JPH09510853A - デジタル受信機を整合させる方法および装置 - Google Patents

デジタル受信機を整合させる方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 受信機(100)を整合させるための方法は受信機(100)において用いられる。本方法は、データ・シンボルを含むFM信号を受信・復調する段階を有する。本方法は、エラー・レートを判定する段階を有し、ここでデータ・シンボルの少なくとも2つサブセットのエラー・レートが判定される。各サブセットは、複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複数のデータ・シンボルを含む。この少なくとも2つのサブセットは、2つの反対極性のデータ・シンボルを含む。本方法は、周波数制御信号を生成する段階を有し、ここで周波数制御信号はエラー・レートに基づいて判定される。本方法は、受信機部(105)を整合させる段階を有し、ここで周波数制御信号に応答する局部発振器(320)を制御することにより、受信機部(105)はFM信号に整合される。

Description

【発明の詳細な説明】 デジタル受信機を整合させる方法および装置 発明の分野 本発明は、一般に、無線受信機を無線信号に整合させることに関し、さらに詳 しくは、デジタル信号によって周波数変調された無線信号を受信する無線受信機 の整合を最適化することに関する。 発明の背景 デジタル信号によって周波数変調された無線信号を受信するページャなどの無 線受信機は小型・低コストとなるように設計され、一般に周波数判定回路および 帯域通過フィルタの両方を利用する。周波数判定回路および帯域通過フィルタは 、製造時に決定され、部品毎に異なる特性を有する。周波数判定回路および帯域 通過フィルタは、時間および温度によって決定される特性をも有する。例えば、 水晶の高調波周波数は、部品毎の製造公差ならびに時間・温度に依存する公差を 有する。さらに、帯域通過フィルタのピーク周波数,帯域幅および周波数応答の 形状は、部品毎の製造公差ならびに温度に依存する公差を有する。このような周 波数判定回路を利用する無線受信機の感度は、これらの特性ならびに受信される 無線信号のオフセットによって影響を受ける。無線受信機の感度とは、受信され る無線信号が弱い場合やひずみがある場合に、無線受信機が情報を正確に復元で きる能力のことである。受信される無線信号のオフセットとは、受信される無線 信号の搬送周波数の、無線信号の搬送周波数の期待値からの差のことである。無 線受信機内の局所発振器が無線信号の搬送周波数を、受信される受信信号の特性 について最適化された累積形状(cumulativc shapc)および帯域幅を有する一つ またはそれ以上のIFフィルタに最適に整合された中間周波数(IF)に変換す るときに、無線受信機の感度は最適化される。 受信専用機能しかないページャなど、低コスト・低部品数化を図る設計手法を 利用する無線受信機の場合、一般にこの設計手法の結果、当技術分野で周知な自 動周波数制御回路など自動最適整合回路を無線装置内に内蔵せずに、部品毎の公 差,温度公差および時間公差を含むあらゆる公差の最悪条件下で互いに動作すべ く選択された周波数判定用部品が利用される。この手法は十分に役立つが、例え ば、局所発振器を最適に整合させるために、高度な自動周波数制御および自動位 相制御回路および方法が採用される、合成局所発振器(synthesized local osci llator)およびデジタル信号プロセッサを利用する無線装置など、比較的高速度 で高電力な回路を有する無線受信機で達成される受信 感度性能に比べて、この手法は受信感度性能を制限する。自動周波数制御を含む 最適整合方法を利用しない場合、IFフィルタの帯域幅を拡大して、フィルタ( あるいは、2つ以上を利用する場合には、累積フィルタ)の部品毎の変動,時間 変動および温度変動や、局所発振器基準(一般に水晶回路)や、期待受信搬送オ フセットに対処しなければならないので、感度は最適よりも小さくなる。 ページャで用いられる受信感度を最適化する一つの方法として、水晶回路内の コンデンサなどの部品の値を調整することにより、水晶回路などの周波数判定回 路の部品毎の変動を最適化する方法がある。例えば、水晶回路の周波数を最適化 するため、機械的可変コンデンサが調整され、あるいは工場手順においてコンデ ンサはレーザ・トリミングされる。もしくは、電圧制御発振器を有するページャ では、工場手順において、公称発振周波数を最適化するための補正値を求めて、 格納できる。一般に、これらの手順は、工場標準の周波数基準を利用して、周波 数判定回路の公称(常温)周波数を正確に調整する。 工場標準の周波数基準手順を利用することは、周波数判定回路における水晶や コンデンサなどの部品の部品毎の変動を補正するが、中間周波数フィルタなど他 の回路における部品毎の変動を補償するために周波数判定回路を調整しない。こ のような調整は、ページャの受信感度をさらに最適化する。残念ながら、現在利 用可能な手順では、純粋な 搬送波などのアナログ信号や、IF出力信号などのアナログ出力を使用しており 、受信感度を最適化して、中間周波数フィルタにおける部品毎の変動を補償すべ く調整を行うため各周波数において相対的な利得をあらかじめ求めるために、こ のようなアナログ信号アナログ出力を測定しなければならない。この方法は遅す ぎて、競争力のある価格設定を行うために必要な製造コストを達成できない。 電圧制御発振器およびコントローラを有する無線受信機における受信感度を最 適化する別の方法では、無線受信機の使用中に周波数判定回路を調整する。この 方法は時間および温度変動を補償し、部品毎の変動もひどくなければ補償できる 。この方法は一部の無線受信機においてアナログ方法によって行われたが、これ は英数字ページャなどのデジタルな性質の無線受信機において余分な回路を必要 とする。また、この方法は、セルラ無線装置や市販の携帯無線装置など他の高度 な無線受信機でも行われた。これらの高度な無線装置は、無線受信機を受信デジ タル信号に位相同期させて、無線受信機の受信感度を最適化するために、マイク ロプロセッサとともにデジタル信号プロセッサを採用する。 従って、デジタル信号で周波数変調された無線信号を受信する超小型・低コス ト無線装置における感度性能を最適化する方法であって、無線装置の工場整合方 法においておよび/または無線装置の使用中に利用可能な方法が必要と される。 発明の概要 従って、本発明の第1の態様では、工場設定および保守設定のうち一方におい て用いられる方法は、選択呼出受信機の受信機部を自動的に整合させる。この方 法は、周波数変調(FM)信号を発生する段階,受信機部においてFM信号を受 信・復調する段階,データ・シンボルの所定のパターンを復号する段階,第1エ ラー・レートを判定する段階,第2エラー・レートを判定する段階および受信機 部を整合させる段階を含む。FM信号を発生する段階において、FM信号は基準 源から発生される。FM信号は、データ・シンボルの所定のパターンを含む。各 データ・シンボルは、複数の周波数偏移のうち一つでFM信号を変調する。複数 の周波数偏移のそれぞれは、第1および第2極性のうち一方を有する。データ・ シンボルの所定のパターンを復号する段階において、データ・シンボルの所定の パターンは、受信・復調する段階において復調されたFM信号に含まれる。第1 エラー・レートを判定する段階において、データ・シンボルの所定のパターンの うち第1サブセットの第1エラー・レートが判定される。データ・シンボルの第 1サブセットは、第1極性で変調された複数のデータ・シンボルを含む。第2エ ラー・レートを判定する段階では、データ・ シンボルの所定のパターンのうち第2サブセットの第2エラー・レートが判定さ れる。この第2サブセットは、第2極性で変調された複数のデータ・シンボルを 含む。受信機部を整合させる段階において、受信機部は判定する段階において判 定された第1エラー・レートおよび第2エラー・レートに基づいて整合される。 従って、本発明の第2の態様では、自動周波数コントローラは、受信機要素に 結合される。受信機要素は、周波数変調(FM)信号を受信・復調する。このF M信号は、複数のデータ・シンボルを含む。各データ・シンボルは、複数の周波 数偏移のうちの一つでFM信号を変調する。複数の周波数偏移のそれぞれは、2 つの反対極性のうち一方を有する。自動周波数コントローラは、エラー検出器, 周波数コントローラおよび局部発振器を含む。受信機要素に結合されたエラー検 出器は、データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判 定し、各サブセットは複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複数のデ ータ・シンボルからなる。この少なくとも2つのサブセットは、2つの反対極性 のデータ・シンボルからなる。エラー検出器に結合された周波数コントローラは 、データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートに基づいて 周波数制御信号を発生する。周波数コントローラに結合された局部発振器は、周 波数制御信号によって制御され、受信機要素をFM信号に整合させる。 従って、本発明の第3の態様では、選択呼出受信機は、周波数変調(FM)信 号を処理するためのものである。FM信号は、データ・シンボルを含む。各デー タ・シンボルは、複数の周波数偏移のうち一つでFM信号を変調する。複数の周 波数偏移のそれぞれは、2つの反対極性のうち一方を有する。FM信号は、選択 呼出アドレスをさらに含む。選択呼出受信機は、受信機要素(receiver element ),制御回路,感知可能な報知器および自動周波数コントローラを含む。受信機 要素は、FM信号を受信・復調する。受信機要素に結合された制御回路は、FM 信号に含まれるデータ・シンボルおよび選択呼出アドレスを復号する。制御回路 は、選択呼出アドレスが選択呼出受信機に格納されたアドレスと一致する場合に 、報知信号を発生する。制御回路に結合された感知可能な報知器は、この報知信 号に応答して、感知可能な報知を発生する。 受信機要素および制御回路に結合された自動周波数コントローラは、エラー検 出器,周波数コントローラおよび局部発振器を含む。受信機要素に結合されたエ ラー検出器は、データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レー トを判定し、各サブセットは複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複 数のデータ・シンボルからなる。この少なくとも2つのサブセットは、2つの判 定極性のデータ・シンボルからなる。エラー検出器に結合された周波数コントロ ーラは、データ・シンボルの少なくとも2つのサ ブセットのエラー・レートに基づいて周波数制御信号を発生する。周波数コント ローラに結合された局部発振器は、周波数制御信号によって制御され、受信機要 素をFM信号に整合させる。 従って、本発明の第4の態様では、受信機要素を周波数変調(FM)信号に整 合させるために受信機で用いられる方法である。FM信号は、データ・シンボル を含む。各データ・シンボルは、複数の周波数偏移のうち一つでFM信号を変調 する。複数の周波数偏移のそれぞれは、2つの反対極性のうち一方を有する。受 信機は、局部発振器によって整合される受信機部を有する。この方法は、データ ・シンボルを含むFM信号を受信・復調する段階,エラー・レートを判定する段 階,周波数制御信号を発生する段階および受信機部を整合させる段階を含む。エ ラー・レートを判定する段階において、データ・シンボルの少なくとも2つのサ ブセットのエラー・レートが判定される。各サブセットは、複数の周波数偏移の うち固有の一つで変調された複数のデータ・シンボルを含む。少なくとも2つの サブセットは、2つの反対極性のデータ・シンボルを含む。周波数制御信号を発 生する段階では、周波数制御信号は、判定する段階において判定されたエラー・ レートに基づいて決定される。受信機部を整合させる段階では、周波数制御信号 に応答して局部発振器を制御することにより、受信機部はFM信号に整合される 。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の好適な実施例による、電圧制御周波数基準を有する選択呼 出受信機の電気ブロック図である。 第2図は、本発明の好適な実施例による、デジタル無線信号と、選択呼出受信 機を整合させるために用いられる中間周波数フィルタの応答との周波数プロット のセットである。 第3図は、本発明の好適な実施例による、選択呼出受信機において用いられる 被制御周波数基準および受信機要素の電気ブロック図である。 第4図は、本発明の好適な実施例による、無線通信システムにおけるデジタル ・シグナリングのために用いられる標準的なプロトコルを示すタイミング図であ る。 第5図は、本発明の好適な実施例による、選択呼出受信機を整合させるために 選択呼出受信機において用いられる方法を示すフローチャートである。 第6図は、本発明の好適な実施例による、選択呼出受信機において用いられる 一つまたはそれ以上の受信機部を整合させるために用いられる工場整合設定の電 気ブロック図である。 第7図は、本発明の別の実施例による、固定周波数基準を有する選択呼出受信 機の電気ブロック図である。 第8図は、本発明の別の実施例による、第7図の選択呼出受信機において用い られる受信機部を整合させるために用いられる工場整合設定の電気ブロック図で ある。 第9図は、本発明の別の実施例による、受信機部を整合させるために工場で用 いられる方法を説明するフローチャートである。 発明の詳細な説明 第1図を参照して、本発明の好適な実施例による、被制御周波数基準115を 有する選択呼出受信機100の電気ブロック図を示す。選択呼出受信機100は 、無線通信システムにおいて動作して、デジタル信号で周波数変調(FM)され た所定の搬送周波数を有する無線信号を受信する。FM無線信号は、受信機要素 103に結合されたアンテナ113を利用して受信される。受信機要素103は 、受信した無線信号を増幅,変換,濾波および復調すべく動作する。復調された 信号は、受信機要素103から制御回路106に結合され、この制御回路106 は、当技術分野で周知なように、選択呼出メッセージを含む復調信号を復号する 従来の制御論理を内蔵する。復調デジタル信号は、制御路回路106を介して被 制御周波数基準115に結合され、この被制御周波数基準115は、受信機要素 103に結合される局部発振信号を発生する。この局部発振信号は、当 業者に周知な従来の方法で、搬送周波数を中間周波数に変換することにより、受 信信号を中間周波数(IF)信号に変換するため受信機要素103で用いられる 。受信機要素103は、当業者に周知な従来の方法でIF信号から不要な周波数 成分を除去するために用いられる中間周波数(IF)フィルタ104からなる。 選択呼出メッセージは、アドレスと、バイナリ・データ・シンボルの所定のパタ ーンとによって構成され、また電話番号,英数字データもしくはグラフィックな ど他の情報を含むことがある。所定のアドレスを格納する従来のメモリ120は 、制御回路106に結合される。制御回路106は、ディスプレイ152および 感知可能な報知装置118にさらに結合される。制御回路106は、選択呼出メ ッセージから復元されたアドレスをメモリ120に格納された所定のアドレスと 比較し、この比較が所定の条件を満たす場合に、メッセージの処理を継続する。 この比較が所定の条件を満たさない場合、選択呼出受信機100は選択呼出メッ セージの処理を中止する。比較が所定の条件を満たす場合、制御回路106は、 復元した選択呼出メッセージの内容およびコントロール116の設定によって決 まるようにメッセージをさらに処理し、また選択呼出受信機100は、ディスプ レイ152を利用して選択呼出メッセージのうち少なくとも一部を表示し、また 選択呼出メッセージを受信した旨を感知可能な報知装置118を介してユーザに 通知することによって、選 択呼出メッセージをさらに処理できる。表示される情報は、電話番号などの短い メッセージや、英数字の質問など長いメッセージや、小さな地図などを含むこと ができ、これらはすべて選択呼出受信機100上のコントロール116を操作す ることによってディスプレイ152上に表示させることができる。なお、選択呼 出受信機100は、無線信号によってメッセージおよび/または肯定応答(ackn owledgments)を送信する任意の種類でもよいことを理解されたい。 選択呼出受信機100は、好ましくは、以下でさらに詳しく説明する被制御周 波数基準115を有するように修正された、Schaumburg,IllinoisのMotorol a,Inc.社製のMemo Express(登録商標)モデルのページャに類するもので、 あるいは同様に修正された多くの選択呼出受信機無線装置のいずれでもよい。 選択呼出受信機100は、デジタル信号によって周波数変調された無線信号を 受信する被制御周波数基準を内蔵する他の携帯および移動装置を表す。他のこの ような携帯装置には、携帯および移動電話や、トランクド無線装置(trunked ra dio)など携帯および移動通信トランシーバが含まれる。 第2図を参照して、本発明の好適な実施例による、デジタル無線信号と、第1 図の選択呼出受信機100を整合させるために用いられるIFフィルタ104の 応答203と の周波数プロットのセットを示す。第2図に示すIFフィルタ応答203は、F 1において低周波数カットオフ205と、F2において高周波数カットオフ21 0と、F1とF2との間の中心周波数(図示せず)とを有する。合成IFフィル タ帯域幅、F2−F1は、当業者に理解されるように、1つまたはそれ以上のフ ィルタ・デバイスの合成応答でもよい。 無線信号は、この例では、バイナリ・データ・シンボルからなるデジタル信号 によって周波数変調される。この変調は、バイナリ・データ・シンボルの第1状 態および第2状態にそれぞれ対応する負および正である第1極性および第2極性 の搬送周波数の偏移を発生する。変調無線信号がIFフィルタ104と対称的に 整合される第1の例では、受信機要素103において受信無線信号がIF信号に 変換された後、変調IF信号215は、デジタル信号がバイナリ状態のうち第1 状態であるとき、F3である負の偏移周波数を有する。周波数F3は、IFから 全FM偏移の半分を差し引いたものに等しい。変調IF信号220は、デジタル 信号がバイナリ状態のうち第2状態のとき、F4である正の偏移周波数を有する 。周波数F4は、IFに全FM偏移の半分を加算したものに等しい。この場合、 偏移周波数F3およびF4は、IFフィルタのカットオフ周波数F1,F2内に 入り、両方の偏移信号215,220の合成データ・シンボル・エラー・レート は等しくなる。 変調信号がIFフィルタ104と非整合である第2の例では、受信機要素10 3において受信信号がIF信号に変換されると、変調IF信号225は、デジタ ル信号がバイナリ状態のうち第1状態のとき、F5である負の偏移周波数を有す る。周波数F5は、IFから全FM偏移の半分を差し引いたものに等しい。変調 IF信号230は、デジタル信号がバイナリ状態のうち第2状態のとき、F6で ある正の偏移周波数を有する。周波数F6は、IFに全FM偏移の半分を加算し たものに等しい。負の偏移周波数F5がIFフイルタ104のF1における低周 波数カットオフ205より下にあるこの第2の例では、変調IF信号225は減 衰され、その結果、一方のバイナリ状態の高いデータ・シンボル・エラー・レー トが生じる。正の偏移周波数F6はIFフイルタ104のF1とF2との間にあ るので、変調IF信号230は減衰されない。この状態の結果、第2のバイナリ 状態に比べて第1のバイナリ状態のほうがデータ・シンボル・エラー・レートは 高くなる。 変調信号がIFフィルタ104と非整合である第3の例では、受信機要素10 3において受信無線信号がIF信号に変換されると、変調IF信号235は、デ ジタル信号がバイナリ状態のうち第1状態のとき、F7である負の偏移周波数を 有する。周波数F7は、IFから全FM偏移の半分を差し引いたものに等しい。 変調IF信号240は、デジタル信号がバイナリ状態のうち第2状態のとき、F 8で ある正の偏移周波数を有する。周波数F8は、IFに全FM偏移の半分を加算し たものに等しい。正の偏移周波数F8がIFフィルタ104のF2における高周 波数カットオフ210より上にあるこの第3の例では、変調IF信号240は減 衰され、その結果、第2のバイナリ状態の高いデータ・シンボル・エラー・レー トが生じる。負の偏移周波数F7はIFフイルタ104のF1とF2の間にある ので、変調IF信号235は減衰されない。この状態の結果、第1のバイナリ状 態に比べて第2のバイナリ状態のほうがデータ・シンボル・エラー・レートは高 くなる。 第3図を参照して、本発明の好適な実施例による、第1図の選択呼出受信機に おいて用いられる被制御周波数基準115および受信機要素103の電気ブロッ ク図を示す。被制御周波数基準115は、エラー検出器305,エラー・レート ・メモリ310,周波数コントローラ315,制御信号メモリ325および局部 発振器320によって構成される。受信機要素103から制御回路106に結合 された復調信号は、エラー検出器305に結合される。エラー検出器305は、 バイナリ・データ・シンボルの所定のパターンから、あるいは以下で説明するよ うに、デジタル信号に含まれるデータ・シンボルのエラー訂正符号化により、復 調信号から少なくとも2つのエラー・レートを判定する。エラー・レートは、セ ットとしてエラー・レート・メモリ310に結合され、格納される。前回エラー ・レートの一 つまたはそれ以上のセットは、エラー・レート・メモリ310から周波数コント ローラ315に結合され、ここでエラー・レートは周波数制御信号317を調整 するために用いられ、この信号317の値は、周波数コントローラ315に結合 された制御信号メモリ325に格納される。調整済み制御信号は、局部発振器3 20に結合され、それによりFM信号に対する受信機要素の整合を最適化する。 本発明の好適な実施例では、局部発振器320は、局部発振信号を発生する、バ ラクタ制御水晶発振器など、従来の電圧制御局部発振器である。あるいは、局部 発振器320は、デジタル位相同期発振器など、デジタル制御局部発振器でもよ い。局部発振器320は、好ましくは、受信機要素103の構成要素が実装され た回路板に実装される。受信機要素103および局部発振器が実装される回路板 は、受信機部105である。エラー検出器305,エラー・レート・メモリ31 0および周波数コントローラ315は、好ましくは、制御回路106の部分を構 築するために用いられる同じマイクロプロセッサでもよい、Schaumburg,IL のMotorola,Inc.社製の68HC05ファミリのマイクロプロセッサの一員な どのマイクロプロセッサにおいて構築される。エラー検出器305および周波数 コントローラ315は、好ましくは、マイクロプロセッサの他の部分を利用する リード・オンリ・メモリに格納される機能として構築され、エラー・レート・メ モリ310は、好ましくは、 マイクロプロセッサの電気的に変更可能なランダム・アクセス・メモリにおいて 構築される。 第4図を参照して、本発明の好適な実施例による、無線通信システムにおける デジタル・シグナリングのために用いられる標準的なプロトコルを示すタイミン グ図を示す。この標準的なプロトコルは、好ましくは、英国ポスト・オフィスの 国内ページング・システムで用いられ、またページャを含む選択呼出受信機にデ ジタル無線信号においてメッセージを交信するため世界中の多くの無線共通搬送 (RCC:radio common carrier)サービス・プロバイダによって広く採用され るメッセージ符号化フォーマットである。この標準プロトコルは、POCSAG シグナリング・プロトコルまたはフォーマットとして一般に知られる。デジタル 無線信号の各送信400は、初期POCSAGシステムについて512ビット/ 秒、あるいは後期POCSAGシステムについて1200および2400ビット /秒のビット・レートで送信されるバイナリ情報を含む。各送信400は、プリ アンブル405と、選択的に配列されたコードワードの1つまたはそれ以上のバ ッチとからなる。プリアンブル405は、一連の反転バイナリ論理状態(または データ・シンボル)1−0,1−0などであり、バイナリ・データ・シンボルの 所定のパターンを与える。プリアンブル405は、少なくとも576ビットの期 間を有する。コードワードは、同期用あるいは個別選択呼出受信機を呼 び出すための情報を収容する32ビットのデータ・シーケンスである。コードワ ードのバッチは、不変の所定のバイナリ・シーケンスである32ビット同期コー ドワード407から開始する。各バッチは、1個の同期コードワード407と、 16個のアドレスまたはデータ・コードワードからなり、これら16個のコード ワードは8つの個別のフレームに分割され、各フレームは2つのアドレス・コー ドワードまたは1つのアドレス・コードワードと1つのデータ・コード・ワード または2つのデータ・コードワードを収容する。メッセージ送信における以降の バッチは、32ビット同期ワード407と、それに続く2つのアドレス・コード ワードまたは1つのアドレス・コードワードと1つのデータ・コードワードまた は2つのデータ・コードワードを収容する8つのフレームの同じフォーマットか らなり、1バッチに全部で16個のアドレスおよび/またはデータ・コードワー ドある。 アドレスおよびデータ・コードワードは、0〜7までの番号の8つのフレーム にまとめられる。選択呼出受信機アドレスの全集合は、同様に8つの可能なグル ープに分割され、それにより各グループにバッテリ節電機能を与える。各選択呼 出受信機アドレスは、21ビットのコードワード識別のうち3つの最下位ビット に応じて、対応する8つのフレームのうち一つに割り当てられる。従って、最後 が000となるアドレスを有する全ての選択呼出受信機はフレ ーム0に配置され、同様に最後が111となるアドレス・コードを有する全ての 選択呼出受信機はフレーム7に配置される。 アドレス・コードワードは32ビット構造を有し、アドレス・コードワード4 10のビット1は第4図に示すように常に0である。ビット2〜19は、個別選 択呼出受信機に割り当てられた21ビット識別シーケンスのうち18最上位ビッ トに対応するアドレス・ビットである。21ビット識別シーケンスのうち3つの 最下位ビットは、アドレス・コードワードを送信しなければならないフレームを 定義するためだけに過ぎず、よってバッチにおけるフレーム位置から導出可能な ので、送信されない。ビット20,21は、選択呼出受信機に割り当てられた4 つの可能なアドレスから所要アドレスを選択するために用いられる2つの機能ビ ットである。ビット22〜31はパリティ・チェック・ビットであり、最後のビ ットであるビット32は、イーブン・パリティを与えるために選択される。復号 システムは、指定されたフレームにおけるアドレス・コードワードのみを調べる だけであり、そのため各選択呼出受信機のアドレス・コードワードは、このコー ドワード・フォーマットに割り当てられたフレームにおいてのみ送信される。 データ・コードワードも、第4図でアドレス・コードワードについて示したよ うに32ビット構造を有する。ただし、データ・コードワードのビット1は常に 1であり、こ のコードワードをデータ・コードワードとして識別する。ビット2〜21は、数 字ページにおけるようなメッセージ桁、あるいは英数字メッセージにおけるよう なメッセージ文字に対応するデータ・ビットである。5つの4ビットBCD桁も しくはほぼ3つの7ビットASCII英数文字を各データ・コードワードのデー タ・ビットで送信できる。ビット22〜31はパリティ・チェック・ビットであ り、最後のビットであるビット32は、アドアレス・コードワードの場合と同様 にイーブン・パリティを与えるために選択される。 各コードワードは、それが同期コードワードであれ、アドレス・コードワード であれ、データ・コードワードであれ、最上位ビットが最初に送信される同じ3 2ビット・フォーマットに従う。POCSAGシグナリング・プロトコルは、同 期コードワード用に多数のコードワードを確保しており、最上位ビットをビット 位置1に、最下位ビットをビット位置32に配置した、最も一般に用いられる同 期コードワード407を第4図に示す。 上記のアドレス,データおよび同期コードワードは、BCH(Bose‐Chadhu ri‐Hocquenghem)と呼ばれるエラー訂正ブロック・コードのクラスである。B CH(31,21)コードワードとPOCSAGプロトコルで用いられる全イー ブン・パリティ・ビットとは、6であるハミング距離(Hamming distance)を 与え、それにより以下の ようなエラー訂正および検出機能が得られる: 1.)任意の1つまたは2つのビット・エラーを訂正できる。 2.)任意のランダムな3ビット・エラーを検出できる。 3.)長さが7ビットを超えない任意の1つのエラー・バーストを検出できる 。 4.)長さが4ビットを超えない任意の一つのエラー・バーストを訂正できる 。 ランダム・エラーおよびバースト長の訂正および検出は、ハミング距離ならび にコードワード生成多項式に依存する。上記の適切なエラー訂正および検出方法 は、当業者によりエラー訂正および検出を実施するための手段として、BCHコ ードワードを採用する他のプロトコルにも拡張できる。BCHコードワードを利 用してエラー訂正および検出を行う他の既知のプロトコルには、FLEXおよび ゴーレイ・シーケンシャル・コーディング(GSC:Golay Sequential Cod ing)がある。 POCSAGシグナリング・プロトコルにおける選択呼出受信機識別のための 21ビット・シーケンスでは、選択呼出受信機について可能なアドレスの200 万以上の組み合わせが可能となる。2つの機能ビットの追加により、バッチ・シ グナリング機能および選択呼出受信機アドレスからなる全部で8百万メッセージ の組み合せが得られる。 他のプロトコルは、疑似ランダム・パターンなど他の所 定のデータ・シンボル・パターンおよび/または他の長さのBCHコードや2次 元ブロック・コードなど他のエラー訂正符号化方法を提供し、これらは本発明の 好適な実施例と利用して、本明細書で説明する同じ効果を提供できることを理解 されたい。 第5図を参照して、本発明の好適な実施例による、第1図の選択呼出受信機を 整合させるため選択呼出受信機において用いられる方法を示すフローチャートを 示す。選択呼出受信機100がオンされると、被制御周波数基準115は、ステ ップ505において、制御信号317の初期値を制御信号メモリ325に格納さ れた値に設定する。ステップ510において、選択呼出受信機100は、上記の POCSAGフォーマットを有する周波数変調信号が受信・復調されると、復元 されたデジタル信号を生成する。ステップ515において、エラー検出器305 は、復元デジタル信号の適切な部分を期待プリアンブル405と比較することに より、データ・シンボルの第1サブセットおよび第2サブセットのエラー・レー トを判定する。データ・シンボルの第1サブセットは、好ましくは、プリアンブ ル405におけるすべて0からなり、データ・シンボルの第2サブセットは、プ リアンブル405におけるすべて1からなる。データ・シンボルの第1および第 2サブセットのエラー・レートは、ステップ520において、エラー・レートの セットとしてエラー・レート・メモリ310に格納される。 ステップ525において、周波数コントローラ315は、エラー・レート・メモ リ310に格納された前回エラー・レート(最も最近判定されたエラー・レート を含む)のセットの所定の数N個のセットを比較し、平均エラー・レートのセッ トを、2種類のデータ・シンボルのそれぞれについて一つ、生成する。なお、別 の実施例における所定の数Nは1でもよく、1よりも大きい場合には、例えば、 より重い重みが与えられるもっとも最近の測定とのN個の前回セットの加重平均 などの計算や、他の計算を利用して比較を行うことができることを理解されたい 。ステップ530において、データ・シンボルの第1および第2サブセットの平 均エラー・レートの間の差が所定の値Vより小さいか等しいと判断された場合に は、受信機部105は整合されており、次の無線信号が受信されると、この方法 はステップ510から反復される。差が所定の値Vよりも大きいと判定されると 、ステップ535において、データ・シンボルの第1および第2サブセットのエ ラー・レートは比較され、どちらのエラー・レートがより高いかを判定する。デ ータ・シンボルの第1サブセットのエラー・レートがデータ・シンボルの第2サ ブセットのエラー・レートよりも大きいと判定されると、ステップ540におい て、周波数制御信号は第1センスでインクリメントされ、この場合、増加調整で ある。あるいは、データ・シンボルの第2サブセットのエラー・レートがデータ ・シンボルの第1サブセッ トのエラー・レートよりも大きいと判定されると、ステップ545において、周 波数制御信号は第2センスでインクリメントされ、この場合、減少調整である。 ステップ550において、周波数制御信号の新たな値は制御信号メモリ325に 格納され、被制御周波数基準115の周波数を設定するために用いられる。適切 な所定のパターンを含む次の無線信号がステップ510において受信されると、 この方法は反復される。 なお、データ・シンボルの第1および第2サブセットのエラー・レートは他の 方法で判定できることを理解されたい。例えば、POCSAGフォーマットの所 定の同期ワード407を利用したり、別のプロトコルの所定のパターンを利用で きる。また、一例として、第1および第2データ・シンボルのエラー・レートは 、POCSAGフォーマットを利用する場合に、送信コードワード410のエラ ー訂正機能を利用して被訂正デジタル信号を生成し、受信デジタル信号をこの被 訂正デジタル信号と比較することによって判定できる。データ・シンボルのエラ ー訂正符号化は他のプロトコルでも利用でき、与えられるエラー訂正および検出 機能によって決まる周波数訂正の効率性および信頼性を提供できる。プロトコル のエラー訂正機能が低いと、最適な整合を達成するまでの遅延が長くなり、不十 分なエラー検出では、不安定性および誤った整合が生じることがある。 第6図を参照して、本発明の好適な実施例による、一つ またはそれ以上の第1図の選択呼出受信機を整合させるために用いられる工場整 合設定(factory alignment setup)の電気ブロック図を示す。工場整合設定は 、FM送信機610に結合されたエンコーダ640からなる。エンコーダ640 は、デジタル信号を生成し、この信号は本明細書で用いられる例ではPOCSA G信号である。FM送信機610は、この例では14kHzである所望のIFフ ィルタ帯域幅に設定された全変調偏移を有する無線信号を生成し、無線周波数ケ ーブル615によって一つまたはそれ以上の選択呼出受信機100の受信機部1 05に結合され、各受信機部105は、工場整合設定で用いられる被制御周波数 基準115に結合され、整合された受信機部105と出荷される。なお、ケーブ ル615は、当業者に周知な放射固定具(radiation fixture)など、アンテナ 113を介して放射状に、変調無線信号を受信機部105に結合することを理解 されたい。受信機要素103は、上記のように無線信号を受信・復調する。次に 、受信機部105は、本発明の好適な実施例による工場試験設定および上記の整 合方法を利用して整合され、ステップ550において得られた周波数制御信号の 新たな値はエンコーダ640から選択呼出受信機100にロードされ、選択呼出 受信機100がオンされると、ステップ505において用いられる初期値として 制御信号メモリ325に格納される。なお、本発明の好適な実施例により、一つ のエンコーダ640と一つの FM送信機610とを利用して複数の受信機部105の同時整合を可能にするこ の整合方法は、一度に一つの受信機しか整合しない従来の方法に比べてはるかに 効率的である。 第7図を参照して、本発明の別の実施例による、固定周波数基準715を有す る選択呼出受信機700の電気ブロック図を示す。選択呼出受信機700は、デ ジタル信号で周波数変調された所定の搬送周波数を有する無線信号を受信すべく 無線通信システムにおいて動作する。この選択呼出受信機700は、被制御周波 数基準115ではなく固定周波数基準715を有し、かつ制御回路106が周波 数を制御するため固定周波数基準715に結合されない点を除けば、選択呼出受 信機100と同一である。固定周波数基準715は、受信機要素103に結合さ れる局部発振信号を発生する。固定周波数基準715は、当業者に周知な従来の 水晶発振器回路からなり、好ましくは、受信機要素103の構成要素が実装され た回路板上に実装される。受信機要素103および局部発振器が実装された回路 板は、受信機部105である。 選択呼出受信機700は、好ましくは、Shaumburg,IllinoisのMotorola, Inc.社製のMemo Express(登録商標)モデル・ページャに類するが、固定周 波数基準を有する多くの選択呼出受信無線機の別のものでもよい。 選択呼出受信機700は、デジタル信号によって周波数変調された無線信号を 受信するための固定周波数基準を内 蔵する他の携帯および移動装置を表す。他のこのような携帯装置には、携帯およ び移動電話や、トランクド無線装置など携帯および移動通信トランシーバがある 。 第8図を参照して、本発明の別の実施例による、第7図の選択呼出受信機を整 合するために用いられる工場整合設定の電気ブロック図を示す。この工場整合設 定は、所望のIFフィルタ帯域幅に設定された全変調偏移を有する無線信号を発 生するFM送信機610からなり、無線周波数ケーブル615によって選択呼出 受信機700の受信機部105に結合される。全偏移は、正および負の変調偏移 の正味差に等しい。なお、ケーブル615はアンテナ113と受信機部105と の間で無線信号を受信機部105のテスト・ポイントに直接結合してもよく、あ るいは当業者に周知な校正済み放射固定具の場合にように、アンテナ113を介 して放射状に無線信号を受信機部105に結合してもよいことを理解されたい。 受信機要素103は、上記のように無線信号を受信・復調する。デコーダ/コン トローラ840は、第1ケーブル850によって受信機部105に結合され、受 信機要素103によって送信される信号を受信・復号する一方で、デコーダ/コ ントローラ840は第2ケーブル835を介して整合命令をレーザ・ステーショ ン830に通信する。レーザ・ステーション830は、レーザ・トリミング可能 なコンデンサ(LTC:lascr trimmablecapacitor)825の一部を焼くレーザ ・ビームを放出し、 それにより固定周波数基準715の周波数を漸次調整する。デコーダ/コントロ ーラ840に結合される信号は、受信機要素103からの復調信号である。ある いは、受信機部105および制御回路106が受信機部105の整合中に互いに 結合される場合、デコーダ/コントローラ840に結合される信号は制御回路1 06からのデコーダ信号でもよい。 第9図を参照して、本発明の別の実施例による、第7図の選択呼出受信機70 0において用いられる受信機部105を整合するため工場で用いられる方法を記 述するフローチャートを示す。本発明の別の実施例では、ステップ900におい て、第1および第2バイナリ・データ・シンボルの所定のパターンを有するバイ ナリ信号は、選択呼出受信機100の所定の無線周波数にて正確に校正された基 準源である、FM送信機610によって生成される無線信号をFM変調するため に用いられる。第1および第2データ・シンボルは、2つの周波数偏移で無線信 号をそれぞれ変調する。本発明の別の実施例における所定のパターンは、交互の 第1および第2データ・シンボルを有する。第1データ・シンボル・サブセット は所定のパターン内で識別された複数の第1データ・シンボルからなり、第2デ ータ・シンボル・サブセットは、所定のパターン内で識別された同様に複数の第 2データ・シンボルからなる。ステップ910において、無線信号は、選択呼出 受信機700に結合さ れ、復調される。選択呼出受信機700の受信機部105は、受信機要素103 および固定周波数基準715が作製されるとき、IF信号の周波数が所定のよう にオフセットされ、IFフィルタ104の帯域幅において対称的でない信号22 5,230(第2図)などの変調IF信号を有するように設計される。固定周波 数基準715の部品であるレーザ・トリミング可能な構成要素はレーザ・トリミ ングして、受信機要素103におけるIF信号の周波数を変更して、IF信号2 05,210(第2図)の場合のようにIFフィルタ104の帯域幅に対称的に 整合できる。デコーダ/コントローラ840は、ステップ920において、受信 機要素103から結合された復調信号を復号して、データ・シンボルの所定のパ ターンの2つのデータ・シンボル・サブセットにそれぞれ対応する、復調データ ・シンボルの2つのサブセットを生成する。ステップ930において、デコーダ /コントローラ840は、受信無線信号から復元された復調データ・シンボル・ サブセットの値を、送信無線信号における所定のパターンの対応する値と比較す ることにより、復調された第1および第2データ・シンボル・サブセットのそれ ぞれのエラー・レートを判定する。ステップ940において、第1および第2デ ータ・シンボル・サブセットのエラー・レートの差が判定される。ステップ95 0において、第1データ・シンボル・サブセットのエラー・レートが所定の閾値 Wより小さいか等しく、かつステップ 960において、第1および第2データ・シンボル・サブセットのエラー・レー トの差が所定の閾値Vより小さいか等しい場合には、受信機部は整合されており 、この方法はステップ980において終了する。ステップ950において、第1 データ・シンボル・サブセットのエラー・レートが所定の閾値Wよりも大きい場 合、あるいはステップ950において、第1データ・シンボル・サブセットのエ ラー・レートが所定の閾値Wよりも小さいか等しく、かつステップ960におい て、エラー・レートの差が所定の閾値Vよりも大きい場合には、デコーダ/コン トローラ840は、ステップ970において、固定周波数基準715を漸次レー ザ・トリミングするようにレーザ整合ステーション830に命令し、ステップ9 10において別の所定のパターンが受信されると、この方法は継続する。 固定周波数基準715における構成要素のレーザ・トリミングがIF周波数を 低減する別の設計の固定周波数基準715を有する選択呼出受信機700におい て、第2バイナリ状態に対応する正の偏移IF信号240は、まずF2において 高周波数カットオフ210の外になり、受信機部105を整合させる方法は、正 の偏移信号240のデータ・シンボル・エラー・レートが負の偏移信号235の データ・シンボル・エラー・レートにほぼ等しくなり、かつ第1データ・シンボ ルのエラー・レートがデータ・シンボル・エラー・レート閾値よりも小さくなり 、第1例(第2図)について 説明した周波数スペクトラム・プロットが得られるまで、固定周波数基準715 の局部発振周波数を低減する。なお、受信機部105上の他の位置からの信号が デコーダ/コントローラ840によって検出される別の実施例も存在することを 理解されたい。例えば、IF信号はデコーダ/コントローラ840に結合でき、 ベースバンドへの変換および復調はデコーダ/コントローラ840において実行 できる。別の例として、受信機部103は、選択呼出受信機100の制御回路1 06結合したままで整合でき、所定のサブセットに対する第1および第2復調デ ータ・シンボル・サブセットの比較は、制御回路106において実行でき、その 結果はエラー・レートとしてデコーダ/コントローラ840に結合される。さら に、1および0の十分な量を与え任意の所定のパターンは十分であるが、第1お よび第2データ・シンボルが極めて非対称的に発生するようなパターンなどのあ るパターンでは、整合方法の終了が遅くなりうることを理解されたい。 本発明の好適な実施例および別の実施例による工場整合設定および方法は、保 守整合(maintenance alignment)のためにも同様に利用できることをさらに理 解されたい。 また、機械的に調整可能なコンデンサを調整したり、位相同期ループ発振周波 数を確立するためメモリ内のオフセット値を設定するなどの方法により、固定周 波数基準715を整合させる場合にも、本発明の別の実施例を利用できる ことをさらに理解されたい。機械的に調整可能なコンデンサを調整することによ り固定周波数基準715を整合させる場合、受信機部105の整合を行うため機 械的に調整可能なコンデンサに機械的に結合されたツールを有するロボットがレ ーザ830の代わりに用いられる。 以上、本発明の好適な実施例および他の実施例による工場整合方法は、基準源 610から周波数変調(FM)信号を発生する段階であって、前記FM信号はデ ータ・シンボルの所定のパターンを含み、各データ・シンボルは複数の周波数偏 移のうち一つでFM信号を変調し、前記複数の周波数偏移のそれぞれは第1およ び第2極性のうちの一方を有する、段階;受信機部105においてFM信号を受 信・復調する段階;受信・復調する前記段階において復調された復調FM信号に 含まれるデータ・シンボルの所定のパターンを復号する段階;前記データ・シン ボルの所定のパターンのうち第1サブセットの第1エラー・レートを判定する段 階であって、前記第1サブセットは、前記第1極性で変調された複数のデータ・ シンボルからなる、段階;前記データ・シンボルの所定のパターンのうち第2サ ブセットの第2エラー・レートを判定する段階であって、前記第2サブセットは 、前記第2極性で変調された複数のデータ・シンボルからなる、段階;および前 記判定する段階において判定された前記第1エラー・レートおよび前記第2エラ ー・レートに基づいて受信機部105を整合させる段階によっ て構成される。この整合は、本発明の別の実施例の固定周波数基準615では、 コンデンサをレーザ・トリミングするなど、機械的な調整によって達成される。 また、この整合は、本発明の好適な実施例の被制御周波数基準115では、制御 信号値を設定することにより達成される。 本発明の好適な実施例および別の実施例による上記の方法および装置は、受信 機要素103内で4つのIF信号を生成する、4値周波数変調無線信号など、2 つ以上の変調レベルを有するデジタル信号でも利用できることをさらに理解され たい。このような信号は、例えば、復号エラー・レートをデコーダ/コントロー ラ840に結合する選択呼出受信機100が利用される場合にはより適切である 。この場合、選択呼出受信機100は、主に4値周波数変調無線信号を復号する ために設計される。この例では、選択呼出受信機100は、4つのデータ・シン ボル・レベルに対応する4つの復調データ・シンボル・サブセットについてのエ ラー・レートを、デコーダ・コントローラ840に通信し、デコーダ・コントロ ーラ840は、これらのエラー・レートのうち2つを利用して、選択呼出受信機 100における局部発振周波数を設定し、それによりIFフィルタ104の帯域 内に4つのIF信号の位置を最適化する。用いられる2つのエラー・レートは、 搬送波を最大絶対値偏移で変調する2つのデータ・シンボル・レベルと関連する 2つのエラー・レートである。 当技術分野で一般に用いられる整合手順に比べて、本発明の好適な実施例およ び別の実施例の利点は、IF信号の周波数が一つのIFフィルタ(もしくは、I F信号が2つ以上のフィルタ要素を通過する場合には複数のフィルタ)の通過帯 域内で最適化されることである。例えば、一般に利用可能な選択呼出受信機にお いて用いられる455kHzのIFフィルタは、455kHz中心周波数の+/ −1kHzの製造公差(常温における部品毎の最大変動)を通常有する。IFフ ィルタ帯域幅は、IF信号をあまり減衰せずにIF信号を通過させるのに十分広 くなければならず、そのためデジタル信号(本明細書で用いられる例では約14 kHz)による無線信号の変調によって生じる周波数偏移だけでなく、フィルタ の中心周波数の部品毎の変動および温度変動,局部発振周波数の部品毎の変動お よび温度変動ならびに受信無線信号の中心周波数のオフセットを含まなければな らない。選択呼出受信機100の感度は、IFフィルタ帯域幅を変調信号の最適 受信に必要な最小値以上に増加させると劣化する。本発明の好適な実施例および 別の実施例による整合方法は、IFフィルタおよび局部発振周波数基準の部品毎 の変動を含むため、IFフィルタを追加帯域幅で設計する必要を実質的に省く。 一方、一般に従来の整合方法は局部発振器を整合させるだけである。従って、本 発明の好適な実施例および別の実施例による整合方法はIFフィルタの帯域幅を 大幅に低下させ(上記の例で は約2kHz)、これは受信機の感度を著しく改善する。 自動周波数制御の他の方法は特殊なハードウェアを必要とし、そのため余分な コストを必要とする。本発明の好適な実施例による整合方法および装置は、改善 された整合が実現され、その結果、受信機の受信感度性能が改善され、さらに本 発明を実施するために必要なハードウェアの大半はほとんどの受信機においてす でに使用されており、そのためコストの影響および部品数の影響は最小限に抑え られるため有利である。本発明の別の実施例による整合方法は、改善された整合 方法が実現され、その結果、受信機の受信感度性能が改善されるため有利である 。
【手続補正書】 【提出日】1997年3月5日 【補正内容】 請求の範囲 1.選択呼出受信機の受信機部を自動的に整合させるため工場設定および保守設 定のうち一方で用いられる方法であって: 基準源から周波数変調(FM)信号を発生する段階であって、前記FM信号は データ・シンボルの所定のパターンを含み、また各データ・シンボルは複数の周 波数偏移のうち一つで前記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれ ぞれは第1極性および第2極性のうち一方を有する、段階; 前記FM信号を前記受信機部において受信・復調する段階; 受信・復調する前記段階において復調された前記FM信号に含まれるデータ・ シンボルの前記所定のパターンを復号する段階; データ・シンボルの前記所定のパターンのうち第1サブセットの第1エラー・ レートを判定する段階であって、データ・シンボルの前記第1サブセットは、前 記第1極性で変調された複数のデータ・シンボルからなる、段階; データ・シンボルの前記所定のパターンのうち第2サブセットの第2エラー・ レートを判定する段階であって、前記第2サブセットは前記第2極性で変調され た複数のデータ・シンボルからなる、段階;および 前記判定する段階において判定された前記第1エラー・レートおよび前記第2 エラー・レートに基づいて、前記受信機部を整合させる段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.受信機部を整合させる前記方法は、周波数基準の周波数を変更するため、前 記受信機部におけるコンデンサをレーザ・トリミングする段階をさらに含んで構 成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.受信機部を整合させる前記方法は、制御信号の初期値を格納のため前記選択 呼出受信機にロードする段階であって、前記制御信号は周波数基準の初期値を発 生するためのものである段階、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求 項1記載の方法。 4.受信機要素に結合された自動周波数コントローラであって、前記受信機要素 は周波数変調(FM)信号を受信・復調し、また前記FM信号は複数のデータ・ シンボルを含み、また各データ・シンボルは複数の周波数偏移のうちの一つで前 記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれぞれは2つの反対極性の うちの一方を有する、自動周波数コントローラであって: 前記受信機要素に結合されたエラー検出器であって、前記エラー検出器は、前 記データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判定し、 各サブセットは前記複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複 数のデータ・シンボルからなり、また前記データ・シンボルの前記少なくとも2 つのサブセットは、前記2つの反対極性のデータ・シンボルからなる、エラー検 出器; 前記エラー検出器に結合された周波数コントローラであって、前記周波数コン トローラは、前記データ・シンボルの前記少なくとも2つのサブセットのエラー ・レートに基づいて周波数制御信号を生成する、周波数コントローラ;および 前記周波数コントローラに結合された局部発振器であって、前記局部発振器は 、前記周波数制御信号によって制御され、前記受信機要素を前記FM信号に整合 させる、局部発振器; によって構成されることを特徴とする自動周波数コントローラ。 5.前記データ・シンボルはデータ・シンボルの所定のパターンを含み、前記エ ラー検出器はデータ・シンボルの前記所定のパターンから前記エラー・レートを 判定することを特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 6.前記データ・シンボルはエラー訂正データ・シンボルを含み、前記エラー検 出器は前記エラー訂正データ・シンボルから前記エラー・レートを判定すること を特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 7.前記エラー・レート検出器および前記周波数コントローラに結合されたエラ ー・レート・メモリであって、前記 エラー・レート・メモリは、複数の前回エラー・レートを格納し、前記周波数コ ントローラは、前記複数の前回エラー・レートに基づいて前記周波数制御信号を 生成する、エラー・レート・メモリをさらに含んで構成されることを特徴とする 請求項4記載の自動周波数コントローラ。 8.前記周波数コントローラに結合され、前記周波数制御信号の値を格納する制 御信号メモリであって、前記周波数コントローラは、前記周波数制御信号の前記 値を利用して前記局部発振器の初期周波数を生成する、制御信号メモリをさらに 含んで構成されることを特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 9.周波数変調(FM)信号を処理する選択呼出受信機であって、前記FM信号 はデータ・シンボルを含み、また各データ・シンボルは複数の周波数偏移のうち 一つで前記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれぞれは2つの反 対極性のうち一方を有し、また前記FM信号は選択呼出アドレスをさらに含む、 選択呼出受信機であって: 前記FM信号を受信・復調する受信機要素; 前記受信機要素に結合された制御回路であって、前記FM信号に含まれる前記 データ・シンボルおよび前記選択呼出アドレスを復号し、また前記選択呼出アド レスが前記選択呼出受信機に格納されたアドレスと一致した場合に報知信号を発 生する制御回路; 前記制御回路に結合された感知可能な報知器であって、 前記報知信号に応答して感知可能な報知信号を生成する感知可能な報知器;およ び 前記受信機要素および前記制御回路に結合された自動周波数コントローラであ って: 前記制御回路に結合されたエラー検出器であって、前記エラー検出器は、 前記データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判定し 、各サブセットは前記複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複数のデ ータ・シンボルからなり、また前記少なくとも2つのサブセットは前記2つの反 対極性のデータ・シンボルからなる、エラー検出器と、 前記エラー検出器に結合された周波数コントローラであって、前記周波数 コントローラは、前記データ・シンボルの前記少なくとも2つのサブセットの前 記エラー・レートに基づいて周波数制御信号を生成する、周波数コントローラと 、 前記周波数コントローラおよび前記受信機要素に結合された局部発振器で あって、前記局部発振器は前記周波数制御信号によって制御され、前記受信機要 素を前記FM信号に整合させる、局部発振器と からなる自動周波数コントローラ; によって構成されることを特徴とする選択呼出受信機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.選択呼出受信機の受信機部を自動的に整合させるため工場設定および保守設 定のうち一方で用いられる方法であって: 基準源から周波数変調(FM)信号を発生する段階であって、前記FM信号は データ・シンボルの所定のパターンを含み、また各データ・シンボルは複数の周 波数偏移のうち一つで前記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれ ぞれは第1極性および第2極性のうち一方を有する、段階; 前記FM信号を前記受信機部において受信・復調する段階; 受信・復調する前記段階において復調された前記FM信号に含まれるデータ・ シンボルの前記所定のパターンを復号する段階; データ・シンボルの前記所定のパターンのうち第1サブセットの第1エラー・ レートを判定する段階であって、データ・シンボルの前記第1サブセットは、前 記第1極性で変調された複数のデータ・シンボルからなる、段階; データ・シンボルの前記所定のパターンのうち第2サブセットの第2エラー・ レートを判定する段階であって、前記第2サブセットは前記第2極性で変調され た複数のデータ・シンボルからなる、段階;および 前記判定する段階において判定された前記第1エラー・レートおよび前記第2 エラー・レートに基づいて、前記受信機部を整合させる段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.受信機部を整合させる前記方法は、周波数基準の周波数を変更するため、前 記受信機部におけるコンデンサをレーザ・トリミングする段階をさらに含んで構 成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.受信機部を整合させる前記方法は、制御信号の初期値を格納のため前記選択 呼出受信機にロードする段階であって、前記制御信号は周波数基準の初期値を発 生するためのものである段階、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求 項1記載の方法。 4.受信機要素に結合された自動周波数コントローラであって、前記受信機要素 は周波数変調(FM)信号を受信・復調し、また前記FM信号は複数のデータ・ シンボルを含み、また各データ・シンボルは複数の周波数偏移のうちの一つで前 記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれぞれは2つの反対極性の うちの一方を有する、自動周波数コントローラであって: 前記受信機要素に結合されたエラー検出器であって、前記エラー検出器は、前 記データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判定し、 各サブセットは前記複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複 数のデータ・シンボルからなり、また前記データ・シンボルの前記少なくとも2 つのサブセットは、前記2つの反対極性のデータ・シンボルからなる、エラー検 出器; 前記エラー検出器に結合された周波数コントローラであって、前記周波数コン トローラは、前記データ・シンボルの前記少なくとも2つのサブセットのエラー ・レートに基づいて周波数制御信号を生成する、周波数コントローラ;および 前記周波数コントローラに結合された局部発振器であって、前記局部発振器は 、前記周波数制御信号によって制御され、前記受信機要素を前記FM信号に整合 させる、局部発振器; によって構成されることを特徴とする自動周波数コントローラ。 5.前記FM信号はFM無線信号であることを特徴とする請求項4記載の自動周 波数コントローラ。 6.前記局部発振器は位相同期ループ発振器であることを特徴とする請求項4記 載の自動周波数コントローラ。 7.前記局部発振器は、バラクタ制御水晶発振器であることを特徴とする請求項 4記載の自動周波数コントローラ。 8.前記データ・シンボルはデータ・シンボルの所定のパターンを含み、前記エ ラー検出器はデータ・シンボルの前記所定のパターンから前記エラー・レートを 判定することを特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 9.前記データ・シンボルはエラー訂正データ・シンボルを含み、前記エラー検 出器は前記エラー訂正データ・シンボルから前記エラー・レートを判定すること を特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 10.前記エラー・レート検出器および前記周波数コントローラに結合されたエ ラー・レート・メモリであって、前記エラー・レート・メモリは、複数の前回エ ラー・レートを格納し、前記周波数コントローラは、前記複数の前回エラー・レ ートに基づいて前記周波数制御信号を生成する、エラー・レート・メモリをさら に含んで構成されることを特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 11.前記周波数コントローラに結合され、前記周波数制御信号の値を格納する 制御信号メモリであって、前記周波数コントローラは、前記周波数制御信号の前 記値を利用して前記局部発振器の初期周波数を生成する、制御信号メモリをさら に含んで構成されることを特徴とする請求項4記載の自動周波数コントローラ。 12.周波数変調(FM)信号を処理する選択呼出受信機であって、前記FM信 号はデータ・シンボルを含み、また各データ・シンボルは複数の周波数偏移のう ち一つで前記FM信号を変調し、また前記複数の周波数偏移のそれぞれは2つの 反対極性のうち一方を有し、また前記FM信号は選択呼出アドレスをさらに含む 、選択呼出受信機であって: 前記FM信号を受信・復調する受信機要素; 前記受信機要素に結合された制御回路であって、前記FM信号に含まれる前記 データ・シンボルおよび前記選択呼出アドレスを復号し、また前記選択呼出アド レスが前記選択呼出受信機に格納されたアドレスと一致した場合に報知信号を発 生する制御回路; 前記制御回路に結合された感知可能な報知器であって、前記報知信号に応答し て感知可能な報知信号を生成する感知可能な報知器;および 前記受信機要素および前記制御回路に結合された自動周波数コントローラであ って: 前記制御回路に結合されたエラー検出器であって、前記エラー検出器は、 前記データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判定し 、各サブセットは前記複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複数のデ ータ・シンボルからなり、また前記少なくとも2つのサブセットは前記2つの反 対極性のデータ・シンボルからなる、エラー検出器と、 前記エラー検出器に結合された周波数コントローラであって、前記周波数 コントローラは、前記データ・シンボルの前記少なくとも2つのサブセットの前 記エラー・レートに基づいて周波数制御信号を生成する、周波数コントローラと 、 前記周波数コントローラおよび前記受信機要素に結合された局部発振器で あって、前記局部発振器は前記周波 数制御信号によって制御され、前記受信機要素を前記FM信号に整合させる、局 部発振器と からなる自動周波数コントローラ; によって構成されることを特徴とする選択呼出受信機。 13.受信機を周波数変調(FM)信号に整合させるため前記受信機において用 いられる方法であって,前記FM信号はデータ・シンボルを含み、また前記デー タ・シンボルのそれぞれは複数の周波数偏移のうち一つで前記FM信号を変調し 、また前記複数の周波数偏移のそれぞれは2つの反対極性のうち一方を有し、ま た前記受信機は局部発振器によって整合される受信機部を内蔵する、方法であっ て: 前記データ・シンボルを含む前記FM信号を受信・復調する段階; 前記データ・シンボルの少なくとも2つのサブセットのエラー・レートを判定 する段階であって、前記データ・シンボルの前記少なくとも2つのサブセットの それぞれは前記複数の周波数偏移のうち固有の一つで変調された複数のデータ・ シンボルからなり、また前記少なくとも2つのサブセットは前記2つの反対極性 のデータ・シンボルからなる、段階; 判定する前記段階において判定された前記エラー・レートに基づいて周波数制 御信号を生成する段階;および 前記周波数制御信号に応答して前記局部発振器を制御することにより、前記受 信機部を前記FM信号に整合させる 段階; によって構成されることを特徴とする方法。 14.前記周波数制御信号の値を格納する段階;および 前記格納する段階において格納された前記値を制御信号の初期値として利用し て、周波数基準の初期値を生成する段階; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項13記載の方法。 15.前記データ・シンボルはデータ・シンボルの所定のパターンを含み、また 前記判定する段階は、データ・シンボルの前記所定のパターンからエラー・レー トを判定する段階からなることを特徴とする請求項13記載の方法。 16.前記データ・シンボルはエラー訂正データ・シンボルを含み、前記判定す る段階は、前記エラー訂正データ・シンボルからエラー・レートを判定する段階 からなることを特徴とする請求項13記載の方法。 17.前記判定する段階において判定されたエラー・レートをセットとして格納 する段階をさらに含んで構成され、前記生成する段階において、前記制御信号は 前記格納する段階において格納されたエラー・レートの前記セットに基づいて生 成されることを特徴とする請求項13記載の方法。
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