JPH09505939A - 栽培用植物材料の照明に特に適した蛍光ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 人工照明が、例えば閉鎖された気候設定部屋における植物材料の栽培のために使用される。最適の結果を得るためには、使用する光スペクトルに対して、６３５〜６８５nmの波長を有する赤と７０５〜７５５nmの波長を有する遠赤の光強度比は少なくとも１であり、６３５〜６８５nmの波長を有する赤と約４００〜５００nmの波長を有する青の光強度比は約１である。

Description

【発明の詳細な説明】 栽培用植物材料の照明に特に適した蛍光ランプ 閉鎖されていてもされていなくてもよい気候設定部屋において植物材料を栽培 するために、人工照明が使用される。 最適の植物成長を高めるために、スペクトルの最適の光強度分布について種々 の研究が行われている。このような研究の例は、ムラカミ(K.Murakami)らの論文 「植物成長のための新しい蛍光ランプの開発に関する基礎研究」［アクタ・ホル チカルチュラエ(Acta Horticulturae)319において出版、1992、トランスプラン ト・プロダクション・システムズ(Transplant Production Systems)、329-332頁 ］である。 しかし、現在まで、スペクトル中の異なる成分に対する光強度の最適分布は決 定されていなかった。 本発明は、植物の成長に最適な、異なる構成成分にわたって光強度を有する蛍 光ランプを提供することをその目的に有する。 本発明によれば、放射光スペクトルにおいて、６３５〜６８５nmの波長を有す る赤と７０５〜７５５nmの波長を有する遠赤の光強度比が少なくとも１であり、 ６３５〜６８５nmの波長を有する赤と４００〜５００nmの波長を有する青の光強 度比が約１である、特に栽培用植物材料の照明のための蛍光ランプによって、上 記目的が達成される。 実地試験により、上記の異なる成分間の光強度比を用いて、植物材料の成長の ための最適分布が得られることが示された。 赤、遠赤および青などの関連成分の振動数の範囲は、正にそれらの性質により 正確に規定できないことに注意が必要である。これらは柔軟性のある転換点であ る。 さらに、例えば気候設定部屋において自然光なしで植物材料を評価するための 実地使用可能な光スペクトルを得るためには、この光スペクトルは決められたエ ネルギーレベルを保持していなければならないことがわかった。 本発明によれば、全光スペクトル(４００〜７００nm)中のそれぞれ６００〜７ ００nmおよび４００〜５００nmの赤および青の光強度の割合は合計して６０〜７ ０％であり、４００〜５００nmの青の光強度は全光スペクトル(４００〜７００n m)の約２０％である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ (72)発明者 ファン・リーブルフ、マリウス・ヤン オランダ国 エヌエル―7391 エーエル、 トウェロ、コーニンヒン・ウィルヘルミナ ウェッヒ 17番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．放射光スペクトルにおいて、６３５〜６８５nmの波長を有する赤と７０５ 〜７５５nmの波長を有する遠赤の光強度比が少なくとも１であり、６３５〜６８ ５nmの波長を有する赤と４００〜５００nmの波長を有する青の光強度比が約１で ある、特に栽培用植物材料の照明のための蛍光ランプ。 ２．全光スペクトル(４００〜７００nm)中のそれぞれ６００〜７００nmおよび ４００〜５００nmの赤および青の光強度の割合が合計して６０〜７０％であり、 ４００〜５００nmの青の光強度が全光スペクトル(４００〜７００nm)の約２０％ であることを特徴とする請求項１に記載の蛍光ランプ。