JPH0956330A - ホイップクリーム製造機 - Google Patents

ホイップクリーム製造機

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JPH0956330A
JPH0956330A JP7236221A JP23622195A JPH0956330A JP H0956330 A JPH0956330 A JP H0956330A JP 7236221 A JP7236221 A JP 7236221A JP 23622195 A JP23622195 A JP 23622195A JP H0956330 A JPH0956330 A JP H0956330A
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pouring
whip
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whip switch
whipped cream
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Hironori Chikaraishi
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常注出と連続注出のいずれにも簡単に対応
でき、また注出の停止も応答良く行えるようにする。 【解決手段】 吐出管18の先端に接続されたスプレー
ヘッド21に、ホイップスイッチ23が取り付けられ
る。ホイップスイッチ23は、付勢力に抗した押圧操作
により開閉弁を開放し、かつモータ起動用のマイクロス
イッチをオンさせる。ホイップスイッチ23に設けられ
たストッパホルダ53にはL形溝59が切られ、スプレ
ーヘッド21にストッパピン61が突設される。通常注
出は、ホイップスイッチ23を単に押し込むことで行わ
れる。連続注出は、ホイップスイッチ23を押し回しし
て、ストッパピン61をL形溝59の挿入部59aから
係止部59b側に回り込ませ、押し込み状態に保持す
る。注出を停止する場合は、ホイップスイッチ23を逆
方向に回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホイップクリーム製
造機に関し、特に通常注出と連続注出の切り換えを簡単
に行える機能を備えたホイップクリーム製造機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のホイップクリーム製造機の一例
を図21によって説明する。符号91は、モータ92に
より駆動されるギヤポンプであって、その吸込口93側
には、逆止弁94およびエアー供給部95を介してサク
ションホース96が接続されて、冷却室97に収容され
た生クリームx内に挿入されているとともに、ギヤポン
プ91の吐出口98側には、攪拌機能を有するレジスタ
100の嵌装された吐出管99が接続されている。吐出
管99の機外への突出部分はカバー101で覆われてい
るとともに、吐出管99の先端には、スプレー103を
下向きに設けたスプレーヘッド102が接続されてい
る。スプレーヘッド102内には、ばね弾力を利用した
常閉式の開閉弁104が設けられているとともに、カバ
ー101の前面には、モータ92と連結されたマイクロ
スイッチ105が設けられている。
【0003】そして、スプレーヘッド102に取り付け
られたホイップスイッチ106を、ばね弾力に抗して同
図の矢線方向に押し込むと、開閉弁104が開放される
とともに、マイクロスイッチ105がオンしてモータ9
2によりギヤポンプ91が駆動される。それにより、冷
却室97の生クリームxがサクションパイプ96を通し
てギヤポンプ91の吸込口93側に吸い上げられて、途
中でエアー供給部95から適量のエアーが混入され、吐
出口98から吐出管99を通って吐出される間にホイッ
プ(泡立て)されることでホイップクリームyが製造さ
れる。そのホイップクリームyは開閉弁104を通って
スプレー103から容器107内に注出される。ホイッ
プスイッチ106への押し込み力を除去すると、それが
元位置に戻ることでギヤポンプ91が停止してホイップ
クリームyの製造が停止され、また開閉弁104が閉じ
て注出が停止されるようになっている。
【0004】ところで、例えばケーキ等を作る場合のよ
うに一度に大量のホイップクリームyを使用するとき
は、ホイップクリームyが連続して注出される。しかし
ながら、従来このような連続注出を行う場合は、ホイッ
プスイッチ106をばね弾力に抗して押し続ける必要が
あるため、作業者にとって大きな負担となっていた。ま
た長時間押し続けていると次第に手の力が弱くなって、
ホイップスイッチ106の戻りと押し込みとが繰り返さ
れるようになり、それに伴いマイクロスイッチ105の
ON・OFFが小刻みに行われることとなって、その耐
久性が損なわれる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、連続注出を行
うべくホイップスイッチ106を押し込み状態に保持す
る手段として、ホイップスイッチ106にロックハンド
ルを設けてカバー101に掛け止めしたり、あるいは差
し込み式のキャッチャ機構を設けることが提案された
が、注出を終えるべくホイップスイッチ106の押し込
み状態を解除する場合に、ロックレバーやキャッチャ機
構を外すのに手間取り、タイムラグが生じてホイップク
リームyにロスが出るといった問題があり、必ずしも好
適とは言えなかった。本発明は上記のような事情に基づ
いて完成されたものであって、通常注出と連続注出のい
ずれにも簡単に対応でき、また注出の停止も応答良く行
えるようにしたホイップクリーム製造機を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、生クリームをエア
ーとともに攪拌することでホイップクリームを製造する
製造部と、その製造部の出口に接続され内部に開閉弁を
設けた注出部と、その注出部に設けられ付勢力に抗して
押し込み操作することで前記開閉弁を開放しかつ前記製
造部の起動スイッチをオンさせる操作部材とを備え、前
記操作部材の押し込みにより前記製造部を駆動してホイ
ップクリームを製造し、開閉弁を通して注出部から注出
するようにしたホイップクリーム製造機において、前記
操作部材は前記注出部に対して押圧可能でかつ回動可能
に設けられ、前記操作部材が押し回し操作されることで
その操作部材を押し込み状態に保持する保持手段を設け
た構成としたところに特徴を有する。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、前記操作部材の回動操作
に伴って前記注出部が連れ回りすることを阻止する回転
阻止手段を設けた構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。少
量のホイップクリームを注出する通常注出の場合は、操
作部材を付勢力に抗して単に押し込むと、押し込まれて
いる間だけホイップクリームが注出される。操作部材を
押し込んで一方向に回動させると、保持手段により操作
部材が押し込み状態に保持され、大量のホイップクリー
ムが連続注出される。押し込み状態から操作部材を逆方
向に回動させると、操作部材が付勢力で元位置に復動し
て、瞬時に注出が停止される。請求項2の発明では、操
作部材の取付構造によって操作部材の回動時に注出部が
連れ回りするおそれがある場合に、回動阻止手段により
注出部が連れ回りすることが阻止される。
【0008】
【発明の効果】すなわち請求項1の発明によれば、通常
注出と連続注出のいずれもワンタッチで簡単に操作で
き、また注出の停止も応答良く行うことができる効果が
ある。請求項2の発明によれば、上記の効果に加え、注
出部が所定の向きで確実に保持され、いちいち注出部の
向きを直すといった余分な作業が不要にできる効果が得
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図11は本発明の第1実施
形態を示す。まず、図1によって本実施形態に係るホイ
ップクリーム製造機の全体構造の概要を説明する。符号
1は、モータ2により駆動されるギヤポンプであって、
その吸込口3側には、内部に生クリームxとエアーとの
混合室5を設けたエアーバルブ4が接続されている。混
合室5の一面に開口された接続口にはサクションホース
6が接続されている。モータ2の側方には冷却室7が設
けられており、この冷却室7はペルチェ効果を利用した
電子冷却素子8により冷却される構造となっていて、こ
の冷却室7内には、市販の1000ml入りの生クリーム
パックzがパックごと収容され、上記したサクションホ
ース6の吸込口が、開蓋されたパックz内に吸い込み可
能に挿入されるようになっている。なお、電子冷却素子
8の下面側には、放熱フィン9、ファンモータ10等が
装備されている。また、エアーバルブ4の混合室5の他
面側には、逆止弁12を介してエアー供給口13が設け
られ、エアー量調節器14を介設したエアー供給路15
が接続されている。
【0010】ギヤポンプ1の吐出口17側には、攪拌機
能を有するレジスタ19の嵌装された吐出管18が接続
されている。この吐出管18の先端には、詳しくは後記
するように、スプレー22を下向きに設けたスプレーヘ
ッド21が接続され、スプレーヘッド21にはホイップ
スイッチ23が取り付けられている。そして、ホイップ
スイッチ23を図1の矢線方向に押圧すると、スプレー
ヘッド21内に設けられた開閉弁24が開放されるとと
もに、マイクロスイッチ25がオンしてモータ2により
ギヤポンプ1が駆動される。それにより、冷却された生
クリームxがパックz内からサクションホース6を通し
てギヤポンプ1の吸込口3側に吸い上げられるととも
に、途中の混合室5にエアー量調節器14で適量に調節
されたエアーが混入され、吐出口17から吐出管18を
通って吐出される間にホイップされることでホイップク
リームyが製造される。そのホイップクリームyは開閉
弁24を通ってスプレー22から容器26内に注出され
るようになっている。
【0011】続いて、ホイップクリームyの注出部分の
構造について詳細に説明する。図2に示すように、上記
したレジスタ19の嵌装された吐出管18は、外パイプ
28内に挿入された状態で製造機構部分を収納したキャ
ビネット29の前面に突出され、その突出部分の回りを
覆うようにして、外形が偏平な直方体状をなすカバー3
0が取り付けられている(図6参照)。そのカバー30
の前面に被着された前面板31には、吐出管18の先端
縁が嵌入される嵌入孔32が開口されている。
【0012】吐出管18の先端の内周には、パイプ形を
なすスプレーヘッド21の後端側(図2の右側)がOリ
ング34を介して気密に嵌着されている。そのスプレー
ヘッド21の内部における長さ方向の中央部よりも少し
先端側には、内周が絞られることで弁口35が形成され
ている。一方、レジスタ19の先端には、球状の弁体3
6を先端に設けた圧縮コイルばね37の後端が取り付け
られ、その圧縮コイルばね37の弾拡力により弁体36
が弁口35に押し付けられて、上記した常閉式の開閉弁
24が構成されている。また、スプレーヘッド21の弁
口35を設けた部分よりも先端側には流通管39が下向
きに設けられて、その下端にスプレー22が取り付けら
れている。スプレー22は、複数の注出口41を放射状
に設けた本体40の回りに、通孔43を開口したキャッ
プ42が取り付けられている。
【0013】スプレーヘッド21の先端側には、ホイッ
プスイッチ23が取り付けられるようになっている。こ
のホイップスイッチ23は、図3に示すようにブロック
状に形成され、その裏面側には取付孔45が穿設されて
いる。この取付孔45は、正面形状が長円形をなし、そ
の下面の中央部から同図の左側の端部にわたって、ホイ
ップスイッチ23の下面側に開口されている。この開口
された部分が、後記するようにスプレーヘッド21に垂
下された流通管39の逃がし溝46となっており、また
ホイップスイッチ23の裏面における同図の右下側の残
った端面が、マイクロスイッチ25の押圧操作を行うた
めの押圧面47となっている。
【0014】ホイップスイッチ23の取付孔45の奥面
には、ホイップロッド48が取り付けられるようになっ
ている。このホイップロッド48は、その先端に上記し
た開閉弁24の弁体36を押圧可能なピン49が形成さ
れており、図2に示すように、外周に嵌着されたOリン
グ50を介して、スプレーヘッド21の先端側の内周に
気密に、また摺動自由かつ回転自由に嵌装されるように
なっている。このホイップロッド48は、鍔から突出し
た後端部を、取付孔45の奥面に穿設された嵌入孔52
に圧入することによって固定されている。また、ホイッ
プロッド48の回りには、ストッパホルダ53が取り付
けられるようになっている。このストッパホルダ53
は、フランジ付きの筒形に形成され、そのフランジを取
付孔45の奥面に当てて、フランジに設けた挿通孔54
に通したねじ55を、取付孔45の奥面に形成したねじ
孔56に螺合して締め付けることで、一定姿勢で取り付
けられるようになっている。
【0015】上記した吐出管18の先端縁には第1のL
形溝58が切られている。この第1L形溝58は、図7
に示すように、上面よりも正面から見て反時計回り方向
に一定角度aずれた位置から軸線方向に切り込まれるこ
とで挿入部58aが形成され、その奥端から周方向に沿
って時計回り方向に屈曲されて係止部58bが形成され
ている。一方、ストッパホルダ53の開口縁の上面には
第2のL形溝59が切られている。この第2L形溝59
は、図4に示すように、開口縁から軸線方向の奥方に切
り込まれることで挿入部59aが形成され、その奥端か
ら周方向に沿って上記の第1L形溝58と反対方向に屈
曲された係止部59bが形成されている。また、スプレ
ーヘッド21の上面には、上記の第1L形溝58および
第2L形溝59にそれぞれ嵌入される第1および第2の
ストッパピン60、61が、軸線方向に一定間隔を開け
て突設されている。
【0016】そして組み付けに際しては、図6に示すよ
うに、まず吐出管18内に、弁体36を設けた圧縮コイ
ルばね37を装着したレジスタ19が嵌入される。続い
て、スプレーヘッド21を、スプレー22が真下を向い
た姿勢よりも正面から見た反時計回り方向に一定角度a
回動させた姿勢として、第1ストッパピン60の位置を
第1L形溝58の入り口に合わせて挿入する。第1スト
ッパピン60が第1L形溝58の挿入部58aの奥端に
当たったところで、スプレーヘッド21をスプレー22
が真下を向いた姿勢に戻すと、図4に示すように、第1
ストッパピン60が第1L形溝58の係止部58bに回
り込んで、スプレーヘッド21が抜け止め状態で取り付
けられる。最後にホイップスイッチ23が、そこに取り
付けられたストッパホルダ53の第2L形溝59の入り
口を第2ストッパピン61の位置に合わせた姿勢で、ス
プレーヘッド21の先端に嵌められる。ホイップスイッ
チ23は、図2、4に示すように、第2ストッパピン6
1が、第2L形溝59の入り口に入り込むまで押し込ま
れ、そのとき、ホイップロッド48のピン49の先端
が、弁口35を閉じた弁体36の直前に位置するように
なっている。
【0017】また、カバー30内には上記したモータ2
と連結されたマイクロスイッチ25が装着されている。
このマイクロスイッチ25は、吐出管18の正面から見
た左下方位置において、前面板31のすぐ後方に位置し
て設けられている。その前面板31におけるマイクロス
イッチ25の被押圧ローラ63の直前の位置には、貫通
孔64が開口され、その貫通孔64内に、押圧ピン65
が摺動自由にかつ抜け止め状態で挿入されている。
【0018】本第1実施形態は上記のような構造であっ
て、続いてその作動を説明する。少量のホイップクリー
ムyを注出する通常注出の場合は、ホイップスイッチ2
3を図8、9の矢線に示す方向に押し込む。ホイップス
イッチ23は、第2ストッパピン61を第2L形溝59
の挿入部59aの奥端に嵌入させつつ押し込まれ、ホイ
ップロッド48のピン49が圧縮コイルばね37を弾縮
させつつ弁体36を押してそれを後退させ、弁口35が
開放される。それとともに、ホイップスイッチ23の裏
面の押圧面47が押圧ピン65を押し、それによりマイ
クロスイッチ25の被押圧ローラ63が押されてボタン
が押し込まれることで、マイクロスイッチ25がオンさ
れる。それにより既述したように、ギヤポンプ1が駆動
されてホイップクリームyが吐出管18を圧送され、開
放された開閉弁24を通ってスプレー22から注出され
る。ホイップスイッチ23の押し込み力を除去すると、
開閉弁24の圧縮コイルばね37の復元弾拡力によって
ホイップスイッチ23は図2に示す元位置に押し戻され
る。それにより開閉弁24が閉じられるともに、マイク
ロスイッチ25がオフとなってホイップクリームyの製
造並びに注出が停止される。
【0019】大量のホイップクリームyを連続注出する
場合は、ホイップスイッチ23を前記と同様に図8、9
の矢線方向に押し込んだのち、図10に示すように、正
面から見た時計回り方向に回動させる。これにより第2
ストッパピン61が、図11に示すように第2L形溝5
9の係止部59b側に回り込み、第2ストッパピン61
が係止されることで、ホイップスイッチ23が押し込み
状態に保持される。ホイップスイッチ23の裏面には逃
がし溝46が設けられていることから、図10に示すよ
うに流通管39で邪魔されることなくホイップスイッチ
23の回動が許容され、裏面の押圧面47も広く取って
あるのでマイクロスイッチ25もオンされたままとな
る。したがってホイップクリームyが連続して製造さ
れ、かつ注出される。
【0020】注出を停止する場合は、ホイップスイッチ
23を図10の姿勢から元の姿勢に反時計回り方向に回
動させる。そうすると第2ストッパピン61は、図9に
示すように第2L形溝59の挿入部59aの奥端に戻っ
て係止が解除されるため、上記と同様に圧縮コイルばね
37の復元弾拡力で押し込み前の位置に戻される。それ
により、ホイップクリームyの製造と注出が停止され
る。
【0021】このように本第1実施形態によれば、通常
注出の場合はホイップスイッチ23を単に押し込むだ
け、また連続注出の場合は押し込んで回動させるだけ
で、簡単な操作により対応できる。また注出の停止につ
いても、通常注出の場合はホイップスイッチ23の押し
込み力を除去するだけ、連続注出の場合はホイップスイ
ッチ23を元姿勢に回動させるだけで、応答良く停止さ
せることができる。したがってホイップクリームyのロ
スがなくせる。
【0022】また、連続注出を行う場合にホイップスイ
ッチ23を確実に押し込み位置に保持できるので、マイ
クロスイッチがON・OFFを繰り返すといったことも
なくて、その耐久性が高められる。保持機構自体は、ホ
イップスイッチ23の内部に収容可能となっているた
め、部品の取付場所を取らず、また外観的にもすっきり
とまとめられる。
【0023】<第2実施形態>図12ないし図15は本
発明の第2実施形態を示す。上記の第1実施形態では、
ホイップスイッチ23を押し回し状態に保持する手段と
して、スプレーヘッド21に第2ストッパピン61を立
てるとともに、ホイップスイッチ23に第2L形溝59
を切ったストッパホルダ53を取り付けたのであるが、
この第2実施形態では、そのホイップスイッチ23を押
し回し状態に保持する部分の構造が変更されている。
【0024】この第2実施形態では、ホイップスイッチ
23の裏面に、マイクロスイッチ25の押圧ピンを兼ね
た係止ピン67が突設されているとともに、カバー30
の前面板31に、その係止ピン67をクリアランスを持
って挿通可能な係止孔68が開口されている。係止ピン
67は、詳しくは後記するように、ホイップスイッチ2
3が取付時の姿勢から図14に示す回動姿勢までの間に
おいて、マイクロスイッチ25のボタンを押圧可能なだ
けの断面積を持っているとともに、その外周面には、係
止孔68の口縁に嵌合可能な嵌合溝69が切られてい
る。その他の構造は前記第1実施形態と同様であって、
同一部材については同一符号を付して重複した説明を省
略する。
【0025】第2実施形態の作動は以下のようである。
通常注出の場合は、ホイップスイッチ23を図13の矢
線方向に押し込むと、第1実施形態と同様に開閉弁24
が開かれるとともに、係止ピン67が進出してマイクロ
スイッチ25のボタンが押し込まれることで、マイクロ
スイッチ25がオンされる。それによりホイップクリー
ムyが注出される。ホイップスイッチ23の押し込み力
を除去すると、ホイップスイッチ23が元位置に戻るこ
とで開閉弁24が閉じられるともに、マイクロスイッチ
25がオフとなってホイップクリームyの注出が停止さ
れる。
【0026】連続注出する場合は、ホイップスイッチ2
3を押し込んだのち、図14に示すように、正面から見
た時計回り方向に回動させる。この間に開閉弁24が開
かれるとともに、係止ピン67がマイクロスイッチ25
のボタンを押したまま係止孔68内を移動して、図15
に示すように嵌合溝69が係止孔68の口縁に嵌まり込
み、ホイップスイッチ23が押し込み状態に保持され
る。それにより、ホイップクリームyが連続注出され
る。注出を停止する場合は、ホイップスイッチ23を図
14の姿勢から元の姿勢に回動させると、係止ピン67
の係止が外れてホイップスイッチ23が押し込み前の位
置に戻され、それによりホイップクリームyの注出が停
止される。
【0027】<第3実施形態>次に本発明の第3実施形
態を説明する。前記した第1実施形態では、ホイップス
イッチ23を押し回して押し込み位置に保持した状態か
ら、注出を停止すべくホイップスイッチ23を逆方向
(図10の反時計回り方向)に回動させた場合に、ホイ
ップスイッチ23とスプレーヘッド21との間には、図
2に示すように、シール用のOリング50によってフリ
クションが介在しているため、第1ストッパピン60
が、図11に示す状態から第1L形溝58の挿入部58
aの奥端側に移動しつつ、スプレーヘッド21が連れ回
りするおそれがある。すなわち、ホイップスイッチ23
が元位置に戻った状態で、スプレー22が真下を向いた
姿勢から、図10の反時計回り方向に振られた斜め姿勢
となるおそれがある。
【0028】そこで、この第3実施形態は、上記したス
プレーヘッド21の連れ回りを防止する機能を付加した
ものであって、以下これについて図16ないし図18に
よって説明する。カバー30の下面には、前後方向の凹
溝72を形成したホルダブラケット71がねじ73によ
り取り付けられている。このホルダブラケット71の凹
溝72内に、ホルダ75が前後方向の摺動自由に装着さ
れるようになっている。このホルダ75は板材をプレス
成形することで形成されており、その両側縁には、下向
きに折曲げられた側板76が形成されて凹溝72の両側
面の内側に嵌められるようになっている。ホルダ75の
先端部には挿入溝78を設けた二股状の保持部77が形
成され、挿入溝78内には、スプレーヘッド21に下向
きに突設された流通管39が挿入可能となっている。保
持部77の先端縁には下向きに折曲げられた操作部79
が形成されている。またホルダ75の後縁には、同じく
下向きに折曲げられた係止部80が形成されている。
【0029】そして、このホルダ75がホルダブラケッ
ト71の凹溝72内に装着され、図16の実線に示すよ
うに保持部77が流通管39の位置まで突出する前進位
置と、同図の鎖線に示すように保持部77が流通管39
の位置から退避する後退位置との間で摺動し得るように
なっている。ホルダ75の前方への移動は、係止部80
がホルダブラケット71の後縁に当たることで規制さ
れ、後方への移動は係止部80がキャビネット29の前
面に当たることで規制される。その他の構造について
は、前記の第1実施形態と同様であって、同一部材につ
いては同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0030】本実施形態の作動は以下のようである。ま
ず、スプレーヘッド21を吐出管18の先端に組み付け
る場合には、ホルダ75を図16の鎖線に示す後退位置
に押し込んでおく。これは、前記の第1実施形態で説明
したように、スプレーヘッド21を組み付ける場合に
は、第1ストッパピン60を吐出管18の第1L形溝5
8の入り口に合わせるべく、スプレー22が真下を向い
た姿勢よりも正面から見た反時計回り方向に一定角度a
回動させた姿勢において挿入するため、ホルダ75が突
出していると流通管39がホルダ75の保持部77に突
き当たることになり、それを避けるためである。スプレ
ーヘッド21が、スプレー22が真下を向いた姿勢で組
み付けられたら、操作部79に指を掛けてホルダ75を
図16の実線に示す前進位置に引っ張る。それにより、
スプレーヘッド21の流通管39が、ホルダ75の保持
部77の挿入溝78内に相対的に挿入される。
【0031】そして、連続注出を行ってそれを停止する
場合は、ホルダスイッチ23を図17の鎖線位置から反
時計回り方向に回動させて実線位置に戻すのであるが、
そのときフリクションによりスプレーヘッド21が連れ
回りしようとしても、流通管39がホルダ75の挿入溝
78内に挿入してロックされているから、スプレーヘッ
ド21が連れ回りすることがない。すなわちホイップス
イッチ23の回動操作を行っても、スプレー22は定位
置に保持される。
【0032】<変形例>なお、スプレーヘッド21が連
れ回りするおそれがあるのは、ホイップスイッチ23が
図17の鎖線に示された連続注出の押し込み状態から同
図の反時計回り方向に回動され、スプレー22が同図の
右側に振れようとする場合であるから、連れ回りの防止
手段の変形例として、以下のようなものを採用してもよ
い。
【0033】図19に示された第1変形例では、進退自
由に装置されたホルダ82の先端に、流通管39の振れ
方向である図示右側に突出可能な1枚の突片83のみが
形成されている。すなわち、ホルダ82を同図(A)の
後退位置から同図(B)の前進位置に引き出すと、突片
83が流通管39の右側に突出することで、流通管39
の回動、すなわちスプレーヘッド21の連れ回りが阻止
される。また同様の考え方として、図20の第2変形例
のように、流通管39の振れ方向である図示右側におい
て、回動阻止板85を同図(A)と(B)の間で進退可
能に装置するようにしてもよい。
【0034】<他の実施形態>なお、本発明は上記記述
及び図面によって説明した実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るホイップクリー
ム製造機の機構部分の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】 ホイップクリームの注出部分の縦断面図であ
る。
【図3】 ホイップスイッチの一部切欠分解斜視図であ
る。
【図4】 ホイップスイッチの保持機構を示す平断面図
である。
【図5】 注出部分の正面図である。
【図6】 注出部分の組付手順を説明するための斜視図
である。
【図7】 吐出管の先端部分の斜視図である。
【図8】 ホイップスイッチを押圧した状態の縦断面で
ある。
【図9】 その平断面図である。
【図10】 ホイップスイッチを押し回して保持した状
態の注出部分の正面図である。
【図11】 その平断面図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るホイップスイ
ッチの斜視図である。
【図13】 その注出部分の一部切欠側面図である。
【図14】 ホイップスイッチを押し回して保持した状
態の注出部分の一部切欠正面図である。
【図15】 その一部切欠側面図である。
【図16】 本発明の第3実施形態に係る注出部分の縦
断面図である。
【図17】 その正面図である。
【図18】 ホルダの平面図である。
【図19】 第1変形例に係るホルダの平面図であっ
て、(A)は後退した状態、(B)は前進した状態をそ
れぞれ示す。
【図20】 第2変形例に係る平面図であって、(A)
は回転阻止片が後退した状態、(B)はそれが前進した
状態をそれぞれ示す。
【図21】 従来例の全体構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
x…生クリーム y…ホイップクリーム 1…ギヤポン
プ 18…吐出管 19…レジスタ 21…スプレーヘ
ッド 22…スプレー 23…ホイップスイッチ 24
…開閉弁 25…マイクロスイッチ 37…圧縮コイル
ばね 39…流通管 53…ストッパホルダ 59…第
2L形溝 61…第2ストッパピン 67…係止ピン
68…係止孔 69…嵌合溝 75…ホルダ 79…挿
入溝 82…ホルダ 83…突片 85…回転阻止板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生クリームをエアーとともに攪拌するこ
    とでホイップクリームを製造する製造部と、その製造部
    の出口に接続され内部に開閉弁を設けた注出部と、その
    注出部に設けられ付勢力に抗して押し込み操作すること
    で前記開閉弁を開放しかつ前記製造部の起動スイッチを
    オンさせる操作部材とを備え、前記操作部材の押し込み
    により前記製造部を駆動してホイップクリームを製造
    し、開閉弁を通して注出部から注出するようにしたホイ
    ップクリーム製造機において、 前記操作部材は前記注出部に対して押圧可能でかつ回動
    可能に設けられ、前記操作部材が押し回し操作されるこ
    とでその操作部材を押し込み状態に保持する保持手段を
    設けたことを特徴とするホイップクリーム製造機。
  2. 【請求項2】 前記操作部材の回動操作に伴って前記注
    出部が連れ回りすることを阻止する回転阻止手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のホイップクリーム製
    造機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015172365A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社ケーヒン エンジンの吸気量制御装置

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