JPH0955268A - ジャック板 - Google Patents

ジャック板

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JPH0955268A
JPH0955268A JP7226091A JP22609195A JPH0955268A JP H0955268 A JPH0955268 A JP H0955268A JP 7226091 A JP7226091 A JP 7226091A JP 22609195 A JP22609195 A JP 22609195A JP H0955268 A JPH0955268 A JP H0955268A
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terminals
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Hiroshi Fujie
洋志 藤江
Hidenori Ueda
英憲 上田
Shiyuuya Kakefuda
周也 掛札
Koichi Otomo
功一 大友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部品(2)(3)のターミナル(11)
間がショートする恐れのないジャック板に取り付ける複
数の中継端子を、作業性が良く、取り付け漏れがないよ
うに一括してハウジング本体に取り付けることを目的と
する。 【解決手段】 接続部品(2)(3)のターミナル(1
1)を、ハウジング本体(4)の背面と平行に取り付け
られた中継基板(8)と中継端子(14)を介して、対
応するメイン配線基板(7)のパターンへ電気接続す
る。従って、各接続部品(2)(3)のターミナル(1
1)間がショートする恐れがない。また、各中継端子
(14)は、帯状連結板(18)に連結したまま一括し
て取り付けられ、その後帯状連結板(18)が切り折り
により分離されるので、取り付けの作業性が良く、取り
付け漏れがない

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばテレビの受像
機やビデオテープレコーダ(VTR)の前面若しくは背
面に取り付けられ、複数のピンジャック、DINソケッ
ト等の接続部品を配設したジャック板に関し、更に詳し
くは、ピンジャックの各ターミナルをジャック板と直交
するメイン配線基板に接続したジャック板に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のオーディオビジュアル機器、例え
ばテレビ受像器では、映像用で絶縁性ケースが黄色に着
色されたピンジャックと、音声用で左右の音声信号のた
めに赤色と白色にそれぞれ着色されたピンジャックの合
計3個が一組となっており、近年は、このピンジャック
の組の他に更にS−VHS方式接続用としてミニDIN
ソケットを加え一組としたものが、ジャック板に配設さ
れている。
【0003】従来のテレビにおいては、これらのピンジ
ャックからなる組は2組程度であったが、近年の大型テ
レビでは、BS放送の入出力用端子等が加えられ、3
組、4組等更に多くの組が備えられたものも増えてい
る。
【0004】かかる機器に使用されるジャック板100
は、例えば図11及び図12に示すように、接続部品で
あるピンジャック2とミニDINソケット3を収容する
収容凹部103を、ハウジング本体102の背面側から
上下3段で4列のマトリックス状の位置に凹設してい
る。
【0005】接続部品2、3のターミナルは、細い金属
板からなり、直角に下方にL字状に折曲げたL字状のタ
ーミナル111である。各ピンジャック2は、2から3
本のL字状のターミナル111を備え、又ミニDINソ
ケット3は、5本のL字状のターミナル111を備えて
いる。
【0006】これらのピンジャック2とミニDINソケ
ット3をハウジング本体102の背面側から収容凹部1
03に挿入し、外部接続部105をハウジング本体10
2の前面より突出させた状態で、接続部品2、3のケー
スに形成した係合部104をハウジング本体102の係
合凹部(図示せず)に係合させ、背面側への抜け止めを
行った後に、L字状のターミナル111の脚部をメイン
配線基板7へ挿通させ、その電気的な接続を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
のジャック板100は、接続部品3のターミナルが、直
角に下方に折曲げたL字状のターミナル111であるた
め、図12に示すように上方に配置されればされるほど
長いターミナルが必要となり、多くの金属材料を使用す
る。
【0008】又、ターミナル111の長さが長くなるの
で、外力を受けて変形しやすく、塑性変形して破損した
り、対応するターミナル挿入孔への挿入が困難となる。
【0009】更に、各ピンジャック2は、2から3本の
L字状のターミナル111を備え、又ミニDINソケッ
ト3にあっては、5本のL字状のターミナル111を備
えていることから、多数段になるとハウジング本体10
2の背面側にこれらのターミナルが集中し、ターミナル
間でショートする可能性がある。
【0010】このため本出願人は、図13及び図14に
示すように、中継基板122を用いて接続部品2、3の
ターミナル126とメイン配線基板7を接続するジャッ
ク板120を開発し、特許出願した(特願平6年第16
7554号)。
【0011】このジャック板120は、ハウジング本体
121の背面と平行に中継基板122を取り付け、ハウ
ジング本体のプレート支持部123に支持された細長の
金属板からなる中継端子124を、中継基板122のリ
ードパターン125に半田接続し、接続部品2、3の後
方に突出したターミナル126を中継基板122と中継
端子124を介して、メイン配線基板7のパターンに電
気接続するものである。
【0012】従って、接続部品2、3のターミナル12
6は、ストレートターミナルを用いているので余分な金
属材料を使用せず、又L字状のターミナルを前後に離間
して配置する必要がないので、ジャック板120が後方
に大型化せず、ターミナル脚部間がショートする恐れも
ない。
【0013】しかしながら、このジャック板120にあ
っても、中継基板122の下端の一辺に多数の中継端子
124を集中して接続する必要があるため、中継端子1
24間のピッチが狭く、1本1本をプレート支持部12
3に取り付ける組み立て作業は困難で作業性の悪いもの
であった。
【0014】また、多数の中継端子124を取り付ける
必要があり、手作業で1本毎に取り付けると取り付け漏
れがあり、品質不良の原因となっていた。
【0015】更に、取り付ける接続部品2、3の種類、
接続部品数が異なっても、共通のハウジング本体121
を用いることとしているため、接続部品数とその接続部
品によって取り付ける中継端子124の数が異なり、そ
の数に応じた中継端子124を用意して取り付ける必要
があった。従って、中継端子124を計数する必要があ
り、また、取り付け前は1本1本分離しているため紛失
しやすく、紛失してもこれを取り付けの際に確認するこ
とが困難であった。
【0016】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、ターミナルに使用する金属材料の使
用量が少なく、しかもターミナルが変形したり、ショー
トする恐れのないジャック板を提供する。
【0017】更に、複数の中継端子のハウジングへの取
り付けを一括して取り付けることができ、作業性が良
く、取り付け漏れのないジャック板を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るジャック板は、垂直に配置さ
れるハウジング本体と、ハウジング本体に複数段に配設
された接続部品とを備え、各接続部品のターミナルが、
ハウジング本体の底面に水平に配置されたメイン配線基
板の対応するパターンと電気接続するジャック板におい
て、底面側と背面側に開口する中継端子収容室が、基部
に凹設されたハウジング本体と、ハウジング本体の背面
と平行にハウジング本体に取り付けられた中継基板と、
下端がメイン配線基板のパターンに電気接続する垂直脚
部と、後端が中継基板のパターンに電気接続する水平端
子部とからなり、接続部品の各ターミナルと電気接続し
た中継基板のパターンをそれぞれ対応するメイン配線基
板のパターンに電気接続する複数のL字状の中継端子
と、水平端子部を中継端子収容室の内頂面に沿って前後
方向に支持するように、内頂面から互いに平行に垂設さ
れた複数の突条と、垂直脚部を中継端子収容室の奥壁に
沿って垂直に案内するように、奥壁から突設された複数
の案内突片とを備え、各中継端子の少なくともいずれか
一方の先端が、切り込み溝が形成された結合部において
帯状連結板と一体に連結するように、複数の中継端子を
連鎖状に成形し、連鎖状態で、複数の中継端子をL字状
に折り曲げた後、中継端子収容室の後方から各中継端子
の水平端子部を突条間に装着し、各中継端子の垂直脚部
が対応する案内突片間に案内され、奥壁に達するまで押
圧された状態で、帯状連結板を切り込み溝で切り折り
し、複数の中継端子を個々に独立させて中継端子収容室
内に取り付けたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、接続部品のターミナル
がハウジング本体の背面と平行に取り付けられた中継基
板のパターンと接続し、中継基板のパターンは、それぞ
れ中継端子収容室内に取り付けられた中継端子を介し
て、メイン配線基板のパターンと電気接続する。
【0020】従って、接続部品のターミナルは、整列し
て後方に突出し、ターミナルに使用する金属材料の使用
量が少なく、しかもターミナル間がショートする恐れも
ない。
【0021】また、複数の中継端子を帯状連結板に連鎖
状に連結したまま、L字状に折り曲げ、各水平端子部を
突条間に圧入し、垂直脚部が案内突片間に案内され、奥
壁に達するまで装着された状態で、帯状連結板を切り込
み溝で切り折りし、中継端子と帯状連結板を分離する。
【0022】各中継端子は、水平端子部が突条間にがた
つきなく支持され、案内突片間で位置決めされているの
で、帯状連結板の切り折り作業を容易に行うことがで
き、帯状連結板を切り折りした後は、中継端子収容室内
に、水平端子部が内頂面に沿って、垂直脚部が奥壁に沿
って位置決め取り付けされる。
【0023】従って、ハウジング本体の中継端子収容室
内に多数の中継端子を帯状連結板に連結したまま一括し
て取り付けることができ、取り付けの作業性が良く、ま
た、全ての中継端子を漏れなく取り付けることができ
る。
【0024】更に、請求項2の発明に係るジャック板
は、各中継端子の垂直脚部が対応する案内突片間に案内
され、奥壁に達するまで押圧された状態で、垂直脚部が
案内突片間においてハウジング本体に固着され、その
後、帯状連結板を切り込み溝で切り折りしたことを特徴
とする。
【0025】各中継端子は、水平端子部と垂直脚部がそ
れぞれハウジング本体にがたつきなく支持されるので、
帯状連結板の切り折り作業を容易に行うことができ、ま
た、帯状連結板を切り折りした後は、それぞれの中継端
子の水平端子部が中継端子収容室の内頂面に沿って、垂
直脚部が中継端子収容室の奥壁に沿って固着される。
【0026】従って、各垂直脚部の下端が、帯状連結板
から切り離された後も前後で移動することがなく、直線
状に整列するので、直線状に配設されたメイン配線基板
のスルーホールに一括して挿通させることができる。
【0027】更に、請求項3の発明に係るジャック板
は、切り込み溝がV字状の溝であることを特徴とする。
【0028】従って、帯状連結板を切り折りした後の中
継端子の先端は、先細り形状となり、中継基板若しくは
メイン配線基板に容易に挿通させることができる。
【0029】更に、請求項4の発明に係るジャック板
は、帯状連結板が、中継端子をプレス成形する際のキャ
リアであることを特徴とする。
【0030】自動機により複数の中継端子を連続してプ
レス成形する際に、等ピッチでワークを送るために用い
られるキャリアを、帯状連結板として利用することで、
別に帯状連結板を成形する必要がなく、材料の無駄がな
く、余分なプレス加工工程もない。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図10により説明する。
【0032】この実施の形態のジャック板1は、テレビ
ジョン受像機に備えられるもので、映像用の1個のピン
ジャックと、音声用の2個のピンジャックとが1組とな
り、上下方向の1列に3段に分けて配列される。図1に
示すように、この配列が3列設けられ合計9個のピンジ
ャック2が取り付けられ、更にその一列の最上段には、
S端子となるミニDINソケット3が取り付けられてい
る。
【0033】これらの接続部品であるピンジャック2、
ミニDINソケット3が取り付けられたジャック板1の
ハウジング本体4は、ハウジング本体4の背面側に取り
付けられた支持板5(図3参照)によって、水平のメイ
ン配線基板7に対し、垂直に配置されるように支持され
ている。
【0034】ハウジング本体4の下面には取り付けボス
6が設けられ、メイン配線基板7側の図示しないボス孔
に挿入され、位置決めされるようになっている。
【0035】図2及び図3に示すように、中継基板8が
ハウジング本体4の背面と平行に配置され、ハウジング
本体4の背面に設けられた係止爪9によってハウジング
本体4に取り付けられている。
【0036】ハウジング本体4の最上段の収容孔10に
は、2本のアースターミナルと4本の信号ターミナルを
備えたミニDINソケット3が収容され、最下段から第
3段までの収容孔11には、アースターミナルと信号タ
ーミナルの2本のターミナルを備えたピンジャック2が
収容されている。
【0037】これらの接続部品2、3から後方に突出し
たターミナル11は、中継基板8に穿設されたスルーホ
ール13を挿通し、中継基板8の背面側に突出し、中継
基板8のパターン12とそれぞれ半田接続されている。
【0038】また中継基板8の下方には、パターン12
に対応する複数のスルーホール13が直線上に穿設さ
れ、スルーホール13を挿通し後方に突出した複数の中
継端子14をこのパターン12へそれぞれ半田接続する
ようにしている。
【0039】図4に示すように、中継端子14は、L字
状に折り曲げられた水平端子部14aと垂直脚部14b
からなり、ハウジング本体4の基部で底面側と背面側に
開口した中継端子収容室15内に取り付けられてる。
【0040】中継端子収容室15の内頂面15aには、
前後方向に断面逆T字状の突条16が複数垂設され、こ
の突条16間に水平端子部14aの係止片14cを圧入
させ(図6参照)、水平端子部14aを内頂面15aと
平行に支持している。水平端子部14aの後端は、上述
の通り中継基板8を挿通し、中継基板8のパターン12
と半田接続している。
【0041】また、中継端子収容室15の奥壁15bに
は、後方に突設された案内突片17が直線状に複数設け
られ、この案内突片17を加締めて垂直脚部14bを奥
壁15bと平行に固定している。垂直脚部14bの下端
は、メイン配線基板7を挿通してメイン配線基板のパタ
ーン(図示せず)と半田接続している。
【0042】従って、各接続部品2、3のターミナル1
1は、対応する中継基板のパターン12、中継端子14
を介してメイン配線基板のパターンと電気接続すること
となる。
【0043】これにより、接続部品のターミナル11
は、整列して後方に突出し、ターミナル11に使用する
金属材料の使用量が少なく、しかもターミナル間がショ
ートする恐れもない。
【0044】次に、このように構成されるジャック板1
の製造について、以下に説明する。
【0045】上述の中継端子収容室15内への複数の中
継端子14の取り付けには、図5に示すフープ材19を
用いている。このフープ材19は、自動機により1枚の
燐青銅からなる板材を打ち抜いて、帯状連結板18a、
18bと、この帯状連結板18a、18b間に連鎖状に
連なった複数の中継端子14とを一体に成形し、ジャッ
ク板1に取り付ける中継端子14の数に合わせて、帯状
連結板18a、18bを切断して形成したものである。
【0046】すなわち、本実施の形態では、中継基板8
上の16本のパターン12をメイン配線基板7へ接続さ
せるため、帯状連結板18a、18b間に16本の中継
端子14を残して切断したものであり、図5に示すフー
プ材19は、その後、中継端子14の水平端子部14a
と垂直脚部14bとの境界で直角に折り曲げ、L字状と
なるように加工したものである。
【0047】図中、一方の帯状連結板18bは、自動機
に対し板材を間欠移動させ、連続してプレス加工を行う
ためのキャリアを兼ねるもので、従って、帯状連結板1
8bには、等間隔でフープ材19の送り孔となるパイロ
ット孔20が穿設されている。
【0048】また、図5(a)、(b)から明らかなよ
うに帯状連結板18a、18bと中継端子14との結合
部には、両側からV字状の切り込み溝21a、21bが
形成されている。
【0049】中継端子14の係止片14cは、水平端子
部14aの一部を広幅とし、その前方(図5(a)で上
方)側をテーパー面として水平端子部14(a)の両側
面に連続させたものである。係止片14cの幅は、中継
端子収容室15内の突条16間の幅よりやや広く、係止
片14cを突条16間に圧入したときに、中継端子14
を中継端子収容室15内に位置決め固定するものであ
る。
【0050】22は、垂直脚部14bの両側面に突設さ
れた受圧片で、この受圧片22を中継端子収容室15の
奥壁15bに向けて押圧することにより、上記圧入を行
うものである。
【0051】このように構成されたフープ材19の16
本の中継端子14は、帯状連結板18a、18bと結合
したまま、図6に示すように、中継端子収容室15内の
対応する突条16間と案内突片17間に取り付けられ
る。
【0052】この取り付け工程は、図7乃至図10に従
って説明する。各図において(a)は、ハウジング本体
4を後方から見た要部拡大背面図、(b)は、下方から
見た要部拡大底面図である。
【0053】図7は、中継端子14を取り付ける前のハ
ウジング本体4を示し、断面逆T字状の突条16により
形成された突条16間の凹溝23に、図8に示すように
中継端子14の水平端子部14aを合わせ、係止片14
aを突条16間に圧入する。このとき、各中継端子14
の垂直脚部14bは、対応する案内突片17間に位置す
るようになっている。
【0054】係止片14aの圧入は、前述のように受圧
片22を中継端子収容室15の奥壁15bに達するまで
前方に押圧することにより行う。
【0055】受圧片22が奥壁15bまで達すると、中
継端子14の各水平端子部14aは、係止片14cが突
条16に係止して、中継端子収容室15の内頂面に沿っ
て抜け止め支持され、各垂直脚部14bは、奥壁15b
に沿って、対応する案内突片17間に位置する。
【0056】次いで、図9に示すように、案内突片17
を加締めて垂直脚部14bを案内突片間に固着すると、
垂直脚部14bも奥壁15bに沿って、固定される。
【0057】この状態で、各中継端子14は、ハウジン
グ本体4にがたつきなく支持され、また、中継端子14
と帯状連結板18a、18bとの結合部にV字状の切り
込み溝21a、21bが形成されているので、帯状連結
板18a、18bを繰り返して屈曲することにより、容
易に結合部21a、21bで切り折りすることができ
る。
【0058】尚、切り込み溝は、帯状連結板18a、1
8bとの結合部21a、21bにおいて、薄肉となるよ
うに上下の両面からV字状の切り込み溝を加えれば、更
に容易に切り折りすることができる。
【0059】図10は、この帯状連結板18a、18b
を切断した状態を示すものであるが、同図から明らかな
ように、結合部にV字状の切り込み溝21a、21bが
形成されていた為、切断された水平端子部14aの後端
と垂直脚部14bの下端は、いずれも先細り形状とな
る。
【0060】図3に示すように、このようにして中継端
子14が取り付けられたハウジング本体4の各収容孔1
0に、ターミナル11を備えたピンジャック3とミニD
INソケット3を収容し、それぞれのターミナル11と
中継端子14の水平端子部14aがスルーホール13を
挿通するようにハウジング本体4の背面を中継基板8で
覆い、ハウジング本体4の背面に設けられた係止爪9で
中継基板8を取り付ける。
【0061】中継基板8の背面側に突出した各接続部品
2、3のターミナル11と水平端子部14aは、中継基
板8のパターン12と半田付けされ、対応するパターン
12と電気接続する。
【0062】同様にして、ハウジング本体4の下面に設
けられた取り付けボス6を、メイン配線基板7のボス孔
に挿入して位置決めしながら、ジャック板1の底面に突
出した垂直脚部14bをメイン配線基板7のスルーホー
ルへ挿通させ、メイン配線基板7のパターンと半田接続
する。
【0063】このように、ハウジング本体4に取り付け
られた中継端子14の両端は、中継基板8とメイン配線
基板7のスルーホールに挿通させるが、各水平端子部1
4aと垂直脚部14bは、直線上に整列し、しかもその
先端は先細り形状となっているので、中継端子14が多
数であっても、その一部が基板7、8に当接することな
く支障なくスルーホールへ挿通させることができる。
【0064】上述の実施の形態では、全ての接続部品の
ターミナル11を中継基板のパターン12、中継端子1
4を介して、メイン配線基板7のパターンと接続するも
のであったが、例えば、最下段の接続部品のターミナル
11については、従来例と同様にL字状のターミナルを
用いてもよい。
【0065】また、中継端子の両端に帯状連結板を連結
して取り付けを行っているが、水平端子部14aの後端
若しくは垂直脚部14bの下端のいずれか一方のみに帯
状連結板を連結し取り付けを行ってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、接続部品2、3のターミナル11は、ハウジン
グ本体4の背面と平行に取り付けられた中継基板8のパ
ターン12と中継端子14を介して、対応するメイン配
線基板7のパターンと電気接続する。
【0067】従って、各接続部品2、3のターミナル1
1は、中継基板8のパターン12を用いてメイン配線基
板7と接続されるので、ターミナル11の長さを短くし
て、必要な金属材料の使用量を少なくできる。
【0068】また、接続部品2、3のターミナル11
は、ストレートターミナル11を用いているので、L字
状のライトアングルターミナルのように折り曲げ加工す
る必要がなく、余分な金属材料も使用しない。しかも、
各ターミナル11は、整列してハウジング本体後方に突
出し、中継基板8のパターン12へ半田付けされ固着さ
れるので、ターミナル11間がショートする恐れもな
い。
【0069】また、L字状のライトアングルターミナル
のように相互に前後に離間して配置する必要がないの
で、ジャック板1全体が後方に大型化しない。
【0070】更に、各中継端子14は、水平端子部14
aが突条16間にがたつきなく支持され、案内突片17
間で位置決めされているので、帯状連結板18の切り折
り作業を容易に行うことができる。
【0071】また、ジャック板1に取り付ける接続部品
2、3の数によって、必要な中継端子14の数が異なる
が、ジャック板1毎に必要な数の中継端子14を帯状連
結板18に連結したまま予め用意し、一括して取り付け
るので、中継端子14の取り付け作業中に残りの中継端
子14が紛失するというようなことがなく、更に、中継
端子14の取り付け漏れもない。
【0072】また、請求項2の発明によれば、帯状連結
板18を切り折りする際に、各中継端子14の水平端子
部14aと垂直脚部14bが共にハウジング本体にがた
つきなく支持されるので、ハウジング本体を固定して帯
状連結板18を繰り返して折り曲げるだけで中継端子1
4から切り離すことができる。
【0073】また、帯状連結板18を切り折りした後
は、それぞれの中継端子14の垂直脚部14bが中継端
子収容室15の奥壁15bに沿って固着されるので、各
垂直脚部14bの下端が、帯状連結板18から切り離さ
れた後も前後で移動することがなく直線状に整列し、直
線状に配設されたメイン配線基板7のスルーホールに一
括して挿通させることができる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、結合部の
切り込み溝21a、21bをV字状の溝としたので、帯
状連結板18を切り折りした後の中継端子14の先端
は、先細り形状となり、中継基板8若しくはメイン配線
基板7に挿通し易くなる。
【0075】また、請求項4の発明によれば、自動機に
より複数の中継端子14を連続してプレス成形する際
に、等ピッチでワークを送るために用いられるキャリア
を帯状連結板18として利用するので、別に帯状連結板
18を成形する必要がなく、材料の無駄がなく、余分な
プレス加工工程もない。
【0076】更に、ジャック板1に取り付ける接続部品
2、3の数、種類によって取り付ける中継端子14の数
が異なるが、必要数の中継端子14を備えたフープ材1
9を用意するだけでよい。すなわち、フープ材19の長
さが変化するように、キャリアの切断位置を調整するだ
けで、必要数の中継端子14を用意することができ、取
り付け前に、その都度中継端子14の数を計数する必要
がない。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すジャック板1の正
面図である。
【図2】ジャック板1の背面図である。
【図3】ジャック板1の(a)は、側面図、(b)は、
要部を切り欠いた側面図である。
【図4】中継端子収容室15に中継端子14を取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図5】フープ材19の(a)は、平面図、(b)は、
正面図、(c)は、左側面図である。
【図6】中継端子収容室15に中継端子14を取り付け
る状態を示す斜視図である。
【図7】中継端子14を取り付ける前の中継端子収容室
15の要部を拡大して示すものであり、(a)は、背面
図、(b)は、底面図である。
【図8】図7の中継端子収容室15に中継端子14を組
み込んだ状態を示すものであり、(a)は、背面図、
(b)は、底面図である。
【図9】図8の中継端子14を案内突片17を加締めて
固着した状態を示すものであり、(a)は、背面図、
(b)は、底面図である。
【図10】図9の中継端子14の帯状連結板18を切り
折りした状態を示すものであり、(a)は、背面図、
(b)は、底面図である。
【図11】従来のジャック板100の斜視図である。
【図12】ジャック板100の側面図である。
【図13】他の従来例のジャック板120の側面図であ
る。
【図14】ジャック板120の要部縦断面図である。
【符号の説明】
2、3 接続部品 4 ハウジング本体 7 メイン配線基板 8 中継基板 11 ターミナル 12 パターン 14 中継端子 14a 水平端子部 14b 垂直脚部 15 中継端子収容室 15a 内頂面 15b 奥壁 16 突条 17 案内突片 18 帯状連結板 21a、21b 切り込み溝
フロントページの続き (72)発明者 大友 功一 茨城県北茨城市磯原町磯原字菅ノ作1608 エスエムケイ株式会社茨城事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置されるハウジング本体(4)
    と、ハウジング本体(4)に複数段に配設された接続部
    品(2)(3)とを備え、各接続部品(2)(3)のタ
    ーミナル(11)が、ハウジング本体(4)の底面に水
    平に配置されたメイン配線基板(7)の対応するパター
    ンと電気接続するジャック板において、 底面側と背面側に開口する中継端子収容室(15)が、
    基部に凹設されたハウジング本体(4)と、 ハウジング本体(4)の背面と平行にハウジング本体
    (4)に取り付けられた中継基板(8)と、 下端がメイン配線基板(7)のパターンに電気接続する
    垂直脚部(14b)と、後端が中継基板(8)のパター
    ン(12)に電気接続する水平端子部(14a)とから
    なり、接続部品(2)(3)の各ターミナル(11)と
    電気接続した中継基板(8)のパターン(12)をそれ
    ぞれ対応するメイン配線基板(7)のパターンに電気接
    続する複数のL字状の中継端子(14)と、 水平端子部(14a)を中継端子収容室(15)の内頂
    面(15a)に沿って前後方向に支持するように、内頂
    面(15a)から互いに平行に垂設された複数の突条
    (16)と、 垂直脚部(14b)を中継端子収容室(15)の奥壁
    (15b)に沿って垂直に案内するように、奥壁(15
    b)から突設された複数の案内突片(17)とを備え、 各中継端子(14)の少なくともいずれか一方の先端
    が、切り込み溝(21a)(21b)が形成された結合
    部において帯状連結板(18)と一体に連結するよう
    に、複数の中継端子(14)を連鎖状に成形し、 連鎖状態で、複数の中継端子(14)をL字状に折り曲
    げた後、中継端子収容室(15)の後方から各中継端子
    (14)の水平端子部(14a)を突条(16)間に装
    着し、 各中継端子(14)の垂直脚部(14b)が対応する案
    内突片(17)間に案内され、奥壁(15b)に達する
    まで押圧された状態で、帯状連結板(18)を切り込み
    溝(21a)(21b)で切り折りし、 複数の中継端子(14)を個々に独立させて中継端子収
    容室(15)内に取り付けたことを特徴とするジャック
    板。
  2. 【請求項2】 各中継端子(14)の垂直脚部(14
    b)が対応する案内突片(17)間に案内され、奥壁
    (15b)に達するまで押圧された状態で、垂直脚部
    (14b)が案内突片(17)間においてハウジング本
    体(4)に固着され、その後、帯状連結板(18)を切
    り込み溝(21a)(21b)で切り折りしたことを特
    徴とする請求項1のジャック板。
  3. 【請求項3】 切り込み溝(21a)(21b)は、V
    字状の溝であることを特徴とする請求項1又は、請求項
    2記載のジャック板。
  4. 【請求項4】 帯状連結板(18)は、中継端子(1
    4)をプレス成形する際のキャリアであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3記載のジャック板。
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