JPH09506964A - ＶＯＣ／ＮＯｘ減少のための再循環室を有するドライヤードラムコーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 燃焼生成物の再循環を促進し、加熱、乾燥された砕石をＲＡＰや液状アスファルト等の他のアスファルト製品とドライヤードラムコーター内で混合したとき生成される青煙を取り込み、焼却せしめる内部再循環シリンダー（２００，４００）を有するドライヤードラムコーター（１１０，３１０）。この再循環シリンダー（２００，４００）は、コーターの操作の間に形成された渦流を引き延ばし、強化して通常は炎の端部のみに達する燃焼生成物を炎の基部に迄十分に延ばし、青煙を取り込み、炎の基部に引き込む。上記シリンダーは、ドライヤードラムコーターの燃焼ゾーンで用いる型のＴフライト（４０２）により構成するか、または耐熱補強されたステンレススチール壁（２０４）により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 ＶＯＣ／ＮＯ_x減少のための再循環室を有するドライヤードラムコーター 発明の背景 １．発明の分野 本発明はドライヤードラムコーター、特に炭化水素の放出を減少せしめるため 未処理砕石と再利用アスファルト製品（ＲＡＰ）とを混合する際生ずる青煙（ｂ ｌｕｅ ｓｍｏｋｅ）をドライヤードラムバーナーの炎内に再循環して焼却せし めるための方法及び装置に関するものである。 ２．従来技術の説明 未処理砕石と混合した再利用アスファルト製品（ＲＡＰ）はアスファルト製造 業界において広く用いられている。未処理砕石は、初めドラムミキサー、または ドライヤードラムコーターの回転ドラム内で加熱、乾燥され、次いでドライヤー ドラムコーターの分離混合室内でＲＡＰ及び液状アスファルトと混合され、舗装 に好ましい加熱アスファルト混合物が形成される。このようなドライヤードラム コーターの１つは図１に示されるアステク インダストリーズ インコーポレー テッド製の“二重バレルドライヤー”である。図１に示すドライヤードラムコー ター１０は、共通のフレーム１６に傾斜して設けた内側ドラム１２と固定外側ス リーブ１４とを有する。内側ドラム１２はフレーム１６上に複数の軸受１８を介 して回転自在に支持され、適当なモーター２０によって回転される。内側ドラム １２の内部にはバーナー２２によって軸方向に炎２４が導入される。 内側ドラム１２は、その第１（上）端２６に未処理砕石入口２８と、燃焼生成 物出口３０とを有し、その第２（下）端３２に加熱、乾燥された未処理砕石出口 を形成する複数の開口３４を有する。内側ドラム１２は更に、内側 ドラム１２と外側スリーブ１４間に形成される混合室３８内に伸びる複数の混合 片３６を支持する。内側ドラム１２の内部は、バーナーの炎２４の近くに位置す る燃焼ゾーンと、この燃焼ゾーンとドラム１２の第１端２６との間の乾燥ゾーン との２つに機能的に分離される。 外側スリーブ１４は、混合片３６のための間隙を形成するため混合室３８から 十分に離間する。外側スリーブ１４は、ＲＡＰの上方入口４０と、内側ドラム１ ２の開口３４に協同する未処理砕石入口４２と、アスファルト混合室出口４４と を有する。外側スリーブ１４は更に混合室３８内に液状アスファルトを注入する ための好ましい手段（図示せず）を支持する。 使用に際しては、未処理砕石を好ましいコンベア４６を介して未処理砕石入口 ２８から傾斜した内側ドラム１２内に入れ、傾斜した内側ドラム１２を通して下 方に、バーナー２２からの炎２４の方向に移動する間に加熱、乾燥せしめる。ド ラム１２の第２端３２内の加熱、乾燥された砕石は、ドラム１２の開口３４及び スリーブ１４の入口４２を介して混合室３８内に落下する。同時に、ＲＡＰが好 ましいコンベア４８によって入口４０から混合室３８内に供給され、加熱、乾燥 された未処理砕石と混合片３６によって混合される。この時点で液状アスファル トを注入しアスファルト舗装用混合物を形成する。未処理砕石と、ＲＡＰと、液 状アスファルトの混合物を混合片３６によって混合室出口４４に運び、ドライヤ ードラムコーター１０から排出せしめる。ドライヤードラムコーター１０の操作 の間に形成された燃焼生成物は出口３０を介して内側ドラム１２の外側に上昇し 、下流のバグハウス等の装置に向かって運ばれる。 炭化水素や他の汚染物質を含む蒸気が、未処理砕石とＲＡＰ及びまたは液状ア スファルトとが混合室３８内で混合するとき生成される。これら“青煙”と呼ば れる蒸気は、開口３４を介して内側ドラム１２内に引き込まれる。内側ドラム１ ２内の青煙の多くは矢印５２に示すように内側ドラム１２の壁に沿ってバーナー の炎２４に接することなく流れ、結果としてＶＯＣやＮＯ_x 等の多量の有害物質が放出されるようになる。 ドライヤードラムコーター１０の正常な操作の間、炎２４の先端部区域は高圧 となり、基端部区域は低圧となる。この圧力差により渦流５０が形成され、これ により燃焼生成物の一部は後方に再循環されるようになる。渦流５０は混合室か ら引き出された青煙の少量を取り込み炎と接触せしめる。然しながら、これら渦 流は極めて小さく、また弱く、炎の端部に極めて接近して形成されるので青煙の 取り込みや放出減少は十分ではない。 発明の目的及び要約 本発明の目的はドライヤードラムコーターからの青煙放出を減少せしめること にある。 この目的は、ドライヤードラムコーターの操作の間に自然に形成された渦流の 作用により、青煙をバーナーの炎に導くことによって達成できる。この方法では 、ドライヤードラム内のバーナー炎の軸方向端近くに形成された渦流を引き延ば して燃焼生成物を上記炎の基部に向かって再循環せしめ、青煙を上記燃焼生成物 によって取り込み、上記青煙を上記炎内に引き込む工程を含む。 より詳細に説明すると、本発明方法は、ドライヤードラムを設け、上記ドラム 内に軸方向に炎を導き、上記炎の軸方向外端近くから上記炎の基部に向かって燃 焼生成物を再循環せしめる。また、上記ドラムを通して未処理砕石を送り、上記 炎によって加熱、乾燥せしめ、上記加熱、乾燥された未処理砕石を再利用砕石製 品（ＲＡＰ）や液状アスファルト等の他のアスファルト製品と混合し、上記混合 により生成された青煙を、上記再循環工程中に上記燃焼生成物に取り込み、上記 青煙を焼却せしめる。 本発明方法は、ドラムを取り囲む混合室内で、ＲＡＰと未処理砕石とを混合す る混合工程を含み、“二重バレル”ドライヤードラムコーターを用いて達成され る。本発明の他の目的は、青煙放出を減少せしめるドライヤードラ ムコーターを得るにある。 本発明における上記目的は、第１及び第２の軸端を有し、未処理砕石を加熱、 乾燥せしめる回転ドラムと、上記第２の軸端から上記ドラム内に軸方向に炎を導 くバーナーと、加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合する ための混合室を区劃する手段と、燃焼生成物を上記第１及び第２の軸端間から上 記第２の軸端に再循環せしめ、上記混合により生成された青煙の少なくとも一部 を再循環燃焼生成物によって取り込み、焼却するため上記ドラム内に設けた再循 環シリンダーとより成るドライヤードラムコーターによって達成できる。 上記シリンダーは、耐熱補強されたステンレススチールシリンダーであり、上 記ドラム内に上記シリンダーを移動可能に取り付ける支持リンクを有する。 上記シリンダーは、互いに離間された複数のＴフライトと、互いに隣接するＴ フライト間に形成されたギャップにまたがる折り曲げ板とより成るセグメントに より構成し、膨脹可能であり、燃焼生成物の再循環のための機能的通路を構成す る。 好ましくは、上記ドラムは、上記第１の軸端近くの未処理砕石入口と、上記第 ２の軸端近くの未処理砕石出口とを有する。上記砕石をＲＡＰと混合するための 上記混合室を区劃する手段は、上記混合室を区劃するため上記ドラムの少なくと も一部を取り巻く装置を有する。このドライヤードラムコーターは、好ましくは 回転ドラムを取り巻く固定スリーブを有する二重バレルドライヤーを有する。 本発明の他の目的及び特徴は以下図面の説明と共に明らかならしめる。然しな がら、本発明は記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の精神内で 種々変更できることは勿論である。 図面の簡単な説明 以下本発明の実施例を図面によって説明するが同一部分には同一符号を付 して示す。 図１は、従来のドライヤードラムコーターの縦断側面図である。 図２は、本発明の第１の実施例を示すドライヤードラムコーターの縦断側面図 である。 図３は、図２の３−３線断面図である。 図４は、図３に示す支持リンクとこれに隣接するドライヤードラムとシリンダ ー部分の正面図である。 図５は、図３に示す支持リンクとこれに隣接するドライヤードラムとシリンダ ー部分の側面図である。 図６は、本発明の第２の実施例を示すドライヤードラムコーターの縦断側面図 である。 図７は、図６のドライヤードラムコーターの内側ドラム部分の縦断端面図であ る。 図８は、図７の８−８線断面図である。 図９は、図７に示す部分の拡大図である。 好ましい実施例の詳細な説明 １．レジメ 本発明のドライヤードラムコーターにおいては、加熱、乾燥された砕石を他の アスファルト製品、例えばＲＡＰや液状アスファルトと混合したときに生成され る青煙を焼却せしめるため、燃焼生成物の再循環を促進するための内側再循環シ リンダーを有する。 再循環シリンダーはコーターの操作の間形成される渦流を引き延ばし、強め、 通常は炎の端部迄延びるのみである燃焼生成物の再循環を炎の基部迄十分に延ば し、青煙を取り込み炎の基部に引き込む作用を行う。このシリンダーは耐熱補強 を設けたステンレススチール筒により形成し、またはドライヤードラムコーター の燃焼ゾーンに共通に使用するＴフライト（ｔｅｅ ｆｌｉ ｇｈｔ）型とする。 ２．第１実施例のシステムと構成及びその操作 図２〜図５に示すドラムミキサーまたはドライヤードラムコーター１１０は、 再循環シリンダー２００を有する点を除いて図１に示すドライヤードラムコータ ー１０と同一の構成である。従って同一部分には同一符号に１００を足した符号 で示す。ドライヤードラムコーター１１０は、共通のフレーム１１６に傾斜して 設けた内側ドラム１１２と固定外側スリーブ1１４とを有する。内側ドラム１１ ２はフレーム１１６上に複数の軸受１１８を介して回転自在に支持され、適当な モーター１２０によって回転される。内側ドラム１１２の内部にはバーナー１２ ２によって軸方向に炎１２４が導入される。 内側ドラム１１２は、その第１（上）端１２６に未処理砕石入口１２８と、燃 焼生成物出口１３０とを有し、その第２（下）端１３２に加熱、乾燥された未処 理砕石出口を形成する複数の開口１３４を有する。内側ドラム１１２は更に、内 側ドラム１１２と外側スリーブ1１４間に形成される混合室１３８内に伸びる複 数の混合片１３６を支持する。内側ドラム１１２の内部は、炎１２４の近くに位 置する燃焼ゾーン１２３と、この燃焼ゾーン１２３とドラム１１２の第１端１２ ６との間の乾燥ゾーン１２５との２つに機能的に分離される。 外側スリーブ１１４は、混合片１３６のための間隙を形成するため混合室１３ ８から十分に離間される。外側スリーブ１１４は、ＲＡＰの上方入口１４０と、 内側ドラム１１２の開口１３４に協同する未処理砕石入口１４２と、アスファル ト混合室出口１４４とを有する。外側スリーブ１１４は更に混合室１３８内に液 状アスファルトを注入するための好ましい手段（図示せず）を支持する。 再循環シリンサー２００は、バーナーの炎１２４の端部に形成された渦流を延 長し、強めるためのものであり、これにより混合室１３８からドラム１ １２内に流れる青煙を取り込み、炎１２４の基部に青煙を引き込み焼却せしめる 。シリンダー２００は十分な長さとし、その前端が渦流の形成される高圧及び低 圧ゾーン間の境界区域に達し、その後端が外側スリーブ１１４の入口１４２に十 分に接近し、青煙の大部分を取り込み得るようにする。また、シリンダー２００ は、シリンダー２００の外面と内側ドラム壁１１３間に形成される再循環室２０ ２を介して砕石と燃焼物が容易に通過できるよう内側ドラム１１２の壁１１３か ら十分な距離引き離すようにする。シリンダー２００を直径８フィートの回転ド ラム１１２内に配置する場合にはシリンダー２００の直径は約６フィート、長さ は少なくとも６フィートとする。 図２〜図５に示すシリンダー２００は、複数の金属支持リンク２０６によって ドラム内に固定した金属壁２０４と、その内壁に形成した耐熱ライナー２０８と により形成する。壁２０４は約３／８インチの厚さとし、ステンレススチール等 の強度のある耐熱性材料によって作る。耐熱ライナー２０８は、厚さ約４．５イ ンチとし、鋳造金属または燐接合プラスチックのような耐熱材料により形成する 。支持リンク２０６は、熱膨脹を考慮して内側ドラム１１２に相対的にシリンダ ー２００が移動し得るようこれを支持する。支持リンク２０６は、図３〜図５に 示すようにシリンダー２００の金属壁２０４に固定した第１のブラケット２１０ と、ドラム１１２の壁１１３に固定した第２のブラケット２１２と、ブラケット ２１０と２１２に枢支した一対のリンク２１４とにより構成する。 使用に際しては、未処理砕石を好ましいコンベア１４６を介して未処理砕石入 口１２８から傾斜した内側ドラム１１２内に入れ、傾斜した内側ドラム１１２を 通して下方に、バーナー１２２からの炎１２４の方向に移動する間に加熱、乾燥 せしめる。加熱、乾燥された砕石は、ドラム１１２の開口１３４及びスリーブ１ １４の入口１４２を介して混合室１３８内に落下する。同時に、ＲＡＰが好まし いコンベア１４８によって入口１４０から混合室１３８内に供給され、加熱、乾 燥された未処理砕石と混合片１３６によって混合 される。この時点で液状アスファルトを未処理砕石とＲＡＰに注入しアスファル ト舗装用混合物を形成する。アスファルトの混合物を混合片１３６によって混合 室出口１４４に運び、ドライヤードラムコーター１１０から放出せしめる。ドラ イヤードラムコーター１１０の操作の間に形成された燃焼生成物は出口１３０か ら排出し、その後の処理のためバグハウス等に向かって運ぶ。 加熱、乾燥未処理砕石をＲＡＰと液状アスファルトに混合したとき混合室１３ ８内に形成された青煙は、開口１３４を介して内側ドラム１１２内に引かれるよ うになる。この青煙の多くは内側ドラム１１２の壁１１３に沿って開口１３０か ら流出する。然しながら、シリンダー２００の存在によって渦流１５０によって 取り込まれ焼却される。特に、バーナーの炎１２４の端部と基部間の圧力差によ りドラム１１２内の燃焼生成物によって形成された渦流１５０は、再循環シリン ダー２００の存在によって引き延ばされ、シリンダー２００の周りを流れ、開口 １３４近くの青煙を取り込み図２の矢印１５２に示すようにバーナーの炎１２４ 内に引き込む。例えば、燃焼生成物の約１５％がシリンダー２００の周りに再循 環される。青煙の取り込み及び焼却によって炭化水素の放出が減少されるのみな らず、関連する遊離酸素が減少し、その結果、ＮＯ_xの形成が減少する。 以上再循環シリンダー２００と関連する室２０２を“二重バレル”向流型ドラ ムミキサーまたはドライヤードラムコーターと共に説明したが、かかるシリンダ ーは加熱、乾燥された未処理砕石をＲＡＰや他の材料に混合したとき青煙放出を 生ずることになる他のドライヤードラムコーターやドラムミキサーにも用い得る ことは勿論である。シリンダー２００の構成は種々変更可能である。この変形例 を以下説明する。 ３．第２実施例の構成及びその操作 図６〜図９に示すドラムミキサーまたはドライヤードラムコーター３１０ は、異なる再循環シリンダー４００を有する点を除いて図２〜図５に示すドライ ヤードラムコーターと同一の構成である。図６〜図９のドライヤードラムコータ ー３１０の各部は（再循環シリンダーを除いて）図２〜図５のドライヤードラム コーター１１０の各部と対応するため、同一部分には同一符号に２００を足した 符号で示す。ドライヤードラムコーター３１０は、燃焼及び乾燥ゾーン３２３と ３２５とを形成する内側ドラム３１２と、混合室３３８を形成する固定外側スリ ーブ３１４と、ドラム３１２の内部に炎３２４を供給するバーナー３２２とを有 する。ドライヤードラムコーター３１０のより詳細な説明は簡明ならしめるため 省略する。 図７〜図９におけるシリンダー４００は、図２〜図５のものと異なり金属壁の 代わりに複数のＴフライト４０２によって形成する。このＴフライトは、バーナ ーの炎からドラム壁をシールドし、バーナーの炎に直接流れる砕石を制限するた めドライヤードラムの燃焼ゾーンに共通に用いられる。このＴフライト４０２は ドラム壁３１３の内面全体から離間し、フライト４０２の長手方向に沿って互い に離間した柱４０４によって壁３１３上に固定する。特に図９に示すように各フ ライト４０２は外側に傾斜した先端縁部分４０８と、ドラム壁３１３に平行に延 びる中間部分４１０と、内側に傾斜した後端部分４１２とを有する。 Ｔフライト４０２は従来のものと異なり、十分に長い柱４０４によってドラム 壁３１３に接続し、フライト４０２とドラム壁３１３間に砕石と再循環燃焼生成 物の通路を形成せしめる。フライト４０２は従来のものに比べ、互いに半径方向 に、より接近して配置し実質的に接触するセグメントより成るシリンダー４００ を形成する。Ｔフライト４０２間に一定のスペースを設け、Ｔフライト４０２の 中間部分４１０に接続した後端部分４１６と、後端部分４１６から曲がって延び 、隣接するフライト４０２の後端部分４１２から例えば１／８インチ離間する先 端部分４１８とを有するブラケット４１４を設けることによって同一の効果を得 ることができる。このセグメントによる構 成によればフライト４０２は燃焼生成物の再循環のための膨脹可能な機能的通路 が形成される。 図６〜図７に示すドライヤードラムコーターの操作は図２〜図５のコーターと 同一である。即ち、加熱、乾燥した未処理砕石を混合室３３８内でＲＡＰ及びま たは液状アスファルトに混合したとき生ずる青煙は開口３３４を介してドライヤ ードラム３１２に引き込まれる。この青煙は次いでシリンダー４００の周りを流 れる燃焼生成物の渦流３５０によって取り込まれ、矢印３５２に示すようにバー ナーの炎内に引き込まれる。上記実施例においては、再循環燃焼生成物によって 青煙が取り込まれ、その結果、炭化水素が焼却されＶＯＣの形成が減少する。 本発明は記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の精神内で種々 変更できることは勿論である。かかる変更は以下請求の範囲の記載により明らか ならしめる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年９月２５日 【補正内容】 請求の範囲 １．Ａ．ドライヤードラムを設け、 Ｂ．上記ドラム内に軸方向に炎を導き、 Ｃ．上記炎の軸方向外端近くから上記炎を基部に向かって燃焼生成物を再循 環せしめ、 Ｄ．上記ドラムを通して未処理砕石を送り、上記炎によって加熱、乾燥せし め、 Ｅ．加熱、乾燥された未処理砕石を上記ドラムの砕石出口から、上記ドライ ヤードラムの外側に形成した混合室の砕石導入端内に放出し、 Ｆ．上記混合室内で上記加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製 品と混合し、 Ｇ．上記混合により生成された青煙を、上記混合室の上記砕石導入端から上 記ドライヤードラム内に引き込み、 Ｈ．上記混合室から引かれた上記青煙を上記再循環工程中に上記燃焼生成物 に取り込み、上記青煙を焼却せしめる、 ドライヤードラムコーターから放出される蒸気を減少せしめる方法。 ２．上記再循環工程が、再循環シリンダーと上記ドラムの内面間に上記燃焼生成 物を導く工程を含む請求項１記載の方法。 ３．上記青煙が上記燃焼生成物によって取り込まれた後に、上記シリンダーと炎 間に上記燃焼生成物をガイドする工程を更に含む請求項２記載の方法。 ４．上記他のアスファルト製品がＲＡＰと液状アスファルトの少なくとも１つを 含む請求項１記載の方法。 ５．Ａ．ドライヤードラム内のバーナー炎の少なくとも一部を取り巻き、少なく とも上記バーナー炎の長手方向に延びる再循環装置を形成し、上記バーナー炎の 軸方向端部近くに形成された渦流を引き延ばし、燃焼生成物を上記炎の基部に向 かって再循環せしめ、未処理砕石と他のアスファル ト製品と混合したとき生成される青煙を上記燃焼生成物が取り込み、 Ｂ．上記青煙を上記炎内に引き込む、 方法。 ６．上記引き延ばし工程が、上記ドラム内に配置した環状の再循環シリンダーを 通して燃焼生成物を引き込む工程を含む請求項５記載の方法。 ７．Ａ．第１及び第２の軸端を有し、未処理砕石を加熱、乾燥せしめる回転ドラ ムと、 Ｂ．上記第２の軸端から上記ドラム内に軸方向に炎を導くバーナーと、 Ｃ．加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合するための 混合室を区劃する手段と、 Ｄ．上記バーナー炎の少なくとも一部を取り巻くよう上記ドラム内に配置さ れ、上記バーナー炎の軸方向端部近くに形成された渦流を引き延ばし、燃焼生成 物を上記第１及び第２の軸端間から上記第２の軸端に再循環せしめ、上記混合に より生成された青煙の少なくとも一部を再循環燃焼生成物によって取り込み、焼 却する再循環装置と より成るドライヤードラムコーター。 ８．上記再循環装置が、上記ドラムの燃焼ゾーン内に位置する環状のシリンダー を有する請求項７記載のドライヤードラムコーター。 ９．上記シリンダーが、上記ドラム内にこれと共に回転するよう取り付けられて いる請求項８記載のドライヤードラムコーター。 10．上記シリンダーが、耐熱補強されたステンレススチールシリンダーである請 求項７記載のドライヤードラムコーター。 11．上記ドラム内に上記シリンダーを移動可能に取り付ける支持リンクを更に有 する請求項１０記載のドライヤードラムコーター。 12．上記ドラムが、上記第１の軸端近くの未処理砕石入口と、上記第２の軸端近 くの未処理砕石出口とを有する、上記混合室を区劃する手段が、上記混合室を区 劃するため上記ドラムの少なくとも一部を取り巻く装置を含む請求項 ７記載のドライヤードラムコーター。 13．上記装置が、固定スリーブを有する請求項１２記載のドライヤードラムコー ター。 14．上記混合室が、上記加熱、乾燥された未処理砕石を上記回転ドラムから放出 した後これを導入する導入端を有し、上記取り込まれた青煙を上記混合室の上記 砕石導入端から引き取る請求項７記載のドライヤードラムコーター。 15．Ａ．第１及び第２の軸端を有し、未処理砕石を加熱、乾燥せしめる回転ドラ ムと、 Ｂ．上記第２の軸端から上記ドラム内に軸方向に炎を導くバーナーと、 Ｃ．加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合するための 混合室を区劃する手段と、 Ｄ．上記ドラムの燃焼ゾーンに上記ドラムと共に回転可能に配置された再循 環シリンダーと、複数の互いに離間したＴフライトとを有する、上記ドラム内に 配置され、燃焼生成物を上記第１及び第２の軸端間から上記第２の軸端に再循環 せしめ、上記混合により生成された青煙の少なくとも一部を、再循環生成物によ って取り込み、焼却するための、上記ドラム内に配置された再循環装置と より成るドライヤードラムコーター。 16．上記シリンダーが、互いに隣接するＴフライト間に形成されたギャップにま たがる折り曲げ板を更に有する請求項１０記載のドライヤードラムコーター。 【手続補正書】 【提出日】１９９６年９月９日 【補正内容】 請求の範囲 １．Ａ．第１及び第２の軸端を有し、未処理砕石を加熱、乾燥せしめる回転ドラ ムと、 Ｂ．上記第２の軸端から上記ドラム内に軸方向に炎を導くバーナーと、 Ｃ．加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合するための 混合室を区劃する手段と、 Ｄ．上記バーナー炎の少なくとも一部を取り巻くよう上記ドラム内に配置さ れ、上記バーナー炎の軸方向端部近くに形成された渦流を引き延ばし、燃焼生成 物を上記第１及び第２の軸端間から上記第２の軸端に再循環せしめ、上記混合に より生成された青煙の少なくとも一部を再循環燃焼生成物によって取り込み、焼 却する再循環装置と より成るドライヤードラムコーター。 ２．上記再循環装置が、上記ドラムの燃焼ゾーン内に位置する環状のシリンダー を有する請求項１記載のドライヤードラムコーター。 ３．上記シリンダーが、上記ドラム内にこれと共に回転するよう取り付けられて いる請求項２記載のドライヤードラムコーター。 ４．上記シリンダーが、耐熱補強されたステンレススチールシリンダーである請 求項１記載のドライヤードラムコーター。 ５．上記ドラム内に上記シリンダーを移動可能に取り付ける支持リンクを更に有 する請求項４記載のドライヤードラムコーター。 ６．上記ドラムが、上記第１の軸端近くの未処理砕石入口と、上記第２の軸端近 くの未処理砕石出口とを有する、上記混合室を区劃する手段が、上記 混合室を区劃するため上記ドラムの少なくとも一部を取り巻く装置を含む請求項 １記載のドライヤードラムコーター。 ７．上記装置が、固定スリーブを有する請求項６記載のドライヤードラムコータ ー。 ８．上記混合室が、上記加熱、乾燥された未処理砕石を上記回転ドラムから放出 した後これを導入する導入端を有し、上記取り込まれた青煙を上記混合室の上記 砕石導入端から引き込まれる請求項１記載のドライヤードラムコーター。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．Ａ．ドライヤードラムを設け、 Ｂ．上記ドラム内に軸方向に炎を導き、 Ｃ．上記炎の軸方向外端近くから上記炎を基部に向かって燃焼生成物を再循 環せしめ、 Ｄ．上記ドラムを通して未処理砕石を送り、上記炎によって加熱、乾燥せし め、 Ｅ．上記加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合し、 Ｆ．上記混合により生成された青煙を、上記再循環工程中に上記燃焼生成物 に取り込み、上記青煙を焼却せしめる、 ドライヤードラムコーターから放出される蒸気を減少せしめる方法。 ２．上記再循環工程が、再循環シリンダーと上記ドラムの内面間に上記燃焼生成 物を導く工程を含む請求項１記載の方法。 ３．上記青煙が上記燃焼生成物によって取り込まれた後に、上記シリンダーと炎 間に上記燃焼生成物をガイドする工程を更に含む請求項２記載の方法。 ４．上記混合工程が、上記ドラムを囲む混合室内で上記他のアスファルト製品と 上記加熱、乾燥された未処理砕石とを混合する工程を含む請求項１記載の方法。 ５．上記他のアスファルト製品がＲＡＰと液状アスファルトの少なくとも１つを 含む請求項４記載の方法。 ６．ドライヤードラム内のバーナー炎の軸方向端近くに形成された渦流を引き延 ばして燃焼生成物を上記炎の基部に向かって再循環せしめ、未処理砕石を他のア スファルト製品に混合したとき生ずる青煙を上記燃焼生成物によって取り込み、 上記青煙を上記炎内に引き込む方法。 ７．上記引き延ばし工程が、上記ドラム内に配置した環状の再循環シリンダーを 通して燃焼生成物を引き込む工程を含む請求項６記載の方法。 ８．Ａ．第１及び第２の軸端を有し、未処理砕石を加熱、乾燥せしめる回転ドラ ムと、 Ｂ．上記第２の軸端から上記ドラム内に軸方向に炎を導くバーナーと、 Ｃ．加熱、乾燥された未処理砕石を他のアスファルト製品と混合するための 混合室を区劃する手段と、 Ｄ．燃焼生成物を上記第１及び第２の軸端間から上記第２の軸端に再循環せ しめ、上記混合により生成された青煙の少なくとも一部を再循環燃焼生成物によ って取り込み、焼却するため上記ドラム内に設けた再循環装置と より成るドライヤードラムコーター。 ９．上記再循環装置が、上記ドラムの燃焼ゾーン内に位置する環状のシリンダー を有する請求項８記載のドライヤードラムコーター。 10．上記シリンダーが、上記ドラム内にこれと共に回転するよう取り付けられて いる請求項９記載のドライヤードラムコーター。 11．上記シリンダーが、耐熱補強されたステンレススチールシリンダーである請 求項９記載のドライヤードラムコーター。 12．上記ドラム内に上記シリンダーを移動可能に取り付ける支持リンクを更に有 する請求項１１記載のドライヤードラムコーター。 13．上記シリンダーが互いに離間された複数のＴフライトより成る請求項１０記 載のドライヤードラムコーター。 14．上記シリンダーが、互いに隣接するＴフライト間に形成されたギャップにま たがる折り曲げ板を更に有する請求項１３記載のドライヤードラムコータ。 15．上記ドラムが、上記第１の軸端近くの未処理砕石入口と、上記第２の軸端近 くの未処理砕石出口とを有する、上記混合室を区劃する手段が、上記混合室を区 劃するため上記ドラムの少なくとも一部を取り巻く装置を含む請求項８記載のド ライヤードラムコーター。 16．上記装置が、固定スリーブを有する請求項１５記載のドライヤードラムコー ター。