JPH0948667A - 高温において安定な焼結複合材料、およびその製造法並びに使用法 - Google Patents

高温において安定な焼結複合材料、およびその製造法並びに使用法

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JPH0948667A
JPH0948667A JP8216667A JP21666796A JPH0948667A JP H0948667 A JPH0948667 A JP H0948667A JP 8216667 A JP8216667 A JP 8216667A JP 21666796 A JP21666796 A JP 21666796A JP H0948667 A JPH0948667 A JP H0948667A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的な組成が[SiC]x[Si341-x
である高温において安定な焼結した複合材料の提供。 【解決手段】 一般式 [SiC]x[Si341-x 但し式中xは0.02〜1.0である、を有し、さらに
23、および/またはCeO2およびLa23以外の
1種またはそれ以上の希土類酸化物を焼結助剤として含
み、該焼結助剤対基本成分の酸素含量のモル比はSiO
2として計算して0.5〜1であり、焼結助剤およびS
iO2から生じる二次相の容積は5〜15%である、焼
結した複合材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般的な基本組成が[SiC]x
[Si341-xの高温において安定な焼結複合材料、
およびその製造法並びに使用法に関する。
【0002】SiC−Si34複合材料それ自身は以前
から公知であるが、現在まで知られている種類のものは
その特性範囲に欠点をもっているか、および/または技
術的な難点があった。即ち原料は重合体を熱分解してつ
くられた高価な原料であることが多く、および/または
完全に緻密化を行うためには高温プレスまたは高温等方
向加圧プレス(HIP)法などの圧力をかけて行われる
焼結工程が必要である。例えば米国特許第4 184
882号にはこの種のSiC−Si34複合材料を、M
gOを焼結助剤として加えて高温プレスにより製造する
方法が記載されており、この複合材料は純粋なSi34
に比べ熱伝導性が改善されている。しかし高温プレス法
では幾何学的に簡単な物体しか製造することが出来ない
から、正確な寸法をもったもっと複雑な部材を製造する
ためには面倒な機械的処理により緻密化が行われる。
【0003】また米国特許第5134097号において
は、原料が面倒な方法でつくられたSiC−Si34
合体粉末であるか、または上記の粉末を主成分とした混
合物である材料が記載されている。この実施例では使用
されている6重量%のY23+2重量%のAl23から
成るあまり詳細には規定されていない焼結助剤の他に、
平均直径が2〜50μmの大きなSiC粒子、または厚
さが0.05〜10μmで細長さの比(繊維状の粒子の
長さ対厚さの比)が5〜300のSiCウィスカーが該
原料に加えられている。
【0004】ウィスカーは公知のように毒性をもってい
る危険があり、またそれに伴ってこれを加工する場合に
は面倒な保護手段が必要であることとは別に、粗いSi
C粒子、特にウィスカーの場合、後に挙げた方法におい
ては焼結による緻密化は実質的にさらに困難になるとい
う欠点がある。このため上記の実施例においては高温プ
レス法だけが良く使用されていたが、複雑な形状をもっ
た機素の製造に対する技術的な欠点はすでに上で説明し
たとおりである。
【0005】同様な材料が米国特許第5 352 64
1号に記載されているが、この場合も原料はSi、Nお
よびCを成分とする高価な無定形の複合体である。面倒
な処理工程では該材料を結晶化させた後、またはその前
に、一定の焼結助剤を加え、空気中でカ焼して望ましく
ない遊離炭素を除去し、該実施例に従って高温プレスに
より緻密化して、さらに熱処理を行い、Si34粒子注
のSiCの割合対粒子の境界におけるSiCの割合の分
布比に関し、微小構造の性質を変性する。
【0006】他方ヨーロッパ特許A 0 397 46
4号においては、市販のSi34−およびSiC粉末か
ら一定の焼結助剤を加え、通常のN2圧力下またはN2
高圧下において焼結させることによりSiC−Si34
複合材料を製造する方法並びに該材料が記載されてい
る。しかし該特許に記載されているような良好な高温特
性は焼結後さらに結晶化処理を行って始めて得られる。
【0007】該方法においては例えばSiCを含まない
マトリックスに比較して改善された機械的性質が得られ
る。しかしどのようにすれば例えばガス・タービンに必
要とされるような種類の高温において安定な材料および
成分が得られるかについて何らの情報も与えられてはい
ない。このような目的に必要な範囲の操作には、高温に
おける短期間の強度、クリープおよび酸化に対する抵抗
性、および材料の熱的衝撃に対する挙動(TWB)を特
徴付ける材料特性RIおよびRIIが含まれる。この特性
は下記の二つの式によって得られる。
【0008】
【数1】
【0009】 ここで σ = 曲げ強さ、MPa単位、 υ = ポアッソン比、 α = 熱膨張係数、K-1、 E = 弾性率、GPa、 λ = 熱伝導率、W/m.Kである。
【0010】第一近似としてRIは水中で急冷した場合
材料が損傷を起こすことなく耐え得る温度差ΔTmax
特徴付けている。これに対する最良の文献値は緻密なS
34材料に対して600K、緻密なSiCに対して3
00Kである。RIIは損傷を与えることなく試料を冷却
し得る最大可能な冷却速度に対する特性である。
【0011】本発明の目的は一方ではすべての必要とさ
れる特性において十分な特性範囲をもち、できるだけ簡
単な廉価な技術的方法により製造し得る材料および該材
料の製造法を提供することである。
【0012】現存のSi34材料に比べ改善された高温
特性をもつ材料を開発する過程において、Si34およ
び/またはSiCの基本混合物を製造し、種々の添加剤
を用いて焼結させることによりこれを緻密化する。この
場合SiC含量はSi34とSiCの割合の和に関し0
%(純Si34)〜100%(純SiC)の間で変化す
る。焼結助剤として種々の組み合わせおよび濃度を検討
した。
【0013】得られた材料の性質を表1に示す。また製
造法を下記に示す。
【0014】得られた材料の性質を基にして下記のよう
な驚くべき性質が観測された。
【0015】− SiC/Si34材料の高温、特に1
400℃における空気中の強度は、焼結助剤としてY2
3のみ、または他の希土類酸化物(La23およびC
eO2以外)を用いた場合、Y23および/または希土
類酸化物とAl23および/またはアルカリ土類酸化物
とを用いた場合に比べ著しく良好である。
【0016】− Al23および/またはアルカリ土類
酸化物が存在しないにもかかわらず、比表面積によって
特徴付けられる材料の細かさが10m3/g以上で、3
μm以上、好ましくは2μm以上の粒子が存在せず、S
iC/Si34粉末混合物の一体となった成分としての
焼結助剤対SiO2のモルが0.5〜1.0であり、焼
結助剤およびSiO2の容積が5〜15容量%である場
合、上記点に従ってつくられたSi34−、SiC/S
34−およびSiC焼結バッチの良好な焼結特性(高
温プレス法または高温等方向加圧プレス法におけるよう
な機械的圧力をかけないで)が常に得られる。
【0017】従って本発明によれば一般式 [SiC]x[Si341-x 但し式中xは0.02〜1.0である、を有し、さらに
23、および/またはCeO2およびLa23以外の
1種またはそれ以上の希土類酸化物を焼結助剤として含
み、該焼結助剤対基本成分の酸素含量のモル比はSiO
2として計算して0.5〜1であり、焼結助剤およびS
iO2から生じる二次相の容積は5〜15%であること
を特徴とする高温で安定な焼結した複合材料が提供され
る。
【0018】使用される原料に関しては、原料が純粋な
Si34またはSiC粉末かどうか、或いは対応する予
備合成された複合原料を使用するかどうかはあまり重要
なことではなく、これらの複合原料は炭素を用いる熱的
還元法により(例えば4SiO2+5C+2N2→Si3
4+SiC+4CO2)、元素からの合成法により(例
えば4Si+C+2N2→Si34+SiC)或いは気
相法により(例えばCH3SiXn+2N2→Si34
SiC+HX、ここでXはハロゲン)製造される。しか
し本発明の焼結材料の有利な高温特性を得るためには、
個々の不純物元素の含量をそれぞれ100ppmより少
なくしなければならない。この規則に対する例外は酸素
と遊離の炭素であって、酸素の潜在的含量は添加剤/S
iO2の比により規定され、炭素の含量は1重量%以下
でなければならない。
【0019】元素と有機化合物との熱分解によりこのよ
うな原料を合成することは可能ではあるが、コストの点
から薦められず、また本発明方法の範囲内に入るものと
は考えられない。
【0020】一定のバッチ特性に関し条件が満たされ、
且つ固体分の和に関しSiC含量が最低の2重量%であ
る場合には、焼結中において粒子の境界および三重点に
おいて沈澱する化合物は、β−Si34またはα−また
はβ−SiCの他に、珪酸イットリウム、例えばY2
iO5、Y2Si27および/または窒素含有アパタイト
相Y5(SiO43Nまたは対応する希土類化合物であ
る。これらの沈澱によって複合材料の極めて良好な短期
間での高温における強度が得られ、空気中において曲げ
強度の1400℃での値対室温での値の比は70%以上
に達する。
【0021】SiC−SN複合材料においてSiCの割
合が増加すると、弾性率が増加し、これはTWB特性R
IおよびRIIに悪い効果を及ぼす。しかし上記の好適な
焼結添加剤を用いると、空気中における1400℃およ
び室温での弾性率の比は90%以上になり、この材料は
1400℃でもなお優れた剛性をもっている。
【0022】驚くべきことには、高温における長期間に
亙る特性に関し、上記方法によって製造された材料の定
常的なクリープ速度は1400℃において100MPa
を100時間かけた後においてなお5×10-5/時間よ
り小さいことが明らかになった。
【0023】また驚くべきことには、やはり長期間にお
ける挙動を特徴付ける酸化耐性に関しては、上記の好適
な添加剤を使用した場合、空気中で1400℃において
100時間後において最高酸化速度は僅かに75mg/
2・時間であることが見出された。
【0024】上記の材料の特性を決定する方法は実施例
に記載されている。
【0025】もし表1にまとめられた適当な材料の性質
に関し、ポアッソン比υが(一般に報告されているよう
に)純粋なSi34に対して0.28、純粋なSiCに
対して0.26であり、SiC−Si34に対しポアッ
ソン比の値は直線的な内挿法によって得られると仮定し
てTWB特性RIおよびRIIを計算すれば、本発明の材
料に対する値はRIが350K以上、RIIが20,00
0W/m以上となり、熱的衝撃を受けるような高温での
使用におけるこれらの材料の優れた潜在能力を反映して
いる。上記の値以上に達するRIおよびRIIの特性を得
ることがまた本発明の目的であると考えられる。
【0026】従って好適具体化例においては、本発明の
複合材料は空気中における1400℃での短期間の強度
対室温における強度の比が70%以上であり、弾性率の
対応する比が90%以上、空気中において1400℃で
100MPaの圧力を100時間かけた後の最高クリー
プ速度が5×10-5/時間、空気中において1400℃
に100時間保った際の最高酸化速度が75mg/m3
時間、計算によって決定された熱的衝撃特性RIおよび
IIがそれぞれ350K以上および20,000W/m
以上である。
【0027】従って本発明の複合材料は長期間に亙る高
温での挙動に関し当業界の現状での材料に比べて実質的
に改善されている。本発明の材料は工業的に廉価な原料
を使用し経済的な焼結法を用いて製造され、またSi
C:Si34の比を変えることにより特殊な用途の注文
に応じることができる。
【0028】これらの点は表1に掲げた試験結果によっ
てその正当性が明らかにされるであろう。下記の実施例
において本発明の具体化例を説明するが、これらの実施
例は本発明を限定するものではない。
【0029】実施例 表1の組成をもったSi34−および/またはSiC原
料粉末を本発明の添加剤と共に対応する種類の装置を用
いて処理した。この装置はSi34またはSiCでライ
ニングを施した高温用のボールミルで、粉末混合物の比
表面積が少なくとも10m2/gおよび/または粒度分
布が100%<3μmによって特徴付けられる細かさの
目標値が達成されるように、イソプロパノール中に入れ
られたSi34またはSiCの粉砕用のボールを含んで
いる。これに対する正確な条件は工程を中断しこれらの
バッチの特性を解析することによって決定する。十分に
均一な混合物を得るためには粉砕時間を最低5時間にす
る。粉砕操作と同時に、またはそれが終わる少し前に、
プレス助剤として濃度が3重量%以下のポリビニルアル
コールを粉砕バッチに加えた。
【0030】粉砕後蒸発させてスラリを濃縮し、篩にか
ける。この方法で得られたプレスすべき粒子を出来るだ
け高い圧力をかけて軸方向および/または総ての方向に
プレスを行って所望の成形体に成形する。
【0031】この部品を焼結用のC、SiCまたはSi
34のルツボに入れ、最高約1000℃で真空に引いた
後不活性ガス雰囲気下において出来るだけ高い密度まで
焼結する。正確な条件は予備試験において使用する粉末
のバッチの組成および使用する粉末の焼結活性と関連さ
せなければならない。目標は粒子が過度に成長するのを
抑制するために出来るだけ低い焼結温度で理論密度の少
なくとも98.5%を達成することである。
【0032】最初に試験した焼結混合物Aは7.5重量
%のMgAl24を含み、混合物Bは5重量%のY23
と5重量%のAl23を含んでおり、その試験結果を表
1にまとめる。与えられた組成物の理論密度(TD、
%)は下記式で計算される。
【0033】
【数2】
【0034】 ここで p−th = 混合物の理論密度(g/c
3)、 G−ges = 混合物の全重量(g)、 Gi = 混合物の個々の成分の重量(g)、 pi = 混合物の個々の成分の密度(g)、 p−s = 材料の焼結密度(g/cm3)、 TD = 理論密度p−thに関する材料も%密度
(%)である。
【0035】純粋なSi3N4材料に対する適当な配向
値は100バール以下のN2圧下においてTmaxが190
0℃以下、滞在時間は1時間以上である。SiC−Si
34複合材料に対しては、N2圧が1900℃において
30バールを越えないようにし、SiCとN2が反応し
てSi34になるのを防いだ。この反応はまたCO中に
炉の雰囲気を混合することによっても防ぐことができ
る。純粋なSiC材料の場合には、好ましくはArまた
はAr+CO混合物のガス雰囲気の圧力5バール以下に
おいて、Tmaxは最高2000℃以下にし、滞在時間を
1時間以上にすることができる。
【0036】焼結後、部材を迅速に約1500℃に冷却
し、1500℃から約1000℃間での冷却速度を10
K/分以下にして無定形の粒子の境界相を結晶化させ
る。このような制御された冷却を行うこと以外、本発明
の組成を保持しつつ主として結晶から成るの境界相を得
るのにそれ以上の方策を講じる必要はない。
【0037】焼結下材料およびそれから作られた試験試
料は下記記載の方法で決定された表1に掲げる材料の性
質を有している。
【0038】室温における曲げ強さは1990年2月付
けのDIN51110に従い、4点負荷システムを用い
40および20mmの間隔の支持ロールを使用して決定
した。試料はやはりDIN51110に従ってつくっ
た。
【0039】1400℃における曲げ強さはDIN E
N843に従い、標準に合ったSiCの試験容器を用
い、空気中で内部を電気炉で加熱して決定した。
【0040】弾性率は寸法が100×6×3mmの特殊
な試験試料を用い、曲げて機械的に振動を励起させて決
定した。生じる自然振動数を温度の関数として決定し、
試料の幾何学的形状および密度、熱膨張係数およびポア
ッソン比を考慮して弾性率を決定した。
【0041】クリープ特性は曲げ強さと同様な方法で試
料に100MPaの試験荷重をかけて1400℃で決定
した。記録される測定パラメータは時間の関数としての
試料の中央部分の曲がりである。初期に実質的な曲がり
が起こった後、通常10〜20時間後に実質的に一定の
クリープ速度が観測される。即ち単位時間当たりの曲が
りの増加は一定になる。試料のクロープ特性を特徴付け
るために、100時間の試験期間の後でクロープ速度を
決定する。
【0042】酸化速度は100時間露出させて酸化を行
った後の試料の単位面積当たりの重量増加を酸化を行っ
た全時間、例えば100時間で割った値として決定し
た。
【0043】 O.R. = (ΔG/A)/t,mg/m2.時間 ここで O.R. = 酸化速度、 ΔG = 試料の重量増加、mg, A = 試料の面積、m2、 t = 酸化させた時間、時間である。
【0044】
【表1】
【0045】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.一般式 [SiC]x[Si341-x 但し式中xは0.02〜1.0である、を有し、さらに
23、および/またはCeO2およびLa23以外の
1種またはそれ以上の希土類酸化物を焼結助剤として含
み、該焼結助剤対基本成分の酸素含量のモル比はSiO
2として計算して0.5〜1であり、焼結助剤およびS
iO2から生じる二次相の容積は5〜15%である、高
温で安定な焼結した複合材料。
【0046】2.空気中における1400℃での短期間
の強度対室温における強度の比が70%以上であり、弾
性率の対応する比が90%以上、空気中において140
0℃で100MPaの圧力を100時間かけた後の最高
クリープ速度が5×10-5/時間、空気中において14
00℃に100時間保った際の最高酸化速度が75mg
/m2時間、計算によって決定された熱的衝撃特性RI
よびRIIがそれぞれ350K以上および20,000W
/m以上である上記第1項記載の複合材料。
【0047】3.或る量のSiC、Si34および該基
本組成物に対応する焼結助剤を湿潤状態で粉砕して粒径
を3μm以下にし、乾燥し、プレスして成形体にし、窒
素および/またはアルゴンのガス組成をもった不活性ガ
ス下において理論密度の少なくとも98.5%の密度に
なるまで焼結し、焼結後10K/分以下の速度で150
0℃より低い温度まで冷却する上記第1項記載の複合材
料の製造法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 [SiC]x[Si341-x 但し式中xは0.02〜1.0である、を有し、さらに
    23、および/またはCeO2およびLa23以外の
    1種またはそれ以上の希土類酸化物を焼結助剤として含
    み、該焼結助剤対基本成分の酸素含量のモル比はSiO
    2として計算して0.5〜1であり、焼結助剤およびS
    iO2から生じる二次相の容積は5〜15%であること
    を特徴とする高温で安定な焼結した複合材料。
  2. 【請求項2】 或る量のSiC、Si34および該基本
    組成物に対応する焼結助剤を湿潤状態で粉砕して粒径を
    3μm以下にし、乾燥し、プレスして成形体にし、窒素
    および/またはアルゴンのガス組成をもった不活性ガス
    下において理論密度の少なくとも98.5%の密度にな
    るまで焼結し、焼結後10K/分以下の速度で1500
    ℃より低い温度まで冷却することを特徴とする請求項1
    記載の複合材料の製造法。
JP8216667A 1995-08-03 1996-07-30 高温において安定な焼結複合材料、およびその製造法並びに使用法 Pending JPH0948667A (ja)

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