JPH095636A - 顕微鏡の観察用プレート - Google Patents
顕微鏡の観察用プレートInfo
- Publication number
- JPH095636A JPH095636A JP7148599A JP14859995A JPH095636A JP H095636 A JPH095636 A JP H095636A JP 7148599 A JP7148599 A JP 7148599A JP 14859995 A JP14859995 A JP 14859995A JP H095636 A JPH095636 A JP H095636A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- microscope
- observation
- depression
- optical system
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わら
ず、常に良好な観察状態を保つ。 【構成】 光学顕微鏡のステージ部に載せる観察用プレ
ート(1)において、その裏面側に、中央底部にくぼみ
(4)を有する円筒状の突起部(3)を、光学系の視野
中心に相当する位置に設ける。
ず、常に良好な観察状態を保つ。 【構成】 光学顕微鏡のステージ部に載せる観察用プレ
ート(1)において、その裏面側に、中央底部にくぼみ
(4)を有する円筒状の突起部(3)を、光学系の視野
中心に相当する位置に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顕微鏡の観察用プレ
ートに関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わらず、常に
良好な観察状態を保てることのできる顕微鏡の観察用プ
レートに関するものである。
ートに関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わらず、常に
良好な観察状態を保てることのできる顕微鏡の観察用プ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学顕微鏡のステージ部に載
せられる観察用プレートには、凹凸のない平坦な板材が
用いられてきている。この板材の材質については、無色
透明のガラスの他、白色及び黒色のプラスティック材を
表裏貼り合わせたものがこれまでに知られている。
せられる観察用プレートには、凹凸のない平坦な板材が
用いられてきている。この板材の材質については、無色
透明のガラスの他、白色及び黒色のプラスティック材を
表裏貼り合わせたものがこれまでに知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな観察用プレートを使用しての顕微鏡観察に当たって
は、平坦な板材であるが故に、たとえば観察対象となる
標本が生きた生命体で、移動自在な場合には、観察中に
視野内から外れてしまうことがしばしばであった。
うな観察用プレートを使用しての顕微鏡観察に当たって
は、平坦な板材であるが故に、たとえば観察対象となる
標本が生きた生命体で、移動自在な場合には、観察中に
視野内から外れてしまうことがしばしばであった。
【0004】この観察中に対象が視野から外れるという
問題は、顕微鏡を両手で持って観察する時や、顕微鏡を
置く足場が傾いている場合にも発生する。この発明は、
以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の
光学顕微鏡の欠点を解消し、観察対象や顕微鏡の使用状
態などに係わらず、常に良好な観察状態を保てることの
できる顕微鏡の観察用プレートを提供することを目的と
している。
問題は、顕微鏡を両手で持って観察する時や、顕微鏡を
置く足場が傾いている場合にも発生する。この発明は、
以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の
光学顕微鏡の欠点を解消し、観察対象や顕微鏡の使用状
態などに係わらず、常に良好な観察状態を保てることの
できる顕微鏡の観察用プレートを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、光学顕微鏡のステージ部に載せ
る観察用プレートであって、このプレートの裏面側に
は、中央底部にくぼみを有する円筒状の突起部が、光学
系の視野中心に相当する位置に設けられていることを特
徴とする顕微鏡の観察用プレートを提供する。
を解決するものとして、光学顕微鏡のステージ部に載せ
る観察用プレートであって、このプレートの裏面側に
は、中央底部にくぼみを有する円筒状の突起部が、光学
系の視野中心に相当する位置に設けられていることを特
徴とする顕微鏡の観察用プレートを提供する。
【0006】
【作 用】この発明の顕微鏡の観察用プレートにおいて
は、中央底部にくぼみを有する円筒状の突起部が、プレ
ートの裏面側における光学系の視野中心に相当する位置
に設けられているため、標本等の観察対象を突起部内の
底部くぼみに配置することにより、対象が光学系の視野
内から外れるのを防止することができる。観察対象や顕
微鏡の使用状態などに係わらず、常に良好な観察状態が
保てる。
は、中央底部にくぼみを有する円筒状の突起部が、プレ
ートの裏面側における光学系の視野中心に相当する位置
に設けられているため、標本等の観察対象を突起部内の
底部くぼみに配置することにより、対象が光学系の視野
内から外れるのを防止することができる。観察対象や顕
微鏡の使用状態などに係わらず、常に良好な観察状態が
保てる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の顕微鏡の観察用プレートについてさらに詳しく説明す
る。図1、図2及び図3は、各々、この発明の顕微鏡の
観察用プレートの一実施例を示した断面図、表面側の平
面図及び裏面側の平面図である。
の顕微鏡の観察用プレートについてさらに詳しく説明す
る。図1、図2及び図3は、各々、この発明の顕微鏡の
観察用プレートの一実施例を示した断面図、表面側の平
面図及び裏面側の平面図である。
【0008】たとえばこれらの図1、図2及び図3に示
した例においては、観察用プレート(1)の表面は、従
来と同様にほぼ平面状にとなっているが、対物レンズ、
プリズム、接眼レンズ等から構成される光学顕微鏡の光
学系の視野中心に相当する位置に、わずかに凹んだくぼ
み(2)が設けられている。くぼみ(2)は、光学系の
視野中心及び視界の目安となっている。
した例においては、観察用プレート(1)の表面は、従
来と同様にほぼ平面状にとなっているが、対物レンズ、
プリズム、接眼レンズ等から構成される光学顕微鏡の光
学系の視野中心に相当する位置に、わずかに凹んだくぼ
み(2)が設けられている。くぼみ(2)は、光学系の
視野中心及び視界の目安となっている。
【0009】このようなくぼみ(2)の大きさは、光学
系の視界の大きさよりも小さくすることができ、たとえ
ばひとまわり程小さくすることができる。また、くぼみ
(2)の形状はたとえば円形とすることができ、その深
さについてはおよそ0.3mm 程度とすることができる。も
ちろん、くぼみ(2)のこれら形状及び深さについては
何ら限定的でなく、任意とすることができる。
系の視界の大きさよりも小さくすることができ、たとえ
ばひとまわり程小さくすることができる。また、くぼみ
(2)の形状はたとえば円形とすることができ、その深
さについてはおよそ0.3mm 程度とすることができる。も
ちろん、くぼみ(2)のこれら形状及び深さについては
何ら限定的でなく、任意とすることができる。
【0010】また、観察用プレート(1)の裏面側に
は、円筒状の突起部(3)が、上記したプレート(1)
表面のくぼみ(2)と同様に、光学系の視野中心に相当
する位置に設けられている。突起部(3)の中央底部に
はくぼみ(4)が形成されている。このような突起部
(3)は、そのくぼみ(4)の内部に標本等の観察対象
が配置可能とされており、対象が配置された状態におい
て顕微鏡観察を行うことを可能としている。突起部
(3)の大きさ及び深さは、その中央底部のくぼみ
(4)の大きさ及び深さを含め、観察対象となる標本等
の大きさ、また、移動自在な生きた生命体の場合には、
その運動能力などに応じて適宜なものとすることができ
る。あるいは、光学系の視野の大きさに対応して適宜に
定めても構わない。
は、円筒状の突起部(3)が、上記したプレート(1)
表面のくぼみ(2)と同様に、光学系の視野中心に相当
する位置に設けられている。突起部(3)の中央底部に
はくぼみ(4)が形成されている。このような突起部
(3)は、そのくぼみ(4)の内部に標本等の観察対象
が配置可能とされており、対象が配置された状態におい
て顕微鏡観察を行うことを可能としている。突起部
(3)の大きさ及び深さは、その中央底部のくぼみ
(4)の大きさ及び深さを含め、観察対象となる標本等
の大きさ、また、移動自在な生きた生命体の場合には、
その運動能力などに応じて適宜なものとすることができ
る。あるいは、光学系の視野の大きさに対応して適宜に
定めても構わない。
【0011】このような観察用プレート(1)表面のく
ぼみ(2)及び裏面側の突起部(3)の存在によって、
標本等の観察対象をプレート(1)上に配置すべき位置
を瞬時に把握することができ、しかもくぼみ(2)
(4)に対象を配置すれば、とりもなおさず、その対象
は光学顕微鏡の光学系の視野内に配置されることにな
る。通常、観察用プレート(1)は、その表面を上に向
けて光学顕微鏡のステージ部に載せられるが、裏面を上
に向けて載せることもできるように、観察用プレート
(1)は裏返し可能となっている。
ぼみ(2)及び裏面側の突起部(3)の存在によって、
標本等の観察対象をプレート(1)上に配置すべき位置
を瞬時に把握することができ、しかもくぼみ(2)
(4)に対象を配置すれば、とりもなおさず、その対象
は光学顕微鏡の光学系の視野内に配置されることにな
る。通常、観察用プレート(1)は、その表面を上に向
けて光学顕微鏡のステージ部に載せられるが、裏面を上
に向けて載せることもできるように、観察用プレート
(1)は裏返し可能となっている。
【0012】すなわち、標本等の観察対象が生きた生命
体の場合や、顕微鏡を両手で持って観察する時、あるい
は顕微鏡を置く足場が傾いている場合には、観察中に対
象が顕微鏡の光学系の視野内から外れてしまうおそれが
あるため、そのような場合の顕微鏡観察に際しては、観
察用プレート(1)を裏返し、図4に示したように、突
起部(3)を上に向けて光学顕微鏡のステージ部(5)
にセットすることができる。この状態において、突起部
(3)のくぼみ(4)の内部に標本等の観察対象を配置
することにより、その対象はくぼみ(4)の縁までに留
まり、光学顕微鏡の光学系(6)の視界内から外れるの
が防止される。観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わ
らず、常に良好な観察状態が保てる。
体の場合や、顕微鏡を両手で持って観察する時、あるい
は顕微鏡を置く足場が傾いている場合には、観察中に対
象が顕微鏡の光学系の視野内から外れてしまうおそれが
あるため、そのような場合の顕微鏡観察に際しては、観
察用プレート(1)を裏返し、図4に示したように、突
起部(3)を上に向けて光学顕微鏡のステージ部(5)
にセットすることができる。この状態において、突起部
(3)のくぼみ(4)の内部に標本等の観察対象を配置
することにより、その対象はくぼみ(4)の縁までに留
まり、光学顕微鏡の光学系(6)の視界内から外れるの
が防止される。観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わ
らず、常に良好な観察状態が保てる。
【0013】さらにこの発明の観察用プレートの場合に
は、図2に例示したように、くぼみ(2)の外側の表面
周縁部に簡易スケール(7)を設けることを可能として
もいる。たとえば屋外における顕微鏡観察や近くに物差
しがないなどの場合に、簡易スケール(7)によって観
察対象の大きさを大まかに知ることができる。もちろん
この発明は、以上の例によって限定されるものではな
い。光学顕微鏡及びそのステージ部の構成及び構造等の
細部については様々な態様が可能であることは言うまで
もない。
は、図2に例示したように、くぼみ(2)の外側の表面
周縁部に簡易スケール(7)を設けることを可能として
もいる。たとえば屋外における顕微鏡観察や近くに物差
しがないなどの場合に、簡易スケール(7)によって観
察対象の大きさを大まかに知ることができる。もちろん
この発明は、以上の例によって限定されるものではな
い。光学顕微鏡及びそのステージ部の構成及び構造等の
細部については様々な態様が可能であることは言うまで
もない。
【0014】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わらず、常
に良好な光学顕微鏡による観察状態を保つことができ
る。
って、観察対象や顕微鏡の使用状態などに係わらず、常
に良好な光学顕微鏡による観察状態を保つことができ
る。
【図1】この発明の顕微鏡の観察用プレートの一実施例
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図2】図1の例の平面図である。
【図3】図1の例の平面図である。
【図4】図1の例を用いた顕微鏡観察の一使用状態を示
した一部切欠側面図である。
した一部切欠側面図である。
1 観察用プレート 2 くぼみ 3 突起部 4 くぼみ 5 ステージ部 6 光学系 7 簡易スケール
Claims (3)
- 【請求項1】 光学顕微鏡のステージ部に載せる観察用
プレートであって、このプレートの裏面側には、中央底
部にくぼみを有する円筒状の突起部が、光学系の視野中
心に相当する位置に設けられていることを特徴とする顕
微鏡の観察用プレート。 - 【請求項2】 プレートは裏返し可能とされている請求
項1記載の観察用プレート。 - 【請求項3】 プレート表面には、光学系の視野中心に
相当する位置にもう一つのくぼみが設けられている請求
項1又は2記載の観察用プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148599A JPH095636A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 顕微鏡の観察用プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148599A JPH095636A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 顕微鏡の観察用プレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095636A true JPH095636A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15456372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7148599A Pending JPH095636A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 顕微鏡の観察用プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH095636A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102442858B1 (ko) * | 2022-02-16 | 2022-09-14 | 주식회사 큐리오시스 | 원추형 나사로 고정하는 베셀홀더 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7148599A patent/JPH095636A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102442858B1 (ko) * | 2022-02-16 | 2022-09-14 | 주식회사 큐리오시스 | 원추형 나사로 고정하는 베셀홀더 |
WO2023158007A1 (ko) * | 2022-02-16 | 2023-08-24 | 주식회사 큐리오시스 | 원추형 나사로 고정하는 베셀홀더 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021022 |