JPH0949515A - 管継手ボルト及び管継手ボルトの製造方法 - Google Patents

管継手ボルト及び管継手ボルトの製造方法

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JPH0949515A
JPH0949515A JP7202423A JP20242395A JPH0949515A JP H0949515 A JPH0949515 A JP H0949515A JP 7202423 A JP7202423 A JP 7202423A JP 20242395 A JP20242395 A JP 20242395A JP H0949515 A JPH0949515 A JP H0949515A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe joint
shaft portion
screw
groove
vertical groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP7202423A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironao Yamamuro
廣直 山室
Naoshige Taniguchi
直茂 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Seisakusho KK
Tsuda Industries Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Seisakusho KK
Tsuda Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanmei Seisakusho KK, Tsuda Industries Co Ltd filed Critical Sanmei Seisakusho KK
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 球形片口管継手を小型化することができる管
継手ボルトを提供し、また、縦溝が形成されている軸部
分の周囲に正確にネジを転造できる管継手ボルトの製造
方法を提供すること。 【解決手段】 軸部分の一部に軸方向に形成された縦溝
3と、縦溝3が形成された軸部分の周囲に形成されたネ
ジ2および溝13により管継手ボルト1を構成する。こ
れにより、縦溝3間が溝13によって連通されるので球
形片口管継手4内の室が不要となり、球形片口管継手4
を小型化することができる。また、軸部分の一部に軸方
向に縦溝3を形成し、その後縦溝3が形成されている軸
部分の周囲へのネジダイス22によるネジ2の転造と縦
溝3が形成されている軸部分の周囲および縦溝3が形成
されていない軸部分の周囲への溝入ダイス23による溝
13および14の転造とを同時に行う。これにより、縦
溝3が形成されている軸部分の周囲へ正確にネジ2を転
造することができ、また管継手ボルト1の軸方向へのず
れによるネジのピッチずれを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手ボルトおよ
び管継手ボルトの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管継手ボルトを図4および図5に
示す。図4および図5において、4は、上下両端壁にボ
ルト挿通孔6、7を有する球形片口管継手である。1
は、球形片口管継手4を固定部材11の通路孔12に締
着するための管継手ボルトである。管継手ボルト1の軸
部分には、ネジ2が周囲に形成されているとともに、球
形片口管継手4内の室15、16と通路孔12内をつな
ぐ通路の役割を果たす縦溝3が軸方向に形成されてい
る。縦溝3の深さはネジ2のネジ山の高さより大きく形
成され、縦溝3の長さはネジ2の長さより長く形成され
ている。また。縦溝3は、図6aに示すようにV形の断
面形状を有し、管継手ボルト1の軸部分の表面に等間隔
に2本設けられている。8、9は、管継手ボルト1と球
形片口管継手4との間に挿入されるパッキンである。1
0は、パイプであり、球形片口管継手4の筒状部5内に
嵌入し、ろう付その他の手段により固着する。
【0003】球形片口管継手4を固定部材11の通路孔
12に締着する場合、管継手ボルト1を球形片口管継手
4に形成されたボルト挿通孔6、7に挿通した後、固定
部材11にネジ2によって螺合する。これにより、球形
片口管継手4内の室15および16と通路孔12内とが
管継手ボルト1の軸部分に形成された縦溝3を通じてつ
なげられ、パイプ10から通路孔12へ、またはその逆
方向に流体を通すことができる。なお、縦溝3の数は流
量により定めることができ、例えば、流量が多い場合は
4本とし(図6b)、流量が少ない場合は1本とするこ
ともできる(図6c)。また、縦溝3の断面形状は、V
形に限らず、U形や円形(図6c)、あるいは半月形の
切欠13(図6d)等でもよい。
【0004】次に、従来の管継手ボルトの製造方法を説
明する。先ず、管継手ボルト1の軸部分の一部に軸方向
に縦溝3を形成する。縦溝3は、切削加工により形成す
ることも可能であるが、冷間鍛造やヘッダ加工のような
無切削加工により形成するのが好ましい。その後、縦溝
3が形成されている軸部分の両側からネジダイス等によ
りネジ2を転造する。このとき、ネジダイスの高さが縦
溝3の長さより短いと、ネジダイスが縦溝3の位置にき
たときにネジダイスが縦溝3に落ち込んでネジ2を正確
に転造することができない。そこで、図7に示すよう
に、ネジダイス21の高さを縦溝3の長さより長くし、
縦溝3が形成されている軸部分へのネジの転造と縦溝3
が形成されていない軸部分へのネジの転造とを1個のネ
ジダイス21によって同時に行う方法が提案されてい
る。これにより、ネジダイス21は縦溝3が形成されて
いない軸部分を常に把持しているので、管継手ボルト1
を等速で回転させることができ、縦溝3が形成されてい
る軸部分へ正確にネジ2を転造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の管継手ボルト1
は、管継手ボルト1の軸部分に形成された縦溝3を通し
て球形片口管継手4内と通路孔12内とをつないでいる
ため、球形片口管継手4内には縦溝3と連通可能な室1
5および16が必要であった。したがって、室15およ
び16の形成のために球形片口管継手4内の内径溝加工
が必要であり、また球形片口管継手4を小型化すること
ができなかった。そこで、本願発明は、球形片口管継手
4内の内径溝加工を不要とすることができ、また球形片
口管継手4を小型化することができる管継手ボルトを提
供することを目的とする。さらに、従来の管継手ボルト
の製造方法は、1個のネジダイスにより縦溝が形成され
ていない軸部分へのネジの転造と縦溝が形成されていな
い軸部分へのネジの転造とを行っているので、管継手ボ
ルトが軸方向にずれてネジのピッチがずれる可能性があ
る。そこで、本願発明は、ネジダイスによる縦溝が形成
されている軸部分へのネジの転造時に、管継手ボルトが
軸方向へずれるのを防止してネジのピッチずれを防止す
ることができる管継手ボルトの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第一発明は、軸部分の一部に軸方向に形成された縦
溝3と、前記縦溝3が形成された軸部分の周囲に形成さ
れたネジ2と、前記縦溝3が形成された軸部分の周囲に
形成され、前記縦溝3間を連通する溝13とにより管継
手ボルトを構成する。上記第一発明では、管継手ボルト
が縦溝間を連通する通路となる溝を有しているので、球
形片口管継手内の室15および16が不要となり、球形
片口管継手内の内径溝加工が不要となるとともに、球形
片口管継手を小型化することができる。また、第二発明
は、軸部分の一部に軸方向に縦溝3を形成し、その後前
記縦溝3が形成されている軸部分の周囲へのネジ2の転
造と前記縦溝3が形成されている軸部分の周囲および前
記縦溝3が形成されていない軸部分の周囲への溝(13
および14)の転造を別個の加工具(22および23)
を用いて同時に行って管継手ボルトを製造する。上記第
二発明では、縦溝が形成されている軸部分へのネジの転
造と縦溝が形成されていない軸部分の周囲への溝の転造
とを別個の加工具により同時に行って管継手ボルトを製
造するようにしたので、縦溝が形成されている軸部分の
周囲に正確にネジを転造することができ、また、ネジの
転造のための加工具による管継手ボルトの軸方向へのず
れを防止してネジのピッチずれを防止することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の実施の形態を
図面を用いて説明する。図1および図2は、本願発明の
管継手ボルトの一実施の形態を示す図である。図1およ
び図2において、図4および図5と同じ符号を付したも
のは同等物を示す。13は、縦溝3が形成されている軸
部分の周囲に形成された溝である。14は、縦溝3が形
成されていない軸部分の周囲に形成された溝であり、後
述する製造方法によって製造する場合に形成される。縦
溝3が形成されている軸部分の周囲に形成された溝13
は、縦溝3間を連通する通路となる。したがって、従来
の球形片口管継手4内に設けられていた室15および1
6が不要となり、球形片口管継手4内のの内径溝加工が
不要となるとともに、球形片口管継手4を小型化するこ
とができる。
【0008】図3は、図1および図2に示す本発明の管
継手ボルトを製造する方法の一実施の形態を説明するた
めの図面である。図3において、22は縦溝3が形成さ
れている軸部分の周囲にネジ2を転造するためのネジダ
イス等の加工具であり、23は縦溝3が形成されている
軸部分の周囲および縦溝3が形成されていない軸部分の
周囲へ溝13および14を転造するための溝入ダイス等
の加工具である。本発明の管継手ボルトを製造する場
合、まず管継手ボルト1の軸部分の一部に軸方向に縦溝
3を形成する。次に、縦溝3が形成されている軸部分の
両側からネジダイス22によってネジ2の転造を行うと
同時に、縦溝3が形成されている軸部分および縦溝が形
成されていない軸部分の両側から溝入ダイス23によっ
て溝13および14の転造を行う。縦溝3が形成されて
いる軸部分の周囲へのネジ2の転造と縦溝3が形成され
ていない軸部分の周囲への溝14の転造を同時に行うこ
とにより、ネジダイス22が縦溝3の位置にきてネジダ
イス22が縦溝3に落ち込んでも、溝入ダイス23によ
って管継手ボルト1を等速で回転させることができ、正
確にネジ2を転造することができる。また、ネジ2の転
造のためのネジダイス22と溝13および14の転造の
ための溝入ダイス23を同時に使用するため、ネジダイ
ス22による管継手ボルト1の軸方向へのずれを防止す
ることができ、ネジのピッチずれを防止することができ
る。さらに、溝13および14の転造のための溝入ダイ
ス23のダイス山角度をネジ2の転造のためのネジダイ
ス22のダイス山角度より大きくとることができるの
で、安価なダイスを使用することができる。
【0009】なお、縦溝3が形成されている軸部分の周
囲に転造する溝13や縦溝3が形成されていない軸部分
の周囲に転造する溝14の形状は、U形、V形、円形等
種々の形状が可能である。また、縦溝3が形成されてい
ない軸部分の周囲へは、溝14の転造に限らずロ−レッ
ト、セレ−ション、梨地目等種々の転造が可能である。
この場合には、ロ−レット、セレ−ション、梨地目等を
転造するための加工具を別途設け、縦溝が形成されてい
る軸部分の周囲へのネジの転造と縦溝が形成されている
軸部分の周囲への溝の転造と縦溝が形成されていない軸
部分の周囲へのロ−レット、セレ−ション、梨地目等の
転造とを別個の加工具を用いて同時に行うように構成す
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、第一発明によれ
ば、縦溝が形成されている軸部分の外周に縦溝間を連通
する溝を管継手ボルトに形成したので、球形片口管継手
内のの内径溝加工が不要になるとともに、球形片口管継
手を小型化することができる。また第二発明によれば、
縦溝が形成されている軸部部の周囲へのネジの転造と縦
溝が形成されている軸部分の周囲および縦溝が形成され
ていない軸部分の周囲への溝の転造とを別個の加工具を
用いて同時に行って管継手ボルトを製造するようにした
ので、縦溝が形成されている軸部分の周囲へ正確にネジ
を転造することができ、また、管継手ボルトの軸方向へ
のずれによるネジのピッチずれを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手ボルトの一実施の形態を用いた
管継手装置を示す図である。
【図2】本発明の管継手ボルトの一実施の形態を示す図
である。
【図3】本発明の管継手ボルトの製造方法の一実施の形
態を説明する図である。
【図4】従来の管継手装置を示す図である。
【図5】従来の管継手ボルトを示す図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】従来の管継手ボルトの製造方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1;管継手ボルト 2;ネジ 3;縦溝 4;球形片口管継手 6、7;挿入孔 10;パイプ 12;通路孔 13、14;溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部分の一部に軸方向に形成された縦溝
    と、前記縦溝が形成された軸部分の周囲に形成されたネ
    ジと、前記縦溝が形成された軸部分の周囲に形成され、
    前記縦溝間を連通する溝とを有することを特徴とする管
    継手ボルト。
  2. 【請求項2】 軸部分の一部に軸方向に縦溝を形成し、
    その後前記縦溝が形成されている軸部分の周囲へのネジ
    の転造と前記縦溝が形成されている軸部分の周囲および
    前記縦溝が形成されていない軸部分の周囲への溝の転造
    を別個の加工具を用いて同時に行うことを特徴とする管
    継手ボルトの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004076942A (ja) * 2002-08-16 2004-03-11 Siemens Ag 内部冷却可能なボルト
US7044443B2 (en) 2003-06-12 2006-05-16 Kohei Nakamura Flat valve device
JP2012066298A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Daihatsu Motor Co Ltd 溝付きボルトの製造方法

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