JPH09509473A - 拳銃のサポート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は拳銃用の手首サポートに関するものである。本発明により、サポート（１，２，３）は、銃身（４４）方向に、実質的に銃から離れたグリップの底部から突出した状態で握把に取り付けられるので、サポート（１，２，３）は、銃を持つ手と、腋下または腕の下部の少なくとも何箇所の間の部分に安定させられる。

Description

【発明の詳細な説明】 拳銃のサポート 本発明は拳銃のサポートに関するものである。 射撃時、反動によって銃は後方に、銃身は上方に押される。銃身を上方に動か す力を補償するために、何種類かの拳銃用握把が制作されており、更に正確な射 撃を得るために腕のまわりにベルトを巻いたりする。拳銃の特性を依然として保 つ確実で安価なサポートに関する解決策は、今のところ提供されていない。従っ て、本発明の目的は、古い銃や、既に系統的生産段階にある新品の銃に容易に取 り付けられる、単純で安価なサポート解決策を見つけることである。 本発明によるサポートを利用すると、前述の短所の画期的改善が得られる。本 発明は、特許請求項に記載されているものにより特徴付けられる。 本発明は、拳銃の特性を維持しながら、或る構成を提供するものである。更に 優れた照準精度が達成される。拳銃の弾倉の内容物排出が迅速に処理される。反 動による銃身のリフティング効果が補償されうる。武器の支持は複数の筋肉に分 けられ、そのことは、腕をそれほど短時間で疲労させることなく、より長時間の あいだ拳銃を照準／射撃位置に担持しうることを意味する。拳銃支持重量は、部 分的に手首を介して腕全体に移される。手首の震えが減少する。本発明による解 決策は、種々タイプおよび型式の拳銃で利用できる。引き金を引くことによって 撃鉄が起きる拳銃の複動での照準時の撃鉄起こしの欠点は、本発明によるサポー トによって解消される、即ち、重発泡による照準点の移動が防止される（戦闘お よび軍隊用ピストル）。片手だけを使用する場合には、この拳銃サポートは非常 に有益である。 また、拳銃は、遊底のリヤ正面が手に適切にフィットするようにデザイン可能 であるので、サポートにも関わらず、非支持位置で使用できる。当該サポートは 、迅速に（速やかに）非支持位置ならびに支持位置に切り換えられる。当該サポ ー トは、どのような種類の拳銃にも取付可能である。弾倉の後ろ側のスペースまた は適切なスロットへ取り付けることにより、種々タイプのガンに容易に適応でき る。手首サポートの角度は垂直および／または水平に調節可能であり、所望の支 持が達成される。 添付図面を参照しながら、以下に本発明を説明する。 図１ 支持装置の分解図を示す。 図２ 握把の端から見たサポートを示す。 図３ 図２の他の実施例を示す。 図４ 図２の別の実施例を示す。 図５ 内部スライドと枢軸の部分側面図を示す。 図６ 握把に取り付けられたサポートの側面図を２位置について示す。 図７ 握把に取り付けられたサポートの部分切取背面図を示す。 図８ フレームスライドの部分切取正面図を示す。 図９ 上から見たフレームスライドを示す。 図１０ フレームスライドの部分切取背面図を示す。 図１１ 下から見たフレームスライドを示す。 図１２ ガイドブシュの正面図を示す。 図１３ ハンドサポート制御ロックシステムの部分切取図を示す。 図１４ 本発明の更に別の実施例の分解図を示す。 図１に、拳銃コルト・ガバーンメント（Ｃｏｌｔ Ｇｏｖｅｒｎｍｅｎｔ）に 可逆式サポートを取り付けた本発明の一実施例を示す。銃を射撃目的に使用でき るように、拳銃は、例えば、銃身４４と、弾丸ケーシングと、床尾と、銃尾と、 撃鉄と、握把と、引き金４５等（図には全部が記載されていない）で構成されて いる。サポートは、２枚のプレートを具備し、これらのプレートが相互に接触す るように配置されると、内部スライド１の一端をその内部で滑動させるための縦 方向スロット２２ができる。プレート間には板バネ３が設けられていて、内側ス ライドの前進および後退動作を制御し、自身を所定位置に保持する。板バネの一 端には突起２３があり、組立時に上プレートの孔２４に入れられて、バネ３を所 定の位置に保持する。サポートは、下プレートに作られたスロット２２内を移動 するように取り付けらる内部スライド１などを具備し、内部スライドはＴの腕に 相当する部分がスロット内を動くようにＴ字形に形成されており、このＴ字形部 品のスライド幅方向の一端には、スライド幅方向に孔２５が貫通形成された円筒 形の拡張部２１があることが好ましい。この円筒の後ろ側は、依然としてＴ字形 部品、即ち、ネジ６とスライド４によってサポートの回転角度を制御する、一方 の側から見ると真っすぐで、他方の側から見ると湾曲している短部分２９に至る 。 スライド１により、サポートは伸縮調整可能である。孔２５には、握把底部ま たは握把底部に取り付けられた別々の固定手段８Ａと８Ｂに、同時にスライドを 取り付ける、ピン、ネジ、または相当品１４を取り付けることができる。これに よりサポートの枢軸１４が形成され、サポートは、その周りを少なくとも２位置 に回転できるが、その一方において、サポートは例えば握把のリヤ正面となり、 他方において、実質的に銃身方向となるが反対位置にはならない。サポートが、 例えば入れ子式に、好ましく伸縮可能であるときに、サポートは拳銃の型式に応 じて、握把の後部正面に組込まれたり、その底部に単に取り付けられたりする。 サポートは、前述のスライド装置のように、バネ５によって提供される空間内 で、フレームスライド４のガイドブシュ８Ｂに可撓的に取付可能な切欠き付きフ レームスライド４に取り付けられる。次いでガイドブシュ８Ｂは、例えば握把プ レートが取り付けられるように握把２６に取り付け可能な、銃関連フレーム固定 部品８Ａに取り付けられる。サポートまたはスライドの角度は、例えば、角度調 整器ネジ６とそれに連合される捕捉バネ７によって、銃身に対して垂直に調整さ れうる。 スライド１のヘッド２９は、支持位置にて、スライド４の切欠きの傾斜面３４ に沿って押される。従って、バネ５は、スライド４とスライド１を互いに押し付 ける。スライド１が上側位置にされると、スライド４は銃に対して即ち前方に移 動するようにさせられ、スライド１が所期の上側位置になると、バネ５はスライ ド１と４を互いに押し付ける。 フレームスライドのガイドブシュ８Ｂとフレーム固定部品８Ａとは、この事例 では一部品構成となっており、それゆえ、これらは例えばフレーム固定挿入ピン ９で銃の握把に取り付けられる。 図１に、撃針バネの差込み箇所１０、中間ピンの相手部品１０Ａ、ならびにピ ンバネ１１の取付方法を詳しく示す。 図２と３に、握把の下から見たサポートを示す。図２では、サポートとスライ ド１は実質的に銃方向にセットされており、それによって角度αは実質的に９０ °である。図３では、スライド１の角度αは、約８４°である。これは、図５に 部分切欠き図として図示されているようにネジ１４の孔２５を例えば楕円形に加 工することによって実現される。カム２９に接触する平面３４の表面が他より深 くなるようにスライド４の縁部が形づけられると、バネ５はフレームスライド４ を斜め位置（斜位）に押しこむ。スライド４とブシュ８Ｂの連結は、スライド４ が回転可能であるように、即ち、フレームスライド４のガイドブシュが満足に回 転可能な空間を備えるように、広くされている。従って、スライド１は所要角度 を回転できる。スライド−ブシュ装置が銃方向から見て斜めに取り付けられてい る図４のように、他の解決策も利用されうる。 図６に、銃および、銃の２種類の位置、即ち非支持および支持位置、で銃の握 把に取り付けらるサポートの、部分切取側面図を示す。図６は、どうやって握把 にサポートを取り付けられるかの一例を示す。参照数字１２は、撃針の中間ピン を示し、数字１３は握把安全ピンを示す。サポートの経路は図６で矢印によって 示されている。バネ３の機能を説明する。板バネ３は、サポートを所定位置で異 なる長さにする。この事例では、フレーム構造２の外面は、非支持位置にて握把 安全ピン１３の伸長部を形成している。 図７に、サポートの図と、握把のリヤ正面図を示す。握把の両側に握把プレー ト１５が取り付けられている。 図８−１１に、異なる方向から見たフレームスライド４を示す。図８に、フレ ームスライド４の部分切取り正面図を示す。バネ５のヘッドのためのスロットで ある、スライド上のバネ５のサポートを数字４１で示す。図９に、上から見たフ レームスライド４を示す。スロット３１は、ネジ３１の締め付けと、非支持およ び支持位置間でのスライドバーの移動のための空間となる。フレームスライド４ は、例えば、底部３３、湾曲部３４、斜面３５、上部３６を備えている。上下部 ３３、３６には、Ｕ字形のスロット３１と３２が設けられており、その底は数字 ３７で示されている。図１１に、下から見たフレームスライドを示す。スロット ３１と３２により、下から見たときにスライド４はフォーク形となる。 図１２にガイドブシュ８Ｂの正面図を示す。フレームスライド４の底部３３の ために、ガイドブシュには、所定位置間でサポートを回転できるようにする間隙 ４２がある。フレームスライド４の切欠き４１のように、バネ５のための切欠き ４０が設けられている。これは、バネ５の残り部分を所望位置に固定するためで ある。 図１３に、ハンドサポート制御連動システムの部分切取り図を２位置について 示す。図１３は、バネ５によって提供される空間内でのフレームスライド４の移 動能力を、サポートすなわち内部スライド１のヘッドの形状によって示している 。ネジ６は、スライドすなわちサポートの、十二対する角度を支持位置に調節す る。バネ５は内部スライド１を押し、内部スライドは所望位置に止まる。スライ ドが旋回時１４の周りを回転されると、スライド１は面３５と曲面３４からフレ ーム スライド４の表面を打つ。スライド１はカム形であるので、また、バネ５がフレ ームスライド４を再びスライド１のカム２９に押し付けるので、それは非支持位 置にとどまる。サポートとスライド１を回転するには、スライド４を前方に押せ るだけの大きな力が必要である。サポートの枢転時、カム２９は、スライド面３ ４に向かって滑動する。 図１４に本発明の別の実施例の分解図を示す。サポート即ち内部スライド１は 、コルト（Ｃｏｌｔ）でそうであるように、例えばフレーム４３によって握把に 取り付けられうる。その後、サポートは握把の後ろ正面から握把の全体部に取り 付けられている。フレームの固定は、握把プレートの固定孔と固定ネジで行える 。太矢印は、サポートすなわち内部スライドの経路を示している。この事例では 、勿論、握把の下に取り付けられる前述のフレームスライド／ガイドブシュシス テムを利用できる。 本発明の実施例は、武器が銃の握把から射撃位置に処理される拳銃の支持方法 に関するものでもある。サポートについて、逆方向ではなく実質的に銃身方向に 取り付けられた細長いサポートは、握把の底部から腕の下部の少なくても数箇所 に向かって配向される。 代替実施例は、例えば、握把に対してサポートを着脱可能または固定取付する ことを含む。サポートは、例えば、スナップ式固定によって握把に取り付けられ 、握把上に維持することが望まれない場合には、握把に押し込むことができる。 スライドは入れ子式に伸縮可能にすることも、そうでなくすることもできる。ス ロット２２は、例えば、プラスティック部品によって外囲することも可能で、そ れによってスライドの細長部はケースの内側に密閉される。 固定位置にすることも可能である。但し、切欠きによって内部スライドの動き が制限される固定構造は、異なる位置間の使用を妨げて遅くする可能性がある。 しかしながら、この代替実施例は、本発明の保護適用範囲から除外されるべきも のではない。 サポートは、その力が粉体、空気、バネ等に由来するものであろうと、なかろ うと、ピストル式握把を備えたあらゆ拳銃に適用可能である。例えば、伸縮式照 準具、消音装置、レーザ式照準具のような特殊機器が銃に取り付けられる場合に は、サポートの必要が升。内部スライドの固定システムは、他の既知システムを 利用することが可能であり、利用される材料は任意である。 一般にサポートは支持位置において少なくとも１箇所で腕の下部を支えるよう に取り付けられる。本発明について、その実施例の一つを参照しながら上に説明 した。本発明は限られたものと見なされるべきものではなく、特許明細書によっ て定義される発明概念の適用範囲内の全部の変更態様が自ずと適用されうるもの である。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９５年５月２日 【補正内容】 請求の範囲 １．握把に取り付けられて、腕を支える拳銃サポート（１，２，３）は、実質的 に銃身（４４）と反対の方向に突出しているので、サポート（１，２，３）は、 サポート（１，２，３）の長さの少なくとも一部から射撃者の腕の下部にあたり 、サポート（１，２，３）は握把の下部に枢転可能に取り付けられ、サポート（ １，２，３）は、一方はサポート（１，２，３）が握把に当たり、他方はサポー トが実質的に銃身と反対方向となる、少なくとも２つの固定可能位置の間で枢転 可能であり、サポート（１，２，３）は銃身（４４）の方向に対して水平ならび に垂直に調節可能であることを特徴とする、前記拳銃サポート。 ２． 前記サポート（１，２，３）は入れ子式に伸縮可能であることを特徴とす る、請求項１に記載のサポート。 ３． 前記サポート（１，２，３）は、銃身の方向から斜めに回転されうること を特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ４． 前記サポート（１，２，３）は、握把に着脱可能または固定的に取り付け られることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポ ート。 ５． 前記サポートの枢軸は握把の底部またはその真下に配置されることを特徴 とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ６． 前記内部スライド（１）は、その一端が枢軸（１４）に取り付けられ、バ ネ（５）または相当品の負荷を受けてブシュ８Ｂにてサポート／内部スライド （１，２，３）が周りを回転できる枢軸（１４）に取り付けられているので、ス ライド（１）はスライドの異なる位置にて支持されることを特徴とする、上記請 求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ７． 前記サポートの垂直（支持）維持は、ネジ（６）に接触するスライドヘッ ド（２９）によって調節可能であることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項または複数項に記載のサポート。 ８． 前記サポート（１，２，３）の横方向位置は、枢軸（１４）の移動可能ス ライド（１）の孔（２５）を拡大し、銃の長手方向に対して傾斜させた位置にフ レームスライド（４）とブシュ（８Ｂ）を取り付けることによって調節されうる ことを特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ９． サポートの水平位置は、スライド表面（３４）に接触してその間に斜角を 形成するスライドヘッド（２９）によって調節されることを特徴とする、上記請 求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 １０． サポートは、実質的に銃身（４４）と反対の方向に握把底部から固定さ れ、銃身（４４）の方向に対して水平ならびに垂直に調節されることを特徴とし 、武器が銃の握把から射撃位置に処理され、実質的に銃身と反対の方向に突出す るサポートは、その長さの少なくとも幾つかの箇所から腕下部に接触するように 配置され、握把に取り付けられたサポートが回転される、拳銃支持方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．握把に取り付けられて、腕を支える拳銃サポート（１，２，３）は、実質的 に銃身（４４）と反対の方向に突出しているので、サポート（１，２，３）は、 サポート（１，２，３）の長さの少なくとも一部から射撃者の腕の下部にあたり 、一方はサポート（１，２，３）が握把に当たり、他方はサポートが実質的に銃 身と反対方向となる、少なくとも２つの固定可能位置の間で枢転可能に握把底部 にサポート（１，２，３）が取り付けられることを特徴とする、前記拳銃サポー ト。 ２． 前記サポート（１，２，３）は入れ子式に伸縮可能であることを特徴とす る、請求項１に記載のサポート。 ３． 前記サポート（１，２，３）は、銃身の方向から斜めに回転されうること を特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ４． 前記サポート（１，２，３）は、握把に着脱可能または固定的に取り付け られることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポ ート。 ５． 前記サポートの枢軸は握把の底部またはその真下に配置されることを特徴 とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ６． 前記内部スライド（１）は、その一端が枢軸（１４）に取り付けられ、バ ネ（５）または相当品の負荷を受けてブシュ８Ｂにてサポート／内部スライド（ １，２，３）が周りを回転できる枢軸（１４）に取り付けられているので、スラ イド（１）はスライドの異なる位置にて支持されることを特徴とする、上記請求 項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ７． 前記サポートの垂直（支持）維持は、ネジ（６）に接触するスライドヘッ ド（２９）によって調節可能であることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項または複数項に記載のサポート。 ８． 前記サポート（１，２，３）の横方向位置は、枢軸（１４）の移動可能ス ライド（１）の孔（２５）を拡大し、銃の長手方向に対して傾斜させた位置にフ レームスライド（４）とブシュ（８Ｂ）を取り付けることによって調節されうる ことを特徴とする、上記請求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 ９． サポートの水平位置は、スライド表面（３４）に接触してその間に斜角を 形成するスライドヘッド（２９）によって調節されることを特徴とする、上記請 求項のいずれか一項または複数項に記載のサポート。 １０． サポートについて、握把に取り付けられたサポートは、実質的に銃身（ ４４）と反対の方向に握把底部から回転および固定されることを特徴とする、武 器が銃の握把から射撃位置に処理され、実質的に銃身と反対の方向に突出するサ ポートは、その長さの少なくとも幾つかの箇所から腕下部に接触するように配置 される、拳銃支持方法。