水も使用可能である。
【0088】第12の実施例 図41は本発明によるCO2 固定化装置の第12の実施
例を示す構成図である。図41において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図41に示すように、N水溶液120が開
閉弁121を有する流入管122を経て混合槽126内
に流入し、またP水溶液123が開閉弁124を有する
流入管125を経て混合槽126内に流入する。混合槽
126底部は、ポンプ127を有する水溶液供給管12
8を介して反応器22に連結されている。また混合槽1
26内には撹拌機129が配設され、撹拌機129は開
閉弁121、124とともに制御装置130に電気的に
接続される。
例を示す構成図である。図41において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図41に示すように、N水溶液120が開
閉弁121を有する流入管122を経て混合槽126内
に流入し、またP水溶液123が開閉弁124を有する
流入管125を経て混合槽126内に流入する。混合槽
126底部は、ポンプ127を有する水溶液供給管12
8を介して反応器22に連結されている。また混合槽1
26内には撹拌機129が配設され、撹拌機129は開
閉弁121、124とともに制御装置130に電気的に
接続される。
【0089】図41において、混合槽126内のN/P
含量比が0.5になるように、開閉弁121、124の
開時間が1:0.5に設定され、N水溶液120とP水
溶液123が混合槽126に供給され撹拌機129によ
り混合される。次にポンプ127が作動して反応器22
に水溶液が供給される。
含量比が0.5になるように、開閉弁121、124の
開時間が1:0.5に設定され、N水溶液120とP水
溶液123が混合槽126に供給され撹拌機129によ
り混合される。次にポンプ127が作動して反応器22
に水溶液が供給される。
【0090】本実施例によれば、N水溶液120とP水
溶液123とを別々に混合槽126内に流入させたので
調製が容易となり、水溶液の調製制御が簡単となる。
溶液123とを別々に混合槽126内に流入させたので
調製が容易となり、水溶液の調製制御が簡単となる。
【0091】なお、N水溶液とP水溶液とを分離せず
に、全て調製済みのNとPが混合した水溶液を用いるこ
ともできる。またNとPとそれ以外の栄養塩の各水溶液
を予め分離しておき、これらの水溶液を混合してもよ
い。また、混合槽126を設けることなく、各水溶液を
直接反応器22に投入することもできる。
に、全て調製済みのNとPが混合した水溶液を用いるこ
ともできる。またNとPとそれ以外の栄養塩の各水溶液
を予め分離しておき、これらの水溶液を混合してもよ
い。また、混合槽126を設けることなく、各水溶液を
直接反応器22に投入することもできる。
【0092】第13の実施例 図42は本発明によるCO2 固定化装置の第13の実施
例を示す構成図である。図42において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図42に示すように、下水131がポンプ
132を有する流入管133を介して回分反応槽134
に流入し、回分反応槽134は、ポンプ135を有する
水溶液供給管136を介して反応器22に連結されてい
る。回分反応槽134内には撹拌器137が挿入され、
回分反応槽134の底部は、空気管138を介して空気
源139に連結されている。
例を示す構成図である。図42において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図42に示すように、下水131がポンプ
132を有する流入管133を介して回分反応槽134
に流入し、回分反応槽134は、ポンプ135を有する
水溶液供給管136を介して反応器22に連結されてい
る。回分反応槽134内には撹拌器137が挿入され、
回分反応槽134の底部は、空気管138を介して空気
源139に連結されている。
【0093】図42において、ポンプ132を駆動して
供給された下水131は、回分反応器134内の汚泥生
物と、空気源139からの空気とによって好気(硝化反
応)となる。次に空気源139からの空気が停止して攪
拌器137を動かすと、下水は嫌気(脱窒反応)とな
り、このようにしてNが除去される。Nが除かれた水は
ポンプ135を動かすことにより、水溶液供給管136
から反応器22に供給される。
供給された下水131は、回分反応器134内の汚泥生
物と、空気源139からの空気とによって好気(硝化反
応)となる。次に空気源139からの空気が停止して攪
拌器137を動かすと、下水は嫌気(脱窒反応)とな
り、このようにしてNが除去される。Nが除かれた水は
ポンプ135を動かすことにより、水溶液供給管136
から反応器22に供給される。
【0094】本実施例によれば単一の回分反応槽134
においてNを除去することができるので、省スペース化
が達成できる。また下水131を用いたので他の下水処
理プロセスの流入負荷が低減できる。
においてNを除去することができるので、省スペース化
が達成できる。また下水131を用いたので他の下水処
理プロセスの流入負荷が低減できる。
【0095】なお、図42に示すN2 除去方法の代わり
に、図43に示すような嫌気好気循環法、図44に示す
ような水素供与体添加脱窒法等を用いることができる。
すなわち図43において嫌気槽140と好気槽14とを
連結し、さらに好気槽14に沈殿槽が連結されている。
また好気槽141と嫌気槽140との間には、ポンプ1
42を有する管143が設けられ、また好気槽141と
沈殿槽145との間に管144により連結されている。
に、図43に示すような嫌気好気循環法、図44に示す
ような水素供与体添加脱窒法等を用いることができる。
すなわち図43において嫌気槽140と好気槽14とを
連結し、さらに好気槽14に沈殿槽が連結されている。
また好気槽141と嫌気槽140との間には、ポンプ1
42を有する管143が設けられ、また好気槽141と
沈殿槽145との間に管144により連結されている。
【0096】また図44において、消化液146がポン
プ132を有する流入管133により脱窒槽151に流
入し、メタノール147がポンプ148を有する流入管
149により脱窒槽151に流入する。脱窒槽151に
は撹拌機150が設けられ、脱窒槽151にはポンプ1
35を有する水溶液供給管136を介して反応器22が
連結されている。
プ132を有する流入管133により脱窒槽151に流
入し、メタノール147がポンプ148を有する流入管
149により脱窒槽151に流入する。脱窒槽151に
は撹拌機150が設けられ、脱窒槽151にはポンプ1
35を有する水溶液供給管136を介して反応器22が
連結されている。
【0097】第14の実施例 図45は本発明によるCO2 固定化装置の第14の実施
例を示す構成図である。図45において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。図45に示すように、反応器22の天井部
160内側に、一対のワイパ161が対象に取り付けら
れている。各ワイパ161はその一端に設けられた軸1
62を中心として揺動し、ワイパ161はベルト163
を介してモータ164に接続されている。
例を示す構成図である。図45において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。図45に示すように、反応器22の天井部
160内側に、一対のワイパ161が対象に取り付けら
れている。各ワイパ161はその一端に設けられた軸1
62を中心として揺動し、ワイパ161はベルト163
を介してモータ164に接続されている。
【0098】図45において、反応器22の天井部16
0の内側表面に水滴165が形成されている。モータ1
64を一定時間駆動させると、一方のワイパ161は第
1の軌道166の方向に90゜動いて停止する。次に他
方のワイパ161を第2の軌道167の方向に90゜動
かして停止させる。この一対のワイパ161により、天
井部160の水滴165全部を掻き落として反応器22
底部に貯留することができる。
0の内側表面に水滴165が形成されている。モータ1
64を一定時間駆動させると、一方のワイパ161は第
1の軌道166の方向に90゜動いて停止する。次に他
方のワイパ161を第2の軌道167の方向に90゜動
かして停止させる。この一対のワイパ161により、天
井部160の水滴165全部を掻き落として反応器22
底部に貯留することができる。
【0099】本実施例によれば一対のワイパ161を用
いたので、天井部160の水滴165を全て除去するこ
とができる。
いたので、天井部160の水滴165を全て除去するこ
とができる。
【0100】なお一対のワイパ161の代わりに、図4
6に示すように、天井部160に接する円筒管168を
支持板170の上で摺動自在とし、この円筒管168を
支持棒169により往復させてもよい。また図47に示
すように、天井部160に接する平板171を支持棒1
69により往復させてもよい。
6に示すように、天井部160に接する円筒管168を
支持板170の上で摺動自在とし、この円筒管168を
支持棒169により往復させてもよい。また図47に示
すように、天井部160に接する平板171を支持棒1
69により往復させてもよい。
【0101】また、ワイパ161、円筒管168および
平板171の構造は、図45乃至図47のものには限定
されない。例えばワイパ161、円筒管168および平
板171として、ブラシやプラスチック等軟質の素材を
用いてもよい。
平板171の構造は、図45乃至図47のものには限定
されない。例えばワイパ161、円筒管168および平
板171として、ブラシやプラスチック等軟質の素材を
用いてもよい。
【0102】第15の実施例 図48は本発明によるCO2 固定化装置の第15の実施
例を示す構成図である。図48において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図48に示すように、多数の孔181を有
する空気管182が反応器22の天井部160内面付近
に配設され、空気管182は空気源180に接続されて
いる。
例を示す構成図である。図48において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図48に示すように、多数の孔181を有
する空気管182が反応器22の天井部160内面付近
に配設され、空気管182は空気源180に接続されて
いる。
【0103】図48において、空気源180からの空気
が空気管182から天井部160に向けて噴出する。こ
のことにより、天井部160内面にガス流が起こり、水
滴165が飛ばされて水滴165が反応器22底部に落
下する。
が空気管182から天井部160に向けて噴出する。こ
のことにより、天井部160内面にガス流が起こり、水
滴165が飛ばされて水滴165が反応器22底部に落
下する。
【0104】本実施例によれば、空気管182に多数の
孔181が設けられ、空気管182から天井部160に
空気を噴出させるので、水滴165の多くを迅速に除去
できる。
孔181が設けられ、空気管182から天井部160に
空気を噴出させるので、水滴165の多くを迅速に除去
できる。
【0105】なおガスの種類、噴出の方法および空気管
の位置、および数は図48に示すものに限定されない。
例えば図49に示すように、空気管183を垂直に複数
個立ててもよいし、この空気管183を反応器22内の
担体23の内部に埋め込んでもよい。
の位置、および数は図48に示すものに限定されない。
例えば図49に示すように、空気管183を垂直に複数
個立ててもよいし、この空気管183を反応器22内の
担体23の内部に埋め込んでもよい。
【0106】また図50に示すように、空気管185を
管184の孔184a内に挿入するとともに、空気管1
85を移動させて天井部160の水滴165の多い部分
にガスを噴出することもできる。
管184の孔184a内に挿入するとともに、空気管1
85を移動させて天井部160の水滴165の多い部分
にガスを噴出することもできる。
【0107】図48乃至図49においてガスとして空気
を用いた例を示したが、排ガスでもその他のガスを用い
てもよい。
を用いた例を示したが、排ガスでもその他のガスを用い
てもよい。
【0108】第16の実施例 図51は本発明によるCO2 固定化装置の第16の実施
例を示す構成図である。図51において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図51に示すように、排ガス20が管19
0、冷却器191、管192、加熱器193および排ガ
ス供給管194を順次介して反応器22内に流入する。
例を示す構成図である。図51において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図51に示すように、排ガス20が管19
0、冷却器191、管192、加熱器193および排ガ
ス供給管194を順次介して反応器22内に流入する。
【0109】図51において、排ガス20は100℃の
温度で露点60℃となっている。排ガス20は冷却器1
91によって温度は25℃、露点は25℃に低下する。
次に加熱器193によって排ガス20の温度は30℃、
露点は25℃となる。この排ガス20は反応器22内に
供給され結露が防止される。
温度で露点60℃となっている。排ガス20は冷却器1
91によって温度は25℃、露点は25℃に低下する。
次に加熱器193によって排ガス20の温度は30℃、
露点は25℃となる。この排ガス20は反応器22内に
供給され結露が防止される。
【0110】本実施例によれば冷却器191と加熱器1
93を別々に設けたので、温度、露点制御が容易にな
る。
93を別々に設けたので、温度、露点制御が容易にな
る。
【0111】なお図52に示すように、冷却器191と
加熱器193とが一体型となった温度調整装置を用いる
こともできる。また図53に示すように、冷却器191
に供給する前ステップとして、加湿器195で加湿し予
備的に温度コントロールしてもよい。また図53に示す
加湿器195の代わりに、図54に示すような方式の加
湿器197を用いることもできる。
加熱器193とが一体型となった温度調整装置を用いる
こともできる。また図53に示すように、冷却器191
に供給する前ステップとして、加湿器195で加湿し予
備的に温度コントロールしてもよい。また図53に示す
加湿器195の代わりに、図54に示すような方式の加
湿器197を用いることもできる。
【0112】第17の実施例 図55は本発明によるCO2 固定化装置の第16の実施
例を示す構成図である。図55において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図55に示すように、排ガス20は管20
0から分岐して、開閉弁201を有する管202を経て
SO2 除去装置203に流入する。あるいは排ガス20
は開閉弁204を有するバイパス管205から管206
に流入する。この管206は反応器22に接続されてい
る。
例を示す構成図である。図55において、図1に示す第
1の実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図55に示すように、排ガス20は管20
0から分岐して、開閉弁201を有する管202を経て
SO2 除去装置203に流入する。あるいは排ガス20
は開閉弁204を有するバイパス管205から管206
に流入する。この管206は反応器22に接続されてい
る。
【0113】管200内にはSO2 計207が設けら
れ、このSO2 計207と開閉弁201,204は制御
装置208に電気的に接続されている。
れ、このSO2 計207と開閉弁201,204は制御
装置208に電気的に接続されている。
【0114】図55においてSO2 計27が10ppm
を超えると、開閉弁201が開、開閉弁204が閉とな
って排ガス20のSO2 がSO2 除去装置203により
除去される。SO2 が除去された排ガス20はその後反
応器22に供給される。SO2 計27が10ppm以下
の場合、開閉弁204が開、開閉弁201が閉となりバ
イパス管205を経て、排ガス20がそのまま反応器2
2に供給される。
を超えると、開閉弁201が開、開閉弁204が閉とな
って排ガス20のSO2 がSO2 除去装置203により
除去される。SO2 が除去された排ガス20はその後反
応器22に供給される。SO2 計27が10ppm以下
の場合、開閉弁204が開、開閉弁201が閉となりバ
イパス管205を経て、排ガス20がそのまま反応器2
2に供給される。
【0115】本実施例によれば、SO2 計27の設定値
によって開閉弁201,204をON−OFF制御する
ことにより、全体の構造が簡単となる。またSO2 計2
7を用いたことにより、単一のセンサーで制御が容易と
なる。
によって開閉弁201,204をON−OFF制御する
ことにより、全体の構造が簡単となる。またSO2 計2
7を用いたことにより、単一のセンサーで制御が容易と
なる。
【0116】なおSO2 計27の代わりに、他のNO2
計、CO計等、排ガス20中の有害物質センサを使用し
てもよい。センサの種類、設置場所、数は図55に示す
ものに限定されない。例えば図56に示すように、反応
器22の処理ガス排出管28にSO2 計207を設け、
制御装置208によりフィードバック制御してもよい。
また図57に示すように反応器22内にO2 計209を
設けて、制御装置208によりCO2 固定化速度を算出
してフィードバック制御してもよい。このように、セン
サも光合成活性によるものを使うことができ、制御方法
も限定されない。
計、CO計等、排ガス20中の有害物質センサを使用し
てもよい。センサの種類、設置場所、数は図55に示す
ものに限定されない。例えば図56に示すように、反応
器22の処理ガス排出管28にSO2 計207を設け、
制御装置208によりフィードバック制御してもよい。
また図57に示すように反応器22内にO2 計209を
設けて、制御装置208によりCO2 固定化速度を算出
してフィードバック制御してもよい。このように、セン
サも光合成活性によるものを使うことができ、制御方法
も限定されない。
【0117】さらに図58に示すように、複数の有害物
除去装置と、複数のセンサを配設することもできる。す
なわち図58において、SO2 計207とNO2 計21
0が管200内に配され、管206は管211と管21
2に分岐している。このうち管211は、NO2 除去装
置213および管214を順に介して反応器20に連結
され、他方管212は開閉弁215を有している。
除去装置と、複数のセンサを配設することもできる。す
なわち図58において、SO2 計207とNO2 計21
0が管200内に配され、管206は管211と管21
2に分岐している。このうち管211は、NO2 除去装
置213および管214を順に介して反応器20に連結
され、他方管212は開閉弁215を有している。
【0118】この図58においてCO2 固化装置は表4
に示すパターンで作動する。表4において各値は、設定
値と比較される。
に示すパターンで作動する。表4において各値は、設定
値と比較される。
【0119】 図4 図58の作用パターン SO2 値 NO2 値 SO2 除去装置 NO2 除去装置 大 大 ON ON 大 小 ON OFF 小 大 OFF ON 小 小 OFF OFF 図58において制御方式もPID、フィードフォアー
ド、フィードバック等種々の方式が使用可能となってい
るので、センサも有害物質濃度、量あるいは生物活性を
測定できるものならば使用することができる。
ド、フィードバック等種々の方式が使用可能となってい
るので、センサも有害物質濃度、量あるいは生物活性を
測定できるものならば使用することができる。
【0120】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、両端が開
放された空洞を光の入射方向に複数設けたので高さ方向
に光を利用でき、CO2 固定化速度が向上する。請求項
2記載の発明によれば、微細藻類と排ガス中とCO2 と
の接触効率が高まると同時に光利用効率が高くなって、
CO2 固定化速度が向上する。請求項3記載の発明によ
れば、光を反射または集光させて照度が増加されるの
で、CO2 固定化速度が向上する。請求項4記載の発明
によれば、通常の光の加えて光ファイバ内部からの光が
照射され照度を増加するので、CO2 固定化速度が向上
する。請求項5記載の発明によれば、雑菌が混じった廃
水を殺菌して微細藻類へ供給するので、汚染されること
なく生物活性が高く維持される。請求項6記載の発明に
よれば、窒素が少ない水溶液を用いるので糖が多量に生
産される。請求項7記載の発明によれば、水溶液として
窒素が除去された液体を用いるので、糖が多量に生産さ
れると同時にプラントの排出水も処理できる。請求項8
記載の発明によれば、光照射面に結露した水滴が除去さ
れて、光透過率が向上するのでCO2 固定化速度が向上
する。請求項9記載の発明によれば、効率的に排ガス中
の有害物質の除去を制御できるので、生物活性が高く維
持されて、CO2 固定化速度が安定する。
放された空洞を光の入射方向に複数設けたので高さ方向
に光を利用でき、CO2 固定化速度が向上する。請求項
2記載の発明によれば、微細藻類と排ガス中とCO2 と
の接触効率が高まると同時に光利用効率が高くなって、
CO2 固定化速度が向上する。請求項3記載の発明によ
れば、光を反射または集光させて照度が増加されるの
で、CO2 固定化速度が向上する。請求項4記載の発明
によれば、通常の光の加えて光ファイバ内部からの光が
照射され照度を増加するので、CO2 固定化速度が向上
する。請求項5記載の発明によれば、雑菌が混じった廃
水を殺菌して微細藻類へ供給するので、汚染されること
なく生物活性が高く維持される。請求項6記載の発明に
よれば、窒素が少ない水溶液を用いるので糖が多量に生
産される。請求項7記載の発明によれば、水溶液として
窒素が除去された液体を用いるので、糖が多量に生産さ
れると同時にプラントの排出水も処理できる。請求項8
記載の発明によれば、光照射面に結露した水滴が除去さ
れて、光透過率が向上するのでCO2 固定化速度が向上
する。請求項9記載の発明によれば、効率的に排ガス中
の有害物質の除去を制御できるので、生物活性が高く維
持されて、CO2 固定化速度が安定する。
【図1】本発明によるCO2 固定化装置の第1の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図2】本発明によるCO2 固定化装置の第1の実施例
の変形例を示す図。
の変形例を示す図。
【図3】本発明によるCO2 固定化装置の第1の実施例
を変形例を示す図。
を変形例を示す図。
【図4】本発明によるCO2 固定化装置の第2の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図5】図4のCO2 固定化装置の作用図。
【図6】本発明によるCO2 固定化装置の変形例を示す
構成図。
構成図。
【図7】図6のCO2 固定化装置の作用図。
【図8】本発明によるCO2 固定化装置の変形例を示す
構成図。
構成図。
【図9】図8のCO2 固定化装置の作用図。
【図10】本発明によるCO2 固定化装置の第3の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図11】図10のCO2 固定化装置の作用図。
【図12】本発明によるCO2 固定化装置の第3の実施
例の変形例を示す構成図。
例の変形例を示す構成図。
【図13】図12のCO2 固定化装置の作用図。
【図14】本発明によるCO2 固定化装置の第3の実施
例の変形例を示す構成図。
例の変形例を示す構成図。
【図15】図14のCO2 固定化装置の作用図。
【図16】本発明によるCO2 固定化装置の第4の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図17】本発明によるCO2 固定化装置の第4の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図18】本発明によるCO2 固定化装置の第4の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図19】本発明によるCO2 固定化装置の第4の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図20】本発明によるCO2 固定化装置の第5の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図21】本発明によるCO2 固定化装置の第5の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図22】本発明によるCO2 固定化装置の第5の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図23】本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図24】本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図25】本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図26】本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図27】本発明によるCO2 固定化装置の第6の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図28】本発明によるCO2 固定化装置の第7の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図29】本発明によるCO2 固定化装置の第7の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図30】本発明によるCO2 固定化装置の第8の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図31】本発明によるCO2 固定化装置の第8の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図32】本発明によるCO2 固定化装置の第9の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図33】本発明によるCO2 固定化装置の第9の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図34】本発明によるCO2 固定化装置の第9の実施
例の変形例を示す図。
例の変形例を示す図。
【図35】本発明によるCO2 固定化装置の第10の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図36】本発明によるCO2 固定化装置の第10の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図37】本発明によるCO2 固定化装置の第11の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図38】本発明によるCO2 固定化装置の第11の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図39】本発明によるCO2 固定化装置の第11の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図40】本発明によるCO2 固定化装置の第11の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図41】本発明によるCO2 固定化装置の第12の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図42】本発明によるCO2 固定化装置の第13の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図43】本発明によるCO2 固定化装置の第13の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図44】本発明によるCO2 固定化装置の第13の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図45】本発明によるCO2 固定化装置の第14の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図46】本発明によるCO2 固定化装置の第14の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図47】本発明によるCO2 固定化装置の第14の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図48】本発明によるCO2 固定化装置の第15の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図49】本発明によるCO2 固定化装置の第15の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図50】本発明によるCO2 固定化装置の第15の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図51】本発明によるCO2 固定化装置の第16の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図52】本発明によるCO2 固定化装置の第16の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図53】本発明によるCO2 固定化装置の第16の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図54】本発明によるCO2 固定化装置の第16の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図55】本発明によるCO2 固定化装置の第17の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図56】本発明によるCO2 固定化装置の第17の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図57】本発明によるCO2 固定化装置の第17の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図58】本発明によるCO2 固定化装置の第17の実
施例の変形例を示す図。
施例の変形例を示す図。
【図59】従来の微細藻類のCO2 固定化装置を示す構
成図。
成図。
【図60】試験管による実験イメージ図。
【図61】平板型反応器による実験イメージ図。
【図62】CO2 固定化実験における成分量の経日変化
グラフ。
グラフ。
20 排ガス 22 反応器 23 担体 24 微細藻類 25 光 27 処理ガス 34 水溶液 35 増殖藻 45 建物の壁 46 建物の屋根 47 煙突 50 光反射板 60 集光装置 64 光ファイバ 90 下水処理水 95 UF膜 100 オゾン反応槽 105 紫外線反応槽 109 殺菌槽 131 下水 134 回分反応槽 161 ワイパ 165 水滴 191 冷却器 193 加熱器 203 SO2 除去装置 207 SO2 計
Claims (9)
- 【請求項1】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 前記担体は内部に、両端が開放された空洞を有し、この
空洞は光の入射方向に延び、担体の外面または空洞内面
に微細藻類が付着していることを特徴とするCO2 固定
化装置。 - 【請求項2】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 前記担体は微細藻類が付着した担体本体と、この担体本
体を支持する支持体とからなり、支持体は光の入射方向
に延びていることを特徴とするCO2 固定化装置。 - 【請求項3】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 入射光を反射または集光させ、光を微細藻類の表面に照
射させる反射または集光手段を設けたことを特徴とする
CO2 固定化装置。 - 【請求項4】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 前記担体は光ファイバからなることを特徴とするCO2
固定化装置。 - 【請求項5】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 水溶液供給手段は、流入する廃水を殺菌処理する殺菌処
理装置を有することを特徴とするCO2 固定化装置。 - 【請求項6】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 水溶液供給手段は、水溶液中の窒素/リン含量比を1以
下に調整する調整手段を有することを特徴とするCO2
固定化装置。 - 【請求項7】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 水溶液供給手段は、水溶液中の窒素除去装置を有するこ
とを特徴とするCO2固定化装置。 - 【請求項8】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 反応器の光透過面内側に、水滴除去手段を設けたことを
特徴とするCO2 固定化装置。 - 【請求項9】光透過面を有する密閉型反応器と、 この反応器内に収納され微細藻類が付着した担体と、 CO2 を含む排ガスを前記反応器内に供給する排ガス供
給手段と、 前記反応器からの処理ガスを外方へ排出する処理ガス排
出手段と、 前記反応器内の微細藻類へ水溶液を供給する水溶液供給
手段と、 増殖した微細藻類または微細藻類の生産物質を回収する
微細藻類回収手段とを備え、 排ガス供給装置は、排ガス中の有害物質を除去する有害
物質除去手段を有することを特徴とするCO2 固定化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7240905A JPH0957058A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | Co2 固定化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7240905A JPH0957058A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | Co2 固定化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957058A true JPH0957058A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17066426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7240905A Pending JPH0957058A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | Co2 固定化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0957058A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-08-25 JP JP7240905A patent/JPH0957058A/ja active Pending
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