JPH09512457A - 気管内チューブホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 気管内チューブホルダ（１０）はフェースプレート（１４）と調整可能なヘッドバンド（１８）とを有する。フェースプレートは患者の口の上に配置されるように形成され、Ｖ字形ノッチで終端する開口溝が形成されている。該Ｖ字形ノッチはチューブ保持ブロック（３７）と重なっている。該チューブ保持ブロックはフェースプレートの外表面に取り付けられ、Ｖ字形ノッチ（３３）を有し、該Ｖ字形ノッチの中に気管内チューブをつまみねじ（４０）によって強固に配置することができる。バイトブロック（４５）はＶ字形ノッチを備えたフェースプレートの内表面に一体に固着されている。バイトブロックの壁（８８，９０）は、患者の歯と顎の運動によって発生する圧力に応じて内方に撓むように配置されている。フェースプレートは患者の口に容易に接近できるように開口部（６０）を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 気管内チューブホルダ 発明の背景 関連出願 この出願は１９９４年４月２８日に出願された気管内チューブホルダのアメリ カ特許出願の一部継続出願である。 技術分野 この出願は一般に気管内チューブ装置、さらに詳細には、改良されたＶ字形チ ューブ固定装置を有する気管内チューブホルダに関する。これにより、気管内チ ューブが患者の気管に挿入された後、その気管内チューブはチューブホルダの中 で確実な（positive）固定状態に保持され、この結果、当該気管内チューブは強 固に装着され、チューブが適切に気管内に位置した後の当該チューブの不慮の移 動が防止される。 背景技術 気管内チューブ装置は、麻酔中や、病院での重要な看護中だけでなく患者の輸 送中においても、患者を呼吸させたり、蘇生させたりするような幾つかの条件の 下で使用される。 フェースプレートアセンブリ（face plate assembly）のマウスピースの一 部であるチューブ保持装置に気管内チューブを簡単かつ確実な状態で固定するた めの適切な手段を提供する場合に、幾つかの問題や困難に出合うことは当業者に よく知られている。 従来、多くの型式の固定装置が試みられ、その中には患者の顔面の幾つかの部 分に粘着テープでチューブを簡単に取り付けることも含まれている。ある気管内 チューブは、バイトブロック（bite block）を有するフェースプレートに装着 され、これにより患者は歯でバイトブロックを噛んで保持することを要求される 。しかしながら、他の従来のチューブホルダは、フェースプレートに気管内チュ ーブを固定するロック手段を含んでいる。 従来の気管内チューブの典型的な例として、次のアメリカ特許に記載されたも のを参照することができる。 Ａ・Ｂ・ポッターらに与えられたアメリカ特許第４，８６７，１５４号、 Ｂ・ウェインステインに与えられたアメリカ特許第４，８３２，０１９号、 Ｇ・Ｅ・マックギニスに与えられたアメリカ特許第４，７４４，３５８号、 Ｂ・Ｒ・フォスターに与えられたアメリカ特許第４，５３７，１９２号、 Ｄ・Ｌ・ヒントンに与えられたアメリカ特許第４，４４９，５２７号、 Ｊ・ネスターらに与えられたアメリカ特許第４，２４９，５２９号。 発明の概要 本発明は、患者の鼻より下方で顎より上方の口の領域に合うように適合された フェースプレートと、患者の唇の領域を覆うように配置された長手方向に延びる 両片とを備えた気管内チューブホルダを定義している。調整可能なヘッドストラ ップがフェースプレートの自由端の近傍に配設されたスロット開口に取り付けら れている。 フェースプレートは気管内チューブを受け入れる開口端を有する略逆Ｌ字形の 溝を有し、気管内チューブは溝の内方に延設されたＶ字形部分に配置される。バ イトブロックを定義するマウスピースはフェースプレートの内側に強固に固定さ れている。バイトブロックはさらに前記溝のＶ字形ノッチと対応するＶ字形ノッ チを備えている。 フェースプレートの外側にはチューブ固定手段として確実な（positive）チュ ーブ保持ブロックアセンブリが設けられ、該チューブ保持ブロックアセンブリは Ｌ字形溝とフェースプレートのＶ字形ノッチに対応するＶ字形凹部とを有してい る。これにより、チューブホルダを装着するのに先立って、まず最初に気管内チ ューブを患者の口及び喉に配置することができる。チューブホルダを気管内チュ ーブの上に配置した後、チューブ保持ブロックアセンブリの一側に装着されたつ まみねじのような固定手段を調整してチューブに係合させる。これにより、チュ ーブはチューブ保持ブロックアセンブリに形成されたＶ部分にロック状態に強固 に押し込められる。 このように、本発明は重要な目的を達成するための装置を有しており、その装 置において、気管内チューブホルダのフェースホルダは気管内チューブの確実な 保持手段を有し、該保持手段はチューブ受入れ溝を備えた一体のチューブ保持ブ ロックアセンブリからなり、前記溝の閉鎖端はＶ字形ノッチで形成され、該Ｖ字 形ノッチの中に調整可能なつまみねじによってチューブが強固に係合する。この 新規なチューブ保持ブロックアセンブリにより、気管内チューブが患者の気管に 適切に配置された後で当該気管内チューブが長手方向に移動するのが防止される とともに、回転方向の移動も防止される。 本発明の他の目的は、多くの異なる種類のチューブを収容するとともに、選択 されたチューブを強固にその場所にロックする気管内チューブホルダを提供する ことにある。 本発明のさらに他の目的は、一体のバイトブロックを備えた気管内チューブホ ルダを提供することにあり、当該バイトブロックはチューブを挿通して受け入れ るＶ字形ノッチを有し、この結果患者の口の中でのチューブの位置決めをさらに 助勢する。 本発明のさらに他の目的は、気管内チューブの位置と干渉することなく患者の 口の内部に接近できる気管内チューブホルダを提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、ベルクロ（登録商標）や他の適当な固着材料によ ってフェースプレートの両端に調整可能に取り付けられるように配置された調整 可能なヘッドバンドを有することを特徴とするチューブホルダを提供することに ある。 本発明のさらに他の目的は、製造が簡単で製造コストが比較的安価であること を特徴とするチューブホルダを提供することにある。 本発明の特徴及び利点は、一実施例を示す添付図面を参照してさらに十分に説 明される。この実施例を考慮すると、当業者は開示された原理から逸脱すること なく変形することができる。出願人は請求の範囲の範囲内での構造や、配置、作 用状態の利用を予想している。 図面の簡単な説明 上記目的に照らし、本発明は、添付図面及び符号を付された部品を参照して以 下の説明を読むとさらに深く理解できるように、複数の部品とその組み合わせか らなっている。 図１は、患者によって着用され動作状態に装着された本発明の気管内チューブ ホルダの絵画的斜視図である。 図２は、チューブ保持ブロックアセンブリと、気管内チューブが装着され後方 に配置されたバイトブロックとの間の相対位置を示す、フェースプレートの一部 が破断された本発明の気管内チューブホルダの平面図、 図３は、図２の正面図、 図４は、ヘッドバンドが除去された図３の背面図、 図５は、可撓性のバイティングプレートで形成されたバイトブロックを含むフ ェースプレートアセンブリの第２実施例の背面図、 図６は、ヘッドバンドが除去された背面図、 図７は、ヘッドバンドガイドの斜視図、 図８は、フェースプレートアセンブリと、ヘッドバンドを患者の頭又は首にガ イドして位置決めするためにヘッドバンドに取り付けられたヘッドバンドガイド との平面図、 図９は、ヘッドバンドが患者の頭に位置決めされたフェースプレートアセンブ リの平面図、 図１０は、調整可能な相互接続タブ部材により細長いヘッドバンドが患者の頭 の回りに取り付けられ固定された、図９と同様の平面図、 図１１は、ヘッドバンドの調整可能な固定手段をなす２面固定パッドの斜視図 である。 好ましい実施例の説明 図１を参照すると、本発明の１つの実施例が示されている。それは符号１０で 全体的に示された気管内チューブホルダ装置であり、患者１２によって着用され た状態に図示されている。 気管内チューブホルダ装置１０は符号１４で全体的に示されたフェースプレー トアセンブリを有し、該フェースプレートアセンブリは以下にさらに詳細に説明 するように調整可能な取付け手段１８によって患者の頭１６に固定されている。 フェースプレートアセンブリ１４は適当な熱可塑性材料で形成された細長いアー チ形のフェースプレート２０からなり、該フェースプレートは調整可能な取付け 手段１８によって口を直接覆うように患者の顔面に配置されるように形成されて いる。フェースプレート部材を形成する材料は患者の顔面の輪郭にフィットする のに十分な可撓性を有していなければならない。フェースプレート部材２０には 略逆Ｌ字形状を有する溝２２が形成され、該溝は気管内チューブ２４をを受け入 れる開口端２３と気管内チューブ２４が固定される閉鎖端２６とを有する。 気管内チューブは気管に適切に挿入されるように一般に患者の口の中に配置さ れる。気管内チューブ２４は一旦口の中に適切に配置されると、長手方向に移動 したり、回転することが許されてはならない。これは、気管内チューブ２４の上 にフェースプレートアセンブリ１４を装着し、溝２２の開口端２３を位置決めし て気管内チューブ２４を受け入れ、これにより略Ｖ字形のノッチ２６として形成 された溝２２の閉鎖端２５に気管内チューブ２４をさらに位置決めすることによ り、容易に達成される。 気管内チューブの確実な固定手段を提供するために、符号３０で示すチューブ 保持ブロックアセンブリがフェースプレート２０の外表面に一体的に装着され、 該チューブ保持ブロックアセンブリ３０は好ましくはポリエチレンのような適切 な材料から形成された保持ブロック部材３２からなり、該保持ブロック部材は、 図１、２、及び３に示すように、フェースプレート２０に一体的に成形されてい る。 保持ブロック部材３２は、フェースプレートの溝２２の周囲のほぼ上に重なる ような形状を有している。したがって、保持ブロック部材３２の形状は、垂直壁 ３４と、該垂直壁と一体の水平壁３５とからなっている。水平壁３５は、外方に 延びて、図１、２、３に示すように、如何なるサイズの気管内チューブ２４をも 受け入れるように一点に収束する一対の壁部材３６と３７からなる略Ｖ字形状の 固定ノッチ３３を形成している。 垂直壁３４はねじ穴３８を有し、該ねじ穴にはつまみねじ４０が貫通して螺着 されている。当該つまみねじ４０もまた適切なプラスチック材料で形成されてい るのが好ましい。符号４２で示され両面粘着テープからなる追加の保持手段が、 Ｖ字形ノッチ３３の内面に固定され、つまみねじ４０をチューブ２４に締め付け る前にチューブ２４と係合するようになっている。両面粘着テープは、つまみね じ４０が締め付けられる間にチューブ２４を保持するだけでなく、つまみねじ４ ０と協働して、気管内チューブが患者の口及び気管に正しく配置されたときに当 該気管内チューブに偶発的に作用するかも知れない長手方向及び回転方向の移動 を防止する。 さらに、バイトブロック４５が設けられ、該バイトブロックはほぼ矩形形状を 有し、フェースプレート２０の背面に一体に取り付けられている。バイトブロッ ク４５は強固であるが幾分柔らかいプラスチック材料から形成され、患者の口に 快適に配置され、そこに挿入されたチューブに影響を与えることなく歯でしっか りと噛むことができるように構成されている。 １点に収束する傾斜面によって形成されたＶ字形のノッチ４６がバイトブロッ クの一側面に形成され、該Ｖ字形ノッチは前記溝２２と前記チューブ保持ブロッ クアセンブリ３０のそれぞれのＶ字形ノッチ２６と３３の両方に一致する。 前述した調整可能な取付け手段１８はヘッドバンドからなり、該ヘッドバンド は、患者が当該ヘッドバンドを簡単に取り外すのを防止するために、限定された 伸縮能力を有する弾性布からなるストリップ５２によって定義された伸縮可能な 中間部を有している。中間弾性ストリップ５２の両端はベルクロ（登録商標）の ような材料からなる係合ストリップ５３を有している。この係合ストリップ５３ はフック部を有する第１部分５４とループ部を有する第２部分５６とからなり、 それらは互いに固着されている。 互いに反対側に配置された各フックストリップ５４はフェースプレート２０に 形成されたスロット５８に挿入されている。各フック部５４はスロット５８の回 りで輪に形成され、ループストリップ５６に調整可能に接続されている。 したがって、ヘッドバンドの両端は調整可能であるから、気管内チューブホル ダ装置は図１に示すように患者の口の上に適切に配置することができる。もし望 まれるなら、ヘッドバンド全体を、少なくとも１端に適当なベルクロを備えた限 定された伸縮能力を有する伸縮可能な材料で形成してもよい。 フェースプレート２０は接近口６０を備えていることに注意すべきである。こ の接近口により、必要に応じて、種々の医療器具を挿通して患者の口に挿入する ことができる。 図５から１１を参照すると、代案としての気管内チューブホルダ装置１０の実 施例が図示されている。この装置もまた、符号６２で全体的に示すフェースプレ ートアセンブリによって形成され、仮想線６４によって示すように、調整可能な 取付け手段６５によって患者の頭又は首の回りに同様に装着されている。フェー スプレートアセンブリ６２は、第１実施例に示されたような適当な熱可塑性材料 で形成され、前述したように患者の顔面に配置される細長いアーチ形のフェース プレート６８からなっている。さらに、フェースプレートアセンブリは、フェー スプレートの内面に発泡パッド６９を有し、患者に快適さを与えている。 フェースプレート部材６２には略逆Ｌ字形の溝７０が形成され、該溝は開口端 ７２と閉鎖端７４を有し、当該閉鎖端にはチューブ２４が取り外し可能に固定さ れる。 符号７５で全体的に示すチューブ保持ブロックアセンブリは保持ブロック部材 ７６を有し、該保持ブロック部材７６は図８、９、１０に示すようにフェースプ レート部材６２に一体に成形され、つまみねじ７８を貫通して受け入れるように 形成されている。前述したように、ねじ７８は患者の口に挿入される適当な場所 にチューブ２４を固定する。 この実施例では、バイトブロック８０はフェースプレート６２の背面と保持ブ ロック部材７６とに一体的に設けられている。バイトブロック８０は適切なプラ スチック材料から形成され、患者の口に快適に配置され、そこに挿入されたチュ ーブに影響を与えることなく歯でしっかりと噛むことができるように構成されて いる。これは、バイトブロックが１点に収束する一対の傾斜壁８４と８６によっ て形成されるＶ字形ノッチ８２を有するように、バイトブロックを形成すること によって達成される。傾斜壁８４と８６の内方端部は図示するようにノッチの頂 点で接合されている。傾斜壁８４と８６の外方端部すなわち先端部８７はそれぞ れ可撓性の水平壁８８と９０に接合され、該水平壁８８と９０は図示するように 収束壁８４と８６の先端部より後方に延びている。これにより、図５に示すよう に患者の歯がそれぞれの水平壁８８と９０に係合すると、それらの壁は仮想線９ ２で示すように互いに内方に撓む。 調整可能な取付け手段６５はヘッドバンド又はネックバンド９４からなり、そ れは第１部分と第２部分からなり、それらはベルクロ（登録商標）のようなフッ ク材料からなる係合ストリップ９５として定義されている。これらのフック材料 からなるストリップ部は、ループ材料からなる細長い中間ストリップ部９８の両 端に固着されている。 しかしながら、種々の長さのループストリップ９８が設けられてもよく、ここ でその長さは患者の首のサイズに応じて１３インチから２３インチまで変化させ ることができる。 このようにしてヘッドバンドの両端は調整可能であり、これにより気管内チュ ーブホルダ装置は患者の口に適切に配置することができ、バンドは患者の頭又は 首の回りに固定される。患者が仰向けになると、図８と９に示すように、ループ 材料からなる小片１０６を有する薄く細長い半剛体ガイド部材１０４がフックス トリップ９６に取り付けられる。これにより、図９に示すように、患者を持ち上 げたり動かすことなくストリップ９８を患者の頭又は首の下に配置することがで きる。次に、ガイド部材１０４が取り外され、ループストリップ９８がスロット １０２に挿通され、患者の首の回りにぴったりするように引っ張られてから固定 される。ガイド部材１０４はポリプロピレンのような適当なプラスチック材料で 形成されるのが好ましい。 中間ループストリップ９８がスロット１０２に挿通された後で、当該中間ルー プストリップが長すぎるときがあるが、その場合は、ヘッドバンドに弛みを設け ることなく、その先端のフック部分９０をストリップ９８のループ部分に固着す ることができない。したがって、長さが約２インチ程度のフックタブ部材１０８ で定義されたオプションとしてのヘッドバンド調整手段が設けられている。フッ クタブ部材１０８の両面はフック材料で形成されている。ループストリップ９８ がぴったりすっるように引っ張られると、フックタブ部材１０８はスロット１０ ２の近傍に配置され、これにより図１０に示すようにループストリップ９８はフ ックタブ１０８の両側に固着され、この結果ヘッドバンドの弛みが排除される。 以上は本発明の原理を示すものと理解されるべきである。さらに、多くの修正 や変形が当業者に簡単に引き起こされるので、本発明をここに図示され説明され た構成及び作用に限定することは望ましくないし、したがって全ての適当な変形 や均等物は訴えられ、クレームされた本発明の範囲に入るであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＣＡ，ＪＰ，Ｋ Ｐ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．気管内チューブを固定して受け入れるフェースプレートアセンブリを有する 気管内チューブホルダにおいて、前記フェースプレートアセンブリは、 気管内チューブを貫通して受け入れる開口端と、気管内チューブが固定して配 置されるノッチで形成された閉鎖端とを含むように形成された溝を有し、患者の 口の上に設置される細長いフェースプレートと、 チューブ接近口と、チューブを固定して受け入れるチューブ保持ノッチとを有 し、前記溝の上に重ねられ、前記チューブ保持ノッチと前記溝のノッチとは互い に一致し、前記フェースプレートの外表面に一体に装着されたチューブ保持ブロ ックと、 チューブ受入れノッチを有し、前記フェースプレートの内面に一体に固着され たバイトブロックと、 前記チューブ保持ブロックに操作可能に装着され、前記チューブ保持ノッチに 配置されたチューブに係合して固定する固定手段と、 前記フェースプレートを患者の口の上に配置するために、前記フェースプレー トアセンブリを調整可能に取り付ける取付け手段と、 からなる気管内チューブホルダ。 ２．前記フェースプレート、前記チューブ保持ブロック、及び前記バイトブロッ クのそれぞれのノッチは、１点に収束する一対の平坦面で定義される略Ｖ字形を 有するように形成されている請求項１に記載の気管内チューブホルダ。 ３．前記チューブ保持ブロックの前記固定手段は、前記保持ブロックの前記ノッ チに配置された前記チューブに強固に係合するように装着されたつまみねじから なる請求項２に記載の気管内チューブホルダ。 ４．前記フェースプレートはその両端近傍に配置された一対の垂直なスロットを 有し、前記調整可能な取付け手段は一対の対向して配置された固定ストリップを 有するヘッドバンドからなり、該固定ストリップは前記フェースプレートの各垂 直スロットを挿通して装着されている請求項３に記載の気管内チューブホルダ。 ５．前記バイトブロックのノッチは、当該ノッチの頂点において互いに接合され 、かつ、外方の先端に向かって分かれている一対の傾斜壁で形成されている請求 項１に記載の気管内チューブホルダ。 ６．前記バイトブロックはさらに、前記各傾斜壁の先端に接続された水平に配置 された壁を有する請求項５に記載の気管内チューブホルダ。 ７．前記バイトブロックの水平壁は、患者の歯及び顎の運動によって発生する圧 力に応じて内方に撓むように配置されている請求項６に記載の気管内チューブホ ルダ。 ８．前記フェースプレート、前記チューブ保持ブロック、及び前記バイトブロッ クの善意ノッチの各々は、１点に収束する一対の平坦面で定義される略Ｖ字形を 有するように形成されている請求項７に記載の気管内チューブホルダ。 ９．前記チューブ保持ブロックの前記固定手段は、前記保持ブロックの前記ノッ チに配置された前記チューブに強固に係合するように装着されたつまみねじから なる請求項７に記載の気管内チューブホルダ。 １０．前記フェースプレートはその両端近傍に配置された一対の垂直なスロット を有し、前記調整可能な取付け手段は一対の対向して配置された固定ストリップ を有するヘッドバンドからなり、該固定ストリップは前記フェースプレートの各 垂直スロットを挿通して装着されている請求項９に記載の気管内チューブホルダ 。 １１．前記ヘッドバンドは、両端が前記固定ストリップの端部に取り付けられた 弾性中間ストリップを有する請求項１０に記載の気管内チューブホルダ。 １２．前記固定ストリップは、フック部材からなる第１部分とループ部材からな る第２部分とで形成され、前記第１部分及び第２部分は互いに取外し可能になっ ている請求項１１に記載の気管内チューブホルダ。 １３．前記チューブ保持ブロックは、前記つまみねじを貫通して受け入れるため にねじ穴が形成された第１垂直壁と、該第１垂直壁に対向して配置され中間水平 壁によって接続された第２垂直壁とを有するように形成され、 前記第２垂直壁は、１点に収束する一対の部材で形成されて前記Ｖ字形ノッチ を定義し、 前記第１垂直壁のねじ穴は前記第２垂直壁のＶ字形ノッチと一致している請求 項１２に記載の気管内チューブホルダ。 １４．前記フェースプレートは、患者の口への自由な接近を許容するための接近 口を有する請求項１３に記載の気管内チューブホルダ。 １５．前記ヘッドバンドは、両端が前記固定ストリップの端部に取り付けられた 弾性中間ストリップを有し、 前記バイトブロックは、１点に収束する一対の傾斜壁で形成され、 該傾斜壁は、それらの先端から後方に延びる上方の水平可撓壁と下方の水平可 撓壁とを有する請求項１０に記載の気管内チューブホルダ。 １６．前記ヘッドバンドは、取付け手段を有する細長いガイド手段を有し、これ により前記ガイド手段は前記ヘッドバンドに取外し可能に取り付けられ、患者を 動かす必要なく患者の頭又は首の回りにヘッドバンドを配置する請求項１５に記 載の気管内チューブホルダ。 １７．前記ガイド手段はほぼ平坦で半剛体である請求項１６に記載の気管内チュ ーブホルダ。 １８．患者に塞がれていない空気通路を与えるために、気管内チューブを固定し て受け入れるフェースプレートアセンブリを有する気管内チューブホルダの組み 合わせにおいて、改良は、 気管内チューブを貫通して受け入れるチューブ接近開口端と、気管内チューブ が固定して配置されるＶ字形のノッチで形成された閉鎖端とを含むように形成さ れた略Ｌ字形の 溝を有し、患者の口の上に設置される細長いアーチ形のフェースプレートと、 チューブ接近口と、チューブを固定して受け入れるチューブ保持Ｖ字形ノッチ とを有し、前記溝の上に重ねられ、前記チューブ保持Ｖ字形ノッチと前記溝のＶ 字形ノッチとは互いに一致し、前記フェースプレートの外表面に一体に装着され たチューブ保持ブロックと、 Ｖ字形のノッチを有し、前記フェースプレートの内面に一体に固着され、患者 の歯と係合するように配置されるとともに患者の歯の圧力で撓むように配置され た水平に配置された一対の壁を有するバイトブロックと、 前記チューブ保持ブロックに操作可能に装着され、前記チューブ保持ブロック のＶ字形ノッチに配置されたチューブに係合して固定する固定手段と、 前記フェースプレートを患者の口の上に配置するために、前記フェースプレー トの装着された調整可能な取付け手段と、 からなる気管内チューブホルダの組み合わせ。 １９．前記バイトブロックはさらに一対の傾斜壁を有し、該傾斜壁はそれらの内 方端部で接合されてノッチの頂点を形成するとともに、それらの外方端部で水平 の配置された壁に接続されている請求項１８に記載の組み合わせ。 ２０．前記チューブ保持ブロックの前記固定手段は、前記保持ブロックのＶ字形 ノッチの中の気管内チューブに強固に係合するように操作可能に装着されたつま みねじからなる請求項１８に記載の組み合わせ。 ２１．前記チューブ保持ブロックは、前記つまみねじを貫通して受け入れるため にねじ穴が形成された第１垂直壁と、該第１垂直壁に対向して配置され中間水平 壁によって接続された第２垂直壁とを有するように形成され、 前記第２垂直壁は、１点に収束する一対の部材で形成されて前記Ｖ字形ノッチ を定義し、 前記第１垂直壁のねじ穴は前記第２垂直壁のＶ字形ノッチと一致している請求 項１８に記載の組み合わせ。 ２２．前記ヘッドバンドは、取付け手段を有する細長いガイド手段を有し、これ により前記ガイド手段は前記ヘッドバンドに取外し可能に取り付けられ、患者を 動かす必要なく患者の頭又は首の回りにヘッドバンドを配置する請求項１８に記 載の組み合わせ。 ２３．妨げられない空気通路を患者に与える気管内チューブ保持アセンブリにお いて、 患者の口の上に設置されるように形成されたフェースプレートと、 前記フェースプレートに形成され、気管内チューブを受け入れる開口端と、気 管内チューブが配置されるノッチで形成された閉鎖端とによって形成されたチュ ーブ受け入れ溝と、 前記フェースプレートの外表面に一体に装着され、チューブ受入れ口と、前記 溝のノッチが形成された閉鎖端に重なるノッチとが形成されたチューブ保持ブロ ックと、 前記チューブ保持ブロックに操作可能に装着され、前記チューブ保持ブロック のノッチの中の気管内チューブに係合して固定する固定手段と、 前記フェースプレートの背面に装着され、前記溝と前記チューブ保持ブロック のノッチに対応するノッチが形成され、１点に合流する一対の傾斜壁によって形 成されたバイトブロックと、 前記フェースプレートの両端に調整可能に接続され、前記気管内チューブ保持 アセンブリを患者の頭に調整可能に取り付ける取り付け手段と、 からなる気管内チューブ保持アセンブリ。 ２４．前記合流する傾斜壁は、対向して配置された水平な可撓壁を有し、該可撓 壁は患者の歯で噛まれるように配置された請求項２３に記載の気管内チューブ保 持アセンブリ。 ２５．患者の頭に前記気管内チューブ保持アセンブリを調整可能に取り付ける手 段は、伸縮可能な中間部材を有し、該中間部材は弾性布からなるストリップと一 対の係合ストリップとによって定義され、該係合ストリップはフック部分とルー プ部分を有し、前記係合ストリップは前記伸縮可能な中間部分の両端に取り付け られるとともに、前記フェースプレートのスロットに配置されている請求項２４ に記載の気管内チューブ保持アセンブリ。 ２６．前記ヘッドバンドに取り外し可能に取り付けられた半剛体ガイド手段をさ らに含む請求項２５に記載の気管内チューブ保持アセンブリ。