JPH0952407A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0952407A
JPH0952407A JP7233253A JP23325395A JPH0952407A JP H0952407 A JPH0952407 A JP H0952407A JP 7233253 A JP7233253 A JP 7233253A JP 23325395 A JP23325395 A JP 23325395A JP H0952407 A JPH0952407 A JP H0952407A
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JP
Japan
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printer
host computer
signal
output
control signal
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JP7233253A
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English (en)
Inventor
周平 ▲ひわ▼田
Shiyuuhei Hiwada
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータの電源の立上げにともな
い、プリンタの電源も立上げ、印刷の準備時間を短縮す
る。 【解決手段】 印字データが出力される前であって、ホ
ストコンピュータの電源が立ち上がったときに出力され
るデータストローブ信号を検出し、そのデータストロー
ブ信号が検出されたことに基づいてプリンタの電源を立
上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タの出力装置として用いられるプリンタであって、ホス
トコンピュータから出力された所定の信号に基づいて電
源の立上げを行うことができるものとして好適なプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータから出力され
た信号に基づいて電源を立上げるプリンタとしては、た
とえば、図7に示すインクジェット式プリンタが知られ
ている。このものは、図7に示すように、ホストコンピ
ュータから出力された印字データ90を入力して印字ヘ
ッドの複数のインク吐出口からインクを噴射させるため
の噴射データなどを演算するCPU42を備えた第1制
御回路40と、この第1制御回路40から出力されたパ
ラレルの噴射データを入力してシリアルの噴射データに
変換する第2制御回路50と、この第2制御回路50か
ら出力されたシリアルの噴射データを入力して再びパラ
レルの噴射データに変化する第3制御回路60とを備え
ている。また、上記第1制御回路40には、LFモータ
を駆動する駆動回路71と、CRモータ12を駆動する
駆動回路72と、印字ヘッド10が原点復帰しているこ
とを検出するHPセンサ74と、印刷用紙がなくなった
ことを検出するPEセンサ76と、各種スイッチや表示
用LEDなどのパネル78とが電気的に接続されてい
る。そして、上記第1制御回路40は副電源80に、第
2制御回路50および駆動部70はスイッチ82を介し
て主電源81に、第3制御回路60はスイッチ83を介
して主電源81にそれぞれ接続されている。
【0003】上記インクジェット式プリンタに備えられ
たCPU42で実行されるプログラムの内容を図8のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、ホストコンピ
ュータから出力された印字データ90を受信したか否か
を判定し(ステップ200)、その判定結果が、上記印
字データ90を受信したというものである場合に、上記
スイッチ82および83にON命令を出して主電源81
を立上げ(ステップ210)、印字ヘッドのノズルから
不良インクを吸い出すパージ動作、印字ヘッドのノズル
からインクを吐出させるフラッシング動作などのメンテ
ナンス動作命令を上記駆動部70に出してメンテナンス
動作を実行し(ステップ220)、その後、上記ホスト
コンピュータから出力された印字データ90を入力して
印刷を実行する(ステップ230)。
【0004】そして、最終の印字データを受信してから
経過した時間Tが、予め設定された時間T1になったと
判定されると(ステップ240)、上記メンテナンス命
令を出してメンテナンス動作を実行し(ステップ25
0)、上記印字ヘッド10にキャッピング命令を出して
キャッピングを行い(ステップ260)、このキャッピ
ングの終了後に上記スイッチ82および83にOFF命
令を出して主電源81を遮断する(ステップ270)。
上記のように、上記インクジェット式プリンタでは、上
記ホストコンピュータから出力された印字データ90を
検出したことを主電源立上げの条件となっている。
【0005】また、コンピュータに接続された複数のプ
リンタの電源を制御するものとして、上記コンピュータ
から上記複数のプリンタへ端末識別信号を付した情報信
号を伝送し、自己の端末識別信号の付されている情報信
号を受信したプリンタの電源を自動的に立上げさせる技
術が知られている(特開昭55−147736号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホストコン
ピュータからプリンタへ出力される印字データは、ホス
トコンピュータのOS動作、アプリケーションソフトの
ロードなどの準備が終了してから上記プリンタへ出力さ
れ、上記プリンタは、上記印字データを受信したことを
検出してから、電源を立上げる。したがって、上記従来
の前者のものは、上記印字データを受信してから電源を
立上げるため、電源の立ち上がりが遅いという問題があ
る。
【0007】特に、インクジェット式プリンタでは、上
述のように、電源が立ち上がってから、印刷の準備のた
めの特有のメンテナンス動作、つまり、印字ヘッドのノ
ズルから不良インクを吸い出すパージ動作、印字ヘッド
のノズルからインクを吐出させるフラッシング動作など
が行われるため、これらの動作のない他のプリンタより
も、印刷のための準備に時間がかかる。したがって、印
刷の準備時間を短縮するためには、電源の立ち上がりを
早くすることが課題となっている。
【0008】一方、上記従来の後者のものは、コンピュ
ータから自己の端末識別信号を受信したときに電源を立
上げるものであるため、端末識別信号の付与されていな
いプリンタの電源は立上げることができないという問題
がある。つまり、汎用性がないという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、ホストコンピュータの準備動作の終了を待つことな
く、電源を立上げることができるプリンタを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、ホストコンピ
ュータが、電源を立ち上げてデータを出力するための準
備動作を行った後に、前記ホストコンピュータから出力
される印刷データを入力し、この入力された印刷データ
に基づいて被印刷体に印刷を行うプリンタにおいて、前
記ホストコンピュータから出力される信号であって、前
記ホストコンピュータの電源が立ち上げられたときに状
態が変化する制御信号を検出するとともに、この検出結
果に基づいてプリンタの電源を立上げる電源立上げ手段
を備えるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のプリンタにおいて、前記制御信号は、データストロ
ーブ信号であるという技術的手段を採用する。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のプリンタにおいて、前記電源立上げ手段に
は、前記制御信号の電圧を所定電圧と比較する電圧比較
手段と、この電圧比較手段の比較結果に基づいて作動す
る電源スイッチとが備えられるという技術的手段を採用
する。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のプリンタにおいて、前記電圧比較手段には、前記制
御信号が、前記印字データの出力に伴ってレベルを変化
させても、その制御信号を所定レベルを維持する信号に
変換する制御信号変換手段が備えられるという技術的手
段を採用する。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4のいずれか1つに記載のプリンタにおいて、前記プ
リンタには、インク吐出口から前記被印刷体へインクを
吐出する印字ヘッドが備えられているという技術的手段
を採用する。
【0015】
【作用】請求項1ないし5に記載の発明では、上記ホス
トコンピュータから出力される信号であって、上記ホス
トコンピュータの電源が立ち上げられたときに状態が変
化する制御信号を検出するとともに、この検出結果に基
づいてプリンタの電源を立上げる電源立上げ手段を備え
ているため、上記印字データを受信する前に電源を立上
げることができる。つまり、上記ホストコンピュータの
電源が立上げられ、印字データ出力のための所定の準備
動作が完了した後に上記ホストコンピュータから出力さ
れる印字データを受信したことに基づいて電源を立上げ
るプリンタよりも、早く電源を立上げることができる。
【0016】特に、請求項2に記載の発明では、上記制
御信号として、データストローブ信号を用いることがで
き、そのデータストローブ信号の検出結果に基づいてプ
リンタの電源を立上げることができる。つまり、上記ホ
ストコンピュータから上記プリンタへ出力される信号で
あって、上記印字データを上記プリンタに受け入れさせ
るための信号として用いられるストローブ信号は、上記
ホストコンピュータの電源が立ち上げられたときと略同
時に、上記ホストコンピュータから上記プリンタへ出力
されるため、そのストローブ信号の検出結果に基づいて
電源を立上げることができる。したがって、上記印字デ
ータの入力を待って電源を立上げるプリンタよりも、早
く電源を立上げることができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明では、上記電
源立上げ手段には、上記制御信号の電圧を所定電圧と比
較する電圧比較手段と、この電圧比較手段の比較結果に
基づいて作動する電源スイッチとが備えられているた
め、上記ホストコンピュータの電源が立ち上げられたと
きに、上記ホストコンピュータから出力された制御信号
の電圧状態の変化に基づいて上記電源スイッチを作動さ
せて電源を立上げることができる。
【0018】また、請求項4に記載の発明では、上記電
圧比較手段には、上記制御信号が、上記印字データの出
力に伴ってレベルを変化させても、その制御信号を所定
レベルを維持する信号に変換する制御信号変換手段が備
えられているため、その制御信号変換手段により、上記
制御信号を所定レベルに維持すれば、プリンタが、上記
制御信号の低レベルを検出したときに電源を遮断するタ
イプのものであっても、誤って電源を遮断することがな
い。
【0019】さらに、請求項5に記載の発明では、上記
プリンタが、インク吐出口から上記被印刷体へインクを
吐出する印字ヘッドが備えられたインクジェット式プリ
ンタである場合には、印刷を開始する前に行われるパー
ジ動作やフラッシング動作などの準備動作を電源を立ち
上げてすぐに行うことができるため、印刷開始までの準
備時間を短縮することができる。つまり、インクジェッ
ト式プリンタは、上記準備動作のないプリンタよりも、
印刷開始までに時間のかかる点が短所であるが、上記請
求項1ないし4に記載の発明により、電源を早く立ち上
げて上記準備動作を早期に行わせることにより、上記短
所を補うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
について図を参照して説明する。なお、本実施例では、
本発明に係るプリンタとして、インク吐出口から被印刷
体へインクを吐出して印刷を行うインクジェット式プリ
ンタを代表に説明する。図1は、上記インクジェット式
プリンタの内部機構の外観斜視図であり、図2は、図1
に示すインクジェット式プリンタから一部機構を取り出
して示す外観斜視図である。
【0021】図1に示すように、インクジェット式プリ
ンタ1の本体フレーム2の前部には、手差し給紙部3が
設けられており、この手差し給紙部3の後方であって上
記本体フレーム2の上部には、図2に示すように、後述
する印字ヘッド10、紙送り機構LMなどを搭載するサ
ブフレーム4が設けられている。このサブフレーム4の
上部後方には、図1に示すように、被印刷体である印刷
用紙を複数枚重ねて貯蔵する給紙カセット5が着脱可能
に取付けられている。
【0022】図2に示すように、上記サブフレーム4の
上部後方には、円筒形状のプラテンローラ6が配置され
ている。このプラテンローラ6は、上記給紙カセット5
または手差し給紙部3から供給された被印刷体としての
印刷用紙を上記印字ヘッド10に対面させながら上下方
向に搬送するものであり、上記紙送り機構LMの一部を
構成する。上記プラテンローラ6は、図示しないLFモ
ータにより、プラテンギヤ7を介して駆動される。上記
プラテンローラ6の上側には、上記印刷用紙をプラテン
ローラ6に密着させるプレッシャローラ8が設けられて
いる。
【0023】上記プラテンローラ6の前方には、上記印
字ヘッド10を搭載して上記プラテンローラ6に対面さ
せて往復動させるキャリッジ9が設けられている。この
キャリッジ9は、上記プラテンローラ6と平行に設けら
れたキャリッジ軸11に沿って移動可能とされている。
上記サブフレーム4の右方裏面には、上記キャリッジ9
を駆動するCRモータ12が配置されている。このCR
モータ12は、ベルト13を介して上記キャリッジ9を
駆動するものであり、ステップモータまたはDCモータ
が用いられる。また、上記ベルト13に沿って、目盛り
が付されたテープ状の位置ゲージ14が設けられてい
る。
【0024】上記プラテンローラ6の左側には、パージ
動作を行うパージ装置18が配置されている。上記パー
ジ動作とは、インクジェット式プリンタの使用中に印字
ヘッド10内のインク流路中に気泡が発生したり、吐出
面上にインクのしずくが付着したりすることなどの原因
により、上記印字ヘッド10が吐出不良となった場合
に、良好な吐出状態に回復させるための動作である。こ
のパージ動作は、上記印字ヘッド10が、パージ装置1
8のキャップ15に覆われる位置へ移動し、内蔵された
公知のポンプにより負圧を発生させ、上記印字ヘッド1
0の内部の不良インクを吐出口を介して吸引することに
より行われる。上記パージ装置18のポンプは、ポンプ
カムギヤ19を介してLFモータ(図示省略)により駆
動される。また、印字動作を終了したとき、上記印字ヘ
ッド10は、吐出口の渇きを防止するために、キャップ
15に覆われる(キャッピング)。
【0025】また、上記パージ装置18の近傍には、フ
ラッシング動作用のインク吸収体(図示省略)が設けら
れている。上記フラッシング動作とは、上記印字ヘッド
10を良好な吐出状態に保持するために行われるもので
あり、印刷中に上記印字ヘッド10が上記インク吸収体
上に移動して、上記印字ヘッド10の全ノズルからイン
クの噴射を行う動作である。
【0026】次に、上記インクジェット式プリンタ1に
内蔵された制御系を図3のブロック図を参照して説明す
る。上記制御系には、第1制御回路40、第2制御回路
50および第3制御回路60が備えられている。上記第
1制御回路40は、ホストコンピュータ30のインター
フェース31に接続されたプリンタ側のインターフェー
ス41と、公知の演算処理装置であるCPU42と、R
OMおよびRAMから構成されるメモリ43と、入出力
制御回路44とから構成される。なお、本実施例では、
上記ホストコンピュータ30のインターフェース31お
よびインクジェット式プリンタ1のインターフェース4
1には、セントロニクスインターフェースが用いられて
いる。
【0027】上記インターフェース41には、図4に示
す検出回路45が備えられている。上記検出回路45
は、上記ホストコンピュータ30から出力された5Vの
データストローブ(STROBE)信号を検出する回路
である。上記ストローブ信号とは、図5に示すように、
上記ホストコンピュータ30から出力される印刷データ
を上記インクジェット式プリンタ1に取り込ませるため
の信号であり、その信号を取り込んだ上記インクジェッ
ト式プリンタ1から、取り込んだことを知らせるための
アクノレッジ(ACKNOWLEDGE)信号が、上記
ホストコンピュータ30へ返信される。上記ストローブ
信号は、上記ホストコンピュータ30の電源が立ち上げ
られたときに、略同時に上記ホストコンピュータ30か
ら出力される信号であり、上記ホストコンピュータ30
から印字データが出力される毎に、その印字データを取
り込ませるために0Vに落ちる。つまり、上記ストロー
ブ信号は、上記ホストコンピュータ30の印刷データを
出力する前に上記ホストコンピュータ30から出力され
る。
【0028】上記第1制御回路40のCPU42は、上
記検出回路45から出力され、上記入出力制御回路44
を介して出力された検出信号に基づいて、その検出信号
が上記ストローブ信号によるものか否かの後述する演算
を行ったり、上記ホストコンピュータ30から出力され
た印字データに基づいて上記印字ヘッド10の複数の吐
出口からインクを吐出させるための噴射データを演算し
たりする。また、上記第1制御回路40には、上記LF
モータを駆動する駆動回路71と、上記CRモータ12
を駆動する駆動回路72と、上記キャリッジ9が原点に
復帰していることを検出するHPセンサ74と、上記印
刷用紙がないことを検出するPEセンサ76と、表示ラ
ンプや各種スイッチが設けられたパネル78とが電気的
に接続されている。なお、上記駆動回路71、72、L
Fモータ、CRモータ12、HPセンサ74、PEセン
サ76およびパネル78により、駆動部70が構成され
る。
【0029】上記第2制御回路50は、上記第1制御回
路40の入出力制御回路44から出力されたパラレルの
噴射データを入力してシリアルの噴射データに変換す
る。つまり、次段の第3制御回路60は上記キャリッジ
9に内蔵されているため、上記第2制御回路50と第3
制御回路60とを接続する線を多くすると、上記キャリ
ッジ9が往復動する際に邪魔になることから、上記線の
数を少なくするために、パラレルの噴射データをシリア
ルの噴射データに変換する。上記変換を行うのが並列直
列変換回路52であり、上記第1制御回路40から出力
された噴射データを蓄積して上記並列直列変換回路52
へ順次出力するのがコントローラ51である。
【0030】上記第3制御回路60は、上記第2制御回
路50から出力されたシリアルの噴射データを上記印字
ヘッドに複数形成された吐出口に対応させるため、再
度、パラレルデータに変換する直列並列変換回路61
と、この直列並列変換回路61から出力されたパラレル
の噴射データを入力して上記印字ヘッド10を駆動する
駆動回路62とから構成される。
【0031】さらに、上記第1制御回路40は、インク
ジェット式プリンタ1に内蔵された副電源80に接続さ
れており、主電源81の電源が遮断された場合であって
も、上記メモリ43に記憶された内容が揮発しないよう
になっている。また、上記駆動回路71、72などから
構成される駆動部70は、スイッチ82を介して上記主
電源81に接続されている。上記第2制御部50は、上
記スイッチ82を介して上記主電源81に、上記第3制
御部60は、スイッチ83を介して上記主電源81にそ
れぞれ接続されている。そして、上記スイッチ82およ
び83は、上記CPU42の後述する演算結果に基づい
てON作動またはOFF作動される。
【0032】次に、上記制御系の動作について図3ない
し図6を参照して説明する。図6は、上記CPU42の
演算処理内容を示すフローチャートである。なお、上記
インクジェット式プリンタ1の副電源80は、立ち上げ
られているものとする。まず、上記ホストコンピュータ
30の主電源が立ち上げられると略同時にホストコンピ
ュータ30からのデータストローブ信号が0Vから5V
に立ち上げられれる。そして、そのデータストローブ信
号は、上記インクジェット式プリンタ1の第1制御回路
40のインターフェース41内に設けられた上記検出回
路45へ入力される。
【0033】この入力されたストローブ信号は、図4に
示すように、抵抗R1を介してバッファ47に入力さ
れ、このバッファ47において一時保持された後に公知
のピークホールド回路46に入力される。このピークホ
ールド回路46に入力されたデータストローブ信号は、
その最大電圧を所定時間だけ維持したピークホールド信
号に変換される。たとえば、上記データストローブ信号
が、図4に示すように、highレベルのときの電圧が
5Vであり、一時的にlowレベル(電圧が0V)に低
下しても、5Vのピーク信号(直流信号)に維持され
る。上記変換により、印字データの送信にともない、上
記ストローブ信号が一時的に0Vに低下しても、上記C
PU42が、上記ホストコンピュータ30の主電源が遮
断されたものと誤って判断することを防止することがで
きる。そして、上記ホストコンピュータ30の主電源が
遮断されると、上記ストローブ信号は0Vになり、上記
ピークホールド回路46も出力を低下する。なお、上記
抵抗R1は、バッファ47をサージ電圧などから保護す
るためのものであり、抵抗R2およびコンデンサC1
は、上記ストローブ信号に含まれるノイズ成分を接地し
て除去するためのものである。
【0034】次に、上記CPU42における演算内容に
ついて説明する。まず、上記ピークホールド回路46か
ら出力されたピークホールド信号は、入出力制御回路4
4に入力されてCPU42における演算のための信号に
変換される。そして、その変換された信号の大きさ(電
圧値E)が、予めメモリ43に記憶されているしきい値
以上であるか否かが判定される(ステップ100)。そ
して、上記しきい値E1以上であると判定されると、上
記スイッチ82および83へON命令が出され(ステッ
プ110)、上記スイッチ82および83がON作動し
て上記主電源81が立ち上がり、上記第2制御回路5
0、第3制御回路60および駆動部70が作動状態とな
る。続いて、メンテナンス実行命令が出され、上記駆動
回路71および72によりLFモータおよびCRモータ
12が駆動され、上記パージ動作およびフラッシング動
作が行われる。
【0035】そして、上記ホストコンピュータ30のO
S動作やアプリケーションソフトのロードなどが終了
し、印字データが出力されると、その印字データは、イ
ンクジェット式プリンタ1の第1制御回路40のインタ
ーフェース41を介してCPU42に入力され、その入
力された印字データに基づいて噴射データが演算され
る。続いて、その演算された噴射データは、上記第2制
御回路50へ入力されてシリアルの噴射データに変換さ
れ、この変換されたシリアルの噴射データは、上記第3
の制御回路60へ入力されて、再度、パラレルの噴射で
データに変換され、このパラレルの噴射データに基づい
て印字ヘッド10が駆動され、印刷用紙に印刷が行われ
る(ステップ130)。
【0036】その後、上記ホストコンピュータ30の主
電源が遮断され、データストローブ信号の電圧EがE1
より小さくなると、上記メンテナンス命令が出されてメ
ンテナンス動作が実行される(ステップ140)。続い
てキャッピング命令が出されて印字ヘッド10にキャッ
ピングが施され(ステップ150)、印字ヘッド10が
原点復帰されると、上記スイッチ82および83にOF
F命令が出され、主電源81が遮断する(ステップ16
0)。
【0037】このように、本実施例のインクジェット式
プリンタによれば、上記ホストコンピュータ30からの
印字データの出力を待たなくても、上記ホストコンピュ
ータ30の電源が立ち上げられたときから出力されるデ
ータストローブ信号の電圧値をしきい値と比較すること
により、電源を立上げることができるため、印字データ
の入力に基づいて電源を立上げるものよりも、早期に電
源を立上げることができる。つまり、ホストコンピュー
タ30が印字データを出力するまでの準備時間を利用し
て、インクジェット式プリンタ1の印刷までの準備を進
めることができるため、印刷の効率を上げることができ
る。
【0038】なお、上記実施例では、本発明に係る制御
信号として、上記データストローブ信号を用いたが、上
記インクジェット式プリンタ1に自動給紙をさせるため
に上記ホストコンピュータ30の電源が立ち上げられた
ときに、上記ホストコンピュータ30から出力されるオ
ートフィード信号や、上記インクジェット式プリンタ1
を印刷の初期状態に設定させるイニシャライズ信号など
を用いることもできる。つまり、上記ホストコンピュー
タ30の電源が立ち上げられたときに、状態(上記電圧
値の他、電流値でもよい)の変化する信号を用いること
ができる。
【0039】また、上記実施例では、上記ホストコンピ
ュータ30とインクジェット式プリンタ1とがセントロ
ニクス方式で接続されている場合について説明したが、
両者がシリアル方式で接続されている場合において、上
記ホストコンピュータ30から出力される制御信号、た
とえば、印刷命令のコマンドを検出し、そのコマンドが
検出された場合に、電源を立上げるように構成すること
もできる。さらに、上記第1制御回路40を主電源81
に接続して主電源81の立ち上がりにより作動するよう
に構成することもできる。
【0040】またさらに、上記プリンタがレーザプリン
タである場合であっても、上記制御信号を検出したとき
に電源を立上げることができるため、トナーのかくはん
やドラムのクリーニング、定着器の加熱などの準備動作
を早期に行うことができる。また、ラインプリンタなど
の他のプリンタにも適用することができる。
【0041】上記実施例において、電源スイッチ82、
83、検出回路45、CPU42、ステップ100およ
び200が、本発明の電源立上げ手段に、検出回路45
およびステップ100が電圧比較手段に、ピークホール
ド回路46が制御信号変換手段にそれぞれ相当する。
【0042】
【効果】以上記述したように本発明によれば、ホストコ
ンピュータからの印字データの出力を待つことなく、ホ
ストコンピュータの電源が立ち上げられたときと略同時
に、ホストコンピュータから出力される制御信号を検出
したことに基づいて電源を立上げることができるため、
印刷の準備時間を短縮することができる。特に、インク
ジェット式プリンタの場合には、電源が立ち上げられて
から印刷を開始するまでに、パージ動作やフラッシング
動作などの特有の準備動作が必要であり、上記準備時間
が、他のプリンタよりも長くかかるため、本発明による
準備時間の短縮の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタの内部機構の外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るプリンタの一部の機構を
取り出して示す外観斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るプリンタの構成を示すブ
ロック図である。
【図4】データストローブ信号を検出する検出回路の回
路図である。
【図5】印字データ、ストローブ信号およびアクノレッ
ジ信号のタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施例に係るプリンタのCPUの演算
処理内容を示すフローチャートである。
【図7】従来のプリンタの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】従来のプリンタのCPUの演算処理内容を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ 10 印字ヘッド 18 パージ装置 30 ホストコンピュータ 45 検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータが、電源を立ち上げ
    てデータを出力するための準備動作を行った後に、前記
    ホストコンピュータから出力される印刷データを入力
    し、この入力された印刷データに基づいて被印刷体に印
    刷を行うプリンタにおいて、 前記ホストコンピュータから出力される信号であって、
    前記ホストコンピュータの電源が立ち上げられたときに
    状態が変化する制御信号を検出するとともに、この検出
    結果に基づいてプリンタの電源を立上げる電源立上げ手
    段を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記制御信号は、データストローブ信号
    であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記電源立上げ手段には、前記制御信号
    の電圧を所定電圧と比較する電圧比較手段と、この電圧
    比較手段の比較結果に基づいて作動する電源スイッチと
    が備えられたことを特徴とする請求項1または2に記載
    のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記電圧比較手段には、前記制御信号
    が、前記印字データの出力に伴ってレベルを変化させて
    も、その制御信号を所定レベルを維持する信号に変換す
    る制御信号変換手段が備えられたことを特徴とする請求
    項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記プリンタには、インク吐出口から前
    記被印刷体へインクを吐出する印字ヘッドが備えられて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載のインクジェット式プリンタ。
JP7233253A 1995-08-17 1995-08-17 プリンタ Pending JPH0952407A (ja)

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JP7233253A JPH0952407A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 プリンタ

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JPH0952407A true JPH0952407A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16952182

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JP7233253A Pending JPH0952407A (ja) 1995-08-17 1995-08-17 プリンタ

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JP (1) JPH0952407A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7575292B2 (en) 2000-08-31 2009-08-18 Canon Kabushiki Kaisha Printhead having digital circuit and analog circuit, and printing apparatus using the same

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