JPH0950313A - 発電プラントの動特性解析装置 - Google Patents
発電プラントの動特性解析装置Info
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- JPH0950313A JPH0950313A JP20203495A JP20203495A JPH0950313A JP H0950313 A JPH0950313 A JP H0950313A JP 20203495 A JP20203495 A JP 20203495A JP 20203495 A JP20203495 A JP 20203495A JP H0950313 A JPH0950313 A JP H0950313A
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- power plant
- data
- plant
- dynamic characteristic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラント設備の諸元データ、実プラントのデ
ータを用いて短時間に挙動解析や評価を行う。 【解決手段】 プラント設備の設計諸データ2を入力
し、動特性解析装置1内の補助記憶装置24に格納して
おく。解析時に格納した所望のプラントの設計データを
検索し、そのデータに基づいて動特性の解析を行う。こ
の解析結果とオンラインで採取した実プラントのデータ
3とを比較評価する。 【効果】 設計・試験・評価の各フェーズに応じたプラ
ント設備の挙動解析を短時間で実現でき、設計者の負担
や誤りを軽減できる。
ータを用いて短時間に挙動解析や評価を行う。 【解決手段】 プラント設備の設計諸データ2を入力
し、動特性解析装置1内の補助記憶装置24に格納して
おく。解析時に格納した所望のプラントの設計データを
検索し、そのデータに基づいて動特性の解析を行う。こ
の解析結果とオンラインで採取した実プラントのデータ
3とを比較評価する。 【効果】 設計・試験・評価の各フェーズに応じたプラ
ント設備の挙動解析を短時間で実現でき、設計者の負担
や誤りを軽減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は発電ブラント設備
の動特性解析を行う発電プラントの動特性解析装置に関
するものである。
の動特性解析を行う発電プラントの動特性解析装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、例えば「昭和58
年8月、社団法人 電気学会発行、電気学会技術報告
(I部)第136号、同期機励磁装置試験法要綱」に示
された同期機励磁装置試験の内、負荷遮断試験時におけ
る解析方法について説明する。
年8月、社団法人 電気学会発行、電気学会技術報告
(I部)第136号、同期機励磁装置試験法要綱」に示
された同期機励磁装置試験の内、負荷遮断試験時におけ
る解析方法について説明する。
【0003】負荷遮断試験で最も注目されるのは発電機
端子出力電圧Vの変動であるが、V変動は直軸(d軸)
成分と横軸(q軸)各々の計算式により算出される。ま
たV変動はタービンのオーバースピード回転数、発電機
の諸定数、制御装置のゲインやリミット値等に依存し、
様々な条件(負荷、力率等)やプラントによっても異な
る。
端子出力電圧Vの変動であるが、V変動は直軸(d軸)
成分と横軸(q軸)各々の計算式により算出される。ま
たV変動はタービンのオーバースピード回転数、発電機
の諸定数、制御装置のゲインやリミット値等に依存し、
様々な条件(負荷、力率等)やプラントによっても異な
る。
【0004】次に図9の従来のプラント動特性解析手段
を用いて説明する、図において、11はタービン設計資
料、12は発電機設計資料、13は制御装置設計資料、
14はプラント動特性解析、15は解析結果を示す。解
析結果15はタービン設計資料11よりオーバースピー
ド回転数の最大値と定格回転数に戻るまでの所要時間を
インプットし、発電機設計資料12による発電機特性及
び制御装置設計資料13による抑制効果とをリンクした
机上解析を実施する。
を用いて説明する、図において、11はタービン設計資
料、12は発電機設計資料、13は制御装置設計資料、
14はプラント動特性解析、15は解析結果を示す。解
析結果15はタービン設計資料11よりオーバースピー
ド回転数の最大値と定格回転数に戻るまでの所要時間を
インプットし、発電機設計資料12による発電機特性及
び制御装置設計資料13による抑制効果とをリンクした
机上解析を実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のような動特性解
析手段では必要となるデータ収集に手間と時間を要し、
手作業による計算及びデータ入力を行っていたため、ヒ
ューマンエラーを起こすという問題点があった。
析手段では必要となるデータ収集に手間と時間を要し、
手作業による計算及びデータ入力を行っていたため、ヒ
ューマンエラーを起こすという問題点があった。
【0006】このためデータ収集のための手間と時間の
削減、解析のための計算、データ入力の自動化を図る必
要があり、また実プラントにおいて解析結果を考慮した
設計変更方法の構築等に展開していくことも考えること
ができる。
削減、解析のための計算、データ入力の自動化を図る必
要があり、また実プラントにおいて解析結果を考慮した
設計変更方法の構築等に展開していくことも考えること
ができる。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、従来のような手計算による動
解析をせず、効率的に、また、人為的ミスを少なくする
発電プラントの動特性解析装置を提供することを目的と
する。
めになされたものであり、従来のような手計算による動
解析をせず、効率的に、また、人為的ミスを少なくする
発電プラントの動特性解析装置を提供することを目的と
する。
【0008】
(1)この発明に係る発電プラントの動特性解析装置
は、発電プラントの設計データをプラント毎に格納した
データベースと、このデータベースから対象とする発電
プラントの設計データを抽出し出力する手段と、上記設
計データに基づいて対象とする発電プラントの動特性の
解析を行う動特性解析手段とを備えたものである。
は、発電プラントの設計データをプラント毎に格納した
データベースと、このデータベースから対象とする発電
プラントの設計データを抽出し出力する手段と、上記設
計データに基づいて対象とする発電プラントの動特性の
解析を行う動特性解析手段とを備えたものである。
【0009】(2)また、発電プラントの設計データを
プラント毎に格納したデータベースと、このデータベー
スから対象とする発電プラントの設計データを抽出し出
力する手段と、対象とする発電プラントのデータをオン
ラインで採取する手段と、上記設計データに基づいて対
象とする発電プラントの動特性の解析を行うと共に、こ
の解析結果と上記発電プラントのデータとを比較評価す
る動特性解析手段とを備えたものである。
プラント毎に格納したデータベースと、このデータベー
スから対象とする発電プラントの設計データを抽出し出
力する手段と、対象とする発電プラントのデータをオン
ラインで採取する手段と、上記設計データに基づいて対
象とする発電プラントの動特性の解析を行うと共に、こ
の解析結果と上記発電プラントのデータとを比較評価す
る動特性解析手段とを備えたものである。
【0010】(3)また、発電プラントの設計データを
プラント毎に格納したデータベースと、このデータベー
スから対象とする発電プラントの設計データを抽出し出
力する手段と、対象とする発電プラントのデータをオン
ラインで採取する手段と、上記採取した発電プラントの
データをプラント毎に格納するデータベースと、上記設
計データに基づいて対象とする発電プラントの動特性の
解析を行うと共に、この解析結果と、上記採取した発電
プラントのデータまたは上記発電プラントのデータを格
納したデータベースのデータとを比較評価する動特性解
析手段とを備えたものである。
プラント毎に格納したデータベースと、このデータベー
スから対象とする発電プラントの設計データを抽出し出
力する手段と、対象とする発電プラントのデータをオン
ラインで採取する手段と、上記採取した発電プラントの
データをプラント毎に格納するデータベースと、上記設
計データに基づいて対象とする発電プラントの動特性の
解析を行うと共に、この解析結果と、上記採取した発電
プラントのデータまたは上記発電プラントのデータを格
納したデータベースのデータとを比較評価する動特性解
析手段とを備えたものである。
【0011】(4)また、対象とする発電プラントの負
荷データをオンラインで採取する手段を設け、動特性解
析手段は、上記発電プラントの負荷データと発電プラン
ト設計データ抽出手段からの設計データを用いて、上記
発電プラントの負荷に対応したプラント動特性を解析す
る手段としたものである。
荷データをオンラインで採取する手段を設け、動特性解
析手段は、上記発電プラントの負荷データと発電プラン
ト設計データ抽出手段からの設計データを用いて、上記
発電プラントの負荷に対応したプラント動特性を解析す
る手段としたものである。
【0012】(5)また、動特性解析結果を格納するデ
ータベースと、上記データベースの所望の動特性解析結
果を抽出し出力する手段とを備えたものである。
ータベースと、上記データベースの所望の動特性解析結
果を抽出し出力する手段とを備えたものである。
【0013】(6)また、動特性解析結果を格納したデ
ータベース内の対象とする発電プラント動解析結果と、
対象とする発電プラントのデータとを比較する手段を設
けたものである。
ータベース内の対象とする発電プラント動解析結果と、
対象とする発電プラントのデータとを比較する手段を設
けたものである。
【0014】(7)また、発電プラントの設計データを
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとし、動特性解析手段は、上記各設計デ
ータを用いて発電機端子電圧の解析を行うようにしたも
のである。
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとし、動特性解析手段は、上記各設計デ
ータを用いて発電機端子電圧の解析を行うようにしたも
のである。
【0015】
(1)この発明に係る発電プラントの動特性解析装置
は、発電プラントの設計データをプラント毎にデータベ
ースに格納し、このデータベースから対象とする発電プ
ラントの設計データを抽出し、抽出した設計データに基
づいて対象とする発電プラントの動特性の解析を行う。
は、発電プラントの設計データをプラント毎にデータベ
ースに格納し、このデータベースから対象とする発電プ
ラントの設計データを抽出し、抽出した設計データに基
づいて対象とする発電プラントの動特性の解析を行う。
【0016】(2)また、発電プラントの設計データを
プラント毎にデータベースを格納し、このデータベース
から対象とする発電プラントの設計データを抽出する。
一方、対象とする発電プラントのデータをオンラインで
採取する。そして上記設計データに基づいて対象とする
発電プラントの動特性の解析を行うと共に、この解析結
果と上記発電プラントのデータとを比較評価する。
プラント毎にデータベースを格納し、このデータベース
から対象とする発電プラントの設計データを抽出する。
一方、対象とする発電プラントのデータをオンラインで
採取する。そして上記設計データに基づいて対象とする
発電プラントの動特性の解析を行うと共に、この解析結
果と上記発電プラントのデータとを比較評価する。
【0017】(3)また、発電プラントの設計データを
プラント毎にデータベースに格納し、このデータベース
から対象とする発電プラントの設計データを抽出する。
一方、対象とする発電プラントのデータをオンラインで
採取する。そして上記採取した発電プラントのデータを
プラント毎にデータベースに格納し、上記設計データに
基づいて対象とする発電プラントの動特性の解析を行う
と共に、この解析結果と、上記採取した発電プラントの
データまたは上記発電プラントのデータを格納したデー
タベースのデータとを比較評価する。
プラント毎にデータベースに格納し、このデータベース
から対象とする発電プラントの設計データを抽出する。
一方、対象とする発電プラントのデータをオンラインで
採取する。そして上記採取した発電プラントのデータを
プラント毎にデータベースに格納し、上記設計データに
基づいて対象とする発電プラントの動特性の解析を行う
と共に、この解析結果と、上記採取した発電プラントの
データまたは上記発電プラントのデータを格納したデー
タベースのデータとを比較評価する。
【0018】(4)また、対象とする発電プラントの負
荷データをオンラインで採取し、この発電プラントの負
荷データと発電プラント設計データ抽出手段からの設計
データを用いて、上記発電プラントの負荷に対応したプ
ラント動特性を解析する。
荷データをオンラインで採取し、この発電プラントの負
荷データと発電プラント設計データ抽出手段からの設計
データを用いて、上記発電プラントの負荷に対応したプ
ラント動特性を解析する。
【0019】(5)また、動特性解析結果をデータベー
スに格納し、このデータベースから所望の動特性解析結
果を抽出し出力する。
スに格納し、このデータベースから所望の動特性解析結
果を抽出し出力する。
【0020】(6)また、動特性解析結果を格納したデ
ータベース内の対象とする発電プラント動解析結果と、
対象とする発電プラントのデータとを比較する。
ータベース内の対象とする発電プラント動解析結果と、
対象とする発電プラントのデータとを比較する。
【0021】(7)また、発電プラントの設計データを
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとし、上記各設計データを用いて発電機
端子電圧の解析を行う。
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとし、上記各設計データを用いて発電機
端子電圧の解析を行う。
【0022】
実施形態1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて
説明する。図1において、1は動特性解析装置、2はプ
ラント設備の設計諸データで、従来の図書や図面に対応
する。3は実プラントから採取する実プラントデータ
で、常時オンラインで監視しているものである。
説明する。図1において、1は動特性解析装置、2はプ
ラント設備の設計諸データで、従来の図書や図面に対応
する。3は実プラントから採取する実プラントデータ
で、常時オンラインで監視しているものである。
【0023】動特性解析装置1には後述のデータベース
を形成する補助記憶装置24、及びディスプレイ21、
キーボード22、マウス23の対話操作用器具を装備
し、また、通信処理装置25により、プラント設備の設
計諸データ2及び実プラントデータ3が、通信回路26
と27の通信オンライン接続を介して伝送される。
を形成する補助記憶装置24、及びディスプレイ21、
キーボード22、マウス23の対話操作用器具を装備
し、また、通信処理装置25により、プラント設備の設
計諸データ2及び実プラントデータ3が、通信回路26
と27の通信オンライン接続を介して伝送される。
【0024】次に動作について説明する。プラント設備
の設計諸データ2はプラント設備設計時点で通信回路2
6を通じて動特性解析装置1に入力し補助記憶装置24
に格納する。この設計諸データ2は、挙動解析対象とす
るプラント設備(例えば、寸法、圧力、電気特性、配管
流量、タービン発電機の設備値等)の諸データであり、
プラント設備毎に入力される。動特性解析装置1は、入
力された設計諸データ2に基づいて所望の動特性の解析
を実行し、解析結果をディスプレイ21等に出力する。
この場合、設計者は設計データを入力しておけば、何時
でも動特性を解析をすることができる。
の設計諸データ2はプラント設備設計時点で通信回路2
6を通じて動特性解析装置1に入力し補助記憶装置24
に格納する。この設計諸データ2は、挙動解析対象とす
るプラント設備(例えば、寸法、圧力、電気特性、配管
流量、タービン発電機の設備値等)の諸データであり、
プラント設備毎に入力される。動特性解析装置1は、入
力された設計諸データ2に基づいて所望の動特性の解析
を実行し、解析結果をディスプレイ21等に出力する。
この場合、設計者は設計データを入力しておけば、何時
でも動特性を解析をすることができる。
【0025】更に、実プラントのデータ3(例として
は、図3に示すような流量変化や発電機出力等)を採取
し、オンライン接続された通信回路27を介して、動特
性解析装置1に入力する。動特性解析装置1では実プラ
ントのデータと解析結果との比較を行うことができ、差
異発生時の要因分析等を即時に行うことも可能となる。
従って、設計者は、自部所にいながらにして動特性解析
装置1を操作するだけでプラント設備の挙動をオンライ
ンで、かつ短時間で実現できる。
は、図3に示すような流量変化や発電機出力等)を採取
し、オンライン接続された通信回路27を介して、動特
性解析装置1に入力する。動特性解析装置1では実プラ
ントのデータと解析結果との比較を行うことができ、差
異発生時の要因分析等を即時に行うことも可能となる。
従って、設計者は、自部所にいながらにして動特性解析
装置1を操作するだけでプラント設備の挙動をオンライ
ンで、かつ短時間で実現できる。
【0026】このように、従来の解析手法を設計諸デー
タ2、実プラントデータ3とをオンライン結合すること
で遠隔、自動化を可能とする。
タ2、実プラントデータ3とをオンライン結合すること
で遠隔、自動化を可能とする。
【0027】図2は動特性解析装置1内の動作を示した
ものである。タービン設計資料、発電機設計資料、制御
装置設計資料をそれぞれを読み込み(31,32,3
3)、それぞれタービン設計データベース34、発電機
設計値データベース35、制御装置設計データベース3
6に格納する。この格納はプラント毎に行う。なお、こ
れらのデータベースは、図1の補助記憶装置上に構成さ
れ、3台の補助記憶装置で構成してもよく、また、1台
の補助記憶装置で領域を分けて構成してもよい。
ものである。タービン設計資料、発電機設計資料、制御
装置設計資料をそれぞれを読み込み(31,32,3
3)、それぞれタービン設計データベース34、発電機
設計値データベース35、制御装置設計データベース3
6に格納する。この格納はプラント毎に行う。なお、こ
れらのデータベースは、図1の補助記憶装置上に構成さ
れ、3台の補助記憶装置で構成してもよく、また、1台
の補助記憶装置で領域を分けて構成してもよい。
【0028】解析を行う場合は、対象プラントのデータ
を検索し(37,38,39)、タービンの設計データ
に対しては、例えば、タービン蒸気量変化・回転数変化
等の計算を行い(50)、プラントの動特性解析を行う
(51)。ディジタル値の解析結果52は、アナログ化
されグラフ表示される(54)。
を検索し(37,38,39)、タービンの設計データ
に対しては、例えば、タービン蒸気量変化・回転数変化
等の計算を行い(50)、プラントの動特性解析を行う
(51)。ディジタル値の解析結果52は、アナログ化
されグラフ表示される(54)。
【0029】更に、必要な場合は、実プラントデータ5
3を入力して、グラフ表示し、解析結果と比較評価を行
う(54)。
3を入力して、グラフ表示し、解析結果と比較評価を行
う(54)。
【0030】このように、従来のデータ入力作業を無く
すると共に、入力誤り等のヒューマンエラーを防止する
ことができる。また、プラントの定常状態、過渡状態等
種々の状況に応じたプラント設備の挙動解析(シミュレ
ーション)、実プラント挙動(データ3)との比較・評
価もオンラインで可能となる。本発明により、解析の短
時間化、正確さの向上などの効果を発揮することができ
る。
すると共に、入力誤り等のヒューマンエラーを防止する
ことができる。また、プラントの定常状態、過渡状態等
種々の状況に応じたプラント設備の挙動解析(シミュレ
ーション)、実プラント挙動(データ3)との比較・評
価もオンラインで可能となる。本発明により、解析の短
時間化、正確さの向上などの効果を発揮することができ
る。
【0031】実施形態2.実施例1では解析装置1にプ
ラント設備の設計諸データ2、実プラントデータ3と通
信により収集し、解析する場合について述べたが、図4
に示すようにプラント設備の諸データを細分化し、解析
の対象を発電機端子出力電圧の挙動に転用した場合にも
有効な効果を期待できる。
ラント設備の設計諸データ2、実プラントデータ3と通
信により収集し、解析する場合について述べたが、図4
に示すようにプラント設備の諸データを細分化し、解析
の対象を発電機端子出力電圧の挙動に転用した場合にも
有効な効果を期待できる。
【0032】5はタービン設計データ、6は発電機設計
データ、7は制御装置設計データであり、各データを通
信により発電機端子出力電圧解析装置4に入力すること
で挙動を解析することができる。
データ、7は制御装置設計データであり、各データを通
信により発電機端子出力電圧解析装置4に入力すること
で挙動を解析することができる。
【0033】図5は発電機端子出力電圧解析装置4内の
動作の一例を示したものである。34〜36のデータベ
ースと、37〜39の対象プラントデータの検索は図2
と同様である。タービン設計データの内、蒸気量、蒸気
ヘッダ圧力データを抽出し(61)、タービン回転数変
化データを求め(64)、このタービン回転数変化デー
タと62で抽出された発電機諸定数データにより、発電
機d軸、q軸電圧変化データを求める(65)。
動作の一例を示したものである。34〜36のデータベ
ースと、37〜39の対象プラントデータの検索は図2
と同様である。タービン設計データの内、蒸気量、蒸気
ヘッダ圧力データを抽出し(61)、タービン回転数変
化データを求め(64)、このタービン回転数変化デー
タと62で抽出された発電機諸定数データにより、発電
機d軸、q軸電圧変化データを求める(65)。
【0034】求めた発電機d軸、q軸電圧変化データ
と、定常状態の発電機データ(67)から発電機端子電
圧変化データ(68)を求める。一方、制御装置諸定数
データを抽出し(63)、抽出した制御装置諸定数デー
タをブロック図を取り込んで(66)、先に求めた発電
機端子電圧変化データ(68)と共に、発電機電圧値の
解析を行う(69)。そしてこの結果を出力し、図1の
ディスプレイ21にグラフ表示などを行い、解析結果を
評価することができる。。
と、定常状態の発電機データ(67)から発電機端子電
圧変化データ(68)を求める。一方、制御装置諸定数
データを抽出し(63)、抽出した制御装置諸定数デー
タをブロック図を取り込んで(66)、先に求めた発電
機端子電圧変化データ(68)と共に、発電機電圧値の
解析を行う(69)。そしてこの結果を出力し、図1の
ディスプレイ21にグラフ表示などを行い、解析結果を
評価することができる。。
【0035】実施形態3.実施例1、2ではプラントの
一条件下での解析について述べたが、図6に示すように
実プラントからプラントの負荷データ8を採取し、実際
のプラント負荷8に応じた発電機端子出力電圧挙動を解
析できるようにしたので、実プラントにおける試験内容
に沿った解析・評価が実施できる。
一条件下での解析について述べたが、図6に示すように
実プラントからプラントの負荷データ8を採取し、実際
のプラント負荷8に応じた発電機端子出力電圧挙動を解
析できるようにしたので、実プラントにおける試験内容
に沿った解析・評価が実施できる。
【0036】実施形態4.実施例3では、設計諸データ
をもとに、かつ、プラント負荷データを考慮できる動特
性解析装置について述べたが、図7に示すようにデータ
蓄積機能(データベース)9を設け、挙動解析データを
収集・保管し、必要に応じて検索し、所望の解析データ
を出力することができる。従って、プラント別、プラン
ト負荷別の挙動比較と挙動差根拠の抽出、評価を簡単か
つ効率的に実施できる。
をもとに、かつ、プラント負荷データを考慮できる動特
性解析装置について述べたが、図7に示すようにデータ
蓄積機能(データベース)9を設け、挙動解析データを
収集・保管し、必要に応じて検索し、所望の解析データ
を出力することができる。従って、プラント別、プラン
ト負荷別の挙動比較と挙動差根拠の抽出、評価を簡単か
つ効率的に実施できる。
【0037】実施形態5.実施例4では、設計データに
よる解析結果を得ることを目的としていたが、実プラン
トデータ10をデータ蓄積機能と直接リンクさせること
で、設計データによる解析と実プラントデータとの比較
・評価を複数のプラント設備に対して実行できるので、
さらに効率的な運用が期待できる。
よる解析結果を得ることを目的としていたが、実プラン
トデータ10をデータ蓄積機能と直接リンクさせること
で、設計データによる解析と実プラントデータとの比較
・評価を複数のプラント設備に対して実行できるので、
さらに効率的な運用が期待できる。
【0038】
(1)以上のように、この発明によれば発電プラント設
計データをデータベース化して動特性を解析するように
したので、、即応性のある解析ができ、また、解析作業
が簡易化され、入力時のヒューマンエラーも低減でき
る。
計データをデータベース化して動特性を解析するように
したので、、即応性のある解析ができ、また、解析作業
が簡易化され、入力時のヒューマンエラーも低減でき
る。
【0039】(2)また、実際の発電プラントデータと
常にリンクする構成としたので、解析結果との比較評価
を容易に行うことができる。
常にリンクする構成としたので、解析結果との比較評価
を容易に行うことができる。
【0040】(3)また、実際の発電プラントデータを
データベースとして格納するようにしたので、複数プラ
ントのデータとの比較・評価が容易となり、かつ、設計
データに関し、動特性差異への影響ファクタの度合いの
把握も可能となる。
データベースとして格納するようにしたので、複数プラ
ントのデータとの比較・評価が容易となり、かつ、設計
データに関し、動特性差異への影響ファクタの度合いの
把握も可能となる。
【0041】(4)また、実際の発電プラントの負荷に
対応した動特性の解析をするようにしたので、現在の負
荷に対応する解析結果が直ちに得られる。
対応した動特性の解析をするようにしたので、現在の負
荷に対応する解析結果が直ちに得られる。
【0042】(5)また、動特性解析結果を格納するデ
ータベースを設けたので、複数の発電プラントに対して
比較・評価をすることが容易にできる。
ータベースを設けたので、複数の発電プラントに対して
比較・評価をすることが容易にできる。
【0043】(6)また、動特性解析結果を格納したデ
ータベースの対象とする発電プラント動解析結果と、対
象とする発電プラントのデータとを比較する手段を設け
たので、実際の発電プラントデータとの比較・評価を複
数の発電プラントに対して実行でき、さらに効率的な運
用が期待できる。
ータベースの対象とする発電プラント動解析結果と、対
象とする発電プラントのデータとを比較する手段を設け
たので、実際の発電プラントデータとの比較・評価を複
数の発電プラントに対して実行でき、さらに効率的な運
用が期待できる。
【0044】(7)また、発電プラントの設計データを
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとして動特性を解析するようにしたの
で、発電機端子電圧の解析を容易に行うことができる。
格納したデータベースは、タービン設計データ、発電機
設計データ、制御装置設計データをプラント毎に格納し
たデータベースとして動特性を解析するようにしたの
で、発電機端子電圧の解析を容易に行うことができる。
【図1】 この発明の実施例1による動特性解析装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】 この発明の実施例1による動作説明図であ
る。
る。
【図3】 この発明の実施例1による実プラントデータ
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図4】 この発明の実施例2による動特性解析装置の
構成図である。
構成図である。
【図5】 この発明の実施例2による動作説明図であ
る。
る。
【図6】 この発明の実施例3による動特性解析装置の
構成図である。
構成図である。
【図7】 この発明の実施例4による動特性解析装置の
構成図である。
構成図である。
【図8】 この発明の実施例5による動特性解析装置の
構成図である。
構成図である。
【図9】 従来のプラント動特性解析方法の一例を示す
図である。
図である。
1 プラント動特性解析装置、2 プラント設備の設計
諸データ、3 実プラントデータ、4 発電機端子出力
電圧解析装置、5 タービン設計データ、6 発電機設
計データ、7 制御装置設計データ、8 プラントの負
荷条件、9 データ蓄積機能、10 実プラントデー
タ、11 タービンオーバスピード回転数と定格回転数
復帰所要時間、12 発電機設計資料、13 制御装置
設計資料、14 プラント動特性解析、15 解析結
果、21 ディスプレイ、22 キーボード、23 マ
ウス、24 補助記憶装置、25 通信処理装置、2
6,27 通信回路。
諸データ、3 実プラントデータ、4 発電機端子出力
電圧解析装置、5 タービン設計データ、6 発電機設
計データ、7 制御装置設計データ、8 プラントの負
荷条件、9 データ蓄積機能、10 実プラントデー
タ、11 タービンオーバスピード回転数と定格回転数
復帰所要時間、12 発電機設計資料、13 制御装置
設計資料、14 プラント動特性解析、15 解析結
果、21 ディスプレイ、22 キーボード、23 マ
ウス、24 補助記憶装置、25 通信処理装置、2
6,27 通信回路。
Claims (7)
- 【請求項1】 発電プラントの設計データをプラント毎
に格納したデータベースと、このデータベースから対象
とする発電プラントの設計データを抽出し出力する手段
と、上記設計データに基づいて対象とする発電プラント
の動特性の解析を行う動特性解析手段とを備えたことを
特徴とする発電プラントの動特性解析装置。 - 【請求項2】 発電プラントの設計データをプラント毎
に格納したデータベースと、このデータベースから対象
とする発電プラントの設計データを抽出し出力する手段
と、対象とする発電プラントのデータをオンラインで採
取する手段と、上記設計データに基づいて対象とする発
電プラントの動特性の解析を行うと共に、この解析結果
と上記発電プラントのデータとを比較評価する動特性解
析手段とを備えたことを特徴とする発電プラントの動特
性解析装置。 - 【請求項3】 発電プラントの設計データをプラント毎
に格納したデータベースと、このデータベースから対象
とする発電プラントの設計データを抽出し出力する手段
と、対象とする発電プラントのデータをオンラインで採
取する手段と、上記採取した発電プラントのデータをプ
ラント毎に格納するデータベースと、上記設計データに
基づいて対象とする発電プラントの動特性の解析を行う
と共に、この解析結果と、上記採取した発電プラントの
データまたは上記発電プラントのデータを格納したデー
タベースのデータとを比較評価する動特性解析手段とを
備えたことを特徴とする発電プラントの動特性解析装
置。 - 【請求項4】 請求項1〜3において、対象とする発電
プラントの負荷データをオンラインで採取する手段を設
け、動特性解析手段は、上記発電プラントの負荷データ
と発電プラント設計データ抽出手段からの設計データを
用いて、上記発電プラントの負荷に対応したプラント動
特性を解析する手段としたことを特徴とする発電プラン
トの動特性解析装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4において、動特性解析結果
を格納するデータベースと、上記データベースの所望の
動特性解析結果を抽出し出力する手段とを備えたことを
特徴とする発電プラントの動特性解析装置。 - 【請求項6】 請求項5において、動特性解析結果を格
納したデータベース内の対象とする発電プラント動解析
結果と、対象とする発電プラントのデータとを比較する
手段を設けたことを特徴とする発電プラントの動特性解
析装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6において、発電プラントの
設計データを格納したデータベースは、タービン設計デ
ータ、発電機設計データ、制御装置設計データをプラン
ト毎に格納したデータベースとし、動特性解析手段は、
上記各設計データを用いて発電機端子電圧の解析を行う
ようにしたことを特徴とする発電プラントの動特性解析
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20203495A JPH0950313A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 発電プラントの動特性解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20203495A JPH0950313A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 発電プラントの動特性解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950313A true JPH0950313A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16450841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20203495A Pending JPH0950313A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | 発電プラントの動特性解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001184120A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Toshiba Corp | プラント事故対策支援システム及びそれを記録した記録媒体 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP20203495A patent/JPH0950313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001184120A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Toshiba Corp | プラント事故対策支援システム及びそれを記録した記録媒体 |
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