JPH0950296A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH0950296A
JPH0950296A JP7201217A JP20121795A JPH0950296A JP H0950296 A JPH0950296 A JP H0950296A JP 7201217 A JP7201217 A JP 7201217A JP 20121795 A JP20121795 A JP 20121795A JP H0950296 A JPH0950296 A JP H0950296A
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博之 藤本
Kazuya Sako
和也 佐古
Toshitaka Yamato
俊孝 大和
Nobuyuki Katae
伸之 片江
Akihiro Kimura
晋太 木村
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Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VICSの表示情報を滑らかな音声案内にす
る。 【解決手段】 VICS1からの表示情報を音声に合成
する音声合成装置に、表示情報の可変部分を、該可変部
分を基に選択される音声合成に適する固定部分にはめ込
んで合成文例を決定する合成文例決定部12と、固定部
分の音響パラメータと可変部分の音響パラメータとを結
合して、最終的に合成する文の音響パラメータ列を生成
する音響パラメータ生成部6と、可変部分について読み
を保持し、決定された合成文例に対して、検索して読み
を音響パラメータ生成部6に与える単語辞書部7と、音
響パラメータ生成部6から出力される音響パラメータ列
と音素の音声波形データとを基に出力文の合成音声を得
る音響処理部8と、音素の音声波形データを保持する音
素辞書部9とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVICS(Vehicle
Information and Communication System) に使用される
音声合成装置に関し、特にテキスト合成で滑らかな音声
案内を可能にする音声合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はVICSにおいて車両に転送され
る表示用のデータを説明する図である。図9(a)に示
すように、VICSでは、現在、表示用のデータが、1
5.5文字×2行で転送されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】VICSでは、表示用
データに加え、音声用のデータが転送されていないの
で、図9(a)に示す表示用のデータを用いて、音声合
成しようとすると、図9(b)に示すように、「東名高
速道路西行き事故豊田→岡崎渋滞7km」のように、断
片的な単語羅列の合成となり、滑らかな音声案内ができ
ず、非常に理解しにくいとの問題がある。
【0004】また、上記音声合成装置には、書かれた文
章からなる任意文を音声に変換して合成するテキスト合
成と音声波形を符号化(及び圧縮)して合成音声を得る
録音再生系合成がある。テキスト合成は、任意文を合成
できるが、処理が非常に複雑で大きなCPU(Central P
rocessing Unit) パワーが必要であるとともに、言語処
理部でのミス発生により音質面にあるとの問題がある。
【0005】一方、録音再生合成系合成は、音声波形デ
ータをそのままメモリ等に保持するため音質はよいが、
非常に多くのメモリを要するため合成語数が非常に制限
されるという問題がある。したがって、本発明は、上記
問題点に鑑み、理解が容易で、処理上ミスがなくかつ多
くのメモリが必要とされない音声合成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する音声合成装置を提供
する。すなわち、VICSからの表示情報を音声に合成
する音声合成装置に、前記表示情報の可変部分を、該可
変部分を基に選択される音声合成に適する固定部分には
め込んで合成文例を決定する合成文例決定部と、前記固
定部分の音響パラメータと前記可変部分の音響パラメー
タとを結合して、最終的に合成する文の音響パラメータ
列を生成する音響パラメータ生成部と、前記可変部分に
ついて読みを保持し、決定された合成文例に対して、検
索して読みを音響パラメータ生成部に与える単語辞書部
と、前記音響パラメータ生成部から出力される音響パラ
メータ列と音素の音声波形データとを基に出力文の合成
音声を得る音響処理部と、前記音素の音声波形データを
保持する音素辞書部とが設けられる。
【0007】前記合成文例決定部は、前記表示情報の種
類によって、合成文例を決定してもよい。前記合成文例
決定部は、前記表示情報のパラメータ数によって、合成
文例を決定してもよい。前記合成文例決定部は、前記表
示情報の種類及びパラメータ数によって、合成文例を決
定してもよい。
【0008】前記合成文例決定部は、前記表示情報に含
まれる交通情報の区間情報の地名数によって、合成文例
を決定してもよい。前記合成文例決定部は、前記表示情
報に含まれる語句で話言葉として適しない語句につい
て、音声合成用に用意した語句に変換して音声合成を行
ってもよい。前記合成文例決定部は、前記表示情報に含
まれる交通情報の距離情報について、距離数に応じて合
成時の単位を変化させてもよい。
【0009】前記合成文例決定部は、前記表示情報に含
まれる交通情報の時間情報について、分単位の情報を時
間と分に変化させてもよい。前記合成文例決定部は、V
ICSからの道路交通情報を系統立てていくつかのパタ
ーンに分類して音声合成に用いてもよい。前記合成文例
決定部は、VICSからの道路交案内情報を系統立てて
いくつかのパターンに分類して音声合成に用いてもよ
い。
【0010】前記合成文例決定部は、分類されたパター
ンのそれぞれに番号又はコードを付加して管理してもよ
い。前記合成文例決定部は、分類されたパターンのそれ
ぞれに音声合成に適する合成文例を設定してもよい。前
記合成文例決定部は、同一のパターンの前記合成文例に
複数の文例を設定してもよい。
【0011】前記合成文例決定部は、前記表示情報の可
変部分を、該可変部分を基に音声合成に適する固定部分
にはめ込む合成文例を選択する合成文章選択部と、複数
の前記固定部分の音響パラメータを格納した定型文テー
ブル部とを備える。前記定型文テーブル部は、前記合成
文例の前記固定部分に関して、予め読み、韻律情報及び
ポーズを含む音響的特徴パラメータを保持してもよい。
【0012】前記定型部テーブル部は、前記音響的特徴
パラメータについて、前記合成文例をアナウンサに発声
させ、この発声データから抽出した自然発声音声パラメ
ータを音響パラメータとして保持してもよい。前記単語
辞書部は前記可変部分について読み及びアクセントを保
持し、可変単語に対して、検索して読みとアクセントを
音響パラメータ生成部に与えてもよい。
【0013】本発明の音声合成装置によれば、前記表示
情報の可変部分を、該可変部分を基に選択される音声合
成に適する固定部分にはめ込んで合成文例を決定し、前
記固定部分の音響パラメータと前記可変部分の音響パラ
メータとを結合して、最終的に合成する文の音響パラメ
ータ列を生成することにより、表示用の断片的な単語列
を変換して、自然な文章で音声合成を実現することが可
能になる。また、可変部分の入れ換えにより、合成文例
のバリエーションが増加する。このため、VICSの道
路情報、道路案内情報を高品質で合成するはめ込み合成
が実現できる。前記表示情報に含まれる語句で話言葉と
して適しない語句について、音声合成用に用意した語句
に変換して音声合成を行うことにより、話言葉として違
和感のない音声合成を実現することが可能になる。
【0014】VICSからの道路交通情報を系統立てて
いくつかのパターンに分類して音声合成に用い、道路案
内情報を系統立てていくつかのパターンに分類して音声
合成に用いることにより、パターンを限定することがで
き、合成文例数を減らし、はめ込み合成に対応できるよ
うにするとともに、メモリ容量の削減を実現できる。分
類されたパターンのそぞれに番号又はコードを付加して
管理することにより、文例管理、文例選択処理の簡素化
を実現できる。分類されたパターンのそれぞれに音声合
成に適する合成文例を設定し、同一のパターンの前記合
成文例に複数の文例を設定することにより、各情報に対
して最適な文章での音声合成を可能にする。
【0015】前記定型文テーブル部は、前記合成文例の
前記固定部分に関して、予め読み、韻律情報及びポーズ
を含む音響的特徴パラメータを保持し、さらに、前記音
響的特徴パラメータについて、前記合成文例をアナウン
サに発声させ、この発声データから抽出した自然発声音
声パラメータを音響パラメータとして保持することによ
り、自然で違和感のない音声合成が可能になる。
【0016】前記単語辞書部は前記可変部分について読
み及びアクセントを保持し、合成する可変単語に対し
て、検索して読みとアクセントを音響パラメータ生成部
に与えることにより、さらに自然で違和感のない音声合
成が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る音声
合成装置であってはめ込み合成を行う場合の例を示す図
である。本図に示すように、音声合成装置は、VICS
1から送信される交通情報を受信する情報受信部2と、
交通情報を表示する表示部3と、受信した交通情報に適
した合成文例を決定する合成文例決定部12とを具備す
る。以下に合成文例決定部12について詳細に説明す
る。
【0018】図2は図1のVICS1のセンタから送信
される表示情報例であって(自然)渋滞に係るものの例
を示す図である。本図に示すように、15.5文字×2
行の表示用のデータにおいて、渋滞の表示情報は、路線
名情報、方向情報、区間情報、渋滞程度情報、距離情報
からなる。図3は(自然)渋滞の表示情報を入力する場
合の図1の合成文例決定部12によるはめ込み合成を説
明する図である。情報受信部2から表示情報があると、
表示情報の種類を基に、本図(a)に示すように、合成
文例決定部12は、はめ込み用の固定部分に、可変部分
の(自然)渋滞の表示情報を、本図(b)に示すよう
に、はめ込む。なお、区間情報が「岡崎」だけの場合に
は、「岡崎を先頭に」、または「岡崎付近で」のよう
に、固定部分にはめ込む。
【0019】図4は図2の表示情報例のパラメータ数を
説明する図である。本図に示すように、表示情報例のパ
ラメータ数は、路線名、区間、方向、渋滞程度、距離の
5つである。合成文例決定部12は、表示情報例のパラ
メータ数5を基に、この表示情報例を(自然)渋滞の表
示情報と判断して、正しい文例を選択するようにしても
よい。
【0020】図5は図1のVICS1から送信される表
示情報例であって事故渋滞に係るものの例を示す図であ
る。本図に示すように、事故渋滞の表示情報は、路線名
情報、方向情報、事象情報、区間情報、渋滞程度情報、
距離情報からなる。図6は事故渋滞の表示情報を入力す
る場合の図1の合成文例決定部12によるはめ込み合成
を説明する図である。情報受信部2から表示情報がある
と、表示情報の種類を基に、本図(a)に示すように、
合成文例決定部12は、はめ込み用の固定部分に、可変
部分の自然渋滞の表示情報を、本図(b)に示すよう
に、はめ込む。
【0021】図7は図5の表示情報例のパラメータ数を
説明する図である。本図に示すように、表示情報例のパ
ラメータ数は、路線名、区間、方向、事象、渋滞程度、
距離の5つである。合成文例決定部12は、表示情報例
のパラメータ数6を基に、この表示情報例を事故渋滞の
表示情報と判断して、文例テーブルの中から正しい文例
を選択するようにしてもよい。
【0022】このようにして、表示用の断片的な単語列
を変換して、自然な文章で音声合成することが可能にな
る。なお、表示情報例の種類及びパラメータ数の双方を
基に合成例を決定してもよい。類似する表示情報例を識
別容易にするためである。以上の説明では、VICS1
から送信される表示情報に一例について説明したが、実
際に多くの情報が送信されてくる。合成文例決定部12
は、合成文例数を減らしてはめ込み合成ができるように
するためVICS1からの道路交通情報を系統立てて、
以下のように、いくつかのパターンに分類する。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】さらに、VICS1からの道路案内情報を
系統立てていくつかのパターンに、以下のように、分類
してもよい。
【0027】
【表4】
【0028】このように、パターンを限定することによ
り、合成文例数を減らし、はめ込み合成に対応できるよ
うにするとともにメモリ容量の削減を実現できる。以上
のように分類したパターンをそれぞれ番号A1 〜A50、
B1〜B27、その他のコードで管理してもよい。この
ようにして、文例管理、文例選択処理の簡素化を実現で
きる。
【0029】合成文例決定部12は、以上のように分類
された各パターン毎にそれぞれ音声合成用の文例を、以
下のように、設定する。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】次に、表5において、同一の情報に対し
て、文例A1と文例A5又はA2、A3、A6、A7の
ように複数の文例パターンを設定してもよい。実際に使
用する時は、これらの文例のうち最も気に入ったものを
ユーザに選択させるためである。このようにして、各情
報に対して最適な文章での音声合成を可能にする。
【0034】ここで、合成文例決定部12は合成文章選
択部4と定型部テーブル部5とで構成され、合成文章選
択部4は、表5〜7の編みかけ部分から可変部分の表示
情報の種類、パラメータ数を判断し、定型部テーブル部
5は、表5〜7の編みかけ部分を除いた固定部分のはめ
込み部分を格納し、合成文章選択部4は、定型部テーブ
ル部5から最適な文例を選択してこれに表示情報をはめ
込む。
【0035】なお、定型文テーブル部5は、上記固定の
はめ込み部分に関して、予め読み、韻律情報(アクセン
ト・イントネーション)およびポーズ長等を付与する為
の音響的特徴パラメータをメモリ等に保持する。すなわ
ち、上記固定部分に関し、自然性の高い音声合成を行う
ために、文例の読みと音響的特徴パラメータを予め保持
するようにしてもよい。この音響的特徴パラメータは、
後述する音響処理過程において合成時にイントネーショ
ン・アクセント等を与えるための情報で、例えばポーズ
位置、呼気段落やアクセント句等の切り目等である。上
記固定部分の音響パラメータについて、上記分類された
各パラメータ毎にそれぞれ音声合成用として設定された
文例、同一パターンに対して設定された複数の文例を、
例えばアナウンサ等に発声してもらい、この発声データ
から抽出した自然発声音声パラメータを音響パラメータ
として保持してもよい。
【0036】このようにして、自然で違和感のない音声
合成が可能となる。次に、合成文例決定部12では、表
示情報の中に話言葉として適しない語句に関しては用意
した語句に変換して、以下のように、合成する。図8は
表示情報の一部を変換する音声合成例を説明する図であ
る。本図(a)は表示情報を示し、本図(b)は音声合
成情報を示す。本図に示すように、方向情報の表示につ
いては、音声合成の場合には、「両方向」についての
み、良く使用されている『上下線』に変更してもよい。
具体的には、下表のように、変更する。
【0037】
【表8】
【0038】渋滞距離の情報表示については、下表のよ
うに、音声合成の場合には距離数に応じて単位を変更す
る。小数点の数値は、音声では聴きにくいからである。
【0039】
【表9】
【0040】簡易旅行時間について、下表のように、音
声合成の場合には変更する。分単位だけでは、音声で聴
きにくいからである。例として、×××分の表示を○○
時間△△分のように音声合成する。
【0041】
【表10】
【0042】さらに、VICS1からの渋滞時、事故時
情報は整理して表示されるが、音声合成も、下表のよう
に、整理して行う。
【0043】
【表11】
【0044】
【表12】
【0045】このようにして、話言葉として違和感のな
い音声合成を実現できる。図1に戻り、合成文例決定部
12の後段には、合成文章選択部4から出力される固定
部分(文全体)の音響パラメータと後述の単語辞書から
得られる可変単語の音響パラメータを結合して、最終的
に合成する文の音響パラメータ列を生成する音響パラメ
ータ生成部6と、固定部分と可変部分に分けられた文例
のうち可変部分については読みを保持し、入力テキスト
・データに対して、検索して読みを音響パラメータ生成
部6に与える単語辞書部7とが設けられる。単語辞書部
7は、前記可変部分について、読み及びアクセント(ア
クセントパターンやアクセント核の指定等)を保持し入
力テキスト・データに対して検索して音響パラメータ生
成部6に与えるようにしてもよい。
【0046】このようにして、可変部分の入れ換えによ
り、合成文のバリエーションが増加する。さらに、音声
合成装置には、音響パラメータ生成部6から出力される
音響パラメータ列と音素の音声波形データとを基に出力
文の合成音声を得る音響処理部8と、前記音素の音声波
形データを保持する音素辞書部9と、音響処理部8に接
続されるアンプ10と、これに接続されるスピーカ11
とが設けられる。
【0047】このようにして、VICS1の道路交通情
報、道路案内情報を高品質で合成するはめ込み合成が実
現できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示情報の可変部分を、可変部分を基に音声合成に適する
固定部分にはめ込んで合成文例を決定し、固定部分の音
響パラメータと可変部分の音響パラメータとを結合し
て、最終的に合成する文の音響パラメータ列を生成する
ので、表示用の断片的な単語列を変換して、自然な文章
で音声合成を実現することが可能になる。また、可変部
分の入れ換えにより、合成文例のバリエーションが増加
する。このため、VICSの道路情報、道路案内情報を
高品質で合成するはめ込み合成が実現できる。表示情報
に含まれる語句で話言葉として適しない語句について、
音声合成用に用意した語句に変換して音声合成を行うの
で、話言葉として違和感のない音声合成を実現すること
が可能になる。VICSからの道路交通情報を系統立て
ていくつかのパターンに分類して音声合成に用い、道路
案内情報を系統立てていくつかのパターンに分類して音
声合成に用いるので、パターンを限定することができ、
合成文例数を減らし、はめ込み合成に対応できるように
するとともに、メモリ容量の削減を実現できる。分類さ
れたパターンのそれぞれに番号又はコードを付加して管
理するので、文例管理、文例選択処理の簡素化を実現で
きる。分類されたパターンのそれぞれに音声合成に適す
る合成文例を設定し、同一のパターンの合成文例に複数
の文例を設定するので、各情報に対して最適な文章での
音声合成を可能にする。定型部テーブル部は、合成文例
の固定部分に関して、予め読み、韻律情報及びポーズを
含む音響的特徴パラメータを保持し、さらに、音響的特
徴パラメータについて、合成文例をアナウンサに発声さ
せ、この発声データから抽出した自然発声音声パラメー
タを音響パラメータとして保持するので、自然で違和感
のない音声合成が可能になる。単語辞書部は可変部分に
ついて読み及びアクセントを保持し、決定された合成文
例に対して、検索して読みとアクセントを音響パラメー
タ生成部に与えるので、さらに自然で違和感のない音声
合成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る音声合成装置であっては
め込み合成を行うものの例を示す図である。
【図2】図1のVICS1から送信される表示情報例で
あって自然渋滞に係るものの例を示す図である。
【図3】自然渋滞の表示情報を入力する場合の図1の合
成文例決定部12によるはめ込み合成を説明する図であ
る。
【図4】図2の表示情報例のパラメータ数を説明する図
である。
【図5】図1のVICS1から送信される表示情報例で
あって事故渋滞に係るものの例を示す図である。
【図6】図1のVICS1から送信される表示情報例で
あって事故渋滞に係るものの例を示す図である。
【図7】図5の表示情報例のパラメータ数を説明する図
である。
【図8】表示情報の一部を変換する音声合成例を説明す
る図である。
【図9】VICSにおいて車両に転送される表示用のデ
ータを説明する図である。
【符号の説明】
1…VICS(送信側システム) 4…合成文章選択部 5…定型文テーブル部 6…音響パラメータ生成部 7…単語辞書部 8…音響処理部 9…音素辞書部 12…合成文例決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐古 和也 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 大和 俊孝 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 片江 伸之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 木村 晋太 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタから送出される表示情報を音声に
    合成する音声合成装置において、 前記表示情報の可変部分を、該可変部分を基に音声合成
    に適する固定部分にはめ込んで合成文例を決定する合成
    文例決定部(12)と、 前記固定部分の音響パラメータと前記可変部分の音響パ
    ラメータとを結合して、最終的に合成する文の音響パラ
    メータ列を生成する音響パラメータ生成部(6)と、 前記可変部分について読みを保持し、決定された合成文
    例に対して、検索して読みを音響パラメータ生成部
    (6)に与える単語辞書部(7)と、 前記音響パラメータ生成部(6)から出力される音響パ
    ラメータ列と音素の音声波形データとを基に出力文の合
    成音声を得る音響処理部(8)と、 前記音素の音声波形データを保持する音素辞書部(9)
    とを備えることを特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報の種類によって、合成文例を決定することを特徴
    とする、請求項1に記載の音声合成装置。
  3. 【請求項3】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報のパラメータ数によって、合成文例を決定するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の音声合成装置。
  4. 【請求項4】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報の種類及びパラメータ数によって、合成文例を決
    定することを特徴とする、請求項1に記載の音声合成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報に含まれる交通情報の区間情報の地名数によっ
    て、合成文例を決定することを特徴とする、請求項1に
    記載の音声合成装置。
  6. 【請求項6】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報に含まれる語句で話言葉として適しない語句につ
    いて、音声合成用に用意した語句に変換して音声合成を
    行うことを特徴とする、請求項1に記載の音声合成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報に含まれる交通情報の距離情報について、距離数
    に応じて合成時の単位を変化させることを特徴とする、
    請求項1に記載の音声合成装置。
  8. 【請求項8】 前記合成文例決定部(12)は、前記表
    示情報に含まれる交通情報の時間情報について、分単位
    の情報を時間と分に変化させることを特徴とする、請求
    項1に記載の音声合成装置。
  9. 【請求項9】 前記合成文例決定部(12)は、VIC
    S(1)からの道路交通情報を系統立てていくつかのパ
    ターンに分類して音声合成に用いることを特徴とする、
    請求項1に記載の音声合成装置。
  10. 【請求項10】 前記合成文例決定部(12)は、VI
    CS(1)からの道路交案内情報を系統立てていくつか
    のパターンに分類して音声合成に用いることを特徴とす
    る、請求項1に記載の音声合成装置。
  11. 【請求項11】 前記合成文例決定部(12)は、分類
    されたパターンのそぞれに番号又はコードを付加して管
    理することを特徴とする、請求項9又は10に記載の音
    声合成装置。
  12. 【請求項12】 前記合成文例決定部(12)は、分類
    されたパターンのそぞれに音声合成に適する合成文例を
    設定することを特徴とする、請求項9又は10に記載の
    音声合成装置。
  13. 【請求項13】 前記合成文例決定部(12)は、同一
    のパターンの前記合成文例に複数の文例を設定すること
    を特徴とする、請求項12に記載の音声合成装置。
  14. 【請求項14】 前記合成文例決定部(12)は、 前記表示情報の可変部分を、該可変部分を基に音声合成
    に適する固定部分にはめ込む合成文例を選択する合成文
    章選択部(4)と、 複数の前記固定部分のはめ込み部分を格納し、これを合
    成文章選択部4に、合成文例の選択可能にするために、
    与える定型文テーブル部(5)とを備えることを特徴と
    する、請求項1に記載の音声合成装置。
  15. 【請求項15】 前記定型部テーブル部(5)は、前記
    合成文例の前記固定部分に関して、予め読みと韻律情報
    及びポーズを付与する為の音響的特徴パラメータを保持
    することを特徴とする、請求項14に記載の音声合成装
    置。
  16. 【請求項16】 前記定型部テーブル部(5)は、前記
    音響的特徴パラメータについて、前記合成文例をアナウ
    ンサに発声させ、この発声データから抽出した自然発声
    音声パラメータを音響パラメータとして保持することを
    特徴とする、請求項15に記載の音声合成装置。
  17. 【請求項17】 前記単語辞書部(7)は前記可変部分
    の単語について読み及びアクセントを保持し、合成する
    可変単語に対して、検索して読みとアクセントを音響パ
    ラメータ生成部(6)に与えることを特徴とする、請求
    項1に記載の音声合成装置。
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