JPH09503245A - ファイバガラスサイジング組成物、サイズされたガラスファイバおよびそれらの使用方法 - Google Patents
ファイバガラスサイジング組成物、サイズされたガラスファイバおよびそれらの使用方法Info
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Abstract
(57)【要約】
白さを強め、本発明のサイジング組成物の塗布されたガラスファイバを用いて作製された複合材に高ウェット−アウトおよびウェット−スルーを付与する水性ガラスファイバ用サイジング組成物を提供する。熱硬化性ポリマー材料を強化するために用いたとき、前記組成物でサイズされたガラスファイバは、より一様な表面を有する複合材に、低減されたファイバの突出、ファイバのリード−スルー、波むら、反りまたは凝集による損傷を付与する。該組成物は、ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー;ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびそれらの混合物から選択された自己反応性架橋性コポリマー;熱可塑性ポリマー;少なくとも1つのオルガノ官能性シランカップリング剤;充填用潤滑剤;ならびに該サイジング組成物を少なくとも1つのガラスファイバに塗布するために充分な量の水からなる。
Description
【発明の詳細な説明】
ファイバガラスサイジング組成物、
サイズされたガラスファイバおよびそれらの使用方法
技術分野
本発明はガラスファイバのサイジングとして塗布されうる組成物に関し、とく
に、熱硬化性ポリマーを強化するために用いられ、ガラスファイバに塗布される
水性サイジング組成物に関する。
背景技術
ポリマー材料に向上した強度および補強を付与するためにガラスファイバを用
いることは公知の技術である。ガラスファイバは、一般的に、正確な金属性デバ
イスまたはブッシング中の小さいオリフィスの先端から速い速度で溶融したガラ
スを引出すことにより製造される。形成工程、つづく機械的工程および処理工程
の際、ガラスファイバは互いの、および加工設備との接触により砕かれるかもし
れない(すなわち、相互繊維化作用(interfilamentization)として公知である
)。これら砕かれたガラスファイバ(ファズ(fuzz))は加工設備上に蓄積し、
および/または該ガラスファイバが添加されるポリマー物品上に所望しない不均
一な表面をつくるかもしれない。
ガラスファイバを相互繊維化作用による摩耗から保護するために、形成工程の
際にサイジング組成物を該ガラスファイバの表面に塗布する。典型的なサイジン
グ組成
物は、フィルム形成剤、潤滑剤、カップリング剤および乳化剤などの成分を含む
。一般的に、サイジング組成物は、引出し工程につづいて、および形成パッケー
ジ(forming package)上での複数の連続ストランドの集束に先立ってガラスフ
ァイバに塗布される。該形成パッケージは、水分を除去し、かつ前記サイジング
組成物を硬化するために乾燥される。
市販のもので利用できるガラスファイバ、ピーピージー インダストリーズ
インコーポレーテッド(PPG Industries Inc.) (ペンシルベニア州、ピッツ
バーグ)社製の製品番号5528を、ポリウレタン縮合物(condensate)くり返
し単位をもつモノマー;自己反応性架橋性(self-reaction crosslinking)コポ
リマー;少なくとも1つのオルガノシランカップリング剤;潤滑剤;乳化剤およ
びポリビニルピロリドンなどの他のフィルム形成剤から形成されうるエポキシ化
熱可塑性コポリマーを有する水性サイジング組成物で処理する。該サイジングは
良好な潤滑性、強度および切断性(choppability)を有する成形ポリマー製品中
に組み込まれうる、ならびに容易に顔料化(pigmented)されうる低ファズ(low
fuzz)ガラスファイバーを作り出すが、該サイジングのガラスファイバへの塗
布方法は難しいかもしれない。
ガラスファイバは、ピーピージー インダストリーズから市販されており利用
可能であるXMC(登録商標)およびHMC(登録商標)などの高強度ガラスフ
ァイバ強化成形複合材を形成するために、シートモールディングパウンド(「S
MC」)、バルクモールディングコンパウンド(「BMC」)、シックモールデ
イングコンパ
ウンド(「TMC」)工程および他の工程を通じて、ポリマー材料に組み込まれ
うる。前記工程の詳細はUSP−4,338,234および4,341,877
に記載されており、参照としてここに組み入れられる。これら方法により製造さ
れた複合材(composites)はその後、従来からの成形操作において用いられうる
。
前記方法により製造された材料から形成された成形品の強度は、ある程度、前
記ポリマーとファイバガラスとの接触の度合に依存している。ポリマー材料によ
る各々のガラスファイバの全表面の本質的に完全な包み込み(encapsulation)
をうるための、ポリマーマトリックス材料のガラスファイバ塊(mass)中での流
動性の基準は、「ウェット−アウト(wet-out)」といわれる。この初期工程の
際にウェット−アウトが不完全であると、その後の工程ならびに最終成形品の成
形および表面特性が悪影響を受けるかもしれない。ポリマー材料とファイバガラ
スとの接触の度合の他の基準は「ウェット−スルー(wet-through)」または「
ジャックストロー(jackstraw)」であり、これは前記ポリマー材料がガラスフ
ァイバの塊の内部に浸透する(penetrate)速度に関連する。
前記に述べたような成形工程において、高度のウェット−アウト、ウェット−
スルーおよび低いシートロフト(sheet loft)を有するのが望ましい。その後の
工程に望ましい別の特性は、成形材料の大きなロールを製造する際中にポリマー
樹脂が食み出る(squeeze-out)および折り重なる(telescoping)を防ぐことに
ある。また、前記工程により製造された材料から形成された物品
が、ファイバの突出(prominence)、ファイバのリード−スルー(read-through
)、波むら(waviness)、反り(warpage)または凝集(clumping)により損じ
ることのない、本質的に一様な、好ましくは白い表面を有することも望ましい。
発明の概要
本発明は、熱硬化性ポリマーを強化するために用いられたときに、高ウェット
−アウト、ウェット−スルーおよび白さを付与するために少なくとも1つのガラ
スファイバに容易に塗布されうる水性サイジング組成物を提供することにより、
従来のサイジング組成物の多くの欠点を克服する。また、本発明のサイジング組
成物は、低いファイバの突出および前記のような他の利点を有する物品を製造す
るために、その後の工程の際に、ポリマー樹脂の低い食み出し(squeeze-out)
を提供する。
本発明の一面は、少なくとも1つのガラスファイバのための水性サイジング組
成物であって、(a)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー;(
b)ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびこれら
の混合物よりなる群から選択される自己反応性架橋性(self-reacting crosslin
king)ポリマー;熱可塑性ポリマー;オルガノ官能性シランカップリング剤;フ
ァイバ用潤滑剤(fiber lubricant);ならびに少なくとも1つのガラスファイ
バに該サイジング組成物を塗布するに充分な量の水からなる水性サイジング剤で
ある。
本発明の別の一面は、改良された強度を有する強化材
の製造方法にある。前記水性サイジング組成物は複数のガラスファイバのそれぞ
れの表面の少なくとも一部に塗布され、ついで乾燥されて熱硬化性ポリマー用強
化材を形成する。
好ましい態様の開示
本発明の水性サイジング組成物は、該サイジング組成物のストランドへの塗布
の際に、改良された加工性(すなわちその後の工程および成形操作の際において
も改良されたバインダ塗布能力(binder application efficieney))を有する
ガラスファイバストランドを提供する。その後の成形操作の際、該サイジング組
成物はガラスファイバに強められた白さ、ウェット−アウトおよびウェット−ス
ルー特性を提供する。本発明のサイジング組成物はポリマー樹脂が、成形材料の
大きいロールで製造の際に食み出すことおよび折り重なることを防ぐ。本発明の
サイジング組成物で処理したガラスファイバを組み込んだ熱硬化性ポリマー材料
から形成された物品は、改良された強度および低減された傷、すなわちファイバ
の突出、ファイバのリード−スルー、波むら、反りまたは凝集を有する、より一
様な表面を有する。
本発明の水性サイジング組成物は、好ましくは水性エマルジョンまたは分散液
の形で存在する非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性ポリマーからなる。一
般的に、該非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性ポリマーは、約175〜約
760のエポキシド当量重さ(equivalent weight)を有し、かつ好ましくは有
機溶媒を含まない水ベースエマルジョンの約50〜約99重量%、
より好ましくは約60重量%を構成する。
好ましくは、前記非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーは、(
1)ビスフェノール−A、ビスフェノール−F、エポキシノボラック、およびノ
ボラッククレゾールよりなる群から選択される化合物と(2)イソシアネート官
能性プレポリマーとの反応生成物であるエポキシ部分(moieties)を有する主鎖
を有する。適切なビスフェノール−A化合物の制限されない例は、エピ−レズ(
Epi-Rez)CMD 35201であり、シェル ケミカル社(Shell Chemical Co
.)(テキサス州、ヒューストン)から市販されており利用可能である。適切な
エポキシノボラックおよびビスフェノール−F材料の制限されない例は、それぞ
れW55−5003およびEPN862であり、これらもそれぞれシェル ケミ
カル社から市販されており利用可能である。適切なノボラッククレゾール材料の
例は、チバ−ガイギー社(Ciba-Geigy)(ノースキャロライナ州、グリーンズボ
ロ)およびダウ ケミカル社(Dow Chemical Co.)(ミシガン州、ミッドランド
)から市販されているものが利用可能である。
前記イソシアネート官能性プレポリマーは、たとえば、(1)モノ−、ジ−ま
たはポリ−ヒドロキシ官能性ポリエステルおよびモノ−、ジ−またはポリ−ヒド
ロキシ官能性ポリエーテルよりなる群から選択されるポリマーと(2)モノ−ま
たはジ−イソシアネートとの反応生成物であってもよい。適切なイソシアネート
官能性プレポリマーの非制限的な例は、フェニルイソシアネート、トルエンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネートおよびイソホロンジイソシアネートである。
ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーの非イオン性エマルジョンの現在で
の好ましい例はエピ−レズ(Epi-Rez)CMD W60−5520であり、シェ
ル ケミカル社から市販されており利用可能なものである。該材料は540のエ
ポキシ当量重さおよび60重量%固形分を有するウレタン変性エポキシ樹脂の非
イオン性水性分散液である。該分散液はチキソトロピックであり、かつ有機溶剤
を含まない。CMD W60−5520はエポキシ官能基部(functionality)
およびヒドロキシ官能基部の両方を通じて硬化しうる。前記分散液は、ブルック
フィールド モデル(Brookfield Model)RVTの5番スピンドルを用いて10
rpmで測定したとき、25℃で約12,000センチポイズの粘度を有する。
該分散液は約9.2lb/galの密度、約2ミクロンの平均粒径、約4.0の
pHおよび20℃で約20mmHgより低い蒸気圧を有する。
現在のところ好ましいものとして、前記非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬
化性樹脂は非水性基準でサイジング組成物の約20〜約50重量%、より好まし
くは約28〜約35重量%を構成する。当業者であれば、1つまたは複数の非イ
オン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性樹脂もしくはそれらのエマルジョンを本発
明の精神および範囲と調和させて用いることができることは理解できよう。
また、本発明の水性サイジング組成物は、ビニルアセテートポリマー、ポリエ
ステル、アクリルポリマーおよびそれらの混合物よりなる群から選択される自己
反応性
架橋性ポリマーを含む。自己反応性架橋性ポリマーとは、ガラスファイバのサイ
ジング組成物の塗布の際およびその前に一般的に直面する条件で、好ましくは架
橋を促進する触媒または他の材料を添加することなく自己反応または架橋するも
のである。好ましい自己反応性架橋性ポリマーの非制限的な例は、スターチ ア
ンド ケミカル社(National Starch and Chemical Co.)(ニュージャージー州
、ブリッジウォーター)から市販されており利用可能なエマルジョンであるレジ
ン(登録商標)
イチ ビー フラー社(H.B.Fuller Co.)(ミネソタ州、セントポール)から市
販されており利用可能なPN 3451FおよびPN−3700Pに含まれるよ
うなn−メチロールアクリルアミド ビニルアセテート コポリマーである。レ
ジン(登録商標)25−2828は約52重量%のn−メチロールアクリルアミ
ド ビニルアセテート コポリマーからなる水性エマルジョンである。該エマル
ジョンは、約4.2のpH、約1.0ミクロンの平均粒径を有し、粒子はアニオ
ン性の電荷を有する。該エマルジョンの粘度はブルックフィールド モデル R
VFを用い、20rpmおよび70°Fで3番スピンドルを用いて測定したとこ
ろ、約5800センチポイズである。該エマルジョンの密度は72°Fで約9.
2lb/galである。
適切な自己反応性架橋性ポリマーの他の非制限的な例は、メラニンホルムアル
デヒド−型架橋剤およびポリビニルアセテート、架橋ポリビニルアセテートおよ
びn−メチルアクリルアミド(それぞれフランクリン インタ
ーナショナル社(Flanklin International)(オハイオ州、コロンバス)から市
販されており利用可能なデュラセット(Duracet)680または681など)、
架橋アクリル性(フランクリン社から市販されており利用可能なデュラセット(
Duracet)627など)および自己架橋性ポリビニルアセテート(エイチ ビー
フラー社から市販されており利用可能なPN−3154Fなど;エア プロダ
クツ アンド ケミカルズ社(Air products and Chemicals Co.) (ペンシル
ベニア州、アレントン)から市販されており、利用可能なビナック(Vinac)8
10L;ならびにそれぞれフランクリン社から市販されており利用可能なデュラ
セット622、640および680など)。適切な自己反応性架橋性ポリエステ
ルの非制限的な例は、スチポール(Stypol)044−7009、044−502
8、040−5108および044−5056であり、それぞれクック コンポ
ジッツ アンド ポリマーズ社(Cook Composites and Polymers)(ウィスコン
シン州、ワシントン)から市販されており利用可能である。
前記自己反応性架橋性ポリマーは、非水性基準で、サイジング組成物の約30
〜約60重量%、より好ましくは約40〜約50重量%を構成する。好ましくは
、ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー対自己反応性架橋性ポリマーの非水
性基準での比は重量で約1:4〜約3:1である。
また、本発明のサイジング組成物は、熱可塑性ポリマー、好ましくは、ビニル
アセテート−エチレン コポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリルホモポリ
マーお
よびポリビニルアセテートホモポリマーから選択される。現在のところ好ましい
ものとして熱可塑性ポリマーはエア プロダクツ社から市販されており利用可能
なエアフレックス(Airflex)300などのビニルアセテート−エチレン コポ
リマーの水性エマルジョンである。エアフレックス300は約55重量%固形分
および約1800〜約2700センチポイズの粘度を有する白いエマルジョンで
ある。該エマルジョンは0.5重量%の遊離ビニルアセテートモノマーおよび約
4.5〜約5.0aphを有する。該エマルジョンの密度は約8.8〜約9.0
lb./galである。
本発明のサイジング組成物中で用いられうる適切なポリビニルピロリドンは、
式(I)
(式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立してハロゲンまたは低級アルキ
ル基から選択されうる)で表されうるモノマーの付加重合によりえられるあらゆ
るホモポリマーを含む。そのようなモノマーの例は、ここに参照として組み込ま
れる米国特許第4,518,653号明細書中に記載されているようなN−ビニ
ル−2−ピロリドンを含む。適切なポリビニルピロリドンの例は、そ
れぞれアイエスピー ケミカルズ社(ISP Chemicals)(ニュージャージー州、
ウェイン)から市販されており利用可能であるK−15、K−30、K−60お
よびK−90を含む。適切な熱可塑性ポリマーの他の例はアクリル酸、アクリレ
ートおよびメタクリレートのコポリマーならびにスチレンを含む。
好ましくは、前記熱可塑性ポリマーは、非水性基準で、サイジング組成物の約
5〜約20重量%、より好ましくは約12〜約16%を構成する。複数の熱可塑
性ポリマーまたはコポリマーは所望するならばサイジング組成物中に含まれてよ
い。
本発明のサイジング組成物は、少なくとも1つのオルガノ官能性シランカップ
リング剤、および好ましくは2つのオルガノ官能性シランカップリング剤の混合
物からなる。該オルガノ官能性シランカップリング剤は、該化合物上にエポキシ
、ビニル、アクリレート、メタクリレートまたはアミノ基などの遊離ラジカル重
合しうる反応性部分を有する。現在のところ好ましいものとして、オルガノ官能
性シランカップリング剤はγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランおよ
びγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの混合物である。本発明の水性
サイジング組成物中での使用に適切なγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランは、ユニオン カーバイド コーポレーション(Union Carbide Corporat
ion)(コネティカット州、ダンベリー)から市販されており利用可能であるA
−174である。適切なγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランは、これ
もユニオン カーバイド コーポレーションから市販されており
利用可能なA−187である。適切なオルガノ官能性シランカップリング剤の別
の例は、γ−アミノプロピルトリエトキシシランである。本発明の水性サイジン
グ組成物中での使用に適したオルガノ官能性シランの他の例は、前記の開示に鑑
みると当業者にとっては自明であろう。また、当業者であれば、本発明の精神お
よび範囲と調和させて1つ、2つまたは2つ以上のオルガノ官能性シランカップ
リング剤を用いてもよいことが理解できよう。
前記オルガノ官能性シランカップリング剤は、非水性基準でサイジング組成物
の約1〜約8重量%を構成してよい。好ましくは、該サイジング組成物は、非水
性基準で、約0.5〜約7.5重量%のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランおよび約0.5〜約7.5重量%のγ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシランからなる。より好ましくは、非水性基準で、約2.8重量%のγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシランおよび約1.0重量%のγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシランをサイジング組成物中に含む。
前記ファイバ用潤滑剤は、ファイバ間の相互繊維化作用による摩耗を低減する
いかなるカチオン性、非イオン性またはアニオン性ガラスファイバ用潤滑剤であ
ってもよい。現在のところ好ましいものとしては、前記ファイバ用潤滑剤は脂肪
酸のアミン塩、アルキルイミダゾリン誘導体、酸可溶化脂肪酸アミドおよび酸可
溶化ポリ不飽和脂肪酸アミドから選択される。適切な酸可溶化脂肪酸アミドの例
はステアリン酸アミドである。適切な脂肪酸アミドは飽和または不飽和であって
もよく、かつ炭素数
4〜24の酸基を有する。適切なアルキルイミダゾリン誘導体の例は、脂肪酸と
ポリアルキレンポリアミンとの反応により形成されうるアルキル−N−アミドア
ルキルイミダゾリンを含む。適切な脂肪酸アミン塩潤滑剤は炭素数12〜22の
脂肪酸部分を有してよい。該塩を形成するために有用なアミンは窒素原子に付加
した原子数1〜22のアルキル基を有する3級アミンである。
より好ましいのは、脂肪酸とポリエチレンイミンの縮合物およびアミド置換ポ
リエチレンイミンから選択されるファイバガラス用潤滑剤である。好ましいファ
イバ用潤滑剤の例は、ヘンケル コーポレーション(Henkel Corporation)(イ
リノイ州、カンカキー)から市販されており利用可能な、部分的にアミド化(am
idated)されたポリエチレンイミンであるエメリー(Emery)6717である。
適切なエメリーファイバ用潤滑剤の他の例は、6760および4046Dと示さ
れる製品である。好ましくは、該ファイバ用潤滑剤は、非水性基準で、サイジン
グ組成物の約0.5〜約3.0重量%を構成する。より好ましくは、該ファイバ
用潤滑剤は、非水性基準で、サイジング組成物の約1.4重量%を構成する。
前記水性サイジング組成物は、さらに、約3〜約6.5のpHを有する水性サ
イジング組成物を提供するに充分な量の有機炭化水素からなってもよい。本発明
での使用に適切な有機炭化水素酸の非制限的な例は、モノ−およびポリ−カルボ
ン酸ならびにそれらの酸無水物、たとえば酢酸、蟻酸、プロピオン酸、カプロン
酸、乳酸、安息香酸、ピルビン酸、蓚酸、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、
メタクリル酸ならびにそれらの混合物を含
む。
代わりになるべき実施態様において、前記サイジング組成物は水性−または非
水性ベース可塑剤を含んでもよい。適切な水性ベース過疎剤の例は、ユニオン
カーバイド社(Union Carbide Co.)(コネティカット州、ダンベリー)から市
販されており利用可能なポリエチレングリコールであるカーボワックス(Carbow
ax)400である。適切な非水性ベース可塑剤の例は、ジブチルフタレートなど
のフタレート;トリオクチルトリメリテートなどのトリメリテート;およびジオ
クチルアジペートなどのアジペートを含む。可塑剤の量は、非水性基準で、サイ
ジング組成物の約0.5〜約4重量%を構成する。
水(好ましくはイオンを除去した)は、少なくとも1つのガラスファイバへの
サイジング組成物の塗布に対して充分な量で、該サイジング組成物中に含まれて
よい。好ましくは、固形分の重量%は水性サイジング組成物の約6〜約20重量
%である。非水性成分基準の重量%において非水性成分の総量は一般的に約10
0%に等しい。水を含む重量基準で、成分の総量も約100%である。
本発明の水性サイジング組成物は、当業者に公知のあらゆる適切な方法により
調製されうる。好ましくは、別々のタンク中でそれぞれの成分を脱イオン水中に
希釈し、ついで主混合タンク中で他の成分と組み合わせる前によく混合する。(
複数の)オルガノ官能性シランカップリング剤は水の存在下で有機炭化水素酸と
の反応により少なくとも一部が加水分解されてもよい。あらかじめ混合した構成
成分のそれぞれを主混合タンクに加えた
後、サイジング組成物に約6〜約20重量%の総固形分含量を提供するために充
分な水を添加する。
本発明の水性サイジング剤は当業者に公知のあらゆるタイプの繊維状になりう
る(fiberizable)ガラス組成物に塗布してよい。適切な繊維状になりうるガラ
ス組成物の非排他的な例は、「E−ガラス」、「621−ガラス」、「A−ガラ
ス」、「C−ガラス」、「S−ガラス」およびそれらの低級遊離フッ素およびま
たはホウ素誘導体を含む。前記水性サイジング組成物は、該水性サイジング剤を
つくり出すローラタイプのアプリケータを備えたブッシングから放出されている
(enamating)それぞれのガラスファイバストランドの少なくとも一部と接触さ
せることにより、または当業者に公知の何らかの方法により塗布されてよい。
サイジング組成物がそこに塗布されたファイバは、複数のファイバのストラン
ドを形成するために互いに合わせられてよい。該ストランドは回転しているコレ
ット(collet)上に位置する形成パッケージ上に巻きつけられうる。該形成パッ
ケージを前記コレットから取りはずし、ついで乾燥した前記水性サイジング組成
物の残渣をその上に有するガラスファイバストランドを製造するためにオーブン
中で乾燥させてよい。乾燥温度は前記サイジング組成物中の固形分の割合、該サ
イジング組成物の成分およびガラスファイバのタイプなどの変化に依存するだろ
う。該サイジング組成物は、ガラスおよび乾燥したサイジング組成物の総重量に
もとづいて、ストランド上に約0.8〜約2.2重量%の乾燥したサイジング組
成物を有するガラスファイバストランドを提供する。該
ストランドを前記形成パッケージから移動させ、ついでロービングを形成するた
めに複数の他のストランドと組み合わせてもよい。該ロービングは、あらゆる当
業者により所望されるように熱硬化性ポリマーを強化するために、連続ストラン
ド、織(woven)ガラスファイバストランドマットまたはチョップドガラスファ
イバの形で用いられてよい。
そこに塗布された本発明のサイジング組成物を有するガラスファイバは、ポリ
エステル、ビニルエステル、エポキシ、アルキド樹脂およびウレタンに限らず、
あらゆる熱硬化性ポリマーを強化するために用いてよい。適切な熱硬化性ポリマ
ーの例は、アシュランド ケミカルインコーポレーテッド(Ashland Chemical I
nc.)(オハイオ州、コロンバス)から市販されており利用可能なクラス(class
)AのSMC配合物であるフェイス アルファ(Phase Alpha)ポリエステル樹
脂システム(アロポール(Aropol)50405);ユニオン カーバイド社から
市販されており利用可能な構造材用(structural)SMC適用であるライチホー
ルド(Reichhood)ポリエステルシステム;およびアシュランド ケミカル社か
ら市販されており利用可能な顔料適用であるアロポール(Aropol)7030低収
縮ポリエステル樹脂システムを含む。
そこに塗布された本発明のサイジング組成物を有するガラスストランドから製
造されるロービングは、前記SMC工程などのあらゆる成形工程で用いられうる
。SMC工程での使用のために、一般的に、ガラスストランドは約1インチ〜約
2インチの長さに切断され、前記のよ
うに熱硬化性ポリマー材料の第1層上に分布させる。熱硬化性ポリマー材料の第
2層はチョップドガラスファイバおよび熱硬化性ポリマー材料の第1層上に位置
し、ついで該ガラスファイバとポリマー材料とを徹底的に混合するために圧搾(
squeezed)させる。所望により、ガラスファイバまたはポリマー材料の付加的な
互いの違いの層を加えてよい。当業者に公知の顔料および他の添加剤を前記熱硬
化性ポリマー層に含んでよい。
本発明を以下の特定の非制限的な例により説明する。
実施例1
本発明の水性サイジング組成物を形成するために表1に示す量でそれぞれの成
分を混合することにより水性サイジング組成物を調製した。
前記水性サイジング組成物を以下の手順にしたがって調製した。20ガロンの
水を0.63lb.の酢酸および2.60lb.のγ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン(A−174)を含む従来からの混合タンク中に組み入れ、
ついでエッペンバッハ(Eppenbach)混合器を用いて激しく撹拌し、均一な溶液
を形成した。該溶液に、撹拌しながら0.98lb.のγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン(A−187)を添加した。1.30lb.の量のファイ
バ用潤滑剤(エメリー6717)を2.5ガロンの熱水(約120〜140°F
)とあらかじめ混合し、オルガノシランカップリング剤溶液に添加した。該混合
液に、50.32lb.のCMD W60−5520とあらかじめ混合した6ガ
ロンの水;87.10lb.のレジン(登録商標)25−2828とあらかじめ
混合した10ガロンの水;およびエアフレックス300とあらかじめ混合した3
ガロンの水を添加した。えられる水性サイジング組成物は約11.0重量%固形
形分および約4.5のpHを有した。
前記サイジング組成物を、空気および水スプレーによる従来の冷却および熱調
節の後、従来のローラタイプのアプリケータを用いて形成中のK−18 ガラス
ファイバストランドに塗布した。それぞれの形成パッケージを約260〜約30
0°Fの温度で約2〜15時間乾燥させ、その上に約0.8〜約2.2重量%の
乾燥したサイジングを有するガラスストランドを形成した。乾燥後、該形成パッ
ケージをクリール上に据え付け、ロービングに変えた。
本発明のサイジング組成物で処理したガラスファイバ
ストランドを有するロービング(実施例1);ピーピージー インダストリーズ
インコーポレーテッドから市販されており利用可能な5509ロービング(比
較例A)および5528ロービング(比較例B)のサンプル;同じくオーエン−
コーニング ファイバガラス コーポレーション(Owens-Corning Fiberglas Co
rp.)(オハイオ州、トレド)から市販されており利用可能なOC 980、O
C 973およびOC 433のサイズされたガラスファイバ(それぞれ比較例
C〜E);ならびにビトロテックス−サーティンティード社(Vitrotex-Certain
Teed)から市販されており利用可能なVCT 243のサイズされたガラスファ
イバを評価し、重量%での強熱減量(LOI)、アセトン抽出割合およびエンド
カウント(end count)を求めた。これらのテストの結果を表2に示す。
さらに、前記サンプルのそれぞれを用い、様々な熱硬化性ポリマーでシートモ
ールディングコンパウンド(SMC)複合材を製造した。複合材のサンプルを1
000psiで2分間成形し、16″×16″×0.100″のプラーク(plaq
ues)を作製した。それぞれの試料をASTM法(Method)D−3039により
引張り強度;ASTM法D−790により曲げ強度および曲げモジュラス;ノッ
チ付アイゾット衝撃強さ(notched Izod impact strength)ならびにガラスの重
量割合について評価した。表3はフェイス アルファ ポリエステル樹脂システ
ム(クラスAのSMC配合物)を用いて形成した複合材の、30重量%のガラス
含量、60メガセンチポイズの粘度、18oz/sq.ft.のシート重量およ
び
20ft/minのライン速度での結果を示す。表4は該フェイス アルファ
ポリエステル樹脂システムで調製したパネルのコンピュータ化された表面分析の
結果を示す。テストは、アシュランド ケミカル社から市販されており利用可能
なロリア(商標)(LORIATM )表面分析器を用いて行なった。それぞれの
テストパネルの表面の100平方インチスキャン(scan)を、パネル表面の波む
らを決定するアシュランド指数(Ashland Index)、ファイバのリード−スルー
を決定するロリア(LORIA)(商標)DOI、および未塗装ミカン肌(unpa
inted Orange Peel)、パネル表面の波むらの他の評価のために評価した。表4
に報告されたそれぞれの結果は、それぞれのサンプルの2つのテストパネルにつ
いて行なったテストの結果の平均である。
表5は、ライチホールド ポリエステルシステム(構造材用SMC適用)を用
いて50重量%のガラス含有量、7メガセンチポイズの粘度、シート重量14o
z/sq.ftおよび20ft/minのライン速度で形成した複合材の結果を
示す。表6は、アロポール7030低収縮ポリエステル樹脂システム(顔料用S
MC適用)を用いて27重量%のガラス含有量、12メガセンチポイズの粘度、
シート重量16oz/sq.ftおよび20ft/minのライン速度で形成し
た複合材の結果を示す。また、表6は、80.7の較正基準を用いてハンター(
Hunter)D25−PC2比色計(colorimeter)で評価したロービングパッケー
ジおよびパネルの白さ指数(whiteness index)テストの結果を示す。
表3に示すように、本発明のサイジングを用いるガラスファイバのSMC成形
複合材(実施例1)は、伝統的なクラスAのSMCロービングを用いる複合材の
ものよりもわずかに高い機械的特性を有する。また、本発明のサイジングは、伝
統的なクラスAのSMCロービングを用いて調製される複合材に比べて同等(co
mparable)のウェット−アウトおよびウェット−スルーならびに低い繊維の突出
を有する成形複合材を提供する。本発明の実施例1の白さ指数は評価した比較例
のいずれのものよりもかなりすぐれている。顔料を該複合材に含むとき、強めら
れた白さにより強化材をより容易に隠すことができる。この利点は、たとえば衛
生服およびバスケットボー
ルのバックボードなどの物品に対して大いに有用である。
実施例2
代わりになるべき実施態様において、水性サイジング組成物(実施例2)を本
発明にしたがって調製し、5528ロービングを処理するために用いたものと同
様の数個の水性サイジング組成物(比較例G〜L)と比較した。実施例2および
比較例G〜Lのそれぞれの配合を表7に示す。成分PN−3166−Cはエポキ
シ化極性熱可塑性コポリマー、すなわちエイチ ビー フラー 社から市販され
ており利用可能なエポキシ化ポリビニルアセテートの水性エマルジョンである。
表7に列挙されているサイジング配合物をそれぞれの約10〜約15ガロンを調
製した。それぞれのサイジング配合物を約15重量%固形分となるよう脱イオン
水で希釈した。
本発明のサイジング組成物および他の配合物のそれぞれ(比較例G〜L)を、
空気および水スプレーによる従来の冷却および熱調節の後、形成中のK−18ガ
ラスファイバストランドに、従来のロールタイプのアプリケータで塗布した。そ
れぞれの形成パッケージを約285°Fの温度で約10時間乾燥させ、その上に
約0.8〜約2.2重量%の乾燥したサイジングを有するガラスストランドを形
成する。乾燥後、それぞれの形成パッケージをクリール上に設置し、ロービング
に変え、255°Fで1.5時間の後処理をした。
本発明のサイジング組成物で処理したガラスファイバストランドを有するロー
ビング(実施例2)および比較例G〜Lを評価して重量%での強熱減量(LOI
)およびアセトン抽出割合を求めた。これらテストの結果を表8に示す。
さらに、前記サンプルのそれぞれを用いて、様々な熱硬化性ポリマーとから前
記実施例1に示す方法でシートモールディングコンパウンド(SMC)複合材を
作製した。表9は、前記実施例1に示す方法でフェイス アルファ ポリエステ
ル樹脂システムを用いて形成した複合材の初期および最終のウェット−スルー、
ウェット−アウトおよび引張り強度の結果を示す。表10は、前記実
施例1に示す方法でライチホールド ポリエステルシステムを用いて形成した複
合材の結果を示す。
本発明の水性サイジング組成物は、低ファズ、高ウェット−アウトおよびウェ
ット−スルー性能ならびに強められた白さを有するガラスファイバストランドを
作製する。熱硬化性ポリマーの強化材として組み込まれたとき、そこに本発明の
サイジング組成物が塗布されたガラスファイバは、成形材料の大きなロールでの
製造の際に、ポリマー樹脂が食み出す、および折り重なるのを防
ぐ。本発明のサイジング組成物を用いて作製した材料から形成される物品は、フ
ァイバの突出、ファイバのリード−スルー、波むら、反りまたは凝集による減ぜ
られた損傷を有する本質的に均一な表面を有する。
前記実施態様を、該実施態様の広い発明的概念から離れることなく、変更する
ことができるのが当業者にとって価値があるだろう。したがって、本発明は記載
された特定の実施態様に制限されないが、添付された請求の範囲に規定されるよ
うな発明の精神および範囲内での改良を含むと意味とする。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1995年3月10日
【補正内容】
請求の範囲
1.熱硬化性ポリマーを強化する際に用いる少なくとも1つのガラスファイバの
ための水性サイジング組成物であって、
(a)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー;
(b)ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびそ
れらの混合物から選択される自己反応性架橋性ポリマー;
(c)熱可塑性ポリマー;
(d)オルガノ官能性シランカップリング剤;
(e)ファイバ用潤滑剤;ならびに
(f)該サイジング組成物の少なくとも1つのガラスファイバへの塗布のため
に充分な量の水からなる組成物。
2.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが水性エマルジョン中に存在する
請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
3.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが約175〜約760のエポキシ
ド当量重さを有する請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
4.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが、非水性基準で、前記水性サイ
ジング組成物の約20〜約50重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジ
ング組成物。
5.自己反応性架橋性ポリマーが、非水性基準で、前記水性サイジング組成物の
約30〜約60重量%である
請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
6.非水性基準で、ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー対自己反応性架橋
性ポリマーの比が重量で約1:4〜約3:1である請求の範囲第1項記載の水性
サイジング組成物。
7.自己反応性架橋性ポリマーがn−メチロールアクリルアミドビニルアセテー
トコポリマーである請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
8.熱可塑性ポリマーが、非水性基準で、前記水性サイジング組成物の約5〜約
20重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
9.熱可塑性ポリマーが、ビニルアセテート−エチレンコポリマー、ポリビニル
ピロリドン、アクリルホモポリマーおよびポリビニルアセテートホモポリマーよ
りなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
10.オルガノ官能性シランカップリング剤が、エポキシ、ビニル、アクリレート
、メタクリレートおよびアミノよりなる群から選択される官能基を有する請求の
範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
11.オルガノ官能性シランカップリング剤がγ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランおよびそれらの混
合物よりなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
12.オルガノ官能性シランカップリング剤が、非水性基準で、前記サイジング組
成物の約1〜約8重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
13.γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが、非水性基準で、前記水
性サイジング組成物の約0.5〜約7.5重量%を構成し、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランが前記サイジング組成物の約0.5〜約7.5重量%
を構成する請求の範囲第15項記載の水性サイジング組成物。
14.潤滑剤が、脂肪酸のアミン塩、アルキルイミダゾリン誘導体、酸可溶化脂肪
酸アミドおよび酸可溶化ポリ不飽和脂肪酸アミドよりなる群から選択される請求
の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
15.潤滑剤が、脂肪酸とポリエチレンイミンとの縮合物およびアミド置換ポリエ
チレンイミンよりなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング
組成物。
16.潤滑剤が、非水性基準で、前記サイジング組成物の約0.5〜約3.0重量
%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
17.水性サイジング組成物が約6〜約20重量%固形分を有する請求の範囲第1
項記載の水性サイジング組成物。
18.さらに、水性サイジング組成物に約3〜約6.5のpHを付与するために有
機炭化水素酸からなる請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
19.さらに、可塑剤からなる請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。
20.可塑剤が、ポリエチレングリコール、フタレート、トリメリテートおよびア
ジペートよりなる群から選択される請求の範囲第23項記載の水性サイジング組
成
物。
21.可塑剤が非水性基準で、前記水性サイジング組成物の約0.5〜約4重量%
である請求の範囲第23項記載の水性サイジング組成物。
22.熱硬化性ポリマーを強化する際に用いる少なくとも1つのガラスファイバの
ための水性サイジング組成物であって、
(a)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー;
(b)ビニルアセテートポリマー、アクリルポリマーおよびそれらの混合物よ
りなる群から選択される自己反応性架橋性ポリマー;
非水性基準でウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー対該自己反応性架橋性
ポリマーの重量比が約1:4〜3:1である;
(c)約5〜約20重量%の熱可塑性ポリマー;
(d)非水性基準で、約1〜8重量%の少なくとも1つのオルガノ官能性シラ
ンカップリング剤;
(e)非水性基準で、約0.5〜約3.0重量%のファイバ用潤滑剤;ならび
に
(f)該水性サイジング組成物に約6〜約20重量%の固形分を付与するに充
分な量の水からなる組成物。
23.請求の範囲第1項記載のサイジング組成物の乾燥した残渣を有するガラスフ
ァイバ。
24.請求の範囲第27項記載のガラスファイバを有するガラスファイバ強化重合
物。
25.強化された熱硬化性ポリマーが、ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ
樹脂およびアルキド樹脂より
なる群から選択される請求の範囲第28項記載のガラスファイバ強化重合物。
26.熱硬化性ポリマーのための強化材を作製する方法であって、改良された強度
を有する強化材が
(a)水性サイジング組成物を、複数のガラスファイバのそれぞれの表面の少
なくとも一部に塗布し、該水性サイジング組成物が
(1)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー;
(2)ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびそ
れらの混合物から選択される自己架橋性ポリマー;
(3)熱可塑性ポリマー;
(4)オルガノ官能性シランカップリング剤;
(5)ファイバ用潤滑剤;
(6)該サイジング組成物の少なくとも1つのガラスファイバへの塗布に充分
な量の水からなる;ついで
(b)熱硬化性ポリマーのための強化材を形成するために前記ガラスファイバ
を乾燥させることからなる方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.熱硬化性ポリマーを強化する際に用いる少なくとも1つのガラスファイバの ための水性サイジング組成物であって、 (a)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー; (b)ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびそ れらの混合物から選択される自己反応性架橋性ポリマー; (c)熱可塑性ポリマー; (d)オルガノ官能性シランカップリング剤; (e)ファイバ用潤滑剤;ならびに (f)該サイジング組成物の少なくとも1つのガラスファイバへの塗布のため に充分な量の水からなる組成物。 2.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが水性エマルジョン中に存在する 請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 3.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが、(1)ビスフェノール−A、 ビスフェノールF、エポキシノボラックおよびノボラッククレゾールからなる群 より選択される化合物と(2)イソシアネート官能性プレポリマーとの反応性生 成物であるエポキシ部分を有する主鎖からなる請求の範囲第1項記載の水性サイ ジング組成物。 4.イソシアネート官能性プレポリマーが、(1)モノ−、ジ−またはポリヒド ロキシ官能性ポリエステルお よびモノ−、ジ−またはポリヒドロキシ官能性ポリエーテルからなる群より選択 されるポリマーと(2)モノ−またはジイソシアネートとの反応生成物である請 求の範囲第3項記載の水性サイジング組成物。 5.イソシアネート官能性プレポリマーを形成する反応生成物のモノイソシアネ ートがフェニルイソシアネートである請求の範囲第4項記載の水性サイジング組 成物。 6.イソシアネート官能性プレポリマーを形成する反応生成物のジイソシアネー トがトルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートおよびイソフ ォロンジイソシアネートよりなる群から選択される請求の範囲第4項記載の水性 サイジング組成物。 7.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが約175〜約760のエポキシ ド当量重さを有する請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 8.ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマーが、非水性基準で、前記水性サイ ジング組成物の約20〜約50重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジ ング組成物。 9.自己反応性架橋性ポリマーが、非水性基準で、前記水性サイジング組成物の 約30〜約60重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 10.非水性基準で、ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー対自己反応性架橋 性ポリマーの比が重量で約1:4〜約3:1である請求の範囲第1項記載の水性 サイジング組成物。 11.自己反応性架橋性ポリマーがn−メチロールアクリ ルアミドビニルアセテートコポリマーである請求の範囲第1項記載の水性サイジ ング組成物。 12.熱可塑性ポリマーが、非水性基準で、前記水性サイジング組成物の約5〜約 20重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 13.熱可塑性ポリマーが、ビニルアセテート−エチレンコポリマー、ポリビニル ピロリドン、アクリルホモポリマーおよびポリビニルアセテートホモポリマーよ りなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 14.オルガノ官能性シランカップリング剤が、エポキシ、ビニル、アクリレート 、メタクリレートおよびアミノよりなる群から選択される官能基を有する請求の 範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 15.オルガノ官能性シランカップリング剤がγ−メタクリロキシプロピルトリメ トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランおよびそれらの混 合物よりなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 16.オルガノ官能性シランカップリング剤が、非水性基準で、前記サイジング組 成物の約1〜約8重量%である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 17.γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが、非水性基準で、前記水 性サイジング組成物の約0.5〜約7.5重量%を構成し、γ−グリシドキシプ ロピルトリメトキシシランが前記サイジング組成物の約0.5〜約7.5重量% を構成する請求の範囲第15項記載の水性サイジング組成物。 18.潤滑剤が、脂肪酸のアミン塩、アルキルイミダゾリン誘導体、酸可溶化脂肪 酸アミドおよび酸可溶化ポリ不飽和脂肪酸アミドよりなる群から選択される請求 の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 19.潤滑剤が、脂肪酸とポリエチレンイミンとの縮合物およびアミド置換ポリエ チレンイミンよりなる群から選択される請求の範囲第1項記載の水性サイジング 組成物。 20.潤滑剤が、非水性基準で、前記サイジング組成物の約0.5〜約3.0重量 %である請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 21.水性サイジング組成物が約6〜約20重量%固形分を有する請求の範囲第1 項記載の水性サイジング組成物。 22.さらに、水性サイジング組成物に約3〜約6.5のpHを付与するために有 機炭化水素酸からなる請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 23.さらに、可塑剤からなる請求の範囲第1項記載の水性サイジング組成物。 24.可塑剤が、ポリエチレングリコール、フタレート、トリメリテートおよびア ジペートよりなる群から選択される請求の範囲第23項記載の水性サイジング組 成物。 25.可塑剤が非水性基準で、前記水性サイジング組成物の約0.5〜約4重量% である請求の範囲第23項記載の水性サイジング組成物。 26.熱硬化性ポリマーを強化する際に用いる少なくとも1つのガラスファイバの ための水性サイジング組成物 であって、 (a)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー; (b)ビニルアセテートポリマー、アクリルポリマーおよびそれらの混合物よ りなる群から選択される自己反応性架橋性ポリマー; 非水性基準でウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー対該自己反応性架橋性 ポリマーの重量比が約1:4〜3:1である; (c)約5〜約20重量%の熱可塑性ポリマー; (d)非水性基準で、約1〜8重量%の少なくとも1つのオルガノ官能性シラ ンカップリング剤; (e)非水性基準で、約0.5〜約3.0重量%のファイバ用潤滑剤;ならび に (f)該水性サイジング組成物に約6〜約20重量%の固形分を付与するに充 分な量の水からなる組成物。 27.請求の範囲第1項記載のサイジング組成物の乾燥した残渣を有するガラスフ ァイバ。 28.請求の範囲第27項記載のガラスファイバを有するガラスファイバ強化重合 物。 29.強化された熱硬化性ポリマーが、ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ 樹脂およびアルキド樹脂よりなる群から選択される請求の範囲第28項記載のガ ラスファイバ強化重合物。 30.熱硬化性ポリマーのための強化材を作製する方法であって、改良された強度 を有する強化材が (a)水性サイジング組成物を、複数のガラスファイバのそれぞれの表面の少 なくとも一部に塗布し、該水 性サイジング組成物が (1)非イオン性ウレタン変性エポキシ熱硬化性コポリマー; (2)ビニルアセテートポリマー、ポリエステル、アクリルポリマーおよびそ れらの混合物から選択される自己架橋性ポリマー; (3)熱可塑性ポリマー; (4)オルガノ官能性シランカップリング剤; (5)ファイバ用潤滑剤; (6)該サイジング組成物の少なくとも1つのガラスファイバへの塗布に充分 な量の水からなる;ついで (b)熱硬化性ポリマーのための強化材を形成するために前記ガラスファイバ を乾燥させることからなる方法。
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