JPH09508779A - Rfストリップライン共振器 - Google Patents

Rfストリップライン共振器

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JPH09508779A JP8508406A JP50840696A JPH09508779A JP H09508779 A JPH09508779 A JP H09508779A JP 8508406 A JP8508406 A JP 8508406A JP 50840696 A JP50840696 A JP 50840696A JP H09508779 A JPH09508779 A JP H09508779A
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    • HELECTRICITY
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 金属導体(11)から所望の距離(ds)で配置したストリップライン(10)を有するRFストリップライン共振器の基準距離(ds)と実際の距離(ds±Δds)との間の距離の変動が原因で発生する共振器の共振周波数の変化を補償するために、ストリップライン(10)を湾曲させる。この湾曲により、導体(11)に渦電流が誘導される。渦電流によって、RFストリップライン共振器のインダクタンスが減少する。このインダクタンスは、ストリップラインと金属導体との間の距離が短くなるに従って減少し、また、距離が長くなるに従って、このインダクタンスが増大する。湾曲したストリップラインの寸法を適切に設定しながら二つの導体間の距離を短くするとRFストリップライン共振器のキャパシタンスが増大し、かつ、距離を長くした場合にRFストリップライン共振器のキャパシタンスが減少する。この結果、上記二つの効果が互いに相殺され、RFストリップライン共振器の周波数が距離の所定の変動に対してほぼ安定する。

Description

【発明の詳細な説明】 RFストリップライン共振器 技術分野 本発明は、特許請求の範囲1の前提部に記載したRFストリップライン共振器 に関するものである。 背景技術 RFストリップライン共振器は、ストリップライン技術を用いて構成する発振 回路に必要となるものであり、特定の用途に要求される。この用途の重要な分野 として、例えば、電波の到達範囲で無線遠隔通信を行う無線遠隔通信技術がある 。この電波の到達範囲での無線遠隔通信技術を細分化すると、例えば、無線技術 、テレビジョン技術、移動無線技術及び衛星通信技術がある。 以下のように主に考察すべき移動無線技術では、遠隔通信を行う複数の移動無 線システムが存在し、これら複数のシステムでは、以下の点に関して相違する。 (a)用途の分野(公衆移動無線又は非公衆(私的)移動無線)。 (b)伝送方法(FDMA=周波数分割多重アクセス;TDMA=時分割多重 アクセス;CDMA=符号分割多重アクセス)。 (c)(数メートルから数キロメートルまでの)伝送範囲。 (d)伝送に用いられる周波数範囲(800〜900MHz;1800〜19 00MHz)。 この例としては、数キロメートルの伝送範囲及び800〜900MHzの遠隔 通信の周波数範囲である公衆GSM(Group Special Moble又はGroup System for Mobile;computing publication Springer Verlag Berlin,Year 14,1991,No.3, page 137〜152,A,Mann; The GMS Standard-Basis for digital European mobile radio networks参照)がある。さらに、数百メートルの伝送範囲及び1880〜 1900MHzの遠隔通信を行う周波数範囲を有する私的DECTコードレスシ ステム(Digital European Cordless Telecommunication; telecommunications E lectronics,Berlin,Year 42,No.1.1-2/1992,page 23 〜20,U.Pilger:Structure of the DECT standard参照)がある。これらの両方ともにパワフルTDMA伝送 方法を用いる。以下に移動無線システムのRFストリップライン共振器をDEC Tコードレスシステムに対して用いることが出来ることを示す。この場合の最も 簡単な例では、少なくとも一つが割り当てられた移動構成要素を有する基地局( 移動した一台の移動電話機をサービスエリアとする基地局)を備えるDECTコ ードレスシステムの場合に、高い周波数の信号処理が要求される。これは、送受 信構造を有する無線構成要素(高い周波処理を行う構成)で処理される。 図1は、例えば、文献(ntz,vol.46,Issue 10,1993,page 754 〜757-Architec tures for a DECT transmission and reception component: a comparison)に示 す二重周波数変換を行うスーパヘテロダイン原理(方式)によるDECT無線構 成要素FKTの基本構造を示す。ここでは周波数変換にミキサMISを用いる。 すなわち、発振信号を混合することによってトラフィック信号(送信信号又は受 信信号)の周波数をトラフィック信号より高く又は低く変換するように混合する 周波数変換用のミキサMISを用いる。このための発振信号を発生させるために 、これに対応するように構成した共振器を有する共振器OSZ1,OSZ2は、 通常、無線構成要素FKTに対して用いられる。本明細書中で用いられる共振器 を、好適にはRFストリップライン共振器とするものである。 図2は、例えば、短い1/4波長(λ)共振器として構成されたRFストリッ プライン共振器の周知の構造を示す。1/4波長共振器を、例えば、基板の厚さ がds(基準距離)のプリント回路基板2上に配置する。1/4波長共振器1は ストリップライン10を有し、その一端ではスループレートホールDKを経て金 属導体11−この場合、金属導体表面−に接続するとともに、その他端ではキャ パシタ3を介して金属導体11に接続している。ここでは金属導体表面をストリ ップライン10の接地電位として用いる。ストリップライン10及び金属導体1 1を、ここではプリント回路基板2の互いに対向する面に配置する。ストリップ ライン10は、長さ1ST及び幅bSTを有し、これらが、キャパシタ3のキャパシ タンスとなり、かつ、スループレートホールDKの形成方法、基板の厚さds、 プリント回路基板2の誘電率εr、及び1/4波長共振器1の共振周波数を決定 する。キャパシタ3によって、ストリップライン共振器1は、一方では共振周波 数を調整し、かつ、他方では共振器の長さ1stを短くするように調整する。 ストリップライン共振器1の共振周波数が上記パラメータに依存するため、ス トリップライン共振器1の実際の共振周波数も、どの程度ストリップライン共振 器1を正確に製造することが出来るか否かで決定される。すなわち、製造誤差を どの程度、小さく出来るかによって決定される。基板の厚さdsの誤差(Δds) または、より一般的に、ストリップライン10と金属導体11との間の距離の誤 差(Δds)(基準距離dsと実際の距離ds±Δdsとの間隔)の解決は、特に困 難であることが知られている。 この不都合は、上記RFストリップライン共振器1が金属ハウジング又はハン ジングカバーによって包囲(カバー内に収納)されるとさらに増大し、製造上の 理由で、この金属導体をストリップラインから規定された距離で配置することが 不可能となる。 独国特許出願公開公報DE−3423824 号及び英国特許出願公開公報GB−2222312 号は、担体上に配置した湾曲ストリップラインを有するRFストリップライン共 振器を開示しており、この場合、湾曲ストリップラインの形状は、RFストリッ プライン共振器の寸法を減少させるのに用いている。 本発明の目的は、製造上の原因によるRFストリップライン共振器の構成の誤 差で発生する共振器の共振周波数の変化、及び、ストリップラインと金属導体と の間の距離に影響を及ぼす共振器の共振周波数の変化を補償するRFストリップ ライン共振器を特定することである。 発明の開示 前記目的は、特許請求の範囲1の前提部分で特定したRFストリップライン共 振器において、特許請求の範囲1の特徴部分で特定する特徴により達成される。 RFストリップライン共振器のストリップラインを、従来のように延在した構成 (ストリップラインの部材を直線的に延ばした構成)ではなく、湾曲した構成と したため、ストリップラインに平行に配置されるとともに、好適には金属表面と して構成した金属導体に渦電流が誘導される。この渦電流により、RFストリッ プライン共振器のインダクタンスが減少する。ストリップラインと金属導体との 問の距離が短くなるに従って、このインダクタンスが減少し、この距離が長くな るに従って、このインダクタンスが増大する。しかしながら、湾曲したストリッ プラインの寸法を適切に設定しながら二つの導体間の距離を短くすることによっ てRFストリップライン共振器のキャパシタンスが増大し、かつ、この距離を長 くするとRFストリップライン共振器のキャパシタンスが減少するため、上記二 つの効果が互いに相殺される。したがって、RFストリップライン共振器の周波 数が、距離の所定の変動に対してほぼ安定することになる。 本発明の他の展開を、従属請求の範囲で特定する。 図面の簡単な説明 図1は、二重周波数変換を行うスーパヘテロダイン原理(方式)のDECT無 線構成要素の基本構造を示す。 図2は、短い1/4波長(λ)共振器として構成されたRFストリップライン 共振器の周知の構造を示す。 図3は図2に示すRFストリップライン共振器に基づいて、曲線に変形したス トリップラインを用いたRFストリップライン共振器を示す。 発明を実施するための最良の形態 図3を参照して本発明の実施の形態を説明する。 図3は、図2のRFストリップライン共振器に基づいて、ストリップライン1 0が曲線である変形したRFストリップライン共振器1aを示す。この場合、距 離の変動(基準距離dsと実際の距離ds±Δds)がストリップライン10と金 属導体11との間に生じる際に、この容量によって生じるRFストリップライン 共振器1aの共振周波数の偏位が、ほぼ反比例して誘電的に生じた共振周波数の 偏位によって補償されるように、その湾曲を選択する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.導体(11)から基準距離(ds)で配置したストリップライン(10)を 有するRFストリップライン共振器において、前記ストリップライン(10)を 湾曲させ、この湾曲を、実際の距離(ds±Δds)と基準距離(ds)との間の 距離の偏位により容量的に発生した共振周波数の偏位が、ほぼ等しく逆方向に誘 電的に生じた共振周波数の偏位によって相殺されるように設定することを特徴と するRFストリップライン共振器。 2.請求項1に記載のRFストリップライン共振器において、 前記ストリップライン(10)及び導体(11)を、プリント回路基板(2) の互いに対向する側に配置することを特徴とするRFストリップライン共振器。 3.請求項2に記載のRFストリップライン共振器において、 前記プリント回路基板(2)を、導電ハウジングの蓋で包囲することを特徴と するRFストリップライン共振器。 4.請求の範囲2又は3に記載のRFストリップライン共振器において、 前記導体(11)を、前記ストリップライン(10)の接地電位として用いる 金属表面とすることを特徴とするRFストリップライン共振器。 5.請求項1から4いずれかに記載のRFストリップライン共振器を、無線遠隔 通信装置に適用することを特徴とするRFストリップライン共振器。 6.請求項1から4いずれかに記載のRFストリップライン共振器を、DECT コードレス電話機に適用することを特徴とするRFストリップライン共振器。 7.請求項1から4いずれかに記載のRFストリップライン共振器を、GSM移 動無線電話機に適用することを特徴とするRFストリップライン共振器。
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