JPH09503437A - 分配システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 分配システム（２０）は分配される液体を収納する容器（２２）と、噴霧器（２６）と、一端が容器（２２）に接続可能であり、他端が噴霧器（２６）に接続されて、液体を容器（２２）から噴霧器（２６）へ搬送する可撓性チューブ（２８）とを備えている。噴霧器（２６）は噴霧器（２６）から液体を分配するように可動式に操作可能なアクチュエータ（３４）を有している。容器（２２）はこの内部に形成され、噴霧器（２６）を受け入れる大きさおよび形状になされた凹窩（４０）と、噴霧器（２６）を容器（２２）に取り付け、噴霧器（２６）を凹窩（４０）内に受け入れさせるコネクタを有している。噴霧器（２６）は容器（２２）から液体を分配するため、容器（２２）に脱着自在である。

Description

【発明の詳細な説明】 分配システム 発明の背景 本発明は一般に液体を分配するシステムに関し、詳細にいえば、ビンなどの容 器から液体を分配するシステムに関する。 農薬や除草剤などの液状薬品は望ましくない昆虫や植物を駆除するために、家 屋や周囲の芝生や庭園で使用されている。通常、薬品はビンに収められており、 噴霧装置によって分配される。このような装置はしばしば、ポンプ形式の噴霧器 と、ビン内の第一の端部および噴霧器に接続された第二の端部を有する可撓性チ ューブを含んでいる。チューブはビンの頚部の開口を覆っているキャップを貫通 して延びている。噴霧器のアクチュエータ（トリガ）を引き絞ると、液状薬品が ビンから吸い上げられ、チューブを通り、噴霧器から出る。ビンは通常、ビンの 頚部に吊るされたプラスチックバッグに収められた噴霧器とチューブとを添えて ユーザに供給される。 この構成の欠点はビンとバッグがビン自体よりも多くの箱や棚のスペースを占 めることである。それ故、所与の数のビンとバッグには、同数のビンよりも多い 輸送箱と棚スペースが必要 となる。従来のビン／噴霧器装置構成の他の欠点は、バッグを廃棄し、可撓性チ ューブをビンに接続してしまうと、ビンをビンに固着された噴霧器と一緒にしま っておく用意がなされていないことである。次に使用するまでの保管中、噴霧器 とチューブとはビンに掛けたり、あるいは手近なところにおいて置くかされる。 このことは噴霧器および／またはチューブおよび／またはビンから表面への液体 の望ましくない排出や漏出をもたらすことがしばしばある。次に使用するまでの 間、ユーザが噴霧器とチューブをビンから外しておいたとしても、分配されてい ない液状薬品が噴霧器およびチューブから漏れることがある。従来のビン／噴霧 器装置構成のさらに他の欠点はビン底部に隣接して可撓性チューブの入口端部を 維持しておくことが困難なことである。使用前にバッグ内でとっていた巻かれた 状態をチューブがとろうとするため、チューブの端部はビンの底部から上方へ巻 き上がろうとする。それ故、ビンの内容物全部を噴霧器で分配することができな くなる。 発明の概要 本発明の目的のいくつかが、改良された液体分配システムを提供すること、噴 霧器と、チューブと、ビンとを有しており、 噴霧器とチューブとがビンとともにかさばらずに保管されるように構成された分 配システムを提供すること、使用後および保管中にシステムから液体が漏出ない し流出する危険を最小限とする分配システムを提供すること、整然とした外観を 維持するように構成された分配システムを提供すること、分配システムの使用の 間に噴霧器がビンと脱着可能であるように構成された分配システムを提供するこ と、本質的にすべての液体をビンから容易に分配することができるように構成さ れた分配システムを提供すること、単純で耐久性のある構成のものである分配シ ステムを提供すること、経済的に製造できる分配システムを提供することである ことに留意されたい。 概して、本発明の分配システムは分配される液体を収納する容器と、噴霧器と 、一端が容器に接続可能であり、他端が噴霧器に接続されて、液体を容器から噴 霧器へ搬送する可撓性チューブとを備えている。噴霧器は噴霧器から液体を分配 するための可動式に操作可能なアクチュエータを有している。容器はこの内部に 形成され、噴霧器を受け入れる大きさおよび形状になされた凹窩と、噴霧器を容 器に取り付け、噴霧器を凹窩内に受け入れさせる固定具を有している。噴霧器は 容器から液体を分 配するため、容器に取外し可能である。 本発明の他の態様において、分配システムは噴霧器と、容器内の液体を噴霧器 に搬送する可撓性チューブとを備えている。噴霧器は噴霧ヘッドと、噴霧ヘッド に接続された中空なハンドルと、噴霧ヘッドから液体を分配するための可動式に 操作可能な、ハンドルに隣接したアクチュエータを有している。チューブは容器 に接続されるようになされた入口端部と、噴霧ヘッドに作動可能に接続された出 口端部と、入口端部と出口端部の間の中間部分とを有している。中空ハンドルは 、入口端部が容器に接続されていないときに、ハンドル内に可撓性チューブを格 納するためにチューブの入口端部と中間部分を受け入れるような大きさおよび形 状になされている。入口端部および中間部分は容器への入口端部の動作接続を可 能とするためにハンドルから取り外し可能である。 本発明のさらに他の態様において、分配システムは分配される液体を収納する 容器と、キャップおよびキャップに取り付けられたスパウトを有する閉鎖部と、 噴霧器と、液体をスパウトから噴霧器へ搬送するチューブとを備えている。キャ ップは容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通する キャップ開口を有している。スパウトはこれを貫通する流路を有している。概し て剛性のある浸漬チューブが開口に隣接してキャップに接続されており、かつ容 器内の液体を開口まで搬送するために容器内へ向かって下方へ延びるようになさ れている。チューブは入口端部と出口端部を有している。入口端部はスパウトの 流路と連通する入口端部でスパウトに接続するようになされている。出口端部は 噴霧器に接続されている。スパウトはキャップに取り付けられ、スパウトの流路 がキャップの開口と整合して、容器内の液体を容器から出し、浸漬チューブ、チ ューブおよび噴霧器を通過するようにする開放位置と、スパウトの流路がキャッ プの開口と整合しておらず、スパウトのシール部が開口を覆って、開口中への液 体の流入をシールする閉鎖位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動 するようになされている。 本発明のさらにまた他の態様において、容器から液体を分配する分配システム はキャップおよびキャップに取り付けられたスパウトを有する閉鎖部と、分配装 置と、液体をスパウトから分配装置へ搬送するチューブとを備えている。キャッ プは容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通するキ ャップ開口を有している。スパウトはこれを貫通する流路を有している。チュー ブはスパウト内の流路と連通する入口端部を有するスパウトと接続するようにな された入口端部と、分配装置に接続された出口端部を有している。スパウトはキ ャップに取り付けられ、スパウトの流路がキャップの開口と整合して、容器内の 液体を容器から出し、次いで、チューブを通って分配装置へ出るようにする開放 位置と、スパウトの流路がキャップの開口と整合しておらず、スパウトのシール 部が開口を覆って、開口中への液体の流入をシールする閉鎖位置との間で、キャ ップに関してスパウトが旋回運動するようになされている。 他の目的および特徴の一部は以下で部分的に明かとなり、また一部は以下で示 されよう。 図面の簡単な説明 第１図は、容器と、噴霧器とチューブとを備えている本発明の分配システムの 正面図である。 第２図は、噴霧器が容器に取り付けられ、チューブが噴霧機内に格納されてい る、第１図の分配システムの拡大正面図である。 第３図は、第１図の容器の左側面図である。 第４図は、第１図の噴霧器の正面図である。 第５図は、第４図の噴霧器の側面図である。 第６図は、容器への噴霧器の取付けを示す、第２図の分配システムの部分拡大 断面図である。 第７図は、開放位置にあるスパウトを有している、第１図の容器のための閉鎖 部の一部断面の部分拡大側面図である。 第８図は、第７図の８−８線の面に沿って取った断面図である。 第９図は、閉鎖位置にあるスパウトを示す、詳細を示すために一部を破断した 第７図の閉鎖部の平面図である。 第１０図は、チューブをスパウトに接続するコネクタがスパウトに挿入されて いる、第９図の１０−１０線の面に沿って取った断面図である。 第１１図は、第９図の１１−１１線の面に沿って取った断面図である。 対応する参照符号は図面のいくつかの図にわたって対応する部品を示している 。 好ましい実施形態の説明 図面、特にまず第１図および第２図を参照すると、本発明の 分配システムが全体として参照数字２０で示されている。分配システム２０は除 草剤などの分配される液体を収容する容器２２と、総括的に２４で示される容器 の閉鎖部と、総括的に２６で示される噴霧器と、一端で閉鎖部に、他端で噴霧器 に接続できる可撓性チューブ２８とを備えている。 噴霧器２６は噴霧ヘッド３０と、噴霧ヘッドに接続された中空のハンドル３２ と、ハンドル３２に隣接したトリガ３４の形のアクチュエータとを備えている。 チューブ２８は可撓性のコイル状の管で、容器閉鎖部２４を介して容器２２へ接 続するようになされた入口端部３６（第１０図参照）、噴霧ヘッド３０に作動可 能に接続された出口端部（図示せず）、および入口端部と出口端部の間の中間部 分３８を有している。第２図に示すように、噴霧器２６の中空ハンドル３２は、 入口端部３６が容器２２に接続されていないときに、チューブ２８をハンドルの 中に格納するため、その入口端部３６と中間部分３８を受け入れる大きさおよび 形状とされている。入口端部３６と中間部分３８はハンドル３２から取り出して （第１図参照）、分配システム２０の作動前に入口端部を容器閉鎖部２４に接続 することが可能である。噴霧器内部のバルブ操作および作動機構は任意 適当な従来の設計のものでかまわない。 容器２２は高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）などの重合樹脂材料製であり、ブ ロー成形（ｂｌｏｗ ｍｏｌｄｉｎｇ）で形成されていることが好ましい。噴霧 器２６を受け入れる大きさおよび形状とされた凹窩４０が容器２２の前部４２に 形成されている。第１図−第３図に示すように、凹窩４０の輪郭は噴霧器２６の 輪郭とほぼ類似したものである。容器２２はくぼんだ前部４２から横外方へ延び ている二つのほぼ矩形の突起４４（第３図および第６図参照）を有している。噴 霧器２６の中空ハンドル３２は二つのスロット４６を有しており（第５図および 第６図参照）、その各々は一対の対向するタブ４８によって規定されている。突 起４４は容器２２の一体部品として形成されており、タブ４８は噴霧器２６の一 体部品として形成されている。第６図に示すように、突起４６およびタブ４８は 、タブ４８の対向する垂直縁部が突起４６の側面に沿った溝４４ａに弾性的に受 け入れられる位置まで、突起４４がハンドル３２のスロット４６に弾性スナップ 嵌合するような大きさおよび形状とされている。タブ４８およびスロット４６は 雌コネクタを形成し、突起４４は雌コネクタに嵌合できる雄コネクタを構成す る。噴霧器２６を容器２２の凹窩４０に挿入した場合、容器の突起４４はハンド ル３２のスロット４６を通って突出し、ハンドルタブ４８の嵌合により噴霧器を 凹窩内に保持する。これらのコネクタは凹窩４０内で噴霧器２６を容器３２に対 して解放自在に取り付け、保持する。それ故、噴霧器２６を容器から液体を分配 するために容器２２から取り外し、また分配システム２０の保管のために凹窩４ ０内で容器に再取り付けすることができる。噴霧器２６を容器２２に取り付ける のに好ましい手段として雄雌コネクタを説明したが、他の手段も使用できること を理解すべきである。たとえば、噴霧器および容器に固定されたフックおよびル ープタイプの固定具（たとえば、Ｖｅｌｃｒｏ^(R)ストリップ）によって、噴霧 器を容器に解放自在に取り付けることもできる。あるいは、くぼんだ前部を噴霧 器が凹窩内に滑り摩擦嵌合するような大きさおよび形状とすることもできる。凹 窩４０を容器２２の前部４２に形成することが好ましいものとして説明したが、 凹窩を他に容器の背部あるいは側部に形成してもかまわないことを理解すべきで ある。 噴霧器２６および凹窩４０を、噴霧器を凹窩内に受け入れたときに、噴霧器の 外側が容器２２のくぼんでいない面とほぼ面 一になるような大きさおよび形状とすることが好ましい。噴霧器２６が面一であ るから、噴霧器が取り付けられた容器２２が、噴霧器のない容器よりも大きな棚 スペースや箱容積を占めることはない。それ故、分配システム２０をコンパクト に包装したり、保管したりすることができる。 第７図−第１１図を参照すると、容器閉鎖部２４は容器２２の口５２（第８図 参照）に固定されるようになされたほぼ円筒状のキャップ５０と、キャップ上の スパウト５４とを備えている。キャップ５０は頂部５６と、頂部を限定する環状 スカート５８と、容器２２内の液体を通過させる頂部を貫通したキャップ開口６ ０とを有している。スパウト５４はほぼ円筒状の基部６２と、基部６２から外方 へ延びているノズル６４と、ノズル６４および基部を貫通する流路６６と、基部 から側方へ延びている一対のトラニオン６８とを有している。トラニオン６８は キャップ頂部５６に形成されたほぼ円筒状の凹窩７０内にスナップ嵌合し、凹窩 ７０の壁部を形成する支承面７２によってその内部に保持されている。スパウト ５４およびキャップ５０が概して弾性的な重合樹脂製であり、支承面７２とトラ ニオン６８が一時的に変形し、凹窩７０へのトラニオンの挿入を可能 とするものであることが好ましい。凹窩７０内にトラニオン６８がある場合、支 承面７２はトラニオンを押し下げて、スパウト５４の円筒状基部６２をキャップ 開口６０の隆起環状シート７４とシール接触させる（シートはキャップの頂部５ ６の一体部品として形成されていることが好ましい）。スパウト５４は開放位置 と閉鎖位置の間でキャップ５０に関して旋回運動ができるようにされている。開 放位置において（第７図および第８図）、スパウトの流路６６はキャップ開口６ ０と整合し、液体をキャップ開口およびスパウト流路に通す。閉鎖位置において （第１０図）、スパウト流路６６はキャップ開口６０と整合せず、円筒状基部６ ２の一部がシート７４とシール接触し、開口６０を覆って、開口を通る液体の通 路をシールする。スパウト流路６６はそれぞれ７６および７７で示される入口端 部と出口端部を有している（第１０図）。 キャップ５０はキャップ頂部５６から上方へ延びている概して弾性的なフラッ プ（ｆｌａｐ）７８を有している。このフラップはスパウト５４が閉鎖位置にあ るときに、スパウト流路の入口７６に差し込まれる（第１０図に示すように）よ うになされた突起８０を担持している。フラップ７８はスパウト５４が 閉鎖位置にあるときに、突起８０をスパウト流路入口７６に押し込むような向き にされている。スパウト５４が開放位置から閉鎖位置へ（あるいは、逆に）移動 したときに、スパウトの円筒状基部６２はフラップ突起８０と係合し、フラップ ７８を第７図および第１０図で見て左へ押圧する。スパウト５４は、スパウト５ ４が開放位置にあるときにフラップ突起８０を受け入れ、これによって、フラッ プ７８の応力を軽減する凹み８２を有している。キャップ頂部５６は、容器から の液体の分配中に容器２２内の圧力を平衡させるための通気孔８４を有している 。スパウトノズル６４の通気プラグ８６は、スパウト５４が閉鎖位置にあるとき に、通気孔８４を閉鎖し、この孔からの漏出を防止する。 第９図にもっともよく示されているように、スパウト５４は円筒状基部６２の 対向端部に二つのほぼ平坦な面８８を有しており、このような各端面８８には浅 い凹み９０が形成されている。キャップ頂部５６は二つのほぼ垂直な壁部９２を 有しており、この各々は側部平面８８の一方と対向し、それぞれの面の凹み９０ に受け入れられる突起９４を有している。突起９４は、スパウト５４が開放位置 にあるときに、凹み９０に嵌合して、 スパウトを開放位置に解放可能に保持する。 キャップ５０の頂部５６には、ほぼ剛性な浸漬チューブ９８の上端を保持する ための、キャップ開口６０から下方へ延びているソケット９６が形成されている 。浸漬チューブ９８は容器２２の中まで下方に延びており、スパウトが開放位置 にあるときに、容器内の液体をキャップ開口６０まで運び、かつスパウト流路６ ６を通して運ぶ。剛性浸漬チューブ９８の下端が容器２２の底部に隣接していて （第１図）、容器の内容物のほぼ全量が浸漬チューブを通して運び出されること が好ましい。総括的に１００で示すコネクタが、チューブ２８をスパウト５４の ノズル６４に接続し、チューブの入口端部３６がスパウト流路６６の出口端部７ ７と連通するようにするために設けられている。 コネクタ１００はチューブ２８の入口端部３６に固定された本体１０２と、ス パウト流路６６の出口端部７７へ挿入される、本体から延びているほぼ剛性なニ ップル１０４と、本体およびニップルを貫通したコネクタ流路１０６とを備えて いる。コネクタ流路１０６はチューブ２８の入口端部３６をシールして、受け入 れるようになされている。ニップル１０４およびスパウ ト流路６６はスパウト流路内にニップルを滑りシール嵌合する大きさおよび形状 になされている。ニップル１０４は環状フランジ１０８を含んでおり、スパウト ５４は内部環状溝１１０を含んでおり、この溝はニップルがスパウト流路６６に 挿入されたときに、溝内に環状フランジを弾性スナップ嵌合するような大きさお よび形状にされている。環状溝１１０は環状フランジ１０８と係合して、スパウ ト５４からのニップルの１０４が抜け出さないようにする環状ショルダ１１２を 規定している。本体１０２がスパウト流路６６へのニップル１０４の挿入中に、 コネクタ１００の把持を容易とする形状を有するフィンガグリップ１１４を形成 するように構成されていることが好ましい。図面に示すように、本体１０２は一 連の離隔した環状要素を有するように構成されているが、良好な把持をもたらす のに適当な他の構成も本発明の範囲から逸脱することなく使用できることを理解 すべきである。 本体１０２の環状保持具１１６はチューブ２８の入口端部３６をコネクタ流路 １０６に固定する。保持具１１６はコネクタ流路１０６へのチューブ２８の入口 端部３６の挿入を可能とし、その後、チューブ２８を把持して、チューブがコネ クタ流 路から抜けるのを防ぐために弾性的に屈曲できる複数のバネフィンガ（図示せず ）を有している。使用するのに適している保持具は、ノースカロライナ州Ｆｏｒ ｅｓｔ ＣｉｔｙのＡＦＡＰｒｏｄｕｃｔｓ，Ｉｎｃ．が市販しているものであ る。 分配システム２０は噴霧器２６を容器凹窩４０内で容器２２に取り付け、かつ チューブ２８全体とコネクタ１００を噴霧器の中空ハンドル３２に収納した状態 で、ユーザに届けられるのが好ましい。使用時には、噴霧器２６が容器２２から 外され、チューブ２８の入口端部３６および中間部分３８、ならびにコネクタ１ ００がハンドル３２から取り出される。次いで、コネクタ１００のニップルがス パウト流路６６の出口端部に挿入されて、チューブ２８がスパウト流路と連通す るようになる。スパウト５４が開放位置へピボット移動すると、浸漬チューブ９ ８がチューブ２８、キャップ開口６０およびスパウト流路６６と連通する。スパ ウトがこのような位置になっている場合、トリガ３４を手作業で引き絞り、液体 を浸漬チューブ９８、スパウト流路６６、コネクタ流路１０６およびチューブ２ ８を通して容器２２から吸い上げ、噴霧ヘッド３０によって分配することができ るようになる。ユーザが噴霧作業を終わったら、ス パウト５４を閉鎖位置に旋回運動させると、（１）フラップ７８がフラップ突起 ８０をスパウト流路６６の入口７６に押し込んで、チューブ２８内の液体がスパ ウト５４から戻るのを防止し、（２）キャップ開口６０がスパウト流路６６と整 合しなくなり、円筒状基部６２によって覆われて、キャップ開口６０からの液体 の通過をシールし、（３）通気プラグ８６が通気孔８４に差し込まれて、通気孔 からの液体の漏出を防止する。それ故、スパウト５４が閉鎖位置にあるとき、液 体が分配システム２０から漏出することが防止される。その後、噴霧器２６を凹 窩４０に挿入し、容器２２に再度取り付けることができる。噴霧器２６を凹窩４ ０に格納した場合、噴霧ヘッド３０は容器２２の頂部近傍に配置され、使用後お よび保管中に液体がシステムから漏出または流出する危険が最小限のものとされ る。分配システム２０を長期間にわたって保管する場合には、コネクタ１００を スパウト５４から外し、チューブ２８とコネクタを中空ハンドル３２に再度挿入 することもできる。 上記に鑑み、本発明のいくつかの目的が達成され、また他の有利な結果が達成 されることがわかろう。 各種の変更を本発明の範囲を逸脱することなく、上記の構成 に行えるのであるから、上記の説明に含まれており、また添付図面に示したすべ ての事項は例示的なものと解釈され、限定的な意味に解釈されるものでない。

【手続補正書】 【提出日】１９９６年８月２８日 【補正内容】 (１)請求の範囲を別紙の通り補正する。請求の範囲 １．分配される液体を収納する容器(22)と、噴霧器(26)と、一端が容器(22)に接 続可能であり他端が噴霧器(26)に接続されており、液体を容器(22)から噴霧器(2 6)へ搬送する可撓性チューブ 28)とを備えており、前記噴霧器(26)が噴霧器(26) から液体を分配するための可動式に操作可能なアクチュエータ(34)を有しており 、前記容器(22)がこの内部に形成され、噴霧器(26)を受け入れる大きさおよび形 状になされた凹窩(42)と、噴霧器(26)を容器(22)に取り付け、噴霧器(26)が凹窩 (42)内に受け入れさせる手段(44,48)を有しており、前記噴霧器(26)が容器（２ ２）から液体を分配するため、容器(22)に取外し可能である分配システム(2)で あって、 前記噴霧器（２６）が噴霧ヘッドと、噴霧ヘッド（３０）に接続された中空のハ ンドルと、該ハンドル（３２）に隣接したアクチュエータ（３４）を有しており 、前記チューブ（２８）が容器（２２）に接続されるようになされた入口端部（ ３６）と、噴霧ヘッド（３０）に作動可能に接続された出口端部と、入口端部と 出口端部の間の中間部分（３８）とを有しており、前記中空ハンドル（３２）が 、入口端部（３６）が容器（２２）に接続されていないときに、ハンドル（３２ ）内に可撓性チューブ（２８）を格納するためにチューブ（２８）の入口端部（ ３６）と中間部分（３６）を受け入れるような大きさおよび形状になされており 、チューブの前記入口端部（３６）および中間部分（３８）が容器（２２）への 入口端部（３６）の動作接続を可能とするためにハンドル（３２）から取り外し 可能である分配システム。 ２．容器（２２）の凹窩内（４２）に前記噴霧器（２６）を解放可能に取り付け るための取り付け手段が、嵌合可能な雄コネクタと雌コネクタ（４４、４８）を 備えており、前記雄コネクタが噴霧器（２６）と容器の一方にあり、雌コネクタ が噴霧器（２６）と容器（２２）の他方にある請求の範囲第１項に記載の分配シ ステム。 ３．容器（２２）の閉鎖部（２４）をさらに備えており、前記閉鎖部（２４）が 容器（２２）に固定されるようになされており、且つ容器内（２２）の液体が貫 通するキャップ開口（６０）を有しているキャップ（５０）と、貫通流路（６６ ）を有しているキャップ（５０）上にスパウト（５４）とを備えており、前記チ ューブ（２８）の入口端部（３６）が流路（６６）と連通する入口端部（３６） を有するスパウト（５４）に接続するようになされており、前記スパウト（５４ ）がキャップ（５０）に取り付けられて、スパウトの流路（６６）がキャップの 開口（６０）と整合して、容器（２２）内の液体を容器（２２）から出し、そこ からチューブ（２８）を通り噴霧器（２６）まで通すようにする開放位置と、ス パウトの流路（６６）がキャップ（６０）の開口（６０）と整合しておらず、ス パウト（５４）のシール部（６２）が開口（６０）を覆って、開口を通る液体の 通過をシールする閉鎖位置との間で、キャップ（５０）に関してスパウト（５４ ）が旋回運動するようになされている請求の範囲第１項または第２項に記載の分 配システム。 ４．チューブ（２８）の入口端部（３６）に固定された本体（１０２）、本体（ １０２）から延びている概して剛性のあるニップル（１０４）、および前記本体 （１０２）およびニップル（１０４）を貫通し、チューブ（２８）の入口端部（ ３６）と連通するコネクタ流路（１０６）を有しているコネクタ（１００）を有 する請求の範囲第１項から第３項のいずれか一項に記載の分配システム。 ５．前記スパウト流路（６６）とニップル（１０４）とがスパウト流路（６６） 内でのニップル（１０４）の滑りシール嵌合のための大きさ、および形状にされ ている請求の範囲第４項に記載の分配システム． ６．コネクタ流路（１０６）がチューブ（２８）の入口端部（３６）をシール可 能に受け入れるようになされており、コネタタ（１００）がチューブ（２８）の 入口端部（３６）をコネクタ流路（１０６）に固定する、前記本体（１０２）上 の保持具（１１６）をさらに備えている請求の範囲第４項に記載の分配システム 。 ７．前記コネタタ（１００）がニップル（１０４）周囲の環状フランジ（１０６ ）を備えており、前記スパウト（５４）が環状溝（１１０）を有しており、この 溝はニップル（１０４）がスパウト流路（６６）に挿入されたときに、溝（１１ ０）内に環状フランジ（１０８）を弾性スナップ嵌合するような大きさおよび形 状にされており、前記環状溝（１１０）が環状フランジ（１０８）と係合して、 スパ ウト（５４）からのニップル（１０４）か抜け出さないようにする環状ショルダ （１１２）を規定している請求の範囲第４項に記載の分配システム。 ８．前記キャップ開口（６０）に隣接してキャップ（５０）に接続されており、 容器（２２）内の液体を開口（６０）まで搬送するように容器（２２）内へ下方 に延びているようになされている概して剛性のある浸漬チューブ（９８）をさら に備えている請求の範囲第３項に記載の分配システム。 ９．閉鎖部（２４）が、がキャップ（５０）から上方へ延びている全体的に弾性 的なフラップ（７８）から成るシール部材（７８）を備えており、前記フラップ （７８）がスパウト（５４）の入口端（７６）と係合し、かつスパウト（５４） が閉鎖位置へ旋回運動したときにスパウト流路入口（７６）を覆う請求の範囲第 ３項から第８項のいずれか一項に記載の分配システム。 １０．前記シール部材（７８）が、スパウト（５４）が閉鎖位置へ旋回運動した ときにスパウト流路（６６）の入口（７６）に差し込まれるようになされた、フ ラップ（７８）上の突起（８０）を備えている請求の範囲第９項に記載の分配シ ステム。 １１．前記突起（８０）がスパウト（５４）が解放位置にあるときに、スパウト （５４）の凹み（８２）に受入れ可能である請求の範囲第１０項に記載の分配シ ステム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，Ｅ Ｅ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，Ｕ Ｚ，ＶＮ (72)発明者 ジヨーンズ，ステイーブン・キンバーク アメリカ合衆国、コネチカツト・06497、 ストラトフオード、キーン・プレイス・39 (72)発明者 パクイン，ロジヤー・リー アメリカ合衆国、ジヨージア・30202、ア ルフアレツタ、ハーバー・オーバールツ ク・6175

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．分配される液体を収納する容器と、噴霧器と、一端が容器に接続可能であり 、他端が噴霧器に接続されて、液体を容器から噴霧器へ搬送する可撓性チューブ とを備えており、前記噴霧器が噴霧器から液体を分配するための可動式に操作可 能なアクチュエータを有しており、前記容器がこの内部に形成され、噴霧器を受 け入れる大きさおよび形状になされた凹窩と、噴霧器を容器に取り付け、噴霧器 が凹窩内に受け入れさせる手段を有しており、前記噴霧器が容器から液体を分配 するため、容器に取外し可能である分配システム。 ２．凹窩の形状が噴霧器の形状にほぼ類似している請求の範囲第１項に記載の分 配システム。 ３．凹窩が容器の前部に形成されている請求の範囲第２項に記載の分配システム 。 ４．前記取付け手段が噴霧器を容器に解放可能に取り付ける手段を備えており、 前記噴霧器を分配システムの保管のために前記凹窩内で容器に再度取り付けるこ とができる請求の範囲第１項に記載の分配システム。 ５．前記取付け手段が嵌合可能な雄コネクタと雌コネクタを備えており、前記雄 コネクタが噴霧器と容器の一方にあり、雌コネクタが噴霧器と容器の他方にある 請求の範囲第１項に記載の分配システム。 ６．前記コネクタが噴霧器および容器のそれぞれの一体部品として形成されてい る請求の範囲第５項に記載の分配システム。 ７．前記雄コネクタが容器の一体部品として形成されており、前記雌コネクタが 噴霧器の一体部品として形成されている請求の範囲第５項に記載の分配システム 。 ８．前記噴霧器が噴霧ヘッドと、噴霧ヘッドに接続された中空のハンドルとをさ らに備えており、アクチュエータがハンドルに隣接しており、前記チューブが容 器に接続するようになされた入口端部と、噴霧ヘッドに作動可能に接続された出 口端部と、入口端部および出口端部の間の中間部分を有しており、前記中空ハン ドルが、入口端部が容器に接続されていないときに、可撓性チューブをハンドル の中に格納するため可撓性チューブの前記入口端部および中間部分を受け入れる ような大きさおよび形状になされており、前記入口端部および中間部分が容器へ の入口端部の作動的な接続を可能とするためにハンドルから取り 外せる請求の範囲第１項に記載の分配システム。 ９．容器の閉鎖部をさらに備えており、前記閉鎖部が容器に固定されるようにな されており、容器内の液体が貫通するキャップ開口を有しているキャップと、貫 通流路を有しているキャップ上にスパウトとを備えており、前記チューブの入口 端部が流路と連通する入口端部を有するスパウトに接続するようになされており 、前記スパウトがキャップに取り付けられて、スパウトの流路がキャップの開口 と整合して、容器内の液体を容器から出し、そこからチューブを通り噴霧器まで 通すようにする開放位置と、スパウトの流路がキャップの開口と整合しておらず 、スパウトのシール部が開口を覆って、開口を通る液体の通過をシールする閉鎖 位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動するようになされている請 求の範囲第８項に記載の分配システム。 １０．前記チューブが容器に接続するようになされた入口端部と、噴霧器に作動 可能に接続された出口端部とを有している分配システムにおいて、 チューブの入口端部に固定された本体、本体から延びている概して剛性のある ニップル、および前記本体およびニップルを 貫通し、チューブの入口端部と連通するコネクタ流路を有しているコネクタと、 容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通するキャップ開口 を有しているキャップと、貫通流路を有しており、コネクタのニップルをシール 可能に受け入れ、これによってチューブの入口端部を容器の閉鎖部に接続するよ うになされた、キャップ上のスパウトとを備えている閉鎖部と をさらに備えている請求の範囲第１項に記載の分配システム。 １１．前記スパウトの流路とニップルとがスパウト流路内でのニップルの滑りシ ール嵌合のための大きさ、および形状にされている請求の範囲第１０項に記載の 分配システム。 １２．コネクタ流路がチューブの入口端部をシール可能に受け入れるようになさ れており、コネクタがチューブの入口端部をコネクタ流路に固定する、前記本体 上の保持具をさらに備えている請求の範囲第１０項に記載の分配システム。 １３．前記本体がスパウト流路へのニップルの挿入時にコネクタの把持を容易と する形状を有するフィンガグリップを形成するように構成されている請求の範囲 第１０項に記載の分配シス テム。 １４．前記コネクタがニップル周囲の環状フランジを備えており、前記スパウト が環状溝を有しており、この溝はニップルがスパウト流路に挿入されたときに、 溝内に環状フランジを弾性スナップ嵌合するような大きさおよび形状にされてお り、前記環状溝が環状フランジと係合して、スパウトからのニップルが抜け出さ ないようにする環状ショルダを規定している請求の範囲第１０項に記載の分配シ ステム。 １５．前記スパウトがキャップに取り付けられて、スパウトの流路がキャップの 開口と整合して、容器内の液体を容器から出し、そこからコネクタおよびチュー ブから噴霧器まで通すようにする開放位置と、スパウトの流路がキャップの開口 と整合しておらず、スパウトのシール部が開口を覆って、開口を通る液体の通過 をシールする閉鎖位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動するよう になされている請求の範囲第１０項に記載の分配システム。 １６．前記キャップ開口に隣接してキャップに接続されており、容器内の液体を 開口まで搬送するように容器内へ下方に延びているようになされている概して剛 性のある浸漬チューブをさら に備えている請求の範囲第１５項に記載の分配システム。 １７．前記スパウトがスパウト流路の入口を規定する入口端部を有しており、前 記閉鎖部がスパウトが閉鎖位置に旋回運動して、スパウト流路入口をシールした ときに、スパウト入口と係合可能なシール部材をさらに備えている請求の範囲第 １５項に記載の分配システム。 １８．前記シール部材がキャップから上方へ延びている概して弾性的なフラップ を備えており、前記フラップがスパウト入口と係合し、かつスパウトが閉鎖位置 へ旋回運動したときにスパウト流路入口を覆う請求の範囲第１７項に記載の分配 システム。 １９．前記シール部材がキャップから延びている概して弾性的なフラップと、ス パウトが閉鎖位置へ旋回運動したときにスパウト流路の入口に差し込まれるよう になされた、フラップ上の突起とを備えている請求の範囲第１７項に記載の分配 システム。 ２０．スパウトが閉鎖位置にあるときに、前記弾性フラップが突起をスパウト流 路入口へ押し込む請求の範囲第１９項に記載の分配システム。 ２１．スパウトが解放位置にあるときに、前記突起がスパウトの凹みに受入れ可 能である請求の範囲第２０項に記載の分配システム。 ２２．容器から液体を分配する分配システムにおいて、噴霧器と、容器内の液体 を噴霧器に搬送する可撓性チューブとを備えており、前記噴霧器が噴霧ヘッドと 、噴霧ヘッドに接続された中空なハンドルと、噴霧ヘッドから液体を分配するた めの可動式に操作可能な、ハンドルに隣接したアクチュエータを有しており、前 記チューブが容器に接続されるようになされた入口端部と、噴霧ヘッドに作動可 能に接続された出口端部と、入口端部と出口端部の間の中間部分とを有しており 、前記中空ハンドルが、入口端部が容器に接続されていないときに、ハンドル内 に可撓性チューブを格納するためにチューブの入口端部と中間部分を受け入れる ような大きさおよび形状になされており、チューブの前記入口端部および中間部 分が容器への入口端部の動作接続を可能とするためにハンドルから取り外し可能 である分配システム。 ２３．前記可撓性チューブがコイル状の管である請求の範囲第２２項に記載の分 配システム。 ２４．チューブの入口端部に固定された本体と、チューブの入口端部と連通する 流路を有する、本体から延びている概して剛性のあるニップルを有しているコネ クタと、 容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通するキャップ開口 を有しているキャップと、貫通流路を有しており、コネクタのニップルをシール 可能に受け入れ、これによってチューブの入口端部を容器の閉鎖部に接続するよ うになされた、キャップ上のスパウトとを備えている閉鎖部と をさらに備えている請求の範囲第２２項に記載の分配システム。 ２５．前記スパウトの流路とニップルとがスパウト流路内でのニップルの滑りシ ール嵌合のための大きさ、および形状にされている請求の範囲第２４項に記載の 分配システム。 ２６．前記コネクタがさらにニップル周囲の環状フランジを備えており、前記ス パウトが環状溝を有しており、この溝はニップルがスパウト流路に挿入されたと きに、溝内に環状フランジを弾性スナップ嵌合するような大きさおよび形状にさ れており、前記環状溝が環状フランジと係合して、スパウトからのニップルが抜 け出さないようにする環状ショルダを規定している請求 の範囲第２４項に記載の分配システム。 ２７．前記スパウトとキャップが別々な部片である請求の範囲第２４項に記載の 分配システム。 ２８．前記スパウトがキャップに取り付けられて、スパウトの流路がキャップの 開口と整合して、容器内の液体を容器から出し、そこからコネクタおよびチュー ブから噴霧器まで通すようにする開放位置と、スパウトの流路がキャップの開口 と整合しておらず、スパウトのシール部が開口を覆って、開口を通る液体の通過 をシールする閉鎖位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動するよう になされている請求の範囲第２７項に記載の分配システム。 ２９．前記キャップ開口に隣接してキャップに接続されており、容器内の液体を 開口まで搬送するように容器内へ下方に延びているようになされている概して剛 性のある浸漬チューブをさらに備えている請求の範囲第２８項に記載の分配シス テム。 ３０．分配される液体を収納する容器と、 キャップとキャップに取り付けられたスパウトを備えており、前記キャップが 前記容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通するキャップ開 口を有しており、前記スパウ トがこれを貫通する流路を有している閉鎖部と、 前記キャップ開口に隣接してキャップに接続されており、容器内の液体を開口 まで搬送するように容器内へ下方に延びているようになされている概して剛性の ある浸漬チューブと、 噴霧器と、 スパウトの前記流路と連通する入口端部を有するスパウトに接続するようにな された入口端部と、噴霧器に接続された出口端部を有する、スパウトから噴霧器 へ液体を搬送するチューブとを備えており、 前記スパウトがキャップに取り付けられて、スパウトの流路がキャップの開口 と整合して、浸漬チューブ、チューブおよび噴霧器を通って容器内の液体を容器 から出すようにする開放位置と、スパウトの流路がキャップの開口と整合してお らず、スパウトのシール部が開口を覆って、開口を通る液体の通過をシールする 閉鎖位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動するようになされてい る 分配システム。 ３１．容器から液体を分配する分配システムにおいて、 キャップとキャップに取り付けられたスパウトを備えており、 前記キャップが前記容器に固定されるようになされており、容器内の液体が貫通 するキャップ開口を有しており、前記スパウトがこれを貫通する流路を有してい る閉鎖部と、 分配装置と、 スパウトの流路と連通する入口端部を有するスパウトに接続するようになされ た入口端部と、分配装置に接続された出口端部を有する、液体をスパウトから分 配装置に搬送するチューブとを備えており、 前記スパウトがキャップに取り付けられ、スパウトの流路がキャップの開口と 整合して、容器内の液体を容器から出し、そこからチューブを通って分配装置ま で通すようにする開放位置と、スパウトの流路がキャップの開口と整合しておら ず、スパウトのシール部が開口を覆って、開口を通るの液体の通過をシールする 閉鎖位置との間で、キャップに関してスパウトが旋回運動するようになされてい る 分配システム。 ３２．前記スパウトがスパウト流路の入口を規定する入口端部を有しており、前 記閉鎖部がスパウトが閉鎖位置に旋回運動して、スパウト流路入口をシールした ときに、スパウト入口と係 合可能なシール部材をさらに備えている請求の範囲第３１項に記載の分配システ ム。 ３３．前記シール部材がキャップから延びている概して弾性的なフラップを備え ており、前記フラップがスパウト入口と係合し、かつスパウトが閉鎖位置へ旋回 運動したときにスパウト流路入口を覆う請求の範囲第３２項に記載の分配システ ム。 ３４．前記シール部材がキャップから延びている概して弾性的なフラップと、ス パウトが閉鎖位置にあるときに放出用流路の入口に差し込まれるようになされた 、フラップ上の突起とを備えている請求の範囲第３２項に記載の分配システム。 ３５．前記弾性フラップがスパウトが閉鎖位置にあるときに、突起をスパウト流 路入口へ押し込む請求の範囲第３４項に記載の分配システム。 ３６．前記突起がスパウトが解放位置にあるときに、スパウトの凹みに受入れ可 能である請求の範囲第３５項に記載の分配システム。 ３７．前記キャップ開口に隣接してキャップに接続されており、容器内の液体を 開口まで搬送するように容器内へ下方に延びているようになされている概して剛 性のある浸漬チューブをさら に備えている請求の範囲第３１項に記載の分配システム。 ３８．チューブの入口端部を容器の閉鎖部に接続するコネクタをさらに備えてお り、前記コネクタがチューブの入口端部に固定された本体、本体から延びている 概して剛性のあるニップル、および前記本体およびニップルを貫通し、チューブ の入口端部と連通するコネクタ流路を有しており、スパウトの前記流路がニップ ルをシール可能に受け入れるようになされている請求の範囲第３１項に記載の分 配システム。 ３９．前記スパウトの流路とニップルとがスパウト流路内でのニップルの滑りシ ール嵌合のための大きさ、および形状にされている請求の範囲第３８項に記載の 分配システム。 ４０．コネクタ流路がチューブの入口端部をシール可能に受け入れるようになさ れており、コネクタがチューブの入口端部をコネクタ流路に固定する、前記本体 上の保持具をさらに備えている請求の範囲第３８項に記載の分配システム。 ４１．前記本体がスパウト流路へのニップルの挿入時にコネクタの把持を容易と する形状を有するフィンガグリップを形成するように構成されている請求の範囲 第３８項に記載の分配システム。 ４２．前記コネクタがニップル周囲の環状フランジを備えており、前記スパウト が環状溝を有しており、この溝はニップルがスパウト流路に挿入されたときに、 溝内に環状フランジを弾性スナップ嵌合するような大きさおよび形状にされてお り、前記環状溝が環状フランジと係合して、スパウトからのニップルが抜け出さ ないようにする環状ショルダを規定している請求の範囲第３８項に記載の分配シ ステム。