JPH09501383A - 低価格飲料ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 手動操作により水と氷とで満たされた水タンク（３０）、取外し可能な濃縮液容器（３４）、及び手動操作式のポンプハンドル（１８）に連結された水ポンプ（３２）と濃縮液ポンプ（３６）を備えた低価格、手動操作式のポストミックス式ジュースディスペンサー（１０）である。

Description

【発明の詳細な説明】 低価格飲料ディスペンサー発明の背景 本発明はポストミックス式飲料分配に関し、特に低価格の手動ポンプ式ジュー スディスペンサーに関する。 オレンジジュース、りんごジュース等のような濃縮液を冷水と混合するポスト ミックス式飲料ディスペンサーはよく知られている。かかるディスペンサーは、 電動式の蒸気／圧縮式冷凍機、組込み型の濃縮液ポンプ、水の計量手段、及び比 率制御手段を備える。かかるディスペンサーの使用には、コップをディスペンサ ーの注ぎ口又はノズルの下方に置きボタンを押すことだけしか要求されない。し かし、このようなディスペンサーは比較的高価であり、従って販売量の小さいも のについては実行可能な選択ではない。発明の概要 低価格の手動式のポストミックス飲料ディスペンサーは、氷と水とを手動操作 で満たす水タンク、着脱式の濃縮液容器、及び手動のポンプハンドルに連結され た水ポンプと濃縮液ポンプを備える。ポンプは、水と濃縮液との混合比に等しい 比率の体積比を有する確実な押出しポンプである。飲料は、コップをコップ置き の上に置き、又はこれをノズルの下方に保持し、コップ内に飲料を分配するよう にポンプハンドルを上下させることにより分配される。水位の低いときは、蓋が 外され、水と氷とが水タンクに加えられる。濃縮液が無くなったとき、又はフレ ーバーを変えたいときは、接近用のドアが開かれ濃縮液容器が別のものと置き換 えられる。 このディスペンサーは、蒸気／圧縮式冷凍機、ポンプ付き水タンク、ポンプ駆 動用の電動機又は水力式モーターにより高級化が可能である。濃縮液ポンプは濃 縮液の包装体に組み入れることができ、或いは別個のものとすることができる。 好ましい応用においては、このディスペンサーはジュースの分配に使用される が、しかし、これは茶、コーヒー、スポーツドリンク、更に炭酸飲料を含んだそ の他の飲料にも使用できる。図面の簡単な説明 本発明は、付属図面に関連して読解されるとき、以下の詳細な説明からより完 全に理解されるであろう。図面においては同様な部分は同様な番号で呼ばれる。 図面において、 図１は本発明によるディスペンサーの斜視図であり、 図２は図１のディスペンサーの内部の斜視図であり、 図３は図２の線３−３に沿って得られた図１のディスペンサーを通る断面図で あり、 図４は図３の濃縮液ポンプの背面図であり、 図５は図２の線５−５に沿って得られる図２の水ポンプを通る断面図であり、 図６は本発明の別の実施例による別のディスペンサー斜視図であり、 図７は本発明のディスペンサーのなお別の実施例の斜視図であり、 図８は本発明の別の実施例のカバーの斜視図であり、 図９は図８のカバーを通る断面図であり、 図１０は図１と同様であるが蒸気／圧縮冷凍機を有するディスペンサーを通る 断面図であり、 図１１は本発明の別の実施例による組込み式のポンプとノズルとを有する濃縮 液包装体の斜視図であり、 図１２は図１１の包装体とポンプとを通る断面図であり、 図１３は本発明の別の実施例によるディスペンサーの部分的に切り取られた斜 視図であり、 図１４は図１３と同様であるが手動式のポンプハンドルの代わりに電動機を使 用したその変更例を示す図面であり、 図１５は本発明の別の実施例によるディスペンサーの斜視図であり、 図１６は本発明のなお別の実施例によるディスペンサーの斜視図であり、そし て 図１７は図１６のディスペンサーの清掃のための分解を示す部分的に分解され た斜視図である。好ましい実施例の詳細な説明 さて、図面を参照すれば、図１−５は本発明の好ましい実施例によるディスペ ンサー１０を示す。ディスペンサー１０は、ノズル１４、コップ置き１６、ポン プのアーム２０に連結されかつハウジング１２の開口２２を通って伸びているポ ンプハンドル１８、ヒンジ２６上のハウジングの接近用ドア２４を有するハウジ ング１２を備える。 ディスペンサーの内部には、水タンク３０、水ポンプ３２、ディップ管３５の ある濃縮液容器３４、濃縮液ポンプ３６、水ポンプのピストン棒３８、及び濃縮 液ポンプのピストン棒４０がある。ポンプアームは４２においてハウジングに旋 回可能に連結される。水は管路４４を通ってノズル１４に圧送される。ポンプは 、各が１対の逆止め弁を有する一方向型のピストンポンプである。濃縮液ポンプ ３６は１対の柔軟なアーム ４６と４８とを備え、これらはフィンガー５０と５２とが絞られたときに外向き に動かされる。これらアームは、解放されると戻ってショルダー５４と５６とが 包装体の注ぎ口の溝５８内に入り込み、ポンプを包装体に固定する。 飲料を分配するために、ノズルの下方にコップが置かれ、希望量の飲料を分配 するに要するだけハンドル１８を上下に動かす。タンク内の水が少ない場合、又 は十分に冷えていない場合には、ドア２４が持ち上げられ、タンク３０内に水と 氷とが落とされる。濃縮液容器が空の場合は、ドア２４が持ち上げられ、ポンプ ３６が外され（水の管路４４は外す必要がない）、新しい容器３４がハウジング 内に置かれ、ポンプと組み合わせられ、そしてドアが閉じられる。 ポンプアームは、好ましくは１対のばね作用型のレバーアーム６０と６２とを 有し、これらは相互に近寄るように強く握られアーム２０をポンプから（ポンプ のピストン棒３８及び４０から）解放するが、棒３８及び４０の頂部が斜めにさ れているため、これらレバーアームはアーム２０が押し下げられたときに自動的 に再結合する。レバーアームは棒３８及び４０の溝の中に適合する。レバーアー ム６２は６４において旋回され、２個のアームはばね６６により強制されてピス トン棒３８及び４０と接触する。 図３に示されるように、水の管路４４はノズルに連結される。これは、水が管 路４４を経て圧送されときに開くように押し上げられる弾性的な逆止め弁又はキ ャップ６８により通常は閉じられる。 図５は、ピストン棒３８に連結されたピストン７０、ポンプ室７２、入口の逆 止め弁７４、出口の逆止め弁７６、水の管路４４、及びノズル への連結用の取付け具７８を有する水ポンプ３２を示す。 図６は、組込み式ポンプ８６のある濃縮液容器８４のための前面開口ドア８２ を有する本発明の別の実施例によるディスペンサー８０を示す。このドアは、選 択的に、前下側に折るように底部でヒンジ止めにすることができる。水ポンプも また清掃及び／又は交換のため前方に滑り出させることができる。総ての実施例 において、ディスペンサーの頂部は、水タンクの清掃のために持ち上げ得るよう に取外し式のカバーであることが好ましい。 図７は、濃縮液容器を受け入れるために外側に旋回する前面ドア９２を有する ディスペンサー９０のなお別の実施例を示す。 図８及び９は、ディスペンサー１０の蓋又はカバー９６の本発明の別の実施例 を示す。蓋９６は、水タンク内の水の表面上に空気を吹き付ける熱電冷却手段を 持つ。蓋９６は、壁体９８、送風機モーター１００、高温空気用送風機１０２、 冷風用送風機１０４、高温空気用ヒートシンク１０６、及び冷風用ヒートシンク １０８を持つ。 図１０は、図１−５の基本的なディスペンサーの高級化に使用し得る別の実施 例を示す。図１０は、水タンク内の蒸発器コイル１１４と水道水冷却用コイル１ １６とを有する蒸気／圧縮式冷凍機を備えることを除いてディスペンサー１０と 同様なディスペンサー１１０を示す。水タンク内で典型的な撹拌器を使用するこ とができ、或いは低費用を維持するために、ポンプアーム２０に連結された水撹 拌用の板１１８を使用することができる。 図１１及び１２は組込み式のポンプ１２２及び飲料分配用の開口１２６と水の 入口開口１２８とを有する回転式のノズル１２４を備えた濃縮 液容器１２０を示す。輸送のため、ノズルは開口１２６と１２８とを停止部１３ ０と１３２に保持して重なる。 図１３は、ディスペンサー１４０がピストンポンプ３２と３６との代わりに蠕 動式ポンプ１４２と１４４とを使用し、かつ往復式ポンプハンドル１８の代わり に回転式ポンプハンドル１４６を使う点を除いてディスペンサー１０と同様なデ ィスペンサー１４０を示す。この実施例では、濃縮液容器１４８には、蠕動式濃 縮液ポンプ内に差し込まれるプラスチック管１５０が付属する。 図１４は、手動ハンドル１４６の代わりに押しボタン１６４及び電動機１６２ を使う点を除いて図１３のディスペンサー１４０と同様なディスペンサー１６０ を示す。 図１５は、Ｕ字形のハンドル１７２、及び氷と水の再充填用であってかつ開く ために持ち上がる蓋１７４を有するディスペンサー１７０を示す。 図１６は、アイススコップとして使用するために取り外し得る氷再充填用の蓋 １８２を有するディスペンサー１８０を示す。ディスペンサー１８０は水の管路 １７４に接続され、かつ水位制御のためのフロートと弁とを持つ。 図１７は、清掃のために部品を分解したディスペンサー１８０を示す。この分 解の特徴は、ここに説明された異なった総ての実施例に共通である。図１７は、 コップ置き１８６、蓋１８２、カバー１８８、水タンク１９０、及びハンドル１ ９２を示す。 ピストンポンプ及び蠕動式ポンプに加えて、ベローズポンプ及びモイノ(moyno )ポンプのような別のポンプを代わりに使用することができる。 また、ポンプを異なった形式とすることができ、例えばモイノ濃縮液ポンプと蠕 動式水ポンプとを使用することができる。ポンプは別個の組立体又は例えば濃縮 液包装体と一体の部品とすることができる。水ポンプは、希望ならば省くことが できる。蠕動式ポンプの使用の場合は、圧送を希望の方向で容易にするために歯 車装置を使用できる。選択的な高級化は、どのポンプに対してもこれを電動化す ることである。濃縮液包装体は現在の包装体、例えば柔軟な包装体又はダンプ(d ump)タンクとなし得る。氷を用いた開放水槽の代わりに冷却板冷却が使用できる 。ディスペンサーには、水タンクを都市水道に接続する手段を設けることができ る。複数のジュースが得られるように幾つかのディスペンサーを横並びに連結で きる。出口が予冷した水を有するならば、ディスペンサーをより小型に作ること ができる。 本発明の好ましい実施例が以上詳細に説明されたが、本発明の精神及び範囲よ り離れることなく変化及び変更をなし得ることを理解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（ａ） ハウジング、 （ｂ） コップ置きを有する前記ハウジング、 （ｃ） 前記コップ置きに位置決めされたコップ内に飲料を分配するために前 記コップ置きの上方に置かれた飲料分配用ノズル、 （ｄ） 飲料を前記ノズルを経て送り出すように手動で運動させるために前記 ハウジングを通って外に伸びている手動操作式のポンプハンドル、 （ｅ） 前記ハウジング内に置かれた着脱可能な濃縮液容器、 （ｆ） 前記ハウジング内に置かれた水タンク、 （ｇ） 前記ハウジング内に置かれかつ前記ポンプハンドルが手動操作された ときに濃縮液ポンプを駆動するためにポンプハンドルに連結された濃縮液ポンプ 、 （ｈ） 前記ハウジング内に置かれかつ前記ポンプハンドルが手動操作された ときに水ポンプを駆動するために前記ポンプハンドルに連結された水ポンプ、 （ｉ） 両者とも体積式ポンプでありかつポストミックス飲料を作るために水 と濃縮液との希望の混合比に相当する選定された体積比を有する前記両ポンプ、 （ｊ） 前記濃縮液容器に連結された入口と前記ノズルに連結された出口とを 有する前記濃縮液ポンプ、 （ｋ） 前記水タンクに連結された入口と前記ノズルに連結された出口とを有 する前記水ポンプ、 （ｌ） 氷を前記水タンクに追加できるための接近用ドアを有する前 記ハウジング、 （ｍ） 濃縮液容器の除去と交換とを許すための濃縮液容器の接近用ドアを有 する前記ハウジング、及び （ｎ） 前記水タンクに水を追加するための手段を有する前記ディスペンサー を特徴とする、ポストミックス式の非炭酸飲料ディスペンサー。 ２．前記水追加用手段が水への接近用の開口を覆っている可動の蓋であり、これ によりこれを経て前記水タンク内に手動操作で水を導入できる請求項１に請求さ れた装置。 ３．前記蓋と前記接近用ドアとが同じ部材である請求項１に請求された装置。 ４．前記ポンプの両方がピストンポンプである請求項１に請求された装置。 ５．前記ポンプの両方が蠕動式ポンプである請求項１に請求された装置。 ６．前記濃縮液ポンプが前記濃縮液容器内に組み込まれかつこれと共に外し得る 請求項１に請求された装置。 ７．前記ポンプハンドルが往復する請求項１に請求された装置。 ８．前記ポンプハンドルが回転する請求項１に請求された装置。 ９．前記水が前記水タンク内に入れられた砕氷により氷冷却される請求項１に請 求された装置。 １０．前記ディスペンサーが前記タンク内の水を冷却するための蒸気／圧縮式冷 凍機を備える請求項１に請求された装置。