JPH09502630A - 管状キャパシタを有するガンマ整合らせん状双極子マイクロ波アンテナ - Google Patents

管状キャパシタを有するガンマ整合らせん状双極子マイクロ波アンテナ

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JPH09502630A
JPH09502630A JP7509178A JP50917895A JPH09502630A JP H09502630 A JPH09502630 A JP H09502630A JP 7509178 A JP7509178 A JP 7509178A JP 50917895 A JP50917895 A JP 50917895A JP H09502630 A JPH09502630 A JP H09502630A
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イー. クルーグ,スタンリー
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Abstract

(57)【要約】 カテーテルシャフトは同軸ケーブル(220)を保持し、その終端部は、対向している第1および第2のらせん状要素(214Aおよび214B)を備える双極子アンテナ(214)を有する備える。この第1および第2のらせん状要素(214Aおよび214B)は、同軸ケーブル(220)の外側導電体(224)への通常の接続(222)から作り出される。管状キャパシタ(200)は、同軸ケーブル(220)の内側導電体(218)と、アンテナのインピーダンスの抵抗構成要素が同軸ケーブル(220)特有のインピーダンスに一致する、第2のらせん状要素(214B)上の点(232)との間に接続される。このように一致することによって、アンテナ(214)の反射損失が最小限となり、その結果、アンテナ(214)への電力伝達が最高となる。アンテナ(214)は、アンテナ(214)の物理的長さとはかかわりなく、周囲媒体内に放射される放射波長の約半分に等しい効果的な電気の長さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 管状キャパシタを有するガンマ整合らせん状双極子マイクロ波アンテナ 発明の背景 本発明は、組織のマイクロ波熱療法の分野に関する。より詳細には、本発明は 、良性前立腺肥厚(BPH)の経尿道マイクロ波熱治療のための効果的なマイク ロ波アンテナに関する。 前立腺は複雑な、胡桃型の器官であり、膀胱直下の尿道を取り囲んでいる。尿 道より前方の前立腺組織のほぼ3分の1は、解剖学的および機能的に尿道および 膀胱に関連する繊維筋性組織からなる。前立腺の残りの3分の2は一般に尿道よ り後方に位置し、腺組織から構成される。 この比較的小さな器官は、すべての内部器官の内でも最も頻繁に疾病にかかり やすく、高齢の男性に共通する疾病、すなわち良性前立腺肥厚(BPH)にかか る部位である。BPHは悪性ではなく、移行領域内、すなわち繊維筋性組織と腺 組織との間の前立腺の尿管周囲領域における、前立腺組織の両側小結節性拡大で ある。移行領域内の小結節拡大の度合いは、尿道最後方の領域に対して前立腺尿 道の前後で最大となる傾向がある。治療せずに放置すると、BPHは尿道障害の 原因となり、通常尿の回数が増えたり、失禁、夜間頻尿症が生じたり、尿の流れ が遅かったり断続的となったりする。BPHはまた尿道感染、急性尿閉、水腎症 、およびuraemiaのようなさらに深刻な合併症の原因にもなる。 従来、最も頻繁に行われてきたBPHの治療法は外科手術(経尿道的切除術) であった。しかしながら、外科手術はさまざまな理由によりしばしば利用不可能 な治療方法であった。第1に、BPHを患う多くの患者が高齢であるため、心臓 血管疾病など他の健康上の問題が外科的関与について生じる可能性がある。第2 に、経尿道的切除術に伴う可能性のある合併症、たとえば、出血、麻酔合併症、 尿感染、排尿障害、失禁および遂行性射精などは、このような処置をうけること に対する患者の意欲に悪影響を及ぼし得る。 近年、これにかわるBPHの治療方法として、マイクロ波熱治療がある。この 方法においては、マイクロ波エネルギーを使用して前立腺尿道周辺の組織の温度 を約45℃以上に上昇させ、これにより隣接する健康な組織とともに腫瘍組織を 熱的に破壊する。腫瘍前立腺尿道組織へのマイクロ波エネルギー送達は一般に、 マイクロ波アンテナ内蔵アプリケータによって行われる。アプリケータは、前立 腺に隣接する体内の腔内に配置される。エネルギーが与えられるとマイクロ波ア ンテナは、分子の励起により隣接する組織を加熱する。アンテナによって生じる 熱は一般に円筒形に対照的なパターンでアンテナ周辺に集中して、前立腺内の健 康な組織とともに腫瘍を取り囲み、壊死させる。前立腺内の壊死させられた組織 は次に体内に再吸収され、これにより患者はBPHの症状から回復する。 このマイクロ波治療方法は、温熱療法として知られる前立腺癌の治療方法に由 来している。この方法では、マイクロ波エネルギーがマイクロ波アンテナによっ て前立腺に供給され、周囲の温度を43℃から45℃の間に上昇させる。この温 度範囲内であれば、健康で、良好に血液循環が行われている組織は損傷されない 。なぜなら、循環器系が効果的に熱を除去する能力を有するからである。これに 対して、癌性組織は、血液循環が衰えているため、熱を調整する能力が制限され ている。このため、癌性組織領域に集中する熱は癌性組織を壊死させるのに十分 なのに対して、隣接する組織を損傷するには不十分である。 マイクロ波熱治療は高温のため(約45℃以上)、より低温で行われる温熱治 療(約43℃から45℃の間)に比べて一回あたりの治療時間が短縮されるとい う利点がある。しかしながらマイクロ波熱治療は、前立腺の疾病領域に隣接する 健康な組織に悪影響を及ぼすという望ましくない結果を伴う。マイクロ波熱治療 によって前立腺の腫瘍領域のみを加熱して壊死させるジレンマは、審査中の米国 特許出願第07/847,718号に、「非対称熱治療のためのらせん状双極子マイクロ波 アンテナを有する装置(DEVICE FOR ASYMMETRICAL THERMAL THERAPY WITH HELICA L DIPOLE MICROWAVE ANTENNA)」という発明の名称で、および、第07/847/894号 に、「マイクロ波熱治療を使用する、間質性組織治療方法(METHOD FOR TREATING INTERSTITIAL TISSUE ASSOCIATED WITH MICROWAVE THERMAL THERAPY)」という 名称で、十分に記載されている。 温熱療法に使用されてきたアンテナはさまざまは不適切な点を有するため、マ イクロ波熱治療に使用されることが不可能であった。第1に、このようなアンテ ナはしばしば、アンテナの抵抗損失のために、マイクロ波エネルギーと熱エネル ギーとの2つの形態の熱を発生させる。これらのアンテナの効果についてはこれ まであまり関心が持たれていなかった。なぜなら、約43℃から45℃の間の間 質温度を発生させるためには比較的少量のエネルギーが使用され、これらの温度 は健康な組織に何ら悪影響を及ぼさないからである。さらに、いくつかのマイク ロ波アンテナによって発生される放射パターンの形状および大きさは、一部はア ンテナが組織内に挿入される深さの関数であることは、当該分野において公知で ある。温熱療法に使用される従来のマイクロ波双極子アンテナは、組織内に予測 可能な加熱パターンを提供することが不可能である。なぜなら、アンテナが組織 内に挿入される深さによって得られる効果が変化するからである。最後に、これ らのアンテナの放射距離は、治療を必要とする前立腺の様々な大きさに合わせて 簡単に変化させることができない。従って、温熱療法に関する従来技術における アンテナ設計は、マイクロ波熱治療およびそれに付随する高温には不十分である ことがわかった。 マイクロ波熱治療の目的は、一回の治療時間を短縮し、望ましくない組織のみ を選択的に加熱して壊死させ、最大限可能な限り、隣接する健康な組織には影響 を及ぼさないことである。マイクロ波アンテナ内蔵アプリケータのすぐ隣りにあ る組織(すなわち、尿道、射精管、および直腸)を損傷しないためには、アンテ ナの抵抗損失が低減されるかまたは最適に排除されることが重要である。抵抗損 失を排除し、マイクロ波エネルギーのみを利用して目標とする組織領域を加熱す る能力により、審査中の出願に記載されているような冷却システムを使って尿道 組織に与えられる過度な熱を吸収し排除し、アプリケータに隣接する領域を安全 な温度に維持することが可能となる。さらに、予測可能ながら選択的に可変な大 きさの加熱パターンを形成することができるアンテナを構成する能力によって、 望ましくない組織を効果的に治療することができると同時に健康な組織の損傷が 最小限となる。 発明の要旨 本発明は、間質組織治療のための改善されたらせん状アンテナである。らせん 状アンテナは外側絶縁体、外側導電体、内側絶縁体、および内側導電体を備える 同軸ケーブルによって保持される。そして同軸ケーブルおよびアンテナはカテー テルによって保持される。らせん状アンテナの中間点は同軸ケーブルの外側導電 体に接続され、ほぼ同じ長さの第1および第2のらせん状部分を形成する。管状 直列静電容量は、外側導電層、内側導電層、およびそれらの間に配置する誘電層 を備え、同軸ケーブルとらせん状アンテナとの間に接続されている。直列静電容 量の内側導電層は同軸ケーブルの内側導電体に接続され、一方直列静電容量の外 側導電層は、アンテナのインピーダンスの抵抗要素が、同軸ケーブルの特有のイ ンピーダンスに一致する、第2のらせん状セクション上の点に接続されている。 このように一致することによりアンテナの反射損失が最少となり、その結果、ア ンテナへの電力伝達が最大となる。 簡単な図面の説明 図1は、男性の骨盤領域の縦断面図であり、良性前立腺肥厚にかかっている尿 器官を示す。 図2Aは、本発明の尿道カテーテルの遠位端を示す側面図である。 図2Bは、本発明の尿道カテーテルの近位端の拡大断面図である。 図3は、図2Bの尿道カテーテルの、3−3線に沿った断面図である。 図4は、図2Bの4−4線の部分から取った端部部分を有する尿道カテーテル の近位端領域の斜視図である。 図5は、図1の男性骨盤領域の拡大図であり、本発明の尿道カテーテルが前立 腺領域に配置されているところを示す。 図6は、本発明のカテーテルによって発生する温度分布を、時間関数として説 明するグラフである。 図7は、本発明の尿道カテーテルのマイクロ波アンテナの部分断面図である。 図8は、図7に示されるマイクロ波アンテナの分解図である。 図9は、本発明の経尿道マイクロ波熱療法システムのブロック図である。 図10Aは、本発明の他の実施態様による管状キャパシタの、拡大斜視図であ る。 図10Bは、図10Aの管状キャパシタの、10B−10Bの線に沿った断面 図である。 図11は、図10Aの管状キャパシタを使用した、本発明のマイクロ波アンテ ナの部分断面図である。 好適な実施態様の詳細な説明 図1は男性骨盤領域の縦断面図であり、良性前立腺肥厚(BPH)の影響が尿 器官におよんでいるところを示している。尿道10は、膀胱12から前立腺14 を通り、ペニス端18の穴16の外に出る管路である。前立腺14内で尿道10 の周りに良性腫瘍組織が成長すると尿道10に圧迫部20が生じ、膀胱12から 穴16への尿の流れを遮断する。尿道10を浸食し圧迫部20を生じさせる前立 腺14の腫瘍組織は、浸食する腫瘍組織を加熱し壊死させることによって効果的 に除去し得る。理想的には、本発明によれば、尿道10の前方と後方とに位置す る、前立腺14の尿管周囲腫瘍組織のみが加熱および壊死され、尿道10および 隣接する健康な組織、例えば射精管24および直腸26などに不必要で望ましく ない損傷を与えることが回避される。前立腺14の良性腫瘍組織を選択的に加熱 すること(経尿道熱療法)は、図2Aおよび2Bに示される、本発明のマイクロ 波アンテナ内蔵カテーテル28によって可能である。 図2Aは、カテーテル28の遠位端の側面を示し、図2Bは、カテーテル28 の近位端の拡大断面を示す。図2Aおよび2Bに示されるように、カテーテル2 8は一般に、複数ポート多岐管30、複数管腔シャフト32、シャフト位置保持 バルーン34、接続多岐管35、冷却システム36、およびマイクロ波発生源3 8を備えている。 多岐管30は、膨張ポート40、尿排出ポート42、マイクロ波アンテナポー ト44、冷却流体摂取ポート46、および冷却流体流出ポート48を備えている 。ポート40から48は、シャフト32内の、対応する管腔に通じている。多岐 管30は、好適にはシラスチッチ(silastic)Q-7-4850という商品名でダウコー ニング社によって販売されている医療向けシリコーンからなる。 シャフト32はシャフト遠位端50において多岐管30に接続されている。シ ャフト32は複数管腔で、フォレー型(Foley-type)尿道カテーテルシャフトであ り、シラスチッチ(Silastic)Q-7-4850という商品名でダウコーニング社によっ て販売されている、柔軟な医療向けシリコーンから押し出し成形される。約16 フレンチから22フレンチの間の外径を有するシャフト32は、図3に示される ように一般に断面が楕円形である外側表面52を備える。シャフト32は十分に 長いため、近位シャフト端54が尿道10を通って膀胱12に挿入されることが 可能となる。ある好適な実施態様においては、シャフト32はHydromerという商 品名でHydromer Inc.によって販売されている親水性溶液によって表面塗装され ており、シャフト32の外側表面52を潤滑にして尿道10内を容易に前進でき るようにする。 図2B、図3、および図4に示されるように、シャフト32は、温度感知管腔 56、マイクロ波アンテナ管腔58、尿排出管腔60、バルーン膨張管腔62、 冷却流体摂取管腔64Aおよび64B、および冷却流体排出管腔66Aおよび6 6Bを備える。管腔56から66Bは一般に遠位シャフト端50から近位シャフ ト端54に延びる。 温度感知管腔56は、シャフト32の第1の側面68近くに位置する。温度感 知管腔56はマイクロ波アンテナポート44に通じており、シャフト32が尿道 10内に挿入される場合、シャフト32内に検温センサ69が挿入されて温度を モニタすることが可能となるようにする。センサ69はポート44から出て接続 多岐管35を介して(図9に示される)尿道検温ユニット178Bに接続されて いる。好適な実施態様においては、検温センサ69は、Luxtron Corporationに よって販売されている繊維光学蛍光型温度センサである。温度感知管腔56は、 近位端54においてシリコーンプラグ70によって封止されている。 マイクロ波アンテナ管腔58はシャフト32の長軸に対して中心から外れてお り、アンテナ管腔58は、シャフト32の第2の側面72よりもシャフト32の 第1の側面に近いところに位置している。アンテナ管腔58は近位端54におい てシリコーンプラグ70Aによって封止されている。その遠位端において、アン テナ58はマイクロ波アンテナポート44に通じている。マイクロ波アンテナ7 4は不変的に、アンテナ管腔58内にバルーン34近くに位置している。アンテ ナ74はアンテナ管腔58内に位置し、シャフト32が尿道10内に適切に配置 するとき、一般に前立腺14の良性腫瘍組織に隣接して配置される。図2Aおよ び2Bに示されるように、アンテナ74は接着剤75によってアンテナ管腔58 内に接着されている。アンテナ74は、同軸ケーブル76の最近位端に保持され ている。同軸ケーブル76の最遠位端は、従来の即接合性取り付け具73によっ て接続多岐管35に接続されている。同軸ケーブル76は、マイクロ波発生源3 8と接続多岐管35との間に接続されている接続ケーブル76Aによってマイク ロ波発生源38に通じている。ある実施態様において、接続ケーブル76Aは標 準RG 400同軸ケーブルである。マイクロ波発生源38は、FCC-ISM基準内である 約915MHz周波数、誤差プラスマイナス13MHzで、最大100ワットの電力を生 成する。アンテナ74がマイクロ波発生源38によってエネルギーが与えられる と、アンテナ74は電磁エネルギーを放射し、前立腺14内の組織を加熱する。 尿排出管腔60は、アンテナ管腔58と第2の側面72との間に、アンテナ管 腔58に隣接して位置する。尿排出管腔60は尿排出ポート42に通じており、 シャフト32の近位端54が膀胱12内に挿入されるとき、尿のための排出経路 を定義する。尿排出管腔60は近位端54において尿排出管腔伸長部78に接続 している。尿排出管腔伸長部78は近位端キャップ80内に接着されている。端 部キャップ80はさらに、近位シャフト端54においてシャフト32の外側表面 52を覆って、管腔伸長部78を取り囲むキャビティ82と接着されている。端 部キャップ80および尿排出管腔伸長部78を所定の位置に配置することによっ て、近位シャフト端54が膀胱12内に挿入されるとき、管腔伸長部78の開口 部84によって、尿が膀胱12から尿排出管腔60を通って尿排出ポート42に 排出されることが可能となる。経尿道熱療法中膀胱けいれんが頻繁に発生するた め、膀胱12から尿を排出することは必要である。 バルーン膨張管腔62は第2の側面72の近く、一般には尿排出管腔60と第 2の側面72との間に位置する。バルーン膨張管腔62は膨張ポート40に通じ ており、近位端54においてシリコーンプラグ70Bによって封止されている。 バルーン膨張管腔62は開口部88によってバルーン34の内部86に通じてい る。 バルーン34は、シラスチッチ(Silastic)Q-7-4720という商品名でダウコー ニング社によって販売されている、柔軟な医療向けシリコーンからなる管状セク ションによって形成されており、バルーンウエスト90および92を、近位シャ フト端54付近でシャフト32の外部表面52を覆って接着することにより、シ ャフト32を覆って固定されている。バルーン34は(図9に示される)膨張装 置188によって膨張される。膨張装置188は膨張ポート40に接続されバル ーン34の内部86に正の流体圧力を供給する。膨張装置188が負の圧力(す なわち、真空)をバルーン34の内部86に供給すると、バルーン34はしぼむ 。図5に示されるように、膀胱ネック22付近の膀胱12内でバルーン34が膨 張されるとき、バルーン34はシャフト32を尿道10内の固定配置に保持する 役割を果たす。 図2Bから図4に示されるように、冷却流体摂取管腔64Aおよび64Bは、 第1の側面68に周辺に、第1の側面68とアンテナ管腔58との間に配置する 。冷却流体摂取管腔64Aおよび64Bは遠位シャフト端50から近位シャフト 端54に延びている。近位シャフト端54において、管腔64Aおよび64Bは 端部キャップ80のキャビティ82にさらされている。摂取管腔64Aおよび6 4Bは比較的狭い断面を有し、また比較的狭い断面表面積を有する。摂取管腔6 4Aおよび64B内に含有される水は、2つの重要な機能を果たす。第1に、管 腔64Aおよび64B内に含まれる水は、アンテナ74によって放射されるマイ クロ波エネルギーを一部吸収する。これは部分的に、約45℃以上に加熱される シャフト32の第1の側面68に隣接する組織容量を制御する手助けとなる。第 2に、管腔64Aおよび64B内の水はマイクロ波エネルギーによって発生され る熱エネルギーを隣接する組織(すなわち、尿道10)から熱伝導によって吸収 する。これにより、アンテナ74にエネルギーが与えられるとき、第1の側面6 8に隣接する尿道10の部分が過度に加熱され損傷されるのを防止する。 冷却流体排出管腔66Aおよび66Bは第2の側面72の周辺に配置し、一般 に管腔66Aおよび66Bは第2の側面72とアンテナ管腔58との間に位置す る。摂取管腔64Aおよび64Bと同様に、排出管腔66Aおよび66Bはシャ フト遠位端50からシャフト近位端54に延び、シャフト近位端54において排 出管腔66Aおよび66Bは端部キャップ80のキャビティ82にさらされてい る。排出管腔66Aおよび66Bは摂取管腔64Aおよび64Bよりも断面が大 きく、摂取管腔64Aおよび64Bの断面積よりも断面積が大きい。従ってアン テナ74にエネルギーが与えられるとき、排出管腔66Aおよび66B内の水は より多くの量のマイクロ波エネルギーを吸収することが可能である。その結果、 マイクロ波発生源38から出力される所定の電力に対して、第2の側面72に隣 接する組織の温度は約45℃以下に維持される。排出管腔66Aおよび66B内 の水はまた、アンテナ74にエネルギーが与えられるとき、隣接する組織(すな わち、尿道10)から熱エネルギーを吸収する。これにより、アンテナ74にエ ネルギーが与えられるとき、第2の側面72に隣接する尿道10の部分か過度に 加熱され損傷されることが防止される。 摂取管腔64Aおよび64Bと排出管腔66Aおよび66Bとには、冷却シス テム36から脱イオン化された水が供給される。冷却システム36から供給され る水は約12℃から15℃の間に冷却され、毎分約100mlから150mlの 速度で供給ライン94Aを介して接続多岐管35に供給される。水の流れは接続 多岐管35を通って水供給ライン94Bに流入し、そして水摂取管腔64Aおよ び64Bに通じる水摂取管腔46に流入する。流体圧力下で、水は摂取管腔64 Aおよび64Bを通って端部キャップ80のキャビティ82に循環する。水は排 出管腔66Aおよび66Bから流体排出ポート48を通って冷却システム36に 戻る。水は水返却ライン96Bを介して水排出ポート48から接続多岐管35に 配送され、接続多岐管35から水返却ライン96Aを介して冷却システム36に 配送される。そして、水は再度冷却され再度循環される。水供給ライン94Bお よび水返却ライン96Bにはそれぞれ即接合取り付け具65Aおよび65Bが備 えられ、それぞれカテーテル28が冷却システム36から容易に離脱されること を可能にする。 図5は図1の男性骨盤領域の拡大図を示し、カテーテル28が尿道10内に適 切に配置されている。図4に示すように、第1の側面68の外側表面52に沿っ た方向付けストライプ98によって、尿道10内でシャフト32を確実に適切な 方向にむける。図5に示されるように、シャフト32は尿道10内で、シャフト 32の第2の側面72が直腸26に向かうように配置される。水排出管腔66A および66Bは、直腸26に対して後方に向けられ、水摂取管腔64Aおよび6 4Bは前立腺14の繊維筋性組織100に対して前方に向けられる。尿道10の 前方および後方にある移行領域101は、BPHの原因となる腫瘍組織が最も頻 繁に成長する位置である。水排出管腔66Aおよび66Bは水摂取管腔64Aお よび64Bよりもよくマイクロ波エネルギーを吸収することができるため、アン テナ74から放射されるマイクロ波エネルギーによって形成される放射パターン は非対称である。従って、第1の側面68に隣接する、移行領域101の前方部 分を取り囲む組織の比較的大部分が約45℃以上に加熱され、前立腺14の、尿 道10を浸食している腫瘍組織を効果的に壊死させる。これに対して、第2の側 面72に隣接する組織の温度は約45℃以下に維持されるため、射精管24およ び直腸26にマイクロ波エネルギーの有害な効果がおよぶことがなくなる。 図6は一般に、マイクロ波熱療法処置、および本発明のカテーテル28によっ て生成される温度分布を示すグラフであり、シャフト32が生物組織に類似のポ リアクリルアミドゲル調合物内に挿入された状態にある。ポリアクリルアミドゲ ルの調合および調製処置は、D.Andreuccetti,M.Bini,A.Ignesti,R.Olmi, N.Rubino,およびR.Vanniによる「マイクロ波範囲内での組織透過材料として のポリアクリルアミドの使用(Use of Polyacylamide as a Tissue-Equivalent Material in the Microwave Range)」、35IEEE TRANSACTION ON BIOMEDICAL EN GINEERING 275(No.4,1988年4月)に詳細に述べられている。図6は、8つの温 度センサから得られた温度測定値を示す。4つのセンサは第1の側面68に隣接 する固定距離で位置合わせされた。センサ1Aはシャフト32にすぐ隣接して配 置された;センサ1Bはシャフト32から約0.66cmの位置に配置された;セン サ1Cはシャフト32から約1.33cmの位置に配置された;そしてセンサ1Dは シャフト32から約2.0cmの位置に配置された。 4つのセンサはまた、第2の側面72に隣接する固定距離で位置合わせされた 。センサ2Aはシャフト32にすぐ隣接して配置された;センサ2Bはシャフト 32から約0.66の位置に配置された;センサ2Cはシャフト32から約1.33cm の位置に配置された;そしてセンサ2Dはシャフト32から約2.0cmの位置に 配 置された。 X軸は、マイクロ波熱療法処置が行われた相対的時間を表す。Y軸は摂氏温度 を表し、水平線Hは45℃を表す(この温度以上で細胞が壊死する)。 図6に一般に示されるように、本発明のマイクロ波熱療法処置は5つの動作相 P1からP5を有する。ライン1A〜1Dおよび2A〜2Dはセンサ1A〜1D および2A〜2Dにそれぞれ対応する。第1の位相P1の間、冷却システム36 がオンとなり、冷却水が冷却管腔64A、64Bと66A、66Bとを通って注 入される。シャフト32にすぐ隣接する部分の温度低下がライン1Aおよび2A によって表されている。第1の位相P1の終わりにおいて、冷却システム36が オフとなる。第2の位相P2の最初において、比較的少量の電力(約5ワット) がマイクロ波アンテナ74に印加される。シャフト32にすぐ隣接する部分の温 度は、ライン1Aおよび2Aに示されるように、第2の側面72の排出管腔66 Aおよび66B内の水の熱吸収力がより大きいため、非対称に上昇する。電力は 隣接する組織が約40℃に暖められるのに十分なだけしか加えられない。第2の 位相P2の終わりまでには、温度は一般に基本ライン温度に戻る。 本発明の好適な実施態様においては、組織はP1中は冷却に反応し、P2中は 加熱に反応して、治療を必要とする組織の血管系を定義するのに役立つ。この情 報は前立腺14の腫瘍組織を治療するのに必要な電力量を決定するのに役立つ。 第3の位相P3の最初において、冷却システム36は再びオンとなり、冷却水 を冷却管腔64Aから66Bに注入する。シャフト32のすぐ隣の温度は、ライ ン1Aおよび2Aに示されるように、対応して低下する。シャフト32にすぐ隣 接する組織をあらかじめ冷却することで、アンテナ74から比較的急速に電力が 加えられることによりシャフト32にすぐ隣接する組織(すなわち、尿道10) が過度に加熱されることを防止するのに役立つ。 第4の位相P4のはじめにおいて、マイクロ波発生源38は約20ワットの電 力出力を持続しながら再びオンとなる。図6に示されるように、狭い方の摂取管 腔64Aおよび64B内の水と、広い方の排出管腔66Aおよび66B内の水と の間は熱吸収が異なるため、ライン2A〜2Dによって表される、第2の側面7 2に隣接する温度は、ライン1A〜1Dによって表される、第1の側面68に隣 接する温度よりも低い。温度差は、シャフト32から0.66cmの目標容量組織内 で最も大きかった。この目標容量内では、ライン1Aおよび2Aと1Bおよび2 Bとに示されるように、第1の側面68と第2の側面72との温度差は約10℃ であった。従って、冷却システムパラメータまたはマイクロ波発生源38から出 力される電力を調整することによって、第1の側面68の0.66cm内の組織は約 45℃以上に加熱され得、一方第2の側面72の0.66cm内の組織はほぼ45℃ 以下の温度に維持され得る。このようにして、目標とする容量内の組織壊死温度 が基本的に、尿管周囲の腫瘍前立腺組織となる頻度が最も高い、第1の側面68 付近の組織にのみ限定される。または、電力出力または冷却システムパラメータ を調整することによって、第2の側面72に隣接する比較的小容量の組織が約4 5℃以上に加熱され得、尿道前方および後方の腫瘍前立腺組織を部分的に壊死さ せる。好適な実施態様においては、第4の位相P4中、マイクロ波発生源38は 少なくとも約45分間作動される。 ライン1Aおよび2Aによって示されるように、シャフト32にすぐ隣接する 組織の温度(これは、尿道10の温度の代表である)は、シャフト32から0.66 cm離れた組織の温度と同様に、ライン1Cおよび2Cと1Dおよび2Dとによ って示されるように、45℃以下に良好に維持され得る。これは、冷却システム パラメータおよび、必要であれば、マイクロ波発生源38から出力される電力を 調整することによって達成される。 第4の位相P4の終わりにおいて、電力はオフとなる。第5の位相P5の最初 において、冷却システム36は作動し続け、冷却管腔64Aから66Bを通って 水を循環させる。シャフト32にすぐ隣接する部分の温度低下は、P5内のライ ン1Aおよび2Aに示されるように比較的急峻である。本発明の好適な実施態様 において、尿道10を冷却し前立腺14の尿管周囲組織を加熱ことによって生じ る水腫を減少させる処置を行った後、冷却システム36はある一定期間(約10 分から120分)作動し続ける。他の実施態様においては、(図2Aに示される ように)水供給ライン94B、水返却ライン96B、および検温センサ69は、 接続多岐管35から離脱される。次に、カテーテル28の水供給ライン94Bお よび水返却ライン96Bは、冷却システム36に類似の他の冷却システムに接続 され、そして水は上ですでに説明したのと同様の方法で冷却管腔64Aから66 Bを通って循環される。このようにして、治療領域から離れたところですでに説 明した処置からの立ち直りが達成され、マイクロ波発生源38および冷却システ ム36を容易に他の患者の治療に適用することが可能となる。 図7は、本発明のマイクロ波アンテナ74の部分断面図を示す。アンテナ74 は遮蔽されている同軸ケーブル76の最近位端に配置されている。ケーブル76 は標準RG 178U同軸ケーブルであり、内側導電体120、内側絶縁体122、外 側導電体124、および外側絶縁体126を備えている。外側絶縁体126、外 側導電体124、および内側絶縁体122はむきとられた状態にあって、外側導 電体124を約3mm、内側絶縁体122を約1mm、および内側導電体120 を約1mm露出させている。キャパシタ128は、はんだ付けによって内側導電 体120に接続されている第1の端部130、およびアンテナ74に接続してい る第2の端部132を備える。キャパシタ128はアンテナ74の反応性構成要 素を抑制する働きをし、その結果、同軸ケーブル76およびマイクロ波発生源3 8と、アンテナ74との間に適合する50Ωを提供する。 同軸ケーブル76の外側絶縁体126の中空セクションである管状伸長部13 4はキャパシタ128および内側絶縁体122の露出した距離を覆って配置され 、接着剤136によって固定されている。管状伸長部134は、キャパシタ12 8の第2の端部132の出口を提供する穴138を備える。外側絶縁体126お よび管状伸長部134の周りには平板なワイヤ140が巻かれている。平版なワ イヤ140は単一片の銅線であり、断面が約0.009インチ×0.032インチの直径で あり、比較的広い表面積を提供して電流の流れを最大とする一方で、アンテナ7 4の断面サイズを最少としている。 図8はアンテナ74の一部の分解図であり、そのらせん状双極子構造を示して いる。一般に、いかなる双極子アンテナの効果も、アンテナの効果的な電気的距 離が、一般に周辺媒体に放射される放射の波長の半分であるとき、最大となる。 従って、約915MHzで作動する比較的効果的で簡素な双極子アンテナは約8 cmの物理的長さを必要とし、本発明によると、不必要に放射を行って健康な組 織を損傷させる。さらに、約915MHzで作動する比較的効果的で簡素な双極 子アンテナの長さは変化することができない。 図8に示すように、平板なワイヤ140ははんだ付け点146において外側導 電体124にはんだ付けされている。次に平板なワイヤ140は遠位方向に外側 絶縁体126の周りに巻きつけられ、近位方向に管状伸長部134の周りに巻き 付けられる。これにより、同じ長さの第1のワイヤセクション142および第2 のワイヤセクション144が形成される。ある実施態様においては、第1および 第2のワイヤセクション142および144はそれぞれ、平板なワイヤ140を 8cmの距離で等間隔で巻かれた巻線によって形成されている。第1および第2 のワイヤセクション142および144を組み合わせた長さ、すなわちアンテナ 74の全長は、約1.5cmから約4.0cmの範囲であり、治療を必要とする 前立腺14の領域の長さによって変化する。フレオンなどの溶媒中に浸漬可能な 標準的な医療向けシリコーンチューブ(図示せず)は、第1および第2のワイヤ セクション142および144を覆って配置される。溶媒が蒸発するに従ってシ リコーンチューブが収縮し、その結果、平板なワイヤ140が外側絶縁体126 および管状伸長部134に固定される。 本発明のらせん状双極子構造によって、アンテナ74の物理的な長さが約1. 5から4cmの範囲となり、電気的に8cmの長さの簡素な双極子アンテナの挙 動を示すことが可能となる。すなわち、アンテナ74は、自分の物理的長さとは かかわりなく、周囲媒体に放射される放射の波長の一般に半分に等しい効果的な 電気的距離を有している。定義づけのために、周囲媒体はカテーテルシャフトお よび周囲組織を有する。これは、第1および第2のワイヤセクション142およ び144の巻線数およびピッチを変化させることによって達成される。異なる物 理的長さを有する比較的効果的ならせん状双極子アンテナを有する一群のカテー テルから、特定の治療領域に最適なアンテナを選択することが可能となる。さら に、本発明のアンテナ74は、組織内への挿入の深さとは無関係に、組織内でア ンテナ74の周辺に集中して一定の熱パターンを生成することが可能である。 図7に示されるように、キャパシタ128の第2の端部132は穴138出口 とし、タップ点148において第2のワイヤセクション144にはんだ付けされ ている。タップ点148は、第1のワイヤセクション142および第2のワイヤ セクション144を合わせた抵抗構成要素が同軸ケーブル76に特有のインピー ダンスに一致する点である。第1のワイヤセクション142または第2のワイヤ サクション144のいずれかのインピーダンスをZとすると、Z=R+jXとな る。インピーダンスZは、はんだ付け点146における低い値からはんだ付け点 146から最も遠い点において高い値へと変化する。Rが50Ωに等しくなるタ ップ位置があるが、虚数構成要素であるXは、誘導性である。この誘導性構成要 素は、キャパシタ128のような、−jXΩの値を有する直流静電容量を挿入す ることによって解消し得る。これによって、実質50Ωに一致するインピーダン スが得られる。この結果得られる、アンテナ74供給方法は通常、ガンマ整合(g ammma matching)と呼ばれる。本発明のある実施態様によると、平板ワイヤ14 0の物理的長さは約2.8cm、タップ点148は、第2のワイヤセクション1 44上のはんだ付け点146から約3.5回転のところに位置する。好適な実施 態様において、キャパシタ128の値は約2.7pFである。しかしながら、当 該分野において公知のように、作動の他の周波数について、キャパシタ128の 適切な値が容易に決定され得る。 アンテナ74のらせん状双極子構造によって比較的小型化が達成され、尿道内 での使用が可能となる。らせん状双極子構造はまた3つの特徴を有しており、こ れによりアンテナ74が従来技術において公知である間質マイクロ波アンテナよ りも大きな効果を達成する:3つの特徴とはすなわち、良好なインピーダンス整 合、良好な電流伝送能力、および、アンテナ74の物理的長さとはかかわりなく 、周囲媒体内に放射される放射波長の約半分である効果的な電気的距離である。 第1に、アンテナ74と内側導電体120との間の良好なインピーダンスによ って、アンテナ74の反射損失が最小限となる。好適な実施態様において計測さ れる反射損失は1%未満である。第2に、第1のワイヤセクション142および 第2のワイヤセクション144に平板なリボンワイヤ140を使用することによ って、RF電流が伝送される表面積がより広くなり、アンテナ74の摩擦損失が 最小限となる。最後に、アンテナ74のらせん状双極子の構造は、アンテナ74 の物理的長さとはかかわりなく、周囲媒体内に放射される放射波長の約半分であ る効果的な電気的距離を有する。これにより、個々の前立腺の様々な大きさに合 わせてアンテナ74の物理的な長さを変化させる一方で、同じ効果およびアンテ ナ74の効果的な電気的距離を維持することが可能となる。 効果的なマイクロ波アンテナを使用することは、アンテナから離れたところか ら目標容量内で熱エネルギーを集中することのできる能力にとって重要である。 アンテナが効果的でないと、目標とする容量において、必要とされるよりも小さ いマイクロ波放射強度しか生成されない。さらに、尿道付近で望ましくない熱を 発生させ、冷却水を増加させて除去しなければ尿道を損傷させる恐れがある。冷 却システムにこのような負担を追加すると、冷却システムの尿道を保護する能力 が弱められ、その結果、安全な範囲以上に尿道の温度を上げることなく放射され 得るマイクロ波電力が制限される。冷却システムの能力によってマイクロ波電力 が制限されると、前立腺の所望の目標領域に送達される熱は効果的な治療には不 十分となる。しかしながら、本発明のアンテナ74の効果的ならせん状双極子構 造によると、治療中送達される殆どすべての熱が、導電性熱エネルギーではなく マイクロ波エネルギーの形で送達される。 図9は経尿道マイクロ波熱療法システム170のブロック図であり、尿道カテ ーテル28が使用されている。システム170は、冷却システム36、マイクロ 波発生源38、ユーザーインターフェース172、実時間制御装置(RTC)1 74、方向性結合器176、検温センサ182および184、冷却水圧力センサ 186、バルーン膨張装置188、および尿収集容器190を備える。 図9に示されるように、マイクロ波発生源38および冷却システム36の制御 は、実時間制御装置174によって行われ、そして実時間制御装置174はユー ザーインターフェース172によって制御される。ユーザーインターフェース1 72はIBM互換機であり、データ保管のための2つのハードディスクを備えて いる:ハードディスクの1つはバックアップ用であり、他方はシステム170の 通常作動用である。ユーザーインターフェース172はRTC174に通じてお り、RTC174はすべての閉ループフィードバックを行ってシステム170を 作動させる。RTC174は、マイクロ波発生源38からのマイクロ波電力、冷 却システム36の冷却水の流量および冷却水の温度のための、直接閉ループ制御 を有する。閉ループフィードバックはゲイン、ドリフト、およびマイクロ波発生 源38に固有のケーブル損失のばらつきと、冷却システム36の流出出力および 冷却システム効率を探知する。RTC174はまた、マイクロ波発生源38およ び冷却システム36をモニタすることに加えて、検温ユニット178からの入力 を介して検温装置のいくつかのチャネルをモニタし制御する。冷却システム検温 装置178Aは、冷却水温度センサ182および184および冷却システム36 の冷却装置温度センサ(図示せず)からの信号に基づいて、冷却水および冷却装 置の温度を測定する。尿道検温装置178Bは、カテーテル28内の温度センサ 69からの信号に基づいて尿道温度を測定する。直腸検温装置178Cは、直腸 プローブ180内のセンサ(図示せず)から受け取られる信号に基づいて直腸の 温度を測定する。 RTC174はすべての閉ループフィードバックをユーザーインターフェース 172に伝送し、ユーザーインターフェース172は入力を処理して訂正および 指示をRTC174に伝送し直す。RTC174は、ユーザーインターフェース 172から受け取られた処理制御言語によって与えられた指示を解釈し、実時間 で指示を実行する。ユーザーインターフェース172からのすべての訂正は、所 定の熱分布を経尿道熱療法を通じて維持されるようにされる。さらに、システム 170はハードウエアフェールセーフ回路を備えており、所定範囲内の値外とな ったパラメータがあった場合、システム170を停止させる。 図10A、図10B、および図11は、アンテナ214の他の実施態様におい て使用される管状キャパシタ200を示す。アンテナ214は、図7および図8 に示されるアンテナ76と同様に構成されている。図10Aおよび10Bに示さ れるように、キャパシタ200は、外側導電層204および内側導電層206を 有する誘電性管202を備える。外側導電層204および内側導電層206はキ ャパシタ200の同軸板を形成する。金属リング208はタブ210を備えてお り、外側導電層204を覆って適合する。リング208はキャパシタ200に沿 って配置され得、(図11に示されるように)キャパシタ200がアンテナ21 4に接続されるとき、図7のタップ点148に類似の所望のタップ点にタブ21 0が位置するようにする。その後、リング208はキャパシタ200の外側導電 層204にはんだ付けされる。 ある好適な実施態様において、キャパシタ200は、コロラド、ゴールデン所 在のCoors Ceramics Co.によって製造され、誘電性管202はアルミナから形成 され、内側導電層206および外側導電層204は金属混入接着剤からなる層を 塗布することによって形成される。リング208およびタブ210は、好適には しんちゅうまたは銅などのはんだ付けし得る金属から形成され得る。キャパシタ 200は外径が約0.050インチであり、このためキャパシタ200は比較的柔軟 な(図11に示す)管状伸長部216内に適合することが可能である。さらに、 キャパシタ200は内径が約.025インチであり、このため、同軸ケーブル220 の内側導電体218は(図11に示す)キャパシタ200内に挿入されることが 可能である。図7のキャパシタ128のように、キャパシタ200は約2.7p Fの静電容量を有する。キャパシタ200はまた、長さが約0.110インチである 。キャパシタ200の他の寸法は電気分野の当業者にとって明らかである。 図11はアンテナ214の側面図であり、キャパシタ200とアンテナ214 および同軸ケーブル220との接続を示すために一部が切り取られている。アン テナ214は、アンテナ74および同軸ケーブル76(図7)に関してすでに説 明されたのと同様の方法で同軸ケーブル220に接続されている。図11に示さ れるように、(リング208に類似の)金属バンド222が内側絶縁体223お よび外側導電体224上に配置されており、同軸ケーブル220の外側絶縁体2 24にはんだ付けによって接続されている。金属バンド222は、タブ226を 有している。タブ226は、平板ワイヤ228にはんだ付けによって接続されて 第1のアンテナセクション214Aおよび第2のアンテナセクション214Bを 形成する。(図8に示される)アンテナ74の第1および第2のワイヤセクショ ン142および144のように、第1のアンテナセクション214Aおよび第2 のアンテナセクション214Bはほぼ同じ長さである。金属バンド222は、管 状伸長部216が内側絶縁体223および外側導電体224上に配置されたとき 、管状伸長部216内に位置するような大きさにされる。管状伸長部216の溝 (図示せず)によって、金属バンド222のタブ226と平板ワイヤ228との 接続が可能となる。 管状伸長部216を配置するに先立って、キャパシタ200は内側導電体21 8にはめられる。その後、キャパシタ200の内側導電層206ははんだ付けに よって内側導電体218に接続される。キャパシタ200は、好ましくは、外側 導電体224とキャパシタ200の外側導電層204との短絡を回避するために 、外側導電体224から少なくとも約0.050インチ離されている。キャパシタ2 00が内側導電体218に接続された状態で、比較的柔軟な管状伸長部216が 、リング208のタブ210が管状伸長部216の穴230と係合するまで、キ ャパシタ200、リング208、内側絶縁体223、および外側導電体224に はめられる。穴230ははんだ付けのためにタップ点232においてタブ210 を第2のアンテナセクション214Bに露出させるような位置にされる。タップ 点232は、図7のタップ点148のように、第1のアンテナセクション214 Aおよび第2のアンテナセクション214Bの統合されたインピーダンスの抵抗 構成要素が、同軸ケーブル220に特有のインピーダンスに一致する点である。 キャパシタ200は管状形状を有するため、内側導電体218とタップ点23 2との接続が非常に信頼性の高いものとなっている。さらに、キャパシタ200 は、リング208が調整可能であるためにタップ点232が調整可能となってい る。したがって、キャパシタ200はさまざまな寸法のアンテナを使用しても適 合することが可能である。 本発明は好適な実施態様を参照して説明されたが、当業者であれば、発明の精 神および範囲から逸脱することなくその形および詳細についての変更が可能であ ることを理解するであろう。例えば、本発明のマイクロ波アンテナ内蔵カテーテ ルは尿道に対する有効な利用が説明されたが、他の空洞内への利用も含まれてい る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱療法のための装置であって、該装置は: カテーテル; 該カテーテルによって保持され、外側絶縁体、外側導電体、内側絶縁体、およ び内側導電体を有する、同軸ケーブル; 該同軸ケーブルの該外側導電体に接続される第1の位置を有するらせん状アン テナ;および 内側導電層と、外側導電層と、該内側導電層と該外側導電層との間の誘導層と を有する管状キャパシタであって、該内側導電層が該同軸ケーブルの該内側導電 体に電気的に接続され、該外側導電層が該らせん状アンテナの第2の位置に電気 的に接続される管状キャパシタ、を備える装置。 2.前記外側導電層を前記らせん状アンテナの前記第2の位置に電気的に接続す るための、該外側導電層に関連する調整可能な接続手段をさらに備える、請求項 1に記載の装置。 3.管状キャパシタが前記らせん状アンテナと前記同軸ケーブルとの間のインピ ーダンスに一致することを可能とする、前記らせん状アンテナと管状キャパシタ との間の接続点を規定するように前記調整可能な接続手段が配置される、請求項 2に記載の装置。 4.前記管状キャパシタの前記外側導電層を覆って配置され得、かつ電気的に接 続され得る導電性スリーブをさらに備える、請求項1に記載の装置。 5.前記管状キャパシタが前記らせん状アンテナと前記同軸ケーブルとの間のイ ンピーダンスに一致することが可能となる位置において、前記導電性スリーブが 前記管状キャパシタの外側導電層と前記らせん状アンテナとに接続される、請求 項4に記載の装置。 6.前記同軸ケーブルの前記外側絶縁体とほぼ同じ寸法の外側および内側寸法を 有する管状伸長部をさらに有し、該管状伸長部が該同軸ケーブルの前記外側導電 体、前記内側絶縁体、および前記内側導電体を覆って配置される装置において、 前記らせん状アンテナが該同軸ケーブルの該外側導電体および該管状伸長部を覆 って配置され、かつ、前記管状キャパシタが該管状伸長部内に配置され、該管状 伸長部は、該らせん状アンテナが該同軸ケーブルの該外側導電体と該管状キャパ シタの該外側導電体とに接続されることが可能となるように構成される、請求項 1に記載の装置。 7.前記キャパシタが約2.7pFの静電容量を有する、請求項1に記載の装置 。 8.前記らせん状アンテナがらせん状双極子アンテナである、請求項1に記載の 装置。 9.前記らせん状アンテナが前記第1のセクションに接続される第1のセクショ ンおよび第2のセクションをさらに備え、該第1および第2のセクションはほぼ 同じ長さである装置であって、該第1の位置は該第1と第2のセクションとの間 の中心に位置する、請求項1に記載の装置。 10.放射装置であって、該装置は: カテーテル; 該カテーテルに保持され、第1の端部、第2の端部、外側絶縁体、外側導電体 、内側絶縁体、および内側導電体を有する、同軸ケーブル; 該第1のセクションに接続される第1のセクションおよび第2のセクションを 有するアンテナであって、該第1および第2のセクションはほぼ同じ長さであり 、該アンテナの中心点は該外側導電体に電気的に接続され; 外側表面および内側表面と、該外側表面上の第1の導電層と、該内側表面上の 第2の導電層とを有する管状誘電体を備えるキャパシタ;および 該第1の導電層と接触する調整可能なコネクタ、を備える放射装置であって、 該第2の導電層が該同軸ケーブルの該内側導電体に接続され、かつ、該キャパ シタが該同軸ケーブルおよび該アンテナのインピーダンスに一致することが可能 である点において、該調整可能なコネクタが該アンテナおよび該第1の導電層に 接続される、放射装置。
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