JPH0955996A - 反発磁気回路型スピーカ - Google Patents

反発磁気回路型スピーカ

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JPH0955996A
JPH0955996A JP22450595A JP22450595A JPH0955996A JP H0955996 A JPH0955996 A JP H0955996A JP 22450595 A JP22450595 A JP 22450595A JP 22450595 A JP22450595 A JP 22450595A JP H0955996 A JPH0955996 A JP H0955996A
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JP
Japan
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magnetic circuit
speaker
magnets
repulsive magnetic
type speaker
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JP22450595A
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Satoshi Isoyama
悟志 磯山
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気回路部の放熱効果をより高めることができ
るようにした反発磁気回路型スピーカを提供することに
ある。 【解決手段】2つのマグネット2,2を同極同士が対向
するように配置すると共に両マグネット間に磁性材から
なるセンタープレート3を配置して磁気回路部1が構成
され、該センタープレート3の外周に生じる反発磁界内
にボイスコイル5を配置してなる反発磁気回路型スピー
カにおいて、磁気回路部1を固定するためのホルダー4
に放熱フィンを4b設けて放熱効果を高めるように構成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、反発磁気回路型スピー
カに係り、特に放熱効果を高めるように構成した反発磁
気回路型スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示すように、2つのマ
グネット12,12を同極同士が対向するように配置す
ると共に両マグネット12,12間に磁性材からなるセ
ンタープレート13を配置して反発磁気回路部11を構
成し、センタープレート13の外周に生じる反発磁界内
にボイスコイル15を配置してなる反発磁気回路型スピ
ーカがあり、ドーナツ型をなすマグネット12,12と
センタープレート13はホルダー14の支柱部14aに
挿入されて固定ネジN等で固定されている。なお、図
中、16はスピーカフレーム、17は振動板、18はダ
ンパー、19はエッジ、20はセンターキャップであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような反発磁気
回路型スピーカは、磁気回路部がホルダーやボイスコイ
ルボビン等で囲まれた構造であるため、磁気回路部が高
温になってしまうおそれがあるが、従来の反発磁気回路
型スピーカは放熱手段については何ら考慮されていない
ものであった。一般に、マグネットは高温になると減磁
して本来の磁力が得られなくなるし、ボイスコイル部が
焦げて最悪の場合には延焼するおそれもある。
【0004】本発明の目的は、前記のような従来の欠点
を解消し、磁気回路部の放熱効果をより高めることがで
きるようにした反発磁気回路型スピーカを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の反発磁気回路型
スピーカは、2つのマグネットを同極同士が対向するよ
うに配置すると共に両マグネット間に磁性材からなるセ
ンタープレートを配置して磁気回路部を構成し、該セン
タープレートの外周に生じる反発磁界内にボイスコイル
を配置してなる反発磁気回路型スピーカにおいて、磁気
回路部を固定するためのホルダーに放熱フィンを設けて
放熱効果を高めるように構成したものである。
【0006】この場合、スピーカフレームに、放熱フィ
ンに向けて開口するように強制空冷用のダクトを設け
て、振動板の振幅に伴う呼吸作用によりダクトを通じて
強制空冷するように構成して放熱効果を更に高めること
ができる。
【0007】
【発明の実施の態様】図1は本発明に係る反発磁気回路
型スピーカの実施例を示す要部の半截断面図であり、2
つのマグネット2,2を同極同士が対向するように配置
すると共に両マグネット2,2間に磁性材からなるセン
タープレート3を配置して磁気回路部1が構成され、該
センタープレート3の外周に生じる反発磁界内にボイス
コイル5を配置してなる反発磁気回路型スピーカであ
り、前記マグネット2,2及びセンタープレート3で構
成される前記磁気回路部1を固定するためのホルダー4
に放熱フィン4bを設けて放熱効果を高めるように構成
したものである。
【0008】前記ホルダー4はアルミニューム等の非磁
性材で形成され、ドーナツ型をなすマグネット2,2と
センタープレート3はホルダー4に設けた支柱部4aに
挿入されて固定ネジN等で固定されている。このホルダ
ー4は鍔4cを備えており、周壁部の外周面に前記放熱
フィン4bが設けられる。
【0009】図中、6はフレームであり、このフレーム
6には、通常、仮想線で示すような抜き穴6aが設けら
れているが、この抜き穴6aの上縁部を切り落とさない
で下方に屈曲させることによりダクト片6bを形成し、
前記放熱フィン6bに向けて開口する強制空冷用のダク
トHを設ける。
【0010】7は振動板、8はダンパー、9はエッジ、
10はセンターキャップであり、振動板7の振幅に伴う
呼吸作用によりダクトHを通じて通風させることによ
り、前記放熱フィン4bを介してホルダー4を強制空冷
して放熱効果を更に高め、磁気回路部1の昇温を阻止す
るようになっている。
【0011】
【作用】ボイスコイル5の駆動により振動板7が振幅動
作をするとその呼吸作用により空気がフレーム6に設け
られたダクトHに集約、圧縮され、流速が増して、ホル
ダー4に設けられた放熱フィン4bに吹きつけられ、空
冷されて放熱効果が向上する。
【0012】
【実施例】なお、実施例では構造上、ホルダー4とフレ
ーム6が別部材となっているが、これが一体形成された
ものであってもよいことは勿論である。また、図1の実
施例では反発磁気回路型スピーカに実施した例である
が、一般的なスピーカにおける外磁型磁気回路部のヨー
ク、トッププレート又はマグネットの外周に放熱フィン
を設けると共にスピーカフレームにダクトを設ける構成
としても放熱効果を期待することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の反発磁気回路型スピーカによれ
ば、磁気回路部を固定するためのホルダーに放熱フィン
があるからホルダーを介して磁気回路部の放熱効果を高
めることができ、マグネットの昇温による減磁、ボイス
コイルの焼け焦げ、延焼、周辺部材の熱変形、高温とな
ることによる音質の劣化等を防止できる。
【0014】特に、フレームに前記放熱フィンに向かっ
て開口する強制空冷用のダクトを設けたものにおいては
振動板の振幅に伴う呼吸作用により強制空冷できて放熱
効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反発磁気回路型スピーカの実施例を示
す要部の半截断面図。
【図2】従来の反発磁気回路型スピーカの例を示す要部
の半截断面図。
【符号の説明】
1 磁気回路部 2 マグネット 3 センタープレート 4 ホルダー 4b 放熱フィン 5 ボイスコイル 6 フレーム 6a 抜き穴 6b ダクト片 7 振動板 H ダクト 8 ダンパー 9 エッジ 10 センターキャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのマグネットを同極同士が対向する
    ように配置すると共に両マグネット間に磁性材からなる
    センタープレートを配置して磁気回路部が構成され、該
    センタープレートの外周に生じる反発磁界内にボイスコ
    イルを配置してなる反発磁気回路型スピーカにおいて、
    磁気回路部を固定するためのホルダーに放熱フィンを設
    けて放熱効果を高めるように構成したことを特徴とする
    反発磁気回路型スピーカ。
  2. 【請求項2】 スピーカフレームには放熱フィンに向け
    て開口するように強制空冷用のダクトを設けて振動板の
    振幅に伴う呼吸作用によりダクトを通じて強制空冷する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    反発磁気回路型スピーカ。
JP22450595A 1995-08-10 1995-08-10 反発磁気回路型スピーカ Expired - Lifetime JP3296697B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002017676A1 (fr) * 2000-08-24 2002-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Haut-parleur et circuit magnetique correspondant utilise
JP2006229520A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Pioneer Electronic Corp スピーカー装置用のフレーム及びスピーカー装置
KR100775200B1 (ko) * 2002-02-15 2007-11-12 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 스피커 및 이에 사용하는 자기회로

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