JPH09508985A - ピアノのためのチューニング装置 - Google Patents

ピアノのためのチューニング装置

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JPH09508985A JP7521658A JP52165895A JPH09508985A JP H09508985 A JPH09508985 A JP H09508985A JP 7521658 A JP7521658 A JP 7521658A JP 52165895 A JP52165895 A JP 52165895A JP H09508985 A JPH09508985 A JP H09508985A
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Abstract

(57)【要約】 ピアノあるいは同様の楽器のチューニング装置は、潤滑成分を含有する鋳鉄、複合材、亜鉛、または合金材で好ましくは形成される、金属アセンブリ44あるいはユニット50と、チューニングピン10と、を含む。ピン10は、好ましくはブロンズまたは真鍮からなるスリーブ30により包囲された凹部14を備えていてもよく、これによりチューニングの際にピンが補助され、かつ保護される。ピン10は、その軸心24の回りを回転し、かつその軸心の横切り方向に揺動できる様にアパチャ26内の補完的ラジアル状ボア31に装着されるラジアル状ヘッド12を有する。ピン10とスリーブ30は、ピンの平坦なヘッド32に当接するロックネジ34からの圧縮を受けてアセンブリ44またはユニット50内に保持され、ピンはロックネジ34の湾曲端38上で揺動する。チューニング端は自由にアパチャ空隙33内を移動する。チューニング装置は、自己独立型のピン10、スリーブ30、ロックネジ34のアセンブリ44として、あるいは複数の前記ピンを含む一つ以上のブロックまたは区分ユニットとして供給され、これらは一つ以上のねじ切り付き突起27により好ましくは後方からピアノフレームに装着される。

Description

【発明の詳細な説明】 ピアノのためのチューニング装置 本発明はピアノあるいは同様の楽器のためのチューニング装置の構造における 改良に関するものである。発明の背景 チューニングピンあるいは同様の装置の従来の構造は、硬質木材製ピンブロッ クに螺入されるねじ切り金属ピンを含んでいる。木製ブロックに対するピンの定 着力はねじ山に依存する。木が耐えなければならない応力により、しばしばピン ブロックに割れ、ひび、あるいは撓みが生じる。更に、木製ピンブロックは湿度 や他の気候の変化を受け易い。 一旦、ピンブロックが割れたり、撓んだり、ひびが入ったり、縮んだり、捩れ たりすると、ピアノの修理作業は極めて集中労働であるために、たいていの場合 高価であり、修理、回収が難しい。古いピアノにおいて最も一般に見られる重大 な欠陥は、ピンブロックの捩れ、ひび、割れの結果、その正しい音の高さを保持 できないことである。 ある場合には、近代的製造技術によって、ラミネートピンブロックとより大き な直径のチューニングピンを使用することもある。これは気候の変化による影響 を最小限にし、かつ調律安定性を改良しようとする試みにおいてなされるもので ある。しかし、これらはその後の調律をより困難にするものである。 従来の木製ピンブロックは硬質木材を選択することから始まるが、この硬質木 材は資源保存の観点から徐々に減少しつつある供給源である。 金属板が使用される他の構造においては、チューニングから次のチューニング までの間隔が長いと特にプレートでのひっつき(seizure)によりピンが割れるこ とがしばしば起こる。さらに、ピンは、例えば1907年5月22日に出願されたオー ストラリア特許出願8777/07に記載されたビール・ベイダー(Beal and Vader)タ イプでは調律および固定時に応力点の周囲で湾曲することがある。 従って、この様な構造において、必要に応じてピンを設定できる能力は、その デザインの影響を受ける。 従って代替構造が必要とされる。発明の要点 発明の第一の側面によれば、少なくとも一つのチューニングピン(10)と、チュ ーニングピン(10)を収納するためのアパチャ(26)を有する金属アセンブリまたは ユニット(28)と、を備え、個々のチューニングピン(10)は、トップ(32)のあるヘ ッド(12)と、チューニング具を受容するべくトップ(32)から離れたチューニング 端(22)と、ピン(10)にチューニングワイヤを取り付けるためのチューニング端(2 2)を通る穴(20)と、ピン(10)をアパチャ(26)に保持し、ピン(10)のトップ(32)が 旋回する端(38)のある保持手段(34)と、を備えた、ピアノまたは弦楽器のための チューニング装置であって、ヘッド(12)はラジアル状で、二個の直交する曲線座 標により規定された面であり、チューニング端(22)は、アパチャ(26)から延出し 、ラジアル状ヘッド(12)はアパチャ(26)の補完的なラジアル状ボア(31)に保持さ れ、アパチャ(26)はピン(10)のチューニング端(22)と金属アセンブリあるいはユ ニット(28)の間に揺動空隙(33)を有し、もって補完的なラジアル状ボア(31)内に あるラジアル状ヘッド(12)によりピン(10)はその縦軸心の回りを回転すると共に 、その縦軸の横切り方向に揺動できることを特徴とする、チューニング装置が提 供される。 本発明の第二の側面によれば、ピアノまたは弦楽器のためのチューニングピン であって、チューニングレバーを収めるためのチューニング端(22)と、チューニ ングワイヤをチューニングピン(10)に取り付けるべくチューニング端(22)を貫通 して形成した穴(20)と、を備え、ピン(10)は、チューニング端(22)への遠位端で ヘッド(12)を持ち、前記ヘッドはラジアル状で、二つの直交する曲線座標により 形成される面を有することからなることを特徴とするチューニングピンが提供さ れる。 本発明の別の側面によれば、ヘッドに連結された凹部と凹部に設けられたスリ ーブとを備える、ピアノあるいは同様の楽器のためのチューニングピンが提供さ れる。 本発明の更に別の側面によれば、自己独立型(self-contained)のピン、ス リーブ、ロックネジアセンブリが提供され、本発明の上記第二あるいは別の側面 に基づくピンは、単一あるいは一つ以上のブロックあるいはチューニングピンの 区分ユニットとして潤滑成分を含有する複合金属あるいは合金ハウジング内に包 含され、これは前部あるいは後部から楽器の金属フレームに、一連の金属ねじ、 ボルト、あるいは他の取り付け具により面一に設置される。前記ねじ、あるいは ボルトのための穴は、一つ以上の張出し突起にドリルで穴が開けられるか、成形 される。 ピンは、前記ピンの軸に対して半径8mmのラジアル状ヘッドを持つことが望ま しい。 スリーブは焼結したブロンズあるいは真鍮でできていることが望ましいが、ナ イロン、あるいは他の適切なプラスチック材でできていてもよい。 ここに使用されてきたラジアル状という言葉は、二つの直交する曲線座標によ り形成される非ユークリッド面を意味する。この様に、ラジアル状という言葉に は、球面、回転楕円面、偏球面、長球面、楕円などが含まれ、ピンのラジアル状 ヘッドおよび補完的なラジアル状ボアを規定するパラメータは、ピンがその縦軸 心の回りで回転でき、かつその縦軸心の横切り方向に揺動できることを条件に変 化させてもよい。図面の簡単な説明 発明の好ましい実施例を図面に基づき説明する。 図1は本発明の第一実施例に基づいたピン・ユニット構造の分解斜視図である 。 図2は金属フレームに取り付けられた自己独立アセンブリを示す。 図3は本発明に基づいてピンとロックネジを収めるために、チューニングピン アパチャのブロックあるいは区分ユニットの形態をした複数個のピンアパチャを 示す。 図4は本発明に基づいたピンの第二実施例の分解斜視図である。発明を実施するための好ましい形態 図1に示される様に、ピン10はラジアル状ヘッド12、凹部14、チューニング (およびピアノ線保持)端18を有する。周知のように、ストリング穴20は、端18 を貫通して延びており、それにピアノ線が挿入される。 従来のピンと同様に、端18は4つの平坦面22を備え、チューニングハンマーあ るいはチューニングレバーを受容する。ピアノの調律師が、このレバーあるいは ハンマー(図示せず)を使用して、ピンを軸心24の回りで回転させて、必要な調 子に各ワイヤを調整する。 各ピン10は図1に示す様に、アセンブリ44あるいはユニット50のアパチャ26に 配置される。スリーブ30は凹部14を取り囲む。このスリーブは焼結されたブロン ズあるいは真鍮製であって、連続あるいは割れていても良い。ピン10は、アパチ ャ26内にあり、ラジアル状ヘッド12は、アパチャ26の補完的なラジアル状ボア31 と接触している。 ピン10は、ロックネジ34と接する平坦なトップ32を備える。ロックネジ34はア センブリ44あるいはユニット50のねじ切りボア35にねじ込まれる。ロックネジ34 は湾曲端38を持っており、ピン10のトップ32とロックネジ34とが単一点で面接触 し、これにより、ロックネジ34の湾曲端38上でピン10が揺動可能となる。ロック ネジ34は、多角形レンチ(Allen key)の様な調整具によりボア35に対してロック ネジ34を回転できる様に、成形端またはソケット端40を備える。ボア35にロック ネジ34をねじ込むと、ピン10に必要な力が供給され、アパチャ26内に保持される 。 ラジアル状ヘッド12により、ピン10は軸心24の回りを回転できるし、又アパチ ャ26の揺動空隙33内において端38の揺動点上で軸心24の横切り方向に揺動でき、 これによりピン10が調整・設定される。 図1、図2、図3に示される様に、これらのピンは自己独立型のピンアセンブ リ44あるいはピンユニットとして使用され、例えばバス、中間音、ソプラノ部を 形成するために、ピンは一つ以上のブロックあるいはユニット50(図3)に区分 される。図2は単一ピンを示すが、この様なアセンブリは多くのピンやそれに関 連するアパチャを備えていてもよく、新しいピアノの製造や、ピアノの修理や故 障部の交換に使用される。これらの自己独立型アセンブリ44あるいはユニット50 は、一つ以上の止め具によって、例えば金属突起部46等を介して、ピアノフレー ム28に取り付けられる。 以下の説明は単一ピンについて行うが、その説明は複数個のピンについても該 当する。個々のピアノの構成はその大きさやデザインが固有のものであるため、 チューニング作業は、しばしば異なる技術上のアプローチを必要とする。ここに 記載の構造はこの様なバリエーションに適切な解決を提供するものである。 ピアノをチューニングする際に、ピン10は軸心24の回りを回転する。ラジアル 状ヘッド12とスリーブ30により、ピンは感触の滑らかさと均一性を確保しながら 自由に移動でき、ピンを必要な調子に真直ぐ引っ張ることができるので、この様 な場合にピンを設定する必要性がなくなる。 ピン10は、調律師により力が加えられる時に、応力点の周囲で圧力を減じる様 に設計されている。ラジアル状ヘッド12はピンの撓みあるいは曲りをなくし、ラ ジアル状ヘッドにより、ピンが軸心24の回りを回転し、アパチャ揺動空隙33の範 囲内の補完的なラジアル状ボア31においてロックネジ34の揺動点38を中心として 軸心24の横切り方向に揺動できる。ピン10とアセンブリ44あるいはユニット50の 間の好ましいアパチャ揺動空隙は、0.01から0.05mmである。 感触が一定しているので、ワイヤを「自動的」に調整することが可能である。 例えば、トルク感知型の駆動工具を使って、ピンはまず所要のトルク設定に調整 される。ワイヤの調整はワイヤの共鳴値(周波数掃引信号をかけて、最大の反応 値を探索する)、あるいは周波数応答値を感知する間、ワイヤの振動を測定する ことにより決定される。チューニングは工具に負荷されたトルクを調整し(増減 し)、ワイヤが必要な音調に設定されるまで、繰り返される。この様な技術は既 存の装置では現在のところ不可能である。何故なら、ピンごとのトルクが一定で ないからである。スリーブ30を設ける場合、このスリーブはピンとアセンブリ44 あるいはユニット50との間にバッファを形成し、揺動空隙33を調整し、この臨界 的な空隙の周囲のピン10の磨耗を防止する。ラジアル状ヘッド12とスリーブ30に より、チューニングピンに不当に応力をかけることなしに、必要に応じてピン10 を均一にかつ効果的に正しい調子に設定でき、従ってピンのひっつきおよび/ま たは破損の可能性がなくなる。ピン10のラジアル状のアークは、従来のチューニ ングピンを上回る調律・固定時の感触をピンに与え、ピンごとの感触の一定性を 保持し、ピン10とストリングが効果的に固定され、圧力バー(図示せず)により ストリングにかかるテンションに打ち勝つことが可能である。 滑りなくピンとラジアル状ボア31との間の摩擦を小さくするために潤滑材を使 用してもよい。リチウムベースのグリースが適切であることが分かっている。 チューニング装置は、多くの自己独立型のピンアセンブリ44(図2)あるいは 複数のチューニングピン50を含む一つ以上のブロックあるいはユニットに区分す れば(図3)これらのアセンブリ44あるいはユニット50を、器具の弦張りに先だ って、いかなるピアノプレートにも簡単にかつ効果的に取り付けることができる 。この様なアセンブリは、ピアノプレートと相互にロックし、それによりトラス を形成し、いかなるピアノプレートよりも厚いチューニング装置の寸法により、 ピアノプレートを補強する。標準的なピアノプレートは薄過ぎて、チューニング ピン10とロックネジ34を収納できない。 チューニング装置の分割化により、保管、操作、組立、取り付けのコスト、並 びに既存の従来のチューニング装置において工場段階で生じる関連問題が解消さ れる。 アセンブリ44あるいはユニット50は更に、製造価格が非常に易く、既存の技術 より取り付けが簡単で容易である。アセンブリ44あるいはユニット50は、当該ア センブリ44あるいはユニット50の突起27に設けた一連のねじ穴29を介してプレー トにねじ締めされるか、ボルト締めされるか、他の方法で取り付けられる。 補強のために、ピン10とロックネジ34は焼きもどし処理された合金スチールで 作られ、スリーブ30は焼結されたブロンズあるいは真鍮で作られる。ピンあるい はネジは、青焼処理したり、ニッケルメッキやクロムメッキ処理したり、あるい はその他のコーティング処理を施してもよい。個々のアセンブリ44あるいは区分 ブロックあるいはユニット50は、分散グラファイトフレークあるいは別の同様の 潤滑成分を含有する鋳鉄、合金、亜鉛、あるいは複合材でできている。この様な 潤滑成分を包含する複合材は、リチウムベースのグリース、あるいは他の外部か ら潤滑材と組合せて使用する場合に、調整や固定時に、ピン10が軸心24の回りや その横切り方向に自由に移動し易くするために必要である。標準的な鋳鉄ピアノ プレートはこの様な成分を含有しておらず、これらの特性を持っていない。 鋳鉄あるいは合金材の化学成分として分散グラファイトフレークを含有させる 場合の炭素の量は、アセンブリ44あるいはユニット50に対して15〜20パーセント が好ましい。鋳鉄は4%まで炭素を含有できる。 上記の説明は、本発明の好適な実施例について行ったが、当業者の知識内で、 そのバリエーションは可能である。例えばスリーブ30はラジアル状ヘッド上まで 延出するようにしても良く、それにより更にピン10とラジアル状ボア31での磨耗 が低減される。また、スリーブ30とピンの凹部は図4に示される様になくしても 良い。 ボールベアリングをロックネジ34の湾曲端38とピン10の平坦なトップ32の間に 配置し、中空カップをボールベアリングを収容するよう両面の間に設けて、ピン 10とロックネジ34の間の摩擦を低減してもよい。 アセンブリ44またはユニット50と一体のボアに代えて、別体のラジアル状ボア シートとラジアル状ボアシートハウジングを用いてもよい。ラジアル状ヘッドピ ンは、より大きな半径のボアあるいは円錐台ボアを介してアセンブリ44あるいは ユニット50に取り付けてもよい。 ロックネジの直径あるいはねじ山ピッチは、所定の用途に適合する様に変更し ても良く、あるいはピンの半径および/または長さも変更することができ、さら にアパチャ揺動空隙33は楕円形あるいは異なる形状に変更できる。 個々のアセンブリ44あるいは区分ユニット50は大きさ、形状、直径あるいはデ ザインをピアノフレームに適合する様に変更でき、又ボルト締め、あるいはネジ 締めに代えて、一体のコレットとして、溶接、接着、ラッチ留め、バネラッチ留 めしても、あるいはレール上に設置しても、あるいは別の方法でフレーム28、あ るいは既存のピンロックあるいはバッキング木材にピアノの前部あるいは後部か ら設置保持しても良い。 ロックネジ34は、湾曲端38に代えて、ドーム形、半球状、尖鋭状、円錐形、あ るいは最少の摩擦でピンのトップ32に当接するのに適した別の形状の端を持って いても良く、又凸型のピンヘッドと協働する平らな面を持っていても良い。他の プラスチック、金属、セラミック、複合材、あるいは合金材と潤滑成分もアセン ブリ44あるいは区分ユニット50、スリーブ30、ピン10あるいはロックネジ34を構 成するのに適しており、これら全ては同様の圧縮強度と摩擦係数を持っているが 、 その圧縮強度と摩擦係数は、鋳鉄、合金材、亜鉛、ブロンズ、真鍮よりも大きい 。 ピン10、アセンブリ44、ユニット50、ロックネジ34は硬化処理や窒化処理、あ るいは性能と耐磨耗性を向上するための他の処理を施してもよい。 ラジアル状ヘッドによりピンの撓みや曲りが排除され、ピンは軸心の回りで回 転し、ロックネジの湾曲端を中心として補完的なラジアル状ボアで軸心を横切り 方向に揺動できる。従って、ピンはそれに応力をかけることなしに、正しい調子 に設定される。 ロックネジの湾曲端により次の4つの事柄が得られる。 1.ピンをロックネジとの間で所定の設定状態でかつ単一点接触させた状態で圧 縮してアパチャに保持する。 2.正しいテンションでピアノワイヤを保持する。 3.必要ならば、ピンを正しい調子になるように真直ぐに引っ張る。 4.ピンに応力を生じさせることなしに、アパチャ内でピンをその軸心の横切り 方向に揺動させる。 ラジアル状ボアによりピンはそれに応力を生じさせることなしに揺動および回 転可能に、アセンブリあるいはユニット内に収容され、ピンを(ビール(Beale) 先行技術に記載された様に)ロック型円錐テーパでボアに位置決めする場合とは 異なり、アセンブリあるいはユニット内でピンがシールを形成するのを阻止し、 あるいは将来腐蝕あるいはその他の理由でひっかかるのを阻止する。スリーブは ピンの磨耗や応力に対して、調律の際にピンの移動を補助し、ピンとアセンブリ あるいはユニット間のバッファを形成し、それにより調律師により力がを加えら れる際にピンを保護する。 個々の自己独立型ピンアセンブリにより装置は既存のピアノプレートに簡単に 効果的に設置でき、プレートの再調整もなく、楽器の外観をほんの少し手直しす るだけで良い。 ピンの区分ブロックあるいはユニットにより、装置は楽器の本体から独立して 製造できる。それにより装置は、いかなるピアノプレートにも簡単に効果的に取 り付けられる様に容易に設計される。 アパチャ揺動空隙によりピンは、例えば0.01〜0.05mmの間の所定のパラメータ でアセンブリあるいはユニット内を回転および揺動でき、必要に応じて、ピンは 容易に、効果的に固定できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN 【要約の続き】 ームに装着される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一つのチューニングピン(10)と、チューニングピン(10)を収納す るためのアパチャ(26)を有する金属アセンブリまたはユニット(28)と、を備え、 個々のチューニングピン(10)は、トップ(32)のあるヘッド(12)と、チューニング 具を受容するべくトップ(32)から離れたチューニング端(22)と、ピン(10)にチュ ーニングワイヤを取り付けるためのチューニング端(22)を通る穴(20)と、ピン(1 0)をアパチャ(26)に保持し、ピン(10)のトップ(32)が旋回する端(38)のある保持 手段(34)と、を備えた、ピアノまたは弦楽器のためのチューニング装置であって 、ヘッド(12)はラジアル状で、二個の直交する曲線座標により規定された面であ り、チューニング端(22)は、アパチャ(26)から延出し、ラジアル状ヘッド(12)は アパチャ(26)の補完的なラジアル状ボア(31)に保持され、アパチャ(26)はピン(1 0)のチューニング端(22)と金属アセンブリあるいはユニット(28)の間に揺動空隙 (33)を有し、もって補完的なラジアル状ボア(31)内にあるラジアル状ヘッド(12) によりピン(10)はその縦軸心の回りを回転すると共に、その縦軸の横切り方向に 揺動できることを特徴とする、チューニング装置。 2.請求項1に記載のチューニング装置であって、更にラジアル状ヘッド(12)と チューニング端(22)との間に形成された凹部(14)およびこの凹部(14)に設けられ たスリーブ(30)を包む、チューニング装置。 3.請求項2に記載のチューニング装置であって、保持手段(34)はアパチャにね じ込まれるロックネジである、チューニング装置。 4.請求項3に記載のチューニング装置であって、チューニングピン(10)のトッ プは平坦部分(32)を備え、ネジ(34)はチューニングピン(10)の平坦部分(32)にあ たる湾曲端(38)を有する、チューニング装置。 5.請求項4に記載のチューニング装置であって、チューニングピンおよびロッ クネジは高い引張り強度の硬質焼もどしスチールでできており、アセンブリまた はユニットは、全炭素含有率が15〜20パーセントとなるように分散グラファイト フレークを含有させた鋳鉄、金属複合物、亜鉛、または合金でできている、チュ ーニング装置。 6.請求項5に記載のチューニング装置であって、スリーブは焼結ブロンズある いは真鍮でできている、チューニング装置。 7.請求項5に記載のチューニング装置であって、スリーブはナイロンできてい る、チューニング装置。 8.請求項6に記載のチューニング装置であって、揺動空隙は0.01〜0.05mmであ る、チューニング装置。 9.請求項7に記載のチューニング装置であって、揺動空隙は0.01〜0.05mmであ る、チューニング装置。 10.ピアノまたは弦楽器のためのチューニングピンであって、チューニングレバ ーを収めるためのチューニング端(22)と、チューニングワイヤをチューニングピ ン(10)に取り付けるべくチューニング端(22)を貫通して形成した穴(20)と、を備 え、ピン(10)は、チューニング端(22)への遠位端でヘッド(12)を持ち、前記ヘッ ドはラジアル状で、二つの直交する曲線座標により形成される面を有することか らなることを特徴とするチューニングピン。 11.請求項10に記載のピアノまたは同様の楽器のためのチューニングピンであっ て、更にヘッド(12)とチューニング端(22)との間においてヘッド(12)に給合され た凹部(14)およびこの凹部(14)に設けられたスリーブ(30)を備える、チューニン グピン。 12.請求項11に記載のチューニングピンであって、前記スリーブは焼結ブロンズ あるいは真鍮でできている、チューニングピン。 13.請求項11に記載のチューニングピンであって、スリーブはナイロンでできて いる、チューニングピン。
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