JPH09503874A - 減少レート、可変レートの音声分析合成を実行する方法及び装置 - Google Patents

減少レート、可変レートの音声分析合成を実行する方法及び装置

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JPH09503874A JP8506728A JP50672896A JPH09503874A JP H09503874 A JPH09503874 A JP H09503874A JP 8506728 A JP8506728 A JP 8506728A JP 50672896 A JP50672896 A JP 50672896A JP H09503874 A JPH09503874 A JP H09503874A
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Abstract

(57)【要約】 本発明の目的は、入力音声を効率よく符号化するレートを提供する符号化モードの選択の最適化方法を提供することにある。このレート決定論理要素(14)は、音声を符号化するためのレートを選択する。このレートの選択は、TMSNR計算要素(2)、NACF計算要素(4)によって計算される正規化自己相関、零交差カウンタ(6)によって決定される零交差数、PGD計算要素(8)によって予測利得差動及びフレームエネルギー差動要素(10)によって計算されるフレーム間のエネルギーによって決定される雑音割り当てのための目標整合信号に基づいて行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】 減少レート、可変レートの音声分析合成を実行する方法及び装置 I.発明の分野 本発明は、通信に関する。具体的には、本発明は、斬新で且つ改良された線形 予測(CELP)符号化によって励起された可変レート符号を実行する方法及び 装置に関する。 II.関連する分野の記述 デジタル技術による音声の伝送は、一般に普及しつつあり、特に、遠距離及び デジタル無線電話分野に普及している。これは、言い替えれば、チャネルを通じ て送られてくる再構築された音声の感知される品質が保たれる最小限の情報量を 決定するのに関心が持たれているということである。 もし、音声が、ただ単にサンプリング及びデジタル化によって伝送される場合 には、毎秒64キロビット(kbps)程度のデータレートが、通常のアナログ 電話の音声品質を達成するために必要とされる。しかしながら、音声解析の使用 を通し、次に適切な符号化を行ない、伝送し、そして受信器において再合成する ことにより、データレートにおいて重要な低減を達成することができる。 有音声を人間の音声生成のモデルに関連する抽出パラメータによって圧縮する 技術を有する装置は、一般的にボコーダ と呼ばれている。このような装置は、入ってくる音声を適切なパラメータを抽出 するために解析する符号器と、伝送チャネルを介して受信するパラメータを使用 することにより音声を再合成する復号器とから構成されている。正確であるため には、このモデルは常に変化していなければならない。このようなことから音声 は、パラメータが計算されている間、時間のブロック成いは解析フレームに分割 される。このパラメータは、次に、それぞれの新しいフレームのために更新され る。 符号励起線形予測符号化(CELP)、確率的符号化或いはベクトル励起音声 符号化は、種々の種類の音声符号器のうちの1つである。この特殊な種類の符号 化アルゴリズムの例は、Thomas E.Tremain等による1988年 の移動衛星会議の会報の“4.8kbps 符号励起線形予測符号器”の書類に おいて述べられている。 ボコーダの機能は、デジタル化された音声信号を圧縮して、音声における本来 の自然な冗長性の全てを除去することにより、低ビットレート信号にすることに ある。一般的に、音声は、主に音声管のフィルタリング作用による短時間の冗長 性及び、音声符号による音声管の励振による長期間の冗長性を有している。 CELP符号器においては、これらの作用は、短期間フォルマントフィルタ及 び長期間ピッチフィルタの2つのフィルタによってモデル化されている。 一度、これらの冗長性が取り除かれると、結果残余信号は 白色ガウス雑音のようにモデル化され、また、符号化されるなければならない。 この技術の基礎は、人間の音声管モデルを使用した音声波形の短期間の予測を行 なうLPCフィルタと呼ばれるフィルタのパラメータを計算することにある。 加えて、音声のピッチに関連する長期間効果は、ピッチフィルタのパラメータ の計算によってモデル化され、これは、本質的に人間の声帯を形に表わしている 。 最後に、これらのフィルタは励起される。この励起は、波形が前に述べた2つ のフィルタを励起した時に、本来の音声に最も近いコードブックの結果における 雑音励起波形のうちの1つを決定することにより行なわれる。 このようなことから、転送パラメータは、(1)LPCフィルタ、(2)ピッ チフィルタ及び(3)コードブック励起の3つのパラメータに関連する。 音声分析合成技術のさらなる目的は、再構築される音声の品質を保ちながらチ ャネルを通じて送られてくる情報量を低減することを試みることにあるが、さら に低減を達成するためには他の技術が必要とされる。 情報送信量の低減に使用される以前の1つの技術は、音声活性ゲート動作であ る。この技術においては、青声の休止中の間、情報は伝送されない。この技術で は、目的のデータ低減結果を達成することができるが、いくつかの欠陥に煩わさ れる。 多くのケースでは、単語の最初の部分の振幅制限によって、音声品質が低減さ れる。非活性の間にチャネルをOFFにす るゲート動作の他の問題は、システムのユーザが、通常、音声に付随する背景雑 音及びチャネルの品質レートが普通の電話呼び出しに比べて低くなってしまうこ とを感知してしまうことである。ゲート動作のさらなる問題は、背景において、 時々発生する雑音が、音声が発生されていない時に送信器を作動してしまう場合 があり、その結果、受信器において厄介な雑音のバーストとなる。 音声活性ゲートシステムにおいて合成された青声の品質を改善するために、合 成された心地よい雑音が解読処理の間に加えられる。快適な雑音を加えることに より、品質についていくつかの改良が達成されるが、このことは、快適な雑音が 、符号器において実際の背景雑音をモデルとしていないことから全体の品質につ いての大幅な改良ではない。 結果的に送信される必要のある情報を低減することに関するデータ圧縮を実現 する好ましい技術は、可変レート音声分析合成を実施することである。音声は、 本来、沈黙期間、すなわち、休止期間を含んでいるので、これらの期間を表わす ために必要とされるデータ量は減らすことができる。 可変レート音声分析合成は、この事実をこれらの沈黙期間のためのデータレー トの低減によって、最も効果的に活用する。 データ伝送における完全な停止とは対象的に、沈黙期間のデータレートにおけ る低減は、伝送された情報の低減を促進している間に音声活性ゲート動作に関連 する問題を改善する。 ここに、参照のために引用され、本発明の譲受人に譲渡さ れ、1993年1月14日に出願された係属中の米国特許出願第08/004, 484号明細書の“可変レートボコーダ”に、ここで述べた種類の音声符号器の 音声分析合成アルゴリズム、符号励起線形子測音声符号化(CELP)、確率的 符号化或いはベクトル励起音声符号化の詳細が述べられている。 このCELP技術は、それ自身が、ある意味で音声を表わすために必要とされ るデータ量の効果的な低減を提供し、結果的に高品質の音声となる再合成を行な う。前に述べたボコーダのパラメータは、それぞれのフレームにおいて更新され る。係属中の特許出願に詳しく述べられているこのボコーダは、周波数変化によ る可変出力データレート及びモデルパラメータの精度を提供する。 上述の特許出願の音声分析合成アルゴリズムは、音声の活性を基にした可変出 力データレートの生成による従来のCEKP技術と全く異なっている。この構成 においては、音声の休止期間中に、パラメータが度々より少なく或いは低い精度 で更新されるために定義される。この技術は、伝送されるべき情報量を大幅に低 減することさえも可能にする。このデータレートを低減するために活用される現 象は、音声活性要素であり、この音声活性要素は、会話の間中、話者が実際に話 をしていることにより与えられる時間の平均レートである。典型的な、双方向の 電話通話の平均データレートは、2倍以上低減される。音声における休止の間中 、背景雑音のみがボコーダによって符号化されている。このような時においては 、 人間の音声管モデルに関連するいくつかのパラメータは、伝送される必要がない 。 前に述べた従来の沈黙の間の伝送された情報量を制限することの取り組みは、 音声活性ゲート動作と呼ばれており、この技術においては、沈黙の瞬間の間には 、情報は伝送されない。 受信器側においては、この期間は合成された“快適雑音”で満たされている。 反対に、可変レートボコーダは、連続的にデータを送信しており、係属している 出願の例示的な実施の形態における可変レートボコーダのレートの範囲は、ほぼ 8kbpsと1kbpsとの間である。データの連続伝送を行なうボコーダは、 合成された“快適な雑音”の必要性を背景雑音の符号化とともに除去し、より自 然な品質を合成された音声に提供する。従って、前に述べた特許出願の発明は、 合成された音声品質における効果的な改良を提供し、これは、音声と背景との間 の円滑な遷移を可能にすることによる音声活性ゲート動作である。 上述の特許出願の音声分析合成アルゴリズムは、音声における小休止を検出す ることが可能であり、有効な音声活性要素の減少を認識することができる。レー ト決定は、ハングオーバのないフレーム毎になされ、データレートは、一般的な 20msecのフレーム継続時間の短さと同様に、音声における休止のために低 くされる。従って、このような音節の間の休止が捕らえられる。句の間の長期間 の休止だけではなく、短い休止も低いレートで符号化されることができるのと同 様 に、この技術は、伝統的に認識されているものにはできない音声活性要素の低減 を行なう。 レート決定は、フレームを基礎として行なわれるので、音声活性ゲート動作シ ステムのように、単語の最初の部分の振幅制限はない。音声の検出とデータの再 転送との間の遅れのために、音声活性ゲート動作システムにおいて、この種の振 幅制限が起こる。それぞれのフレームを基礎にしたレート決定の使用は、結果的 に、全ての遷移が自然な音を有する音声となる。 ボコーダは、いつも伝送を行なっているので、話者の周囲の背景雑音は、連続 的に受信端で聞こえており、その結果、音声の休止の間、より自然な音がもたら される。本発明は、このような円滑な遷移に背景雑音を与える。 受話者に聞こえる話している間の背景は、青声活性ゲート動作システムにおけ る休止の間の合成された快適な雑音への突然の変化ではない。背景雑音は、伝送 のために常に音声分析合成されているので、背景における興味ある出来事が全く 明瞭に送信される。確かなケースにおいては、興味ある背景雑音までも高いレー トで符号化される。 たとえば、誰かが背景において大きな声で話しているとき時、或いは街角に立 っているユーザの近くで救急車を運転している場合には、最大レートで符号化が 行なわれる。 しかしながら、一定の或いはゆっくりした変化の背景雑音は、遅いレートで符 号化される。 可変レート音声分析合成の使用には、符号分割多重接続 (CDMA)を基礎としたデジタルセルラー電話システムの容量を2倍以上増加 する見込みがある。CDMA及び可変レート音声分折合成は、一義的に合わせら れ、CDMAにおいては、チャネル間の干渉は、いくつかのチャネルを減少させ るデータ伝送レートのように、自動的に低下する。 反対に、TDMA或いはFDMA等が考慮されたシステムにおいては、伝送ス ロットが割り当てられている。このようなシステムを採用することには、データ 転送のレートをいくらか低下させることができるという利点があり、外部の発明 が必要としない使用していないスロットの他のユーザへの再割り付けの調和のた めに必要とされる。 このような方式における本質的な遅れは、長期の音声休止の間にのみチャネル が再割り付けされることを黙示している。従って、音声活性要素の全ての利点を 得ることができない。しかしながら、外部の調和により、可変レート音声分析合 成が、他に述べた理由により、システムにおいてはCDMAよりも有用である。 CDMAシステムにおける音声品質は、特別なシステムの能力が要求されたと きに、時々わずかに低下する。要約していえば、ボコーダは、全てが異なるレー トで動作し、異なる音声品質を有する複数のボコーダとして考えられている。 その結果、音声品質は、データ転送の平均レートをさらに低減するために混ぜ 合わされる。最初の実験は、フルレート及び2分の1のレートで音声分析合成さ れた音声の混合を示しており、たとえば、最大可能データレートは、8kbps と4kbpsとの間を基礎としたフレームによって変化させられ、この結果の青 声の品質は、2分の1の可変レート、最大4kbpsのものよりも良く、全可変 レート、最大8kbpsのものよりは良くない。 殆どの電話の会話においては、1人のみが同時に話していることが知られてい る。レートと連動している全二重電話のために追加の機能が設けられる。もし、 リンクの一方の方向が最高の伝送レートで伝送を行なっていると、リンクの他の 方向は最低のレートで伝送を行なうことが強制される。リンクの2つの方向の間 の連動は、リンクのそれぞれの方向の50%の、平均利用より大きくならないよ うに保証される。しかしながら、活性ゲート動作におけるレート連動のケースの ように、チヤネルのゲートが閉じられたとき、会話における話者の役割を引き継 ぐために、話者を遮る受話者のための方法がない。上述の特許出願の音声分析合 成方法は、音声分析合成レートを設定する制御信号によって、容易に適応レート の能力を提供する。 上述の特許出願において、ボコーダは、音声が存在するときのフルレート、あ るいは音声が存在しないときの8分の1レートのいずれかで動作する。2分の1 及び4分の1レートの音声分析合成アルゴリズムの手法は、能力に影響を与える 特殊な条件あるいは他のデータが音声データと同時に転送された時のために確保 される。 ここに参照のために引用され、本発明の譲受人に譲渡され、1993年9月8 日に出願された係属中の米国特許出願第0 8/118,473号明細書の“マルチユーザ通信システムにおける伝送データ レートを決定する方法及び装置”に、ここで述べた可変レートボコーダによる符 号化されたフレームの平均データレートを制限するシステム能力測定に従った通 信システムによる方法が述べられている。 この装置は、低いレート、すなわち、2分の1のレートで符号化されるべきフ ルレートのフレームの一連の列において所定のフレームを強制することにより平 均データレートを低減する。 このような方法によって、活性音声フレームのための符号化レートを低減する ときの問題は、制限が入力音声のどの特徴にも一致せず、そして音声圧縮の品質 が最適化されないということである。 ここに、参照のために引用され、本発明の譲受人に譲渡され、現在は、199 4年8月23日に発行された米国特許番号第5.341,456であり、199 2年12月2日に出願された係属中の米国特許出願第07/984,602号明 細書の“可変レートボコーダにおける音声符号化レートの決定方法”に、有音声 から無音声を識別するための方法が述べられている。 この方法には、音声エネルギーの試験及び音声のスペクトルピッチ及び背景雑 音から無音声を識別するためのスペクトルピツチの使用が開示されている。 入力音声の音声活性に完全に基づいて符号化レートを変化する可変レートボコ ーダは、活性音声の間中、動的に変化す る複雑性或いは情報内容に基づく符号化レートを変化する可変レート符号器の圧 縮効率を認識することができない。 入力波形の複雑性のために、符号化レートを整合させることにより、より効率 的な音声符号器を設計することができる。さらに、可変レートボコーダの出力デ ータレートを動的に調整することに努めるシステムが、望むべき平均データレー トのための最適な音声品質を得るために、入力音声の特徴に従ってデータレート を変化する。 発明の慨要 本発明は、所定の最大レートと所定の最小レートとの間のレートで符号化され た音声フレームにより低減されたデータレートによって、活性音声フレームを符 号化する新規かつ改良された方法及び装置である。 本発明は、活性音声動作モードの組を示す。本発明の例示的な実施の形態にお いては、4つの活性音声動作モード、フルレート音声、2分の1レート音声、無 音声4分の1レート及び有音声4分の1レートがある。 本発明の目的は、入力音声の符号化効率レートを提供する符号化モードを選択 するための最適化された方法を提供することにある。 本発明の第2の目的は、この動作モード選択に適した理想的なパラメータの組 を認識し、このパラメータの組を生成す る手段を提供することにある。本発明の第3の目的は、品質に関して最小限の犠 牲の低レート符号化を可能にする2つの別々の状態の認識を提供することにある 。この2つの状態は、無音声の存在及び時間的にマスクされた音声の存在である 。本発明の第4の目的は、音声品質については、最小限の影響で音声符号器の平 均出力データレートの動的調整を行うための方法を提供することにある。 本発明は、モード測定に関連するレート決定基準の組を提供する。第1のモー ド測定は、前の符号化フレームにおける目標整合信号と雑音信号とのレート(T MSNR)であり、これは、どのようにしたら良く合成された音声が入力音声に 整合するのかの情報、言い替えれば、どのようにしてうまく符号化モデルを実行 するのかの情報を提供する。 第2のモード測定は、正規化自己相関機能(NACF)であり、これは音声フ レームの周期性を測定する。第3のモード測定は、零交差(ZC)パラメータで あり、これは、入力音声フレームにおける高周波の内容を測定する計算的に安価 な方法である。第4のモード測定は、予測利得差動(PGD)がLPCモデルが その予測効率を保っているか否かを決定する。第5の測定は、現在のフレームの エネルギーと平均のフレームエネルギーとを比較するエネルギー差分(ED)で ある。 本発明の例示的な実施の形態の音声分析合成アルゴリズムは、活性音声フレー ムの符号化モードを選択するための上に列挙された5つのモード測定を使用する 。本発明のレート決 定要素は、音声が無音声4分の1レートで符号化されるべきか否かを決定するた めに、第1の閾値に対するNACFと第2の閾値に対するZCとを比較する。 もし、活性音声フレームが有音声フレームを含むと決定された場合には、ボコ ーダは、音声フレームが4分の1の有音声レートで符号化されるべきか否かを決 定するために、パラメータEDを調べる。もし、音声が4分の1レートで符号化 されないと決定された場合には、次に、ボコーダは、音声が2分の1のレートで 符号化されるか否かをテストする。ボコーダは、計声フレームが2分の1のレー トで符号化されるか否かを決定するために、TMSNR、PGD及びNACFの 値をテストする。もし、活性音声フレームが4分の1或いは2分の1レートで符 号化されないと決定された場合には、フレームは、フルレートで符号化される。 さらなる目的は、レート要求に適応させるために閾値を動的に変化させる方法 を提供することにある。1つ又はそれ以上のモード選択閾値を変化させることに より、平均伝送データレートを増加或いは減少させることが可能になる。閾値を 動的に調整することにより、出力レートが調整されることができる。 図面の簡単な説明 本発明の特徴、目的及び利点は、図面と関連して理解される以下に述べる詳細 な説明によって明らかになり、この詳細 な説明において全体にわたって、それに対応する基準の特徴が認識される。 図1は、本発明の符号化レート決定装置のブロックダイアグラムを示す図であ る。 図2は、レート決定論理の符号化レート選択プロセスを示すフローチャートで ある。 最良の実施の形態の詳細な説明 例示的な実施の形態においては、160の音声サンプルの音声フレームが符号 化される。本発明の例示的な実施の形態においては、符号化は4つのデータレー ト、フルレート、2分の1レート、4分の1レート及び8分の1レートで行なわ れる。 フルレートは、14.4Kbpsレートの出力データに対応する。2分の1レ ートは、7.2Kbpsレートの出力データに対応する。4分の1レートは、3 .6Kbpsレートの出力データに対応する。8分の1レートは、1.8Kbp sレートの出力データに対応し、沈黙の期間の間の伝送のために確保されている 。 注目すべきことは、本発明は活性音声フレームの符号化にのみ関連することで あり、このフレームは、活性音声フレームの中の現在の音声を得るために検出さ れる。 音声の現状を検出する方法については、前に述べた米国特 許出願第08/004,484号及び第07/984,602号明細書に詳しく 述べられている。 図1を参照すると、モード測定要素12が活性音声フレームのための符号化レ ートを選択するレート決定論理14によって使用される5つのパラメータの値を 決定する。 例示的な実施の形態においては、モード測定要素12は5つのパラメータを決 定し、この5つのパラメータをレート決定論理14に供給する。 レート決定論理14は、モード測定要素12から供給されたパラメータに基づ いて、フルレート、2分の1レート、或いは4分の1レートの符号化レートを選 択する。 レート決定論理14は、生成された5つのパラメータに従って、4つの符号化 モードのうち、1つを選択する。この4つの符号化モードは、フルレートモード 、2分の1レートモード、4分の1の無音声レートモード及び4分の1の有音声 レートモードを含んでいる。 4分の1の有音声レートモード及び4分の1の無音声レートモードは、同じレ ートでデータを供給するが、これは異なる符号化方法によって行なわれる。 2分の1レートモードは、定常的、周期的に十分にモデル化された音声を符号 化するのに使用される。4分の1の無音声レート、4分の1の有音声レートの双 方及び2分の1レートモードは、高い精度が要求されない音声の部分におけるフ レームの符号化に利用される。 4分の1の無音声レートモードは、声を発していない音声 の符号化に使用される。4分の1の有音声レートモードは、時間的にマスクされ た音声フレームの符号化に使用される。 殆どのCELP音声符号器は、同時マスキングを利用しており、この同時マス キングにおいては、ある周波数の音声エネルギーが、同一の周波数及び聞き取れ ないような雑音の時間において外の雑音エネルギーをマスタしている。 可変レート音声符号器は、時間的マスキングを利用することができ、この時間 的マスキングにおいては、低エネルギーのアクティブ音声フレームが先行する類 似する周波数内容の高エネルギーの音声フレームによってマスクされる。 何故ならば、人間の耳は、種々の周波数帯域のエネルギーを時の経過とともに 取り込み、低エネルギーのフレームは、低エネルギーのフレームの符号化の必要 性を下げるために時間、平均がとられるからである。 この聴覚の複数の現象の時間的マスキングを利用することにより、可変レート 音声符号器はこのモードにおける音声の間、符号化レートを低減することが可能 になる。 この精神聴覚学的現象は、E.Zwicker及びH.Fastlによる精神 聴覚学 のpp.56−101.に詳しく述べられている。 モード測定要素12は、4つの入力信号を受信し、5つのモードパラメータを 生成する。モード測定要素12が受信す されていない音声サンプルである。 例示的な実施の形態においては、この音声サンプルは、1 60の音声サンプルを有するフレームから供給される。 モード測定要素12に供給される音声フレームは、全てアクティブな音声を含 んでいる。沈黙期間の間、本発明のアクティブ音声レート決定システムは、非活 動状態にある。 モード測定要素12が受信する2つめの信号は、合成音声信号S(n)であっ て、この合成音声信号S(n)は、可変レートCELP符号器の符号器の復号器 からの解読された音声である。 符号器の復号器は、CELP符号器を基にした合成による分析により、フィル タのパラメータとメモリとを更新する目的のために、符号化された音声のフレー ムを解読する。 このような復号器の設計は、良く知られている技術であり、前に述べた米国特 許出願第08/004,484号明細書に詳しく述べられている。 モード測定要素12が受信する3つめの信号は、フォルマント残余信号e(n )である。このフォルマント残余信号は、CELP符号器の線形予測符号化(L PC)フィルタによってフィルタリングされた音声信号S(n)である。 LPCフィルタの設計及びこのようなフィルタによる信号のフィルタリングは 、良く知られた技術であり、前に述べた米国特許出願第08/004,484号 明細書に詳しく述べられている。 モード測定要素12が受信する4つめの信号は、A(z)であり、このA(z )は、CELP符号器と関連した聴感重み付けフィルタのフィルタタップ値であ る。 このタップ値の生成、及び聴感重み付けフィルタのフィルタリング動作は、良 く知られた技術であり、前に述べた米国特許出願第08/004,484号明細 書に詳しく述べられている。 雑音レートのためのターゲットマッチング整合信号(SN プルS(n)、及び1組の聴感重み付けフィルタのタップ値A(z)を受信する 。 ターゲットマッチングSNR演算要素2は、TMSNRで示されるパラメータ を供給し、このTMSNRはどのようにしたらよく音声モデルが入力音声をトラ ッキングするかを示している。 ターゲットマッチングSNR演算要素2は、下記の式(1)と一致するTMS NRを生成する。 ここで、添え時wは、聴感重み付けフィルタによってフィルタリングされた信 号を示している。 ここで、注意すべきことは、この測定は、NACF、PGD、ED、ZCが現 在の音声のフレームにおいて計算されて いる間に、前の音声のフレームのために計算されることである。 TMSNRは、選択された符号化レートの機能により前の音声のフレームにお いて計算され、そして、複雑な計算であることから、符号化されたフレームの前 のフレームにおいて計算される。 この聴感重み付けフィルタの設計及び実現は、良く知られた技術であり、前に 述べた米国特許出願第08/004,484号明細書に詳しく述べられている。 また、この聴感重み付けは、音声フレームの聴感的に重要な特徴の重み付けに適 していることに注目すべきである。しかしながら、この測定は、信号の聴感的重 み付けをすること無しに、測定が行なわれることをイメージしている。 正規化自己相関演算要素4は、フォルマント残余信号、e(n)を受信する。 この正規化自己相関演算要素4は、音声フレームにおけるサンプル周期の指示を 供給するためのものである。 正規化自己相関演算要素4は、下記の式(2)に従ってNACFで示されるパ ラメータを生成する。 ここで注意すべきことは、このパラメータの生成には、前のフレームの符号化 からのフォルマント残余信号のメモリが必要であることに留意すべきである。 このことは、現在のフレームの周期だけではなく、前のフレームとともに現在 のフレームの周期のテストを行なうことを可能にする。 その理由は、最適な実施の形態においては、フォルマント残余信号、e(n) が音声サンプル、S(n)の代わりに使用されており、このNACFを生成する のに使用されるフォルマント残余信号e(n)は、音声信号のフォルマントの干 渉を取り除くものである。 フォルマントフィルタを通過する音声信号は、音声エンベロープを平滑化する のに役に立ち、故に、結果信号が白色化される。 ここで、注意すべきことは、例示的実施例における遅れTの値は、毎秒800 0サンプルのサンプリング周波数のための66Hzと400Hzとの間の周波数 のピッチに対応する。 この遅れ値Tによって与えられるピッチ周波数は、下記の(3)式によって計 算される。 ここで、注意すべきことは、周波数範囲は、1組の異なる遅れ値を単に選択す ることによって、拡大あるいは縮小され る。 さらに、ここで注意すべきことは、本発明は、どんなサンプリング周波数にも 等しく適用することができるということである。 零交差カウンター6は、音声サンプルS(n)を受信し、音声サンプルの変化 の符号の回数をカウントする。これは、音声信号における高周波部分を費用をか けずに計算する方法である。このカウンターは、ソフトウェアによるループとい う形で実現される。 もし、積が2つの連続したサンプルの間の符号が異なることを示す零以下の場 合に、式4−6のループは、連続した音声サンプルとテストとを掛け合わせる。 このことは、音声信号へのDC成分がないと考える。信号からのDC成分をど のように除去するかは良く知られている技術である。 予測利得差動要素8は、音声信号S(n)及びフォルマント残余信号e(n) を受信する。予測利得差動要素8は、PGDで示されるパラメータを生成し、こ のPGDはLPCモデルがその予測効率を保っているか否かを決定する。 予測利得差動要素8は、下記の式(7)に従って、予測利得、Pgを生成する 。 現在のフレームの予測利得は、次に、下記の式(8)によって出力パラメータ PGDが生成されている場合に、前のフレームの予測利得と比較される。 最適な実施の形態においては、予測利得差動要素8は予測利得値Pgを生成し ない。ダービンの副産物であるLPC係数の生成は、予測利得Pgであり、反復 演算を必要としないものである。 フレームエネルギー差動要素10は、現在のフレームの音声サンプルs(n) を受信し、下記の(9)式に従った現在のフレームにおける音声信号のエネルギ ーを計算する。 この現在のフレームのエネルギーは、前のフレームのエネルギーの平均Eav eと比較される。例示的な実施の形態において、このエネルギーの平均、Eav eは、漏れ積分器の形によって生成される。 係数αは、フレームの範囲を決定し、この係数αは、計算に関連するものであ る。例示的な実施の形態において、このαは、8フレームの時間定数を提供する 0.8825がセットされる。フレームエネルギー差動要素10は、下記の式( 11)に従って、パラメータEDを生成する。 この5つのパラメータ、TMSNR、NACF、ZC、PGD及びEDは、レ ート決定論理14に供給される。レート決定論理14は、パラメータ及び予め設 定されている選択規則に従って、次のフレームのサンプルのための符号化レート を選択する。今、図2を参照すると、レート決定論理要素14のレート選択手順 を示す流れ図が示されている。 ブロック18において、レート決定手順が始まる。ブロック20においては、 正規化自己相関演算要素4の出力NACFが予め設定された閾値、THRIに対 して比較され、零交差カウンターの出力が予め設定された第2の閾値、THR2 に対して比較される。 もし、NACFがTHR1より小さく、且つZCがTHR2よりも大きい場合 には、この流れは無音声4分の1レートとして音声を符号化するブロック22に 進む。 予め設定された閾値よりも小さいNACFは、音声における周期性の欠如を示 しており、予め設定された閾値よりも大きいZCは、音声における高周波部分を 示すものである。 これら2つの状態の組み合わせは、フレームが無音声を含んでいることを示し ている。例示的な実施の形態において、THR1は0.35、THR2は50の 零交差である。もし、NACFがTHR1よりも小さく或いはZCがTHR2よ り大きくない場合には、流れはブロック24に進む。 ブロック24においては、フレームエネルギー差動要素10の出力、EDが第 3の閾値THR3と比較される。もし、EDがTHR3よりも小さい場合には、 ブロック26において、現在の音声フレームは有音声4分の1レートとして符号 化される。 もし、現在のフレームの間のエネルギーの差が閾値量よりも大きく平均よりも 小さい場合には、時間的にマスクされた 音声の状態が示される。例示的な実施の形態においては、THR3は−14dB である。もし、EDがTHR3に到達しない場合には、流れはブロック28に進 む。 ブロック28においては、ターゲット整合SNR演算要素2の出力であるTM SNRは、第4の閾値THR4と比較される。予測利得差動要素8の出力PGD は、第5の閾値THR5と比較され、正規化自己相関演算要素4の出力NACF は、第6の閾値TH6と比較される。 もし、TMSNRがTHR4を超え、PGDがTHR5より小さく、NACF がTH6よりも大きい場合には、流れはブロック30に進み、そして、音声が2 分の1のレートで符号化される。 TMSNRがその閾値を上回ることは、モデル及びモデル化されたその音声が 前のフレームにおいてマッチングしていたことを示している。パラメータPGD がその予め定められた閾値よりも小さいことは、LPCモデルがその予測効果を 保ち続けていることを示している。パラメータNACFがその予め定められた閾 値を超えることは、フレームが前の音声フレームに対して周期的である周期的音 声を含むことを示している。 例示的な実施の形態においては、THR4は最初に10dBにセットされ、T HR5は−5dBにセットされ、THR6は0.4にセットされる。ブロック2 8において、もしTMSNRがTHR4を超えず、或いはPGDがTHR5を超 えず、或いはNACFがTHR6を超えない場合、流れはブ ロック32に進み、そして現在の音声フレームがフルレートで符号化される。 閾値の動的な調整を行なうことにより、任意の全体的なデータレートを達成す ることができる。この全体的な活性化された音声平均データレートRは、活性化 音声フレームの解析窓Wで定義されることができる。 ここで、Rfは、フルレートで符号化されたフレームのデータレート、 Rhは、2分の1のレートで符号化されたフレームのデータレート、 Rqは、4分の1のレートで符号化されたフレームのデータレート、 W=#Rfフレーム+#Rhフレーム+#Rqフレーム。 それぞれの符号化レートとそのようなレートで符号化された多くのフレームと を掛け合わせ、そして、サンプルにおける全ての数のフレームで除算することに より、活性化した音声のサンプルの平均データレートが計算される。 平均レートの統計量の歪から引き出される“s”音響のよ うな無音声の長い持続時間を防止するために十分に大きなフレームのサンプルサ イズWを得ることは重要なことである。 例示的な実施の形態において、平均レートを計算するためのフレームサンプル サイズWは、400フレームである。 この平均データレートは、2分の1のレートで符号化されるために、フルレー トで符号化されたフレームの数増大することによって減少させられ、逆に言えば 、フルレートで符号化されるために、2分の1のレートで符号化されたフレーム の数が増大することによって増大させられる。 好適な実施の形態においては、この変化に効くように調整された閾値は、TH R4である。例示的な実施の形態においては、TSNRのヒストグラム値は格納 されている。例示的な実施の形態においては、この格納されたTMSNRの値は 、現在のTHR4の値からデシベルの整数値に量子化される。 この分類のヒストグラムを保つことにより、どのくらの数のフレームが前の解 析ブロックにおいて、フルレートから2分の1のレートに変化しているかを推定 し、このフルレートから2分の1のレートへの変化は、デシベルの整数値によっ て減少させられるTHR4である。 逆に言えば、どのくらいの数の2分の1のレートで符号化されたフレームがフ ルレートで符号化されたかの推定がデシベルの整数値によって増加させられる閾 値となる。 2/1レートフレームからフルレートフレームへの変化するフレームの数を決 定する方程式は、次の式によって決定される。 ここで、Δは、2分の1のレートで符号化され目標のレートを達成するために フルレートで符号化されるべきフレームの数であり、 W=#Rfフレーム+#Rhフレーム+#Rqフレーム TMSNRNEW=TMSNROLD+(上述の(13)式で定義されるTMSNROLD からΔフレームに到達するまでのdB数の差) ここで、注意すべきことは、TMSNRの初期値は、目標の関数であることが 望ましい。Rf=14.4kbps、Rf=7.2kbps、Rf=3.6kbp sのシステムにおける目標レート8.7Kbpsの例示的な実施の形態において は、TMSNRの初期値は10dBである。 ここで、注意すべきことは、TMSNR値の閾値THR4からの距離のための 数値への量子化は、2分の1或いは4分の1デシベルのように容易に細かく行な うことができ、或いは1.5或いは2デシベルのように荒く行うこともできる。 目標レートのどちらか一方が、レート決定論理要素14のメモリ要素に格納さ れていることを想定しており、このよう なケースにおいては、目標レートは、どちらかの動的に決定されるであろうTH R4値に従って静的値となるであろう。加えて、この初期目標値では、通信シス テムがレートコマンド命令を、システムの現在の記憶容量に基づいて、符号化レ ート選択装置に送信することを想定している。 このレート命令信号は、目標レート或いは平均レートにおける単なる増加或い は減少要求のどちらかを指定することができる。 もし、システムが目標レートを指定するものである場合には、このレートは、 (12)及び(13)式にしたがってTHR4値を決定するために使用される。 もし、このシステムが、ユーザが高い或いは低い転送レートの転送を行うべきこ とのみを指定している場合には、レート決定論理要素14は、予め定められた増 分によって変化するTHR4値によって変化され、或いはレートにおいて予め定 められた増分増加或いは減少に従って増分変化を計算する。 ブロック22及び26は、有音声であることを示す音声サンプル或いは無音声 であることを示す音声サンプルに基づいて、音声符号化を行なう方法の違いを示 している。 この無音声は、摩擦音の形をとる音声及び“f”,“s”“sh”,“t”及 び“z”のような一定の音である。 4分の1レートの有音声は、時間的にマスクされた音声であり、周波数成分の 近似した相対的に高音量の音声フレームに続く低音量音声フレームである。人間 の耳は、高音量のフレームに続く低音量のフレームにおける音声の細かな点は聞 くことができないので、4分の1のレートによって音声を符号化することによっ て、ビットを節約することができる。 無音声の4分の1レート符号化の例示的な実施の形態においては、音声フレー ムは4つのサブフレームに分割される。 それぞれ転送される4つのサブフレームの全ては、利得値G及びLPCフィル タ係数A(Z)である。例示的な実施の形態においては、5つのビットがそれぞ れのサブフレームのそれぞれにおける利得を表現するために転送される。復号器 において、それぞれのサブフレームのためのコードブックの索引はランダムに選 択される。このランダムに選択されたコードブックのベクトルは、転送された利 得値によって掛け合わされ、そして、合成された無音声を生成するために、LP CフィルタA(Z)を通過する。 4分の1レートの有音声の符号化は、音声フレームが2つのサブフレームに分 割され、そして、CELP符号器がコードブックの索引及び2つのサブフレーム のそれぞれのための利得を決定する。例示的な実施の形態においては、5つのビ ットがコードブックの索引を示すために割り当てられ、他の5つのビットが対応 する利得値を指定するために割り当てられる。例示的な実施の形態において、4 分の1レートの有音声の符号化のために使用されるコードブックは、2分の1及 びフルレートの符号化のために使用されるコードブックのベクトルの部分組であ る。例示的な実施の形態においては、7つのビットは、全及び2分の1のレート 符号化モデルにおけるコードブックの索引を指定するために使用される。 図1においては、ブロックは、設計された機能を実現するための構造ブロック 或いはデジタル信号プロセッサ(DSP)或いは特定用途向け集積回路ASIC の書き込みプログラムによって実現される機能を表わすブロックである。 前に述べた最適な実施の形態の説明は、この分野における当業者に本発明を完 成し、或いは使用することを可能にする。 これらの実施の形態を種々に改良することは、この分野における当業者にとっ ては容易であり、この中に定義されている一般的な原理が発明的才能を使用する ことなく他の実施の形態に適用される。 そのようなことから、本発明は、ここに示した実施の形態に限定されるもので はなく、原理と一貫した最も広い範囲及びここに開示された新規な特徴と調和さ れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 活性音声フレームを符号化するために所定の符号化レートの組から符号化 レートを選択する装置において、 前記活性音声フレームの特徴を示す1組のパラメータを生成するモード測定手 段と、 前記組の組のパラメータを受信し、1組の所定の符号化レートの中から符号化 レートを選択するレート決定論理手段とを具備する装置。 2. 前記パラメータの組は、入力音声とモデル化された音声との間の整合を示 す雑音レート測定のためのターゲット整合信号を具備する請求の範囲第1項記載 の装置。 3. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定を具 備する請求の範囲第1項記載の装置。 4. 前記パラメータの組は、前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零交 差数を具備する請求の範囲第1項記載の装置。 5. 前記パラメータの組は、フレームからフレームへのホルマントの安定性を 示す予測利得差動測定を具備する請求の範囲第1項記載の装置。 6. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均エ ネルギーとの間のエネルギーの変化を示すフレームエネルギー差動測定を具備す る請求の範囲第1項記載の装置。 7. 前記所定の符号化レートの組は、フルレート、2分の1のレート、4分の 1からなる請求の範囲第1項記載の装置。 8. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定と、 前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零交差数とを有し、 正規化自己相関測定が所定の第1の閾値未満であり、且つ前記零交差数が所定 の第2の閾値を超えた時に、前記レート決定論理手段が4分の1の無音声符号化 レートの符号化モードを選択する請求の範囲第1項記載の装置。 9. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均エ ネルギーとの間のエネルギーの変化を示すフレームエネルギー差動測定を有し、 現在のフレームのエネルギーとフレームのエネルギーの平均との間のエネルギ ーの変化を示すフレームエネルギー差動測定が所定の第3の閾値を超えた時に、 前記レート決定論理手段が4分の1の有音声符号化レートの符号化モードを選択 する請求の範囲第1項記載の装置。 10. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定と 、青声の符号化されたフレームと音声の入力フレームとの間の整合を示す雑音レ ート測定への目標整合信号と、前記符号化された音声フレームにおける形式パラ メータの組のフレームからフレームへの安定性を示す予測利得差動測定とを有し 、 正規化自己相関測定が第1の所定の閾値を超え、前記予測利得差動が所定の第 2の閾値を超え、前記正規化自己相関機能が所定の第3の閾値を超えた時に、前 記レート決定論理手段は2分の1符号化レートの符号化モデルを選択する請求の 範囲第1項記載の装置。 11. 中央通信局と通信を行なう遠隔局と、前記遠隔局の送信レートを動的に 変化させる方法とを備えた通信システムにおいて、 前記活性音声フレームの特徴を示すパラメータの組を生成するモード測定手段 と、 前記パラメータの組を受信し、レート命令信号を受信し、前記レート命令信号 に従って少なくとも1つの閾値を生成するレート決定論理手段とを具備し、 前記パラメータの組の少なくとも1つのパラメータと前記少なくとも1つの閾 値とを比較し、前記比較に従って符号化レートを選択する装置。 12. 活性音声フレームを符号化するために所定の符号化レートの組から符号 化レートを選択する装置において、 前記活性音声フレームの特徴を示す1組のパラメータを生成するモード測定計 算機と、 前記組の組のパラメータを受信し、1組の所定の符号化レートの中から符号化 レートを選択するレート決定論理要素とを具備する装置。 13. 前記パラメータの組は、入力音声とモデル化された音声との間の整合を 示す雑音レート測定のためのターゲット整合信号を具備する請求の範囲第12項 記載の装置。 14. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定を 具備する請求の範囲第12項記載の装置。 15. 前記パラメータの組は、前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零 交差数を具備する請求の範囲第12項記載の装置。 16. 前記パラメータの組は、フレームからフレームへのホルマントの安定性 を示す予測利得差動測定を具備する請求の範囲第12項記載の装置。 17. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均 エネルギーとの間のエネルギーの変化を 示すフレームエネルギー差動測定を具備する詰求の範囲第12項記載の装置。 18. 前記所定の符号化レートの組は、フルレート、2分の1のレート、4分 の1からなる請求の範囲第12項記載の装置。 19. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定と 、前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零交差数とを具備し、 正規化自己相関測定が所定の第1の閾値未満であり、且つ前記零交差数が所定 の第2の閾値を超えた時に、前記レート決定論理手段が4分の1の無音声符号化 レートの符号化モードを選択する請求の範囲第12項記載の装置。 20. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均 エネルギーとの間のエネルギーの変化を示すフレームエネルギー差動測定を具備 し、 現在のフレームのエネルギーとフレームのエネルギーの平均との間のエネルギ ーの変化を示すフレームエネルギー差動測定が所定の第3の閾値を超えた時に、 前記レート決定論理手段が4分の1の有音声符号化レートの符号化モードを選択 する請求の範囲第12項記載の装置。 21. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正 規化自己相関測定と、音声の符号化されたフレームと音声の入力フレームとの間 の整合を示す雑音レート測定への目標整合信号と、前記符号化された音声フレー ムにおける形式パラメータの組のフレームからフレームへの安定性を示す予測利 得差動測定とを具備し、 正規化自己相関測定が第1の所定の閾値を超え、前記予測利得差動が所定の第 2の閾値を超え、前記正規化自己相関機能が所定の第3の閾値を超えた時に、前 記レート決定論理手段は2分の1符号化レートの符号化モデルを選択する請求の 範囲第12項記載の装置。 22. 中央通信局と通信を行なう遠隔局と、前記遠隔局の送信レートを動的に 変化させる方法とを備えた通信システムにおいて、 前記活性音声フレームの特徴を示すパラメータの組を生成するモード測定計算 機と、 前記パラメータの組を受信し、レート命令信号を受信し、前記レート命令信号 に従って少なくとも1つの閾値を生成するレート決定論理手段とを有し、 前記パラメータの組の少なくとも1つのパラメータと前記少なくとも1つの閾 値とを比較し、前記比較に従って符号化レートを選択する通信システム。 23. 活性音声フレームを符号化するために所定の符号化レートの組から符号 化レートを選択する方法は、 前記活性音声フレームの特徴を示す1組のパラメータを生成し、 1組の所定の符号化レートの中から符号化レートを選択するステッブを具備す る。 24. 前記パラメータの組は、入力音声とモデル化された音声との間の整合を 示す雑音レート測定のためのターゲット整合信号を具備する請求の範囲第23項 記載の方法。 25. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定を 具備する請求の範囲第23項記載の方法。 26. 前記パラメータの組は、前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零 交差数を具備する請求の範囲第23項記載の方法。 27. 前記パラメータの組は、フレームからフレームへのホルマントの安定性 を示す予測利得差動測定を具備する請求の範囲第23項記載の方法。 28. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均 エネルギーとの間のエネルギーの変化を示すフレームエネルギー差動測定を具備 する請求の範囲第23項記載の方法。 29. 前記所定の符号化レートの組は、フルレート、2分の1のレート、4分 の1からなる請求の範囲第23項記載の方法。 30. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定と 、前記音声フレームの高周波部分の存在を示す零交差数とを具備し、 正規化自己相関測定が所定の第1の閾値未満であり、且つ前記零交差数が所定 の第2の閾値を超えた時に、前記レート決定論理手段が4分の1の無音声符号化 レートの符号化モードを選択する請求の範囲第23項記載の方法。 31. 前記パラメータの組は、現在のフレームのエネルギーとフレームの平均 エネルギーとの間のエネルギーの変化を示すフレームエネルギー差動測定を具備 し、 現在のフレームのエネルギーとフレームのエネルギーの平均との間のエネルギ ーの変化を示すフレームエネルギー差動測定が所定の第3の閾値を超えた時に、 前記レート決定論理手段が4分の1の有音声符号化レートの符号化モードを選択 する請求の範囲第23項記載の方法。 32. 前記パラメータの組は、入力音声の周期性を示す正規化自己相関測定と 、音声の符号化されたフレームと音声の入力フレームとの間の整合を示す雑音レ ート測定への目標整合信号と、前記符号化された音声フレームにおける形式パラ メータの組のフレームからフレームへの安定性を示す予測利得差動測定とを具備 し、 正規化自己相関測定が第1の所定の閾値を超え、前記予測利得差動が所定の第 2の閾値を超え、前記正規化自己相関機能が所定の第3の閾値を超えた時に、前 記レート決定論理手段は2分の1符号化レートの符号化モデルを選択する詰求の 範囲第23項記載の方法。 33. 中央通信局と通信を行なう遠隔局と、前記遠隔局の送信レートを動的に 変化させる方法とを備えた通信システムにおいて、 前記活性音声フレームの特徴を示すパラメータの組を生成し、 レート命令信号を受信し、 前記レート命令信号に従って少なくとも1つの閾値を生成し、 前記パラメータの組の少なくとも1つのパラメータと前記少なくとも1つの閾 値とを比較し、 前記比較に従って符号化レートを選択するステップを具備する方法。
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