JPH09506592A - 生物学的殺虫剤として使用するための昆虫病原性真菌類の組成物 - Google Patents

生物学的殺虫剤として使用するための昆虫病原性真菌類の組成物

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JPH09506592A
JPH09506592A JP7512004A JP51200495A JPH09506592A JP H09506592 A JPH09506592 A JP H09506592A JP 7512004 A JP7512004 A JP 7512004A JP 51200495 A JP51200495 A JP 51200495A JP H09506592 A JPH09506592 A JP H09506592A
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ブラツドリー,クリフオード・エイ
ブリツトン,ジエイムズ・エイチ
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マイコテク・コーポレーシヨン
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    • A01N63/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing microorganisms, viruses, microbial fungi, animals or substances produced by, or obtained from, microorganisms, viruses, microbial fungi or animals, e.g. enzymes or fermentates
    • A01N63/30Microbial fungi; Substances produced thereby or obtained therefrom

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Abstract

(57)【要約】 昆虫病原性真菌の分生子およびキャリアーを含む昆虫病原性組成物が記載されている。キャリアーには、油、乳剤および懸濁液がある。上記の組成物を使用して直翅類のような昆虫を殺す方法も記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 生物学的殺虫剤として使用するための昆虫病原性真菌類の組成物関連出願 本出願は、本出願と同日に出願された“大麦を含む固体培養基質”および“直 翅類族の昆虫に対する細菌殺虫剤”という発明の名称の出願に関連し、これら各 々の内容は引用により本明細書に編入される。発明の背景 昆虫病原性真菌すなわち昆虫に病原性の真菌は、農業分野において広範な散布 に適する新しい種類の生物学的殺虫剤となる可能性を有する。真菌の作用様式は 昆虫のクチクラを浸透し、摂取を通して作用する細菌性、ウイルス性または原生 動物の病原菌によっては効果的に制御することができない広範囲の昆虫害虫に対 して真菌を有効なものにする。 昆虫の病原性は、ベアウベリア属(Beauveria)、メタルヒジウム属(Metarhiziu m )、ノムラエア属(Nomuraea)、ベルチシリウム属(Verticilium)、アシェルソニ ア属(Aschersonia)、ヒルステーラ属(Hirsutella)およびパエシロミセス(Paecil omyces )属を含む、広範囲の真菌で発生する。これらの真菌に共通の特性は、そ れらすべてが分生子を生じ、分生子は微生物の感染性状態であり、そしてすべて がインビトロで分生子を生産することが示された。 研究者達は、昆虫病原性真菌の分生子が生存したままの状態にある組成物を明 らかにすることを試みてきた。Daoustら(J.Invert.Path.41:151-160(1983))はメ タルヒジウム アニソプリア(Metarhizium anisopliae)分生子の生存能力に対し て、組成物の効果を検討した。彼らの実験では、鉱物油、タラ肝油、および12種 類の植物油を含む14種の油を試験した。 Daoustらは、14種の油が保存2カ月後の分生子の生存能力に対して、高度に有害 であったことを教示している。彼らはまた、有機酸および水が分生子にとって致 命的であったことを教示している。別の文献ではPriorらが、ココナッツ油、水 および0.01%Tween-80中のベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の分 生子の懸濁液が、ココアのゾウムシ害虫、パントリフィテス プルタス(Pantorhy tes plutus)に対して感染性であったことを見いだした。さらに、この懸濁液は 冷蔵庫で40日間保存することができると開示している。 一般的に、植物油が昆虫病原性真菌のためのキャリアーとして使用されてきた 。しかし、植物油は使用期限が長くなく、そして噴霧特性も良くない。 ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)および他の昆虫病原性真菌種 の分生子は、疎水性が強く、水中に懸濁することが難しい。真菌の多くの応用に は水、界面活性剤懸濁液、または懸濁を補助するために選択した粘土または乾燥 粉末を利用する湿潤粉末を使用する。しかし、水懸濁液中では分生子はわずか24 時間後には出芽し、そしてその感染性を失うことがある。発明の要約 微生物学的殺虫剤として真菌昆虫病原体を工業的に使用するには、真菌の分生 子が保存および輸送中に生存し、かつ感染性を保ち、そして真菌の分生子が生存 状態で標的とするこの昆虫に効果的に送達されることが必要である。また真菌の 分生子が経済的に保存、かつ輸送され、そして様々な施用装置を用い、広範囲の 条件で効果的に適用されることも重要である。 本発明はキャリアー中に懸濁された昆虫病原性真菌の分生子を含む、昆虫病原 性組成物を提供する。キャリアーには油、乳剤および懸濁液を含む。真菌−油懸 濁液は水で乳化されることができ、そして他の添加剤を含むことができる。真菌 −油懸濁液および真菌−油懸濁液から調製された組成物は、乾燥分生子調製物ま たは懸濁水と比較して、使用期限および温度安定性が増加し、紫外線照射からの 分生子の保護の増大、ならびに水に懸濁した分生子よりも高い感染性という利点 を有する。また、本発明の組成物を使用して昆虫を殺す方法も提供する。図面の簡単な説明 図1Aおよび図1Bは、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の油 および粘土/水組成物を含む、オエダレウス セネガレンシス(Oedaleus senegal ensis )の若虫に対するバイオアッセイの致死率の結果を表すグラフである。 図2は、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の適用前に、処置し た、および未処置調査区における、直翅類の組成を表す棒グラフである。 図3は、すでにベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)で処理した実 地試験調査区から回収した6種の直翅類の致死率の結果を示す棒グラフである。 図4は、BbGHA1991で空中処理し、そしてカゴを自然な放牧地に置いた場合の 直翅類の致死率の結果を示す棒グラフである。 図5は、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)を適用した後のリン グ計数から決定した直翅類の群の変化を表すグラフである。 図6は、BbGHA1991、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana) および対照での実地適用試験の後の直翅類の群の密度減少を表すグラフである。 図7は、BbGHA1991および対照を土地から適用した場所で、試験処置1時間後 に回収した直翅類の累積的致死率を表すグラフである。発明の詳細な説明 本発明は、昆虫病原性真菌の分生子およびキャリアー油を含む、昆虫病原性組 成物を提供する。小容量のこの組成物を広い面積にわたって散布することができ 、あるいは高容量の適用のための水乳剤をこの油組成物から調製することができ る。 “昆虫病原性組成物”という言葉は、昆虫病原性真菌の分生子およびキャリア ーの混合物を包含することを意図する。キャリアーは、真菌の目的とする機能に 悪影響を及ぼすことなく、真菌を適切に調剤することができる物質である。本発 明のキャリアーは、油、乳剤および懸濁液を包含する。 “分生子”という用語は、技術的に認識されており、そして真菌に特徴的な無 性胞子を包含することを意図する。真菌の分生子は計数することができ、そして 例えば生存能およびLD50について、真菌の測定単位として使用することができる 。 “昆虫病原性真菌”という言葉は、昆虫を殺すことができる真菌を意味する。 そのような真菌は微生物学的殺虫剤と考えられる。昆虫病原性真菌には、昆虫に 対して毒力を示すことができる特性を有するヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真 菌種の株または単離物を包含する。これらの特性には、安定な感染性分生子の形 成が包含される。効果的な昆虫病原性真菌は、標的昆虫に対して致命的であるが 、非標的昆虫に対して害 が少ないことが好ましい。また、昆虫病原性真菌は好ましくは接触するかもしれ ない草木または動物に対して毒力を示さないものである。 “非−植物毒性的”という用語は、昆虫制御に使用される適用率で、または標 的昆虫を殺すために必要な分生子レベルで、植物の生長に対して有意に抑制的で はなく、または植物に対して有意に毒性を示さない物質を包含することを意図す る。園芸用油のような非−植物毒性的物質は、その物質が接触するいかなる草木 にも悪影響を及ぼすことはない。非−植物毒性的物質は、Sunspray(商標)6Nおよ びSunspray(商標)6Eのような園芸用油、ならびにSunspray(商標)7EおよびSunspr ay(商標)7Nのような農業用油を含む。 “油”という用語は、技術的に認識されており、そして常温で油性の粘性液体 である物質を含むことを意図する。油は石油から、または植物から誘導できる。 油は、Sunspray(商標)6N、Sunspray(商標)6EまたはSunspray(商標)7Eのようなパ ラフィン系軽油ならびに他の石油−基本油、ならびにトウモロコシ、綿実、大豆 、パームまたはココナッツ、菜種およびヒマワリ種子に由来するような植物油を 包含する。さらに、分生子は日光、特に紫外線にさらされると死んでしまう。油 は好ましくは、昆虫病原性真菌の分生子を有害な紫外線照射から保護できるもの を包含する。日光の害から分生子を保護する組成物は、噴霧した後の土地中の分 生子の持続性を有利に上昇させる。また分生子は、高温にさらされると死ぬ。油 は分生子に悪影響を及ぼさない、または好ましくは分生子の安定性を増大させる ようなものを包含する。 “石油−基本油”とは、パラフィン系軽油を含む石油から誘導される油を包含 する。石油−基本油は、典型的には404-435°Fの範囲の蒸留中 点値を有する。さらにパラフィン系軽油は、少なくとも90の非スルホン化残基を 有し、そして64741-89-5のCAS番号を有することができる。パラフィン系軽油に は、Sunspray(商標)6N、Sunspray(商標)6EおよびSunspray(商標)7Eを含む。石油 を基本とした油は、真菌に由来する分生子の生存能力および/または有害性に悪 影響を及ぼさないものを含む。本発明の目的のための石油を基本とした油は、真 菌に由来する分生子の生存能力および/または毒力に悪影響を及ぼす鉱物油を含 むことは意図していない。 “真菌”という言葉は技術的に認識されている。本発明の真菌は昆虫病原性で あるか、または商業的に有用なアミラーゼおよび/またはリグニナーゼのような 酵素を生産することができる。真菌の例としては、ドーテロミコチナ亜門(Deute romycotina )(またはドーテロミセテス(Deuteromycetes))の真菌、およびヒポミ セテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含む。一般的に、ヒポミセテス綱(Hyphomycete s )の真菌が分生子を生産できる。昆虫病原性の真菌類の属の例には、ベアウベリ ア属(Beauveria)、メタルヒジウム属(Metarhizium)、パエシロミセス属(Paecilo mycis )、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、アスペルギルス属(Aspergillus) 、クリシノニセス属(Culicinonyces)、ノムラエア属(Nomuraea)、ソロスポレー ラ属(Sorosporella)、ベルチシリウム属(Verticillium)およびヒルステーア属(H irsutella )がある。昆虫病原性ではない真菌類の属の例には、トリコダーマ属(T richoderma )およびアルタナリア属(Alternaria)がある。真菌類の種の例にはベ アウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、メタルヒジウム フラボビリデ(M etarhizium flavoviride)、メタルヒジウム アニソプリア(Metarhizium anisopl iae )、 パエシロミセス フムソロセウス(Paecilomyces fumusoroseus)、パエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces farinosus)、ノムラエア リレイ(Nomuraea rileyi i )、アスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス アワモリ(As pergillus awamori)、トリコダーマ リリデ(Trichoderma riride)およびトリコ ダーマ ハルジアニウム(Trichoderma harzianium)がある。真菌はこれらの株、 または昆虫に対して毒力を示す特性を有する真菌種の単離物を含む。これらの特 性には、安定な感染性の分生子の形成を含む。 本発明は、昆虫病原性真菌の分生子および乳剤を含む、昆虫病原性組成物も提 供する。“乳剤”という用語は、昆虫病原性真菌の分生子を懸濁することができ る、完全には可溶性ではない2つの液体の混合物を含むことを意図する。乳剤に は油および水の混合物を含む。油および水乳剤中で、油は疎水性の分生子を懸濁 させることを補助し、そして真菌の高容量の分散剤を可能にする。水の懸濁液で は、典型的には昆虫病原性真菌の分生子は出芽し、そして24時間以内に非感染性 となる。しかし、乳剤中の油が分生子を囲み、数日間出芽を遅らせ、これにより 適用前の数日間、水を添加した後にも保存が可能となる。 本発明はさらに、昆虫病原性真菌の分生子および非−植物毒性懸濁液を含む昆 虫病原性組成物、ならびに昆虫病原性真菌の分生子、非−植物毒性懸濁液および 石油ゼリーを含む昆虫病原性組成物を提供する。また、油または油水乳剤と、展 着剤、粘着剤、または分生子の懸濁または分散を補助し、あるいは紫外線保護の 増強を目的として使用される他の添加剤との混合物を含む。 ”懸濁液”という用語は、粒子状態で流体と混合されるが、非溶解状 態を保っている固体物質を含むことを意図する。懸濁液には、粘土または珪藻土 が水または油/水乳剤中に懸濁しているものを含む。粘土/水懸濁液または粘土 /水/油乳剤では、より高い分散性および長い使用期限のために、粘土は疎水性 分生子が水中に懸濁している状態を補助する。 “粘土”という用語は、技術的に認識されており、湿潤状態で可塑性であり、 真菌の分生子懸濁液中でキャリアーとして作用できる天然の土壌物質を含むこと を意図する。乳化性懸濁液では、粘土は油と水との乳剤を安定化することができ 、非撹拌噴霧装置であっても液体を乳化状態にすることができる。必要な粘土の 量は、加える水の最終的な容量に依存し、そして日常的な実験から定めることが できる。本発明の範囲の粘土の例には、アタパルジャイト粘土、カオリンまよび ベントナイトがある。 “石油ゼリー”という言葉は技術的に認識されており、そして石油から得られ るゼラチン様の塊を含むことを意図する。石油ゼリーには、鉱物油と石油潤滑油 の残存型から結晶化されたワックスとの滑らかな、半固体のブレンドを含む。石 油ゼリーは、分生子/油懸濁液、およびより均一で密度が高い乳剤の小滴を作成 することができる。石油ゼリーの添加は、空中施用におけるスプレードリフトを 減少させ、真菌分生子を紫外線照射からさらに保護する。また石油ゼリーは粘性 を増大させ、そして例えば保存中に分生子を懸濁状態に維持する役割を果たす。 一般的に昆虫病原性真菌の分生子は疎水性である。油、乳剤および油中の粘土 、または油/水乳剤中の粘土の懸濁液は、送達を大変容易にするために液体状態 中で懸濁された分生子を保つことができる。このような組成物の利点は、送達が 容易であること、温度安定性および使用期限 の長さである。分生子が油中に懸濁されている時、大変低容量の油が必要なだけ である。分生子は油中に均一に分散し、小容量の適用において均一に分散する。 水の懸濁液は同様に低容量で適用できるが、分生子は均一に分散しないだろう。 さらに、分生子は油中に懸濁されている時、高温暴露の条件下でより安定である 。選択されるキャリアー油はパラフィン系軽油である。また水中の分生子懸濁液 は、一般的に数日内で使用しなければならない。しかし、油中の分生子の懸濁液 はより長期の使用期限を有し、例えばそれは数日というよりは数カ月である。 ”小容量”という言葉は、昆虫病原性真菌の分生子を懸濁するために当業者が 小容量であると認識するような容量を含むことを意図する。小容量には、昆虫病 原性真菌の分生子を懸濁するのに必要、または十分な液体量を含む。また小容量 とは、分生子を懸濁するために必要なキャリアー油のような、最小量の液体を含 む。さらに、空中適用のような超低容量適用に使用する組成物の容量を含む。小 容量および適用の例は、以下の実施例に記載する。 “高容量”という言葉は、昆虫病原性真菌の分生子を懸濁するために、当業者 が高容量であると認識するような容量を含むことを意図する。高容量には、乳剤 を形成するために加えた水中に分生子を懸濁するのに必要な油量を含む。分生子 懸濁液の高容量は、トラクター牽引噴霧装置のようなグランド用装置を使用して 、影響を受けた土地に分生子を適用するために使用できる。典型的には、グラン ド用装置は飛行機よりもはるかに遅い速度で土地を移動し、そして単位面積あた りに正しい量の分生子が適用されていることを確実にするために高容量が必要で ある。高容量および適用の例は、以下の実施例に記載する。 “散布することができる”という言葉は、1つの領域にわたって均一に、また は不均一に適用できる能力を含むことを意図する。この言葉には、土地により、 または空気により1つの地理学的地域にわたって均一に、または不均一に分散さ れることができる油または乳剤のような物質を含む。 ”広い領域”という言葉は、当業者が広い領域であると認識する空間または表 面の広がりを含むことを意図する。広い領域には、昆虫が存在する土地の一塊ま たは一部を含む。 “昆虫病原性組成物がノズルを通って噴霧できる粘性”という言葉は、液体が 押されてノズルを通り霧を形成できるような、液流を起こす力に耐える能力をも つ液体を含むことを意図する。粘性は開口を通るように押された時、ノズルを詰 まらせるほど高いものではない。 ”ノズル”という用語は、物質が通る噴気孔または末端放出口を含むことを意 図する。ノズルは液体が霧になるようにする噴気孔を含む。ノズルは効果的な適 用のために、飛行機噴霧ブームまたはグランド用噴霧器に使用され、最終的に昆 虫病原性組成物の流れを噴霧に分割できる。 次に本発明は、前述の組成物を使用して昆虫を殺す方法を提供する。この組成 物は、土地または空気により影響を受けている地理学的地域に適用することがで きる。 “影響を受けている地理学的地域”という言葉は、昆虫が住んでいる土地の一 塊、または一部を含むことを意図する。影響を受けている地理学的地域には、草 木または作物に被害を生じる多数の昆虫数を含む地域を含む。 “施用する”と言う用語は、昆虫病原性真菌の分生子を、内的にまた は外的に昆虫と接触させる方法を含むことを意図し、例えば昆虫に直接接触する 小滴により、または昆虫が葉を移動する時に分生子に接触することになる昆虫体 による。施用には局所的適用として、昆虫病原性真菌の分生子を昆虫に直接適用 することを含む。または施用は、影響を受けている地理学的地域に液体状態の分 生子を噴霧することを含む。懸濁された分生子は低空飛行機からのような空気か ら、またはタンク噴霧器を使用する個別の土地から、影響を受けている地理学的 地域に噴霧することができる。適用にはまた、草木または土壌への噴霧、ならび に続いて噴霧した草木または土壌上での昆虫と分生子との間の接触も含む。 “昆虫”という用語は技術的に認識されている。昆虫の例にはバッタ、ワタリ バッタ、コナジラミ、マイマイガ、コロラド ジャガイモハムシ、アワノメイガ 、シトラス ルート ゾウムシ(citrus root weevil)、ハムシモドキの幼虫およ びアザミウマを含む。 以下に発明を、次の非限定的実施例によりさらに説明する。すべての引用した 同時係属出願、発効された特許および公開された文献は引用により、本明細書に 編入される。 実施例実施例1: ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)分生子の調製 ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)BbGHA1991株の分生子の調製 は、1.5kgまたは3kg乾燥重量の培養基質を使用して、一連の固体培養で以下のよ うに作成した: 株は、4℃で保存した生存分生子を含有する乾燥研究用固体培養物として維持 した。以下に記載する成分のブロス培地に、この維持培養から の分生子を接種し、25℃で3から6時間、回転式震盪水浴中でインキューベーショ ンした。ブロス培地は多数の単細胞出芽胞子を生成した。典型的なブロス培養物 は1mlあたり1×108を越える出芽胞子を含んだ。より大量の培養には、100mlの ブロス培養物を2800mlのフラスコ中の1.5リットルのブロスに移し、約500cc/分 で空気流を散布しながら25℃でインキューベーションした。 接種培地 グルコース 40g/l KNO3 10g/l KH2PO4 5g/l MgSO4 1g/l CaCl2 0.05g/l 酵母エキス 2g/l 固体培養基質を、等重量部の乾燥大麦フレークと上記と同じ接種培地(グルコ ースを除く)とを混合することにより調製した。湿潤大麦は、ポリプロピレン製 の袋中で20分から1時間(容量に応じて)、121℃で15psiでオートクレーブ処理し 、冷却し、そしてブロス培養物を基質の袋に直接移すことにより接種し、そして これを外部から手で混合した。一般的に1.5kgの乾燥重量の大麦フレークを1500m lの栄養液と混合し、そして1つの袋の中でオートクレーブ処理し、冷却し、そし て300mlのブロス培養物を接種した。接種した固体基質を、オートクレーブ滅菌 したポリカーボン製の箱(27cm×48cm×15cm:スクリーンの底および空気の出入 口用のコネクターが付いている)に移した。基質はスクリーン上に約8から10 センチメートルの深さの床を形成した。いくつかの培養では、3k gの乾燥重量のフレークを処理し、そして直径18"×深さ24"の丸型ステンレス製 容器(スクリーンが付いている)中でインキューベーションした。培養床は約20か ら30cmの深さであった。培養物を20−30℃で10日間、約0.5から20リットル/分の 空気流でインキューベーションした。空気流は培養温度を維持するために変化し た。インキューベーションの8から12日後、培養物を、スクリーンおよびファン を装備して成る乾燥機中に移した。培養物をスクリーン上に広げ、最終湿潤含量 が10%未満になるように、20−25℃の乾燥空気流で乾燥した。 乾燥した培養物は、切断歯を取り除いたウィリーミル(Wiley mill)を通して 圧縮した。これにより残存する大麦フレークの大きさを有意に減少させることな く、乾燥大麦フレークから、乱流、および粒子対粒子の摩擦により分生子を取り 出した。カバーを付けた被覆バイブレーティングメッシュ(vibrating mesh:米 国標準)スクリーンにミルを降ろした。スクリーンを通った物質の重量を測定し 、そして生存している分生子の濃度を以下に記載の方法によりアッセイした: 0.1gの分生子調製物を、9.9ml中で重量を測る Potter-Elvejhem ホモジナイザーチューブ中の0.1%Tween 80溶液 分生子懸濁液を2分間均質化し、そして適当に希釈した(一般的に、最終希 釈で特定または推定の1×106から1×107の分生子/ml)。分生子濃度はヘモサイ トメーター(Neubauer-LevyまたはPetroff-Hauser Chamberまたは同等物)を使用 して、400×倍率の顕微鏡計数により測定した。生存能力は希釈した分生子懸濁 液の小滴をSabaroudのデキストロース アガー 酵母エキス(SDAY、デフコ:Dif co)プレート上に置いて測定した。 小滴を滅菌顕微鏡カバースリップでカバーし、そしてプレートを16-20時間、25 ℃でインキューベーションした。プレートを400×で検査し、そして出芽した、 および出芽していない分生子の各々を計数した。分生子が膨張すると、または分 生子から菌糸が出現すると、出芽とみなした。分生子懸濁液の二重の試料を作成 した。各々の試料について、少なくとも100個の全分生子を、顕微鏡の少なくと も3つの視野で計数した。 1.5kgまたは3kgの乾燥重量のいずれかを含有する56の別個の培養物を、21/2月 間に7組作成した。分生子濃度、回収された乾燥分生子粉末の全重量、および最 終粉末中の分生子濃度は、各々の培養物について、および別個の培養物からの分 生子をブレンドすることにより作成した分生子粉末の最終プールについて測定し た。全基質消費量は91kg、回収した分生子粉末の全重量は6823kg、回収された全 分生子は5.17×1014、そして最終の分生子粉末プールは1グラムあたり7.7×101 0 の分生子であった。実施例2 :超低容量適用のための濃縮油組成物の調製 実施例1のように調製したベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)分 生子の粉末を、ペンシルバニア州、フィラデルフィアのサンオイルカンパニー(S un Oil Company)から得た1リットルのSunspray(商標)7N農業用油(CAS#64741-8 9-5)あたり180gの割合で懸濁した。Sunspray(商標)7N油は蒸留中点値が404-435 °Fであり、90の非スルホン化残基を有する。最終的な調製物はリットルあたり1 .25×1013個の分生子を含んでいた。実施例3 :超低容量適用のための濃縮油組成物の調製 実施例1に従い調製したベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassi ana )分生子の粉末を、1リットルのSunspray(商標)6N園芸用油(CAS#64741-89-8 5)あたり75gの割合で懸濁した。Sunspray(商標)6N油は蒸留中点値が404-424°F であり、90の非スルホン化残基を有する。最終的な調製物はリットルあたり5×1 012個の分生子を含んでいた。実施例4: 乳化性油濃縮組成物の調製 実施例2および3のように、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana) 分生子の粉末を、Sunspray(商標)油中に懸濁した(しかしSunspray(商標)7Eおよ びSunspray(商標)6E油と言う乳化性油を使用した)。 実施例5:直翅類に対する噴霧塔試験における濃縮油組成物の比較 Sunspray(商標)7Nおよび6E油中の組成物を、実施例2および4に記載されてい るように調製した。各々の組成物用の分生子粉末は、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)BbGHA1991の同じ生産ロットのものであった。各組成物の最 終的な分生子濃度は、1mlあたり2.6×109であった。 直翅類を感染させる各組成物の効力は、アリゾナ州、フィネックスのUSDA APH IS方法開発センターで、噴霧塔システムを使用する試験で評価した。 計測した容量の組成物を、直径14"の標的領域上の高さ1.8mにセットした空気 ブラシの空気流に注入することにより、組成物を噴霧した。注入容量は0.09mlで あり、そして1エーカーあたり3,785ml(1ガロン)中に1×1013の分生子の適用率 に等しくなるように算出した。 各々の組成物を第3および第4令のメラノプラス サングイニピース(Melanopl us sanguinipies)に噴霧した。各々の組成物について、10の別個の重複した5組 の直翅類(1つの組成物に対して50匹の直翅類)を、 噴霧した。50匹の直翅類から成る未処理対照群は、噴霧されないことを除いて試 験直翅類として取り扱った。50匹の直翅類から成る群の“処理対照”群は、分生 子を含まない組成物油を噴霧された。直翅類を個別にスクリーキャップを付けた 4オンスカップ中に維持し、毎日ローマインレタス(romaine lettuce)およびオ ート麦穀物を給餌した。部屋の条件を26-33℃、25-42%rh、14時間の光照射およ び10時間の暗室期間に維持した。表1は処理および対照群の12日間にわたる致死 率を表す。 実施例6:油組成物中のBbGHA1991の保存安定性 実施例1の方法による一連のベンチスケールカルチャーで生成した分生子粉末 をプールした。粉末中の分生子は99%生存していた。分生子粉末を、20ガロンの Sunspray(商標)6Eと混合し、米国農務省が保有し、そして操作する噴霧飛行機に 搭載した。噴霧の第一日目に、飛行機は試験地点を約30分間旋回した。風のあお りが大変高くて噴霧できず、飛行機は飛行場に引き返した。飛行場に戻った時、 油懸濁液の温度は医療用 温度計で測定して約105°Fであった。懸濁液を飛行機からバケツに入れて、一晩 約4℃で保存した。翌朝、懸濁液を飛行機に再度搭載し、そして試験調査区に一 部噴霧した。未使用の懸濁液をバケツに入れた。バケツを冷室温で11カ月保存 した。この時点で、試料を採取し、そして分生子の生存をアッセイした。高温に さらした実地試験に使用し、そしておよそ11カ月の保存した後の生存率は90% より高かった。実施例7: Sunspray(商標)園芸用油6Nおよび6E中、40℃でのベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の保存安定性 実施例1の方法により調製したベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)B bGHA1991株の分生子を、Sunspray(商標)6Eおよび6N油に懸濁した。最終濃度はml あたり3.5×109の分生子であった。ネジ式カップ試験管中の分生子懸濁液を、40 ℃に設定した恒温槽に置いた。未配合乾燥分生子粉末もネジ式カップ試験管中で 、40℃の同じ恒温槽に置いた。選択した時間間隔で、試験管から試料を採取し、 実施例1に記載された方法に従い、分生子生存率をアッセイした。結果を表2に 表す。Sunspray(商標)6Eおよび6N油に配合された分生子は、40℃で18日間の保存 を通じて80%の生存率を維持した。 実施例8:Sunspray(商標)農業用油7E中、様々な温度でのベアウベリア バッ シアナ(Beauveria bassiana)の保存安定性 ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の3株の分生子粉末を、実施 例1に記載した方法に従い調製した。株はBbGHA1991、RS252(もとはベアウベリ ア研究に通常使用されるコロラドジャガイモハムシから単離された)、およびマ イマイガから単離されたGMB6と命名されているマイコテック(Mycotech)株であっ た。RS252株は、ニューヨーク、イサカの昆虫病原性真菌のUSDA ARSコレクショ ンから得た。 各株からの分生子の粉末を10mlのSunspray(商標)7E油あたり0.5gで、別個の一 連のネジ式カップ容器中に懸濁した。乾燥分生子粉末の試料も容器中に入れた。 容器を暗いインキューベーター中に、25°、32°および42℃で置いた。容器を時 間間隔をおいて採取し、そして分生子の生存率を実施例1に記載した方法により 測定した。結果を表3に示す。 実施例9:乳化性懸濁液(ES)組成物の調製 実施例1に従い調製した分生子粉末を、ESを調製するために使用した。ES の目的は、油の量を最少にし、そして水を希釈剤として使用して高容量の適用を 可能にすることであった。ESを以下の比で混合した: 1×1013の分生子を含む分生子粉末量を、400mlのSunspray(商標)6Eに懸濁し、 ESを生成した。適用の前、最終容量が2リットルの320gのアタパルジャイト粘 土(Attaclay RVM、イングレハード社:Englehard Company、イセリン、ニュージ ャージー州)および水を加え、そして混合した。混合物は安定な乳剤を形成し、 その中に分生子が水乳剤の油小滴中に含まれている。Attaclayは乳剤を安定化す るのに役立つ。所望する最終容量に達するために、油、水および粘土の量を変え て加えることができる。以下に示すような乳化濃縮物を形成するために、一定範 囲の最終容量比の粘土、油および水を混合することができる。これらの比はES の基本的概念を説明している。粘土および水の添加量が変化した、広範囲の最終 容量が可能である。 1エーカーあたりの1ガロンの比 1×1013(120-150g)に等しくする ための分生子粉末 9.31/h 350g粘土 または 1000ml油 1ga/ha 水で3,785ml(1ガロン)とする 201/ha 比 2.5×1013分生子に等しくするための 分生子粉末 460g粘土 5リットル油 水で20リットルとする実施例10 :乳化性懸濁液(ES)組成物中の分生子の安定性 水と混合した分生子は、典型的には24時間以内に出芽する。その結果、水の懸 濁液は混合直後に使用されなければならない。実施例9に記載したES組成物で は、分生子は水の添加後数日は出芽しない。これにより最終容量に希釈したした 組成物を数日間にわたって使用できるようになる。 分生子粉末をESとして、実施例9に記載したように、1.5gの分生子粉末を10 mlのSunspray(商標)6E油、3.5gのAttaclay RVMおよび25mlの水で配合した。この 混合物を室温で保存し、そして試料を位相差顕微鏡で400×で毎日観察した。10 日後、分生子は出芽していなかった。7日および10日目に、インキューベーター の試料の生存能をアッセイのために採取した。分生子の生存率は両方の試料で80 -90%であった。実施例11 :石油ゼリー添加物を含むES組成物の調製 実施例9のように乳化性濃縮物を以下の比率で調製した(エーカーあたり最終 容量2リットル中の1×1013の分生子に等しい):0.6gの分生子粉末、4mlのSuns pray(商標)6E油、3.2gのAttaclayを水で最終容量を10mlとする。混合前に、5%( 重量/重量)の石油ゼリーを油/水/粘土懸濁液に加えた。 石油ゼリーを含有するESを、実施例5に記載した噴霧塔から顕微鏡のスライ ドへ噴霧した。石油ゼリーを含んだ、または含まないESの小滴を顕微鏡で検査 した。石油ゼリーを含んだESは、中央に分生子および粘土粒子が濃縮した、よ り均一な小滴を形成した。小滴はより重くなった(raised)。これらの特性は、 空中適用においてスプレードリフトが減った、密度がより高い小滴を提供し、そ してさらに紫外線からの保護 を期待することができる。実施例12 :ES組成物の噴霧塔試験 実施例9に記載したように、2連のES組成物を1.5gの分生子粉末(10mlのSun spray(商標)6E油中)、5.25gのAttaclay RVM および27mlの水で調製した。1つの 試料は噴霧の前日に作成し、そしてもう1つは噴霧直前に作成した。組成物は第 3令のメラノプルス サングイニピース(Melanoplus sanguinipies)に、噴霧塔お よび実施例5に記載した方法(ただし、0.05mlの組成物を各5組の直翅類に二重 に噴霧したことを除く)を使用して噴霧した。致死率の結果を以下の表4に示す 。この結果は、水を添加した24時間後の油/粘土/水乳剤懸濁液中の分生子の安 定性および感染性を実証している。 実施例13:バイオアッセイにおける油および水組成物の比較 ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)BbGHA1991株の分生子粉末を、 実施例4のようにSunspray(商標)6E油に懸濁し、そして油で連続的に希釈して以 下の濃度範囲を作成した。同じ生産バッチからの分生 子粉末を、アタパルジャイト粘土と、3.5部の粘土に対して分生子粉末1.5部の比 で混合し、水に懸濁し、そして油懸濁液と同じ最終濃度範囲に連続的に希釈した 。 油および水の懸濁液を、第3令のセネガルの直翅類、オエダリウス セネガレ ンシス(Oedalius senegalensis)に対する局所的バイオアッセイで比較した。こ の試験では個々の直翅類に、昆虫の前胸背板にマイクロシリンジから1滴0.25マ イクロリットルを与えて処理した。各組成物の各投与比率に関して、30の直翅類 を処理しれ、そして個々に小さなプラスチックカップに維持し、そして毎日新し い天然の草を給餌し、そして致死率を監視した。 投与量は、昆虫あたり0.25マイクロリットル中に1,000、10,000、50,000およ び100,000の分生子であった。致死率の結果を表1Aおよび1Bに表す。油懸濁 液で、死亡の速度および最終的な全死亡数は、水懸濁液よりも高かった。油組成 物の高い致死率は特に6日目で有意であり、水懸濁液を使用して70%であるのと 比較して90%を示した。実施例14 :油性組成物での分生子の日光保護 油性組成物により与えられる保護を、アリゾナ州、フィネックスのDSET研 究所で行った日光暴露試験で評価した。 様々な添加物を含む水懸濁液、油およびES組成物を、表6に概説するように 調製した。すべての組成物は0.3gの分生子粉末を10mlの最終容量(1ガロン(3.78 5リットル)中1×1013分生子に相当する)に含んだ。各々の組成物を実施例5に記 載した噴霧塔から、2×3cmの顕微鏡スライドカバースリップ上に適用した。カバ ースリップを、ホルダーの縁にホルダーあたり3枚のカバースリップで積み重ね た。重複したホルダーセッ トを各々の組成物で噴霧した。対照は室温(20-25℃)で暗室中に維持されたカ バースリップに噴霧した。噴霧した直後に、ホルダーを暗い容器中でDSETラボに 輸送した。輸送および搭載時間はおよそ1時間であった。ホルダーをDSETラボに 設置されている日光被爆試験に設置した。被爆試験はASTM G7-89、第4.2.5章に 従い、DSETラボラトリーの“Trac-Rac”機を使用して行う。このTrac-Racは赤道 のように組み立てた、単軸の太陽を追う追跡デバイスであり、特定の期間に検体 が受ける照射量を増加させるために使用する。検体を試験するために利用できる 全エネルギー量は、日の出から日没までをほぼ−正常方向(near-normal inciden ce)(正午条件)に維持することにより増加させる。検体は太陽に噴霧表面を向け ないように組み立てた。 温度は2つの30AWG 型T熱電対を使用して、30秒ごとに監視し、5分間の平均 および最高を毎時間、1日に24時間記録した。1つの熱電対を未噴霧カバースリ ップの裏表面に、熱的に伝導性のエポキシで付けた。もう1つの熱電対を日陰の 換気が良い場所に置き、周辺温度を監視した。温度のデータはカンプベル サイ エンティフィック モデル21xデーターロッガー(Campbell Scientific Model 2 1x datalogger)で記録した。 選択した時間間隔で、各組成物の1つのホルダーを試験スタンドから取り出し た。3つのカバースリップを各ホルダーから取り出し、そして組成物の側を、ペ トリ皿中のSabaroudのデキストロース寒天に押し付けた。これにより各試料につ いて各時点で3連の試料が提供された。ペトリ皿を25℃で一晩インキューベーシ ョンした。分生子の生存能力は、一晩のインキューベーション後に、分生子の出 芽を顕微鏡で観察することにより測定した。分生子の出芽は位相差で400×の倍 率で容易に観察でき る。生存分生子の割合は、未出芽分生子に対する出芽分生子の割合を計数するこ とにより決定した。最低100の全分生子を各カバースリップについて計数した。 実験中の日光照射の累積を表5に表す。表6は、日光暴露直前、6.5時間およ び30時間暴露した各組成物、および暗室中の組成物に関する分生子の生存能力の 平均を表す。最初の6.5時間中のカバースリップの最高温度は18.2℃であり、そ して試験2日目の最高温度は25.3℃であった。周辺温度は、カバースリップ上の 温度の±2℃以内であった。最低温度は8.1℃であった。 水懸濁液中に噴霧した分生子は、6.5時間の暴露後に13%の生存率を示した。 油を基本としたすべての組成物は、6.5時間の暴露後に78から94%の生存率を示 した。1つの組成物、#10は30時間の暴露で10-25%の生存率を維持した。暗室 の対照はすべて、少なくとも68-96%の生存率を示した。パラフィン系軽油をキ ャリアー中に使用している組成物は、有意な程度の日光に対する保護を示した。 実施例15:ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の空中適用実地試 験 直翅類制御用の超低容量油組成物 ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)GHA1991株の分生子調製物を、 実施例1に記載した方法に従い、一連のベンチスケール培養物で作成した。分生 子を作成し、そして室温で11-13カ月保存した。一部の分生子を乾燥粉末として 保存し、そして一部をSunspray(商標)6E油中に保存した。組成物を実施例4に記 載したように、Sunspray(商標)6E油中に、リットルあたり4.5×1012の最終生存 分生子濃度に調製した。組成物をモンタナ州、ビュートから環境条件でノースダ コタ州のボーマンに輸送し、そして環境条件下で保存した。 施用は、非改良USDA Cessna“Ag Truck”(遠心ポンプおよび標準的なフラット ファン噴霧ノズル(Tee-jetサイズ8002)を装備している)を使用する空気によるも のであった。施用容量はポンプ圧および噴霧ブームのノズル数により定めた。容 量は、選択したポンプ圧で、3つの重複した試験で、30秒にわたって各ノズルチ ップから輸送される容量を測定することにより計算した。調査区上の飛行機の噴 霧時間は、電気タイマーにより記録した。最終的な施用容量は、適用前および後 のリザーバー中の差異により確認した。施用容量は4.6リットル/ヘクタール(エ ーカーあたり2クォート)であった。分生子をヘクタールあたり2×1013分生子の 割合(8×1012/エーカー)で施用した。施用は早朝に、10-20フィート の高さから調査区に噴霧した。施用の範囲は、調査区全域に置いた油感受性噴霧 カードの視察により監視した。 実地調査区は混合牧草放牧地であり、典型的な米国東部の改良牧草地であった 。直翅類の種類の組成および群齢の構成は、施用の2日前に捕獲した捕虫網サン プルから定めた。調査区には直翅類の種類および齢群が混ざって含まれていた。 6つの最も多い種を、効力評価で監視した。これらの種は群全体の約80%を占め ていた。第2図に、施用前に処置した、および未処理の調査区で試験した直翅類 の種の構成を掲げる。 施用は、1つの4ヘクタール(10エーカー)の調査区に対して行った。未処置 および油−のみの対照調査区は、極めて、似ている混合牧草および直翅類群の隣 接地域にまいた。 効力は3つの方法により評価した:処置後の直翅類群試料、地面においたカゴ 中の直翅類および群密度評価の観察。 群の試料については、試験、未処理対照および油−のみで処理した対照調査区 から、施用の日に各種50匹の直翅類を捕虫網で集めた。直翅類を別個に120ccの プラスチックカップ(スクリーンのふた付き)に保持し、そしてローマインレタ スおよびオート麦穀類を補充した新しい未処理の土地の草木を与え、そして致死 率を毎日監視した。カップを環境温度に12日間維持した。真菌症は、直翅類の死 骸のベアウベリ アバッシアーナ(Beauveria bassiana)のコニディエーション(co nidiation)により確認した。 地面のカゴについては、各種50匹の直翅類を試験から、および対照調査区から 集め、そしてプラスチック製のバケツおよびスクリーンから構成された10リット ルのカゴ中に入れた。カゴあたり5匹の直翅類を入れ た10の重複したカゴを各々の種について使用した。地面の群密度は0.1m2リング 中の直翅類を数えることにより評価した。1部位あたり10のリングで9つの部位 を確定した。 噴霧前の直翅類群を、施用の直前2日前に数えて評価し、そして噴霧後の計数 は3日間隔で行った。 群試料(図3)および地面のカゴ(図4)の両方が、両方の実験において、対 照と比較して高レベルの致死率を示した。ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana )真菌症は、処置した調査区からの群試料の直翅類死骸で90%より高く 確認され、対照地点からの直翅類の死骸に真菌症の証拠はなかった。 致死率に関する時間は種の間で変化しており、ある種では早くとも3日で有意 な死亡が始まり、そして別の種では遅くとも5−6日で死亡が始まった。これら の差異は、様々な直翅類の種の感受性の変化、直翅類の年齢、または分生子への 暴露の変化を生じる行動的差異によるものである。 1つの小さい試験においては、処置後の群評価と対照調査区との比較を解釈す ることは難しい。図5は処置後のリング計数密度評価を示している。対照調査区 では有意な群の増加が、後の群試料における新たな孵化により生じた。天候は恐 らくこれらの試験の因子であろう。施用後、最初の3日間を通して、天候は晴天 で午後の大気温度のピークは27-39℃であった。第3および第4日の間に、寒冷 前線が雨を降らせ、そして低温が8日まで続いた。この間、午後のピーク温度が 9-15℃、最低が4.5-7℃であり、断続的に強い雨が降った。屋外の地面のカゴ中 の直翅類と比較して、群試料のより迅速な死は室内で起こり、これは感染が低温 で遅れたことを示している。 この試験で得た結果は、油で組成したベアウベリア バッシアナ(Beauveria ba ssiana )分生子の超低量を、空中適用処理した直翅類群で、大変高い感染率を明 らかに示している。実施例16 :実地試験におけるULV油と乳化性懸濁液組成物の比較 分生子粉末を実施例1に記載したように調製し、そして環境条件下で輸送した 。粉末はグラムあたり7×1010の分生子を含んだ。 ULV適用については、5リットル/ヘクタールで適用するために、分生子粉末 をSunspray(商標)7N油に懸濁し、1リットルあたり5×102の生存分生子(リット ルあたり75gの粉末)の最終濃度とした。乳化性の懸濁液は300gの分生子粉末 を、5リットルのSunspray(商標)6E油中に含んだ。1ヘクタールに適用するため に、油懸濁液を460gのAttaclay RVMおよび水と混合し、20リットルの最終容量と した。 実地試験は、インスティチュート ナショオナル デ インベスティガカオ エ デシンボルビメント アグラリーア(Instituto Nacional de Investigacao e Des involvimento Agraria:INIDA)との共同研究で行った。INIDAはカーボベルデ共和 国、サン ティアーゴ島のサン ジョージ(San Jorge,Sao Tiago Island,Republ ic of Cabo Verde)にある。INIDAの職員がサンティアーゴ島の北端、タシフェル 街(Tarrafal)の西3キロメートルの地点を選択した。この地域にはアカシアの並 木が植えられており、この並木は3から6メートル離れている。この土地は草木が まばらな大変岩質な所である。直翅類の群はほとんど全部が第5令の幼虫および 成虫のオエダレウス セネガレンシス(Oedaleus senegalensis)から構成されてい た。 全部で9つの調査区(100×200メーター、2ヘクタール)は、コンパスおよびフ ラッギングテープで地取りをした。3つの調査区を油−組成胞子で処理し、3つ の調査区を乳化性懸濁液−組成胞子で、そして3つの調査区を未処置のままとし た。 ULV油組成物を、ヘクタールあたり2.5×1013の胞子の割合で、ヘクタールあた り5リットルの容量で、手動 Microulva噴霧器(ミクロン スプレイヤーズ社:M icron Sprayers Ltd.)から噴霧した。 乳化性懸濁液で処置した調査区も、ヘクタールあたり2.5X1013の胞子の割合で 、しかしヘクタールあたり20リットル容量を受容した。適用はガソリン−駆動の 背負い型噴霧器で行った。 処理の約1時間後に、250匹の直翅類を各調査区から捕虫網中に集めた。これ らをINIDAコンプレックスに逆輸送し、5つのカゴに50匹づつ分け、研究所で維 持した。1処理あたり3つの調査区で、1処理あたり合計750匹の直翅類試料とな り、すなわち3つの処理(油、乳化性懸濁液、および未処理)で全2250匹の直翅 類となった。毎日、INIDAの職員がカゴの中に新しい草を入れ、そして致死率に ついて検査した。 日々の直翅類群の密度計数は、クーペ ベルデ植物防御サービスチーム(Cape V erde Plant Protection Service)の技術者が、PRIFAS“視覚的正方メーター”法 を使用して調査区について行った。各技術者は1つの調査区を交差して歩き、正 方メーター中の直翅類の数を視覚的に評価するために、定期的に停止した。1つ の調査区あたり100の正方メーターを毎日計数し、そしてこれからヘクタールあ たりの直翅類の平均数を計算した。 直翅類群密度の減少を図6に示す。1週間後、油−組成胞子で処理し た群は未処理群の57%まで減少した。ES−処理群は、未処理の54%に縮小した 。7日の密度減少は、油およびES組成物の両方で統計的に有意である(それぞ れp=0.03およびp=0.0204)。 処理1時間後に回収した直翅類の累積的致死率を図7に示す。7日後、98%よ り多くの処理直翅類(油およびES処理の両方)が、死亡し、未処理対照のちょ うど12%に匹敵した。ほとんどの昆虫が処理後4から5日で死亡した。実施例18 :メタルヒジウム フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)分生子 の濃縮油組成物の調製 メタルヒジウム フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)(USDA ARSEF 2023) の分生子を実施例1のように生成したが、供給カルチャーとしてメタルヒジウム フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)株の斜面培養を使用した点が異なる 。最終的な乾燥分生子粉末は、1グラムあたり8.3×1010の生存分生子を含んだ 。 分生子の粉末をSunspray(商標)6E油に懸濁し、最終濃度を5×1012/リットル とした。組成物を環境条件下で輸送し、そして研究所のバイオアッセイに使用し た。組成物を分生子の生存能についてアッセイし、そして直翅類に対するバイオ アッセイに使用した。生存能は95%で不変であった。実施例19 :ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)マイマイガ株の油 組成物 一連の単離物は、デラウエアの植林地から集めたマイマイガの桶をベアウベリ ア バッシアナ(Beauveria bassiana)で感染させて作成した。分生子調製物は、 感染した桶から直接作成し、そしてDel Bとラベルを 付けた。この調製物の希釈により作成した2つの単一コロニー単離物(GMPlY4お よびGMPlW1乾燥分生子粉末と命名された)を、実施例1に従い調製した。分生子 をSunspray(商標)6Eに、mlあたり1×108の割合で懸濁した。 分生子懸濁液を、オーク木の3フィート長の大枝に対して、表面の10平方イン チあたり1mlの割合で、表面の1平方インチあたり約1×107の分生子の最終濃度 で噴霧した。大枝は噴霧後、1から2時間乾燥させ、そしてトレイ中に水平に置 いた。マイマイガ幼虫を大枝の一端から放し、そして幼虫を誘引するために、大 枝のもう一端に明るい電球を置いた。幼虫が大枝長を移動した後、または大枝に 1−3時間暴露されたなら、幼虫を取り出し、そして標準的なマイマイガの餌で カップ中に維持し、そして致死率について毎日観察した。結果を表7に示す。油 中のGMPlW1組成物は、有意な致死率を示した。 実施例20:マイマイガを制御するための油組成物ベアウベリア バッシアナ(Be auveria bassiana)の実地試験 研究室のバイオアッセイでマイマイガに対して有害であるベアウベリア バッ シアナ(Beauveria bassiana)ARSEF201株を、実施例1の方法により乾燥分生子粉 末を調製するために使用した。分生子粉末をSunspray(商標)6E油に配合し、そし て4.8×108/mlの最終濃度とした。濃縮油懸濁液を水で20:1に希釈し、そして適 用時に震盪して乳剤を形成した。 実地試験の調査区はデラウエアに位置し、主にホワイトおよびレッドオーク、 モミジバフウならびにブナの混合硬木植林地から成っていた。解放地区により隔 離された2つの調査区(1つは3エーカーであり、もう1つは0.5エーカー)を 試験調査区として使用した。同様な大きさの対照調査区を線引きした。 分生子乳剤懸濁液を、背負い型噴霧器から流出した地点に、試験調査区のすべ ての優勢な木々の木幹の6−8フィート未満の高さに適用した。噴霧した木々の部 分は多数の幼虫を含んでいた。適用は幼虫が4から6 令であり、そして蛹が初めて観察された時に行った。噴霧15分後、100匹の幼虫 を各試験地区から取り出し、そして研究所で標準的な給餌カップ中で2週間維持 した。表8はこの接触噴霧試験での幼虫の致死率を示す。 均等物 当業者は、日常的な実験を使用するだけで本明細書に記載した特別な態様の多 くの均等物を認識、または確認することができるだろう。そのような均等物は本 明細書の範囲内にあり、そして以下の請求の範囲に包含されるものと考えられる 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月16日 【補正内容】 請求の範囲 1.昆虫病原性真菌の分生子の昆虫病原的に有効中量、および分生子の生存能ま たは毒力に悪影響を及ぼさないように選択された石油を基本とした油を含んで成 る、昆虫病原性組成物。 2.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第1項に記載の 昆虫病原性組成物。 3.パラフィン系軽油がCAS番号64741-89-5と定められた種類の油である、請求 の範囲第2項に記載の昆虫病原性組成物。 4.油が分生子の生存能に悪影響を及ぼさない、請求の範囲第1項に記載の昆虫 病原性組成物。 5.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請求 の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 6.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、メ タルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミセ ス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella)、 トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒル ステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第5項に記載 の昆虫病原性組成物。 7.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、メ タルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム ア ニソプリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paecil omyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces farin osus )から成る群から選択される、請求の範囲第6項に記載の昆虫病原性組成物 。 8.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6N 園芸用油である、請求の範囲第2項に記載の昆虫病原性組成物。 9.小容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、請 求の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 10.高容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 11.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 12.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 13.昆虫病原性真菌の分生子および乳化性キャリアー油を含んで成る、昆虫病 原性組成物。 14.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 15.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒ ルステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第14項に 記載の昆虫病原性組成物。 16.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、 メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、 メタルヒジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フム ソロセウス(Paecilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(P aecilomyces farinosus)から成る群から選択される、請求の範囲第15項に記載 の昆虫病原性組成物。 17.小容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 18.高容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 19.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 20.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 21.乳剤中に昆虫病原性真菌の分生子を含んで成る、昆虫病原性組成物。 22.乳剤が、標的とする昆虫を殺すために使用するレベルで非−植物毒性であ る、請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 23.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 24.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒ ルステーラ(Hirsutella)から 成る属の群から選択される、請求の範囲第23項に記載の昆虫病原性組成物。 25.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、 メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paec ilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces far inosus )から成る群から選択される、請求の範囲第24項に記載の昆虫病原性組 成物。 26.乳剤が石油を基本とした油および水を含んで成る、請求の範囲第21項に 記載の昆虫病原性組成物。 27.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第26に記載 の昆虫病原性組成物。 28.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6 N園芸用油である、請求の範囲第27項に記載の昆虫病原性組成物。 29.さらに粘土を含んで成る、請求の範囲第26項に記載の昆虫病原性組成物 。 30.粘土がアタパルジャイト粘土である、請求の範囲第29項に記載の昆虫病 原性組成物。 31.小容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 32.高容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 33.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧す ることを可能にする粘性を有する、請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成 物。 34.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 35.昆虫病原性真菌の分生子、懸濁液および石油ゼリーを含んで成る、昆虫病 原性組成物。 36.乳化性懸濁液が、標的とする昆虫を殺すために使用するレベルで、非−植 物毒性である、請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 37.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 38.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒ ルステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第37項に 記載の昆虫病原性組成物。 39.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、 メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paec ilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces far inosus )から成る群から選択される、請求の範囲第38項に記載の昆虫病原性組 成物。 40.懸濁液が石油を基本とした油、水および粘土を含んで成る、請求 の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 41.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第40に記載 の昆虫病原性組成物。 42.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6 N園芸用油である、請求の範囲第41項に記載の昆虫病原性組成物。 43.粘土がアタパルジャイト粘土である、請求の範囲第40項に記載の昆虫病 原性組成物。 44.小容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 45.高容量の組成物を広い領域に散布できるように組成物が調製されている、 請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 46.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 47.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 48.影響を受けている地理学的地域に、請求の範囲第1、13、21または3 5項に記載の昆虫病原性組成物を、標的とする昆虫の群が有意に減少するように 適用することを含んで成る、昆虫を殺す方法。 49.昆虫病原性組成物がノズルを通って噴霧される、請求の範囲第48項に記 載の昆虫を殺す方法。 50.昆虫が直翅類、ワタリバッタ、コナジラミ、ケラ、マイマイガ、コロラド ジャガイモハムシ、アワノメイガ、シトラス ルート ゾウムシ (citrus root weevil)、ハムシモドキの幼虫およびアザミウマから選択される昆 虫である、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。 51.適用が空気により起こる、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。 52.適用が土地により起こる、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。 53.ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)の分生子およびSunspra y(商標)6E、6N、7Eまたは7Nから成る群から選択される石油を基本とし た油を含んで成る昆虫病原性組成物。 54.メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)の分生子およ び石油を基本とした油Sunspray(商標)6Eを含んで成る昆虫病原性組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 1/14 7804−4B C12N 1/14 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.昆虫病原性真菌の分生子、および分生子の生存能または毒力に悪影響を及ぼ さないように選択された石油を基本とした油を含んで成る、昆虫病原性組成物。 2.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第1項に記載の 昆虫病原性組成物。 3.パラフィン系軽油がCAS番号64741-89-5と定められた種類の油である、請求 の範囲第2項に記載の昆虫病原性組成物。 4.油が分生子の生存能に悪影響を及ぼさない、請求の範囲第1項に記載の昆虫 病原性組成物。 5.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請求 の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 6.ヒポミセテス(Hyphomycetes)のクラスの真菌が、ベアウベリア(Beauveria )、メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシ ノミセス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporel la )、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)および ヒルステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第5項に 記載の昆虫病原性組成物。 7.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、メ タルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム ア ニソプリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paecil omyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces farin osus )から成る群から選択される、 請求の範囲第6項に記載の昆虫病原性組成物。 8.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6N 園芸用油である、請求の範囲第2項に記載の昆虫病原性組成物。 9.小容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求の 範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 10.高容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 11.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 12.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 13.昆虫病原性真菌の分生子および乳化性キャリアー油を含んで成る、昆虫病 原性組成物。 14.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第1項に記載の昆虫病原性組成物。 15.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒ ルステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第13項に 記載の昆虫病原性組成物。 16.昆虫病原性真菌が、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassi ana )、メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒ ジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウ ス(Paecilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomy ces farinosus)から成る群から選択される、請求の範囲第15項に記載の昆虫病 原性組成物。 17.小容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 18.高容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 19.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 20.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第13項に記載の昆虫病原性組成物。 21.乳剤中に昆虫病原性真菌の分生子を含んで成る、昆虫病原性組成物。 22.乳剤が、標的とする昆虫を殺すために使用するレベルで非−植物毒性であ る、請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 23.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 24.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、 ベルチシリウム(Verticillium)およびヒルステーラ(Hirsutella)から成る属の群 から選択される、請求の範囲第23項に記載の昆虫病原性組成物。 25.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、 メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paec ilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセス ファリノスス(Paecilomyces far inosus )から成る群から選択される、請求の範囲第24項に記載の昆虫病原性組 成物。 26.乳剤が石油を基本とした油および水を含んで成る、請求の範囲第21項に 記載の昆虫病原性組成物。 27.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第26に記載 の昆虫病原性組成物。 28.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6 N園芸用油である、請求の範囲第27項に記載の昆虫病原性組成物。 29.さらに粘土を含んで成る、請求の範囲第26項に記載の昆虫病原性組成物 。 30.粘土がアタパルジャイト粘土である、請求の範囲第29項に記載の昆虫病 原性組成物。 31.小容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 32.高容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 33.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 34.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第21項に記載の昆虫病原性組成物。 35.昆虫病原性真菌の分生子、懸濁液および石油ゼリーを含んで成る、昆虫病 原性組成物。 36.乳化性懸濁液が、標的とする昆虫を殺すために使用するレベルで、非−植 物毒性である、請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 37.昆虫病原性真菌がヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌を含んで成る、請 求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 38.ヒポミセテス綱(Hyphomycetes)の真菌が、ベアウベリア(Beauveria)、 メタルヒジウム(Metarhizium)、パエシロミセス(Paecilomyces)、クリシノミ セス(Culicinomyces)、ノムラエア(Nomuraea)、ソロスポレーラ(Sorosporella) 、トリポクラジウム(Tolypocladium)、ベルチシリウム(Verticillium)およびヒ ルステーラ(Hirsutella)から成る属の群から選択される、請求の範囲第37項に 記載の昆虫病原性組成物。 39.昆虫病原性真菌が、ベアウベリア バッシアナ(Beauveria bassiana)、 メタルヒジウム フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタルヒジウム アニソポリエ(Metarhizium anisopliae)、パエシロミセス フムソロセウス(Paec ilomyces fumusoroseus)およびパエシロミセスファリノスス(Paecilomyces fari nosus )から成る群から選択される、請求の範囲第38項に記載の昆虫病原性組成 物。 40.懸濁液が石油を基本とした油、水および粘土を含んで成る、請求の範囲第 35項に記載の昆虫病原性組成物。 41.石油を基本とした油がパラフィン系軽油である、請求の範囲第40に記載 の昆虫病原性組成物。 42.パラフィン系軽油がSunspray(商標)7N農業用油またはSunspray(商標)6 N園芸用油である、請求の範囲第41項に記載の昆虫病原性組成物。 43.粘土がアタパルジャイト粘土である、請求の範囲第40項に記載の昆虫病 原性組成物。 44.小容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 45.高容量の組成物を広い領域に散布できることをさらなる特徴とする、請求 の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 46.昆虫病原性組成物が、昆虫病原性組成物をノズルを通して噴霧することを 可能にする粘性を有する、請求の範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 47.組成物中の分生子が昆虫病原性活性を長期間にわたって保持する、請求の 範囲第35項に記載の昆虫病原性組成物。 48.影響を受けている地理学的地域に、請求の範囲第1、13、21または3 5項に記載の昆虫病原性組成物を、標的とする昆虫の群が有意に減少するように 適用することを含んで成る、昆虫を殺す方法。 49.昆虫病原性組成物がノズルを通って噴霧される、請求の範囲第48項に記 載の昆虫を殺す方法。 50.昆虫が直翅類、ワタリバッタ、コナジラミ、ケラ、マイマイガ、 コロラドジャガイモハムシ、アワノメイガ、シトラスルート ゾウムシ(citrus r oot weevil)、ハムシモドキの幼虫およびアザミウマから選択される昆虫である 、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。 51.適用が空気により起こる、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。 52.適用が土地により起こる、請求の範囲第48項に記載の昆虫を殺す方法。
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