JPH09504145A - サービス間の望ましくない干渉を回避する方法 - Google Patents

サービス間の望ましくない干渉を回避する方法

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Abstract

(57)【要約】 基本サービスに対する基本ソフトウェア(51)及び前記基本サービスを補助するサービスに対する補助ソフトウェアを含む電気通信システムでのサービス間の望ましくない干渉を回避する方法。補助ソフトウェアは、基本サービスについてのみ動作する動作ソフトウェア(52)及び残りの補助ソフトウェアについて動作する補助ソフトウェア(59)に分割される。この発明によれば、補助サービスは動作要素によって表わされる。動作要素の組合せは、数学上の2項トリーでのノードを形成する。補助サービス間の干渉、即ち望ましくない作用に対応するこれらの組合せのみが、干渉事象トリー(55)と呼ぶ多数の構造体を形成することとなる。補助サービスを実行できる前に、その動作要素が干渉事象トリー(55)のノードと比較される。これは、前者が後者のノードに属する動作要素と一致するか否かを確める意図で行われる。動作要素のセットが補助サービスの動作要素のセットまたはそのセットと等しいこれらの干渉事象ノードのみが選択される。動作要素のセットが、既に選択されたノードの動作要素のサブセットである干渉事象ノードは選択することができない。干渉事象トリーの選択されたノードに属する対話ソフトウェア(58)は、基本ソフトウェア(51)に付加される。

Description

【発明の詳細な説明】 サービス間の望ましくない干渉を回避する方法 技術分野 本発明は、基本サービスに対する基本ソフトウェアと、基本サービスに対して のみ動作する動作ソフトウェア及び補助ソフトウェアの残りに対して動作する対 話ソフトウェアに分割される、基本サービスを補助するサービスに対する前記補 助ソフトウェアとを含む電気通信システムにおけるサービス間の、干渉と呼ばれ る望ましくない作用を回避する方法に関する。同時に動作するとき、相互にかち 合う処理(measures)を実行する2つ以上のサービスには、前記矛盾を解消する 対話機能が割り合てられる。この発明によれば、(干渉サービスに対してでも) 補助サービスソフトウェアはモジュール構成となっており、該モジュール構成と は、電気通信システムに対する新しいサービスの付加を、既存のソフトウェアを 変更する必要無しに実行することができることを意味している。このとき、既存 のソフトウェアは、新しい補助ソフトウェアを用いて拡張しさえすればよい。基 本サービスに対するまたは任意の他のサービスに対するソフトウェアに影響を及 ぼすこと無く、1つ以上の既存のサービスを除去することも可能である。 既知の従来技術の説明 1つの極めて重要な今日の要求は、早急にかつほどよいコストで、新しいサー ビスを電話網に導入できるようにすることである。新しいサービスの付加におけ る1つの主要な問題は、多くのサービスが、他の電気通信サービスと両立しない 特性を有していることである。プロセスを実行するとき、例えばコネクションを セットアップするとき、システムにおいて、1つのサービスのみを一度に活動化 (activate)させたならば、新しいサービスの導入には何ら問題はない。しかし ながら、ユーザーは一般に、一度に同時に活動化される多数のサービスを有して いる。今日のシステムにおいて、電話オペレータの中には70を上回る異なるサ ービスを提供するものもあり、ユーザは同時に活動化された多数のこれらのサー ビスを有することができる。このことは、サービスは「純粋な(pure)」形式で は実現することができないことと、2つ以上のサービスが同時に活動化されたと き生じ得る任意の干渉を解消するソフトウェアを電気通信システムにおいて含む ことが必要とされることを意味している。 干渉解消用ソフトウェアは、電気通信システムのプロセスを制御するソフトウ ェアの多数の位置に、ソフトウェア・パッチを配置することによって伝統的に生 成されている。このことは、システムを「パッチする(patching)」と言う。続 いて新しいサービスを電気通信システムに導入するとき、処用プログラム・パッ チの一部を変更すると共に、新しいプログラム・パッチを適切な場所に配置する ことがしばしば必要となる。パッチングを使用する一般的方法は、技術上、既知 ではない。ソフトウェアの量が拡大されればされる程、パッチングはよりコスト 高になる。 スェーデン国のエリクソン社(Ericsson)によって販売されているエー・エッ クス・イー(AXE)10電話システムの構成段階において、AXE10の設計 者は、その時点で将来的に必要であると判断した所定型式の副機能の導入を、各 電話局に準備した。この準備は、所定型式の将来的副機能をシステムに加えるこ とを許容する個別インターフェースの導入にあった。所定型式の副機能の付加に 対して準備されたこれらの既知のインターフェースを、当該副機能の型式の枠組 内で可能な限り一般的にする努力が払われている。 しかしながら、将来的には要求され得るがその当時は存在していなかった全て の考えられる型式の副機能を予期することは、システムの構成段階では困難であ る。 電気通信分野で使用される隠語において、サービス間の干渉に関するこの問題 は、特徴対話として称する。電話分野から取り出された以下の例は、異なる番号 間のコネクションのセットアップに関する代表的ケースを例示している。2つの 副機能は、衝突、即ち、「呼のダイバージョン(calldiversion)」及び「ダイバ ージョン・オン・ビジィ(diversion-on-busy)」に含まれる。 呼のダイバージョンとは、加入者の正規の電話番号について行われた呼が、加 入者によって指定された別の番号に再び向けられることを意味する。サービスダ イバージョン・オン・ビジィは、呼が向けられた加入者が、別の電話の呼で占有 されれば、到来した呼は、別の特定した電話番号に向けられることを意味する。 ユーザは、1つ以上の副機能を予約することができる。電話網のオペレータは、 対応する副機能を加入者に接続する。加入者は、例えば彼の電話ダイヤルについ て、活動化すべき各副機能に対して独自の数字/文字の組合せをダイヤルするこ とによって、彼が予約したこれらの副機能を活動化させることができる。以下に おいてBと称する加入者が、宅内電話番号123456を有することと、加入者 が活動化された副機能「ダイバージョン(diversion)」及び「ダイバージョン・ オン・ビジィ(diversion-on-busy)」を有することを仮定する。加入者Bが週末 の別荘に行ったとき、例えば、彼/彼女が自分の宅内電話番号にかかってきた全 ての電話呼出しを、自分の週末用の別荘に転送したいと欲することができ、従っ て、「ダイバージョン」副機能を活動化させ、かつ呼出しが転送される電話番号 を与える。この場合、週末用別荘の電話番号は、例えば123−789である。 加入者が仕事に行くために家を離れるとき、彼/彼女は、例えば、たとえ宅内電 話が掛かっていても、期待した重要な呼出しを受けることを保証するのを欲する ことができる。 加入者Bは次いで副機能「ダイバージョン・オン・ビジィ」を活動化させて、 呼出しが転送されることとなる電話番号、この場合はBの仕事場の電話番号23 2323を与える。副機能「ダイバージョン」及び「ダイバージョン・オン・ビ ジィ」の双方は、これらがそれぞれ別個に活動化されるときに所望される方法で 機能する。しかしながら、加入者Bは、同時に活動化される双方の副機能を有す ると仮定する。この場合、外部の相手方が加入者Bの宅内電話番号で加入者Bを 呼び出して、宅内電話が話中であるとき、トラフィック・システムは、呼出しを 加入者の職場または加入者の週末用別荘に向けるべきかを決定することができな い。 発明の概要 この発明の目的は、既知の技術の欠点が回避される導入で定義されるこの種の 方法を提供することにある。この目的は、以下の請求の範囲に定義される方法を 用いて達成される。 図面の簡単な説明 この発明は、添付図面を参照してより詳細に説明されることとなる。 第1図は、干渉事象を図示している。 第2図は、パスカルの三角形を図示している。 第3図は、0から4の要素を集合中で相互に組み合わせると共に、該集合間で 論理依存性を組み合わせることが可能な方法の数を図示している。 第4図は、4つの要素から成るトランケートされた(trancated)2項式トリー (tree)を図示している。 第5図は、3つの要素から成るトランケートされた2項式トリーを図示してい る。 第6図は、2つの要素から成るトランケートされた2項式トリーを図示してい る。 第7図は、「直接サブセット・オブ(direct subset of)」の関係を図示して いる。 第8図は、破線ノードが「自由」ノードであるトランケートされた2項式トリ ーを図示している。 第9図は、「自由」ノードが省略された第8図のトランケートされた2項式ト リーを図示している。 第10図は、第9図から得られる3つの干渉事象トリーを図示している。 第11図は、2つの同一のノードが、干渉事象トリーのうちの1つの幾つかの 場所で生じる2つの干渉事象トリーを図示している。 第12図は、スーパートリー(supertree)を図示している。 第13図、第14図及び第15図はおのおのが、可能干渉事象と、可能干渉事 象がまた実際の干渉事象であるか否かを確かめるのに使用する方法論との例を示 している。 第16図は、第12図に示したトリーとは異なると共に、2つの干渉事象トリ ーから構成されるスーパートリーであって、2つ及び同一の動作セット又はアク ションの集合(action set)が、1つ及び同一のトリー及び2つの干渉事象トリ ーにおいて何回か生じる前記スーパートリーを図示している。 第17図は、干渉事象を表わすオブジェクトの構成を示している。 第18図は、動作セット及び干渉セット又は干渉の集合(interference set) における干渉事象を示している。 第19図は、第18図に示した干渉事象に対する干渉事象トリーを図示してい る。 第20図は、それによって3つの可能干渉事象が生じる動作要素ae1,ae 2を含む干渉カプセルに、動作要素ae3を付加することを図示している。 第21図は、第20図の動作要素を付加した結果の新しい干渉事象を図示して いる。 第22図は、第20図に従って動作要素を付加した結果の更なる干渉事象トリ ーの発生を図示している。 第23図は、第20図のまた別の可能な干渉事象が潜在的または実際の干渉事 象であると見い出されれば生じる干渉事象トリーを示している。 第24図は、本発明を実施するときに、2つのプロセス、即ち、呼の接続及び サービス処理が利用される電話局を概略的に図示している。 第25図は、第24図の干渉カプセル呼の接続及びこの干渉カプセル中の動作 セットの分析に続いて得られる対話要素に関連する2項トリーを図示している。 第26図は、第25図に言及すると共に、干渉カプセル呼の接続に対して得ら れるスーパートリーを図示している。 第27図は、第24図のサービス処理プロセス及びこの干渉カプセル中の動作 セットを分析した後に得られる対話要素に関連する2項トリーを図示している。 第28図は、第27図に関すると共に、干渉カプセルサービス処理に対して得 られるスーパートリーを図示している。 第29図は、本発明に従って構成されたソフトウェアを用いて補助される第2 6図に示された電話局を図示している。 第30図は、干渉事象トリーを含むスーパートリーの例を図示している。 第31図は、動作要素ae2によって表わされるサービスを除去した後の第3 0図に示されたスーパートリーを図示している。 第32図は、3つの動作要素を含む干渉カプセルに対する干渉事象トリーを図 示している。 第33図は、第4の動作要素を第32図の干渉カプセルに加えた後に生じ得る 干渉事象を用いて拡張した第32図の干渉事象トリーを図示している。 第34図は、第33図の可能干渉事象の分析後に得られる干渉事象トリーを図 示している。 発明を実施する最良の形態技術的背景 干渉は、2つ以上の現象が同一媒体中で同時に作用するときに生じる現象を同 定するのに使用される一般用語である(波動力学を参照)。本説明で使用する干 渉という用語は、相互依存性を有する2つ以上の機能が、同時に存在するときに 生じ得る望ましくない現象について言う。 多くの異なる型式の電話通信システムが存在する。代表的電気通信システムの 例は、電話、広帯域サービス、移動電話、パーソナルページング、ビデオテキス ト、パケット活動化データ網、回路活動化データ網、構内通信網(LAN:local areb networks)等を含む。 異なるプロセスは、特定の電気通信システムににおいて実行される。プロセス は、並行または直列に実行することができる。電話システムにおけるプロセスの 例は、呼のセットアップ、呼の処理、セレクタ及びスイッチを介したルートのセ ットアップ等を含んでいる。プロセスとは、以下において、状態及び外部刺激に よって装置の諸機能を説明する状態マシンを意味している。この状態マシンモデ ルにおいて、状態及び外部刺激の各組合せを説明するテーブルが確立される。こ のテーブルはまた、各こういった組合せに対して、関連する外部刺激に応答して 状態マシーンが切り換える新しい状態を開示する。時には、外部刺激及び状態の 組合せは、状態変化には帰着しない。 この発明が関係する類いのシステムにおけるプロセスを説明すべく、既知の状 態マシーンをモデルとして使用すべきであれば、特に、外部刺激及び状態の各組 合せに対する状態マシーンによって引き渡されるこれらの出力信号を用いて、モ デルを補助する必要がある。この種のモデルは、現実の簡略化されたモデルであ って、例えば、状態変化を実行するこれらの手順を説明することはない。 異なるサービスセットアップを含む電気通信システムが、例えば異なる市場に 存することと、新しい副機能を用いて電気通信システムを補助できる必要がある ことに関する諸問題を解決することが、この発明の意図するところである。詳述 すると、前記諸問題は、電気通信システムにサービスを付加し、システムにおい て既に構成されたサービスをシステムから除去し、完全に新しいサービスを既存 の電気通信システムにおいて構成できるようにする能力に関係している。 電気通信システムに加えたりこれから除去したりできるサービスを、以下にお いて、補助サービスと称する。 電気通信システムは、以前には存在していなかった新しい副機能を用いて、電 気通信システムを補助できるようにする補助サービスに起因して、しばしば非常 に複雑である。 以下の定義を使用する。即ち、干渉カプセルは、状態マシーンとして考えるこ とができるプロセスに対して与えられた名前である。特定の電気通信応用におい て特定の干渉カプセルを定義することは、本発明の意図するところではない。本 発明は、干渉カプセルが定義されている方法に依存しない。 以下の仮定を与えることを仮定する。即ち、干渉は、干渉カプセルとして定義 した電気通信システムのこれらの部分集合内にのみ存在することができる。 この発明によれば、干渉は、干渉事象において構成される。組み合わされたと き、干渉の発生に寄与するこれらのサービスは、動作要素の干渉カプセルにおい て表わされる。動作要素は、例えば加入者がサービスを有するか否か、即ち、動 作要素が活動化されるか否かに応じて、能動的または受動的であり得る。動作要 素は、1つ以上の他のアクティビティ(副機能)を用いて同時に実行されたとき に潜在的に干渉を伴い得る任意のアクティビティ(副機能)を表わすものとして 定義される。2つ以上の能動的動作要素の組合せは、潜在的干渉事象である。 こうして、2つ以上の動作要素の全ての組合せは、干渉事象を発生することが できる。干渉カプセル中の最大数の干渉事象nmaxは、以下の等式によって与え られる。 式中、naeは動作要素の数である。 こうして、干渉事象が能動的か否かに決定的な動作要素の特定のセットが、各 干渉事象に属する。このセットは、動作セットと称する。干渉カプセル中の能動 動作要素は、どの干渉事象が干渉カプセル内で能動的かを明確に決定する。対話 要素のセットは、各干渉事象に属する。各対話要素は、干渉事象が活動的である ために実行される特定の対話を表わす。この対話は、干渉を解消するのに要求さ れる論理を含んでいるソフトウェアとして、通常、実施される。対話要素は、干 渉事象の活動化の結果として引き受けられた任意のアクティビティ(対話)を表 わす。干渉事象に対して存在する対話要素のセットは、対話セットと称する。1 つで同一の対話要素は、任意数の対話セットに存在し得る。 第1図は、動作セット2及び対話セット3を有する干渉事象1を図示している 。動作セットは、多数の動作要素aeを含んでいる。対話セットは、多数の対話 要素iaeを含んでいる。前述したように、動作要素は、能動的または受動的で あって良い。干渉事象が能動的になるために、2つの基準、即ち(1)干渉事象 の動作セットにおける全ての動作要素aeが能動的であること、及び(2)干渉 事象の動作セットは、別の能動的干渉事象の動作セットのサブセットではないと いうこと、を満たすことが必要である。 こうして、2つ以上の動作要素の全ての組合せは、特定の干渉事象に対する可 能動作セットである。第2図に示すパスカルの三角形を応用して、特定数の入力 動作要素を有する可能または潜在的干渉事象の数を確立するようにすることがで きる。第2図の水平行における各係数は共に加算され、行数に対応する多数の動 作要素を有する干渉カプセルに見い出される可能干渉事象の総数が得られる。水 平行は、0から始まる頂部から順番に番号付けされると想像される。右上方に向 って対角線的に伸びている行は、所定数の動作要素を有する可能干渉事象の数を 示す。動作要素の所定数は、前記所定数に等しいグレードの組合せを形成すると 言うことができる。水平行と対角線行の交点に位置する係数は、行数に対応する 多数の動作要素を有する干渉カプセル中の所定のグレードの可能干渉事象の数を 示している。既知のように、パスカルの三角形は、n個の要素からのk個の要素 の組合せを選択する可能方法の数を表わしている。左に最も遠く位置している対 角線行の各1は、グレード0の組合せの数、即ち、(0)動作要素aeを用いな いで得られる組合せの数を表わしている。1つの組合せ、従って1つのセット、 即ち、空のセットを与える動作要素はない。空のセットは1の(1)組合せを表 わし、これは対角線行における各1(1)を伴う。次の水平行は、グレード1の 組合せの数、即ち、1つの要素から成る全ての組合せを表わす。動作セットが1 つの動作要素を含めば、1つの組合せが得られる。この組合せは、行番号1の右 側の1(1)である。動作セットが2つの動作要素を含めば、2つの組合せが見 い出され、おのおのが1つの要素を有しており、これは行番号3の係数2によっ て表わされている。動作セットが3つの要素を含んでいれば、おのおのが1つの 要素を有する3つの組合せが見い出される。これは、行番号3の左側の係数3に よって表わされる。何ら要素が見い出されないときには、干渉は生じ得ないので 、各1の対角線行は除外される。何故ならば、この行は関係ないからである。続 く対角線行1,2,3,4,5 ---10もまた除外することができる。何故なら ば単に1つの動作要素を含んでいる動作セットにおいて、干渉は生じ得ないから である。これらの2つの対角線行は、第2図において陰でおおわれている。 (グレード2の組合せの数を表わす)続く行は、2つの動作要素の組合せの数を 表わしている。この行及び行番号2の間の交点における係数1は、2つの対話要 素から成るグループにおいて、干渉を伴い得る2つの要素の1つ(1)の組合せ があることを表わしている。順次、このことは、矩形4内で1(1)で印を付け られた考えられる干渉事象を示している。代わりに、即ち行番号3(頂部から4 番目の水平行)の3つの要素から動作セットが構成されるとすれば、複数の干渉 を伴い得るおのおのが2つの要素の3つの組合せと共に、干渉を伴い得る3つの 要素、即ち動作セットの全ての要素の1つの組合せが見い出されることとなる。 これらの2つの後者の係数の和は、可能干渉事象の最大数、この場合は4つの事 象を与える。このことは、第3図の矩形4中の数字4によって示される。 動作セットが、行番号4(頂部から第5番目の水平行)に対応する4つの動作 要素を含んでいれば、おのおのが2つの要素の6つの組合せ、おのおのが1つの 要素の4つの組合せ及び4つの要素の1つの組合せ、即ち、総数11の可能干渉 事象がある。可能干渉事象の数が指数関数的に増大することは、以上から明瞭で ある。対話の問題を例示するために、電話網が70の異なる有効なサービスを含 み得る例について、再度、参照する。70のサービス間の可能対話の理論数は、 信じられないほど大きい。サービスと、新しいサービスを導入する可能性は、競 争的特徴となってきているため、安定した構成を電気通信システムにおいて得る ことができる新しいツール及び方法の創造に対する必要性があることが了知され よう。この事については、安定と言ったのは、システムに新しいサービスを加え るかまたはシステムから既存のサービスを除外するとき、既存のサービスを変更 する必要がないということを意味している。新しいサービスをシステムに加える とき、または既存のサービスをシステムから除外するとき、当該サービスが電気 通信システムにおいて既存のサービスと共同し得るときでさえ、残りのサービス は影響を受けることはない。 第3図は、第2図に示したパスカルの三角形における水平行を図式的に例示す る方法を図示している。第3図は、上部から第5番目の水平行、即ち、係数1, 4,6,4,1を含む行を図示している。図示の構造は2項トリーと呼び、0か ら4の要素をセットに組み合わせることができる方法の数を表している。トリー 構造の各ノードは、動作要素aeの特定の組合せを表わしている。グループ中の 動作要素は、ae1,ae2,ae3及びae4である。 第4図は、干渉事象に属し得るこれらの動作セットのみを引き出すときに得ら れる2項トリーを図示している。第3図に示す2項トリーの2つの最も低いレベ ルが除去され、第4図の2項トリーの中で残っているものは、出願人が「トラン ケートされた(truncated)」2項トリーを呼ぶことにしたものである。第4図は 、干渉事象を伴い得る動作セットが、相互にサブセットであることができること を示している。下方にあるノードのセットは、上方にあるノードのセットのサブ セットである。トランケートされた2項トリーにおける基本要素は、2つの動作 要素、即ち第4図の底部にある6つのノードを含むセットである。このことは、 少なくとも2つの動作が干渉の発生に要求されるからである。第4図に示すトラ ンケートされた2項トリーは、4つの要素間の可能対話の数に関係している。第 5図は、3つの要素間の可能対話の数に関係するトランケートされた2項トリー を示している。第6図は、2つの要素間の可能対話の数に関係するトランケート された2項トリーの例を示している。 第7図は、出願人が「直接サブセット(direct subset of)」と呼ぶことにし た用語を図示している。第7図の矢印5、6及び7は、「直接サブセット」の関 係を説明している。サブセット{ae2,ae4}を含むノード8は、ノード9 におけるセット{ae1,ae2,ae4}の直接サブセットである。順次、ノ ード9のサブセット{ae1,ae2,ae4}は、矢印6で図示するように、 ノード10のセット{ae1,ae2,ae3,ae4}の直接サブセットであ る。ノード8のセット{ae2,ae4}は、ノード10の最大のセット{ae 1,ae2,ae3,ae4}のサブセットであるが、セット{ae2,ae4 }はまたセット{ae1,ae2,ae4}のサブセットであるので、セット{ ae2,ae4}は、ノード9の最小セット{ae1,ae2,ae4}の直接 サブセットであると言える。破線矢印10は、ノード8のセットがノード9の最 大セットの直接サブセットではないことを示そうとするものである。「直接サブ セット」とは、別のノードの直下にあるノード間の関係を意味している。干渉事象トリー トランケートされた2項トリーは、干渉事象カプセル中に見い出される全ての 可能動作セットを図式的に示す方法である。第1図を参照して説明したように、 特定の動作セットは各干渉事象に対して見い出される。このことは、2項トリー の各ノードはまた、理論的に可能な全ての干渉事象、即ち全ての潜在的干渉事象 を表わすことを意味している。新しい動作要素が干渉カプセルに加えられるとき 、潜在的干渉事象の数は指数関数的に増加する。前記等式1を参照。新しい動作 要素が干渉カプセルに加えられるとき、このことは、通常、全ての新しい動作の 組合せ(動作セット)のおのおのが、それぞれの独自の作用を伴うこととなるこ とを意味するものではない。「独自の作用(unique behaviour)」と言ったのは 何を意味するかの形式的説明を、以下に述べることとする。ちょうど今、新しい 動作要素を干渉事象カプセルに加えるとき、全ての組合せが影響を受けないこと を仮定する。このことは、2項トリーにおける一部のノード、即ち一部の動作セ ットは、干渉事象と関連しないことと、こういったノードは、その代わりに、「 自由」な干渉事象に属すると言うことができることを意味している。これらのノ ードは、以下において「自由な」ノードと称する。 第8図は第4図と関係し、破線中に多数の自由ノード11,12,13,14 を図示している。破線中の枠にはめられたノードは、「自由な干渉事象」に属し ていると言える。自由ノードは干渉事象の見地から無関係であるので、干渉事象 カプセルに見い出される動作セットの図式表示から省くことができる。次いで、 第9図に図示する類いのトリー構造が得られる。第9図に示すノードは、干渉を 伴う全ての組合せを表わしている。第9図は、第8図のうちの何が残っているか を示している。第9図において、下方にあるセットの直接のサブセットではない 動作セットは、出願人が干渉事象トリーと呼ぶもののルート(root)を形成する と言える。2項トリー中の特定のノードの上方にある全てのノードが「自由」で あれば、特定のノードはまた、干渉事象トリーのルートである。こうして、第9 図におけるノード15,16及び17のおのおのは、それぞれのトリーのルート である。これらの新しいトリーは干渉事象トリーと呼ばれ、第10図に示されて いる。干渉事象トリーは、望ましくない干渉を除くために何かをしなければなら ない事象のグループである。前述したルートの定義に関して、その動作セットが 任意の他の干渉事象のサブセットの直接サブセットではない干渉事象が、干渉事 象ルートであると言うことができる。こうして、干渉事象は、その動作セットが 、或る他の干渉事象の動作セットにおいてサブセットとして含まれない干渉事象 ルートである。 干渉事象間の関係の図式表現は、本発明のどの部分も形成しないが、これらの 事象を図示する方法である。他の型式の表現も、勿論可能である。 第10図の干渉事象トリーには、18,19及び20の参照番号が付けられて いる。出願人はこのようにして図式的に干渉事象トリーを示して、同一のノード が1つ以上のトリーに生じ得ることを図示しようとしたものである。2つのトリ ーに生じる動作要素{ae1,ae3}を含むノード21を参照。ノード{ae 1,ae3}は、{ae1,ae2,ae3}及び{ae1,ae3,ae4} 双方の直接サブセットであり、(2つのダッシュで図式的に表わされた)2つの 関係「直接サブセット」を有するノードとして代替的に示すこともできよう。概 して、選択された図式表現の場合には、1つで同一のノードが、多数の異なる干 渉事象トリーに生じ得る。 第11図は、先の例とは関連しない2つの新しい干渉トリー22A,22Bを 図示している。この図は、ノード、この場合は動作要素{ae1,ae3}を含 むノード23が、1つで同一の干渉事象トリー、この場合は干渉事象トリー21 において数回生じ得ることを図示しようとするものである。 概説すると、1つで同一のノードは、幾つかの異なる干渉事象トリーで生じ得 ると共に、1つで同一のトリー内で数回生じ得る。このことは、しかしながら、 この発明のどの部分も構成しない選択された図式表現によるものである。 この発明によれば、干渉カプセルに属する全ての干渉事象トリーは、出願人が スーパールート(super root)と呼ぶことにしたもの下で、共に収集され、これ によって第12図に図示するトリー構造を得る。異なる干渉事象トリー間の関係 は、このようにして形成される。スーパールートには、参照番号24が付されて いる。第12図は第10図と関連している。このようにして、干渉カプセル中の 全てのノードは、スーパールートの下方に存し、得られたトリーはスーパートリ ーと呼ばれる。第12図及び第13図を参照して前述したように、1つで同一の ノードは異なる干渉事象トリーで生じることができ(第10図)、1つ及び同一 のノードはまた、1つ及び同一の干渉事象トリーで数回生じ得る(第11図)。 干渉事象トリーにおいて干渉事象を構成するこの方法は、当該カプセルとは無関 係に、各干渉カプセルに当てはまる。干渉事象トリー中のノードは、ノードが干 渉事象ルートを表わさなければ、常に下方にあるノードに対する「直接サブセッ ト」の関係を有する。スーパールートは、全ての干渉事象ルートに対するルート であって、実質的に干渉事象ではないが、単に図式対象である。 スーパートリーは、所定の加入者が所定数のサービスを活動化させたとき、ど の干渉論理を観察する必要があるかを、実時間で決定するのに使用される。スー パートリーは、加入者がさしあたり活動化させたサービスに属すると共に、問題 のプロセスに対する基本ソフトウェアに加える必要がある干渉ソフトウェアをリ サーチするのに使用される。例えば、加入者が2つのサービスを活動化させ、そ のうちの一方が第12図の活動要素ae2によって表わされ、他方が第12図の 動作要素ae3によって表わされれば、このことは、基本ソフトウェアに加えら れる動作セット{ae2,ae3}を含む干渉事象に属するまさしく対話論理で ある。特定の動作セット及び特定の対話セットが各干渉事象に対して見い出され ることを示す第1図を参照されたい。例えば、第12図の動作セット{ae2, ae3}が能動的であるとき、この干渉事象{ae2,ae3}の対話セットを 表わす対話ソフトウェアが、基本ソフトウェアに加えられる。このことは、以下 においてより詳細に説明する。スーパートリーは全ての加入者、即ちユーザと、 加入者が活動化させたサービスの全ての異なるアレイに適用される。新しいサー ビスをシステムに導入するとき、全ての付加的で新しい組合せが干渉事象を表わ すか否かをチェックする必要がある。新しい干渉事象が存在すると見い出されれ ば、既存のトリー構造を変更する必要はないが、新しい干渉事象トリーもまた成 立するか及び/又は新しいブランチを既存の干渉事象トリーに付加する。干渉事象−自由干渉事象 所定の動作セットが干渉事象または自由干渉事象に属するか否かを決定する方 法を、ここでより詳細に説明する。動作要素の組合せが調査干渉事象と呼ぶ干渉 事象を伴うために、組合せのセットが、共に調査干渉事象と同一の作用を発生す る他の干渉事象に属する直接サブセットを有することはないことが必要である。 このことはまた、動作要素の所定の組合せに対して要求される「独自の作用(uni que behavior)」の定義であって、干渉事象に帰着する。この定義に関して、次 のことを言うことができる。 (2)動作要素のセットAが、干渉のセットQが行われることを意味すれば、 セットAは、Aの全ての直接サブセットBj{j=1,2--- 5}が、その対話セ ットRjが以下のように構成される干渉事象に属するとき、新しい干渉事象に属 する。 式(2)は以下のことを述べている。即ち、セットAが干渉事象に属するために 、干渉セットQが、干渉セットRjの結合から異なることが必要である。こうし て、干渉事象は、その対話セットが、独自の作用、即ち、直接サブセットの対話 セットがこのセットに対して表示する作用の結合(の単なる組合せではない)か ら異なる作用を有する動作要素のセットである。 (3)更なる要求は、以下のようであり得る。 (即ち、全てのサブセットRjは分離している。)式(3)は以下のことを述 べている。即ち、対話セットRj間のセクションは零となる。即ち、種々の対話 セットは、任意の共通対話要素を有することがない。式(3)は、この発明の応 用には必要はない。 第13図、第14図及び第15図は、前述したことを図示している。第13図 は、可能干渉事象25及び3つの干渉事象26,27及び28を図示している。 可能干渉事象25は、おのおのが図示のそれぞれの動作要素及び対話要素を含ん でいる1つの動作セットA及び1つの対話セットQを有している。同様に、各干 渉事象26,27及び28は、おのおのが所定の動作要素を有するそれぞれの動 作セットB1,B2及びB3と、図示の干渉要素を与えるそれぞれの対話セット R1,R2及びR3を含んでいる。動作セットB1,B2及びB3のおのおのは 、可能干渉事象の動作セットAの直接サブセットである。このことは、実線の矢 印を用いて示されている。しかしながら、可能干渉事象25は干渉事象ではない 。何故なら、対話セットR1,R2及びR3は、式(2)に従って対話セットQ と等しく、対話セットR1,R2及びR3は、式(3)に従って分離している。 第14図は、その3つの動作セットB1,B2及びB3が直接サブセットであ る、動作セットAに対する別の可能干渉事象29を図示している。B1は、対話 セットR1を有する第1の干渉事象30に属している。B2は、対話セットR2 を有する第2の干渉事象31に属している。B3は、対話セットR3を有する干 渉事象32に属している。第14図に示すセット中の要素は、第13図に示すも のとは異なっている。この場合、可能対話事象29は、式(2)に従う実際の干 渉事象である。何故ならば、R1,R2及びR3の結合はQに等しくないからで ある。動作セットA中の動作要素間の干渉を解決するために、干渉事象30,3 1及び32中の手順の和から区別される手順が要求される。 第15図は、3つの干渉事象34,35及び36中の動作セットB1,B2及 びB3が直接サブセットである動作セットAに対する別の可能干渉事象33を図 示している。この場合、対話セットR1,R2及びR3が分離性ではないと共に 、式(3)を満足していないので、可能干渉事象33は干渉事象ではない。即ち 、対話要素iae6は、R2及びR3双方において生じる。構成 動作要素が能動的である認識を得ると共に、スーパートリーの認識を得たので 、干渉カプセル、即ちプロセスを、個々の実行事象に対する正しい補助ソフトウ ェアを用いて構成することができる。能動的動作要素が入力データであるこの分 析に対して、スーパートリーを使用することができる。自由な干渉事象が見い出 せたので(第8図参照)、幾つかの干渉事象が1つで同一のスーパートリーにお いて同時に能動的となり得る。しかしながら、動作セットが、別の能動的干渉事 象の動作セットのサブセットであるとき、干渉事象は能動的ではあり得ない。特 定の干渉事象の動作セットはスーパートリーの幾つかのノードにおいて生じ得る ので、特定の干渉事象が能動的であるためには、これらの動作セットが生じる全 てのノードが「能動的(active)」であることが必要である。 第16図及び第17図は、干渉事象が能動的であるか否かを突き止める可能性 を図示している。第16図は、2つの干渉事象トリー38,39及びスーパール ート40から成るスーパートリー37を図示している。第16図は、先に説明し た図の何れとも関係していない。第16図に示すように、ノードae1,ae3 は、干渉事象トリー38に2度、干渉事象トリー39に1度現われる。 第17図は、第16図の動作セット{ae1,ae3}を有するノードを示し ている。これらのノードはオブジェクト41によって表わされている。このオブ ジェクトは2つの属性42,43を含んでいる。属性42は、動作セット{ae 1,ae3}がスーパートリーで生じるノードの数を示している。この情報は、 スーパートリー中のこの動作に対する静的情報である。属性43は、スーパート リーを使用するときに有効であり、分析が動作セットが能動的であることを示す 毎に1に結合される。従って、属性43は動的であり、属性の値は各分析の際に 変化することができる。全ての動的属性の表示は、スーパートリーを分析した後 に零に設定される。属性43が、分析の際に属性42によって示された値と同一 の値まで計数されれば、この動作に対する干渉事象は能動的である。第16図に 示した例によれば、静的属性42は3に設定される。何故ならば、この動作セッ トは、スーパートリーの3つのノードで生じるからである。正しい干渉ソフトウェアを見い出すための分析例 以下の3つの例は第16図及び第17図に関連している。例 1 この例では、ユーザーがae1及びae3を能動的にすることを仮定する。入 力データae1及びae3は、以下に説明する分析装置に送られる。分析の目的 は、(干渉カプセルによって表わされる)プロセスにおいて活動化されるこの特 定のケースに特有の対話ソフトウェアを見い出すことである。先ず、ユーザが、 ae1,ae2,ae3,ae4,ae5(=スーパートリーの干渉事象トリー 38のルート)を能動的にするか否かを突き止める。答えは否である。次いで、 分析装置が、加入者がae1,ae2,ae3を能動的にするか否かを突き止め る。答えは否である。次いで、分析装置が、加入者がae2,ae3を能動的に するか否かを突き止める。答えは否である。次いで、分析装置が、加入者がae 1,ae3を能動的にするか否かを突き止める。答えはイエスであり、属性43 は0から1にステップする。ここで、分析は加入者がae1,ae3,ae4を 能動的にするか否かをチェックし続ける。回答は否である。次いで、分析装置は 、ae1,ae3が能動的であるか否かを突き止める。回答はイエスであり、こ れによって属性43は1から2にステップする。ここで、加入者がae1,ae 4を能動的にするか否かを突き止める。回答は否である。第1の干渉事象トリー 38を調査する。干渉事象トリー39を調査することは残っており、分析装置は 加入者がae1,ae3,ae6(干渉事象トリー39のルート)を能動的にす るか否かを突き止める。回答は否である。最後に、分析装置は加入者がae1, ae3を能動的にするか否かを突き止める。回答はイエスであり、これによって 属性43は2から3にステップする。ここで、属性43は属性42と同じ程等し く大きく、従って、干渉事象の対話要素によって表わされるソフトウェアという 点で、ae1,ae3が能動的干渉事象であることと、干渉事象と関連する矛盾 解消用対話ソフトウェアが基本ソフトウェアに加えられることを結論付けること ができる。 スーパートリーを調査するアルゴリズムは、丁度説明したアルゴリズムである 必要はないことと、他のアルゴリズムを使用できることが了知されよう。分析を 一層効果的にするために、最適化を行うことができる。例 2 この例では、ユーザがae1,ae2及びae3を能動的にすることを仮定す る。これによってae1,ae2及びae3が分析装置に送られる。動作セット ae1,ae2,ae3を含むノードのオブジェクト41は、1(1)に設定さ れた静的属性を有している。何故ならば、このノードはスーパートリーに1度生 じるだけであるからである。先ず、ユーザがae1,ae2,ae3,ae4, ae5(=スーパートリーにおける干渉事象トリー38のルート)を能動的にす るか否かが突き止められる。回答は否である。次いで、分析装置は、ユーザがa e1,ae2,ae3を能動的にするか否かを突き止める。回答はイエスである 。動的属性は1にステップして、静的属性の値と同じ程等しく大きくなる。従っ て、動作セットae1,ae2,ae3を含む干渉事象は能動的であると結論付 けることができる。分析は、(動作セットae1,ae2,ae3のサブセット を表わす)下方にあるノードについて継続しない。次いで、分析装置は、加入者 がae1,ae3,ae4を能動的にするか否かを突き止める。回答は否である 。次いで、分析装置は、加入者がae1,ae3を能動的にするか否かを突き止 める。回答はイエスである。このノード(ae1,ae3)を表わすオブジェク ト中の動的属性は、0から1にステップする。次いで、分析装置は、ae1,a e4が能動的であるか否かを突き止める。回答は否である。次いで、分析装置は 、加入者がae1,ae3,ae6を能動的にするか否かをテストする。回答は イエスであり、このノード(ae1,ae3)を表わすオブジェクト中の動的属 性は、1から2にステップする。ここで、分析は完了する。動作セットae1, ae2,ae3を有する干渉事象は、能動的であることが見い出された。このノ ードに対する動的属性は2にステップアップするだけであるので(静的属性は3 )、動作セットae1,ae3を有する干渉事象は能動的ではない。例 3 この例では、ユーザが動作要素ae1,ae3,ae6を能動的にすることを 仮定する。これらの要素は入力データとして分析装置に送られる。スーパートリ ーの調査は、分析がスーパートリー中の組合せae1,ae3,ae6に直面す る最初の時に停止し、動作セットae1,ae3,ae6を有する干渉事象は、 動能的であることが見い出される。干渉事象トリー39において引き受けられる サブセットae1,ae3の分析はない。干渉事象トリー38を調査するとき、 動的属性は、動作セットae1,ae3を有するノードが調査される最初の時に 、0から1にステップアップし、動作セットae1,ae3を有するノードが調 査される2番目の時に、1から2にステップアップするが、干渉事象トリー39 中の動作セットae1,ae3を有するノードは調査されないので、動的属性は 決して3にはステップアップしない。こうして、動作セットae1,ae3を有 する干渉事象は能動的ではない。干渉事象トリーを生成する方法 第18図は、干渉事象A中の2つの動作要素ae1,ae2を有する動作セッ トを図示している。動作要素双方が能動的のとき、対話iae1が行われること となる。干渉事象トリーは、図示のケースにおいて1つのノードしか有していな いので、ノードはまた干渉事象トリーのルートである。この干渉事象は、第19 図に示されている。 付加的動作要素ae3をここで干渉カプセルに加える。このことは、3つの付 加的動作セットに帰着する。こうして、3つの更に可能な干渉事象が見い出され る。これらの付加的動作セットが実際に干渉事象であるか否かを見い出すために は、付加的動作セットのおのおのを調査する必要がある。調査が、動作要素ae 1,ae3間の可能干渉を解消するのに何かを行う必要があることを示せば、対 話が行われることとなる。この対話は、例えば、対話要素iae2によって表わ すことができる。これによって、可能干渉事象はまた実際の干渉事象である。第 21図参照。組合せae2,ae3を含む動作セットが任意の動作をとることを 要求しなければ、動作セット44を有する干渉事象が「自由な」干渉事象である ことが考えられる。要素ae1,ae2及びae3を有する動作セットが、ia e1及びiae2によって表わされる対話を実行させるようにすれば、動作セッ ト46を有する干渉事象はまた「自由な」干渉事象となる。何故ならば、前記式 (2)及び(3)における条件が満たされないからである。干渉カプセル中には 2つの干渉事象がある。これを第22図に示す。干渉事象の動作セットのどれも 或る他の干渉事象の動作セットのサブセットではないので、干渉事象ルートがあ る。従って、第22図は2つの干渉事象トリーを示している。 一方、第20図の組合せae1,ae2及びae3を有する動作セット46が 、万一、或る他の対話、例えばiae3を実行させるようにすれば、または何ら の動作もとらないようにすれば、このことは、式(2)及び適切なとき式(3) の条件が満たされることと、この動作セットが更なる干渉事象になることと、参 照記号Cが付された新しい干渉事象もまた第23図に示すように干渉事象ルート であることを意味している。こうして、第23図は干渉事象トリーを示している 。 動作要素が干渉カプセルに加えられたとき、新しい干渉事象トリー及び/又は 既存の干渉事象トリーに対する新しいブランチを現出させるようにして及び/又 は既存の干渉事象トリーを組合するようにして、スーパートリーに影響を及ぼす ことができる。この既存の構造は変化しない。このことは、選択された図式表現 に拘らず適用される。 以下のプロセスは、動作要素を加えるときに新しいスーパートリーを生成する ためにたどられる。段階1 :全ての新しい動作セットを発生させて提供する。干渉事象または自由な 干渉事象に属するものとして先に定義された動作セットは無視することができる 。何故ならば、これらは付加によって変化しないからである。段階2 :新たに加えられた動作セットは、可能干渉事象に属する。ここで、各干 渉事象は、動作要素の現在の組合せが能動的であるとき引き受けられる手続きに 関して調査される。スタートは、2つの要素の動作セットを有する可能干渉事象 から行われる。次いで、連続した調査によって、3つの要素の動作セットを有す る干渉事象等を判断する。「直接サブセット(direct subset of)」の関係を有 する実際の干渉事象を表わす2項トリーのノードが、逐次的に共にリンクされ、 この際、干渉事象トリーが生ずるか、組み合わされるか、展開される。式(2) 及び適切なとき式(3)は、可能干渉事象が実際のまたは自由な干渉事象である か否かを決定するのに使用される。これによって、可能干渉事象は、実際の干渉 事象または自由な干渉事象として定義される。段階3 :どの動作セットも、調査した動作セットが直接サブセットであると見い 出されなければ、調査した動作セットの干渉事象は、干渉事象トリー中の干渉事 象ルートとなる。 一方で、干渉事象の構成及び定義の間の関係を、また他方ではどのようにして 構成が分析に使用されるかを図示するために、第32図、第33図及び第34図 を参照す。これらの図はまた、動作要素の付加は干渉事象トリーの既存の構成を 変化させないことを示している。第32図は、ノード66,67及び68は全て それぞれの干渉事象を定義すると仮定される干渉事象トリーを示している。トリ ーが構成される干渉カプセルは3つの動作要素ae1,ae2,ae3を含んで いる。新しい動作要素ae4を、第32図の干渉事象トリーによって表わされた 干渉事象カプセルに加える。動作要素ae4を加えた結果、干渉事象に対する候 補として、7つの新しいノード、即ち、おのおのが2つの要素を有する3つのノ ード69,70及び71、おのおのが3つの要素を有する3つのノード72,7 3及び74、それに4つの要素を有するノード75が生じる。これらの可能また は潜在的干渉事象は、第32図からの干渉事象トリーと共に第33図に示されて いる。ここで、これらの可能干渉事象69〜75はまた実際の干渉事象であるか 否かが突き止められることとなる。この調査は、干渉事象が存在するか否かを確 立するために、先ず、最小数の動作要素を有するノードをサービスの仕様と比較 することによって行われる。可能干渉事象が存在するか否かを確立するために、 次に大きい数の動作要素を有するノードのおのおのをサービス仕様、次いでこれ らのノードのおのおののセットの対話セットと比較する。この後者のプロセス段 階は、順々に、次に続く数の動作要素を有する各ノードに対して繰り返される。 プロセスの最終段階は、最大数の能動的動作要素を有するノードについて実行さ れ、これらのノードのサブセットは、可能干渉事象が存在するか否かを確立する 意向によって調査される。第32図ないし第34図に図示した特定の例において 、スタートは2−組合せ69,70及び71を調査することによってなされる。 最初、サービス仕様との比較を行って、任意の特定の手順をノードにおける組合 せに対して引き受ける必要があるか否か、即ち、(ae1,ae4)ケースにお い て何かをしなければならないか否かを突き止めるようにしている。特に何かを引 き受けるべきであれば、ノード69は干渉事象である。特に何も引き受ける必要 がなければ、ノードは干渉事象ではない。図示の例の場合、何ら特別の動作をと る必要がないことと、従って、ノードを線を引いて消すことによって図に示した ようにノードが干渉事象ではないことを仮定する。ノード70及び71は同様に して調査される。図示の例においては、ノード70における組合せが或る特定の 動作を要求することと、従って、このノードが干渉事象を表わしていることを仮 定する。しかしながら、何ら特別の動作はノード71の場合に要求されなく、従 って、このノードは図において線を引いて消されている。2−組合せを調査した 後、調査は3−組合せにおいて継続する。調査は、組合せae1,ae2,ae 4及びそのサブセット70を調べることによって始まる。組合せae1,ae2 ,ae4が、ノード70において要求されるものを下回るか、またはこれを上回 る或る種の動作を要求すれば、ノード72は干渉事象である。他方、ノード72 で要求される動作がノード70で要求されるものと同一の干渉解消用機能を備え ていれば、ノード72は干渉事象ではない。第33図に示す例において、ノード 72が干渉事象ではなく、従って該ノードは図において線を引いて消されている ことを仮定する。動作要素ae1,ae3,ae4を示す次に続く3−組合せ、 この場合にはノード73を調査する。ノード73はこれをそのサブセット66及 び71と比較することにより調査される。サブセット71は干渉事象ではなく、 従って比較から排除されることが先に確立された。ノード73において要求され る(サービス仕様から得られる)動作がノード66で要求されるものと同一であ れば、ノード73は干渉事象ではない。この例は、ノード73が干渉事象ではな く、従って該ノードは図において線を引かれて消されていることを仮定している 。最後に、動作要素ae2,ae3,ae4を有するノード74を、動作要素a e2,ae3,及びae3,ae4をそれぞれ有するそのサブセット69及び7 1と比較する。要素ae3,ae4を有するノード71は干渉事象ではなく、従 って、ノード74をノード67と比較することのみが必要である。この例では、 ノード74で要求される動作はノード67で引き受けられたものと同一の動作で あり、従って、ノード74は干渉事象ではなく、線を引いて消されていることを 仮定す る。今まで行われた調査は、ノード68及びノード70のみが、順次調査の対象 となる可能干渉事象75に対する直接サブセットを形成することを示している。 直接サブセットは矢印76及び77によって表わされている。第33図で、囲ま れた構造78は、第32図の最初の干渉トリーである。4つの動作要素ae1, ae3,ae4を有するノード75が干渉事象であるか否かに関する調査は、ノ ードに対する直接サブセット、この場合にはサブセット68及び70を調査する ことによって、先と同一の方法で始められる。ノード68に対する干渉事象で実 行された動作または手続き、及びノード70における干渉事象で実行された動作 または手続きが、仕様に従ってノード75の4−組合せにおいて要求されるもの の和であれば、ノード75は干渉事象ではない。他方、或る他の動作を実行する ことが必要であれば、即ち、ノード75に対して要求される動作がノード68及 び70で要求される動作の和であれば、ノード75は干渉事象である。従って、 ノード66及び67を調査することが必要である。何故ならば、後者はノード7 5に対する直接サブセットではないからである。(しかしながら、これらはノー ド68に対する直接サブセットである)。こうして、この発明に従って干渉事象 が何であるかを定義した。第34図に示す外形を示す干渉事象トリーが得られる 。これは、干渉カプセルによって表わされるプロセスを実行するとき基本ソフト ウェアに加えられる補助ソフトウェアを見い出すべく、分析に使用されるこの干 渉事象トリーである。能動的である全ての動作要素が、分析において入力データ として使用され、入力データは干渉事象トリーに見い出される(能動的動作要素 の数に関して)最大のサブセットと対抗される。見い出されたセットの対話セッ トは活動化させることができるが、既に活動化された干渉事象からの動作セット に属する対話セットではない。第1の例として、入力データがae1,ae3で あることを仮定する。分析はせいぜい第34図の干渉事象トリーまで着手され、 ae1,ae3はノード75における動作要素にもまたノード68の動作要素に も一致しない。他方、入力データはノード66の動作要素とは一致するが、ノー ド67及び70の動作要素の何れとも一致しない。こうして、分析は、動作セッ トae1,ae3、即ちノード66に対応する対話セットが基本ソフトウェアに 加えられるという結果を与える。別の例として、動作要素ae1,ae4が活動 化 されることを仮定する。第34図の干渉事象トリーのノードのおのおのを分析す るのに続いて、ノードのどれも入力データと一致しないことが見い出される。従 って、この入力データは、基本ソフトウェアに対する補助ソフトウェアの付加を 伴うことはない。このことはまた、ノード69が線を引いて消されているので、 ae1,ae4は干渉事象ではないことを既に確立した、第33図を考慮すると きに期待される。第3で最後の分析例として、入力データがae1,ae2,a e3,ae4であることを仮定する。分析はノード75にて着手され、一致はこ こで既に得られている。ノード75に対するサブセットを調べる必要がないので 、これによって分析は終了する。即ち、ノード75は、特定の入力データに対し て実行しなければならない全ての機能を含んでいる。ところで、より多くの干渉 事象トリーが見い出せれば、分析が終了し得る前に、これらのトリーのおのおの の各ノードを調査しなければならないのは勿論である。 (例えば、サービスは電気通信システムから除去されるために)動作要素が干 渉カプセルから除去されるとき、この動作要素が生じる全てのノードが除去され る。このことは、第30図及び第31図に図示されている。 第30図は、4つの動作要素ae1,ae2,ae3,ae4を有するスーパ ートリーを図示している。動作要素ae2が除去されれば、動作要素ae2が含 まれている全ての対話事象は消失する。残っているものは、第31図に示すスー パートリーである。しかしながら、ae2が除外されるときにノードae1,a e2,ae3,ae4のうちの残されているものと期待されるノードae1,a e3,ae4は、干渉事象を表わさない。ae1,ae3,ae4が干渉事象を 表わすべきであったならば、ae1,ae2,ae3,ae4の直接サブセット として現出する。事実はそうではないので、従って、ae2が除外されるときに 組合せae1,ae2,ae4は残らない。スーパートリー中の残存するノード 間のリンクは、ノードを除去するときに影響されることはない。概要 こうして、ノード間の既存のまたは残存するリンクも、動作要素を付加または 除去するときに影響を受けることはない。この発明を実施する諸例 この発明の例示的実施例を、3つのサービス及びそれらの対話を参照して説明 する。サービス 「ダイバージョン・オン・ビジィ(DOB)」: DOB−サービスは、別の加入者/ユーザからの呼が到達したとき、加入者が 電話で話中の場合に、加入者にかかってきた呼を別の番号に転送するサービスで ある。加入者は、このサービスを活動化させたり非活動化させたりすることがで きる。加入者がこのサービスを活動化させるとき、彼は転送番号、即ち彼の電話 が掛かっているとき呼が転送される番号を与える。DOB−サービスは、特定の キー・シーケンス及び転送番号、例えば*23*12345#をキー入力するこ とによって活動化される。DOB−サービスは、特定のキー・シーケンス、例え ば#23#をキー入力することによって非活動化される。 「呼の待期(CW)」: CW−サービスは、加入者が既に電話で話をしている間に電話呼出しがあると き、特定の音が電話に流れるサービスである。加入者が呼出しを受けようとすれ ば、彼は受話器をもとに置いて、直ちに受話器を取り上げ、これによって新しい 呼を接続すると共に前の呼を解放する。加入者が新しい呼を受けたくなければ、 発呼者は或る一定の時間長が経過した後に使用中の音を聞くこととなる。加入者 はCW−サービスを実施すること、即ち該サービスを活動化及び非活動化するこ とができる。CW−サービスは特定のキー・シーケンス、例えば*43#をキー 入力することによって活動化される。CW−サービスは特定のキー・シーケンス 、例えば#43#をキー入力することによって非活動化される。 「閉鎖グループ(CG)」: CG−サービスは、予め定めた番号リスト、例えば加入者の職場の同僚の電話 番号のリスト上にある所定の番号のみを加入者が呼び出すことができるサービス である。他方、加入者はリスト上のものよりもむしろ他の加入者からの呼を受信 することができる。加入者はCG−サービスを活動化または非活動化することが できる。サービス間の対話 : DOB及びCV間について: VVUを活動化させるとき、チェックを行って、加入者がサービスSGを有す るか否かを突き止める。事実そうであれば、チェックを行って、転送番号がSG −リスト上に見い出せるか否かを突き止める。転送番号がSG−リスト上にない 場合、VVU−サービスの活動化は拒絶される。 CW及びCG間について: 発呼者の番号がSG−リスト上にあるとき、特定の音調パターン、即ち三重音 が聞こえる。発呼者の番号がリスト上になければ、従来の呼出し待機音(call-wa it-tone)(二重音)が聞こえる。 DOB,CW及びCG間について: 発呼者がCG−リスト上に見つからなければ、DOB−CWケースにおいて行 われると同一の手続きが行われる。即ち、発呼者が同僚でなければ、呼は直ちに 転送され、CWは実行されない。他方、発呼者がCG−リスト上に見つかれば、 CW−サービスが実行される(また、三重音が聞こえる)。被呼者が答えなけれ ば、呼は転送される。対話ソフトウェアは、呼が同僚からのものであるときのみ 、被呼者には、受話器をもとに戻して呼を受信する機会が与えられるというもの である。CW−サービスは通常の方法で実行され、発呼者が同僚であるときに三 重音が聞こえる。被呼者が受話器をもとに戻すことを控えれば、DOB−サービ スが実行される。これは、DOB及びCW間の対話の簡単なケースとは異なる。プロセス : 第24図は、加入者48が加入者回線49を介して接続される電話局を概略的 に図示している。多数のプロセスが同時に電話局47に起こる。これらのプロセ スのうちの2つが、この例に関して重要であり、従ってより詳細に説明すること とする。一方のプロセスは呼の接続に関係しており、ボックス50中に示してあ る。他方のプロセスはサービスの管理に関係しており、ボックス51中に示す。 各プロセスは個別状態マシーンと考えることができ、従って個別干渉カプセルと して定義することができる。異なるサービスは以下の方法で実施することができ る。サービスDOBの実施 : サービスDOBは2つの副機能を有しており、第1の副機能は転送サービスを 実行するときに動作し、第2の副機能は加入者がDOB−サービスを実施できる ようにするとき、即ち該サービスを活動化または非活動化できるようにするとき に動作する。第2の副機能は、例えば特定のキー・シーケンス*23*をキー入 力し、その後転送番号を、最後に記号#をキー入力することによって活動化され る。サービスを非活動化すべきとき、キー・シーケンス#23#をキー入力する 。動作要素aeDOB1及びaeDOB2はそれぞれの副機能に対して定義され る。CW−サービスの実施 : CW−サービスは2つの副機能、即ち呼待機機能を実行する第1の副機能、及 び加入者がCW−サービスを活動化及び非活動化できるようにするときに動作す る第2の副機能を有している。動作要素aeCW1及びaeCW2はそれぞれの 副機能に対して定義される。CG−サービスの実施 : CG−サービスは1つの機能のみ、即ち加入者によって呼び出された番号がC G−リスト上にある同僚の番号であるかどうかをチェックする機能のみを有して いる。動作要素aeCGはこのサービスに対して定義される。干渉カプセル「呼の接続」の干渉分析 : 3つの全てのサービスDOB,CW及びCGは、呼の接続プロセスに影響を及 ぼす副機能を有している。こうして、動作要素aeDOB1,aeCW1及びa eCGは干渉カプセル「呼の接続」、即ちプロセス50に属している。干渉カプ セルに対する2項トリーは、第25図に示した構成を有する。トリーにおけるノ ードは、潜在的に可能な干渉事象である。ノードのうちのどれが実際の干渉事象 であるのかを調査することが残っている。この調査は、サービスの仕様によって 制御される。 サービスDOB及びCWに対する前述の仕様によれば、DOBが活動化される ときにCWは実行されないので、干渉はDOB及びCW間の呼接続プロセスにお いて生じる。この対話を解消する機能、即ちCW−サービスを妨げる機能は、対 話要素iaexによって表わされる。こうして、可能干渉事象は実際の干渉事象 である。 第25図の2項トリーにおける第2の動作セットaeDOB1,aeCGに関 して、これらの2つのサービスが呼接続プロセス50において同時に動作すると き、何ら付加的動作をとる必要がないことが確立される。 DOB−サービスは、CG−サービスと独立して、特定された方法で実施され ることとなる。逆に言えば、CG−サービスは、呼接続プロセスにおけるDOB −サービスとは独立して実施することができる。この事については、何ら対話要 素を定義する必要はなく、可能干渉事象は自由干渉事象である。 他方、aeCW1,aeCGケースにおいて、加入者がCW−サービスを有す ると共に、発呼者がCG−リストに存在するとき、特定の音調パターン、即ち三 重音を発生すべきことが特定される。呼プロセスにおいて動作すると共に、三重 音が発生したことを保証する機能は、対話要素iaeYによって表わされる。こ うして、この可能干渉事象は実際の干渉事象である。 ケースaeDOB1,aeCW1,aeCGを調査することが残っている。ケ ースaeCW1,aeCGで行われたと同一の手続きがこの場合にも行われるこ ととなる。ケースaeDOB1,aeCW1にて行われたと同一の手続きがまた 行われることとなる。しかしながら、発呼者がCG−リストにあるとき、DOB −サービス及びCW−サービスが異なる方法で共同することとなる。このことは 、発呼者がCG−リストにあるとき生じる状況を取り扱う新しい機能の付加を要 求することとなるが、aeDOB1,aeCW1及びaeCGに対して定義され た機能は、再使用することができる。これを達成する機能は、第25図において 、対話要素iaeX,iaeY,iaeZを用いて参照が付けられる。この可能 干渉ケースは、式(2)によれば実際の干渉ケースである。こうして、干渉カプ セル「呼の接続」に対して、第26図に示す構成を有するスーパートリーが得ら れる。干渉カプセル「サービスの取扱い」に対する干渉分析 : 調査した3つのサービスのうち、サービスDOB及びCWは、第24図のサー ビス取扱いプロセス51に影響を及ぼす動作要素aeDOB2及びaeCW2を 有している。サービスSGは、サービス取扱いプロセスにおいて何ら機能を有し ない。他方、サービスの仕様は、CG−サービスが、DOB−サービスと関連し てサービス取扱いプロセスに影響を及ぼすことを要求する。このことは、サービ スCGが、サービス取扱いプロセスに対する干渉カプセルにおいて定義された動 作要素aeCGを有することとなることを意味している。このとき、2項トリー は第27図に示す構成を得る。 これらの理論的に可能な干渉事象のうちのどれが実際に実際の干渉事象である かを突き止めることが残っている。サービスDOB及びCWに対する仕様によれ ば、これらの2つのサービスがサービス取扱いプロセスにおいて同時に能動的で あるとき、更なる動作を何らとる必要がないことを突き止めることができる。こ れらの2つのサービスは相互に全く独立して活動化及び非活動化することができ る。これによって、対話要素を定義する必要はない。これによって、この可能干 渉事象は自由干渉事象である。 ケースaeDOB2,aeCGにおいて、サービスDOBを活動化させるとき に与えられた転送番号が、CG−リスト上に見つかるか否かをチェックすること は、仕様によれば必要である。サービス取扱いプロセスにてこのチェックを行う 機能は、対話要素iaeCによって表わされる。これによって、この可能干渉事 象は実際の干渉事象である。 ケースaeCW2,aeCGのケースにおいて、これら2つのサービスがサー ビス取扱いプロセス51において同時に能動的であるとき、何もする必要がない ことが確められる。こうして、この可能干渉事象に対する対話要素を定義する必 要はない。これによって、この可能干渉事象は自由干渉事象である。 可能干渉事象aeDOB2,aeCW2,aeCGを調査することが残ってい る。呼が転送される前に、転送番号がCG−リスト上にあるか否かをチェックす る必要がある。このことは正確には、動作セット{aeDOB2,aeCG}を 有する干渉事象に属する対話要素iaeCによって何をなす必要があるかである 。動作セット{aeDOBU1,aeCW2,aeCG}を有する可能干渉事象 に対してこのことを行う機能は同一であり、対話要素iaeSによって表わされ る。従って、式(2)が満足されて、可能干渉事象は自由干渉事象である。 干渉カプセル「サービス管理」に対するスーパートリーは、第28図に示す構 成を有する。実行の際のオペレーション : 第29図は、Aと呼ぶユーザの電話48が加入者回線49によって接続されて いる電話局47を図示している。 サービスの活動化: ユーザAはサービスCGを処理することはできない。他方、ユーザはDOB及 びCWサービスを処理することができる。 ここで、ユーザAはサービスDOBを活動化しようとすると共に、呼を新しい 電話番号12345に転送しようとしている。従って、加入者はキー・シーケン ス*23*12345#をキー入力する。ユーザによってキー入力されたキー・ シーケンスに対応する信号は電話局47に送られ、電話局では、数字分析に続い て、信号はサービスDOBを活動化させようとするものとして同定される。正確 にこのサービスの活動化を処理しようとするサービス−取扱いプロセス51は、 電話局47において起動される。サービス取扱いプロセス41はユーザAに対す る加入者データ52を調べて、ユーザが既に活動化させたサービスをチェックす る。加入者データは、ユーザ、ユーザの電話番号、ユーザが使用することを許容 するこれらのサービス等の一致に関する情報を含むレジスタ・データである。サ ービスが活動化されたとき、このサービスを同定するフラグが加入者データに挿 入される。従って、加入者データは、特に、ユーザAがサービスCGを活動化し たことと、ユーザAがDOB−サービスを使用することを許容することを述べる 副機能(DOB2)もまた能動的であることを含む。加入者データはまた、ユー ザAが副機能CW2を能動的にすること、これはユーザAがまたCW−サービス を取り扱うことができることを示すということを表わしている。こうして、加入 者データ52に対する調査は、ユーザAが副機能CG,DOB2及びCW2を能 動的にすることを示している。この結果は、矢印53によって印を付された入力 データとして、第28図のスーパートリーの実施55及び第26図のスーパート リーの実施56を含む分析装置54に送られる。分析装置54は、入力データと 一致するノードを見い出す意向があるスーパートリー55中のノードをサーチす る。図示の場合、分析装置は、入力データのサブセットである干渉事象(aeD OB2,aeCW)を見い出す。このサブセットは、対話要素58、こ の例ではiaeCに対応するサブセットを指し示す、矢印57で表わされたポイ ンタを有する。この対話要素が実施される方法は、本発明のどの部分も形成する ことはない。しかしながら、この対話要素の対話ソフトウェアがサービス取扱い プロセス51の基本ソフトウェアに加えられることが重要である。矢印59は、 サービス取扱いプロセスの基本ソフトウェアに対する対話要素iaeCの対話ソ フトウェアの付加を表わしている。ユーザAが何らサービスを能動的にしなかっ たならば、サービス取扱いプロセス51はそのスーパートリー55において一致 する干渉事象を見い出すことがないと共に、何らの対話ソフトウェア58も基本 ソフトウェアに加えられなかった。 ここで、ユーザAはサービスDOB及びCGを能動的にする。ユーザAはここ で通話をしようとすると共に、番号、例えば5678をダイヤルする。電話局に おける番号分析は、呼接続プロセス50が活動化されることを示す。呼接続プロ セスは矢印60で表わされる加入者Aの加入者データ52を調査して、加入者A が副機能DOB1,DOB2,CW2,CGを能動的にすることを見い出す。こ のことは矢印61で表わされている。この結果は矢印62で表わされる入力デー タとして分析装置54に送られ、分析装置は呼出しプロセスの第26図のスーパ ートリーを呼び出して、トリーが入力データによって与えられた所定の組合せ( aeDOB1,aeDOB2,aeCW2,aeCG)と一致するノードを含む か否かを確かめる。組合せと一致する干渉事象は何ら見い出されず、呼接続プロ セスの基本ソフトウェアに何らの対話ソフトウェアも付加されない。 ここで、ユーザAはまたサービスSVを活動化させようとする。このため、彼 はキー・シーケンス*43#をダイヤルする。サービス取扱いプロセス51はこ の命令を処理する。副機能DOB1,DOB2,CW2及びCGが既に能動的で あることはユーザAの加入者データ52から明らかである。ここで、サービス取 扱いプロセス51は、以下の入力データ、即ちaeDOB1,aeDOB2,a eCW2,aeCGを分析装置54に送る。分析装置54はサービス取扱いプロ セス51に対応するスーパートリー55をサーチして、入力データのサブセット を構成する干渉事象(aeDOB2,aeCG)を見い出す。正しい転送番号が 送られたことをチェックする対応する対話ソフトウェアiaeCは、矢印59で マークされるように、サービス取扱いプロセス51の基本ソフトウェアに付加さ れる。しかしながら、この場合、この対話ソフトウェアiaeCは関係しない。 何故ならば、このケースを処理するこれらのプログラムステップは決して実行さ れないからである。このことは、ユーザAがCW−サービスを活動化しようとす ることのみによる。 この段階で、加入者は副機能DOB1,DOB2,CW1,CW2及びCGを 有する。ここで、Aが電話呼出しをしようとして、例えば電話番号56789を ダイヤルすれば、これらの数字は、番号分析に続いて、呼接続プロセス50が起 動したことを示す入力信号として、電話局47に送られる。呼接続プロセス50 はユーザAの加入者データ、この場合はDOB1,DOB2,CW1,SCW, CGを収集し、該データは入力データとして呼接続プロセスのスーパートリー5 6に送られる。これによって、aeDOB1,aeDOB2,aeCW1,ae CW2,CGが入力データとして送られる。入力データのこの伝送は、第29図 において矢印62によって表わされる。3つの干渉事象は、スーパートリーの入 力データ、即ち(aeDOB1,aeCW1,aeeCG)、(aeDOB1, aeCW1)及び(aeCW1,aeCG)と一致している。最後の2つの組合 せは第1の組合せのサブセットであるので、矢印63によって示されるように、 第1のサブセットの対話要素のみが呼び出される。この場合、これは、矢印64 によって表わされるように、呼接続プロセスに加えられる対話セット(iaeX ,iaeY,iaeZ)である。しかしながら、矢印63によって示される対話 セットは、ユーザAが発呼するときには実行されない。何故ならば、ユーザAが 占有されているときに他の誰かがユーザAを呼び出そうとするまで、DOBもC Wも実行されないからである。 ここで、ユーザAが占有されていることと、別のユーザがユーザAを呼び出そ うとすることを仮定する。新しい呼接続プロセス50が電話局で開始され、どの 副機能をユーザAが能動的にしたかを確めるべくチェックを行う。加入者データ はDOB1,DOB2,CW1,CW2及びCGが能動的であることを知らせ、 この通知は入力データとして分析装置54に送られる。対話ソフトウェア(ia eZ,iaeY,iaZ)は、矢印64によって象徴的に図示されるように、新 しい呼に対する呼接続プロセスの基本ソフトウェアに付加される。発呼者がCG −リストにあれば、ユーザAは三重音を聞くこととなる。ユーザAが三重音を聞 いたとき、彼は進行中の呼を終了させると共に、新しい呼を処理する可能性を有 する。ユーザAが三重音を聞くが受話器を元に戻すことを控えれば、呼は転送さ れる。 スーパートリーが実施される方法は、本発明の部分を何ら構成しない。スーパ ートリーの1つの考えられる実施は、言語C++でコードを書くことである。異な る型式の線型または2次元的アレイもまた考えられる。 対話を解決するこれらの機能は、或る適切なプログラム言語、例えばC++で書 くことができる。当業者が了知するように、他の実施もまた考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基本サービスに対する基本ソフトウェア及び前記基本サービスを補助する サービスに対する補助ソフトウェアを含む電気通信システムでのサービス間の望 ましくない干渉を回避する方法であって、前記補助ソフトウェアが前記基本サー ビスについてのみ動作する動作ソフトウェア及び前記補助ソフトウェアの残りに ついて動作する対話ソフトウェアに分割されてなる前記方法において、 前記基本サービスを各プロセスに分割するプロセス段階と、 以下にて共に補助サービスと称する、補助サービスまたは該補助サービスの副 機能を同定し、その補助ソフトウェアがプロセスの前記基本サービスの前記基本 ソフトウェアと共に実行されることとなる入力信号を用いて前記プロセスを起動 するプロセス段階と、を具備し、 補助サービスが動作要素によって表わされることと、 数学の2項トリーの各ノードが動作要素の組合せによって表わされることと、 補助サービス間の干渉に対応するこれらの動作要素の組合せが、前記数学の2 項トリーの1つまたは多数の構造体を形成し、前記構造体が干渉事象トリーと称 してなることと、 動作要素の現在のセット(入力組合せ)と前記プロセスに対する干渉事象トリ ーのノードに属する動作要素のセットとの間に可能な一致を確立するつもりで、 特定のプロセスに対する前記入力信号によって示されることの、動作要素によっ て表わされるこれらの補助サービスを、前記プロセスに属する前記干渉事象トリ ーのノードと比較することと、 動作要素のセットが、動作要素の現在のセットまたは動作要素の現在のセット のサブセットと等しい前記干渉事象トリーのこれらのノードのみが選択される段 階と、 動作要素のセットが別の選択されたノードの動作要素のサブセットである前記 干渉事象トリーのこれらのノードが選択されないことと、 前記干渉事象トリーで選択されたノードまたは複数のノードに対応する干渉を 解決する対話ソフトウェアが、前記プロセスを実行する前記基本ソフトウェアに 付加されること、とを特徴とする前記方法。 2.請求項1記載の方法において、動作要素のセットAが対話のセットQが実 行されることを意味するとき、前記Aの全ての直接セブセットBj{j=1,2, --- t}が対話セットRjが次のように構成される干渉事象に属するときにAが 新しい干渉事象に属するものとして定義されることを特徴とする前記方法。 3.請求項2記載の方法において、以下の関係が満たされるときに、新しい干 渉事象が存在するとして定義されることを特徴とする前記方法。 4.請求項2または3記載の方法において、 干渉事象トリーのトリー構造がノード間のリンクによって決定されることと、 干渉事象の動作要素(aei;i=1---)のセットAが別の干渉事象の動作 要素のセットBの直接サブセットであれば、動作要素のセットCが、前記セット Aが前記セットCのサブセットであるときに前記セットBのサブセットである干 渉事象は存在しないことと、 前記リンクプロセスの結果として、任意の他のセットのサブセットではないと 共に、前記干渉事象トリーのルートと称されるセットが最終的に得られること、 とを特徴とする前記方法。 5.請求項4記載の方法において、 (a)各干渉事象ルートのスーパートリー中のノードに対する入力信号の現在 の組合せの調査を開始することと、 (b)ノードが能動的であると見い出されたとき、ノードの基礎となる調査を 中断することと、 (c)ノードが非能動的であると見い出されたとき、ノードの基礎となる調査 を継続すること、とを特徴とする前記方法。 6.請求項5記載の方法において、動作要素のセットが現在の入力信号の組合 せと同一であるか、または現在の入力信号の組合せのサブセットであるとき、ノ ードが能動的であるとして定義されることを特徴とする前記方法。 7.請求項6記載の方法において、動作要素のセットが調査されたノードの動 作要素のセットのサブセットであるとき、ノードが前記調査されたノードの下方 にあるとして定義され、この際、前記下方にあるノードは、前記調査されたノー ドと同一の干渉事象トリー及び前記トリーの同一のブランチに属することを特徴 とする前記方法。 8.請求項7記載の方法において、入力信号の所定の組合せを有するノードが 、同一のプロセスに属する幾つかの異なる干渉事象トリーに存在し得て、 第1の属性が静的であると共に、前記所定の組合せが異なるスーパートリーに 生じる回数を示し、他方の属性が動的であると共に、調査が入力信号の現在の組 合せ及び所定のノードの動作要素の組合せの間の一致を示す毎に1つの単位だけ ステップアップする2つの属性がある前記所定の組合せを有するノードを割り合 てることと、 前記2つの属性が等しいときにのみ前記基本ソフトウェアに対する所定のノー ドの補助サービス間のあつれきを解決する対話ソフトウェアを付加することと、 前記スーパートリーの調査が終了すると直ちに、動的属性を零に設定すること 、とを特徴とする前記方法。 9.請求項8記載の方法において、ユーザによって活動化された各補助サービ スに対する前記ユーザの加入者データにフラグを設けることと、加入者プロセス に関すると共に対応する入力信号を形成する各プロセスに対する前記加入者デー タ中に設けられた前記フラグを読み出すこと、とを特徴とする前記方法。 10.基本サービスに対する基本ソフトウェア及び前記基本サービスを補助する サービスに対する補助ソフトウェアを含む電気通信システムでのプロセスに対す る干渉事象トリーを生成する方法であって、前記補助ソフトウェアが前記基本サ ービスについてのみ動作する動作ソフトウェア及び残りの補助ソフトウェアにつ いて動作する対話ソフトウェアに分割されてなる前記方法において、 補助サービス及び該補助サービスの所望の機能を指定することと、 補助サービスの組合せに対して、以下において対話サービスと呼ぶ、干渉解決 用補助サービス及びそれらの所望する機能を指定することと、 以下において共通に補助サービスと称する、補助サービスまたは補助サービス の副機能を表わす動作要素の全ての可能な組合せをカバーする2項トリーを構成 することと、 動作要素の組合せの仕様に基づいて、どの組合せが干渉を伴うかを決定するこ とと、 直接サブセット関係の助力を得て、動作要素が干渉を伴うこれらの組合せを共 にリンクすることによって、1つ以上の干渉事象トリーを得ること、とを特徴と する前記方法。 11.請求項10記載の方法において、スーパートリーを形成するように、干渉 事象トリーのルートを共にスーパールートにてリンクすることを特徴とする前記 方法。 12.基本サービスに対する基本ソフトウェア及び前記基本サービスを補助する サービスに対する補助ソフトウェアを含む電気通信システムでの補助サービス間 で干渉事象を構成する方法であって、前記補助ソフトウェアが前記基本サービス に対してのみ動作する動作ソフトウェア及び残りの補助ソフトウェアに対して動 作する対話ソフトウェアに分割されてなる前記方法において、 各プロセスが、能動的または受動的の何れかであり得る、動作要素と呼ぶ、全 ての有効な補助サービスの各特定の組合せを記録する段階を実行するものであっ て、各特定の組合せにおける前記動作要素が共に動作要素のセットを形成してな る前記段階と、 前記プロセスの動作要素の各セットに対して、対話を解決すると共に、特定の 動作セットが同時に活動化されるために実行する必要がある、対話要素と呼ぶ、 全ての機能を記録する段階を実行するものであって、前記特定の動作セット及び 関連する特定の対話セットが共に、能動的または受動的であり得る干渉事象を形 成してなる前記段階と、を具備したことを特徴とする前記方法。 13.請求項12記載の方法において、前記干渉事象中の動作要素のセットの全 ての動作要素が活動化されると共に、前記干渉事象の動作セットが或る他の能動 的干渉事象の動作セットのサブセットではないとき、干渉事象が活動化されるこ とを特徴とする前記方法。
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