JPH09502127A - ガス分離フィルタ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
ガス分離フィルタ(10)は、連携して機能する疎水性薄膜(30、38)と親水性薄膜(18)を備えている。親水性薄膜(18)は、流入室(20)と流出室(22)を相互に分離している。2つの通気開口部(28、36)が流入室(20)に隣接するハウジング(12)内にあり、同じく通気を行う。第1の通気開口部(28)は、親水性薄膜(18)および流体が流れて流入室(20)と連絡する隣接流入孔(24)の上流にある。第2の通気開口部(36)は、流入室(20)の別端にある。各通気開口部(28、36)はそれぞれ、疎水性薄膜(30、38)で覆われている。疎水性薄膜(30)に隣接する経路によりガスおよび空気はほぼすべて液体から分離される。疎水性薄膜の下流に配置され、親水性薄膜(18)を貫通する経路が、重複したフィルタ機能を発揮し、信頼性のある安定した作動を行うことが望ましい。
Description
【発明の詳細な説明】
ガス分離フィルタ 発明の分野
本発明は一般的にはフィルタ装置、さらに具体的には、ほぼあらゆるガスを分
離し、排気できるように構成した疎水性薄膜を使用する静脈内ガス分離フィルタ
装置に関する。本装置は、微粒子ろ過用の親水性薄膜とガス分離機能の冗長度を
備えることができる。発明の背景
血液、血しょう、またはその他の溶液などの液体を静脈から体内に注入する場
合、液体内のガスや空気を除去し、体内に入るガスや空気に塞栓症を予防するこ
とが重要である。液体からガスや空気を除去するには、通常ガス分離フィルタを
使用する。
親水性の薄膜で流入室と流出室とを分離していることが、静脈ガス分離フィル
タの代表的な特徴の1つである。液体は親水性薄膜を通過するが、ガスは通過し
ない。したがって、液体は親水性薄膜を通過して流入室から流出室で移動するが
、ガスは流入室内に残り、大気中に排出される。
疎水性薄膜を流入室内の通気開口部と併用して、流入室内の
ガスを排出するようにした構成もある。米国特許第4906260号、第419
0426号、および第3854907号を参照されたい。
静脈ガス分離フィルタ装置は、地面に対してどんな姿勢になっても始動し(い
わゆる「プライミング」)、機能するように構成することが望ましい。流入室か
ら最初に排出する必要がある空気の量を最低限に抑えるには、容積が最小の流入
室を備えた比較的内容積が小さな装置が好ましい。内容積が小さなフィルタは、
素早く液体を通したり、初期排気することができる。
従来の技術において、ガス分離フィルタ装置は、流入室と流出室とを分離する
親水性薄膜が完全に機能することを前提にしていた。従来の技術によるフィルタ
では、親水性薄膜が分解したり、なくなったりすると、フィルタに障害が生じる
。したがって、親水性薄膜が分解したり、なくなったりした場合でも、液体から
空気やガスを引き続き分離するフィルタを構成することが望ましい。また、液体
が親水性薄膜を通過する前に液体から空気やガスを分離し、重複した(redundant
)ろ過作用を行って安定した信頼性のある作動を行うことが望ましい。発明の概要
本発明によるガス分離フィルタは、ガスおよび空気を十分に分離し、高度の信
頼性を得るために構成したものである。この目的は、通気開口部と連動して機能
する疎水性薄膜を設け、通気開口部を通過するガスをすべてほぼ完全に分離し、
排気する排気装置と液体の流量制御とを組み合わせることにより達成される。本
発明のフィルタにも親水性薄膜を設けて微粒子のろ過を促進することが好ましい
が、具体的には親水性薄膜に頼らずともガスをほぼ完全に分離することを狙いと
している。
本発明の実施例によるフィルタ装置は、対向するカバー部と基台部を有するフ
ィルタ・ハウジングを備えている。親水性フィルタ薄膜は前記ハウジングのカバ
ー部と基台部の間に配置され流入室と流出室とを規定している。流入孔は、流体
が流れるように流入室と連絡している。流出孔は、流体が流れるように流出孔と
連絡している。
第1の通気開口部は親水性フィルタ薄膜の上流にある流入室と連絡し、フィル
タ・アセンブリを通過する液体からガスを排出するようになっている。疎水性フ
ィルタ薄膜は前記通気開口部に隣接して配置され、液体が通気開口部を通過する
のを防止
するとともに、ガスが通気開口部を通過して流体から分離されるようになってい
る。
第2の通気開口部は、第1の通気開口部の下流にある親水性薄膜にほぼ隣接し
た流入室と連絡している。第2の疎水性フィルタ薄膜は、第2の通気開口部に隣
接し、ガスが第2の疎水性フィルタを通過する(液体は通過しない)とともに、
液体がフィルタ・アセンブリに流れ始めた当初、流入室から空気を排出するよう
になっている。
第1の通気開口部に隣接した液体流域が比較的狭いため、第1の通気開口部に
隣接して流れる液体からのガスの分離が促進される。堰要素を任意に採用して、
狭小な液体流域を規定してもかまわない。
本発明の第2の側面は、通気開口部に近接して、ハウジングの外表面に少なく
とも1つの隔離突起部を配置し、開口部の外部からの閉塞を防止することである
。通気開口部の側方には、1組の突起部を配置することが好ましい。
好適な実施例においては、フィルタ・アセンブリはほぼ円盤状になっている。
流入孔と流出孔とは、直径を挟んで対向し、ハウジングの両側に位置している。
第1および第2の通気開口
部は、一般的に流入孔および流出孔と一直線上にある。隔離突起部は、通気開口
部の側方にあり、一般に流入孔および流出孔と一直線状になっている。親水性フ
ィルタ薄膜は、D字形状である。
発明の第3の側面において、フィルタ・アセンブリは通気開口部を有する分離
室を備え、分離室内の狭小な流域とつながったフィルタ内の背圧および分離室内
での滞留時間が長いため、液体とガスの混合物内のガスはすべて通気開口部を通
過する。
本発明のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明、添付図面、および請
求の範囲の記載事項により容易に明らかとなろう。図面の簡単な説明
第1図は、本発明による静脈ガス分離フィルタ装置の斜視図である。
第2図は、第1図の装置の分解斜視図である。
第3図は、第1図の線3−3についての断面図である。
第4図は、第1図の線4−4についての断面図である。
第5図は、本発明によるモデル・フィルタ装置の正面断面図である。
第6図は、第5図の線6−6についての断面図である。
第7図は、第5図のモデル・フィルタ装置においてガス膜に通気孔を設けた装
置を示す図である。
第8図は、第5図のモデル・フィルタ装置においてガス膜に通気孔を設けた装
置を示す図である。発明の詳細な説明
以下、本発明を詳細に説明する。この説明は、本発明の範囲内にある実施例す
べてについて漏れなく述べようとするものではなく、また請求の範囲を開示した
実施例に限定するものでもない。請求の範囲内にあるその他の実施例は、当業者
にって明らかである。
第1図および第2図を参照して説明する。本発明によるガス分離アセンブリ1
0は、対向させてはめ合せたカバー部14と基台部16を備えるフィルタ・ハウ
ジング12を具備している。カバー部および基台部は、アクリル・ポリマーのよ
うな硬質で透明はプラスチック材料で形成することが好ましいが、医療器具にふ
さわしい硬質透明材料ならいずれの材料でも使用できる。
親水性フィルタ薄膜18は、カバー部14と基台部16の間に配設されている
。親水性フィルタ薄膜は、米国ミシガ
ン州Ann ArborのGelman Sciences Inc.が販売し
ているSupor材料のようなポリセル・フォーム材料であることが好ましいが
、液体は通すが、ガスは通さない医療器具用親水性薄膜材料であればどんな材料
でも使用することができる。好適な実施例において、親水性フィルタ薄膜は、第
2図に示すごとく、一般にD字形状をしている。
第3図に示すように、親水性フィルタ薄膜18は、基台部16に固定してある
。親水性フィルタ薄膜18は、基台部16にヒート・シールしてもよいし、また
は医療器具に適した接着剤で接着してもよい。この薄膜18により、ハウジング
12は、流入室20と流出室22に分離されている。
第4図を見ると、複数の直立リブ23が基台部16から上方に向かって延び、
親水性フィルタ薄膜18を支持している。複数の溝25がリブ25の間に規定さ
れており、流出室22内の液体を受けて、流出孔26(第2図および第3図)に
導いている。
第3図において、基台部16の一端に流入孔24が規定されている。流入孔2
4は、流体が流れるように流入室20と連絡し、流出孔26は、基台部16の他
端に規定され、流体が流れ
るように流出室22の溝25と連絡している。流入孔24および流出孔26には
、フィルタ・アセンブリ10を介して流入孔24から流出孔26に液体が流れる
。
本実施例において、円盤状のフィルタ・ハウジングは、直径約1 5/16イ
ンチ、厚さ5/32インチある。流入孔の内径は、約1/8インチ、流出孔の内
径は、約3/32インチある。流入孔および流出孔は、ルアはめ合い(luer fitt
ings)(図示せず)またはチューブはめ合い(tube fitings)として形成してもよ
い。
第1の通気開口部28は、流入孔24に隣接するカバー部14に規定されてい
る(第3図)。本実施例において、第1の通気開口部28は、図示したように直
径0.051インチ、テーパが5°になっており、親水性フィルタ薄膜18の上
流において、流入室20と連絡している。流入室20に流入した液体は、第1の
通気開口部28を通過してから、親水性フィルタ薄膜18まで流れる。
第1の疎水性フィルタ薄膜30は第1の通気孔28に隣接している(第3図)
。第1の疎水性フィルタ薄膜30は、テフロン(商標)繊維から作製することが
好ましいが、ガスを通し、
液体を通さない疎水性薄膜材料で、医療器具に適したものであれば、どんな材料
でも使用可能である。第1の疎水性フィルタ薄膜30は、構成要素をヒート・シ
ールするか、または医療用器具に適した接着剤でカバー部14に固定されている
。
第1の疎水性フィルタ薄膜30は、第1の通気開口部28を介して流入室20
から流れ出るガスを通す。したがって、液体が親水性フィルタ薄膜18に流れる
前に、ガスは第1の通気開口部28において液体から分離される。
第3図を参照すると、好適な実施例においては、流入室20が、第1の通気開
口部28に隣接する比較的狭小な液体流域32を規定している。液体の流れに巻
き込まれたガスおよび空気は、狭小な液体流域により第1の疎水性フィルタ薄膜
30に隣接して流れ、前記第1の通気開口部28を通過する。液体流域32の深
さは、約0.015〜0.060インチの範囲にあればよく、好ましくは0.0
45インチである。
別の実施例において、狭小な液体流域32は、部分的に直立堰要素34(第3
図においては、きわめて細い線で表示)により規定されることもある。
第2の通気開口部36は、親水性フィルタ薄膜18に隣接す
るカバー部分14に規定されている。通気開口部36も直径約0.051インチ
、テーパ5°であることが好ましい。第2の疎水性フィルタ薄膜38は、例えば
ヒートシールにより、カバー部14に固定されており、前記第2の通気開口部3
6上に延び、ガスは通すが液体は通さない。
第2の通気開口部36は、当初、流体がフィルタ・アセンブリ10に導入され
る間、流入室20の空気を急速に排出する。第2の通気開口部36は、第1の通
気開口部28の対向側の端部にある流入室20に位置している。
隔離突起部40は、通気開口部28および36の側方、カバー部14の外面に
位置している。フィルタ・アセンブリ10が患者の皮膚に隣接したり、または通
気開口部28および36を覆ったり、閉鎖したりする可能性がある別の面に隣接
する場合に、隔離突起部40は、通気開口部28および36が外側から閉塞され
るのを防止する。
ハウジング12および流出開口部26、外部または内部抑制子またはバルブの
構造により、フィルタ・アセンブリ10の内部に背圧が発生する。背圧の好まし
い範囲は、5〜15psig、さらに好ましくは、10〜11psigである。
そ
の結果生じる流量の範囲は、0.1〜400cc/時間となり、したがって、フ
ィルタ・アセンブリ10における滞留時間は十分であり、ガスはほぼすべて液体
から分離され、第1の通気開口部28に流れる。フィルタ内の背圧と共に、通気
薄膜内の必要排気圧を調整し、迅速な通気を行う。この調整は、通気薄膜の孔径
(porosity)を制御して行い、流体を取入れ、背圧により空気を排出する。細菌阻
止を行う場合もある。好適な実施例における孔径は、0.45ミクロンである。
作動時、フィルタ・アセンブリ10は、流入孔24のところで静脈溶液供給に
接続されている。静脈カテーテル装置(図示せず)は、流出孔26に接続されて
いる。液体は流入孔24に流れ込み、フィルタ装置10を通過する。フィルタ装
置10は、自己充填を行い、どんな姿勢になっても機能を果たす。液体が当初フ
ィルタ・アセンブリ10に流入すると、空気は、第1および第2の通気孔28お
よび36を介して流入室20からパージされる。液体は流入室20に入ると同時
に、第1の通気孔28に隣接する第1の疎水性部材30に隣接して流れる。十分
な背圧、滞留時間、および第1の通気孔28に隣接する狭小な流体流域32が組
み合わさることにより、流体に巻き込まれて
いるガスや空気が第1の疎水性部材30を通過して第1の通気孔28から流出す
る。したがって、親水性薄膜18は、フィルタ・アセンブリ内でバックアップ(b
acd-up)ろ過機能を果たす十分なフィルタ手段として働く。
以下、本発明の原理を、第5図〜第8図に示したモデル・フィルタを参照して
、定量的に説明する。
第5図および第6図に示すように、モデル・フィルタ100は、矩形断面を有
する長さL、高さH、幅Wの分離室103を備えている。通気口102の流体保
持薄膜は、所与の背圧PBで流体を保持しながらガスを排出する。流体とガスの
混合物は分離室103を介して右から左に流れる。ガス要素104が、分離室1
03の底部から分離室103に入る様子を示してある。
第5図〜第8図に示したモデルにおいては、様々なパラメータを以下のように
表わす。
QGV =通気口102を通過するガスの体積流量
VGV =通気口を通過するガスの速度
QF/G =フィルタ100を通過する液体とガスの混合物の体積
流量
VGN =液体とガスの混合物の流れに直角で通気薄膜102に
向かって流れるガスの速度
PB =背圧
Cm =通気薄膜の特徴となる定数
T1 =ガス要素104が通気薄膜102まで移動し、薄膜を
通過するのに要する時間
T2 =液体とガスの混合物が分離室103を通過するのに要
する時間
ガスが完全に分離室103から排出されるには、ガス要素104が通気薄膜1
02まで移動し、この薄膜を通過するのに要する時間T1が、ガスと液体の混合
物が分離室103を通過するのに要する時間T2より短くなければならない。ガ
スは、分離室103の高さHにわたって延びるフィルム、または気泡として、以
下に述べるようにして排出できる。
分離室103の高さHにわたって延びるガス・フィルム106を第7図に示す
。この場合、VGV=VGNとなる。
定数Cmを特徴とするいずれのフィルタ要素についても、以下の式が成り立つ
。
QGV=Cm(面積)(圧力差)
または
QGV=CmWL PB
したがって、
第7図のフィルム106のガス要素104が分離室103を端から端まで移動し
、通気口102を通過するのに要する時間T1は、以下のようになる。
液体とガスの混合物が分離室103を通過するのに要する時間T2は、VF/GとL
の関数である。したがって、
T1はT2より小さくなければならないので、
これが、本発明によるフィルタ装置のフィルム排出に関するパ
ラメータ間の関係である。
気泡排出の場合について第8図を参照すると、VGNは気泡108の位置によっ
て左右される。気泡が通気口102に接している場合、上に述べたフィルム排出
の場合と同様に、VGN=VGVである。
気泡108が流体内にあり、通気口102から離れている場合、気泡のVGNは
VBと表わされる。VBは、乱流、流体の偏向、通気口に向かうガスの自然移動、
および重力に対する方向によって決まる。気泡108は、通気口102に到達す
るために、距離H−Dを速度VBで移動する必要があり、さらに、通気口102
を通過して分離室103を出るために、距離Dだけ移動しなければならない。し
たがって、気泡が通気口部材102まで移動し、ここを通過するのに要する時間
T1は、以下のようになる。
以上述べたように、T1はT2より小さくなっている必要がある。
これが、本発明によるフィルタ装置の気泡排出に関するパラメータ間の関係であ
る。
H=Dの場合、フィルム排出が起こり、気泡排出に関するパラメータ間の上記
の関係は、フィルム排出に関するパラメータ
気泡の速度VBは、流体とガスの混合物の流れを傾斜路や堰などにより通気口
102に向けることによって増加させることが可能である。VBは、実験的に最
適化できる。
T1に対してT2を増加させると、排出を向上させることができる。T1に対し
てT2を増加させるには、HまたはQF/Gを減少させるか、またはVB、Cm、PB
、L、またはwを増加させるか、あるいはこの両方の操作を行う。
フィルムの排出は、重力に対する方向にはさほど敏感ではなく、気泡排出より
も制御が容易である。
本発明によるフィルタの予想される実施例においては、食塩水が、以下のパラ
メータを有するフィルタ内にある予想される流体である。
H =0.031インチ
PB =10Psig
QF/G =500cc/hr
L =0.2インチ=0.508cm
W =0.1インチ=0.254cm
したがって、フィルム排出については、
T1はT2により小さく、通気するはずであり、テストの結果実際にそうなってい
る。
気泡排出については、以下に示す範囲に入るようにパラメータを制御すること
が、医療用フィルタの予想される構成であり、完全な排出を実現する。
H :0.010−0.50インチ
W :0.20−1.00インチ
L :0.1−6.00インチ
PB :2−20Psig
D :0.001−0.050インチ
QF/G :0.1−1000cc/hr
VB :0−4.4×105cm/min
本発明のフィルタは、例えば、血液、血しょう、医薬品、食塩水など、流体を
投与する様々な医療用途に使用することができる。
本発明の趣旨および新規な概念の範囲から逸脱することなく、様々な改良およ
び変形を実施できることは、上記の説明により明らかである。本発明は、特定の
実施例に限定することを意図したものではなく、また暗示するものでもないもの
と理解され
たい。本開示は、添付の請求の範囲により、当該請求の範囲に入る改良をすべて
対象とすることが目的である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ガス分離フィルタ・アセンブリにおいて 対向して配置したカバー部と基台部を有し、さらに流入室と、前記流入室の下 流にあり、流体が流れて前記流入室と連絡する流出室とを有するフィルタ・ハウ ジングと、 流体が流れて前記流入室と連絡する流入孔と流体が流れて前記流出室と連絡す る流出孔であって、前記フィルタ・アセンブリを介して流れる液体を受ける流入 孔および流出孔と、 前記ハウジングにより規定され、前記流入室と連絡して、前記フィルタ・アセ ンブリを通過する液体からガスを排出する第1の通気開口部と、 前記第1の通気開口部を液体が通過するのを防止すると同時に前記第1の通気 開口部にガスを流通させるために、前記第1の通気開口部に隣接して前記ハウジ ング内に配置した第1の疎水性フィルタ薄膜とを備え、液体が前記流入室から前 記流出室に流れ、さらに前記フィルタ・アセンブリから流出する前に、前記流入 室と前記通気開口部が連動して、前記疎水性フィルタ薄膜および前記第1の通気 開口部に液体を流通させることによ り、前記フィルタ・アセンブリを介して流れる液体からガスをほぼすべて分離す ることを特徴とするガス分離フィルタ・アセンブリ。 2.前記ハウジングが、前記第1の通気開口部の下流にある前記流入室と連絡す る第2の通気開口部を規定し、 前記フィルタ・アセンブリが、前記フィルタ・アセンブリに液体が当初流入す る間ガスを流す前記第2の通気開口部に隣接して前記ハウジング内に配置した第 2の疎水性フィルタ薄膜を備えることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の ガス分離フィルタ・アセンブリ。 3.前記流入室が、前記フィルタ・アセンブリを通過する液体からのガスの分離 を促進する前記第1の通気開口部に隣接する比較的狭小な液体流域を規定すると ともに、前記液体流域の深さが約0.015から0.060インチの間にあるこ とを特徴とする、請求の範囲第1項に記載のガス分離フィルタ。 4.前記液体流域が、直立堰要素により部分的に規定されることを特徴とする、 請求の範囲第3項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 5.少なくとも1つの隔離突起部を前記第1の通気開口部に近 接する前記ハウジングの外面に備え、前記開口部の外側からの閉塞を防止する、 請求の範囲第1項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 6.前記ハウジングの前記カバー部および基台部の間に配置する親水性フィルタ 薄膜を備え、前記流入室が前記親水性フィルタ薄膜の上流に配置され、前記流出 室が前記親水性フィルタ薄膜の下流に配置されるような、請求の範囲第1項に記 載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 7.前記親水性フィルタ薄膜がD字形状であることを特徴とする、請求の範囲第 6項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 8.前記流入孔および前記流出孔が、直径を挟んで前記ハウジングの対向端にあ り、前記第1および第2の通気開口部が通常、前記流入孔および流出孔と一直線 状になっていることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載のガス分離フィルタ ・アセンブリ。 9.約0.1〜400cc/時間の間の流量で前記フィルタ・アセンブリに液体 を流し、前記フィルタ・アセンブリ内の液体の十分な滞留時間を確保して、液体 からガスをほぼすべて分離し、さらに前記ガスを前記第1の通気孔に流す段階を 備える、 請求の範囲第1項に記載のフィルタ・アセンブリを使用して液体からガスを分離 する方法。 10.前記第1の通気孔の直径を約0.051インチにする段階をさらに備える ことを特徴とする、請求の範囲第9項に記載のガス分離方法。 11.フィルタに対する通気口内部圧および空気流路に対する通気口の位置を、 通気が迅速に行われるように選択することを特徴とする、請求の範囲第9項に記 載の方法。 12.有効長さL、有効高さH、および有効幅Wを有し、床部と2つの即壁部と 天井部とによって規定され、流体とガスとの混合物の流れを受け入れ、前記混合 物内の液体からガスを分離する、分離室を備える分離フィルタ・アセンブリにお いて、 前記天井部が、前記長さLおよび前記幅Wを有する流体保持薄膜であり、前記 流体保持薄膜が、前記液体とガスとの混合物が圧力PBである場合にガスを通過 させるとともに液体の通過を防止するガス分離フィルタであり、 前記液体とガスとの混合物が、前記分離室を通過する体積流量QF/Gと速度VF /G を有し、 前記ガスが、前記フィルタを通過する体積速度QGVおよび 速度VGVを有し、 前記液体とガスとの混合物が、直径Dを有し、液体とガスとの混合物の流れに 対して直角で、かつ前記薄膜に向かう速度VBを有するガスの気泡を含み、 前記フィルタ装置が構成されているガス分離フィルタ・アセンブリ。 13.前記高さHが、約0.010〜0.50インチの範囲にあることを特徴と する、請求の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 14.前記幅Wが、約0.20〜1インチの範囲にあることを特徴とする、請求 の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 15.前記長さLが、約0.1〜6インチの範囲にあることを特徴とする、請求 の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 16.前記圧力PBが約2〜20psigの範囲にあることを特徴とする、請求 の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 の範囲にあることを特徴とする、請求の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ ・アセンブリ。 18.前記Dが、約0.001〜0.050インチの範囲にあることを特徴とす る、請求の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 19.前記QF/Gが、約0.1〜1000cc/時間の範囲にあることを特徴と する、請求の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 20.前記VBが、約0〜4.4×105cm/分の範囲にあることを特徴とする 、請求の範囲第12項に記載のガス分離フィルタ・アセンブリ。 21.DがHに等しいことを特徴とする、請求の範囲第12項に記載のガス分離 フィルタ・アセンブリ。 22.液体とガスとの混合物の流れを受け入れ、前記混合物の ガスを液体と分離する分離室を備えるガス分離フィルタ・アセンブリであって、 前記分離室が、比較的狭小な流域と、前記分離室からガスを排出するとともに前 記分離室に液体を保持する前記分離室に隣接する通気開口部とを有し、前記流れ が前記分離室と前記隣接する通気開口部とに滞留する時間が存在し、前記分離室 を通過するガスがすべて前記通気開口部から流出するのに前記対流時間が十分で あるガス分離フィルタ・アセンブリ。 23.対向配置したカバー部と基台部とを有し、比較的狭小な流体流域を具備す る分離室を規定するフィルタ・ハウジングと、 流体が流れて前記分離室と連絡する流入孔、および流体が流れて前記分離室と 連絡する流出孔であって、前記フィルタ・アセンブリを介して液体とガスとの混 合物の流れを収容する流入孔および流出孔と、 通気開口部であって、前記ハウジングにより規定され、前記フィルタ・アセン ブリを通って流れる液体とガスとの混合物からガスを排出する前記狭小な流域と 連絡し、前記フィルタ装置を通って流れる液体とガスとの混合物がすべて隣接す る前記通気開口部を通過するように構成された通気開口部と、 前記通気開口部上に延び、前記液体とガスとの混合物が前記 隣接する通気開口部を通過するにしたがって、前記液体とガスとの混合物からガ スを分離し、前記混合物内の液体をすべて前記分離室内に保持する薄膜手段とを 備えるガス分離フィルタ・アセンブリであって、 前記液体とガスとの混合物の流れが、前記狭小な流域において、十分な背圧を 有するとともに十分な時間滞留し、前記混合物が前記狭小な流域を通過するにし たがって、前記フィルタ装置内にある前記液体とガスとの混合物内のガスがすべ て前記通気開口部を介して分離されるガス分離フィルタ・アセンブリ。
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