JPH09504169A - Cd40に対する抗体 - Google Patents

Cd40に対する抗体

Info

Publication number
JPH09504169A
JPH09504169A JP7510807A JP51080795A JPH09504169A JP H09504169 A JPH09504169 A JP H09504169A JP 7510807 A JP7510807 A JP 7510807A JP 51080795 A JP51080795 A JP 51080795A JP H09504169 A JPH09504169 A JP H09504169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
antibody
monoclonal antibody
cells
antibodies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7510807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3675819B2 (ja
Inventor
ファンズロウ,ウィリアム・シー,ザ・サード
ザッポーネ・ジョディー
アルダーソン,マーク
アーミテージ,リチャード・ジェイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Immunex Corp
Original Assignee
Immunex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Immunex Corp filed Critical Immunex Corp
Publication of JPH09504169A publication Critical patent/JPH09504169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3675819B2 publication Critical patent/JP3675819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/395Antibodies; Immunoglobulins; Immune serum, e.g. antilymphocytic serum
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/2878Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants against the NGF-receptor/TNF-receptor superfamily, e.g. CD27, CD30, CD40, CD95
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/06Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2317/00Immunoglobulins specific features
    • C07K2317/30Immunoglobulins specific features characterized by aspects of specificity or valency
    • C07K2317/34Identification of a linear epitope shorter than 20 amino acid residues or of a conformational epitope defined by amino acid residues
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、CD40に特異的に結合して、CD40リガンドに対するCD40の結合を阻止することができる、モノクローナル抗体及び結合タンパク紙を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 CD40に対する抗体 技術分野 本発明は一般に抗体に関し、さらに詳しくは、CD40に対する抗体に関する 。 発明の背景 CD40はB細胞、樹枝状細胞、ある種の癌細胞系及びヒト胸腺上皮細胞上に 発現する50kDa表面抗原である。CD40はBリンパ球の増殖及び分化に重 要な役割を果たすことが知られる。アミノ酸配列の類似性に基づいて、CD40 はタンパク質のTNF受容体ファミリーの要素として同定されており、このファ ミリーは神経成長因子の低アフィニティ受容体、両形式のTNF受容体、CD2 7、OX40及びHodgkinリンパ腫マーカーCD30のような分子を含む 。CD40リガンド(CD40L)のヒト形とネズミ形の両方が最近クローン化 され、主として活性化CD4+T細胞上に発現するII型内在性(integral)膜タ ンパク質であると実証された。CD40Lはヒトとネズミ種の両方からのB細胞 に強い剌激シグナルを与える;しかし、他の種類の細胞上のCD40Lの発現及 びCD40Lの効果については殆ど知られていない。 CD40表面抗原に対するモノクローナル抗体がヒトB細胞に対する種々な生 物学的活性を仲介することも判明している。例えば、CD40mAbはホモ型及 びヘテロ型付着を誘導し(Barrett等,J.Immunol.146:1 722,1991;Gordon等,J.Immunol.140:1425, 1988)、細胞サイズを増加させる(Gordon等,J.Immunol. 140:1425,1988;Valle等,Eur.J.Immunol.1 9:1463,1989)。CD40は抗IgM、CD20mAb又はホルボー ルエステル単独によって(ClarkとLedbetter,Proc.Nat l.Acad.Sci.USA 83:4494,1986;Gordon等, LEUCOCYTE TYPING III.A.J.McMichael編集 , Oxford University Press.Oxford,426頁; Paulie等,J.Immunol.142:590,1989)、又はIL −4と共に(Valle等,Eur.J.Immunol.19:1463,1 989;Gordon等,Eur.J.Immunol.17:1535,19 87)活性化されたB細胞の増殖を誘導し、IgE(Jabara等,J.Ex p.Med.172:8,1991、Gascan等,J.Immunol.1 47:8,1991)、IgG及びIgM(Gascan等,J.Immuno l.147:8,1991)をIL−4剌激T細胞欠損培養から生成する。さら に、CD40mAbはB細胞からのIL−4仲介溶解性CD23/FRII 放出を強化し(GordonとGuy,Immunol.Today 8:33 9,1987;Cairns等,Eur.J.Immunol.18:349, 1988)、IL−6のB細胞産生を促進する(ClarkとShu,J.Im munol.145:1400,1990)と報告されている。最近、CDw3 2+付着細胞の存在下で、ヒトB細胞ラインがIL−4及びCD40mAbによ って一次(primary)B細胞集団から形成されている(Banchereau等, Science 241:70,1991)。さらに、胚中心のリンパ芽球(cen trocyte)が、CD40及び/又はAgの受容体によって活性化される場合には、 アポプトシス(apoptosis)を受けるのを防止することができる(Liu等,Na ture 342:929,1989)。上記刊行物の各々はB細胞の生物学的 活性を剌激するCD40mAbを開示する。 しかし、CD40リガンドへのCD40の結合を阻止するモノクローナル抗体 はまだ開示されていない。このような阻止抗体は、例えば、CD40の役割をさ らに解明するための研究用途に及びCD40仲介生物学的活性の阻害を必要とす る治療用途にも有用であると考えられる。CD40リガンド阻止mAbは例えば CD40関連疾患の診断のための臨床用途にも有用であると考えられる。さらに 、例えば組換え的に産生したCD40の精製のような、種々な研究用途に、又は CD40の存在を検出する分析に抗体を使用することができる。 本発明はこのような抗体を提供し、さらに他の関連利益を提供する。 発明の概要 本発明は、特異的にヒトCD40分子に結合し、CD40リガンドへのCD4 0分子の結合を阻止するモノクローン抗体を提供する。モノクローナル抗体はヒ トモノクローナル抗体とマウスモノクローナル抗体とから成る群から選択するこ とができる。同様に、CD40はネズミCD40とヒトCD40とから成る群か ら選択してもよい。上記のようなCD40に対するモノクローナル抗体と生理学 的に許容されるキャリヤー又は希釈剤とを含む治療用組成物も提供する。 本発明はまた、例えば抗体フラグメント又は、抗体から誘導される少なくとも 1つのドメインを含む融合タンパク質である、哺乳動物CD40に特異的に結合 する結合タンパク質をも提供する。哺乳動物CD40に特異的に結合する結合タ ンパク質と、生理学的に許容されるキャリヤー又は希釈剤とを含む治療用組成物 も提供する。 本発明はまた、(a)標識される、上記のようなモノクローナル抗体と共に細 胞をインキュベートし、そして(b)結合した抗体を検出する工程とを含む、細 胞上のCD40の検出方法をも含む。本発明はまた、(a)溶解性CD40を含 むと疑われる血清を、上記のようなモノクローナル抗体が付着した固体サポート と共に、結合が生ずるために充分な条件下及び時間、インキューベートし、(b )該固体サポートをCD40に特異的な第2標識モノクローナル抗体と共に、結 合が生ずるために充分な条件下及び時間、インキューベートし、そして(c)結 合した標識抗体の存在を検出する工程とを含む、血清中の溶解性CD40の検出 方法をも提供する。 上記その他の態様は下記詳細な説明と、添付図面とを参照するときに明らかに なると思われる。 図面の簡単な説明 図1は、CD40mAbM2とM3による、ヒトCD40Lに結合する溶解性 ヒトCD40の阻害を示す。 図2は、CD40mAbM2とM3による、ネズミCD40Lに結合する溶解 性ヒトCD40の阻害を示す。 図3は、GM−CSF、IL−3又はIFN−γの存在下でのCD40L(C V−1/EBNA細胞の表面に発現)と単球のTNF−α産生との間の用量依存 性関係を示すグラフである。 図4は、単球のCD40L誘導TNF−α産生がCD40Fc又はCD40m AbM2によって阻害されることを示すグラフである。 図5は、抗IgMとトリマーCD40リガンドとによって剌激された末梢血液 B細胞を用いた増殖分析の結果を示す。 図6は、トリマーCD40リガンド単独によって刺激された末梢血液B細胞を 用いた増殖分析の結果を示す。 図7は、IL−4とトリマーCD40リガンドとによって剌激された末梢血液 B細胞を用いた増殖分析の結果を示す。 発明の詳細な説明 精製CD40を用いて、モノクローナル抗体と、組換え体DNA方法を用いて 特に構成されることができる他の結合タンパク質とを形成することができる。こ れらの結合タンパク質は特異的結合性モノクローナル抗体をコードする遺伝子か らの可変領域を組み込む。本発明に関連して、モノクローナル抗体と結合タンパ ク質とは、それらが107-1以上のKaで結合するならば、特異的結合性である と定義される。本発明の好ましい態様では、モノクローナル抗体はCD40のC D40リガンド(CD40L)への結合をも阻止する。モノクローナル抗体又は 結合タンパク質のアフィニティは当業者によって容易に判定されると考えられる (Dower等,“マウス脾臓細胞上のMHCクラスI抗原とモノクローナル抗 体との相互作用。I.結合の機構の分析”,J.Immunol.132:75 1,1984を参照のこと)。簡単に言えば、放射能標識抗体又は結合タンパク 質の増加する量がCD40に暴露される。抗体の1/2が最大に結合する抗体濃 度の逆数を算出することによって、抗体のアフィニティを算出することができる (Dower等,上記文献を参照のこと)。当業者に明らかであるように、CD 40、全CD40又はCD40の一部を含む細胞に対して抗体が産生される。溶 解性CD40.Fc分子を用いてCD40に対して発生させた抗体が特に好まし い。さらに、本発明に関連して、モノクローナル抗体は、当業者によって容易に 製造可能である、F(ab’)2とFabフラグメントとを含む。 ポリクローナル抗体は例えばウマ、ウシ、種々な家禽、ウサギ、マウス又はラ ッ トのような、多様な温血動物から当業者によって容易に産生されることができる 。簡単に言えば、CD40を用いて、動物を腹腔内、筋肉内、眼内又は皮下注入 によって免疫化することができる。CD40の免疫原性を例えばFreund完 全若しくは不完全アジュバントのようなアジュバントの使用によって増強するこ とができる。幾つかの追加免疫化後に、血清の小サンプルを回収し、特に、例え ばELISA、ABC若しくは改良ABCアッセイを含む幾つかの方法のいずれ かによって、又はドットブロットアッセイによって、CD40に対する反応性を 試験した。特に好ましいポリクローナル抗血清はバックグラウンドよりも少なく とも3倍大きいシグナルをこれらのアッセイの1種で与える。動物の抗体価がC D40へのその反応性に関してプラトーに達したならば、週1回の採血(bleedin g)によって又は動物からの放血によって多量のポリクローナル抗体を容易に得る ことができる。 モノクローナル抗体も慣習的な方法を用いて、容易に産生させることができる (米国特許第RE32,011号、第4,902,614号、第4,543,4 39号及び第4,411,993号(これらは本明細書に取り込まれる);Mo noclonal Antibodies,Hybridomas:A New Dimension in Biological Analyses,Pl enum Press,Kennett,McKearn,及びBechtol (編集),1980,及びAntibodies:A Laboratory Manual,HarlowとLane(編集),Cold Spring H arbor Laboratory Press,1988(これも本明細書に 援用される)を参照のこと)。簡単に言うと、1実施態様では、例えばラット又 はマウスのような対象動物にCD40に対して免疫反応を誘発させるために適し た形状のCD40を注入する。特に、CD40を発現する細胞、例えばワクチニ アウイルスのような、CD40を発現するウイルス、例えばCD40.Fcのよ うな、溶解性形のCD40、又はCD40配列に基づくペプチドのような、種々 な形状のCD40による免疫化によって、これを達成することができる。さらに 、例えば溶解性受容体若しくはペプチドを他のタンパク質(例えば、オバルブミ ン若しくはキーホールリンペットヘモシアニン(KLH))に結合させることに よ る、又は例えばFreund完全若しくは不完全アジュバントのようなアジュバ ントの使用によるような、多くの方法が生ずる免疫反応を増強するために当該技 術分野において知られている。初期免疫化は腹腔内、筋肉内、眼内又は皮下経路 によることができる。 初期免疫化後の1週間〜3週間に、動物を他の追加免疫によって再免疫化する 。次に、動物を試験採血し、例えばELISA、ドットブロット、ABC又は改 良ABCアッセイのようなアッセイを用いて、血清をCD40に対する免疫反応 性に関して試験した。追加免疫化は、動物がCD40に対するその反応性におい てプラトーに達するまで、実施することができる。次に、動物に溶解性CD40 の最終追加免疫(final booster)を与えて、3〜4日後に殺した。この時点で、 例えば脾臓及びリンパ節のような、多数のB細胞を含む器官を回収して、この器 官をメッシュスクリーンに通すことによって、又は細胞を包む、脾臓若しくはリ ンパ節の膜を破壊することによって粉砕して、単細胞懸濁液にする。1実施態様 では、続いて、低張性溶液の添加によって赤血球を溶解し、その後直ちに、等張 性に戻す。 他の実施態様では、インビトロ免疫化方法の使用によって、モノクローナル抗 体の製造に適した細胞が得られる。簡単に言うと、動物を殺し、脾臓とリンパ節 との細胞を上記のように摘出する。単細胞懸濁液を調製し、上記のような免疫反 応を誘発するために適した、CD40の1形式を含む培養物(culture)中に該細 胞を入れる。次いで、リンパ球を回収し、下記のように融合する(fused)。 インビトロ免疫化の使用によって又は上記のような免疫化動物から得られる細 胞は、例えばEpsteinバーウイルス(EBV)のようなウイルスによるト ランスフェクションによって不死化される(immortalized)(GlaskyとRe ading,Hybridoma 8(4):377〜389,1989を参照 のこと)。或いは、好ましい実施態様では、モノクローナル抗体を分泌する“ハ イブリドーマ”を形成するために、回収した脾臓及び/又はリンパ節の細胞懸濁 液を適当な骨髄腫細胞と融合させる。適当な骨髄腫細胞ラインは特に抗体の構成 又は発現に欠陥があり、免疫化動物からの細胞とさらに相乗作用を有する。多く のこのような骨髄腫細胞ラインは当該技術分野において周知であり、例えばAm erican Type Culture Collection(ATCC) (メリーランド州,ロックビル)のようなソースから入手可能である(Cata logue of Cell Lines & Hybridomas,第6版 ,ATCC,1988を参照のこと)。代表的な骨髄腫細胞ラインは、ヒトに関 しては、UC729−6(ATCC No.CRL8061)、MC/CAR− Z2(ATCC No.CRL8147)及びSKO−007(ATCC No .CRL8033);マウスに関しては、SP2/0−AG14(ATCC N o.CRL1581)及びP3X63Ag8(ATCC No.TIB9);ラ ットに関しては、Y3−Ag1.2.3(ATCC No.CRL1631)及 びYB2/0(ATCC No.CRL1662)を含む。特に好ましい融合細 胞ラインはNS−1(ATCC No.TIB 18)及びP3X63−Ag8 .653(ATCC No.CRL1580)を含み、これらはマウス、ラット 又はヒト細胞ラインとの融合に利用できる。骨髄腫細胞ラインと免疫化動物から の細胞との融合は、ポリエチレングリコール(PEG)(Antibodies :A Laboratory Manual,HarlowとLane(編集) ,Cold Spring Harbor Laboratory Press ,1988を参照)又は電気融合(ZimmermanとVienken,J. Membrane Biol.67:165〜182,1982を参照)の使用 を含む、種々な方法によって達成することができる。 融合後に、細胞を適当な培地、例えばRPMI 1640又はDMEM(Du lbeccoの改良イーグル培地)(JRH Biosciences,カンサ ス州,レネキサ)のような、適当な培地を含む培養プレートに入れることができ る。この培地は例えばウシ胎児血清(FBS、Hyclone(ユタ州,ローガ ン)から又はJRH Bioscienceから)、免疫化に用いた種と同じ種 の動物幼仔から採取した胸腺細胞、又は培地を凝固させるための寒天のような付 加的成分を含むこともできる。さらに、培地は融合した脾臓細胞と骨髄腫細胞の 成長を選択的に可能にする試薬も含むべきである。HAT(ハイポキサンチン、 アミノプテリン及びチミジン)(Sigma Chemical Co.ミズリ ー州,セントルイス)の使用が特に好ましい。約7日後に、CD40を認識する 抗体の存在を検出するために、得られる融合細胞又はハイブリドーマをスクリー ニングすることができる。数回のクローナル希釈と再アッセイ後に、CD40に 結合するハイブリドーマ産生抗体を単離することができる。 モノクローナル抗体を構成するために他の方法を用いることもできる(Wil liam D.Huse等,“ファージラムダにおける免疫グロブリンレパート リーの大きい複合ライブラリーの産生”,Science 246:1275〜 1281,1989年12月;L.Sastry等,“モノクローナル触媒抗体 の産生のための大腸菌における免疫レパートリーのクローニング:H鎖可変領域 特異的cDNAライブラリーの構成”,Proc.Natl.Acad.Sci .USA 86:5728〜5732,1989年8月;Michelle A lting−Mees等,“モノクローナル抗体発現ライブラリー:ハイブリド ーマへの迅速な代替え策”,Strategies in Molecular Biology 3:1〜9,1990年1月も参照のこと;これらの参考文 献はStratacyte(カリフォルニア州,ラジョラ)から入手可能な商業 的系を説明し、この系は組換え方法による抗体の産生を可能にする)。簡単に言 うと、mRNAがB細胞集団から単離され、klmmunoZap(H)ベクタ ー及びklmmunoZap(L)ベクターにおけるH鎖及びL鎖免疫グロブリ ンcDNA発現ライブラリーの形成に用いられる。これらのベクターは個々にス クーリニングされるか、又は同時発現して、Fabフラグメント又は抗体を形成 する(Huse等,上記文献;Sastry等,上記文献をも参照のこと)。陽 性プラーク(positive plaque)は続いて、非溶解性(non-lytic)プラスミドに転化 し、これは大腸菌からのモノクローナル抗体フラグメントの高レベル発現を可能 にする。 同様に、組換えDNA方法を用いて、CD40のCD40Lへの結合を阻止す る特異的結合抗体をコードする遺伝子の可変領域を組み入れるように、結合タン パク質を構成することもできる。本明細書に記載する開示を与えるならば、これ らのタンパク質の構成は当業者によって容易に達成することができる(Jame s W.Larrick等,“混合ポリマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応:単 ハイブリドーマ細胞からのヒトモノクローナル抗体可変領域遺伝子のクローニン グ”,Biotechnology,7:934〜938,1989年9月;R iechmann等,“療法としてのヒト抗体の再成形”,Nature,33 2:323〜327,1988年;Roberts等,“タンパク質工学による 、その抗原に対して強化されたアフィニティと特異性とを有する抗体の産生”N ature,328:731〜734,1987;Verhoeyen等,“ヒ ト抗体の再成形:抗リゾチーム活性のグラフティング”,Science,23 9:1534〜1536,1988年;Chaudhary等,“シュードモナ ス エキソトキシンに融合した2抗体可変領域から成る組換え体イムノトキシン ”,Nature,339:394〜397,1989年を参照)。簡単に言う と、特異的結合性及び阻止性モノクローナル抗体を産生する細胞からの抗原結合 部位又はCD40結合ドメインを増幅し、ヒト抗体を産生する細胞のゲノム中に 直接挿入する(Verhoeyen等,上記文献;Reichmann等,上記 文献を参照のこと)。この方法は、特異的結合性ネズミ又はラットモノクローナ ル抗体の抗原結合部位のヒト抗体中への転移を可能にする。このような抗体は、 ラットまたはマウスの抗体ほど抗原性がないのでヒトの治療に使用するのに好ま しい。或いは、抗原結合部位(可変領域)を他の完全に異なるタンパク質へ結合 又は挿入して(Chaudhary等,上記文献を参照)、抗体の抗原結合部位 と、完全に異なるタンパク質の機能活性(functional activity)とを有する新規 なタンパク質を得ることができる。当業者が認識するように、抗体の抗原結合部 位又はCD40結合ドメインは抗体の可変領域に発見することができる。さらに 、哺乳動物CD40に特異的に結合する、抗体のより小さい部分又は可変領域を コードするDNA配列も本発明に関連して用いることができる。これらの部分は 、例えばELISA、ABC又はドットブロットアッセイを含めた、当該技術分 野で知られたアッセイを用いて、CD40への結合特異性に関して容易に試験す ることができる。 好ましい実施態様では、興味の対象となるモノクローナル抗体を産生するハイ ブリドーマからの可変領域をコードする遺伝子を可変領域のプライマーを用いて 増幅する。これらのプライマーは当業者によって合成するか、又は商業的に入手 可能なソースから購入することができる。Stratacyte(カリフォルニ ア州,ラジョラ)は、特に、VHa、VHb、VHc、VHd、CHl、VL及びCL領域の プライマーを含む、マウス及びヒト可変領域のプライマーを販売する。これらの プライマーを用いて、H鎖又はL鎖可変領域を増幅し、次にこれらを例えばIm munoZAP*H又はImmunoZAP*L(Stratacyte)のよう なベクターにそれぞれ挿入することができる。これらのベクターを次に発現のた めに大腸菌に導入することができる。これらの方法を用いて、VHドメインとVL ドメインとの融合を含む一本鎖タンパク質の多量を産生することができる(Bi rd等,Science,242:423〜426,1988を参照)。 他の実施態様では、結合タンパク質を発現ベクター内で他のタンパク質(例え ば、トキシン)に融合させる。したがって、結合タンパク質によって結合される 細胞をトキシンの組み入れによって殺すことができる(Chaudhary等) 。或いは、結合タンパク質をCD40Lアンタゴニスト(すなわち、CD40を 結合するが、生物学的活性を生じないタンパク質)に融合して、CD40を発現 する細胞の周囲に大きい局部濃度のアンタガニストを発生させることができる。 このアンタゴニストを結合することができる細胞のみが影響され、恐らく治療目 的に必要な用量を減ずると考えられる。 適当な抗体又は結合タンパク質が得られたならば、当業者に周知の多くの方法 によってこれらを単離又は精製することができる(例えば、Antibodie s:A Laboratory Manual,HarlowとLane(編集 ),Cold Spring Harbor Laboratory Pres s,1988を参照)。適当な方法には、ペプチド若しくはタンパク質アフィニ ティカラム、HPLC若しくはRP−HPLC、プロティンA若しくはプロティ ンGカラム上での精製、又はこれらの方法の任意の組合せがある。 本発明の抗体と結合タンパク質は多くの用途を有する。例えば、フローサイト メトリーに用いて、CD40含有細胞を選別したり又はCD40含有細胞を組織 化学的に染色したりすることができる。簡単に言うと、細胞上のCD40を検出 するために、哺乳動物CD40に特異的に結合する標識モノクローナル抗体と共 にインキュベートしてから、結合抗体の存在を検出する。これらの工程は非結合 抗体を除去するための洗浄のような付加的工程と共に達成することもできる。本 発明の範囲内での使用に適した標識は当該技術分野において周知であり、特に、 フルオレセイン イソチオシアネート(FITC)、フィコエリシン(PE)、 ホースラディシュペルオキシダーゼ(HRP)及びコロイド状金を含む。フロー サイトメトリーに用いるために、“抗体へのフルオレセイン イソチオシアネー トの結合.I.結合条件に関する実験”,Immunology,18:865 〜873,1970におけるKeltkampの方法によって精製抗体に結合す ることができるFITCが特に好ましい(Keltkamp,“抗体へのフルオ レセイン イソチオシアネートの結合.II.再現可能な方法”,Immuno logy,18:875〜881,1970;及びGoding,“抗体とフル オロクロムとの結合:標準方法の改良”,J.Immunol.Methods ,13:215〜226,1970も参照のこと)。組織化学的染色に関しては 、HRPが好ましく、これは“ペルオキシダーゼ標識抗体:新規な結合方法”, J.Histochem.Cytochem.22:1084〜1091,19 74におけるNakaneとKawaoiの方法によって精製抗体に結合するこ とができる(TijssenとKurstak,“エンザイムイムノアッセイの ためのペルオキシダーゼと活性ペルオキシダーゼ抗体複合体の非常に効果的かつ 簡単な製造方法”,Anal.Biochem.136:451〜457,19 84をも参照)。 精製した抗体又は結合タンパク質はインビボでのCD40へのCD40Lの結 合を阻止するため、又はCD40含有細胞のインビボ中和のために治療的に用い ることもできる。好ましい実施態様では、上記のように、例えば、特異的ネズミ モノクローナル抗体の抗原結合部位をヒトモノクローナル抗体に転移することに よって、免疫学的検出を免れるように、抗体を修飾する。CD40に対する抗体 又は結合タンパク質と、生理学的に許容されるキャリヤー若しくは希釈剤とを含 む治療組成物の使用が特に好ましい。適当なキャリヤー若しくは希釈剤は、特に 、中性緩衝化した生理食塩水又は非特異性アルブミンと生理食塩水との混合物を 含む。さらに、治療組成物は例えば緩衝剤、炭水化物(例えば、グルコース、ス クロース又はデキストロースを含む)、キレート化剤(例えば、EDTA)又は 種々な保存剤のような、他の賦形剤又は安定剤を含むことができる。適当な用量 は 臨床試験で決定することができるが、投与量と投与頻度とは治療すべき適応症の 性質と重症度、所望の反応及び患者の状態のような要素に依存する。 抗体を用いて、患者に投与した循環溶解性CD40の存在を監視することも、 又は患者におけるCD40のインビボレベルを測定することもできる。好ましい 実施態様では、二重決定基(double determinant)又はサンドイッチアッセイを用 いて、CD40を検出する。簡単に言うと、溶解性CD40を含むと疑われる血 清を、上記のような、付着したモノクローナル抗体を有する固体サポートと共に 結合が生ずるために充分な条件下及び時間、インキュベートする。多くの固体サ ポートが当該技術分野において周知であり、これらには、特に、ELISAプレ ート(Linbro,ヴァージニア州,マクレーン)、ニトロセルロース(Mi lipore Corp.マサチュッセツ州,ベッドフォード)、ビーズ(Po lyscience,ペンシルバニア州,ウァーリントン)、及びマグネチック ビーズ(Robbin Scientific,カリフォルニア州,マウンテン ビュー)がある。さらに、モノクローナル抗体は当該技術分野において周知の方 法を用いて固体サポートに容易に付着可能である(Antibodies:AL aboratory Manual,HarlowとLane(編集),Col d Spring Harbor Laboratory Press,198 8を参照)。次に、哺乳動物CD40に特異的な第2標識モノクローナル抗体と 共に、結合が生ずるために充分な条件下及び時間、インキュベートし、その後、 結合した標識抗体を検出する。 特に好ましい実施態様では、モノクローナル抗体を例えば96孔プレートのよ うな固体サポート上に塗布する。続いて、このプレートを例えばウシ血清アルブ ミンのようなタンパク質又は脱脂ドライミルクによって約30分間ブロックする 。患者からの血清をリン酸塩緩衝化生理食塩水で希釈して、孔中で結合が生ずる ために充分な条件下及び時間(一般に、約30分間)インキュベートする。続い て、プレートを洗浄し、異なるCD40エピトープに特異的な標識第2モノクロ ーナル抗体を孔に加え、上記のようにインキュベートする。異なるCD40の抗 体はクロスーブロッキングアッセイの使用によって決定することができる。次に 、孔を第2標識抗体の存在に関して試験する。第2標識抗体の存在は患者血清中 のC D40の存在を実証する。当業者によって理解されるように、上記アッセイに用 いるモノクローナル抗体を、CD40に特異的であるポリクローナル抗体又は結 合タンパク質に置換することができる。 説明のために、但し限定のためではなく、下記実施例を提供する。 実施例 実施例1 CD40に対するモノクローナル抗体の製造 ヒトCD40に結合し、CD40リガンドに対するCD40の結合を阻止する モノクローナル抗体を以下のように産生させた。ヒトIgG1 Fc分子(Hu CD40.Fcと呼ばれる)に融合したCD40の細胞外ドメインから成るヒト CD40免疫原を、実質的にFanslow等,J.Immunol.149: 655,1992が述べているように製造した。 BALB/cマウスにhuCD40.Fc(10μg)を腹腔内と皮下の両方 で注入し、完全Freundアジュバンドによって乳化した。13〜19日後に 、マウスにhuCD40.Fc(10μg)(不完全Freundアジュバンド によって乳化)を皮下注射した。6日後にレトロ−オービタル(retro-orbital) 放血によって回収した。血清サンプルをドットブロット、抗体捕獲プレートアッ セイ及びFACS分析(analysis)(膜結合huCD40又は溶解性Flag H uCD40のいずれかを用いる)によって試験した。FlagHuCD40は非 常に抗原性であるN末端“フラグ(断片)”ペプチドAsp−Tyr−Lys− Asp−Asp−Asp−Asp−Lys(Hopp等,Bio/Techno logy,6:1204,1988)を有し、特異的モノクローナル抗体によっ て可逆的結合したエピトープを形成し、発現組換えタンパク質の迅速なアッセイ と容易な精製とを可能にする。この配列はまた、Asp−Lys対の直後の残基 においてウシ粘膜エンテロキナーゼによって特異的に開裂する。血清サンプルは ドットブロットアッセイ(フラグhuCD40 25μg/ドットを用いる)に おいて>1:2100の抗体価と、抗体捕獲フォーマットELISAアッセイ( 150ng/mlのビオチン標識フラグhuCD40を用いる)において約1: 16 00の抗体価と、抗体捕獲プレートアッセイ(3000cpm/μlのI125標 識フラグhuCD40を用いる)において>1:1600の抗体価とを有した。 細胞の表面上にhuCD40を発現する細胞を用いて血清を1:400希釈度で のFACSアッセイにおいても試験して、正常のマウス血清より4倍大きい平均 蛍光シフトを示すことを発見した。 マウスを約8週間試験して、huCD40.Fc(7μg)によって皮下免疫 化した(不完全Freundアジュバントによって乳化)。4.5週間後に、マ ウス1匹にhuCD40.Fc(2μg)をアジュバントなしに静脈内投与した 。3日後にこのマウスを殺した。次に、脾臓細胞を回収し、ネズミ骨髄腫細胞ラ イン(Ag8.653)に融合させた。この融合物を非融合細胞、骨髄腫ハイブ リッド及び脾臓細胞ハイブリッドの増殖を阻害するために、96孔プレートのH AT(ハイポキサンチン、アミノプテリン及びチミジン)選択性培地中で培養し た。 ハイブリドーマ細胞上清を2種アッセイによってスクリーニングした。両アッ セイをヤギ抗マウス抗体(10μg/ml)を塗布した96孔プレートで実施し た。簡単に言うと、huCD40.Fc反応性に関する陽性スクリーニングを次 のように実施した。被覆し、ブロックしたプレートを洗浄し、第1抗体(ハイブ リドーマ細胞上清)を加え、インキュベートした。プレートを再び洗浄し、スト レプトアビジンHRP(西洋ワサビペルオキシダーゼ複合体)を加え、インキュ ベートした。最終工程として、プレートを洗浄し、TMB(3,3’,5,5’ −テトラメチルーベンジジン)ペルオキシダーゼ基質を加えた。発色させ、色を ELISAプレートリーダーを用いて読み取った。 Fc反応性に関する陰性スクリーニングは次のように実施した。被覆し、ブロ ックしたプレートを洗浄し、第1抗体(ハイブリドーマ細胞上清)を加え、イン キュベートした。プレートを再び洗浄し、huIgG1HRP(西洋ワサビペル オキシダーゼ複合体)を加え、インキュベートした。最終工程として、プレート を洗浄し、TMBペルオキシダーゼ基質を加えた。発色させ、色をELISAプ レートリーダーを用いて読み取った。 第2スクリーニングとして、細胞表面にhuCD40リガンドを発現する細胞 に対するビオチン標識huCD40.Fcの結合を阻止するハイブリドーマ上清 の能力に関して、ハイブリドーマ上清をFACS分析を用いて、第1(陽性)ス クリーニングと同じアッセイフォーマットにおいてビオチン標識フラグhuCD 40に比べて試験した。 上記方法を用いて、CD40を結合し、CD40LへのCD40の結合を阻止 する2種類のハイブリドーマクローンを単離した。これらの2種類のクローンは huCD40m2(M2)及びhuCD40m3(M3)として呼ばれる。上記 操作によって産生されたハイブリドーマクローンmuCD40m2はAmeri can Type Culture Collection,12301 パー クローン ドライブ,ロックビル,MD20852,アメリカ合衆国(受け入れ 番号HB1459)にブタペスト条約の条件下で1993年10月6日に寄託さ れている。 HybridomaクローンはCD40との反応性に関して、例えばEngv all等によって,Immunochemistry,8:871,1971及 び米国特許第4,703,004号に開示された方法を適用して、ELISAに よってスクリーニングすることができる。陽性クローンを次に同系BALB/c マウスの腹腔内に注入し、高濃度(>1mg/ml)の抗CD40モノクローナ ル抗体を含む腹水を生じさせる。得られるモノクローナル抗体を硫酸アンモニウ ム沈降と、その後のゲル排除クロマトグラフィー及び/又は黄色ブドウ球菌のプ ロテインAに対する抗体結合に基づくアフィニティクロマトグラフィーによって 精製することができる。 実施例2 CD40Lに対するCD40結合の阻害 CD40mAb M2及びM3は、下記のように、huCD40Lに対するh uCD40.Fcの結合を阻害することが判明した。精製ヒト末梢血T細胞をP MAとイオノマイシンとによって18時間剌激して、ヒトCD40L発現を誘導 した。次に、T細胞に陰性対照タンパク質としてのヒトIL−4R.Fc(5μ g/ml)又はhuCD40.Fc(5μg/ml)を結合させ、結合阻害を不 適切なmsIgG(20μg/ml)、CD40mAb M2(20μg/ml )又はCD40mAb M3(20μg/ml)によって実施した。結合CD4 0. Fcはフローサイトメトリー分析によって、抗ヒトFcAb−ビオチンとストレ プトアビジンフィコエリスリンとを用いて検出した。図1に示すように、これら の濃度において、CD40M2とM3の両方は、不適切なmsIgGに比べて> 90%、CD40.Fc結合を阻害した。 CD40mAb M2とM3はmuCD40へのhuCD40.Fc結合を阻 害することが次のように実証された。muCD40Lを本質的に発現するEL4 0.9細胞を、対照タンパク質又は最適未満濃度のhuCD40.Fcビオチン (2.5μg/ml)と結合させ、結合阻害を不適切なmsIgG(50μg/ ml)、対照msIgG1mAbG28.5(50μg/ml)(ワシントン大 学Dr.Edward A.Clerkによって提供)、CD40mAbM2( 12.5μg/ml)又はCD40mAb M3(12.5μg/ml)によっ て実施した。結合ビオチン標識CD40.Fcはフローサイトメトリー分析によ って、ストレプトアビジン−フィコエリスリンを用いて検出した。図2に示すよ うに、これらの濃度において、CD40mAbM2とM3の両方は、不適切なm sIgG又はmsIgG1mAbG28.5に比べて>95%、CD40.Fc 結合を阻害した。 実施例3 CD40mAbを用いるCD40の生物学的活性の阻害 この実施例は、CD40mAbがCD40L仲介TNF−α産生を阻害するこ とによってCD40生物学的活性を阻止することを示す。Alderson等, J.Exp.Med.173:923,1991が述べているような向流傾瀉(e lutriation)によって正常ドナーPBMCから単球を最初に精製することによっ て、単球培養物を確立した。これはギムザ染色細胞遠心分離(cytocentrifuge)標 本(preparation)の顕微鏡検査によって少なくとも95%純度であった。10% 低エンドトキシンFBSと、50U/mlペニシリンと、50mg/μlストレ プトマイシンと、5x10-5M2−メルカプトエタノールとを含むRPMII6 40培地において、細胞を培養した。 下記試薬を用意した。CD40Lを発現するCV−1/EBNA細胞をArm itage等,Nature(Lond.)357:80,1992及びSpr iggs等,J.Exp.Med.176:1543,1992が述べているよ うに、トランスフェクションの2日後にパラホルムアルデヒドによって固定した 。組換え体IL−3、IL−4及びGM−CSFをAnderson等,J.I mmunol.149:1252,1992が述べているように、精製した、こ れらは9x104、1x104及び5x104U/μgの比活性を有した。用いた CD40分子は、実施例1に上述したように構成し、精製したヒトIgG1のF c領域に結合したCD40の細胞外ドメインから成る溶解性CD40融合タンパ ク質であった。 単球培養物を24孔プレート(Costar,マサチュッセツ州,ケンブリッ ジ)において、一時的にCD40Lを発現する、増加する数のCV−1/EBN A細胞によって単独で又はGM−CSF、IL−3又はIFN−γ(10ng/ ml)の存在下で確立した。TNF−αレベルを24時間目にELISAによっ て検出した。図3はCD40L誘導とTNF−α産生との間の用量依存性関係を 示す。GM−CSF,IL−3又はIFN−γの存在下では、CD40Lを発現 する103程度の少ないCV−1/EBNA細胞がTNF−α産生を誘導するた めに充分であったが、さらに多数のこれらの細胞でさえ単独では有意なTNF− α産生を誘導することができなかった。 CD40.Fc又はCD40mAb M2は両方ともCD40L誘導TNF− α産生を阻害することができること判明した。単球はGM−CSFの存在下でC D40Lによって刺激された。CD40.FcとCD40mAb M2を10μ g/mlの最終濃度で用いた。培地のみ、GM−CSFのみ、CD40Lのみ、 CD40.Fcのみ又はCD40抗体のみによる対照培養ではTNF−αが検出 不能であった。図4は、CD40.Fc又はCD40mAb M2の不存在下で は、TNF−α産生がGM−CSFの存在下でCD40Lによって刺激されるこ とを示す。これに反して、CD40.FcとCD40ブロッキングmAb M2 の両方はGM−CSFの存在下でCD40Lによって誘導されるTNF−α産生 を阻害した。イソタイプ対照mAbとヒトIgG1とはこのアッセイにおいてT NF−α産生を阻害することができなかった(データ示さず)。これらのデータ は、CD40mAb M2が特異的にヒトCD40分子に結合し、CD40リガ ンドへのCD40分子の結合を阻止できることを実証する。これらのデータはさ らに、CD40mAb M2が、他のサイトカイン(cytokine)と共に用いる場合 に、TNF−α仲介炎症(inflammation)の阻止に有用であることをさらに示唆す る。 実施例4 抗体の産生と精製 BALB/cマウスをプライスタン(pristane)(2,4,6,10−テトラメ チルペンタデカン,Aldrich,ウィスコンシン州,ミルウォーキー)(0 .5ml)によって最初に感作した(primed)。2週間後に、PBS中の1x106 マウスハイブリドーマをマウスの腹腔内に注入した。約2〜5週間後に、腹水( ascites fluid)をマウスから採取し、遠心分離して、細胞と粒状物質とを除去し た。 腹水(5ml)をプロテインAセファロースの3mlカラム(Pharmac ia,ニュージャージー州,ピスカタウェイ)に、0.1M硫酸アンモニウム( pH9)によって1:4に希釈して塗布した。カラムをカラム容量の10〜20 倍の硫酸アンモニウム(pH9)によって洗浄した。次に、精製した抗体を0. 05Mクエン酸(pH3.0)によって溶離し、1M NaOHによって中和し た。 実施例5 CD40リガンド誘導B細胞増殖に対するモノクローナル抗体の効果 ヒト末梢血単核細胞(PBMC)を正常な被験者(volunteer)からHisto paque(登録商標)(Sigma,ミズリー州,セントルイス)上での密度 勾配遠心分離によって単離した。2−アミノエチルイソチオウロニウムブロミド 処理SRBC(ヒツジ赤血球)によるロゼット形成と、さらにHistopaq ue(登録商標)上での密度勾配遠心分離とによってT細胞を除去することによ って、T細胞欠損標本(E-)を得た。10%CO2雰囲気下、37℃において、 10%熱不活化ウシ胎児血清(FBS)を添加したRPMI培地中のE-標本に よってB細胞増殖アッセイを実施した。1x105-細胞/孔を平底96孔マイ クロタイタープレート(Corning)内で、溶解性トリマーCD40リガン ド単独(実質的にPCT/US92/08990に記載のとおりの、溶解性トリ マー CD40Lをコードする発現ベクターによって形質転換された、1:40希釈上 清細胞)、溶解性トリマーCD40リガンドと固定された抗IgM(5μg/m l;BioRad,ヴァージニア州,リッチモンド)又は溶解性トリマーCD4 0リガンドとインターロイキン−4(5ng/ml)の存在下で3日間、培養し た。さらに、モノクローナル抗体M2(本明細書で開示)、G28−5(Led better等,米国特許第5,247,069号に記載)、EA5とBE1( 両方とも、Doerken等,Leukocyte Typing IV,19 80に記載)、他の抗CD40抗体、S2C6、又は対照ネズミIgGを滴定し て(titrated in)、B細胞増殖に対する種々な抗体の効果を観察した。細胞にト リチウム化チミジン(25Ci/nmole,Amersham,イリノイ州, アーリントンハイト)の1μCi/孔を適用して(pulsed)、最終8時間培養した 。細胞を自動化細胞回収器によってガラス繊維ディスク上に回収して、組み込ま れたcpmを液体シンチレーション分光法によって測定した。結果を図5〜7に 示す。モノクローナル抗体M2はB細胞のCD40リガンド誘導増殖を阻害した が、抗体G28−5と他の抗CD40モノクローナル抗体(S2C6)とは増殖 に効果を及ぼさなかった。抗体EA5とBE1とは実際に増殖を強化した。同様 な実験は、モノクローナル抗体M3がモノクローナル抗体M2と同じ形式で作用 することを実証した。 上記から、説明のために本発明の特定の実施態様をを本明細書で説明したが、 本発明の要旨及び範囲から逸脱せずに、種々な変更を実施することができる。し たがって、本発明は請求の範囲による以外は限定されない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12N 15/02 9162−4B C12N 15/00 C (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 ザッポーネ・ジョディー アメリカ合衆国ワシントン州98037,リン ウッド,ワンハンドレッドアンドセブンテ ィシクスス・ストリート・サウス・ウエス ト 4426,ナンバー ジェイ―2 (72)発明者 アルダーソン,マーク アメリカ合衆国ワシントン州98110,ベイ ンブリッジ・アイランド,グロウ・アベニ ュー・ノース・ウエスト 1116 (72)発明者 アーミテージ,リチャード・ジェイ アメリカ合衆国ワシントン州98110,ベイ ンブリッジ・アイランド,イーグル・ハー バー・ドライブ 5133

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.CD40リガンド発現細胞への溶解性CD40の結合の少なくとも約9 0%阻害の観察によって判定されるような、ヒトCD40分子に特異的に結合し 、CD40分子のCD40リガンドへの結合を阻害するモノクローナル抗体。 2.ネズミモノクローナル抗体とヒトモノクローナル抗体とから成る群から 選択される請求項1記載のモノクローナル抗体。 3.HuCD40−M2(ATCC HB 11459)と、CD40リガ ンド発現細胞への溶解性CD40の結合の少なくとも約90%阻害の観察によっ て判定されるような、HuCD40−M2のCD40リガンド阻害特性を有する モノクローナル抗体とから成る群から選択される請求項2記載のネズミモノクロ ーナル抗体。 4.抗体がネズミハイブリドーマHuCD40−M2(ATCC HB 1 1459)によって産生される請求項3記載のネズミモノクローナル抗体。 5.請求項1〜4のいずれかに記載の抗体又はCD40に特異的に結合する その部分をコードするDNA配列によってコードされるCD40結合ドメインを 含む、CD40に特異的に結合する結合タンパク質。 6.ヒト化モノクローナル抗体と、一本鎖Fvフラグメントと、二価Fvフ ラグメントとから成る群から選択される請求項5記載の結合タンパク質。 7.請求項1〜4のいずれかに記載のCD40に対するモノクローナル抗体 と、生理学的に許容されるキャリヤー又は希釈剤とを含む治療用組成物。 8.請求項5又は6のいずれかに記載のCD40に対するモノクローナル抗 体と、生理学的に許容されるキャリヤー又は希釈剤とを含む治療用組成物。 9.CD40リガンド仲介免疫反応又は炎症反応の抑制方法であって、請求 項7又は8のいずれかに記載の治療用組成物の有効量を投与することを含む前記 方法。
JP51080795A 1993-10-01 1994-09-02 Cd40に対する抗体 Expired - Fee Related JP3675819B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13054193A 1993-10-01 1993-10-01
US08/130,541 1993-10-01
PCT/US1994/009984 WO1995009653A1 (en) 1993-10-01 1994-09-02 Antibodies to cd40

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09504169A true JPH09504169A (ja) 1997-04-28
JP3675819B2 JP3675819B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=22445171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51080795A Expired - Fee Related JP3675819B2 (ja) 1993-10-01 1994-09-02 Cd40に対する抗体

Country Status (15)

Country Link
US (1) US5801227A (ja)
EP (1) EP0724456B1 (ja)
JP (1) JP3675819B2 (ja)
KR (1) KR960704576A (ja)
AT (1) ATE255906T1 (ja)
AU (1) AU686230B2 (ja)
CA (1) CA2172376C (ja)
DE (1) DE69433406T2 (ja)
DK (1) DK0724456T3 (ja)
ES (1) ES2211884T3 (ja)
FI (1) FI961285A (ja)
NO (1) NO961151D0 (ja)
NZ (1) NZ273504A (ja)
PT (1) PT724456E (ja)
WO (1) WO1995009653A1 (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5397703A (en) 1992-07-09 1995-03-14 Cetus Oncology Corporation Method for generation of antibodies to cell surface molecules
US5874082A (en) * 1992-07-09 1999-02-23 Chiron Corporation Humanized anti-CD40 monoclonal antibodies and fragments capable of blocking B cell proliferation
CA2213798C (en) * 1995-03-01 2001-02-06 Immunex Corporation Method for stimulating an immune response
US6340459B1 (en) 1995-12-01 2002-01-22 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Therapeutic applications for the anti-T-BAM (CD40-L) monoclonal antibody 5C8 in the treatment of reperfusion injury in non-transplant recipients
US20020102706A1 (en) * 1997-06-18 2002-08-01 Genentech, Inc. Apo-2DcR
EP2083079A1 (en) * 1997-06-18 2009-07-29 Genentech, Inc. Apo-2DcR
CN1762492A (zh) * 1998-05-23 2006-04-26 莱顿大学医学中心 Cd40结合分子和ctl肽在用于治疗肿瘤的药物组合物中的用途
WO2000066155A1 (en) 1999-04-30 2000-11-09 La Jolla Institute For Allergy And Immunology Methods for preventing reactivation of latent virus and controlling virus replication
US6946129B1 (en) * 1999-06-08 2005-09-20 Seattle Genetics, Inc. Recombinant anti-CD40 antibody and uses thereof
WO2001024823A1 (en) * 1999-10-04 2001-04-12 Chiron Corporation Cd40 antagonist for treating psoriasis
US20020028178A1 (en) * 2000-07-12 2002-03-07 Nabil Hanna Treatment of B cell malignancies using combination of B cell depleting antibody and immune modulating antibody related applications
BR0108001A (pt) * 2000-02-01 2004-01-06 Tanox Inc Moléculas ativadoras de apc com ligação para cd-40
JP2003531178A (ja) * 2000-04-25 2003-10-21 アイデック ファーマスーティカルズ コーポレイション 中枢神経系リンパ腫治療用のリツキシマブのクモ膜下投与
US20030059427A1 (en) * 2000-04-28 2003-03-27 Force Walker R. Isolation and characterization of highly active anti-CD40 antibody
US7063845B2 (en) 2000-04-28 2006-06-20 Gemini Science, Inc. Human anti-CD40 antibodies
AU2001259215A1 (en) * 2000-04-28 2001-11-12 La Jolla Institute For Allergy And Immunology Human anti-cd40 antibodies and methods of making and using same
US7288252B2 (en) 2000-10-02 2007-10-30 Novartis Vaccines And Diagnostics, Inc. Methods of therapy for B-cell malignancies using antagonist anti-CD40 antibodies
US20030211107A1 (en) * 2002-01-31 2003-11-13 Kandasamy Hariharan Use of CD23 antagonists for the treatment of neoplastic disorders
CA2436180C (en) 2001-01-31 2011-11-08 Idec Pharmaceutical Corporation Immunoregulatory antibodies and uses thereof
US20030103971A1 (en) * 2001-11-09 2003-06-05 Kandasamy Hariharan Immunoregulatory antibodies and uses thereof
US20020159996A1 (en) * 2001-01-31 2002-10-31 Kandasamy Hariharan Use of CD23 antagonists for the treatment of neoplastic disorders
US20070065436A1 (en) * 2001-01-31 2007-03-22 Biogen Idec Inc. Anti-cd80 antibody having adcc activity for adcc mediated killing of b cell lymphoma cells alone or in combination with other therapies
EP2011802A3 (en) * 2001-04-27 2009-04-15 Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. Anti-CD40 monoclonal antibody
US20030091593A1 (en) * 2001-09-14 2003-05-15 Cytos Biotechnology Ag In vivo activation of antigen presenting cells for enhancement of immune responses induced by virus like particles
AR039067A1 (es) 2001-11-09 2005-02-09 Pfizer Prod Inc Anticuerpos para cd40
US20050069549A1 (en) 2002-01-14 2005-03-31 William Herman Targeted ligands
US20030180292A1 (en) * 2002-03-14 2003-09-25 Idec Pharmaceuticals Treatment of B cell malignancies using anti-CD40L antibodies in combination with anti-CD20 antibodies and/or chemotherapeutics and radiotherapy
SI1680141T1 (sl) * 2003-11-04 2010-12-31 Novartis Vaccines & Diagnostic Postopki terapije za trdne tumorje, ki izražajo CD-40 celično-površinski antigen
US8277810B2 (en) * 2003-11-04 2012-10-02 Novartis Vaccines & Diagnostics, Inc. Antagonist anti-CD40 antibodies
US20050136055A1 (en) * 2003-12-22 2005-06-23 Pfizer Inc CD40 antibody formulation and methods
EP1756162A1 (en) 2004-03-23 2007-02-28 Biogen Idec MA Inc. Receptor coupling agents and therapeutic uses thereof
US20080057070A1 (en) * 2004-11-04 2008-03-06 Chiron Corporation Antagonist Anti-Cd40 Monoclonal Antibodies and Methods for Their Use
CN101325970B (zh) * 2005-11-01 2013-08-14 诺华有限公司 抗cd40抗体的应用
CA2627891A1 (en) * 2005-11-01 2007-05-10 Novartis Ag Uses of anti-cd40 antibodies
JP5290152B2 (ja) 2006-04-21 2013-09-18 ノバルティス アーゲー 拮抗剤抗cd40抗体薬学的組成物
CA2652599C (en) * 2006-05-03 2019-09-24 Ross Kedl Cd40 agonist antibody/type1 interferon synergistic adjuvant combination, conjugates containing and use thereof as a therapeutic to enhance cellular immunity
US20090074711A1 (en) * 2006-09-07 2009-03-19 University Of Southhampton Human therapies using chimeric agonistic anti-human cd40 antibody
AR083847A1 (es) 2010-11-15 2013-03-27 Novartis Ag Variantes de fc (fragmento constante) silenciosas de los anticuerpos anti-cd40
WO2012125569A2 (en) 2011-03-11 2012-09-20 Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. Anti-cd40 antibodies and uses thereof
MX339239B (es) 2011-04-29 2016-05-18 Apexigen Inc Anticuerpos anti-cd40 y metodos de uso.
CN104918957B (zh) 2012-10-30 2018-11-16 埃派斯进有限公司 抗-cd40抗体及其使用方法
US10174121B2 (en) 2015-05-29 2019-01-08 Abbvie, Inc. Anti-CD40 antibodies
CN116063481A (zh) 2015-09-04 2023-05-05 普里玛托普医疗股份有限公司 人源化抗-cd40抗体及其用途
CN109069622A (zh) 2015-09-30 2018-12-21 詹森生物科技公司 特异性结合人cd40的拮抗性抗体和使用方法
EP3426271A4 (en) 2016-03-10 2019-10-16 Cold Genesys, Inc. METHODS OF TREATING SOLID OR LYMPHATIC TUMORS BY POLYTHERAPY
JP7038064B2 (ja) 2016-04-18 2022-03-17 セルデックス セラピューティクス インコーポレイテッド ヒトcd40に結合するアゴニスト抗体およびその使用
JP7261379B2 (ja) 2016-06-20 2023-04-20 カイマブ・リミテッド 抗pd-l1抗体
CN110546164B (zh) * 2016-11-11 2023-10-20 锦湖Ht株式会社 特异性结合cd40的抗体及其用途
WO2023025248A1 (zh) 2021-08-26 2023-03-02 映恩生物制药(苏州)有限公司 一种甾体化合物及其缀合物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5247069A (en) * 1986-06-13 1993-09-21 Oncogen Ligands and methods for augmenting B-cell proliferation
US5397703A (en) * 1992-07-09 1995-03-14 Cetus Oncology Corporation Method for generation of antibodies to cell surface molecules

Also Published As

Publication number Publication date
EP0724456A1 (en) 1996-08-07
FI961285A0 (fi) 1996-03-20
KR960704576A (ko) 1996-10-09
CA2172376C (en) 2008-11-18
ATE255906T1 (de) 2003-12-15
NZ273504A (en) 1997-12-19
NO961151L (no) 1996-03-21
EP0724456A4 (en) 1997-07-02
AU686230B2 (en) 1998-02-05
FI961285A (fi) 1996-03-20
JP3675819B2 (ja) 2005-07-27
US5801227A (en) 1998-09-01
EP0724456B1 (en) 2003-12-10
AU7681994A (en) 1995-05-01
PT724456E (pt) 2004-04-30
DE69433406D1 (de) 2004-01-22
CA2172376A1 (en) 1995-04-13
DE69433406T2 (de) 2004-10-07
DK0724456T3 (da) 2004-04-13
NO961151D0 (no) 1996-03-21
WO1995009653A1 (en) 1995-04-13
ES2211884T3 (es) 2004-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09504169A (ja) Cd40に対する抗体
RU2765306C2 (ru) Антитело против в7-н3, его антигенсвязывающий фрагмент и их медицинское применение
RU2709742C2 (ru) Гуманизированные антитела к ox40 и способы их применения
JP5665702B2 (ja) Nk細胞増強化合物を使用する治療抗体の有効性を増大させる方法および組成物
US20240002515A1 (en) Methods and antibodies for modulation of immunoresponse
US20020155109A1 (en) Bispecific antibodies that bind TRAIL-R1 and TRAIL-R2
US20220235142A1 (en) Anti-ceacam5 monoclonal antibody, preparation method thereof and use thereof
CN112574312B (zh) 一组ox40单克隆抗体及其医药用途
CN110003338A (zh) 抗ox40抗体及其应用
TW202144435A (zh) 一種抗cd19抗體的抗體及其製備和應用
US20220064254A1 (en) Anti-hk2 chimeric antigen receptor (car)
JP6845237B2 (ja) 抗−ヒトil−3抗体、il−3の高められた発現又はレベルに関連する疾患又は機能障害へのそれらの使用、及びヒトil−3の検出方法へのそれらの使用
TWI844684B (zh) 一種抗ceacam5的單殖株抗體及其製備方法和用途
US20230094867A1 (en) Anti-idiotypic antibodies against anti-cd79b antibodies
US20220064284A1 (en) Anti-idiotypic antibodies against anti-gprc5d antibodies
CN115803346A (zh) Pd-1抗原结合蛋白及其应用
CN116867807A (zh) Siglec-15结合蛋白的制备及其用途
Ferrari Characterisation of scFv A7 reactivity and development of a novel bispecific antibody for targeted therapies in Rheumatoid Arthritis.

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20031209

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041102

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees