JPH09509897A - 表面状態調節方法 - Google Patents

表面状態調節方法

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JPH09509897A
JPH09509897A JP7522943A JP52294395A JPH09509897A JP H09509897 A JPH09509897 A JP H09509897A JP 7522943 A JP7522943 A JP 7522943A JP 52294395 A JP52294395 A JP 52294395A JP H09509897 A JPH09509897 A JP H09509897A
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ジェイ. キューブス,マイケル
ジェイ. チョウ,ユン
ジー. コース,チャールズ
エイチ. ホープナー,ハーベイ
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 被覆面の光沢を増加させる方法、木材表面の毛羽を取る方法、及び金属表面を艷出しする方法が開示される。本発明の方法は、研磨繊維を含んでなる研磨製品を使用し、前記研磨繊維は、その中に包み込まれた微小研磨剤を有するポリマーバインダーを含んでなる。前記研磨製品は、タフトのある不織布又はブラシの形態であってもよい。種々の表面の表面状態調節における乾式及び吹付バフ研磨に前記製品を使用する方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 表面状態調節方法 発明の背景 1.発明の簡単な説明 本発明は、その中に包み込まれた多数の微小研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリ マー含んでなる繊維から製造される製品を使用する表面状態調節方法に関する。 特にそのような製品を使用して床のような表面を磨く方法に関する。 2.関連技術 デュポン(DuPont)から入手可能な商標名「Tynex」として公知のもののよう な、熱可塑性ポリマー及びその中に包み込まれているか又はその外面に接着され た研磨剤粒子を含んでなる研磨フィラメントは極めて多くの用途を有し、それら の用途の一つが米国特許第4,305,234 号(Pichelman)に開示されている。この 文献には、研磨及び艷出し能の双方を有する床保全用装置に使用することができ るブラシが記載されている。このブラシは、基材内に具備されたタフトキャビテ ィ(tuft cavity)内に配置された剛毛の多数のタフトを含む。各タフトは、Tyn ex A 及びタンピコ(Tampico)のような研磨要素の組合せを含んでいてもよい。 当該特許権者は、縞を生じずに新たな艷出し面又は加工面を広げ、且つバフ研磨 することができると同時に足でこすった跡などを殆ど除去することができるブラ シを提供し、70%のTynex A 及び30%のタンピコ剛毛の組合せが良好に機能する ことを主張している。しかしながら、この文献には研磨フィラメント中に使用す る特徴的な研磨剤の粒度、及びそのような研磨剤を使用する利点が教示されてい ない。記載されている 研磨繊維はスクラビング/掃除にのみ使用されており、一方、バフ研磨はタンピ コ繊維により実施されているようである。 米国特許第4,037,369 号は、ブラシの中心部に向かってより多くの研磨繊維が 存在し、且つブラシの周縁部に向かって研磨特性のより低い繊維が存在する研磨 特性が変化する繊維を有する床保全用ブラシ又はパッドを開示している。この文 献は、120 メッシュ及び54メッシュの研磨剤粒子をその中に有するナイロン(ポ リアミド)フィラメントを含むブラシを開示している。この文献は、第3段落第 3 〜10行において、54メッシュの炭化ケイ素粗粒子を最も内側の列に含み、80、 120 、180 、320 〜500 メッシュを経て最も外側の列の500 メッシュまで粒度が 累進的に変化する(粒度が内側から外側に向かって低下する)炭化ケイ素粒子を 含んでなるブラシに言及している。このブラシは、モーターの燃焼又はヒューズ の溶融を引き起こす機械の過負荷の原因となりうる大きな「抵抗」を床保全機械 にもたらす。このパッドは、本発明におけるよりも非常に遅い速度で使用され、 バフ研磨は繊維の上又は中に研磨剤粒子を有しない天然繊維(タンピコ又はバシ ーヌ)により行われるようである。従って、この文献は、床保全作業に使用され る研磨繊維中に少量の研磨剤粒子を使用することとは異なる教示がなされている ようである。 Matsui等(米国特許第4,627,950 号)は、研磨剤粒子を含む少なくとも1 層の 研磨層及び前記研磨層を実質的に被覆している少なくとも1 層のコーティング層 を含んでなる複合繊維を供給すること、次いで溶剤又は分解剤を使用して複合繊 維からコーティング層の少なくとも一部を除去し、研磨層の少なくとも一部を露 出させることを含んでなる研磨繊維の製造方法を開示している。この文献は、20 0 マイクロメートル以下の繊維直径を有し、その直径のほぼ半分の直径を有する 研磨剤粒子を有する繊維を開示している。この繊維は、 不織布、ローラー、ブラシ等の製造に使用することができる。 床保全産業において重要な事柄は、どのような機械又は研磨製品が使用された 場合にも、使用者は高光沢の床表面を所望とすることである。上記のような努力 は印象的ではあるが、本発明の目的は、表面状態調節用製品中に微小研磨剤入り 繊維を使用し、かなり高い光沢の表面を提供することである。 木材加工分野において、板及びパーティクルボードの機能的及び/又は装飾的 な深い切れ目又は溝は、特に湿潤環境において木材表面から「毛羽」(小さな木 繊維)を除去する観点から問題の多い事柄である。湿気は木繊維を直立させ、こ のことによりその後の木材の均一な色付けがステインの付着量の違いのために困 難となり、そして低光沢となる。木材の色付けに先立って、このような木繊維を 木材表面から除去する非破壊的な方法、換言すれは、所望の木材表面を損傷しな い方法が木材加工分野において長い間要求されている。 印刷回路板分野において、次の加工に先立って、酸化物スケール等のような表 面の望ましくない凹凸を除去するための印刷回路板用銅積層板を清浄にする方法 が求められている。装身具、彫像及びアプライアンス分野のような金属鋳造分野 において、一般に、金属片が金型から取り出された後に掃除及び艷出し工程があ る。この分野では、現在、Hoover等(米国特許第2,958,593 号)により開示され た種類の不織布研磨ディスクが使用されている。このようなディスクは平坦又は ゆるやかに屈曲している表面において良好に機能するが、細長い突起を有する複 雑な部分及び起伏の激しい複雑な部分に対して使用された場合に機能が低下する 。不織布ディスクは、一定の空間で繰返し屈曲されるために早く破損し、また鋭 角部と繰返し衝突するために非常に磨耗しやすい。 発明の要約 本発明において、ポリマーバインダー中に分散され、接着され、及び包み込ま れた微小研磨剤粒子を含む多数の繊維を含んでなる製品を使用することにより高 光沢を得ると同時に、床及び他の表面の保全を十分に達成できることが見出され た。そのような繊維を含んでなる製品は、木材の毛羽取り、印刷回路板用銅積層 板の掃除、及び複雑な金属鋳造品、例えば白目製器物の掃除に非常に適すること も見出された。 従って、本発明の一態様は、表面(例えば、床又は印刷回路板)の光沢を増加 させる方法であり、この方法は表面の光沢を増加させるのに十分な時間を要して 多数の微小研磨剤入り繊維を含んでなる研磨製品を表面に摩擦接触させることを 含んでなり、前記繊維の各々は、その中に分散され、接着され、及び包み込まれ た研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリマーを含んでなり、前記繊維は、 i)床磨き用に、約0.1 〜約60マイクロメートル、好ましくは約3〜約40マ イクロメートル、より好ましくは約3〜約10マイクロメートルの範囲にわたる 平均粒度を有する研磨剤粒子; を含んでなり、 ii)各繊維が、長さ及び長さ方向に垂直な横断面を有し、前記横断面が約0.02 〜約0.5 ミリメートル(mm)、好ましくは0.25〜約0.4mm の範囲にわたる主軸長 (major axis length)を有する。 本発明の他の態様は、前記方法に記載したようなものと同様な製品を使用して 表面から望ましくない物質を除去する方法である。この態様において、「望まし くない物質」なる用語は、木材表面に付着している木繊維、鋳造金属部分に付着 している金属のばり、銅積層板上に形成された酸化物等を意味する。 本明細書において、「主軸長」なる用語は、各繊維の横断面で測 定可能な最も長い長さを意味する。例えば、円形の横断面を有する繊維の場合に は主軸長は繊維の直径に等しいのに対し、方形の繊維の場合には主軸長は方形( 正方形以外の方形)の長い方の一辺の長さと短い方の一辺の長さの二乗の和の平 方根又は正方形の二辺の長さの二乗の和の平方根に等しい長さである。 「微小研磨剤入り」なる用語は、実質的に全ての研磨剤粒子が、熱可塑性ポリ マーにより100 %被覆された外面を有し、そして繊維の外面の大部分が平滑且つ 連続的であるが、内側の研磨剤粒子のために繊維の外面に若干の表面不整が存在 することを意味する。若干の研磨剤粒子は、実際に繊維表面の内側から突出し、 特に下記のように製品の使用時に露出する。更に、いくぶん研磨剤粒子の存在に ために理論上は、処理しようとする加工物の表面に当たる繊維の先端は使用時に 裂ける。この裂けは当該技術分野において「自己フラッギング(self-flagging )」として公知の現象であり、特定の繊維材料が使用される場合に好ましい(フ ラッギングは、本発明の方法に使用する前に、「新しい」繊維において達成され てもよい)。例えば、最初にフラッギングされた中空の丸いポリエチレンテレフ タレート(PET)微小研磨剤入り繊維はビニル床の研磨において良好な初期20 °光沢度を与えることが見出された。一方、熱可塑性材料としてナイロン6,12を 使用した新規の円形の中実のフラッギングされていない微小研磨剤入り繊維は、 中空のフラッギングされた微小研磨剤入りPET繊維と同様に機能することも見 出された。 本発明の方法に有用なものとして本明細書に記載した研磨製品の全てに関して 「微小研磨剤」なる用語は研磨剤粒子が約60マイクロメートル以下ではあるが、 全ての場合において0.1 マイクロメートル以上の平均粒度を有することを意味す る。この範囲内に含まれる研磨剤粒子を用いた繊維は、ウレタン/アクリル床仕 上材、大理石、 セラミックタイル及びガラスのような種々の表面の光沢を増加させるのに特に優 れていることが証明された。この研磨材粒子は、酸化アルミニウム、炭化ケイ素 、ガーネット、セラミック酸化アルミニウム、及びこれらと同様な硬度(好まし くは7モース以上の硬度)を有する粒子から選ばれてもよい。 本発明に有用な微小研磨剤入り繊維の横断面の形は特に重要でない。本発明に 有用な微小研磨剤入り繊維は、種々の断面:正方形又は他の方形横断面;三裂、 四裂等のような浅裂のある横断面;及び他の均一又は不均一な横断面を有しても よい。繊維の横断面は繊維の全長にわたって一定であっても、個々の繊維内で変 化しても、又は繊維ごとに異なっていても良い。正方形又は他の方形の横断面の 繊維(特にポリプロピレン及びポリエチレン)は、Kirk-Othmer によるEncyclop edia of Chemical Technology 、第3版、第16巻、第357 〜385 頁、特に第345- 377 頁に記載されているようなフィブリル化フィルム技術を用いて製造されても よい。Nonwovens Handbook(1988年)、第99頁には、「フィブリル化」は、プラ スチックシートをばらばらにして繊維シートにすることを含むと記載されており 、この用語は繊維をばらばらにして小さな繊維にする工程を示すためにも用いら れる。本明細書に用いられた場合には、「フィブリル化」は前者の用法を表す。 繊維の横断面は本発明の重要な態様ではないが、繊維の主軸長と研磨剤粒子の 直径との相乗的組合せは磨き仕上げ(光沢を高める)にとって重要であることが 見出された。 本発明に有用な微小研磨剤入り繊維は、中実又は中空の、けん縮又は未けん縮 の、アニール(歪みを取り除くために加熱)されたもの又はされていないものの いずれであってもよい。 本発明の製品に有用な微小研磨剤入り繊維は、充填剤、潤滑剤、 着色剤及び/又は顔料、研削助剤(grinding aid)、紫外線安定剤等を研磨剤分 野において通常用いられている濃度で含んでよい。 微小研磨剤入り繊維中の研磨剤粒子の濃度は、40重量%の高濃度であってもよ いが、好ましくは約10〜約30重量%である。繊維製造工程の延伸比は、ポリマー 材料及び研磨剤粒子の濃度に依存して10:1 の高い比であってもよい。 好ましい熱可塑性ポリマーには、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステル 、及び熱可塑性エラストマー(例えば、ポリアミド、ポリプロピレン及びポリエ ステル熱可塑性エラストマー)からなる群より選ばれるようなものが含まれる。 本発明の方法に使用するのに好ましい製品は、微小研磨剤入り繊維を含んでな る嵩高な目の荒い三次元的不織布製品である。この製品は、上記Hoover等のもの のように接着剤の使用により研磨剤粒子が繊維に接着されているようなものとは 異なる。これらの態様に有用な繊維の主軸長は、約0.025mm 〜約0.4mm 、好まし くは約0.05〜約0.1mm の範囲にわたり、一方、研磨剤粒子の平均粒度は約1 〜約 30マイクロメートル、好ましくは約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたる。 繊維の長さは約1.25〜10cmの範囲にわたり、約3 〜約5cm の長さが好ましい。 本発明に係る方法に使用するのに2 番目に好ましい研磨剤粒子は、多数の微小 研磨剤入り繊維のタフトが基材に取り付けられたタフトのある研磨製品である。 本発明において使用するのに適する「タフトのある研磨製品」は、好ましくは少 なくとも約600g/m2 のタフテッドパイルフェース重量(tufted pile face weigh t )を有し、且つ少なくとも約1.0cm 、好ましくは約1 〜約5cm のパイル高さ( 基材上の繊維の長さ)を有するか、より短い又は長い繊維もある用途において有 用である。 本発明の態様に有用な繊維の主軸長は約0.05〜約0.1mm の範囲にわたり、そし てタフトの繊維は、開ループ(open looped )又は閉ループ(close-looped)の 、けん縮又は未けん縮の、中実又は中空のいずれであってもよい。しかしながら 、被処理面の対象に引っ掛からないように開ループ(未切断)の中実体であるこ とが好ましい。この研磨製品の態様は、商標名「Pirelli 」等のもとに知られて いる床などの平坦でない表面を掃除又は艷出しするのに特に有用である。 本発明に係る方法に使用するのに適する3番目に好ましい研磨製品は、その一 方の末端で基材に固定された第1 及び第2 の末端を有する多数の微小研磨剤入り 繊維から構成されたブラシ又はカーペットであり、前記基材はポリマー樹脂又は 他の基材であってもよい。このような製品は、微小研磨剤入り繊維の厚いカーペ ット状のベッドを形成する。ある態様において、微小研磨剤入り繊維は、ポリマ ー樹脂を使用せずに基材中、例えば溝の中に直接取り付けられてもよい。この態 様に有用な微小研磨剤入り繊維は、好ましくは約0.1 〜約0.5mm 、より好ましく は0.2 〜0.4mm の範囲にわたる主軸長を有する。 本発明の方法に使用するのに適する第4番目の有用な研磨製品は、譲受人によ り1993年3 月31日に出願された米国特許出願第08/040,416号の教示に従って一般 に製造されるようなものである。これらのブラシは、ハブ上に配置された多数の ブラシセグメントを含んでなり、よって往々にして回転ブラシと称される。この ブラシセグメントは、概してポリマー基材(ポリマー基材を所定の位置に固定す るための根元部材(root member )を含む)、及びポリマー基材部分の中にそれ ぞれ埋め込まれ、且つ根元部材に対して概して反対の方向に向かって外側に突き 出ている多数の微小研磨剤入り繊維を含ん でなる。このポリマー基材部分は、好ましくは、極端な使用条件での崩壊又は接 着力の低下に対抗する適切な特性を有する熱硬化性ウレタン材料を含んでなるこ とが好ましい。ある好ましい態様において、根元部材はポリマー基材部分の中に 埋め込まれ、非機械的にポリマー基材に固定(接着又は付着)された材料(ポリ マー基材部分とは独立している)を含んでなる。これらのブラシ態様を用いる方 法において、繊維は、典型的及び好ましくは約0.1 〜0.5mm の範囲にわたる主軸 長を有し、一方、研磨剤粒子は好ましくは約0.1 〜40マイクロメートル、より好 ましくは約15〜約40マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有する。 本発明の一つの好ましい方法は、1以上の本発明の不織布研磨製品を、175rpm 〜約2500rpm で回転するように調節されたアクリル及びウレタン床仕上材の光沢 を増加させるために使用されている慣用的な床保全用機械に嵌め込むことを含む 。本発明に係る製品は、曇った表面の20°及び60°光沢度を増加させるために、 乾式バフ研磨又は吹付バフ研磨(spray buffing )に使用されてもよい。 本発明の更なる態様は以下に続く記載を読み終えた後に明らかになるであろう 。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に含まれるタフトのある研磨製品の透視図である。 図2は、図1の製品の中心に沿う断面図である。 図3は、本発明に含まれる態様の他の研磨製品の透視図である。 図4は、図3の研磨製品の中心に沿う断面図である。 図5は、ブラシセグメントをその上に有する産業用円筒形ブラシ配列機の概略 的透視図である。 図6は、本発明に有用なブラシセグメントの断片的側面図である。 図7は、図6に示されるブラシセグメントの線7-7 に沿う断面図である。 図8は、本発明に有用な他のブラシセグメントの断片的側面図である。 図9は、図8に示されるブラシセグメントの線9-9 に沿う断面図であり、また 図9はブラシセグメントが嵌め込まれているシリンダーハブの一部及び同じブラ シセグメントの側面図も示している。 図10は本発明に有用な他のブラシセグメントの断片的側面図である。 図11は、図10に示されるブラシセグメントの線11-11 に沿う断面図であり 、図11は図9と概して同様な図である。 好ましい態様の説明 タフトのある研磨製品の使用 図面の図1及び2に示される態様において、研磨製品はほぼ円形の基材11を含 んでなり、ほぼ円形の中央開口部又はくぼみ12を具備しており、この中央開口部 又はくぼみ12は掃除機としっかりかみ合うような形状をなしている。基材が木材 以外の硬質材料で作られたものである場合には、基材11の表面13は繊維のタフト を収容するための多数の環状ドリル孔をその中に有する。代わりに、繊維のタフ トは、当該技術分野で知られているようなカーペット製造方法により繊維基材中 にタフティングされてもよい。これらの態様において、布帛の裏側は、基材をシ ールするため、及び基材中の繊維のタフトを固定する追加手段を提供するために 、スチレン−ブタジエンゴムラテックスのような樹脂で被覆されていることが好 ましい。該製品を回転式フロア機械に固定するために、フック/ループファスナ ーシステム(hook and loop fastener system)の一方の要素のよう な他の手段が使用される場合、又は布帛基材が適切な接着剤を使用して常用の不 織布フロアパッドに接着され、次いでこの不織布が当該技術分野において公知の 手段によりフロア機械に取り付けられる場合には、基材11は中央穴又はくぼみ13 を欠いていてもよい。例えば、米国特許第2,958,393 号に教示されているように 、フロアパッドは、典型的には表面が平坦なブロック状の弾性突起を多数有する フロア機械の駆動パッドにより駆動され、それらのパッドが取り付けられる面は 実質的に普通の平面である。 各タフトは、多数の微小研磨剤入り繊維15を含んでなり、各タフトは、多数の 繊維がヤーン組織に撚られたテクスチャードヤーンを含んでなる。タフテッドヤ ーン(tufted yarn )は、所望の要求性能に依存して閉ループ又はカットループ (cut loop)で基材中にタフティングすることもできる。 本発明の方法にこの態様の研磨製品を使用する場合には、タフト中に微小研磨 剤入り繊維を使用することが好ましく、このタフトは種々の研磨速度で有効であ り、特に低及び高研磨速度で、また乾式及び吹付バフ研磨のときに有効である。 本明細書において「吹付バフ研磨(sparay buffing)」なる用語は、バフ研磨す べき表面に水分又は他の洗浄剤組成物を塗布し、次いでブラシとの間で摩擦が生 じている間にその領域をこすり洗いし、乾燥させ、次いで床表面を艷出しするこ とを意味する。約40マイクロメートル以下、好ましくは約10マイクロメートル以 下の平均粒度を有する研磨剤粒子を有する微小研磨剤入り繊維を使用する本発明 の方法にタフトのある研磨製品を使用することによって、目詰まりしにくくなり 、また高速バニシ仕上げ又は磨き仕上げされる表面との摩擦抵抗が小さくなるこ とが見出された。この態様のブラシは、高さの低い領域により分けられた均一に 間隔をおかれた高さの高い領域を含む商標名「Pirell i 」のもとで公知の表面等の滑り止め表面のような平坦でない領域を含む表面に 特に有効である。 タフトのある研磨製品において、微小研磨剤入り繊維は、ポリアミド(特にナ イロン6,12)、ポリプロピレン及びポリエステルのような熱可塑性材料、並びに 熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ウレタンエラストマー及び商標名 「Surlyn」のもとで公知のもののようないわゆる「アイオノマー」のような熱可 塑性エラストマーを含んでもよい。好ましい熱可塑性材料はポリエステルであり 、また高速(2000rpm )プロパンバニシ盤を使用する本発明のこの態様に使用す るのに好ましい微小研磨剤入り繊維は約30重量%の酸化アルミニウム研磨剤粒子 が充填されたポリエステル繊維である。 タフトのある研磨製品に使用するのに特に好ましい繊維は、熱可塑性樹脂部分 としてポリエチレンテレフタレートを含んでなり、約0.05mm〜約0.1mm の範囲に わたる繊維主軸長を有し、その中に包み込まれた約1マイクロメートル〜約5マ イクロメートルの範囲にわたる平均粒度を好ましくは有する酸化アルミニウム研 磨剤粒子を約30重量%(繊維の合計重量に基づく)有する。 本発明のタフトのある製品に使用するのに適する微小研磨剤入り繊維は、中実 又は中空の、浅裂を有する又は有していない、けん縮又は未けん縮のいずれであ ってもよい。繊維製造工程の延伸比は、ポリマー材料及び研磨剤粒子の濃度に依 存して10:1 程度の高い値であってもよい。繊維は、けん縮されたものである場 合には、スタッファーボックスけん縮機、ギヤーけん縮機等のような機械的けん 縮装置、エアージェットけん縮、又は多ポリマー成分同時押出自己けん縮技術、 例えばナイロン/ポリエステルを並列して同時押出することによりバイコンポー ネント繊維を形成する技術のいずれかによってけん縮されたものであってもよい 。単一成分繊維又は多成分 繊維のいずれも二軸スクリュー押出機を使用するか、又は他の同様なポリマー加 工装置、例えばディスクパック押出機を使用することにより製造されてよい。ポ リマー及び研磨剤粒子は確実に均一に混合するように別々のフィーダーに供給さ れることが好ましい。中実又は中空繊維がタフトのある研磨製品に使用されても よいが、中実研磨繊維を使用することが好ましい。 図1及び2に示されるような本発明に使用するのに適するタフトのある研磨製 品は、常用のカーペット製造装置により製造されてもよい。有用な市販入手可能 なカーペット製造装置は、テネシー州チャタヌーガ所在のタフトコ・コーポレー ション(Tuftco Corporation)のタフティング・マシン・ディヴィジョン(Tuft ing Machine Division)から得られる。タフテッド糸のタフトが、典型的には織 布又は不織布から形成された「一次基材」と称される基材材料中に挿入される工 程である。広く知られているように、糸は連続長又は不連続長において適切なサ イズの繊維の集合又は束である。糸のタフトは、常用のミシンと同様な垂直な往 復針により挿入される。常用のタフティング機は、その機械の幅に沿ってベッド プレート上にニードル棒内に固定された多数のねじ込みニードルを有する巨大な ミシンである。ニードルは、ラック又はクリオール内に配列された大きなビーム 又はコーンから糸を受け取る。繊維の糸は、ニードル棒上の一連のニードルに送 られ、基材表面をタフトにより覆い、床仕上げ又は表面保全用途に使用するのに 適する不連続なタフトのある基材を好ましくは与える。図1及び2に示されるよ うな製品において、タフトは基材中に均一に不連続にタフティングされており、 タフトは典型的には約5mm 〜約1cm の範囲にわたる間隔で離れている。 フェース重量(face weight )は、糸の間隔(又は機械のゲージ) 及びタフト長(パイル高さ)、糸の主軸長等により決定される。パイル高さが高 すぎる場合には、微小研磨剤入り繊維はそれら自体の上に横たわる傾向があり、 それらの研磨能が低下しうる。繊維又はパイル高さが低すぎる場合には、被処理 面に対して利用するのに不十分な研磨繊維となりうる。 本発明に有用な布帛基材用材料は、天然又は合成繊維から製造された織布又は 不織布であってもよい。一次基材を形成するのに好ましい材料には、例えば、綿 のような天然繊維、及び合成繊維、好ましくはポリエステル又はポリプロピレン 製のものを含む常用のカーペット基材に通常使用されている材料が含まれる。好 ましい基材の重量は135g/m2 程度である。 タフトは常用のタフティングカーペット機械を使用せずに布帛基材中に挿入さ れてよい。このようにタフトを形成する一つの方法は、米国特許第3,943,028 号 に記載されており、その記載は常用のタフティング機械を使用せずにタフトのあ る製品を製造する教示として本明細書に引例として含まれる。他の代法は、公知 の「ステープルセット(staple set)」法を用いる。 不織布微小研磨剤入り研磨製品の使用 床のような硬質表面を保全するために本発明の方法に不織布製品が使用されて もよい。微小研磨剤入り繊維、研磨剤粒子、研磨剤粒子の使用量、繊維製造工程 の延伸比、及び繊維の種類(けん縮又は未けん縮、中空又は中実、多成分又は単 一成分)は、全てタフトのある研磨製品の態様に関する上記の文献に記載されて いる。しかしながら、不織布研磨製品を製造する際に、ウェブ形成方法として商 標名「ランドウエバー(Rando-Webber)」のもとで公知のウェブ製造機械を使用 して達成されるようなエアレイドウェブ(air-laid we b )製造方法若しくは類 似の方法、又はスパンボンド法を使用す ることができる。 繊維の合計量の50重量%までは、微小研磨剤入り繊維のポリマーよりも低い融 点を有する1種以上のポリマーを含んでなるポリマー繊維を含んでもよい。この ような低融点繊維を融解させ、そして微小研磨剤入り繊維同士を互いに接着させ るのに十分な温度にウェブをさらすことによってウェブ強度を高めるために、こ のような低融点繊維が好ましいことに使用される。前記低融点繊維は研磨剤粒子 を含んでもよい。代わりに、微小研磨剤入り繊維の不織ウェブは、ウェブ強度を 高めるために当該技術分野において公知のように刺縫いされていてもよく、低融 点繊維の使用と刺縫いの組合せがウェブの強度を増加させるために用いられても よい。本発明の態様に有用な不織布製品は、金属、ガラス、プラスチック、大理 石等を磨くために使用されてもよい。 上記のように、本発明の態様に有用な不織布製品は、Hoover等による米国特許 第2,658,593 号の教示に従って製造されてもよい。一般に、均一で嵩高な目の荒 い三次元的軽量不織ウェブは多数のランダムに絡み合った可撓性の耐久性のある 強靭な微小研磨剤入り有機繊維から形成される。 不織布研磨製品の態様を用いる場合には、使用される繊維の長さは、不織ウェ ブを形成する加工装置の制限に依存する。商標名「ランドウエバー(Rando-Webb er)」及び「ランドフィーダー(Rando-Feeder)」[ニューヨーク州ロチェスタ ー所在のクーラトール・コーポレーション(Curlator Corporation)]のもとで 公知の装置が好ましい。これらの機械は、米国特許第2,744,294 号、同第2,700, 188 号、同第2,451,915 号、及び同第2,703,441 号にいろいろと記載されている 。このような加工装置によって、通常の繊維長は約1.25〜10センチメートル(cm )以内に保たれるべきであり、約3 〜約 5cm の長さが好ましい。しかしながら、他の種類のウェブ形成装置により異なる 長さの繊維又はそれらの組合せを本明細書に記載した嵩高な目の荒いウェブの形 成に適切に使用できる。 上記定義のような微小研磨剤入り繊維の繊維主軸長は、本発明の不織布研磨製 品を使用する磨き仕上げ又はバニシ仕上げ作業の有効性に影響を及ぼす。好まし くはこの微小研磨剤入り繊維の主軸長は、約0.025 〜約0.40mm、より好ましくは 約0.05〜約0.10mmの範囲にわたる。不織布研磨製品は、アクリル及びウレタン仕 上材のような種々の仕上材を有する床、並びに硬質ビニル床から靴のかかとの跡 を除去するのに特に適する。 また研磨剤粒子の平均粒度も、本発明の不織布研磨製品を使用する磨き仕上げ 又はバニシ仕上げの有効性に影響を及ぼす。好ましくは、研磨剤粒子の平均粒度 は、約1 マイクロメートル〜約30マイクロメートル、より好ましくは約3 〜約10 マイクロメートルの範囲にわたる。 ウェブに最大限の嵩高さ、目の荒さ、及び三次元性をもたせるために、全て( 又は実質的に全て)の微小研磨剤入り繊維がけん縮されたものであることが往々 にして好ましい。しかしながら、それら自体で互いに容易に絡み合う繊維が使用 され、そして形成されたウェブ内に高度に目の荒い嵩高い繊維の結びつきが形成 され、そして保たれる場合には、けん縮加工は必要でない。 Hoover等により開示された不織布製品とは異なって、本発明に有用な微小研磨 剤入り繊維を含んでなる不織布製品は、繊維同士が互いに交差及び接触する部分 で繊維を結合するバインダーを必要としないが、このようなバインダーが使用さ れてもよい。使用されるバインダーの種類は繊維の化学的性質に依存し、有用で あることが見出されたバインダーには、フェノールアルデヒド樹脂、ブチレート 化ユリアアルデヒド樹脂、エポキシド樹脂、並びに無水マレイン酸及び無水フタ ル酸とプロピレングリコールとの縮合生成物のようなポリエステル樹脂が含まれ る。微小研磨剤入り繊維の熱可塑性樹脂成分がポリエステルである場合、及びフ ェノールアルデヒド樹脂がバインダーとして使用される場合には、繊維のポリエ ステル部分に対するフェノール樹脂の接着力を高めるために、バインダーの適用 に先立って形成されたウェブは過酸化物及び/又は紫外線照射により処理される ことが望ましい。このような技術は、1992年 7月 1日に公開された譲受人のヨー ロッパ特許出願EP 0 492 868 A1(McCoy 等)に記載されている。 米国特許第3,537,121 号(McAvoy)の第1 段落、第66〜70行にある記載とは対 照的に、本発明の不織布製品は、30マイクロメートル以上の平均粒度を有する研 磨剤粒子を有する繊維を含んでなる不織布研磨製品よりも摩擦抵抗特性及び目詰 まり特性が著しく低い。一般に、繊維が細くなればなるほど(主軸長が短くなれ ばなるほど)、目の細かい不織布製品となり、そしてへらあとを生じる傾向が減 少するが、摩擦抵抗が増加する傾向があることに注意すべきである。本発明の方 法に有用な不織布研磨製品は平坦な又は平坦でない表面に使用されてもよいが、 平坦な表面に使用されることが好ましく、本発明のタフトのある研磨製品は上記 のような平坦でない表面に特に有用である。 有用なブラシの態様 図3及び4に示される種類の「ブラシ」研磨製品に使用するのに特に好ましい 繊維は、約0.1mm 〜約0.5mm の範囲にわたる主軸長を有し、その中に包み込まれ た好ましくは約0.1 マイクロメートル〜約60マイクロメートル、より好ましくは 約15〜約45マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有する炭化ケイ素研磨剤 粒子を約30重 量%(繊維の合計重量に基づく)を有するポリアミド、特にナイロン6,12である 。図3及び4に示される構成において有用な微小研磨剤入り繊維の長さは、図1 及び2に示されるタフトのある製品(約1 〜約5cm )とほぼ同様であるが、より 長い又は短い繊維が使用されてもよい。 図3及び4には、本発明の方法に有用なブラシの態様の透視図が示されており 、ブラシはポリマー樹脂22の片側に接着された多数の微小研磨剤入り繊維20を含 んでなり、また前記ポリマー樹脂は基材又は支持体24に接着されている。タフト のある研磨製品及び不織布研磨製品に関し、微小研磨剤入り繊維20は上記の通り である。しかしながら、繊維が目の荒い嵩高な三次元的ウェブ、又は基材にタフ ティングされる糸に加工されるというよりも、むしろ多数の個々の繊維がポリマ ー樹脂22に接着されている。基材又は支持体24は、該製品を常用の床保全用機械 に取り付けられるように、微小研磨剤入り繊維のある面とは反対側の面26にフッ ク/ループ型ファスナーの片方を有してよい。基材24はそれ自体でこのようなフ ァスナーの片方として機能しうる。基材24及びポリマー樹脂22は、下記例1にお けるように、同一材料であってもよいことも理解されるべきである。 代わりに、ブラシの態様は、商標名「Model Y 」[イリノイ州ジェノバ所在の カールソン・カンパニー(Carlson Company )から入手可能]のもとで公知のも ののような常用の連続金属ストリップブラシ製造機械を使用して製造されてもよ い。17.8cm以下の繊維長を有するブラシを製造するためにこのような機械が使用 されてもよい。この装置及び類似の装置により製造されるブラシは、一般に「チ ャンネル(channel )」ブラシと称される。この種の機械は、厚さ0.16cm以下及 び幅3.2cm 以下の長い金属ストリップを曲げて折り目を形成する工程を基本的に 含んでなり、この折り目は多数の繊維と垂 直に交差している。ワイヤーが、機械によって金属ストリップの折り目の中心の 繊維上に置かれる(基本的に繊維は二等分される)。この機械は基本的に金属ス トリップに折り目を付け、繊維をその中のU字型溝に固定する。 本発明の方法に有用な他のブラシの態様は、譲受人の同時係続出願である上記 の米国特許出願番号08/040,416号に記載されている。図5において参照番号100 は、改良されたブラシセグメントをその中に含むことにより改良された産業用円 筒形ブラシ仕上げ装置(回転式ブラシ)を概して示す。特に、装置100 は水平に 取り付けられたシリンダーハブ23を有し、ハブ23が典型的には約2000〜4400面フ ィート/分(surface feet per minute )(645 〜1340m/分)の好ましい速度 で選択的に回転するようにハブ23は機械的装置100 に取り付けられている。装置 100 は、一般にハブ23用の駆動装置25を含むだけでなく、装置100 を通過する被 処理製品の移動路に対して選ばれるハブ23の位置を調節する手段(記載されてい ない)も含む。ハブ23は概して米国特許第5,083,840 号に記載されているような ものであってもよい。 装置100 は、その上に取り付けられた多数のブラシセグメント30を更に含む。 各ブラシセグメント30は、ハブ23に沿って縦に延びており、それらの外側に向か って突き出ている微小研磨剤入り繊維31を有する。ハブ23が回転すると、繊維31 は回転して製品と接触し、製品を仕上げる。図示したような長い刈込みのホイー ル(wheel )において、繊維(及びブラシセグメントの他の部分のある範囲まで )がハブ23及びブラシと関係して支持体に対して揺動するために、かなりの「は ためき」の動きが起こる。少なくとも約5度、典型的には約10〜20度程度の「揺 動」又は「はためき」(繊維の単なる屈曲以外)が一般に起こる。 図5において、ブラシセグメント32は、取付けのための向き、即ち、ハブ23上 のスロット33中に滑り込まれる向きで示されている。 本発明に有用なブラシセグメントは図6〜11に示されている。特に、図6の 参照番号34は、商標名「Brushlon」[ミネソタ州セントポール55144 所在のミネ ソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)製]のもとで入手可能なもののような常用 の長い刈込みのブラシセグメントを示す。セグメント34は、商標名「Brushlon」 又は「Brushlon/RX 」[ミネソタ州セントポール55144 所在のミネソタ・マイニ ング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(3M)製]のもとで入手 可能な「RXブランド」アルミニウムハブのような常用のシリンダーハブに使用で きる種類のものである。 セグメント34は、概して、根元35、スクリムで包装された部分(繊維パック) 36、及び繊維37を含んでなる。概して、根元35は、溝付きハブの溝とかみ合うよ うに形づくられている。スクリムで包装された部分36は繊維37の末端を所定位置 に固定している。スクリムで包装された部分36は根元35においてセグメント34の 全域にわたってステープル38により機械的に取り付けられている。典型的な長い 刈込みのブラシセグメント(使用時に磨耗する前)について、繊維37はスクリム で包装された部分36の外側に露出する少なくとも約2インチ(少なくとも約5cm )、典型的には少なくとも約3 〜12インチ(約7.5 〜30.5cm)の延長する長さを 有する。図7は、根元35が膨張したベース部分(ボトムビード又はボール部分) 39及びネック部分39a を含むことを示している。図7を参照することにより理解 されるように、ブラシセグメント34は、概して、スクリムの2つのパック又は部 分 (その中に埋め込まれた繊維37を有する)をネック部分39a の各側面に1つ ずつ有する。これらを略してそれぞれ参 照記号「A」及び「B」と示す。 部分A及びBの各々は、繊維37の末端がその中に収容されているスクリム材料 A’及びB’の囲いをそれぞれ含んでなる。繊維37は、スクリム材料A’及びB ’内に収容されたホットメルト樹脂「R」のコアー(core)により所定の位置に 固定されている。この目的に適する常用のホットメルト樹脂はポリアミド熱可塑 性樹脂である。 図6及び7に示されるようなブラシセグメントは、種々の環境で使用されてい る。しかしながら、これらは、特に湿潤又は腐蝕性環境において使用された場合 、又は有機溶剤溶液と共に使用された場合にそれら自体から繊維が減損する。ま た、ステーブル38並びにスクリム材料A’及びB’は、むだな幅、即ち、繊維に より占有されない幅を占める。更に、図7に示される根元35の末端39b は、繊維 (A及びB)の部分がネック39a の反対側に固定されねばならないために、同様 なむだな空間「S」を生じる。従って、空間Sのために、ブラシセグメント34は 低密度ブラシである。 図8に、本発明に使用するのに適する代わりのブラシセグメントが概して40で 示されている。ブラシセグメント40は、概して根元部材41、ポリマーブロック又 はベース42、及び繊維43を含む。繊維43はポリマーベース42内に個々に固定され ている。即ち、各微小研磨剤入り繊維43の末端はポリマーベース42内に埋め込ま れている。図8の配置はスクリムを含んでおらず、種々の部材用の機械的接続( ステープル)は必要でない。本文脈において「機械的接合」なる用語及びそれに 関連する用語は、ポリマーベースに根元部材をしっかりと固定するのにステープ ル又はリベットのような機械的装置を必要とせず、むしろポリマーベースと根元 部材の間での結合又は接着(非機械的接合)が提供されることを意味する。 本明細書において、ポリマーブロック又はベース42の縦方向の広 がり(図8において左から右方向)は、ブラシセグメント40の「幅」又は「歯幅 (face width)」と称する。図8において、ハブの表面から繊維の外側先端まで の延長部をブラシセグメントの「長さ」と称する。ポリマーブロックの端から端 までの(図8において左から右方向)寸法を厚さと称する。 図9に、ハブ44の断片図が示されており、ハブ44の中にセグメント40が取付け られている。2つの隣接するセグメント40a 及び40b が描かれている。容易に理 解されるよう、片方のセグメント40a は図9において断面図として描かれており 、もう一方(40b )は断面図として描かれていない。 図9は、微小研磨剤入り繊維43が実質的に均一に配置され、ベース42の上部( 外縁)表面45から外側に向かって突き出ている。図9の配置には中央の隙間がな い。即ち、繊維43は、図に示されるように根元部材41の末端46に隣接する「上方 」又は「上部」の空間を占有するように配置されている。 ポリマーベース42は、ステープルのような機械的手段により根元部材41上に取 付けられていない。むしろ、ポリマーベース42は、根元部材41上で硬化(成形) され、根元部材41に固定(接着又は結合)されるポリマーを含んでなる。好まし い態様に対し、樹脂は根元部材41にベース42を取付ける唯一の手段である。 根元部材41は膨張したベース(ビード又はボール)47及びネック部分48を含む 。ベース47及びネック部分48は、産業用ブラシ円筒形ハブ44の縦スロット50内に かみ合わせるためにサイジングされており、且つ形づくられている。更に、ネッ ク48は、しっかりとかみ合わあうよう十分にポリマーブロック42中に延びている 。概して、ポリマーブロック42中に少なくとも約0.19インチ(約0.5cm )、好ま しくは約0.25〜0.5 インチ(0.6 〜1.3cm )のネック48の延長が十 分である。 好ましくは、図9の配置40a 及び40b は、ネック部分48が46で示されるように 微小研磨剤入り繊維43の底部末端51の下方で途切れるように形づくられているこ とが好ましい。 上記に使用時のブラシセグメントの「揺動」又ははためく動きの程度を記載し た。図9において、この動きは中心軸52の周りを矢印53の方向に左右に全体的に 屈曲又ははためく(そる)動きである。 本発明に有用なブラシ構成に種々の材料が使用されてよく、特に好ましい材料 は、使用の際の(例えは、はためきの応力による)破損に耐える強度、及び微小 研磨剤入り繊維の抜け又は消耗に対する耐性(特に、湿気のある、湿潤若しくは 腐蝕性条件下で使用される場合、又は溶剤溶液と共に使用される場合)に関して その構成の有利な特性を導く。 典型的な長い刈り込みの使用にとって、微小研磨剤入り繊維は樹脂又はポリマ ーベース42から外側に向かって少なくとも2インチ(約5cm )、典型的には少な くとも約3 〜12インチ(約7.5 〜30.5cm)延長するほど十分に長くあるべきであ る。この繊維はしっかりと固定されるよう十分に、概して少なくとも約0.25イン チ(0.6cm )、典型的には約0.3 〜0.9 インチ(芯を含まない)、即ち、0.8 〜 2.3cm の長さがベース42内に埋め込まれるべきである。好ましい配置は、ブラシ セグメントの長さと厚さの比が少なくとも3、好ましくは少なくとも5 〜19の範 囲となるような十分な長さのものである。 根元部材は、回転時の発熱、仕上げ作業に伴う圧力、及び作業の際にブラシ部 材のはためきにより発生する過剰な応力に原因する使用の応力に耐えられる材料 を含んでなる。次に掲げる特性を有するポリマー材料が好ましいことが概して見 出された:硬度−ショアーA型(BSI 法365A、パート3 ):少なくとも94、好ま しくは少なく とも97、最も好ましくはオフスケール(offscale)、ショアーD型(ASTM:E 448 -82 ):少なくとも50、好ましくは少なくとも52、最も好ましくは55〜72;破断 点伸び(%):少なくとも300 %、好ましくは少なくも325 %、最も好ましくは 350 〜450 %;破断点引張応力:好ましくは少なくとも5200psi (ポンド/平方 インチ)(即ち、約36.5MPa (メガパスカル))、より好ましくは5700psi (約 39MPa )、最も好ましくは約5900〜6600psi (約41〜45.5MPa );曲げ弾性率: -40 °F において100,000 〜350,000psi(690 〜2400MPa )、93°F において30 ,000〜85,000psi (200 〜590MPa)及び212 °F において16,000〜30,000(110 〜210MPa)。硬度(ショアーA型)に関し「オフスケール」とは、材料が硬すぎ て試験により評価できないことを意味する。 熱硬化性ウレタン材料が根元部材として使用できることが現在のところ見出さ れている。コポリエステル/ポリアクリレート/ポリエステルのポリマー混合物 のような材料が使用されてもよい。市販入手可能な好ましい材料は、適切な形及 び寸法のストリップの形状に容易に押出すことができる商標名「Hytrel 5556 」 、「Hytrel 6256 」及び「Hytrel 7246 」[デラウェア州ウィルミントン19898 所在のデュポン(DuPont)から入手可能]のもとで公知のものである。 RXハブ等に使用される場合に根元部材にとって好ましい寸法は、全高さ(ボー ル部分からネック部分の先端まで)が少なくとも約0.80インチ(2 cm)(典型的 には0.87〜1.0 インチ又は2.2 〜2.5cm );ネック部分の長さが少なくとも約0. 625 インチ又は1.6cm (典型的には0.75〜0.87インチ又は1.9 〜2.2cm );ネッ ク部分の厚さが約0.095 〜1.05インチ(0.15〜0.2cm ):下方の膨張したボール 部分47(ビード)の直径が約0.23〜0.25インチ(0.56〜0.64cm )で ある。 ベース部分42は、容易に加工されて機械的接合によりその中に微小研磨剤入り 繊維及び根元部材を包含することができるポリマー材料であって、使用時に根元 部材と繊維材料とをしっかりと固定するよう十分に使用条件に耐えるポリマー材 料を含んでなることが好ましい。湿潤及び/又は腐蝕性仕上げ条件下で(任意に )使用できる材料が好ましい。 ポリマーベースの使用にとって好ましい材料は硬化(熱硬化)ウレタンである 。ウレタンを形成する樹脂材料は、以下に掲げる特性を有する硬化ウレタンを与 えるようなものであるべきである:ショアーA型硬度:少なくとも90、好ましく は少なくとも95、最も好ましくは97からオフスケール;ショアーD硬度:少なく とも50、好ましくは少なくとも52、最も好ましくは54〜60;伸び:少なくとも11 00psi (約7.6MPa)、より好ましくは1500〜2100psi (10.4〜14.5MPa )、最も 好ましくは1700〜1900psi (約11.7〜13.1MPa )において伸び率100%、少なくと も2200psi (約15.2MPa )、好ましくは3200〜5000psi (約22.1〜34.6MPa )、 最も好ましくは4200〜4800psi (約29〜33.2MPa )において伸び率300 %;破断 点における引張応力:好ましくは少なくとも3900psi (約27MPa )、好ましくは 4300〜5600psi (約29.7〜38.7MPa )、最も好ましくは4700〜5300psi (約32.5 〜36.5MPa )。ポリマーベースが上記のような材料から形成された場合には、ブ ラシは、高速回転運転において損なわれずに残り、湿潤又は腐蝕性条件下で損な われずに残り、そして使用時の発熱による劣化に耐える。 ポリマーベースを形成する未硬化樹脂混合物は、取り扱いが容易であるよう好 ましくは72°F (22℃)において10,000〜34,000センチポアズの粘度を有してい るべきである。 ポリマーベースの硬化ウレタンを形成するために市販入手可能な樹脂材料が使 用されてもよい。好ましい材料には、商標名「Caytur 21 」(ジオクチルフタレ ート中に分散したメチレンジアニリン(MDA)と塩化ナトリウムの錯体)によ り硬化する商標名「Adiprene L-767」(ポリエステル−トルエンジイソシアネー ト);商標名「Caytur 21 」により硬化する商標名「Adiprene L-315」(ポリエ ステル−トルエンジイソシアネート)[コネチカット州ミドルバリー06749 所在 のユニローヤル・ケミカル・コーポレーション(UniRoyal Chemical Co.)から 入手可能]のようなものが含まれる。このような材料は、上記した範囲の好まし い末端に物理的強度及び特性を与え、また実質的な気孔を生じずに容易に加工で きるために好ましい(概して、樹脂中の気孔は弱いシステムを導く原因となり、 使用時に破損しやすくなるか、又はその団結性を失いやすくなる。)。他の使用 可能な市販入手可能なウレタン樹脂システムには、4,4'−メチレン−ビス(2− クロロアニリン)(即ち、MOCA)により硬化する商標名「Vibrathane」B-60 0 、B-601 、B-615 、B-621 又はB-627 (ポルエーテル−トルエンジイソシアネ ート類、即ち、ポリエーテル−TDI's);MOCAにより硬化する商標名「Vi brathan e 」8080又は8050(ポリエーテル−TDI);商標名「Vibracure 」30 95により硬化する商標名「Vlbrathane」B-625 、B-635 又はB-670 (即ち、ポリ エーテル−ジフェニルメタンジイソシアネート類又はポリエーテル−MDI's) ;1,4 −ブタンジオール又は商標名「Vibracure 」3095のいずれかにより硬化す る商標名「Vibrathan e 」6012又は8022(ポリエーテル−MDI's)のもとで 公知のものが含まれ、前記「Vibrathane」及び「Vibracure」製品はユニローヤ ル・ケミカル・コーポレーションから入手可能である。MOCAにより硬化する エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ・インコ ーポレイティッド(ペンシルヴェニア州アレンタウン18105 所在)製のウレタン 「1080」又は「1090」(ポリエーテル−TDI's);MOCAにより硬化する マイルス・インコーポレイティッド(ペンシルヴェニア州ピッツバーグ15205 所 在)製の「410 」、「2680」又は「2690」(ポリエステル−TDI's)を使用 することもできる。 概して、発熱型室温硬化を示すものよりも熱阻止型硬化(heat blocked cure )を示す樹脂が好ましい。いずれが使用されてもよいが、発熱型室温硬化を示す 樹脂は、限られた可使時間のため又はインライン計量混合システムにとって必要 であるために僅かなバッチ混合を要する。熱阻止型硬化する樹脂は、混合され、 次いでその後の加工時に適切な硬化温度に加熱されるまで潜伏性を保つことがで きる。上記の2つの好ましい市販入手可能な樹脂システム(アジプレンシステム )は熱阻止型硬化の望ましい特性を示す。 ポリマーベース(42)の好ましい寸法は、根元部材と微小研磨剤入り繊維の双 方をしっかりと固定するのに十分な深さ(概して少なくとも0.4 インチ(1cm ) 、典型的には0.6 〜1.0 インチ(1.5 〜2.5cm ));及び、図8において、その ようなポリマーベース42が常用の溝を付けられたハブ上の隣り合う溝に他の1つ と隣接して取り付けることができる厚さである。概して、少なくとも0.5 インチ (1.25cm)、典型的には少なくとも約0.625 インチ(1.58cm)の厚さが適切であ ろう。 図8及び9に示されるようなブラシセグメントに対して種々の製造方法が使用 されてもよい。常用の成形技術を使用することができる。概して、適切な根元部 材(既に、押出され、そして硬化したもの)が適切な形状の金型内に装入される 。ポリマーベースが固定されるように、樹脂は根元部材のネック部分の周囲に注 入される。繊維がポリマーブロック中に埋め込まれ、次いでポリマーブロックが 維がポリマーブロック中に埋め込まれ、次いでポリマーブロックが硬化するまで 所定の位置に固定される。好ましい微小研磨剤入り繊維の密度は、繊維長1イン チ当たりブラシセグメント歯幅1インチごとに約4.8 〜8.0 g、又は繊維長1cm 当たりブラシセグメント歯幅1cmごとに約0.75〜1.25gである。 ある場合において、ポリマーベースと根元部材とが良好に接合するように、ポ リマーベースの樹脂中への埋め込みに先立って、根元部材の表面を前処理するこ とが重要である。市販入手可能なHytrelを根元部材として使用する場合には、例 えは、押出された根元部材の外皮(ネック部分)をサンダー仕上げにより除去す るか、又はネック部分の外面をざらざらにしてポリマーベース中に埋め込むべき である。概して、根元部材のネック部分の表面をざらざらにすることによって、 表面積が増加することにより根元部材とポリマーベースとの間がよりしっかり固 定(接合)され、そのため硬化した製品は離層(delamination)に耐える。 ポリマーベース又は根元部材の双方又はいずれかのポリマーシステム中に種々 のアジュバントが使用されてもよい。このようなアジュバントには、例えば、常 用の充填剤、染料、及び/又は帯電防止剤が含まれる。 ある応用において、ベース部分及び根元部材は、単一の樹脂システムから同時 に成形されてもよい。このような構成は図10及び11に示されている。最初に 図10を参照すると、ブラシセグメント60は微小研磨剤入り繊維61、ポリマーベ ース62、及び根元部材63を含んでなる。図11の断面図を参照すると、ポリマー ベース62と根元部材63は単一の樹脂システムから成形された単一組織であること が理解されるであろう。図11において、参照番号60a は図10における配置60 の断面図であり、参照番号60b は側面図である。配置 60a 及び60b は図11においてハブ68内に取り付けられているように描かれてい る。 使用される樹脂システムが根元部材の最低限の要求を満たす適切な強度の硬化 材料を与えるならば、このようなシステムを容易に構成できることが予測される 。例えば、上記の長い刈込みのブラシセグメントのはためく動きのために、根元 部材は使用時に実質的に横方向の力がかかる。図8及び9に示される配置に対し 、ポリマーベースの樹脂材料は根元部材用材料と同程度に強くなくてもよい。し かしながら、このことは、図10及び11の配置には該当しない。 概して、図10及び11のポリマーベース62及び根元部材63を形成する樹脂シ ステムは、根元部材に関する図8及び9の配置に関し上記したような特性を有す る硬化材料を与えるべきである。図8及び9の態様について上記した好ましい寸 法及び他の形状は概して図10及び11の配置に対しても適用できる。 図5〜11に示されるブラシ製品に使用するのに適する本発明に特に有用な繊 維は、約0.1mm 〜約0.5mm の範囲にわたる繊維主軸長を有し、その中に包み込ま れた約0.1 マイクロメートル〜約40マイクロメートル、より好ましくは約15〜約 40マイクロメートルにわたる平均粒度を有する炭化ケイ素研磨剤粒子を約30重量 %(繊維の合計重量に基づく)有するポリアミド、特にナイロン6,12である。耐 水性という点において、ナイロン12はナイロン6,12よりも耐性が高く、またナイ ロン6,6 よりも耐性が高い。従ってナイロン6,6 は乾式バフ研磨に使用されてよ いが、湿式バフ研磨に対しては好ましくない。 研磨剤粒子がバイコンポーネント繊維の外周部分又は外周部材内にある場合に は、バイコンポーネント繊維は本発明の製品中に使用されてもよい。 本発明に有用なブラシ研磨製品において、床の良好な艷出し及び磨耗特性を与 える短い刈込みのホイール及びフロアブラシにとって微小研磨剤入り繊維の先端 は特に重要であり、一方、長い刈込みのブラシでは、特に木材の毛羽取り、及び 複雑な装身具類のような白目製器物の掃除において、繊維の側面がより重要な傾 向がある。 中実及び中空繊維、並びに浅裂のある及び浅裂のない繊維が使用されてもよい 。上記のように、加工物に依存して最初にフラッギングされた及び最初にフラッ ギングされていない微小研磨剤入り繊維も有効である。中空繊維はそれらの末端 に多数のスリットを有していてもよく、又はその先端が平らになっていてもよく 、また中実繊維の先端は裂けていても先細くなっていてもよい。これらの繊維の 変形の全ては一般に「フラッギング」と称されているものであって、繊維業界に おいて公知の常用手段により達成される。 研磨剤粒子 本発明に有用な微小研磨剤は、繊維を形成するために使用される熱可塑性ポリ マー中に分散し、接着し、そしてこの熱可塑性ポリマーにより包み込まれうるよ うなものであることが好ましい。いくつかの研磨剤粒子が完全に包み込まれない こと、すなわちポリマー表面から突出することは明らかである。ポリマーにより 100 %包み込まれなかった粒子については、このような研磨剤粒子をポリマー材 料中に固定されたものであると特徴付けることがより適切である。 本発明の研磨繊維に有用な研磨剤粒子は、個々の砥粒又は個々の砥粒の凝集塊 の平均粒度が約0.1 マイクロメートル以上且つ約60マイクロメートル以下である ならば、個々の砥粒又は個々の砥粒の凝集塊であってもよい。適切な凝集した研 磨剤粒子は米国特許第4,652,275 号及び同第4,799,939 号に記載されている。 微小研磨剤粒子は、研磨業界において一般に使用されている公知 の研磨材からなるものであってよい。好ましくは微小研磨剤粒子は約7モース以 上、より好ましくは約9モース以上の硬度を有する。適切な研磨剤粒子の例には 、炭化ケイ素研磨剤粒子(米国特許第4,505,720 号に開示されているような耐火 物により被覆された炭化ケイ素研磨剤粒子を含む)、溶融酸化アルミニウム、熱 処理された溶融酸化アルミニウム、アルミナジルコニア[米国特許第3,781,172 号、同第3,891,408 号及び同第3,893,826 号に開示されているような溶融アルミ ナジルコニアを含む。マサチューセッツ州ウスター所在のノートン・カンパニー (Noton Company)から市販入手可能]、立方晶窒化ホウ素、ガーネット、軽石 、砂、エメリー、マイカ、石英、ダイアモンド、炭化ホウ素、溶融アルミナ、焼 結アルミナ、ミネソタ州セントポール所在のミネソタ・マイニング・アンド・マ ニュファクチャリング・カンパニー(3M)から商標名「Cubitron」のもとで入 手可能なα−アルミナに基づくセラミック材料(例えば米国特許第4,314,827 号 、同第4,518,397 号、同第4,574,003 号、同第3,744,802 号、同第4,770,671 号 及び同第4,881,951 号に開示されているようなもの)、及びこれらの組合せが含 まれる。微小研磨剤粒子は、好ましくは約0.1 〜約40重量%、より好ましくは約 25〜約35重量%の範囲にわたる重量%で存在する。好ましい研磨剤粒子の平均粒 度は、その中に前記繊維が使用される製品の種類に若干依存する。好ましい平均 粒度は、上記の本発明に有用な個々の製品について論じた節を参照されたい。 繊維の引張強さを犠牲にせずに研磨剤粒子の充填量をより増やすために、ポリ マーメルト中に該粒子を導入するのに先立って、使用される熱可塑性樹脂又は熱 可塑性エラストマーに依存して、カップリング剤により研磨剤粒子を被覆するこ とが好ましい。代わりに、約10〜30重量%のカップリング剤及び約70〜約90重量 %の熱可塑性 樹脂を含むペレットの形態でカップリング剤をポリマーメルトに添加されてもよ い。この後者の方法において、カップリング剤を含有するペレットは、押出機内 の研磨剤粒子が加えられる所又はその「上流」においてポリマーメルトに添加さ れる。添加濃度は、微小研磨剤入り繊維の合計重量当たりのカップリング剤の重 量%が、0.01〜約2.0 重量%、より好ましくは約0.02〜約0.3 重量%となるよう に計算される。 有用であることが見出され、従って本発明に使用するのに好ましいカップリン グ剤は、ネオペンチル(ジアリル)オキシチタネート、例えば、ネオペンチル( ジアリル)オキシ−トリ(m−アミノフェニル)チタネート及びネオペンチル( ジアリル)オキシ−トリ(ジオクチルホスファト)チタネートである。トリ(m −アミノフェニル)及びトリ(ジオクチルホスファト)型がペレットの形態で商 標名「LICA 97/E 」及び「LICA 12/E 」のもとでそれぞれニュージャージー州バ イヨーン所在のケンリッチ・ペトロケミカル・インコーポレイテッド(Kenrich Petrochemical,Inc.)から入手可能である。 溶融熱可塑性材料中での接着性及び分散性を高めるために研磨剤粒子の表面( 又は表面の一部若しくは粒子の一部、それらの全表面ではない)はカップリング 剤により処理されてもよい。 微小研磨剤粒子は熱可塑性材料中に均一に分散される必要はないが、均一な分 散はよりむらのない研磨及び艷出特性並びによりむらのない光沢を与える。 任意の繊維用添加剤 本発明に有用な微小研磨剤入り繊維は、研磨業界において一般に使用されてい る濃度で、充填剤、潤滑剤、着色剤及び/又は顔料、研削助剤、紫外線安定剤等 を含んでよい。 ポリオレフィン又はこれらの混合物である場合に、ポリオレフィンを着色する最 も一般的な方法は、押出前にポリマーメルトに顔料を添加する方法である。好ま しい顔料には、二酸化チタン(白色)、カドミウム塩(赤色、オレンジ色、黄色 )、酸化鉄(茶色)、及び種々の有機顔料が含まれる。その中に分散したポリ( ビニルピリジン)を有するか、又はポリプロピレン鎖上にグラフト化されたビニ ルピリジン単位を有するポリプロピレンに基づく微小研磨剤入り繊維は酸性染料 により染色されてもよい。A.F.TurbakによりText.Res.J., 第37巻、第350 頁(1967年)に議論されているように、ニッケル改質ポリオレフィンは、キレ ート化し、特定の媒染分散染料と金属−染料錯体を形成することができる有機ニ ッケル化合物を少量含む。改質型の各々は、着色されたポリプロピレン繊維より も高価であり、従って着色されたものが概して好ましい。 ポリオレフィンに基づく微小研磨剤入り繊維は、好ましくはその中に分散した 紫外線安定剤、例えばカーボンブラックを有する。また、上記の顔料は紫外域の 光を吸収する。 特に有用な潤滑剤の種類の一つに、アルカリ金属ステアレート、アルカリ金属 オレエート等があり、これらを以下「脂肪酸潤滑剤」と称する。これらの特殊な 潤滑剤は、上記のように、ブラシと表面の間に生じる摩擦が床又は表面を乾燥さ せ、次いで艷が出るまで艷出し又は研磨すべき領域の上に、吹付装置により水分 又はバフ研磨剤が塗布される吹付バフ研磨に特に有効である。 脂肪酸潤滑剤は、使用される場合には、下記の「繊維の製造」の節により詳細 に記載したように、繊維を形成するポリマーメルトに添加される。典型的且つ好 ましい脂肪酸潤滑剤は、ポリマー、研磨剤粒子及び充填剤の合計重量の0 〜約10 重量%で添加される。添加される潤滑剤の重量百分率は結局のところ製品の最終 用途に依存す る。 本発明に有用な製品が取り付けられる機械 当然のことながら、一般的な床保全用機械又は同様な機械に取り付けられた場 合に表面の光沢を増加させ、また望ましくない物質を除去するために使用された 場合にその目的を効果的に果たす製品を使用することも本発明の目的である。表 面に光が照射されたときに、入射光は表面上の掻ききずにより屈折又は反射され る。表面が比較的清浄であり、且つ掻ききずが無い場合には、殆どの入射光は反 射され、高光沢表面となる。 本発明に有用な研磨製品は乾式又はスプレー式のいずれに使用されてもよい。 吹付バフ研磨は本発明に係る不織布研磨製品を使用して往々にして行われるが、 タフトのあるブラシの態様で使用されてもよい。液体の存在のもとでの艷出しは 、きれいな仕上げ、即ち、高光沢表面をもたらす。この液体は、水、有機潤滑剤 、洗浄剤、研削液、又はこれらの組合せであってもよい。この液体は艷出しを向 上させるための添加剤を更に含んでよい。吹付バフ研磨にとって典型的且つ好ま しい液体は、水、界面活性剤、及び黒い跡を除去するための有機溶剤の混合物を 含む。吹付バフ研磨用液は、床仕上げ材に使用されているものと同様なアクリル 又はウレタンポリマー、水、洗浄剤、ワックス等を含んでもよい。吹付バフ研磨 用液は容易に市販入手可能であって、そのようなものには商標名「3M Brand Spr ay Buff Cleaner and Polish」[ミネソタ州セントポール所在ミネソタ・マイニ ング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー製]のもとで公知のものが 含まれる。 表面の艷出し又は研磨時に、研磨製品は表面に対して移動し、約35〜約350 kg /m2 、より好ましくは約70〜約175kg/mm2 の範囲にわたる圧力で表面に下方向に 押し付けられる。高すぎる下向き圧力が 用いられる場合に、バフ研磨される表面の掻ききずは除かれず、ある場合には掻 ききずの深さは実際に深くなる場合がある。また、下向きの圧力が高すぎると、 研磨製品は激しく磨耗し、そして電動式バフ研磨機械に流れる電流が著しく増大 し、ヒューズ及び/又は回路をとばす原因となる。低すぎる下向き圧力が用いら れる場合に、研磨製品は、掻ききずを効果的に除かず、また靴のかかとの跡のよ うな跡を表面から除去せず、望ましい程度の光沢は生じない。 上記のように、バフ研磨される表面、研磨製品、又はこれらの双方は、艷出し 、バフ研磨、又はバニシ仕上げの作業時に一方に対して動く。この動きは、回転 運動、ランダム運動、又は直線運動であってもよい。回転運動は、研磨ディスク の形態の本発明に含まれる研磨製品を回転工具に取り付けることにより生じる。 手で保持する工具に適する工具駆動速度(rpm)は4,000rpm以下の範囲にわたり 、一方、典型的な床保全用機械は概して約150 〜約3,000rpmの速度で駆動される 。ランダムな軌道運動はランダム軌道工具により生じさせることができ、また直 線運動は本発明に含まれる3つの研磨製品の態様の内の1つから形成された連続 研磨ベルト製品により生じさせることができる。 バフ研磨される表面と研磨製品との間の相対運動は、表面の寸法に依存する。 表面が比較的大きい場合には、艷出し又はバフ研磨時に表面を固定したまま研磨 製品を作動させることが好ましい。ミネソタ州ミネアポリス所在のアドバンス・ カンパニー(Advance Company )から入手可能なもののような床保全用機械が好 ましい。これらの機械は、典型的には約33〜67cm、より好ましくは典型的には約 51cmの直径を有するヘッドに研磨製品が取り付けられる。 本発明の製品及び方法がより良く理解されるように、以下に試験方法及び実施 例を記載する。ただし、他に記載がないかぎり、これ らの中で全ての部数及び百分率は重量に基づく。 繊維の製造 以下の実施例において使用した微小研磨剤入り繊維は以下の方法により製造し た。 ニュージャージー州ラムセイ所在のワーナー・アンド・プフライドラー・コー ポレーション(Wernner & Pfleiderer Corporation)から市販入手可能なバレル 直径30mmの同時回転式二軸スクリュー押出機内で適切な熱可塑性材料(各実施例 によって、例えばポリアミド、ポリエステル等)を研磨剤粒子、例えばアルミナ 、炭化ケイ素、ガーネット等と混合した。押出機部材の磨耗を最低限に抑えるた めに、熱可塑性材料が溶融し、それによって流動界面(fluid interface )が生 じた後でのみ研磨剤粒子を加えた。任意の充填剤、例えば研削助剤、潤滑剤等を 所望の通りにメルトに混合した。押出機のバレル温度は、当然のことなから繊維 用に使用されるポリマーに依存する。ナイロン6,12に対し、典型的なバレル温度 は400 〜500 °F である。 カリフォルニア州サンフォード所在のパーカー・ハンニフィン・コーポレーシ ョン(Parker Hannifin Corporation )のゼニス・ポンプ・ディビション(Zeni th Pumps Division )から市販入手可能なギヤーポンプにより研磨剤粒子、溶融 ポリマー及び任意の充填剤の混合物を加圧し、次いで直径0.75mmの円形オリフィ スを30個有する紡糸口金を通じて紡糸した。得られた繊維の主軸長(直径)は、 典型的にはオリフィス直径のほぼ半分の直径であったが、このことは必須ではな い。繊維を水浴中で冷却した。寸法安定性及び/又は引張特性を高めるために、 得られた繊維を実施例に記載するように任意に延伸した(又は引張った)。次い で、オリフィス直径約760mm のハンクワインダー上に巻取った。適切な数のラッ プが集まった ときに、円形の玉を切断及び巻き、直径約38mm及び長さ約2.3mの完成したかせを 作製した。次いで、イリノイ州ジェノバ所在のカールソン・ツール・アンド・マ シン・カンパニー(Carson Tool and Machine Company )からModel 52として市 販入手可能なギロチンカッターを使用し、完成したかせを適切な長さに切断した 。 一般的なブラシセグメントの製造方法 図6及び7に示されるようなブラシを上記の繊維を使用して製造してよい。研 磨繊維は、典型的には長さ100 〜260mm の所望の断裁長さに概して裁断し、次い で各繊維の一方の先端を布帛スクリムにより裏打ちされた実質的に一直線のトレ イ内に均一に並べる。次いで繊維をトグルクランプ集成体により動かないように 締めつけ、次いでミネソタ州セントポール所在のエイチ・ビー・フーラー・カン パニー(H.B.Fuller Company )から「HL6154X 」として市販入手可能なポリア ミド接着剤のようなホットメルト接着剤を溶融させ、次いで繊維列の自由端が完 全に包まれるように、スクリムにより裏打ちされたトレイ中に小出しする。ホッ トメルト接着剤は種々の小出装置のうちいずれによって小出ししてもよい。一つ の好ましい装置は、ジョージア州ノークロス所在のノードソン・コーポレーショ ン(Nordson Corporation )から入手可能なModel 2302ディスペンサーである。 冷却時に、この副集成部品は、トレイ及びクランプ集成体から取外される。押出 されたアルミニウムハブ(ミネソタ州セントポール所在ミネソタ・マイニング・ アンド・マニュファクチャリング・カンパニーから入手可能な商標名「RX」のも とで公知の多数の溝を有するハブのようなもの)に使用するのに適する最終的な ブラシセグメントは、溝とハブのレセプタクルとがしっかり固定されるようにエ ラストマー根元部材の各側面上の副集成体の一つを機械的に締結することにより 完成する。このような集成体をハブのそ れぞれの溝に挿入することによりブラシが完成する。 代替的ブラシ製造方法 図3及び4に示される型のブラシは、種々の方法のいずれによって製造されて よい。米国特許第3,436,245 号及び同第3,527,001 号に記載されているフロッキ ング法(又はこれの変形)を使用することは都合良い。ある方法は、例えば層22 がポリマー層を含んでなり、そして層24が布帛基材である場合に、あるパターン で又は完全な層として硬化性接着剤層を布帛基材上に付着させ、接着剤/基材複 合体を形成すること;所望の粒度及び形状の微小研磨剤入り繊維を均一に接着剤 及び露出した布帛基材に付着させ、繊維/接着剤/基材複合体を形成すること; 前記複合体を基材面に基本的に垂直に繊維を直立させる手段(このような手段は 、例えば静電場であるか、又は基材の下方で回転する機械的ビーターバー(beat er bar)である)にかけ、一次ブラシ前駆体を形成すること;接着剤を硬化又は 固化させるのに十分な条件に一次ブラシ前駆体を暴露し、二次ブラシ前駆体を形 成すること;二次ブラシ前駆体の繊維を含有する側面をブラッシング及び/又は 吸引し、それらから接着されなかった繊維を除去すること;次いで二次ブラシ前 駆体を必要な形状に裁断することを含んでなる。 布帛又は他の基材の過度の脆化を防止し、その結果完成した製品の過度の脆化 を防止するために、接着剤は、硬化した状態で十分な可撓性を有する塗布可能な いずれの硬化性材料を含んでもよい。適切な硬化性可撓性材料には、制限するわ けではないが、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、スチレン−ブタジエンコポ リマー、改質エポキシ樹脂、並びにポリイソプレン及びポリクロロプレンゴムが 含まれる。接着剤として使用するのに好ましい材料はポリウレタンである。 可撓性樹脂の硬化性層を形成する方法は、数ある方法のうちのいずれであって もよい。基材上に繊維の模様が形成される場合に、好ましい方法には、スクリー ン印刷法、グラビア印刷法、パッド印刷法等が含まれ、グラビア印刷法が現在の ところ好ましい方法である。繊維の模様が望ましくない場合(即ち、基材全体が 直立した繊維により覆われる場合)には、ナイフ塗布、しごき塗、吹付塗布、ロ ール塗布等のような当業者に公知のコーティング技術のいずれかが使用されても よい。この場合に好ましい方法は、ナイフ塗布及びロール塗布であり、ナイフ塗 布が特に好ましい。 図3の基材材料24は、図4に描かれているように非可撓性の木材、金属等の非 可撓性材料であっても、可撓性布帛、ポリマーフィルム等のような可撓性材料で あってもよい。可撓性基材が望ましい場合には、基材材料としては、ポリウレタ ン、ポリエステル若しくはポリアミドを含んでなるポリマーシート又はフィルム が好ましく、産業用ベルト材料、帆布、ポリエステル/綿混合布帛、若しくはナ イロン布帛のような適切な布帛からなるものであってもよい。布帛は、織布又は 不織布であってもよい。完成したブラシ製品、特に床を磨くための本発明に有用 な製品の有効性に関し、ナイロンループ布はそれ自体で機械的「フック/ループ 」の取付システムとして使用できるために好ましい基材である。他の好ましい基 材材料24には、可撓性弾性ポリマー連続気泡フォームが含まれ、ポリエステル、 綿及び/ 又はナイロンの布帛を前記フォーム中に含浸することができる。 基材層24及びバインダー層22の各厚さは、1 〜100mm 、より好ましくは約2 〜 5mm の範囲にわたる。繊維主軸長が増加するにつれてバインダー層の厚さがより 厚くなることが好ましい。 光沢度の測定 研磨された表面の光沢度を測定するために以下の一般方法を使用 した。表面を最初に乾燥させ、残留水又は研磨剤を除去した。商標名「Micro-Tr i-Gloss 」[カタログ番号第4525号、メリーランド州シルバースプリング所在の ビー・ワイ・ケー・ガードナー・インコーポレイティッドから市販入手可能]の もとで公知の光沢度計を使用した。実施例に記載されている製品により研磨後、 20°及び60°での光沢度計の幾何学的配置で光沢度を測定した。報告した光沢度 は、別々の3つのタイルについて1つのタイル当たり9つの測定値の平均値であ る。 鏡面光沢度を決定するために試験方法ASTM D-523に従った。「光沢度計の幾何 学的配置60°での光沢度」(即ち、入射光は法線から60°の角度で試験面から反 射される)は、表面の「輝度(shininess )」と関係があり、また観測者の前方 約3メートルの床の外観と関係がある。「光沢度計の幾何学的配置20°での光沢 度」は、反射の深さに関係し、そして観測者の前方約60cmの床の外観と関係があ る。光沢度の示度はナトリウムD線に対する高度に艶出しされた平坦な屈折率1. 567 の黒色ガラスからの光沢度計の(あらゆる角度での)示度を「100 」とした ときの比である。入射光は試験機自体により照射される。0 〜約10の光沢度は光 沢がないか又は非常に低い光沢であり、一方、幾何学的配置60°における「高光 沢」は約60又はそれ以上であり;0 〜約5 の光沢度は光沢がないか又は非常に低 い光沢であり、一方、幾何学的配置20°における高光沢は約20又はそれ以上であ る。 実施例 例1’及び比較例 例1’及び比較例A’は、引き続く加工に備えて印刷回路板に使 用する銅積層板を掃除することに関する上記「代替的ブラシ製造方法」に従って 製造したブラシの有効性を示す。 例1’のブラシは、上記「代替的ブラシ製造方法」に従って作製したシート材 料から製造した。結合度320 の炭化ケイ素研磨剤粒子を30重量%含む0.305mm の 主軸長(直径)及び15mmの長さを有するナイロン6,12[「CR9 」、スイス国チュ ーリッヒ所在のイー・エム・エス・ケミー・エー・ジー(EMS Chemie,AG)から 入手可能]からなる研磨繊維を、上記の繊維製造方法(延伸比3:1 で延伸)によ り作製した。これらの研磨繊維を、商標名「Adiprene 5333 」[コネチカット州 ミドルバリー所在のユニローヤル・ケミカル・コーポレーションから入手可能] のもとで公知のポリウレタンプレポリマー樹脂の幅55cm×厚さ2.5cm の層にフロ ック加工し、次いで硬化させた。使用したポリウレタンプレポリマー樹脂はジフ ェニルメタン4,4'−ジイソシアネートに基づくポリエーテルウレタンプレポリマ ーであった。ブラシ材料の得られたカーペット状シートを幅30cmのストリップに 裁断し、内径67mm×肉厚2mm の鋼管の外周に管の長さ61cm当たり19回転する角度 でらせん状に巻上げ、円筒形ブラシを形成した。ストリップの両端を固定し、ブ ラシを所望の長さに切断することによって、内径6.7cm 、外形10.2cm、長さ120c m のブラシを得た。 研磨繊維が、結合度320 (平均粒度約34マイクロメートル)の炭化ケイ素研磨 剤粒子[「TYNEX 」、デラウェア州ウィルミントン所在のイー・アイ・デュポン ・ド・ネムアース・アンド・カンパニー・インコーポレイティッド(E.I.DuPon t de Nemours & Company,Inc.)から入手可能]を含むナイロン6,12を含んでな る直径0.559mm の市販入手可能な繊維であったことを除き、例1’と同様に比較 例A’のブラシを製造した。 印刷回路板に使用するための銅積層板を掃除することに関し、例1’及び比較 例A’のブラシを評価した。ブラシは2800面フィート/分(surface feet per m inute )で駆動させた。得られた表面プロファイル特性は表Aに示される通りで ある。 これらのデータは、本発明の方法が銅積層板をより均一に処理し、比較例A ’よりも残る掻ききずが少なく、従って、その後の加工工程のために良好な表面 仕上げを与えることを示している。 例2’及び比較例B’ 例2’は、木材又はパーティクルボードの機能的及び/又は装飾的な深い切れ 目又は溝の「毛羽取り」に使用する場合の本発明の利点を示す。本発明以前に、 模様の線を変形させず及び/又は掻ききずを残さずに、このような切れ目又は溝 から木材の細長い裂片及び毛羽を均一に除去する非常に効果的な方法はなかった 。従来の方法には、「wolfsheads」及び「fladder blades」として公知の加工さ れた形態の研磨布紙、並びに不織布研磨ブラシ(Hoover等による記載に開示され ているようなもの)及びホイールの使用が含まれる。 例2’のブラシは、上記の繊維製造方法(延伸比3:1 で延伸)によって、結合 度320 (平均粒度約34マイクロメートル)の炭化ケイ素研磨剤粒子を含むナイロ ン6,6[「ZYTEL FE3677」 、デラウェア州ウィルミントン所在のイー・アイ・デ ュポン・ド・ネムアース・アンド・カンパニー・インコーポレイティッドから入 手可能]からなる主軸長(直径)0.305mm 及び長さ127mm の研磨繊維から作製し た。「一般的なブラシセグメントの製造方法」に従って、幅152mm の繊維の集成 材を製造した。20個のブラシセグメントの集成材を商標名「RX」として公知の直 径102mm のハブに取り付け、幅152mm のブラシとした。このブラシを中密度の繊 維板キャビネットドアの装飾的窪みの毛羽取りに使用した。このブラシは手で保 持する工具を使用して700rpmで駆動させた。このブラシは、窪みを損傷又は変化 させずに均一に窪みの毛羽を除去した。模様の面取り又は他の望ましくない変形 を生じずに90度以外の角度の切り目は毛羽取りされ且つ清浄にされた。 別の比較用試験において、例2’のブラシを、研磨繊維が結合度320 (平均粒 度約34マイクロメートル)の炭化ケイ素研磨剤粒子を含む主軸長(直径)0.559m m の「TYNEX 」繊維であったことを除いて例2’のブラシと同一の比較例B’の ブラシと比較した。この例において加工物はルーバー付オーク材パネルドアであ った。「wolfsheads」、「fladder blades」及び「Hoover等」の型の不織布研磨 ブラシのような製品を使用する前記方法は、ルーバーが付けられた領域の毛羽を 取ることはできなかった。商標名「TYNEX 」として公知の繊維を含む比較用ブラ シは、加工物に対して700rpmで駆動された場合にルーバーが付けられた領域の毛 羽を取ることができたが、表面に望ましくない不規則な掻ききずが残った。次い で、他の同様な加工物に対して例2’のブラシを評価した。このブラシは、ルー バーの縁を変形させずに均一に木材の細長い裂片及び毛羽の全てをうまく除去し 、ブラシが粗粒の研磨剤粒子を含む場合であっても、不規則な掻ききずを生じな かった。 例3’及び比較例C’ 例3’は、白目製器物のような複雑な金属鋳造品を掃除及び研磨するために使 用された場合の本発明のブラシの有用性を示す。 小さなアプライアンス、彫像、装身具等の金属鋳造品は、一般に、金型から取 出された後に掃除及び研磨工程を要する。一般に、この掃除及び研磨工程は、「 Hoover等」の型の不織布研磨ディスクの使用になされてきた。このようなディス クは、平面又は緩い曲面上でうまく機能するが、細長い突起を有する複雑な部分 及び起伏の激しい複雑な部分に対して使用された場合に機能が低下する。このよ うな加工物に対して駆動された場合に、不織布ディスクは、一定の空間で繰返し 屈曲されるために早く破損し、また鋭角部と繰返し衝突するために非常に磨耗し やすい。 例3’及び比較例C’のブラシは、ブラシが僅かに幅102mm であったことを除 きそれぞれ例2’及び比較例B’と同一であった。馬、竜、機関車等の種々の白 目製鋳造品に対してこれらのブラシを試験した。 比較例C’を700rpmで使用した場合に、表面は清浄になり、残留酸化物は存在 しなかった。しかしながら、表面に不規則な掻ききずを生じ、比較的平坦な表面 には光沢がなかった。このような加工物に対して例3’を同様に使用した場合に 、鋳造品はきれいになり、酸化物及び掻ききずは存在せず、そして比較用ブラシ により処理されたものよりも著しく高度に艷出しされた。 例1〜4及び比較例A:個々の繊維が樹脂のポリマーベッド中に固定されてい る製品(ブラシ)、乾式バフ研磨 個々の繊維が樹脂のポリマーベッド中に固定され、そして樹脂が基材に接着さ れている本発明の製品を、フック/ループ取付ファスナーによって、175 〜約25 00rpm の範囲にわたる速度で回転するよう調節された標準的な床保全機械に取り 付けた。標準的な金属−架橋アクリレート床仕上材により被覆し、次いで仕上材 が磨耗したかのように曇らせた複合ビニルタイルの乾式バフ研磨にこのブラシを 使用した。乾式バフ研磨後、光沢の増加を20°と60°の2つの角度で測定した。 「51 Line Red Buffer Pad」(A1)及び「Top Line Speed Burnish Pad」(A 2)(双方とも3M製、50デニールの繊維を使用)として公知の本発明の製品で ないフロアパッドも比較例A1及びA2として同様に試験した。比較例A1及び A2はHoover等による米国特許第2,958,593 号に記載されているように製造した 。比較例A1のパッドに使用したバインダーがその中に分散したフリント及び炭 酸カルシウムを有していたことを除き、比較例のパッドに繊維を互いに結合させ るために使用したバインダーは同一であった。例1〜4及び比較例Aの製品に使 用した繊維の配合物、並びに種々の研磨速度でこれらの製品を使用して達成され た光沢の改良度を表I〜IVに示す。 表I〜IVに記載の乾式バフ研磨の結果によって示されるように、本発明のブラ シは、175 、300 及び1500rpm の研磨速度での双方の角度で測定された光沢度に ついて比較例と同等か又はより改良された乾式バフ研磨結果を与えた。 例5〜8及び比較例B:175rpmでの吹付バフ研磨 例5〜8のブラシは、例1〜4のブラシと同一であり、また比較例Bのブラシ は比較例A1のブラシと同一であった。金属−架橋アクリレート仕上材により被 覆し、次いで仕上材が磨耗したかのように曇らせた複合ビニルタイルに対し、商 標名「3M Spray Buff Cleaner and Polish」のもとで公知の標準的な洗浄/研磨 液を使用し、吹付バフ研磨した。前記洗浄/研磨液は、水、界面活性剤及び有機 溶剤の混合物を含んでなる。該製品の繊維の配合物及び吹付バフ研磨に使用した ときに20°及び60°での光沢度が増加した結果を表Vに示す。例5〜8のブラシ は、比較例A1において使用したのと同様な標準的なフロアパッドである比較例 Bに対して優れた結果を与えた。 また、被覆された床から靴のかかとの跡を除去することに関して例5〜8のブ ラシを評価した。金属−架橋アクリレート仕上材により被覆された第1の一組の タイルを作製し、引き続き仕上材に靴のかかとの跡が付いたかのようにしるしを 付け、次いで例5〜8及び比較例Bのブラシを使用して乾式バフ研磨した。例5 〜8及び比較例Bにおいて使用したブラシ及び研磨剤を使用して第2の一組のタ イルを吹付バフ研磨し、しるしの消え具合を評価した。再び、例5〜8のブラシ は、比較例Bの標準的フロアパッドと同様に乾式及び吹付バフ研磨において機能 し、靴のかかとの跡を除去した。 例9〜12及び比較例C、D及びE:タフトのある研磨製品、高速バニス仕上げ この一連の例の研磨製品は、パッドを形成するために基材中にタフティングさ れた繊維のテクスチャードフィラメントヤーンを含んでなる。これらの例に使用 した本発明の研磨繊維は、カットループパターン(cut loop pattern)でポリマ ーとしてポリエチレンテレフタレート(PET)及び酸化アルミニウム研磨剤粒 子から製造した。表VIは、本発明の製品の繊維の配合物、使用した金属−架橋ア クリレート床仕上材、及び光沢度計の示度による20°及び60°光沢度の変化を示 す。 商標名「Stellar 」及び「Stance」として公知の床仕上材はミネソタ州セント ポール所在のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパ ニーから入手可能である。商標名「Total Eclipse 」として公知の床仕上材はノ ースカロライナ州スパルタンバーグ所在のパイオニア・イクリプス・カンパニー (Pioneer Eclipse Company )から入手可能である。 平均粒度3マイクロメートル(mm)のAl23 研磨剤粒子を含む研磨繊維を 有するタフトのあるパッドは、標準的な高速バニシ盤フロアパッドが使用された 場合よりも良好な画像鮮明度(20°光沢度)を与えた。60°光沢度も同様であっ た。10マイクロメートルのAl23 を含む研磨繊維を有するタフトのあるパッ ドは同様に機能しなかった。 例13及び14並びに比較例F及びG:タフトのある製品、電動式機械、高速 バニシ仕上げ 曇りのある床仕上材に対し、表VIIに記載のタフトのある研磨製品に電動式バ フ研磨機械を使用した。表VIIに、例13及び14並びに比較例F及びGの製品 の繊維の配合物を示し、また20°及び60°光沢度の改良も示した。表VIIにおい て、「PET」はポリエチレンテレフタレートを意味する。 曇りのある床仕上材に対して電動式バフ研磨機械を使用した場合に、タフトの ある研磨製品は、比較用の研磨製品よりも非常に良好な結果を与えた。 例15〜20及び比較例H〜L:微小研磨材入り繊維を含む不織ウェブ 直径43cmの目の荒い嵩高な軽量不織研磨製品を製造し、標準的な回転式床保全 機械に取り付けた。。本発明の不織研磨製品は以下の配合物を有していた(全て 繊維用ポリマーとしてポリエチレンテレフタレートを使用): 例15及び16について「MAF ウェブ(1x2581 ロット2)」は、繊 維がポリエステル中に分散した平均粒度3マイクロメートルの酸化アルミニウム 砥粒を含むことを意味する; 例17及び18について「MAF ウェブ(1x2581 ロット3)」は、繊維がポリエス テル中に分散した平均粒度20マイクロメートルの酸化アルミニウム砥粒を含むこ とを意味する; 例19について「MAF ウェブ(1x2581 ロット1)」は、繊維がポリエステル中に 分散した平均粒度3マイクロメートルの酸化アルミニウム砥粒を含むことを意味 する;及び 例20について「MAF ウェブ(1x2581 ロット4)」は、繊維がポリエステル中に 分散した平均粒度20マイクロメートルの酸化アルミニウム砥粒を含むことを意味 する。 5の光沢度の違いは注目に値する。BHMにおいて0.5の違いは注目に値し 、そしてBHM試験において「5」の値は「靴のかかとの跡が残らなかった」こ とを表す。本発明の不織研磨製品は上記試験において比較用研磨製品と同等に又 はより良好に機能した。 本発明の種々の変更は当業者により明らかになるであろう。本明細書に記載し た説明及び実施例は単に本発明を例示するためのものであって、本発明又は添付 の請求の範囲を限定するものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月6日 【補正内容】 1)明細書 国際出願明細書第3〜4頁(明細書翻訳文第3頁第7行〜第5頁第13行「木材 加工・・・裂ける。」) 木材加工分野において、板及びパーティクルボードの機能的及び/又は装飾的 な深い切れ目又は溝は、特に湿潤環境において木材表面から「毛羽」(小さな木 繊維)を除去する観点から問題の大い事柄である。湿気は木繊維を直立させ、こ のことによりその後の木材の均一な色付けがステインの付着量の違いのために困 難となり、そして低光沢となる。木材の色付けに先立って、このような木繊維を 木材表面から除去する非破壊的な方法、換言すれば、所望の木材表面を損傷しな い方法が木材加工分野において長い間要求されている。 印刷回路板分野において、次の加工に先立って、酸化物スケール等のような表 面の望ましくない凹凸を除去するための印刷回路板用銅積層板を清浄にする方法 が求められている。装身具、彫像及びアプライアンス分野のような金属鋳造分野 において、一般に、金属片が金型から取り出された後に掃除及び艷出し工程があ る。この分野では、現在、Hoover等(米国特許第2,958,593 号)により開示され た種類の不織布研磨ディスクが使用されている。このようなディスクは平坦又は ゆるやかに屈曲している表面において良好に機能するが、細長い突起を有する複 雑な部分及び起伏の激しい複雑な部分に対して使用された場合に機能が低下する 。不織布ディスクは、一定の空間で繰返し屈曲されるために早く破損し、また鋭 角部と繰返し衝突するために非常に磨耗しやすい。 GB-A-1 093 931には、外装(sheath)及びコアー(core)内に又は並列した関 係で少なくとも2種のポリマー成分を含んでなる繊維のフィラメントを含む研磨 製品が開示されており、外装とコアーの 構成の場合に、外装は均一にその中に分散した適切な研磨剤を含み、前記研磨剤 は10ミクロンを超えない平均粒度を有しているべきことが開示されている。 発明の要約 本発明において、ポリマーバインダー中に分散され、接着され、及び包み込ま れた微小研磨剤粒子を含む多数の繊維を含んでなる製品を使用することにより高 光沢を得ると同時に、床及び他の表面の保全を十分に達成できることが見出され た。そのような繊維を含んでなる製品は、木材の毛羽取り、印刷回路板用銅積層 板の掃除、及び複雑な金属鋳造品、例えば白目製器物の掃除に非常に適すること も見出された。 従って、本発明の一態様は、表面(例えば、床又は印刷回路板)の光沢を増加 させる方法であり、この方法は表面の光沢を増加させるのに十分な時間を要して 多数の微小研磨剤入り繊維を含んでなる研磨製品を表面と摩擦接触させることを 含んでなり、前記繊維の各々は、その中に分散され、接着され、及び包み込まれ た研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリマーを含んでなり、前記繊維は、 i)床磨き用に、約3〜約10マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有 する研磨剤粒子; を含んでなり、 ii)各繊維が、長さ及び長さ方向に垂直な横断面を有し、前記横断面が約0.25 〜約0.4mm の範囲にわたる主軸長を有する。 本発明の他の態様は、前記方法に記載したようなものと同様な製品を使用して 表面から望ましくない物質を除去する方法である。この態様において、「望まし くない物質」なる用語は、木材表面に付着している木繊維、鋳造金属部分に付着 している金属のばり、銅積 層板上に形成された酸化物等を意味する。 本明細書において、「主軸長」なる用語は、各繊維の横断面で測定可能な最も 長い長さを意味する。例えば、円形の横断面を有する繊維の場合には主軸長は繊 維の直径に等しいのに対し、方形の繊維の場合には主軸長は方形(正方形以外の 方形)の長い方の一辺の長さと短い方の一辺の長さの二乗の和の平方根又は正方 形の二辺の長さの二乗の和の平方根に等しい長さである。 「微小研磨剤入り」なる用語は、実質的に全ての研磨剤粒子が、熱可塑性ポリ マーにより100 %被覆された外面を有し、そして繊維の外面の大部分が平滑且つ 連続的であるが、内側の研磨剤粒子のために繊維の外面に若干の表面不整が存在 することを意味する。若干の研磨剤粒子は、実際に繊維表面の内側から突出し、 特に下記のように製品の使用時に露出する。更に、いくぶん研磨剤粒子の存在に ために理論上は、処理しようとする加工物の表面に当たる繊維の先端は使用時に 裂ける。 2)請求の範囲(請求の範囲翻訳文第56頁〜第61頁) 請求の範囲 1.表面の光沢を増加させる方法であって、表面の光沢を増加させるのに十分 な時間を要して10マイクロメートル以下の平均粒度を有する微小研磨剤粒子によ り充填された熱可塑性ポリマーを含んでなる多数の繊維(15,20,31,37,43, 61)を含んでなる研磨製品を表面に摩擦接触させることを含んでなり、前記繊維 (15,20,31,37,43,61)の各々が、その中に実質的に分散され、接着され、 及び包み込まれた前記微小研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリマーの単層を含み、 前記研磨剤粒子が約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有し、 各繊維(15,20,31,37,43,61)が長さ及び長さ方向に垂直な横断面を有し、 前記横断面が約0.25〜約0.4 ミリメートルの範囲にわたる主軸長を有することを 特徴とする方法。 2.前記熱可塑性ポリマーが、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステル、 及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ばれる、請求項1記載の方法。 3.前記研磨剤粒子が前記繊維の重量に基づいて約10〜約30重量%にわたる範 囲で存在する請求項1記載の方法。 4.前記製品が前記微小研磨剤入り繊維を含んでなる嵩高な目の荒い3次元的 不織布研磨製品である請求項1記載の方法。 5.前記熱可塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである請求項1記載 の方法。 6.研磨製品が、基材に取り付けられた微小研磨剤入り繊維の多数のタフトを 含んでなるタフトのある研磨製品である、請求項1記 載の方法。 7.熱可塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである請求項6記載の方 法。 8.前記研磨製品が、第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入り繊維を 含んでなり、前記第1末端が基材に固定されている、請求項1記載の方法。 9.熱可塑性ポリマーがナイロン6,12である請求項8記載の方法。 10.表面の光沢を増加させる方法であって、表面から望ましくない物質を除去 するのに十分な時間を要して微小研磨剤粒子により充填された多数の繊維(15, 20,31,37,43,61)を含んでなる研磨製品を表面に摩擦接触させることを含ん でなり、前記繊維(15,20,31,37,43,61)の各々が、その中に実質的に分散 され、接着され、及び包み込まれた前記研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリマーの 単層を含み、前記研磨剤粒子が約15〜約45マイクロメートルの範囲にわたる平均 粒度を有し、各繊維(15,20,31,37,43,61)が長さ及び長さ方向に垂直な横 断面を有し、前記横断面が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわたる主軸長を 有することを特徴とする方法。 11.前記熱可塑性ポリマーが、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステル、 及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ばれる、請求項10記載の方法。 12.研磨剤粒子が前記繊維の重量に基づいて約10〜約30重量%にわたる範囲で 存在する請求項10記載の方法。 13.前記製品が前記微小研磨剤入り繊維を含んでなる嵩高な目の荒い3次元的 不織布研磨製品である請求項10記載の方法。 14.ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである請求項11記載の方法。 15.研磨製品が、基材に取り付けられた前記微小研磨剤入り繊維の多数のタフ トを含んでなるタフトのある研磨製品である、請求項10記載の方法。 16.前記研磨製品が、第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入り繊維を 含んでなり、前記第1末端が基材に固定されている、請求項10記載の方法。 17.ポリアミドがナイロン6,12である請求項11記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UZ,VN (72)発明者 チョウ,ユン ジェイ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427(番地なし) (72)発明者 コース,チャールズ ジー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427(番地なし) (72)発明者 ホープナー,ハーベイ エイチ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.表面の光沢を増加させる方法であって、表面の光沢を増加させるのに十分 な時間を要して多数の微小研磨剤入り繊維を含んでなる研磨製品を表面に摩擦接 触させることを含んでなり、前記繊維の各々が、その中に実質的に分散され、接 着され、及び包み込まれた研磨剤粒子を有する熱可塑性ポリマーを有するもので あって、 i)約0.1 〜約60マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有する研磨剤粒 子: を含んでなり、 ii)各繊維が、長さ及び長さ方向に垂直な方向に横断面を有し、前記横断面が 約0.02〜約0.5mm の範囲にわたる主軸長を有する、方法。 2.前記研磨剤粒子が約3 〜約40マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を 有する請求項1記載の方法。 3.前記研磨剤粒子が約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を 有する請求項1記載の方法。 4.前記主軸長が約0.25〜約0.4 ミリメートルの範囲にわたる請求項1記載の 方法。 5.前記熱可塑性ポリマーが、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステル、 及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ばれる、請求項1記載の方法。 6.研磨剤粒子が前記繊維の重量に基づいて約10〜約30重量%にわたる範囲で 存在する請求項1記載の方法。 7.前記製品が、前記微小研磨剤入り繊維を含んでなる嵩高な目の荒い3次元 的不織布研磨製品である請求項1記載の方法。 8.前記繊維の主軸長が約0.025 〜約0.4 ミリメートルの範囲に わたり、そして前記研磨剤粒子の平均粒度が約1 〜約30マイクロメートルの範囲 にわたる、請求項7記載の方法。 9.前記繊維の主軸長が約0.05〜約0.1 ミリメートルの範囲にわたり、前記研 磨剤粒子の平均粒度が約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたり、そして熱可 塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである、請求項8記載の方法。 10.研磨製品が、基材に取り付けられた前記微小研磨剤入り繊維の多数のタフ トを含んでなるタフトのある研磨製品である、請求項1記載の方法。 11.微小充填剤入り繊維の主軸長が約0.05〜約0.1 ミリメートルの範囲にわた り、前記研磨剤粒子の平均粒度が約1 〜約10マイクロメートルの範囲にわたり、 そして熱可塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである、請求項10記載の 方法。 12.前記研磨製品が第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入り繊維を含 んでなり、前記第1末端が基材に固定されている、請求項1記載の方法。 13.微小充填剤入り繊維の主軸長が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわた り、そして前記研磨剤粒子の平均粒度が約0.1 〜約60マイクロメートルの範囲に わたる、請求項12記載の方法。 14.前記研磨剤粒子の平均粒度が約15〜40マイクロメートルの範囲にわたり、 そして熱可塑性ポリマーがナイロン6,12である、請求項13記載の方法。 15.表面から望ましくない物質を除去する方法であって、表面から望ましくな い物質を除去するのに十分な時間を要して多数の微小研磨剤入り繊維を含んでな る研磨製品を表面に摩擦接触させることを含んでなり、前記繊維の各々が、その 中に実質的に分散され、接着され、及び包み込まれた研磨剤粒子を有する熱可塑 性ポリマーを 有するものであって、 i)約0.1 〜約60マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有する研磨剤粒 子; を含んでなり、 ii)各繊維が、長さ及び長さ方向に垂直な横断面を有し、前記横断面が約0.02 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわたる主軸長を有する、方法。 16.前記研磨剤粒子が約3 〜約40マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を 有する請求項15記載の方法。 17.前記研磨剤粒子が約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたる平均粒度を 有する請求項15記載の方法。 18.前記主軸長が約0.25〜約0.4 ミリメートルの範囲にわたる請求項15記載の 方法。 19.前記熱可塑性ポリマーが、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエステル、 及び熱可塑性エラストマーからなる群より選ばれる、請求項15記載の方法。 20.研磨剤粒子が前記繊維の重量に基づいて約10〜約30重量%にわたる範囲で 存在する請求項15記載の方法。 21.前記製品が、前記微小研磨剤入り繊維を含んでなる嵩高な目の荒い3次元 的不織布研磨製品である、請求項15記載の方法。 22.前記繊維の主軸長が約0.025 〜約0.40ミリメートルの範囲にわたり、そし て前記研磨剤粒子の平均粒度が約1 〜約30マイクロメートルの範囲にわたる、請 求項21記載の方法。 23.前記繊維の主軸長が約0.05〜約0.1 ミリメートルの範囲にわたり、前記研 磨剤粒子の平均粒度が約3 〜約10マイクロメートルの範囲にわたり、そして熱可 塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである、請求項22記載の方法。 24.研磨剤粒子が、基材に固定された多数の微小研磨剤入り繊維のタフトを含 んでなるタフトのある研磨製品である、請求項15記載の方法。 25.微小研磨剤入り繊維の主軸長が約0.05〜約0.1 ミリメートルの範囲にわた り、前記研磨剤粒子の平均粒度が約1 〜約10マイクロメートルの範囲にわたり、 そして熱可塑性ポリマーがポリエチレンテレフタレートである、請求項24記載の 方法。 26.前記研磨製品が、第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入り繊維を 含んでなり、前記第1末端が基材に固定されている、請求項15記載の方法。 27.微小研磨剤入り繊維の主軸長が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわた り、そして前記研磨剤粒子の平均粒度が約0.1 〜約60マイクロメートルの範囲に わたる、請求項26記載の方法。 28.前記研磨剤粒子の平均粒度が約15〜約45マイクロメートルの範囲にわたり 、そして熱可塑性ポリマーがナイロン6,12である、請求項27記載の方法。 29.銅表面から酸化物のスケールを除去する方法であって、銅表面から望まし くない物質を除去するのに十分な時間を要して銅表面に研磨製品を摩擦接触させ ることを含んでなり、前記製品が第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入 りポリアミド繊維を含んでなり、前記第1末端がポリウレタン基材に固定されて おり、前記繊維の各々が、その中に実質的に分散され、接着され、及び包み込ま れた炭化ケイ素研磨剤粒子を有し、前記研磨剤粒子が約15〜約45マイクロメート ルの範囲にわたる平均粒度を有し、そして各繊維が約0.1 〜約0.5 ミリメートル の範囲にわたる主軸長を有する、方法。 30.木表面の装飾用切削部及び溝を変形させずに装飾用切削部及び溝から木粉 を除去する方法であって、木表面の装飾用切削部及び 溝から木粉を除去するのに十分な時間を要して装飾用切削部及び溝に研磨製品を 摩擦接触させることを含んでなり、前記製品が第1及び第2末端を有する多数の 微小研磨剤入りポリアミド繊維を含んでなり、前記第1末端がポリウレタン基材 に固定されており、前記繊維の各々が、その中に実質的に分散され、接着され、 及び包み込まれた炭化ケイ素研磨剤粒子を有し、前記研磨剤粒子が約15〜約45マ イクロメートルの範囲にわたる平均粒度を有し、そして各繊維が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわたる主軸長を有する、方法。 31.複雑な金属製鋳造品を所望の形状を変形させずに金型から取り出した後に 清浄にし、且つ磨く方法であって、前記鋳造品を清浄にし、且つ磨くのに十分な 時間を要して前記金属鋳造品に研磨製品を摩擦接触させることを含んでなり、前 記研磨製品が第1及び第2末端を有する多数の微小研磨剤入りポリアミド繊維を 含んでなり、前記第1末端がポリウレタン基材に固定されており、前記繊維の各 々が、その中に実質的に分散され、接着され、及び包み込まれた炭化ケイ素研磨 剤粒子を有し、前記研磨剤粒子が約15〜約45マイクロメートルの範囲にわたる平 均粒度を有し、そして各繊維が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわたる主軸 長を有する、方法。 32.金属−架橋アクリレート床仕上材の表面の光沢を増加させる方法であって 、前記表面の光沢を増加させるのに十分な時間を要して多数の微小研磨剤入り繊 維を含んでなる研磨製品を前記床仕上材に摩擦接触させることを含んでなり、前 記繊維の各々が、その中に実質的に分散され、接着され、及び包み込まれた研磨 剤粒子を有するポリエチレンテレフタレートを含んでなり、前記繊維が約0.1 マ イクロメートル〜約60マイクロメートルの平均粒度を有する研磨剤粒子を含んで なり、そして前記繊維の各々が約0.1 〜約0.5 ミリメートルの範囲にわたる主軸 長を有し、前記表面若しくは前記製品の いずれか又はその両方にバフ研磨剤を塗布することを含む、方法。
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