JPH0954560A - 回動型表示素子 - Google Patents

回動型表示素子

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JPH0954560A
JPH0954560A JP22452195A JP22452195A JPH0954560A JP H0954560 A JPH0954560 A JP H0954560A JP 22452195 A JP22452195 A JP 22452195A JP 22452195 A JP22452195 A JP 22452195A JP H0954560 A JPH0954560 A JP H0954560A
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JP
Japan
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stator
phase
color
waveform
step motor
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Pending
Application number
JP22452195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Saitou
量紀 斉藤
Akinobu Iwako
彰展 岩子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T I SHII SHICHIZUN KK
TIC CITIZEN KK
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
T I SHII SHICHIZUN KK
TIC CITIZEN KK
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by T I SHII SHICHIZUN KK, TIC CITIZEN KK, Citizen Watch Co Ltd filed Critical T I SHII SHICHIZUN KK
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Publication of JPH0954560A publication Critical patent/JPH0954560A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】複数の異なる色のカラーフィルタ面を有する色
表示体1と、色表示体を回転駆動するためのロータ磁石
2、ステータ3、コイル5を巻いた磁芯4、地板6およ
び回転軸9よりなる永久磁石型ステップモータ機構と、
光源7およびその光を反射する光反射板8とを有し、ス
テップモータ機構により色表示体を回転駆動して所望の
色のカラーフィルタ面を光源の直前に位置させ、光反射
板により光源の光を全てカラーフィルタ面を通過させる
ようにして所望の色を表示する。 【効果】夜間のような暗い環境においても、外部照明を
設けることなく見やすい回動型表示素子が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の色に塗り分けた
筒形の色表示体をドットマトリックス状に配置し、それ
らをモータで回転、位置決めして所望の色を見せること
によりカラーの文字情報、画像情報等を表示する回動型
多色表示装置における表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の色表示体をモータにより回転駆動
しカラーの文字あるいは画像情報を表示する回動型表示
装置として、従来より多くのものが提案されている。こ
れらの従来例では、各表示素子の表示体を複数の色に塗
り分け、ステップモータで回転位置決めし、外部光の反
射により所望の色を表示している。このようなものとし
ては、例えば特開平5−303338号公報に記載のも
のがある。
【0003】図14は上記公報に開示されている回動型
表示装置における表示素子を示す分解斜視図である。磁
性材料の地板106から4本の磁芯104a〜104d
が立ち上がり、各磁芯104a〜104dの上端にはそ
れぞれステータ103a〜103dが結合され、磁石ギ
ャップ128と4カ所のステータギャップ127をもっ
てロータ磁石102を取り囲んでいる。
【0004】磁芯104a〜104dにはそれぞれコイ
ル105a〜105dが巻かれており、互いに向き合う
コイル105aとコイル105c、コイル105bとコ
イル105dが直列に接続されて2組のコイル群をなし
ている。コイル端子110aとコイル端子110c、コ
イル端子110bとコイル端子110dの間にそれぞれ
駆動パルスが与えられる。この時ステータ103aとス
テータ103cは互いに逆極性に励磁される。同様にス
テータ103bとステータ103dも互いに逆極性に励
磁される。
【0005】ロータ磁石102には回転軸109が固定
され、回転軸109の上端がステータ枠113の軸受け
穴112を通って上方に突き出した部分に、色表示体1
01が中心穴111で押し込まれて固定されている。色
表示体101の円筒面は、回転軸109に平行に例えば
4色に塗り分けられており、ロータ磁石102と一体に
回転するので、横から見れば4色に切り替わる。
【0006】ステータ枠113は、4個のステータ10
3a〜103dを位置決めして保持するプラスチック枠
で、本図では分かりやすくするため、ステータ枠113
と色表示体101を上方に持ち上げて描いてある。組み
立てられた状態では、ロータ磁石102、ステータ10
3、コイル105を巻いた磁芯104および回転軸10
9は、ステータ枠113と共に色表示体101の内側に
収納される。ロータ磁石102、ステータ103、コイ
ル105を巻いた磁芯104、地板106および回転軸
109はステップモータを構成している。
【0007】図15および図16はステップモータのロ
ータ磁石102とステータ103の状態を示す平面図で
ある。図15では4個のステータ103a〜103dを
図示の極性に励磁することにより、ロータ磁石102の
N極124、S極125はそれぞれ位置131、位置1
35で安定状態に保たれることを示している。
【0008】図16はステータ103a〜103dの極
性を図15より90゜時計回りに回転させた状態で、ロ
ータ磁石102も90゜時計回りに回転して安定する。
【0009】図17は、ステップモータを図15の状態
から図16の状態へ回転駆動するための駆動信号の波形
図である。
【0010】加速パルス140はステータ103a〜1
03dを図16のように励磁することによって、ロータ
磁石102をそのN極124が位置131から位置13
3に向かって回転するよう駆動する。
【0011】減速パルス141はロータ磁石102のN
極124が位置131と位置133のほぼ中間位置を通
過する時点よりステータ103a〜103dを図15の
ように励磁する。この結果ロータ磁石102の回転にブ
レーキをかけ、ロータ磁石102のN極124が位置1
33の近傍に充分速度を落として接近するように作用す
る。
【0012】静定パルス142はロータ磁石102のN
極124が位置133の近傍に入った時点よりステータ
103a〜103dを図16のように励磁することによ
ってロータ磁石102を図16の状態に安定停止させ
る。
【0013】減速パルス141を加速パルス140と静
定パルス142とは逆の極性で描いてある。これは以下
のような意味である。加速パルス140と静定パルス1
42はステータ103a〜103dを図16のように励
磁し、ロータ磁石102のN極124がその目標である
位置133へ吸引されるよう作用する。これに対し、減
速パルス141はステータ103a〜103dを図15
のように励磁し、ロータ磁石102のN極124が位置
133より反発されるように作用する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は反射型の回
動型表示素子であり、昼間のような明るい環境では見易
く特に問題はないが、夜間のような暗い環境では何らか
の外部照明が必要である。 この外部照明の設置は余分
な装置およびスペースを必要とし、場合によっては表示
を見づらくすることさえある。ところが一般的に表示装
置というものは常に明るい環境で使用されるものは少な
く、多くのものはその表示時間のかなりの部分を暗い環
境で使用される。本発明はこのような問題に対し、暗い
環境においても外部照明を設ける必要のない回動型表示
素子を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、色表示体を複数の色の異なるカラー
フィルタで構成し、その内部にステップモータ機構と光
源および光反射板を設けたことを特徴とする。色表示体
側面は色ごとに回転軸と平行な直線で等分に仕切られて
おり、色表示体内部の、一つの色に対応する色表示体側
面を含むその断面が扇形の柱状スペース内に光源及び光
反射板を設け、残りの部分にステップモータを設置す
る。
【0016】
【作用】ステップモータ機構により色表示体を回転駆動
し所望の色のカラーフィルタ面を光源の直前に位置さ
せ、光反射板を用いて光反射板の後方からの外部光を遮
断するとともに、光源の光すべてが所望の色のカラーフ
ィルタ面を透過するようにして所望の色を表示する。
【0017】またステップモータは、回転軸の回り全周
にステータを設けた従来の構造から、単に光源および光
反射板を設置するスペースの部分のステータを除いた構
造であると、各ステータ相間にトルク定数のアンバラン
スが生じ、各相に等しい大きさの駆動電流を流したので
は、回転体の停止位置が不等間隔になる。これを是正す
るため各相のコイル電流の大きさもしくはステータ形状
を変えて、停止位置が等間隔になるようにする。これら
のことにより、暗い環境でも外部照明を必要としない自
己発光型の回動型表示素子が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例における回
動型表示素子の構成を詳述する。本実施例における表示
素子の構造を、図1の斜視図を用いて説明する。図1に
示すように、磁性材料からなる地板6から3本の磁芯4
a〜4cが立ち上がり、磁芯4a〜4cの上端部にはそ
れぞれステータ3a〜3cが結合される。ステータ3a
〜3cは、磁石ギャップ28を介してロータ磁石2を取
り囲むとともに、互いにステータギャップ27を介して
配置されている。ロータ磁石2のN極とS極とは対向す
るよう、すなわち180゜間隔で着磁されている。
【0019】磁芯4a〜4cには、それぞれコイル5a
〜5cを巻いており、コイル5aとコイル5cを直列に
接続して一つの相をなし、コイルbにて他の一つの相を
なし、合せて2相のコイル群を形成している。この時コ
イル5a〜5cはそれぞれその抵抗値および巻き数を等
しくする。
【0020】コイル端子10aとコイル端子10c、お
よびコイル端子10b1とコイル端子10b2の間にそ
れぞれ駆動パルスを与える。このときステータ3aとス
テータ3cは互いに逆極性になるようにコイル5aとコ
イル5cを接続する。
【0021】ロータ磁石2には回転軸9を固定し、この
回転軸9の上端部のステータ枠13の軸受け穴12を通
って上方に突き出した部分に、色表示体1を中心穴11
で押し込むようにして固定している。色表示体1の円筒
面は、回転軸9に平行に4つの領域に等分割し、それぞ
れを色の異なるカラーフィルタで構成している。
【0022】光反射板8は、一方の面が光を反射するよ
うにした薄い板を図示のように中央部が円筒状で両端部
が平面状になった衝立状とし、反射面を光源7側にして
回転軸9の回り90゜の範囲内に図示のように設置す
る。この光反射板8は、光源7の反対側からの外部光を
遮断するとともに、光源7側の光が全て光源7の直前の
カラーフィルタ面を通過するようにしている。
【0023】色表示体1はステップモータによって回転
させ、その4個の停止位置においては一つの色のカラー
フィルタのみが光反射板8を設置した角度領域に存在す
るようにする。従って色表示体1を光反射板8の方から
見ていれば、色表示体1の回転によりカラーフィルタを
透過した光源7の光が4色に切り替わる。
【0024】ステータ枠13は、3個のステータ3a〜
3cと光反射板8を位置決めして保持するプラスチック
枠で、図1では分かりやすくするため、ステータ枠13
と色表示体1とを上方に持ち上げて図示してある。表示
素子を組み立てた状態では、ロータ磁石2とステータ3
とコイル5を巻いた磁芯4と光反射板8と光源7と回転
軸9とは、ステータ枠13とともに色表示体1の内側に
収納している。そしてロータ磁石2とステータ3とコイ
ル5を巻いた磁芯4と回転軸9とにより、ステップモー
タを構成している。
【0025】次に、ステップモータと光反射板8と光源
7と色表示体1の配置構成について、図2を用いて説明
する。図2は本実施例における表示素子を示す平面図で
ある。位置30、31、32、33、34、35、3
6、37は回転軸9を中心とした角度位置で、位置30
を原点として時計回りにその座標をとっている。ここで
位置30、31、32、33、34、35、36、37
の座標値は360分法で、それぞれ0°、45°、90
°、135°、180°、225°、270°、315
°である。
【0026】ステータ3a〜3cは、その断面が中心角
90°の扇形をしており、磁石ギャップ28をはさんで
ロータ磁石2の回り270°の領域を囲んでいる。また
ステータ3aとステータ3bおよびステータ3bとステ
ータ3cはそれぞれステータギャップ27をはさんで配
置する。
【0027】光反射板8はロータ磁石2の周囲のうちス
テータを配置していない90°の領域に設置する。色表
示体1の側面は4個の色の異なるカラーフィルタ面20
〜23で構成し、このカラーフィルタ面20〜23はお
のおのその断面が中心角90°の円弧状にする。
【0028】図1に示すように、ステータ3a、ステー
タ3c、磁芯4a、磁芯4c、コイル5aおよびコイル5
cよりなるステータ相を第1相とし、ステータ3b,磁
芯4bおよびコイル5bよりなるステータ相を第2相と
する。
【0029】次に、図3と図4を用いてステップモータ
の動作について説明する。図3と図4とは、ステップモ
ータのロータ磁石2とステータ3の状態を示す平面図で
ある。図3に示すように、3個のステータ3a〜3cを
図示の極性に励磁することによって、ロータ磁石2のN
極24とS極25はそれぞれ、位置31と位置35とで
安定状態を保つ。ただしこの時、第1相の励磁電流と、
第2相の励磁電流の比を1:4とする。この理由につい
ては後述の図5〜12の説明の中で述べる。
【0030】次に図4に示すように、3個のステータ3
a〜3cを図示の極性に励磁することによって、ロータ
磁石2のN極24とS極25はそれぞれ、位置33と位
置37とで安定状態を保つ。ただしこの時も上記と同様
の理由により、第1相の励磁電流と、第2相の励磁電流
の比を1:4とする。従って励磁状態を図3の状態から
図4の状態に移行すれば、ロータ磁石2を時計回りに9
0°回転させることができる。
【0031】3個のステータを図3または図4と逆の極
性に励磁することにより、ロータ磁石2のN極24とS
極25がそれぞれ位置35と位置31、および位置37
と位置33とで安定状態を保つようにすることができ
る。従って励磁状態を適宜切り換えて、ロータ磁石2を
時計回りあるいは反時計回りに90°あるいは180°
回転させることにより、そのN極24あるいはS極25
の位置を位置31、33、35、37のうちの任意の位
置から任意の位置へ回転することができる。なお180
°回転は、同一方向へ2度、90°回転させて行う。
【0032】次にステップモータを上記のように90°
回転させるための駆動信号について、図17を用いて説
明する。図17は従来技術を説明するために用いた図で
あるが、本実施例で用いるものと同一であるので流用す
る。最初、ロータ磁石2は図3の状態にあるものとす
る。加速パルス140は、ステータ3a〜3cを図4の
ように励磁することによって、ロータ磁石2のN極24
が位置31から位置33へ向かって回転するように作用
する。
【0033】減速パルス141は、ロータ磁石2のN極
24がほぼ位置32を通過する時点より作用し始め、ス
テータ3a〜3cを図3のように励磁することによっ
て、ロータ磁石2の回転にブレーキをかけ、ロータ磁石
2のN極24が位置33の近傍に充分速度を落として接
近するように作用する。
【0034】静定パルス142は、ロータ磁石2のN極
24が位置33の近傍に入った時点よりステータ3a〜
3cを図4のように励磁することによって、ロータ磁石
2を図4の状態に安定停止させる。
【0035】減速パルス141を加速パルス140や静
定パルス142とは逆の極性で描いてあるが、これは以
下のような意味である。すなわち加速パルス140や静
定パルス142はステータ3a〜3cを図4のように励
磁して、ロータ磁石2のN極24が位置33へ吸引され
るように作用する。一方、減速パルス141はステータ
3a〜3cを図3のように励磁して、ロータ磁石2のN
極24が位置33から反発されるように作用する。
【0036】次にステップモータの各相に流す励磁電流
の大きさを調節することによりロータ磁石の停止位置を
等間隔にする方法について、図5〜図12を用いて説明
する。これらの図において、縦軸(T)は発生トルクの
大きさおよび向きを示している。第1相のみに規定電流
を流した時発生する最大トルクの大きさを正規化して
“1”としており、正符号は反時計回りに、負符号は時
計回りにトルクが発生することを示している。また横軸
(Θ)は、図2に示した座標系におけるロータ磁石2の
N極24の回転位置を示しており、機械的に2回転分を
表示している。なお0゜、360゜、720゜は当然の
ことながら同一位置である。
【0037】上記2相のステータはコイル総巻き数およ
びステータ形状が異なるため、単位電流を流した時の起
磁力および主磁路の磁気抵抗が等しくなく、従って各相
のトルク定数は異なったものとなる。すなわち単位電流
を流した時の起磁力については、第1相は第2相に比べ
てコイルの総巻き数が2倍なので起磁力も2倍となる。
また主磁路の磁気抵抗については、第1相は第2相に比
べて主磁路の磁石ギャップ28が間隔は等しいまま対向
面積が2倍になるため、半分になる。従って、第1相と
第2相のトルク定数の比率は、4:1となる。このため
2相のステータコイルに等しい大きさの電流を流したの
では、ロータ磁石の停止位置は不等間隔になる。この様
子を図5〜図8を用いて説明する。
【0038】図5は第1相にはステータ3a、ステータ
3cがそれぞれS極、N極になるように、第2相にはス
テータ3bがN極になるように、それぞれ規定電流を流
した時のいくつかの発生トルク波形を表わした波形図で
ある。波形40は第1相のみに規定電流を流した時の発
生トルク波形であり、波形42は第2相のみに規定電流
を流した時の発生トルク波形であり、波形44は通常の
励磁状態である第1相および第2相に規定電流を流した
時の発生トルク波形である。波形42の振幅は、上記の
理由により波形40の振幅の4分に1になる。また波形
44は波形40と波形42を加算したものとなる。
【0039】通常励磁状態では、ロータ磁石2のN極2
4が位置48aあるいは位置48bで安定停止する。な
お位置48aと位置48bは実際は同一位置であリ、以
後位置48と表わす。この理由は波形44を見ればわか
るようにN極24が位置48から+180゜の領域にあ
れば、ロータ磁石2は反時計回りのトルクを受け、位置
48に戻ろうとする。同様にN極24が位置48から−
180゜の領域にあれば、ロータ磁石2は時計回りのト
ルクを受け、位置48に戻ろうとする。このようにして
結局ロータ磁石2はN極24が位置48で安定停止す
る。
【0040】図6は第1相にはステータ3a、ステータ
3cがそれぞれS極、N極になるように、第2相にはス
テータ3bがS極になるように、それぞれ規定電流を流
した時のいくつかの発生トルク波形を表わした波形図で
ある。波形40は第1相のみに規定電流を流した時の発
生トルク波形であり、波形43は第2相のみに規定電流
を流した時の発生トルク波形であり、波形45は通常の
励磁状態である第1相および第2相に規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0041】通常励磁状態では図5の場合と同様の理由
により、ロータ磁石2はN極24が位置49aあるいは
49bで安定停止する。なお位置49aと位置49bは
実際は同一位置であリ、以後位置49と表わす。
【0042】図7は第1相にはステータ3a、ステータ
3cがそれぞれN極、S極になるように、第2相にはス
テータ3bがS極になるように、それぞれ規定電流を流
した時のいくつかの発生トルク波形を表わした波形図で
ある。波形41は第1相のみに規定電流を流した時の発
生トルク波形であり、波形43は第2相のみに規定電流
を流した時の発生トルク波形であり、波形46は通常の
励磁状態である第1相および第2相に規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0043】通常励磁状態では図5の場合と同様の理由
により、ロータ磁石2はN極24が位置50aあるいは
50bで安定停止する。なお位置50aと位置50bは
実際は同一位置であリ、以後位置50と表わす。
【0044】図8は第1相にはステータ3a、ステータ
3cがそれぞれN極、S極になるように、第2相にはス
テータ3bがN極になるように、それぞれ規定電流を流
した時のいくつかの発生トルク波形を表わした波形図で
ある。波形41は第1相のみに規定電流を流した時の発
生トルク波形であり、波形42は第2相のみに規定電流
を流した時の発生トルク波形であり、波形47は通常の
励磁状態である第1相および第2相に規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0045】通常励磁状態では図5の場合と同様の理由
により、ロータ磁石2はN極24が位置51aあるいは
51bで安定停止する。なお位置51aと位置51bは
実際は同一位置であリ、以後位置51と表わす。
【0046】以上の説明から分かるように、2相のステ
ータコイルに等しい大きさの電流を流した場合はロータ
磁石2の停止位置は位置48〜51の4点となり、図5
〜図8から明らかなようにこれらは不等間隔となる。
【0047】次に、2相に流す電流の値を調節して停止
位置を等間隔にする方法について図9〜図12を用いて
説明する。先に述べたように第1相と第2相のトルク定
数の比率は4:1となっているので、第1相と第2相の
コイルに流す電流の比率を1:4とすればよい。
【0048】図9は第1相にはステータ3a、ステータ
3cがそれぞれS極、N極になるように通常の規定電流
を流し、第2相にはステータ3bがN極になるように第
1相に流す電流の4倍を規定電流として流した時のいく
つかの発生トルク波形を表わした波形図である。波形4
0は第1相のみに規定電流を流した時の発生トルク波形
であり、波形62は第2相のみに規定電流を流した時の
発生トルク波形であり、波形64は通常の励磁状態であ
る第1相および第2相にそれぞれの規定電流を流した時
の発生トルク波形である。波形62の振幅は、上記の処
置をすることにより波形40の振幅と等しくなる。また
波形64は波形40と波形62を加算したものとなる。
【0049】通常励磁状態では、ロータ磁石2はN極2
4が位置68aあるいは位置68bで安定停止する。な
お位置68aと位置68bは実際は同一位置であリ、以
後位置68と表わす。この位置68は、図2では位置3
7に対応する。
【0050】図10は第1相にはステータ3a、ステー
タ3cがそれぞれS極、N極になるように通常の規定電
流を流し、第2相にはステータ3bがS極になるように
第1相に流す電流の4倍を規定電流として流した時のい
くつかの発生トルク波形を表わした波形図である。波形
40は第1相のみに規定電流を流した時の発生トルク波
形であり、波形63は第2相のみに規定電流を流した時
の発生トルク波形であり、波形65は通常の励磁状態で
ある第1相および第2相にそれぞれの規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0051】通常励磁状態では、ロータ磁石2はN極2
4が位置69aあるいは位置69bで安定停止する。な
お位置69aと位置69bは実際は同一位置であリ、以
後位置69と表わす。この位置69は、図2では位置3
1に対応する。
【0052】図11は第1相にはステータ3a、ステー
タ3cがそれぞれN極、S極になるように通常の規定電
流を流し、第2相にはステータ3bがS極になるように
第1相に流す電流の4倍を規定電流として流した時のい
くつかの発生トルク波形を表わした波形図である。波形
41は第1相のみに規定電流を流した時の発生トルク波
形であり、波形63は第2相のみに規定電流を流した時
の発生トルク波形であり、波形66は通常の励磁状態で
ある第1相および第2相にそれぞれの規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0053】通常励磁状態では、ロータ磁石2はN極2
4が位置70aあるいは位置70bで安定停止する。な
お位置70aと位置70bは実際は同一位置であリ、以
後位置70と表わす。この位置70は、図2では位置3
3に対応する。
【0054】図12は第1相にはステータ3a、ステー
タ3cがそれぞれN極、S極になるように通常の規定電
流を流し、第2相にはステータ3bがN極になるように
第1相に流す電流の4倍を規定電流として流した時のい
くつかの発生トルク波形を表わした波形図である。波形
41は第1相のみに規定電流を流した時の発生トルク波
形であり、波形62は第2相のみに規定電流を流した時
の発生トルク波形であり、波形67は通常の励磁状態で
ある第1相および第2相にそれぞれの規定電流を流した
時の発生トルク波形である。
【0055】通常励磁状態では、ロータ磁石2はN極2
4が位置71aあるいは位置71bで安定停止する。な
お位置71aと位置71bは実際は同一位置であリ、以
後位置71と表わす。この位置71は、図2では位置3
5に対応する。
【0056】以上の説明から分かるように、第1相と第
2相に流す励磁電流の比率を1:4にすれば、ロータ磁
石2のN極24の停止位置は位置68〜71、あるいは
図2においては位置31、位置33、位置35及び位置
37の4点となり、これらは等間隔となる。
【0057】次に、ステップモータのロータ磁石の停止
位置を等間隔にする別の方法について、図13を用いて
説明する。図13はこの別の方法を用いた第2の実施例
における表示素子を示す平面図である。ステータ83a
〜83cの形状およびステータギャップ87の位置を除
けば図2と同じ構成である。
【0058】ステータ83aおよびステータ83cの平
面形状はそれぞれ位置30、位置34を中心とした開き
角がほぼ60°の扇形であり、ステータ83bの平面形
状は位置32を中心とした開き角がほぼ120°の扇形
である。ステータ83a、83cには第1の実施例にお
けるコイル5aを巻いた磁芯4a、コイル5cを巻いた
磁芯4cと同じものを結合する。ステータ85bには第
1の実施例における磁芯4bと同じものを結合し、この
磁芯に第1の実施例におけるコイル5bと比べて、巻き
数および線径が2倍のコイルを巻く。すなわちコイル抵
抗を変えずに巻き数を2倍にする。
【0059】本実施例においても、ステータ83a、8
3cおよびそれらに結合された磁芯、コイルより構成さ
れるステータ相を第1相とし、ステータ83bおよびそ
れらに結合された磁芯、コイルより構成されるステータ
相を第2相とする。第1相と第2相の単位電流を流した
時の起磁力は、両者のコイル巻き数が等しいので等しく
なり、また第1相と第2相の主磁路の磁気抵抗は、両主
磁路の磁気ギャップの間隔および総対向面積共等しいの
で等しくなる。従って両相のトルク定数は等しく、両相
に同じ大きさの励磁電流を流し電流の向きを適宜変える
ことによって、先の実施例における図9〜図12と同じ
トルク特性が得られ、停止位置は等間隔となる。この場
合、両相のコイル抵抗値は等しいので、同じ大きさの電
圧を印加すればよく、従って単一電源で駆動することが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば暗い環境でも外部照明なしで見易い回動型表示
素子が可能となる。従って、大画面表示に適した回動型
表示装置において、余分なスペースなしで設置でき夜間
のような暗い環境でも使用可能なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における回動型表示素子を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施例における回動型表示素子を示す
平面図である。
【図3】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータのロータ磁石とステータの状態を示
す平面図である。
【図4】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータのロータ磁石とステータの他の状態
を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータの発生トルクを示す第1の波形図で
ある。
【図6】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータの発生トルクを示す第2の波形図で
ある。
【図7】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータの発生トルクを示す第3の波形図で
ある。
【図8】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータの発生トルクを示す第4の波形図で
ある。
【図9】本発明の実施例における回動型表示素子を構成
するステップモータの発生トルクを示す第5の波形図で
ある。
【図10】本発明の実施例における回動型表示素子を構
成するステップモータの発生トルクを示す第6の波形図
である。
【図11】本発明の実施例における回動型表示素子を構
成するステップモータの発生トルクを示す第7の波形図
である。
【図12】本発明の実施例における回動型表示素子を構
成するステップモータの発生トルクを示す第8の波形図
である。
【図13】本発明の他の実施例における回動型表示素子
を示す平面図である。
【図14】従来例における回動型表示素子を示す斜視図
である。
【図15】従来例における回動型表示素子を構成するス
テップモータのロータ磁石とステータの状態を示す平面
図である。
【図16】従来例における回動型表示素子を構成するス
テップモータのロータ磁石とステータの他の状態を示す
平面図である。
【図17】従来例における回動型表示素子を構成するス
テップモータの駆動信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 色表示体 2 ロータ磁石 3a〜c ステータ 4a〜c 磁芯 5a〜c コイル 6 地板 7 光源 8 光反射板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に異なる色の複数のカラーフィルタ
    面を有する筒形の色表示体と、色表示体を回転駆動する
    永久磁石型ステップモータ機構と、光源および光反射板
    を有し、 色表示体外周をカラーフィルタ面により各色毎に回転軸
    に平行に等分割し、 色表示体内部に、一つの色に対応するカラーフィルタ面
    を外周の円弧面とする扇形断面の柱状空間を設けて前記
    光源および光反射板を配置し、残りの空間にステップモ
    ータ機構のステータを配置し、 色表示体の停止位置が等角度間隔になるようステップモ
    ータのステータコイルに流す駆動電流の大きさもしくは
    ステータ形状を選定し、 ステップモータ機構により色表示体を回転駆動して、所
    望の色のカラーフィルタ面を前記光源および光反射板に
    面する位置に運び、光がカラーフィルタ面を通過するよ
    うにして所望の色を表示することを特徴とする回動型表
    示素子。
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Cited By (4)

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CN109073416A (zh) * 2016-02-24 2018-12-21 罗伯特·博世有限公司 旋转角度传感器

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