JPH0953919A - 幅測定装置 - Google Patents

幅測定装置

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JPH0953919A
JPH0953919A JP20475095A JP20475095A JPH0953919A JP H0953919 A JPH0953919 A JP H0953919A JP 20475095 A JP20475095 A JP 20475095A JP 20475095 A JP20475095 A JP 20475095A JP H0953919 A JPH0953919 A JP H0953919A
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scanning
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cycle
surface temperature
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JP20475095A
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Masatoshi Tanabe
正敏 田辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、赤熱した被測定物のように先端部
分の急激な温度上昇がある場合でも、最適な走査周期を
有する自動利得制御を行うことができ、かつ、映像信号
の飽和を防止でき、さらに、先端部に輝度ムラに影響さ
れずに高速で安定した自動利得制御を行うことができる
幅測定装置を提供することにある。 【解決手段】 搬送中の赤熱した被測定物3に対して受
光器5を用いて光学的に幅方向に走査して被測定物3か
らの放射光を受光し、受光器5で受光した被測定物3の
先端部の映像信号から被測定物3の表面温度を被測定物
温度予測部23で予測し、予測された被測定物3の表面
温度から次走査の走査周期T1 を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅測定装置に関
し、特に、搬送中の被測定物からの放射光を受光して被
測定物の幅寸法を連続的に測定することができる幅測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の幅測定装置としては、図4に示す
ものが知られている。このものは、基準的な幅寸法を有
する対象物に対して、例えば、鋼板の製造工程中におけ
る幅寸法がどの程度変化するかを連続的に測定するため
のものである。詳しくは、図4に示す幅測定装置におい
ては、赤熱物体である被測定物103から放射される放
射光に対し、受光器105で幅方向に走査して得られる
光学的信号を映像信号に変換し、次に、制御部107で
映像信号をA/D変換した後に、被測定物103の映像
データに対してエッジ検出を行い、検出されたエッジ位
置に基づいて被測定物103の幅演算を行うことで、幅
寸法を連続的に測定していた。ここで、制御部107は
走査周期を有する走査信号を発生させて受光器105に
出力して受光器105を制御していた。
【0003】さらに詳しくは、制御部107では、図5
に示すフローチャートに基づいて自動利得制御を行って
いた。図5に示すように、まず、ステップS200で
は、制御部107は走査周期の初期値T0 を設定し、走
査周期T0 を有する走査信号を受光器105に出力す
る。次に、ステップS210では、前記走査信号に対応
する被測定物103の映像信号を受光器105から受け
取り、映像データ中の波高値Vを検出する。ここで、検
出された波高値Vは被測定物103の先端部分の温度を
表している。
【0004】次に、ステップS220では、波高値Vが
映像データの飽和限界を表わす上限アラーム値を越えた
か否かを判断する。ステップS230では、波高値Vが
上限アラーム値を越えた場合には、走査周期Tを、 T=T/N……(数1) として、無条件に1/N(N=自然数)に再設定するこ
とで、映像データが飽和限界に達しないようにする。
【0005】一方、ステップS240では、波高値Vが
上限アラーム値を越えていない場合には、波高値を目標
とする目標波高値VS にするために、現在の走査周期T
と映像データの波高値Vから次の走査周期Tを、 T=(VS /V)T……(数2) として求め、以上の各ステップの繰り返しによって、波
高値を目標値にするために、各走査の波高値Vと、走査
周期Tとから次の走査周期を算出していた。なお、(数
2)が成立するためには、走査周期を再設定する間に被
測定物103の温度がほぼ一定な状態である必要があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
赤熱物体である被測定物103の先端部分の温度分布は
急激に上昇しているので、従来の幅測定装置にあって
は、この温度上昇分だけ受光器105に余分に被測定物
103からの光学的信号が入り、その結果、映像信号が
飽和して、エッジ検出ができなくなるため、被測定物の
幅寸法を先端部を始めとして連続的に測定できないとい
った問題があった。また、赤熱物体である被測定物10
3を幅方向に走査して得られる映像信号を一定レベルに
制御する場合、先端部には輝度ムラ等があるため安定し
た制御ができず、その結果、応答時間がかかるといった
問題があった。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、赤熱した被測定物のように先端部分
の急激な温度上昇がある場合でも、最適な走査周期を有
する自動利得制御を行うことができ、かつ、映像信号の
飽和を防止でき、さらに、先端部に輝度ムラに影響され
ずに高速で安定した自動利得制御を行うことができる幅
測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、搬送中の被測定物に対して受
光器を用いて光学的に幅方向に走査して該被測定物から
の放射光を受光する一方、該受光器に走査信号を出力す
るとともに該被測定物の幅寸法を連続的に測定する幅測
定装置において、前記受光器で受光した前記被測定物の
先端部の映像信号から前記被測定物の表面温度を予測す
る温度予測手段と、予測された前記被測定物の表面温度
から次走査の走査周期を設定する次走査周期設定手段
と、を有することを要旨とする。請求項1記載の発明に
あっては、搬送中の被測定物に対して受光器を用いて光
学的に幅方向に走査して被測定物からの放射光を受光
し、受光器で受光した被測定物の先端部の映像信号から
被測定物の表面温度を予測し、予測された被測定物の表
面温度から次走査の走査周期を設定することで、設定さ
れた次走査の走査周期を有する走査信号を受光器に出力
するという作用を有する。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記温度予測手段は、映像信号の波高値と表面
温度との相関を表す温度テーブルを有することを要旨と
する。請求項2記載の発明にあっては、映像信号の波高
値と表面温度との相関を表す温度テーブルを有すること
ことで、映像信号の波高値から被測定物の表面温度を予
測するという作用を有する。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記次走査周期設定手段は、表面温度と走査周
期との相関を表す走査周期テーブルを有することを要旨
とする。請求項3記載の発明にあっては、表面温度と走
査周期との相関を表す走査周期テーブルを有すること
で、表面温度に対応する走査周期を設定するという作用
を有する。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記走査周期テーブルは、前記表面温度に対応
する走査周期の上限値を有することを要旨とする。請求
項4記載の発明にあっては、表面温度に対応する走査周
期の上限値を有することで、表面温度に対応する走査周
期の上限値を設定するという作用を有する。
【0012】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、搬送中の被測定物に対して受光器を用いて光学
的に幅方向に走査して該被測定物からの放射光を受光す
る一方、該受光器に走査信号を出力するとともに該被測
定物の幅寸法を連続的に測定する幅測定装置において、
前記受光器で受光した前記被測定物の先端部の映像信号
から前記被測定物の表面温度を予測する温度予測手段
と、予測された前記被測定物の表面温度から次走査の走
査周期を設定する次走査周期設定手段と、設定された次
走査の走査周期の変化幅を制限する走査周期変化幅制限
手段と、前記映像信号の波高値が所定の目標値に対して
所定の範囲内に入った場合には、該走査周期変化幅制限
手段で制限された新たな走査周期に切替える走査周期切
替手段と、を有することを要旨とする。
【0013】請求項5記載の発明にあっては、搬送中の
被測定物に対して受光器を用いて光学的に幅方向に走査
して該被測定物からの放射光を受光し、受光器で受光し
た被測定物の先端部の映像信号から被測定物の表面温度
を予測し、予測された被測定物の表面温度から次走査の
走査周期を設定し、次に、設定された次走査の走査周期
の変化幅を制限する。ここで、映像信号の波高値が所定
の目標値に対して所定の範囲内に入った場合には、制限
された新たな走査周期に切替えることで、制限された新
たな走査周期を有する走査信号を受光器に出力するとい
う作用を有する。
【0014】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記走査周期切替手段は、前記被測定物の測定
を開始してから所定時間経過した場合には、前記走査周
期変化幅制限手段から出力される新たな走査周期に切替
えることを要旨とする。請求項6記載の発明にあって
は、被測定物の測定を開始してから所定時間経過した場
合には、制限された新たな走査周期に切替えることで、
制限された新たな走査周期を有する走査信号を受光器に
出力するという作用を有する。
【0015】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、搬送中の被測定物に対して受光器を用いて光学
的に幅方向に走査して該被測定物からの放射光を受光す
る一方、該受光器に走査信号を出力するとともに該被測
定物の幅寸法を連続的に測定する幅測定装置において、
前記被測定物の先端部の表面温度を測定する温度測定手
段と、測定された前記被測定物の表面温度から次走査の
走査周期を設定する次走査周期設定手段と、を有するこ
とを要旨とする。請求項7記載の発明にあっては、搬送
中の被測定物に対して、被測定物の先端部の表面温度を
測定し、測定された被測定物の表面温度から次走査の走
査周期を設定するという作用を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態
の構成を示す図である。図1に示すように、受光器5
は、走査周期コントロール部39で制御される走査周期
を有する走査信号を用いて被測定物3を幅方向に走査
し、赤熱物体である被測定物3上の表面温度に応じて発
生される光エネルギーを電気信号に変換して映像信号を
出力する。
【0017】I/F7は、制御部9との間で信号ケーブ
ルを介して走査信号や映像信号の入出力を行う。I/F
11は、検出部1との間で信号ケーブルを介して走査信
号や映像信号の入出力を行う。A/D変換部13は、受
光器5から出力されたアナログ信号である映像信号をデ
ジタル信号としての映像データにアナログ/デジタル変
換する。エッジ検出部15は、撮像された被測定物3や
被測定物3以外の暗部を含む映像信号から当該暗部の明
暗の立上りエッジや立下りエッジを検出する。詳しく
は、エッジ検出部15は、A/D変換後の映像データに
対して順次に前後データの差分値を算出し、この差分値
が基準値を越えた場合には立上りエッジや立下りエッジ
があったこととして検出するものである。
【0018】幅演算部17は、立上りエッジと立下りエ
ッジとの間である被測定物3の幅を演算する。詳しく
は、幅演算部17は、エッジ検出部15で検出された立
上りエッジと立下りエッジとの間の期間幅を有する幅信
号を生成し、まず、この幅信号中に特定周波数のクロッ
ク信号が幾つ入るかを計数する。次に、計数結果に対し
て、予め設定された計数値/板幅変換テーブルを参照
し、テーブル変換して板幅を求めるものである。
【0019】波高最大値検出部19は、初期走査周期設
定部35で予め設定される初期走査周期による映像デー
タから波高最大値V0 を検出する。詳しくは、波高最大
値検出部19は、A/D変換後の映像データに対して初
期値0の波高レジスタ値VMと比較し、比較結果として
映像データの方が大きかった場合には、波高レジスタ値
VM をこの映像データに置き換え、順次に幅方向にこの
処理を繰り返すことで、波高最大値V0 を検出するもの
である。
【0020】温度テーブル21は、初期走査周期時にお
ける赤熱物体温度と映像信号の波高最大値V0 の関係を
温度テーブルとして保持しておく。これにより、1走査
目の波高値V0 から、赤熱物体の先端部の表面温度を予
測し制御することができる。また、温度テーブル21
は、赤熱物体の先端部で、他の箇所より温度が低いと見
なして温度上昇分Δtを含むようにする。従って、1走
査目の波高値V0 から予測される温度は、 t0 +Δt ℃ となる。映像信号が制御目標値となる時の赤熱物体温度
と走査周期の関係も温度テーブル21に保持することに
より、次走査周期の上限リミット値を設定し、急激な温
度変化による過剰制御を防止する。
【0021】被測定物温度予測部23では、温度テーブ
ル21に記憶された波高値V0 に対応する表面温度t1
を、 t1 =t0 +Δt と予測し、走査周期上限値T1 を設定する。
【0022】走査周期上限リミット設定部25は、被測
定物3の表面温度が実際にはΔt上昇するため、例えば
図2(b)に示すように、受光器5では過剰に光エネル
ギーを受けて映像データが、飽和して波高値Vsat.
(ホ)となるので、走査周期に上限リミットを設定し
て、この飽和現象を防止する。
【0023】次走査周期演算部27は、被測定物3の先
端部はΔtだけ温度が低いと見ているが、表面温度が一
様にt0 と判断された場合には、表面温度t0 に対応す
る走査周期Ti を設定する。また、次走査周期演算部2
7は、波高値Vが上限アラーム値を越えた場合には、走
査周期Tを、 T=T/N……(数3) として、無条件に1/N(N=自然数)に再設定するこ
とで、映像データが飽和限界に達しないようにする。
【0024】ダイミックレンジ判断部29は、映像信号
波高値Vが目標値VS の±5%以内に入った場合、また
は、一定時間経過した場合か否かを判断する。スイッチ
31は、ダイナミックレンジ判断部29の判断結果に応
じて接点31a,31bを切替える。
【0025】走査周期変化幅制限部33は、さらに被測
定物3の先端部以外では、温度変化が少なくなって安定
するため、走査周期のダイナミックレンジを狭くして環
境的要因による過剰制御を防止する。初期走査周期設定
部35は、走査周期T0 を設定してスイッチ37の接点
37b側に出力する。
【0026】スイッチ37は、初期走査の場合にはスイ
ッチ37の接点37b側からの走査周期T0 を出力する
一方、走査周期T1 以降はスイッチ37の接点37の側
からの走査周期T1 以降を出力する。走査周期コントロ
ール部39は、設定させた走査周期に応じて受光器5に
出力する走査信号を発生するように制御する。
【0027】次に、図2を用いて走査周期と出力映像信
号の対応関係を説明する。図2(a)において、走査周
期T0 を有する走査信号(イ)が受光器5に入力される
と、受光器5からは図2(b)に示すような映像信号
(ロ)が出力される。次に、図2(a)において、走査
周期T1 を有する走査信号(ハ)が受光器5に入力され
ると、受光器5からは図2(b)に示すような映像信号
(ニ)が出力される。このように、走査周期Tn に対応
する出力映像信号は、走査周期Tn+1 のタイミングに同
期されて受光器5から出力されるものである。
【0028】次に、図2に示すタイミングチャートを用
いて幅測定装置の動作を説明する。まず、初期走査時点
において、初期走査周期設定部35で走査周期T0 が設
定されると、スイッチ37は接点37b側に接続されて
走査周期T0 が出力される。次に、走査周期コントロー
ル部39は設定させた走査周期T0 に応じて走査信号
(イ)を発生し、I/F11から信号ケーブルを介して
I/F7に至り、受光器5に出力する。
【0029】一方、図2(a)のように、受光器5に走
査周期T0 を有する走査信号(イ)が入力されると、受
光器5は走査信号T0 を用いて被測定物3を幅方向に走
査し、赤熱物体である被測定物3上の表面温度に応じて
発生される光エネルギーを電気信号に変換し、図2
(b)のように、波高最大値V0 を有する映像信号
(ロ)を出力する。次に、受光器5から出力された映像
信号(ロ)は、I/F7から信号ケーブルを介してI/
F11に至り、A/D変換部13でデジタル信号として
の映像データに変換される。
【0030】ここで、初期走査時点における被測定物3
の幅を求めるために、エッジ検出部15では、A/D変
換後の映像データに対して順次に前後データの差分値を
算出し、この差分値が基準値を越えた場合には立上りエ
ッジや立下りエッジがあったこととして被測定物3のエ
ッジを検出する。次に、幅演算部17では、エッジ検出
部15で検出された立上りエッジと立下りエッジとの間
の期間幅を有する幅信号を生成し、まず、この幅信号中
に特定周波数のクロック信号が幾つ入るかを計数する。
次に、計数結果に対して、予め設定された計数値/板幅
変換テーブルを参照してテーブル変換して板幅を求め
る。
【0031】一方、初期走査時点における被測定物3の
波高最大値V0 を検出するために、波高最大値検出部1
9でA/D変換後の映像データに対して順次に初期値0
の波高レジスタ値VM と比較し、比較結果として映像デ
ータの方が大きかった場合には波高レジスタ値VM をこ
の映像データに置き換えることで、図2(b)に示すよ
うに、波高最大値V0 (ロ)を検出する。次に、初期走
査時点における被測定物3の表面温度を求めるために、
図2(c)に示すように、被測定物温度予測部23で温
度テーブル21に記憶された最大波高値V0 に対応する
表面温度t1 を予測する。ここで、温度上昇分Δtを加
味して1走査目の波高値から予測される表面温度t1
は、 t1 =t0 +Δt となる。
【0032】次に、次走査時点における走査周期を求め
るために、被測定物温度予測部23では、温度テーブル
21に記憶されたこの表面温度t1 に対応する走査周期
上限値T1 を設定する。次に、次走査時点における映像
信号の飽和を防止するために、走査周期上限リミット設
定部25で走査周期に上限リミットを設定する。ここ
で、被測定物3の先端部はΔtだけ温度が低いと見なさ
れているが、表面温度が一様にt0 と判断された場合に
は、次走査周期演算部27では走査周期T1 を設定す
る。
【0033】ここで、ダイミックレンジ判断部29で映
像信号波高値が目標値VS の±5%以内に入った場合、
または、一定時間経過した場合か否かを判断する。しか
し、現在、次走査時点における走査周期を求めた段階な
ので、スイッチ31は接点31b側に接続されている。
従って、次走査周期演算部27で設定された走査周期T
1 をスイッチ37の接点37a側から走査周期コントロ
ール部39に出力する。
【0034】次に、走査周期コントロール部39から
は、設定させた走査周期T1 に応じて走査信号(ハ)が
発生され、I/F11から信号ケーブルを介してI/F
7に至り、受光器5に出力される。一方、図2(a)の
ように、受光器5に走査周期T1 を有する走査信号
(ハ)が入力されると、受光器5は走査信号T1 を用い
て被測定物3を幅方向に走査し、赤熱物体である被測定
物3上の表面温度に応じて発生される光エネルギーを電
気信号に変換し、図2(b)のように、波高最大値V1
を有する映像信号(ニ)を出力する。次に、受光器5か
ら出力された映像信号(ニ)は、I/F7から信号ケー
ブルを介してI/F11に至り、A/D変換部13でデ
ジタル信号としての映像データに変換される。
【0035】次に、図2(b)に示すように、次走査時
点における被測定物3の波高最大値V1 (ニ)を波高最
大値検出部19で検出する。この場合には、映像信号が
飽和することなく安定した幅測定を可能にすることがで
きる。
【0036】このように、搬送中の赤熱した被測定物3
に対して受光器5を用いて光学的に幅方向に走査して被
測定物3からの放射光を受光し、受光器5で受光した被
測定物3の先端部の映像信号から被測定物3の表面温度
を被測定物温度予測部23で予測し、予測された被測定
物3の表面温度から次走査の走査周期T1 を設定するこ
とで、設定された次走査の走査周期T1 を有する走査信
号を受光器5に出力するので、被測定物3の先端部にお
いて、1走査目から高速応答して受光器5から出力され
る映像信号を目標電圧に制御することができ、被測定物
の表面温度を予測することによって、映像信号が飽和す
ることなく安定した幅測定を可能にすることができる。
また、被測定物3が受光器5の直下に搬送される前に、
初期走査周期値で待機し、直下に先端部がかかり、得ら
れる1走査目の波高最大値から、赤熱物体3の温度を予
測し、映像信号の飽和を防止しつつ、次の最適な走査周
期を設定でき、これにより、高速応答で、過剰制御のな
い自動利得制御を行うことができる。
【0037】また、このように、搬送中の赤熱した被測
定物3に対して受光器5を用いて光学的に幅方向に走査
して被測定物3からの放射光を受光し、受光器5で受光
した被測定物3の先端部の映像信号から被測定物3の表
面温度を被測定物温度予測部23で予測し、予測された
被測定物3の表面温度から次走査の走査周期T1 を設定
し、次に、設定された次走査の走査周期T1 の変化幅を
制限する。ここで、映像信号の波高値が所定の目標値に
対して所定の範囲内に入った場合には、走査周期変化幅
制限部33で制限された新たな走査周期に切替えること
で、制限された新たな走査周期を有する走査信号を受光
器5に出力することによって、被測定物3の急激な温度
変化がない場合には、走査周期の変化幅を切換え、赤熱
物体表面に不純物又は水等が付着することによる局部的
な温度低下による過剰制御を防止することができる。
【0038】次に、図3は、本発明の第ニの実施の形態
の構成を示す図である。その特徴は、検出部1の上流側
に被測定物3の表面温度t1 を測定する温度計41を設
置するものである。このように、搬送ローラ43によっ
て被測定物3が搬送される前に、検出部1の上流側にお
いて、温度計41で被測定物3の表面温度t1 を実測
し、被測定物温度予測部23で温度テーブル21に記憶
されたこの表面温度t1 に対応する走査周期上限値T1
を設定する。次に、次走査時点における映像信号の飽和
を防止するために、走査周期上限リミット設定部25で
走査周期に上限リミットを設定する。次に、次走査周期
演算部27では走査周期T1 を設定することで、設定さ
れた次走査の走査周期T1 を有する走査信号を受光器5
に出力するので、被測定物3の先端部において、1走査
目から高速応答して受光器5から出力される映像信号を
目標電圧に制御することができ、映像信号が飽和するこ
となく安定した幅測定を可能にすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、搬送中の赤熱した被測定物に対して受光器を
用いて光学的に幅方向に走査して被測定物からの放射光
を受光し、受光器で受光した被測定物の先端部の映像信
号から被測定物の表面温度を予測し、予測された被測定
物の表面温度から次走査の走査周期を設定することで、
設定された次走査の走査周期を有する走査信号を受光器
に出力するすることで、被測定物の先端部において、1
走査目から高速応答して受光器から出力される映像信号
を目標電圧に制御することができ、被測定物の表面温度
を予測することによって、映像信号が飽和することなく
安定した幅測定を可能にすることができる。また、被測
定物が受光器の直下に搬送される前に、初期走査周期値
で待機し、直下に先端部がかかり、得られる1走査目の
波高最大値から、赤熱物体の温度を予測し、映像信号の
飽和を防止しつつ、次の最適な走査周期を設定でき、こ
れにより、高速応答で、過剰制御のない自動利得制御を
行うことができる。
【0040】また、請求項7の発明によれば、搬送中の
赤熱した被測定物に対して、被測定物の先端部の表面温
度を測定し、測定された被測定物の表面温度から次走査
の走査周期を設定するので、被測定物の先端部におい
て、1走査目から高速応答して受光器から出力される映
像信号を目標電圧に制御することができ、映像信号が飽
和することなく安定した幅測定を可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施の形態の走査周期と出力映
像信号の対応関係を説明するためのタイミングチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図4】従来の幅測定装置のシステム構成を示す図であ
る。
【図5】従来の幅測定装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
3 被測定物 5 受光器 13 A/D変換部 19 波高最大値検出部 21 温度テーブル 23 被測定物温度予測部 25 走査周期上限リミット設定部 27 次走査周期演算部 29 ダイミックレンジ判断部 33 走査周期変化幅制限部 35 初期走査周期設定部 39 走査周期コントロール部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中の被測定物に対して受光器を用い
    て光学的に幅方向に走査して該被測定物からの放射光を
    受光する一方、該受光器に走査信号を出力するとともに
    該被測定物の幅寸法を連続的に測定する幅測定装置にお
    いて、 前記受光器で受光した前記被測定物の先端部の映像信号
    から前記被測定物の表面温度を予測する温度予測手段
    と、 予測された前記被測定物の表面温度から次走査の走査周
    期を設定する次走査周期設定手段と、を有することを特
    徴とする幅測定装置。
  2. 【請求項2】 前記温度予測手段は、 映像信号の波高値と表面温度との相関を表す温度テーブ
    ルを有することを特徴とする請求項1記載の幅測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記次走査周期設定手段は、 表面温度と走査周期との相関を表す走査周期テーブルを
    有することを特徴とする請求項1記載の幅測定装置。
  4. 【請求項4】 前記走査周期テーブルは、 前記表面温度に対応する走査周期の上限値を有すること
    を特徴とする請求項3記載の幅測定装置。
  5. 【請求項5】 搬送中の被測定物に対して受光器を用い
    て光学的に幅方向に走査して該被測定物からの放射光を
    受光する一方、該受光器に走査信号を出力するとともに
    該被測定物の幅寸法を連続的に測定する幅測定装置にお
    いて、 前記受光器で受光した前記被測定物の先端部の映像信号
    から前記被測定物の表面温度を予測する温度予測手段
    と、 予測された前記被測定物の表面温度から次走査の走査周
    期を設定する次走査周期設定手段と、 設定された次走査の走査周期の変化幅を制限する走査周
    期変化幅制限手段と、 前記映像信号の波高値が所定の目標値に対して所定の範
    囲内に入った場合には、該走査周期変化幅制限手段で制
    限された新たな走査周期に切替える走査周期切替手段
    と、を有することを特徴とする幅測定装置。
  6. 【請求項6】 前記走査周期切替手段は、 前記被測定物の測定を開始してから所定時間経過した場
    合には、前記走査周期変化幅制限手段から出力される新
    たな走査周期に切替えることを特徴とする請求項5記載
    の幅測定装置。
  7. 【請求項7】 搬送中の被測定物に対して受光器を用い
    て光学的に幅方向に走査して該被測定物からの放射光を
    受光する一方、該受光器に走査信号を出力するとともに
    該被測定物の幅寸法を連続的に測定する幅測定装置にお
    いて、 前記被測定物の先端部の表面温度を測定する温度測定手
    段と、 測定された前記被測定物の表面温度から次走査の走査周
    期を設定する次走査周期設定手段と、を有することを特
    徴とする幅測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058456A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Yamatake Corp エッジ検出装置
JP2014036988A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Jfe Steel Corp 連続鋳造機内での鋳片表面温度の測定方法
JP2015102497A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 平面形状測定装置
WO2024029231A1 (ja) * 2022-08-05 2024-02-08 日本製鉄株式会社 温度測定装置及び温度測定方法

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