JPH09502465A - 接触分解システム - Google Patents

接触分解システム

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JPH09502465A
JPH09502465A JP7503016A JP50301695A JPH09502465A JP H09502465 A JPH09502465 A JP H09502465A JP 7503016 A JP7503016 A JP 7503016A JP 50301695 A JP50301695 A JP 50301695A JP H09502465 A JPH09502465 A JP H09502465A
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JP7503016A
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テリー・パトリック・ヘンリー
シェロウスキー・グレゴリー・スティーブン
ホルムズ・フィリップ
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エクソン リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G11/00Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G11/14Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts
    • C10G11/18Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts according to the "fluidised-bed" technique
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/008Details of the reactor or of the particulate material; Processes to increase or to retard the rate of reaction

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 流体接触分解用のシステムが開示される。このシステムには、反応流内の炭化水素の接触分解を更に増大させるために炭化水素反応流の滑り速度を低下及び上昇させるための方法及び手段が含まれている。このシステムによって、立ち管並びに捕集及び速度低下手段の両方内の滞留時間を制御して、接触分解触媒の追加のコークス形成に至ること無しに一層完全な炭化水素の分解を得ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 接触分解システム 技術分野 本発明は接触分解触媒を使用して炭化水素を接触分解するためのシステムに関 する。特に、本発明は、炭化水素及び触媒混合物が反応システムを進行するとき この混合物の速度を調節することによって、この混合物中の炭化水素の接触分解 を調節することに関する。 背景技術 接触分解反応システムに於いて、転化率を最大にするために炭化水素と接触分 解触媒との接触を最大にすることが重要である。しかしながら、接触時間が長す ぎると、炭化水素の過分解が起こり、過剰の炭素質物質の析出物、即ちコークス が触媒に付着する。過剰のコークスが形成されると、触媒の再生及び再利用が非 常に困難になる。 接触分解システムに於ける接触時間を短縮する一つの方法は、反応が起こるシ ステムの断面積を減少させることである。この面積の減少は閉鎖サイクロンシス テム内で行われてきた。このようなシステムに於いては、サイクロンが反応容器 内に配設され、サイクロン入口が炭化水素及び触媒混合物との直接接触を維持す るように配置されている。 米国特許第4,043,899号には、閉鎖サイクロンシステムを包含する接触分解シ ステムが開示されている。米国特許第4,043,899号に示されているような閉鎖サ イクロンシステムに於いては、典型的に炭化水素流の 約90%以上が立ち管出口から直接進み、内部反応サイクロンを通過して、反応 容器自体の中に進むことなく充気室まで進む。ストリッピング区域から分離した 蒸気及び反応容器に伴出される全てのその他の蒸気は、一般にサイクロンシステ ムのポート又は穴を通って充気室に入る、又は伴出される蒸気を捕捉するために 特別に使用される追加のサイクロンが存在している。 米国特許第4,588,558号及び同第4,749,471号には、接触分解反応容器内にある 閉鎖サイクロンシステムが開示されている。これらの特許に示されている閉鎖シ ステムにはサイクロンの捕集導管からの立ち管を分離する環が含まれている。こ の立ち管及び捕集導管は反応容器の全体に亘って本質的に一定の寸法を維持して いる。 従来技術の閉鎖サイクロン設計を含む接触分解システムに於ける固有の課題は 、供給される炭化水素供給物と接触分解触媒とが激しく混合せず、炭化水素と触 媒との間の接触が不十分になることである。従来技術の閉鎖サイクロン設計はま た、蒸気が反応容器の希釈相に蓄積し、蒸気が希釈相に長時間滞留する点で問題 になる。このことは触媒中に同伴される炭化水素のストリッピング、生成物収率 及び生成物全体の品質に悪影響を与える。それで、本発明の目的は公知の接触分 解システムに固有の課題の多くを克服することである。 発明の要約 先行技術に固有の課題を克服するために、本発明は、炭化水素及び接触分解触 媒の供給流を供給すること、炭化水素を接触分解触媒で接触分 解して比較的一定の速度を有する反応流を形成すること(但し、反応流は炭化水 素、分解炭化水素及び接触分解触媒の混合物からなる)、反応流内の炭化水素及 び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速度を低下させて、負滑り速度を有する 反応流を形成すること、負滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接 触分解触媒に対する速度を上昇させて、正滑り速度を有する反応流を形成するこ と、正滑り速度の反応流を捕集すること、正滑り速度の反応流内の炭化水素及び 分解炭化水素の接触分解触媒に対する速度を低下させて、炭化水素を接触分解触 媒で分解すること並びに分解炭化水素を分離し回収することからなる接触分解方 法を提供する。 本発明はまた、炭化水素及び接触分解触媒からなる供給流を連続的に供給する こと、炭化水素を接触分解触媒で接触分解して、炭化水素、分解炭化水素及び接 触分解触媒の混合物からなる反応流を形成すること(但し、反応流は比較的一定 の速度を有する)、反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対す る速度を低下させて、負滑り速度を有する反応流を形成すること、負滑り速度の 反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速度を上昇させて 、正滑り速度を有する反応流を形成すること、正滑り速度の反応流を捕集するこ と、正滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する 速度を低下させて、炭化水素を接触分解触媒で分解すること、分解炭化水素を分 離し回収すること、接触分解触媒から同伴する炭化水素をストリッピングするこ と並びにストリッピングされた炭化水素を正滑り速度の反応流と一緒にすること からなる連続接触分解方法を提供する。 本発明は更に、反応容器;炭化水素、分解炭化水素及び接触分解触媒の混合物 からなる反応流を、反応容器に比較的一定の速度で供給するための立ち管;反応 流の速度を低下させて負滑り速度を有する反応流を形成するための立ち管に沿う 滑り速度低下手段;負滑り速度の反応流の滑り速度を上昇させて正滑り速度を有 する反応流を形成するための、速度低下手段の下流の滑り速度上昇手段(但し、 滑り速度上昇手段は立ち管出口手段を反応容器内に形成する);立ち管出口手段 から正滑り速度の反応流を捕集し且つ滑り速度を低下させて炭化水素を接触分解 触媒と反応させるための捕集及び速度低下手段並びに捕集手段内にある分解炭化 水素を分離し且つ回収するための捕集及び速度低下手段の下流の手段からなる流 体接触分解反応器を提供する。 図面の簡単な説明 本発明は、添付する図面を参照して下記の記載からより良く理解されるであろ う。 図1は滑り速度上昇手段及び滑り速度低下手段を含む接触分解システムの好ま しい態様を示す。 図2A−Cは立ち管出口からの反応流を捕集しその滑り速度を低下させるため の捕集及び速度低下手段の好ましい態様を示す。 実施例の詳細な説明 本発明の好ましい態様を図面を参照して記載する。図面は好ましい態様の記述 についての例示した支持を与えるものであり、特許請求の範囲 に記載したものから本発明を更に制限するために使用すべきものではない。他に 記載しない限り、用語「速度」は平均速度を指す。 図1には、本発明の接触分解システムの好ましい態様が示されている。この接 触分解システムには反応容器5及びストリッピング手段10が含まれている。供 給流は立ち管入口95及び立ち管出口35−110を有する立ち管50を通って 接触分解システムに供給される。供給流には炭化水素及び炭化水素の分解を制御 するために使用される接触分解触媒の混合物が含まれている。 炭化水素分解は石油精製の技術分野でよく知られている用語であり、一般的に 少なくとも1個の炭素−炭素結合を切断することによって大きい炭化水素分子を より小さい炭化水素分子にする分解を指す。例えば、大きいパラフィン分子をパ ラフィンとオレフィンとに分解することができ、大きいオレフィン分子を2個又 は3個以上のより小さいオレフィン分子に分解することができる。芳香環又はナ フテン環に存在する場合がある長い側鎖分子も分解することができる。本発明に 於いて、炭化水素は石油留出油、更に好ましくは600〜1100°Fで沸騰す る石油留出油からなることが好ましい。重質残渣が留出油中に存在していてもよ い。 当該技術分野で公知のように、炭化水素分解反応を触媒的に制御するために接 触分解触媒を使用することができる。しかしながら、このシステム内では熱分解 反応も生じる。更に、多数の副反応が分解反応に伴われる。他の反応には、脱水 素、環化、オリゴマー形成、重合、水素転移及び触媒上のコークス形成が含まれ る。制御した接触分解反応の結果、 主として炭化水素、分解炭化水素及び接触分解触媒の混合物である反応流が形成 されることになる。しかしながら、炭化水素分解反応で本来生じる多数の副反応 のために、少量の他の生成物も存在するであろう。接触分解触媒もまた副反応の 程度に依存して部分的に又は完全にコークス化され得る。 本発明の接触分解触媒は流動接触分解ユニット(FCCU)で使用することが できる全ての公知の触媒であることが好ましい。好ましくは、この触媒は当該技 術分野で公知の高活性結晶性ゼオライトである。 立ち管50内に供給される炭化水素は液状であってよいが、立ち管の内部に入 ると実質的に蒸発する。しかしながら、蒸発は完全でなくてもよく、高沸点供給 物を使用すると、大量の液滴が供給物中に存在するか又は液体供給物は触媒と共 に集塊を形成する。炭化水素が蒸発し接触分解触媒と混合すると、液状懸濁物が 形成される。この懸濁物が立ち管を通って移動するとき、炭化水素の大部分は分 解され、前記定義したような反応流が形成される。 好ましくは、立ち管内の炭化水素は約800〜1200°F、更に好ましくは 約850〜1050°Fの温度で分解される。一般に、炭化水素の約70〜95 %が立ち管内で分解炭化水素に分解される。好ましくは、炭化水素の約90%が 立ち管内で分解される。 立ち管内での分解の程度は温度によって制御されるばかりでなく、滞留時間に よっても制御される。立ち管内での炭化水素及び接触分解触媒の滞留時間は典型 的に約2〜10秒、好ましくは約3〜5秒である。 反応流は望ましくは比較的一定の速度、好ましくは約30〜100フ ィート/秒で立ち管50を通って移動する。反応流が立ち管50を通って移動す るとき、反応流は滑り速度低下手段45に遭遇し、この手段45は触媒成分の速 度に対する反応流内の蒸気成分の速度を著しく低下させるように作用する。これ らの速度間の差を滑り速度によって測定する。ここで滑り速度は、反応流中の蒸 気部分の速度マイナス反応流中の触媒部分の速度として定義する。 滑り速度低下手段45に遭遇した後、反応流の速度は、負滑り速度を有する反 応流が形成されるように低下する。この負滑り速度の反応流は好ましくは約−1 0〜−50フィート/秒、更に好ましくは約−15〜−30フィート/秒の滑り 速度を有する。 負滑り速度の反応流を形成する一つの方法は、立ち管出口の前に拡張手段を設 けることである。この拡張手段はどのような形状のものであってもよいけれども 、構造が比較的簡単であるために円錐形拡張手段が好ましい。好ましいパラメー ターは立ち管投影から測定した角度で約30度より小さい角度を有する円錐形拡 張手段を用いて得ることができる。更に好ましくは、円錐形拡張手段は約5〜1 0度の角度を有する。円錐形拡張手段が立ち管の直径の約1.2〜2.5倍の最 大直径を有することも好ましい。好ましくは、望ましい滑り速度は約0.05〜 5秒、更に好ましくは約0.1〜0.2秒内で得られる。 反応流が滑り速度低下手段45を通過した後、滑り速度上昇手段40に遭遇す る。滑り速度上昇手段40は、速度低下手段45から追い出された位置にあり、 更に立ち管出口35を規定する。滑り速度上昇手段40は負滑り速度の反応流の 平均速度及び滑り速度の両方を上昇させる。 更に、滑り速度上昇手段40は反応流内の成分の激しい混合を促進する。この激 しい混合は、負滑り速度の反応流が滑り速度上昇手段40を通過するとき発現す る高い正滑り速度によって反映される。反応流が滑り速度上昇手段40を通過し て加速されるとき、反応流の蒸気部分の速度は著しく上昇し、一方、反応流中の 触媒の速度は僅かに影響を受けるのみである。 高い正滑り速度が反応流中の成分の激しい混合をもたらすのみでなく、高い正 滑り速度を形成する前に負滑り速度を発達させることが大きい触媒集団及び未反 応炭化水素の大きい液滴の破壊を強め、その結果接触分解反応を更に促進する。 好ましくは、滑り速度上昇手段40は約50〜285フィート/秒の正滑り速度 を与える。更に好ましくは、滑り速度上昇手段40は約100〜160フィート /秒の正滑り速度を与える。 好ましい態様に於いて、滑り速度上昇手段40は、少なくとも1個の穴が設け られた格子板である。それぞれの穴は、オリフィスとして機能し、流れ阻害を作 り、反応流の滑り速度の上昇を引き起こす。それぞれの穴を規定する手段は、円 い角縁形状を有する手段、円いフローノズル形状を有する手段又はベンチュリ型 手段のようなどのような形状のものであってもよい。 滑り速度上昇手段40に続いて、正滑り速度の反応流は捕集され、その速度は 捕集及び速度低下手段15によって低下する。捕集及び速度低下手段15内で、 正滑り速度の反応流の高い正滑り速度は、接触分解触媒と未反応炭化水素とが互 いに最適に再接触して接触分解反応が継続するように低下させられる。正滑り速 度の低下は所望の接触分解の程度に よって決定される。好ましくは、反応流の正滑り速度は捕集手段15内で約0. 1〜3.0秒の反応時間が得られるように低下させられる。更に好ましくは、反 応流は捕集手段15内で約0.4〜1.0秒の反応時間が得られるように低下さ せられる。この結果好ましくは捕集及び速度低下手段15内で約1〜20フィー ト/秒、更に好ましくは約2〜10フィート/秒の滑り速度になる。 捕集及び速度低下手段15内での分解の程度はまた、温度並びに滞留時間によ って制御することができる。しかしながら、捕集手段内の温度は立ち管50内の 温度に近似していることが好ましい。 捕集及び速度低下手段15にはサイクロン70に接続された導管25が設けら れていてよい。導管25とサイクロン70との間の接続は反応容器5内で閉鎖サ イクロンシステムを形成する。 捕集及び速度低下手段15はどのような形状のものであってもよい。しかしな がら、好ましい態様に於いて、捕集及び速度低下手段15の入口は、滑り速度上 昇手段40の断面積よりも大きい断面積を有している。他の好ましい態様に於い て、捕集及び速度低下手段15の入口は、導管25の断面積が入口の最大断面積 よりも小さい縮小円錐形を形成している。導管25の断面積は捕集及び速度低下 手段15内で所望の滞留時間が得られるように変えることができる。 分解炭化水素の実質的な部分並びに反応流中の全ての蒸気成分の実質的な部分 は、サイクロン70によって反応流から分離される。分解炭化水素はサイクロン 出口85を通ってサイクロン70から出て、充気室80内に蓄積する。この分解 炭化水素は反応容器から充気室出口100を 通って回収される。 分解炭化水素及びその他の蒸気成分が反応流サイクロン70から分離された後 、反応流の残りはサイクロン70からサイクロン浸漬脚(dipleg)65を通って出 る。サイクロン浸漬脚65によって出た反応流の残りは、主に伴出された未分解 炭化水素及び分解炭化水素を伴う接触分解触媒である。この触媒と伴出された炭 化水素成分との混合物は次いでストリッピング手段10を通過する。ストリッピ ング手段10に於いて、同伴する炭化水素成分はストリッピング方法によって接 触分解触媒から分離される。 ストリッピング方法に於いては、ストリッピング流体が一般にストリッピング 流体入口35−110によってストリッピング手段10に供給される。ストリッ ピング流体は典型的にスチーム又は不活性ストリッピングガスである。ストリッ ピング流体は炭化水素成分を反応容器5内に追いやるに十分な正の力を供給する 。反応システム内で形成され得る全ての接触分解触媒微粒子も反応容器5内に追 いやられ得る。触媒微粒子は典型的な触媒摩耗の結果として形成される非常に小 さい触媒粒子である。 ストリッピング流体により加えられる力は、接触分解触媒出口115の方に向 かう接触分解触媒の流れが影響を受けないようなものである。この出口から、接 触分解触媒は再生され、立ち管入口95に循環される。当該技術分野で公知のど のような種々の接触分解触媒再生方法も使用することができる。 炭化水素成分及びストリッピング方法で分離された全ての無関係な触 媒微粒子は、滑り速度上昇手段40と捕集及び速度低下手段15との間にある排 出手段30によって反応容器5から除去することができる。滑り速度上昇手段4 0は、排出手段30を通って捕集及び速度低下手段15の中にストリッピングさ れた炭化水素成分を駆動するために十分な力を与える。 好ましい態様に於いて、排出手段30は滑り速度上昇手段40と捕集及び速度 低下手段15との間に形成される環である。炭化水素成分が排出手段30を通過 するとき、この成分は滑り速度上昇手段40からの反応流と混合し、捕集及び速 度低下手段15の中を通過し、そこで更に分解が生じる。 ストリッピングされた炭化水素成分を排出手段30を通過させるために、捕集 及び速度低下手段15の外側にも正の力を与えることができる。一つの態様に於 いて、正の力を与える手段はバリヤー入口流体である。このバリヤー入口流体は バリヤー流体入口105により反応容器の上部に供給される。この反応容器5の 上部は一般的に希釈相帯域90と呼ばれている。何某かの炭化水素及び接触分解 触媒が希釈相帯域90に蓄積すると、望ましくない軽いガス蓄積及びコークス析 出が時間の経過と共に生じる。これらの望ましくない成分の除去は一般に非常に 困難である。この帯域内にバリヤー流体を供給することによって、炭化水素並び に全ての蓄積された接触分解触媒を強制的に排出手段30を通過させることがで きる。バリヤー流体は窒素のような不活性ガス又はスチーム、水素、メタン若し くは天然ガスのような炭化水素相溶性流であってよい。 他の態様に於いて、ストリッピングされた炭化水素及び触媒が希釈相 帯域90内に捕集されるのを防ぐために固体バリヤー20を使用することもでき る。固体バリヤー20は膜又は邪魔板のような種々の設計で作ることができる。 好ましくは、固体バリヤー20は邪魔板であり、この邪魔板には、圧力が上昇す る間に蒸気を上方に流すように釣り合いをとった少なくとも1個の揚げ蓋式構造 が設けられていてよい。少なくとも1個の揚げ蓋は、スチーム又はパージガスの ような蒸気を下向き方向に流すように配置することもできる。邪魔板は好ましく は排出手段30の上に保持され、ストリッピングされた炭化水素及び無関係な接 触分解触媒の除去を容易にする。 更に好ましい態様に於いて、邪魔板は釣り合いをとった揚げ蓋を使用する。こ の揚げ蓋によってストリッピング手段30内に圧力が形成される。所定の圧力に 達した際に、揚げ蓋は開いて、炭化水素及び無関係な触媒が排出手段30を通過 できるようにする。 バリヤー入口流体、固体バリヤー又は両方を使用する場合、排出手段30を通 過する炭化水素成分流の速度は約1〜20フィート/秒である。更に好ましくは 、この速度は約2〜10フィート/秒である。 図2A〜Cは捕集手段15のための多数の可能な態様の幾つかを示す。図2A に於いて、捕集及び速度低下手段15は全体が一定断面積のものであり、導管部 分25を含んでいる。捕集及び速度低下手段15は反応流が所望の速度で貫流す るように形成されている。図2Aの態様は、捕集及び速度低下手段15の入口を 滑り速度上昇手段40の下に延ばすことができることを示している。これは反応 容器5内の希釈相帯域90を速度上昇手段40の下に維持させている。 図2Bは、捕集及び速度低下手段15の導管部分よりも大きい断面積を有する ものである入口を有する捕集及び速度低下手段15を示している。この形式の設 計によって、捕集及び速度低下手段15の入口の拡張した断面積のために、反応 流の速度の低下が可能になる。更に、捕集及び速度低下手段15の導管部分の断 面積の減少によって、捕集及び速度低下手段15内の反応物の滞留時間を調節す る際に大きな柔軟性が可能になる。 図2Cは、捕集及び速度低下手段15の入口が滑り速度上昇手段40よりも僅 かに上にある以外は、図2Aに示すものと同様である捕集及び速度低下手段15 を示している。この形式の設計に於いて、排出手段30は滑り速度上昇手段40 に対して比較的上の位置に形成される。これによって伴出される蒸気の除去が可 能になるばかりでなく、保全の際に比較的容易に近づくことが可能になる。 本発明を完全に記載したことによって、本発明又はその全ての態様の精神又は 範囲から逸脱することなく広範囲の等価の組成及び条件のパラメーター内で同じ ものを実施できることが、当業者によって認められるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP (72)発明者 シェロウスキー・グレゴリー・スティーブ ン アメリカ合衆国、ニュージャージー州 07981、ウィパニー、フェアチャイルドプ レイス 77 (72)発明者 ホルムズ・フィリップ イギリス国、サーレイ ケーティー24 6 エイチエイチ、ウエスト ホースレイ、グ レタ バンク、オカリナ(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.炭化水素及び接触分解触媒の供給流を供給すること、 炭化水素を接触分解触媒で接触分解して比較的一定の速度を有する反応流を形 成すること(但し、反応流は炭化水素、分解炭化水素及び接触分解触媒の混合物 からなる)、 反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速度を低下させ て、負滑り速度を有する反応流を形成すること、 負滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速 度を上昇させて、正滑り速度を有する反応流を形成すること、 正滑り速度の反応流を捕集すること、 正滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速 度を低下させて、炭化水素を接触分解触媒で分解すること、並びに 分解炭化水素を分離し回収すること からなる接触分解方法。 2.前記負滑り速度の反応流は約−10〜−50フィート/秒の滑り速度を有 する請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記正滑り速度の反応流は約50〜285フィート/秒の正滑り速度を有 する請求の範囲第1項に記載の方法。 4.前記正滑り速度の反応流は捕集され、その滑り速度は捕集手段内で約0. 1〜3.0秒の反応時間が得られるように低下させられ請求の範囲第1項に記載 の方法。 5.炭化水素及び接触分解触媒からなる供給流を連続的に供給すること、 炭化水素を接触分解触媒で接触分解して、炭化水素、分解炭化水素及び接触分 解触媒の混合物からなる反応流を形成すること(但し、反応流は比較的一定の速 度を有する)、 反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速度を低下させ て、負滑り速度を有する反応流を形成すること、 負滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速 度を上昇させて、正滑り速度を有する反応流を形成すること、 正滑り速度の反応流を捕集すること、 正滑り速度の反応流内の炭化水素及び分解炭化水素の接触分解触媒に対する速 度を低下させて、炭化水素を接触分解触媒で分解すること、 分解炭化水素を分離し回収すること、 接触分解触媒から同伴する炭化水素をストリッピングすること、並びに ストリッピングされた炭化水素を正滑り速度の反応流と一緒にすることからな る連続接触分解方法。 6.前記負滑り速度の反応流は約−10〜−50フィート/秒の滑り速度を有 する請求の範囲第5項に記載の方法。 7.前記正滑り速度の反応流は約50〜285フィート/秒の正滑り速度を有 する請求の範囲第5項に記載の方法。 8.前記正滑り速度の反応流は捕集され、その滑り速度は捕集手段内で約0. 1〜3.0秒の反応時間が得られるように低下させられ請求の 範囲第5項に記載の方法。 9.反応容器; 炭化水素、分解炭化水素及び接触分解触媒の混合物からなる反応流を、反応容 器に比較的一定の速度で供給するための立ち管; 反応流の速度を低下させて負滑り速度を有する反応流を形成するための立ち管 に沿う滑り速度低下手段; 負滑り速度の反応流の滑り速度を上昇させて正滑り速度を有する反応流を形成 するための、速度低下手段の下流の滑り速度上昇手段(但し、滑り速度上昇手段 は立ち管出口手段を反応容器内に形成する); 立ち管出口手段から正滑り速度の反応流を捕集し且つ滑り速度を低下させて炭 化水素を接触分解触媒と反応させるための捕集及び速度低下手段;並びに 捕集手段内にある分解炭化水素を分離し且つ回収するための捕集及び速度低下 手段の下流の手段 からなる流体接触分解反応器。 10.前記滑り速度上昇手段と捕集及び速度低下手段との間に更に取り出し手 段を包含する請求の範囲第9項に記載の流体接触分解反応器。 11.前記取り出し手段は環形である請求の範囲第9項に記載の流体接触分解 反応器。 12.前記滑り速度低下手段は立ち管拡張手段である請求の範囲第9項に記載 の流体接触分解反応器。 13.前記立ち管拡張手段は立ち管の直径の約1.2〜2.5倍の直径を有す る円錐である請求の範囲第9項に記載の流体接触分解反応器。 14.前記滑り速度上昇手段は格子板である請求の範囲第9項に記載の流体接 触分解反応器。 15.前記捕集及び速度低下手段は立ち管出口手段よりも幅広い開口を有する 導管である請求の範囲第9項に記載の流体接触分解反応器。
JP7503016A 1993-06-21 1994-06-17 接触分解システム Ceased JPH09502465A (ja)

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