JPH0947727A - 宛名読取区分機 - Google Patents
宛名読取区分機Info
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- JPH0947727A JPH0947727A JP7219883A JP21988395A JPH0947727A JP H0947727 A JPH0947727 A JP H0947727A JP 7219883 A JP7219883 A JP 7219883A JP 21988395 A JP21988395 A JP 21988395A JP H0947727 A JPH0947727 A JP H0947727A
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- Japan
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- address
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Abstract
(57)【要約】
【課題】文字辞書を統一して互換性を持たせると共に、
文字の認識率の低下を防いで安定した文字認識を図る。 【解決手段】文字認識部10のCPU12は、パイプラ
インバッファ11に蓄えられている1文字単位に検切り
された画像を正規化処理により一定のサイズに変換して
正規化画像を生成し、標本化処理により濃度特徴パター
ンを生成して濃度特徴画像を作り、ノーマライズSOP
17におけるCPU20によって記憶部21に記憶され
ているプログラムに基づいてそれぞれの文字に対応する
文字辞書22の使用を制限する使用制限フラグ23を参
照して使用が許可されている文字のみで類似度演算処理
を行うことで文字認識候補を割り出す。
文字の認識率の低下を防いで安定した文字認識を図る。 【解決手段】文字認識部10のCPU12は、パイプラ
インバッファ11に蓄えられている1文字単位に検切り
された画像を正規化処理により一定のサイズに変換して
正規化画像を生成し、標本化処理により濃度特徴パター
ンを生成して濃度特徴画像を作り、ノーマライズSOP
17におけるCPU20によって記憶部21に記憶され
ているプログラムに基づいてそれぞれの文字に対応する
文字辞書22の使用を制限する使用制限フラグ23を参
照して使用が許可されている文字のみで類似度演算処理
を行うことで文字認識候補を割り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送される郵便
物からその上に記載されている宛名を読取り、この読取
った宛名を用いて区分を行う宛名読取区分機に関する。
物からその上に記載されている宛名を読取り、この読取
った宛名を用いて区分を行う宛名読取区分機に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便区分業務を大別すると、取集めた郵
便物を相手先の郵便局に送るための区分作業である差立
区分業務と、到着した郵便物を配達するための区分業務
である配達区分業務とがある。
便物を相手先の郵便局に送るための区分作業である差立
区分業務と、到着した郵便物を配達するための区分業務
である配達区分業務とがある。
【0003】従来、差立区分業務については、郵便番号
読取区分機により大幅に自動化が図られてきたが、配達
区分業務については自動化が遅れていた。
読取区分機により大幅に自動化が図られてきたが、配達
区分業務については自動化が遅れていた。
【0004】ところが近年、郵便番号読取区分機の機能
に加え、郵便物に記載された、都道府県名、町名、丁
目、街区符号の漢字などの宛名つまり住所を直接OCR
で読取ることによって、郵便物を配達区レベルまでの区
分を自動化(配達区分業務の自動化)する郵便物の宛名
読取区分機が開発されている。
に加え、郵便物に記載された、都道府県名、町名、丁
目、街区符号の漢字などの宛名つまり住所を直接OCR
で読取ることによって、郵便物を配達区レベルまでの区
分を自動化(配達区分業務の自動化)する郵便物の宛名
読取区分機が開発されている。
【0005】宛名読取区分機において、現在その装置の
文字単位の文字候補を出力する文字認識部では、文字辞
書に登録されているすべての文字に対して類似度演算処
理を施し文字候補を出力している。
文字単位の文字候補を出力する文字認識部では、文字辞
書に登録されているすべての文字に対して類似度演算処
理を施し文字候補を出力している。
【0006】記載されている文字を画像処理し、ある文
字を文字種の中から特定する際、膨大な文字種の中から
文字を特定するより、少量の文字種の中から文字を特定
した方が、誤って特定してしまう可能性が低く正確であ
る。
字を文字種の中から特定する際、膨大な文字種の中から
文字を特定するより、少量の文字種の中から文字を特定
した方が、誤って特定してしまう可能性が低く正確であ
る。
【0007】よって、現在、宛名読取区分機では、地域
(郵便局)毎に使用される文字種が限定されるため、使
用される文字種だけで文字辞書を作成し、その登録され
ている全ての文字種中から文字候補を特定している。
(郵便局)毎に使用される文字種が限定されるため、使
用される文字種だけで文字辞書を作成し、その登録され
ている全ての文字種中から文字候補を特定している。
【0008】しかしながら、このような文字辞書は各宛
名読取区分機毎に異なるため、各宛名読取区分機間の互
換性がなく、また、各宛名読取区分機毎に文字辞書を作
るために作成工数もかかり、作成時にミスをする可能性
も多かった。
名読取区分機毎に異なるため、各宛名読取区分機間の互
換性がなく、また、各宛名読取区分機毎に文字辞書を作
るために作成工数もかかり、作成時にミスをする可能性
も多かった。
【0009】さらに、宛名読取区分機が設置されている
地域に、新しい町名ができ、その町名で使用される文字
が登録されていないときは、文字辞書への辞書追加のた
め、再び文字辞書を作り換える必要があった。
地域に、新しい町名ができ、その町名で使用される文字
が登録されていないときは、文字辞書への辞書追加のた
め、再び文字辞書を作り換える必要があった。
【0010】また、2郵便局(2地域)以上を同時に区
分する時など、文字辞書への文字登録数が増えるので、
文字の認識率が低下すると共に安定した確率で文字認識
することができない欠点もあった。
分する時など、文字辞書への文字登録数が増えるので、
文字の認識率が低下すると共に安定した確率で文字認識
することができない欠点もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、各宛
名読取区分機毎に文字辞書が異なっていて各宛名読取区
分機相互に互換性がなく、文字辞書は各宛名読取区分機
毎に作成するので作成ミスの発生の可能性が多く、2郵
便局(2地域)以上を同時に区分する時など、文字辞書
への文字登録数が増え、文字の認識率が低下すると共に
安定した確率で文字認識をすることができないという問
題があった。
名読取区分機毎に文字辞書が異なっていて各宛名読取区
分機相互に互換性がなく、文字辞書は各宛名読取区分機
毎に作成するので作成ミスの発生の可能性が多く、2郵
便局(2地域)以上を同時に区分する時など、文字辞書
への文字登録数が増え、文字の認識率が低下すると共に
安定した確率で文字認識をすることができないという問
題があった。
【0012】そこで、この発明は、文字辞書を統一して
互換性を持たせると共に、文字の認識率の低下を防いで
安定した文字認識のできる宛名読取区分機を提供するこ
とを目的とする。
互換性を持たせると共に、文字の認識率の低下を防いで
安定した文字認識のできる宛名読取区分機を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の宛名読取区分
機は、郵便物からその上に記載されている宛名情報を読
取る読取手段と、上記郵便物に記載される文字を認識す
るために参照される多量の文字候補を持つ文字辞書を記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている文字
辞書の参照される文字候補を制限する制限手段と、この
制限手段で参照される文字候補が制限された文字辞書を
用いて上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名を
認識する宛名認識手段と、この宛名認識手段で認識され
た宛名により上記郵便物を区分する区分手段とから構成
されている。
機は、郵便物からその上に記載されている宛名情報を読
取る読取手段と、上記郵便物に記載される文字を認識す
るために参照される多量の文字候補を持つ文字辞書を記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている文字
辞書の参照される文字候補を制限する制限手段と、この
制限手段で参照される文字候補が制限された文字辞書を
用いて上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名を
認識する宛名認識手段と、この宛名認識手段で認識され
た宛名により上記郵便物を区分する区分手段とから構成
されている。
【0014】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている宛名情報を読取る読取手段と、
この読取手段で読取った宛名情報から宛名の文字を認識
するために参照される多量の文字候補を持つ文字辞書を
記憶している記憶手段と、この記憶手段に記憶されてい
る文字辞書における上記郵便物に記載される可能性のな
い文字の文字候補の参照を制限する制限手段と、この制
限手段で参照される文字候補が制限された文字辞書を参
照して上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名の
文字を認識する文字認識手段と、この文字認識手段で認
識された文字により宛名を識別する宛名識別手段と、こ
の宛名識別手段で識別された宛名により上記郵便物を区
分する区分手段とから構成されている。
その上に記載されている宛名情報を読取る読取手段と、
この読取手段で読取った宛名情報から宛名の文字を認識
するために参照される多量の文字候補を持つ文字辞書を
記憶している記憶手段と、この記憶手段に記憶されてい
る文字辞書における上記郵便物に記載される可能性のな
い文字の文字候補の参照を制限する制限手段と、この制
限手段で参照される文字候補が制限された文字辞書を参
照して上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名の
文字を認識する文字認識手段と、この文字認識手段で認
識された文字により宛名を識別する宛名識別手段と、こ
の宛名識別手段で識別された宛名により上記郵便物を区
分する区分手段とから構成されている。
【0015】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている宛名情報を読取る読取手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補
の使用を制限する情報を入力する入力手段と、この入力
手段で入力された制限情報に応じて文字候補の使用が制
限された上記記憶手段に記憶されている文字辞書を参照
して上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名を認
識する宛名認識手段と、この宛名認識手段で認識された
宛名により上記郵便物を区分する区分手段とから構成さ
れている。
その上に記載されている宛名情報を読取る読取手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補
の使用を制限する情報を入力する入力手段と、この入力
手段で入力された制限情報に応じて文字候補の使用が制
限された上記記憶手段に記憶されている文字辞書を参照
して上記読取手段で読取られた宛名情報により宛名を認
識する宛名認識手段と、この宛名認識手段で認識された
宛名により上記郵便物を区分する区分手段とから構成さ
れている。
【0016】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている第1の情報と第2の情報とを読
取る読取手段と、多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶
している記憶手段と、上記読取手段で読取られた第1の
情報により上記記憶手段に記憶されている文字辞書の文
字候補の使用を制限する制限手段と、この制限手段によ
り文字候補の使用が制限された上記記憶手段に記憶され
ている文字辞書を参照して上記読取手段で読取られた第
2の情報により文字を認識する文字認識手段と、この文
字認識手段で認識された文字により住所を識別する住所
識別手段と、この住所識別手段で識別された住所により
上記郵便物を区分する区分手段とから構成されている。
その上に記載されている第1の情報と第2の情報とを読
取る読取手段と、多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶
している記憶手段と、上記読取手段で読取られた第1の
情報により上記記憶手段に記憶されている文字辞書の文
字候補の使用を制限する制限手段と、この制限手段によ
り文字候補の使用が制限された上記記憶手段に記憶され
ている文字辞書を参照して上記読取手段で読取られた第
2の情報により文字を認識する文字認識手段と、この文
字認識手段で認識された文字により住所を識別する住所
識別手段と、この住所識別手段で識別された住所により
上記郵便物を区分する区分手段とから構成されている。
【0017】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている郵便番号と住所の情報を読取る
読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番号の情報
から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、この郵便
番号認識手段で認識された郵便番号に対応する使用され
ない文字を制限する情報を出力する情報出力手段と、多
量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補
を上記情報出力手段から出力された文字を制限する情報
に応じて制限する制限手段と、この制限手段で文字候補
が制限された文字辞書を参照して上記読取手段で読取ら
れた住所の情報から文字を認識する文字認識手段と、こ
の文字認識手段で認識された文字により住所を識別する
住所識別手段と、この住所識別手段で識別された住所に
より上記郵便物を区分する区分手段とから構成されてい
る。
その上に記載されている郵便番号と住所の情報を読取る
読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番号の情報
から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、この郵便
番号認識手段で認識された郵便番号に対応する使用され
ない文字を制限する情報を出力する情報出力手段と、多
量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補
を上記情報出力手段から出力された文字を制限する情報
に応じて制限する制限手段と、この制限手段で文字候補
が制限された文字辞書を参照して上記読取手段で読取ら
れた住所の情報から文字を認識する文字認識手段と、こ
の文字認識手段で認識された文字により住所を識別する
住所識別手段と、この住所識別手段で識別された住所に
より上記郵便物を区分する区分手段とから構成されてい
る。
【0018】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている郵便番号領域と住所領域の画像
を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番
号領域の画像から郵便番号領域の文字を検出する郵便番
号文字検出手段と、この郵便番号文字検出手段で検出さ
れた郵便番号領域の文字から郵便番号を認識する郵便番
号認識手段と、上記読取手段で読取られた住所領域の画
像から住所領域の文字を検出する住所文字検出手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書を参照する
文字候補を、上記郵便番号認識手段で認識された郵便番
号に対応して限定する限定手段と、この限定手段で文字
候補が限定された文字辞書を参照して上記住所文字検出
手段で検出された住所領域の文字を認識する文字認識手
段と、この文字認識手段で認識された文字により住所を
識別する住所識別手段と、この住所識別手段で識別され
た住所により上記郵便物を区分する区分手段とから構成
されている。
その上に記載されている郵便番号領域と住所領域の画像
を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番
号領域の画像から郵便番号領域の文字を検出する郵便番
号文字検出手段と、この郵便番号文字検出手段で検出さ
れた郵便番号領域の文字から郵便番号を認識する郵便番
号認識手段と、上記読取手段で読取られた住所領域の画
像から住所領域の文字を検出する住所文字検出手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、この記憶手段に記憶されている文字辞書を参照する
文字候補を、上記郵便番号認識手段で認識された郵便番
号に対応して限定する限定手段と、この限定手段で文字
候補が限定された文字辞書を参照して上記住所文字検出
手段で検出された住所領域の文字を認識する文字認識手
段と、この文字認識手段で認識された文字により住所を
識別する住所識別手段と、この住所識別手段で識別され
た住所により上記郵便物を区分する区分手段とから構成
されている。
【0019】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている郵便番号領域と住所領域の画像
を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番
号領域の画像から郵便番号領域の文字を検出する郵便番
号文字検出手段と、この郵便番号文字検出手段で検出さ
れた郵便番号領域の文字から郵便番号を認識する郵便番
号認識手段と、上記読取手段で読取られた住所領域の画
像から住所領域の文字を検出する住所文字検出手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ
全ての文字候補に上記郵便番号認識手段で認識される郵
便番号に対応して使用を制限するフラグを付与する付与
手段と、上記郵便番号認識手段で認識された郵便番号に
対応して上記付与手段で使用を制限するフラグが付与さ
れて文字候補の使用が制限された上記文字辞書を参照し
て上記住所文字検出手段で検出された住所領域の文字を
認識する文字認識手段と、この文字認識手段で認識され
た文字により住所を識別する住所識別手段と、この住所
識別手段で識別された住所により上記郵便物を区分する
区分手段とから構成されている。
その上に記載されている郵便番号領域と住所領域の画像
を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた郵便番
号領域の画像から郵便番号領域の文字を検出する郵便番
号文字検出手段と、この郵便番号文字検出手段で検出さ
れた郵便番号領域の文字から郵便番号を認識する郵便番
号認識手段と、上記読取手段で読取られた住所領域の画
像から住所領域の文字を検出する住所文字検出手段と、
多量な文字候補を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ
全ての文字候補に上記郵便番号認識手段で認識される郵
便番号に対応して使用を制限するフラグを付与する付与
手段と、上記郵便番号認識手段で認識された郵便番号に
対応して上記付与手段で使用を制限するフラグが付与さ
れて文字候補の使用が制限された上記文字辞書を参照し
て上記住所文字検出手段で検出された住所領域の文字を
認識する文字認識手段と、この文字認識手段で認識され
た文字により住所を識別する住所識別手段と、この住所
識別手段で識別された住所により上記郵便物を区分する
区分手段とから構成されている。
【0020】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている宛名の画像を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名の画像から郵便番号
領域と住所領域との画像を検出する領域検出手段と、こ
の領域検出手段で検出された郵便番号領域の画像から郵
便番号領域の文字を検出する郵便番号文字検出手段と、
この郵便番号文字検出手段で検出された郵便番号領域の
文字から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、上記
領域検出手段で検出された住所領域の画像から住所領域
の文字を検出する住所文字検出手段と、多量な文字候補
を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ全ての文字候補
に上記郵便番号認識手段で認識される郵便番号に対応し
て使用を制限するフラグを付与する付与手段と、上記郵
便番号認識手段で認識された郵便番号に対応して上記付
与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字候補の
使用が制限された上記文字辞書を参照して上記住所文字
検出手段で検出された住所領域の文字を認識する文字認
識手段と、この文字認識手段で認識された文字により住
所を識別する住所識別手段と、この住所識別手段で識別
された住所により区分情報を編集処理する編集処理手段
と、この編集処理手段で編集処理された区分情報により
上記郵便物を区分する区分手段とから構成されている。
その上に記載されている宛名の画像を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名の画像から郵便番号
領域と住所領域との画像を検出する領域検出手段と、こ
の領域検出手段で検出された郵便番号領域の画像から郵
便番号領域の文字を検出する郵便番号文字検出手段と、
この郵便番号文字検出手段で検出された郵便番号領域の
文字から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、上記
領域検出手段で検出された住所領域の画像から住所領域
の文字を検出する住所文字検出手段と、多量な文字候補
を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ全ての文字候補
に上記郵便番号認識手段で認識される郵便番号に対応し
て使用を制限するフラグを付与する付与手段と、上記郵
便番号認識手段で認識された郵便番号に対応して上記付
与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字候補の
使用が制限された上記文字辞書を参照して上記住所文字
検出手段で検出された住所領域の文字を認識する文字認
識手段と、この文字認識手段で認識された文字により住
所を識別する住所識別手段と、この住所識別手段で識別
された住所により区分情報を編集処理する編集処理手段
と、この編集処理手段で編集処理された区分情報により
上記郵便物を区分する区分手段とから構成されている。
【0021】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている宛名を読取って、上記郵便物を
区分する宛名読取区分機において、多量な文字候補を持
つ文字辞書と、この文字辞書が持つ文字候補の使用を制
限する制限手段と、この制限手段で文字候補の使用が制
限された上記文字辞書を参照して上記宛名の文字を認識
する文字認識手段とから構成されている。
その上に記載されている宛名を読取って、上記郵便物を
区分する宛名読取区分機において、多量な文字候補を持
つ文字辞書と、この文字辞書が持つ文字候補の使用を制
限する制限手段と、この制限手段で文字候補の使用が制
限された上記文字辞書を参照して上記宛名の文字を認識
する文字認識手段とから構成されている。
【0022】この発明の宛名読取区分機は、郵便物から
その上に記載されている郵便番号と宛名を読取って、上
記郵便物を区分する宛名読取区分機において、多量な文
字候補を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ全ての文
字候補に上記郵便番号に対応して使用を制限するフラグ
を付与する付与手段と、上記郵便番号に対応して上記付
与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字候補の
使用が制限された上記文字辞書を参照して上記宛名の文
字を認識する文字認識手段とから構成されている。
その上に記載されている郵便番号と宛名を読取って、上
記郵便物を区分する宛名読取区分機において、多量な文
字候補を持つ文字辞書と、この文字辞書が持つ全ての文
字候補に上記郵便番号に対応して使用を制限するフラグ
を付与する付与手段と、上記郵便番号に対応して上記付
与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字候補の
使用が制限された上記文字辞書を参照して上記宛名の文
字を認識する文字認識手段とから構成されている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【0024】図2は、この発明の宛名読取区分機の概略
構成を示し、図2の(a)は宛名読取区分機の正面図
で、図2の(b)は側面図で、次のような構成になって
いる。すなわち、供給部1には一括かつ立位状態で葉
書、封書などの郵便物P…がセットされる。この供給部
1の郵便物P…は、取出部2により最前端の郵便物Pか
ら順次1枚づつ取出し搬送され取込搬送路3の途中に配
置された読取手段としての読取部4によって郵便物Pの
宛名の記載してある面が読取られ、判別部5によって記
載されている宛名が解析されて区分ポケットが割り出さ
れる。このようにして、供給部1にセットされた郵便物
は区分部6に区分される。
構成を示し、図2の(a)は宛名読取区分機の正面図
で、図2の(b)は側面図で、次のような構成になって
いる。すなわち、供給部1には一括かつ立位状態で葉
書、封書などの郵便物P…がセットされる。この供給部
1の郵便物P…は、取出部2により最前端の郵便物Pか
ら順次1枚づつ取出し搬送され取込搬送路3の途中に配
置された読取手段としての読取部4によって郵便物Pの
宛名の記載してある面が読取られ、判別部5によって記
載されている宛名が解析されて区分ポケットが割り出さ
れる。このようにして、供給部1にセットされた郵便物
は区分部6に区分される。
【0025】この区分部6は、区分手段として複数の区
分ポケット(集積箱)7…が複数段に配設されており、
郵便物Pは判別部5の判別結果に基づいて所定の区分ポ
ケット7内に区分集積されるようになっている。
分ポケット(集積箱)7…が複数段に配設されており、
郵便物Pは判別部5の判別結果に基づいて所定の区分ポ
ケット7内に区分集積されるようになっている。
【0026】図3は電気回路を示すもので、制御部31
は、判別部5から供給される区分指定デ―タ(区分ポケ
ット7、…のアドレス)に対応する区分ポケット7、…
に上記郵便物Pを搬送せしめるものである。たとえば、
取込搬送路3の途中の搬送検知器(図示しない)からの
搬送検知信号に応じて区分ゲ―ト制御信号を出力するこ
とにより、ドライバ33を用いて区分ゲ―ト32、…を
制御せしめるようになっている。
は、判別部5から供給される区分指定デ―タ(区分ポケ
ット7、…のアドレス)に対応する区分ポケット7、…
に上記郵便物Pを搬送せしめるものである。たとえば、
取込搬送路3の途中の搬送検知器(図示しない)からの
搬送検知信号に応じて区分ゲ―ト制御信号を出力するこ
とにより、ドライバ33を用いて区分ゲ―ト32、…を
制御せしめるようになっている。
【0027】さらに、上記制御部31はドライバ35に
より取込搬送路3等の搬送機構部36を駆動することに
より、搬送系全体の制御を行うようになっている。
より取込搬送路3等の搬送機構部36を駆動することに
より、搬送系全体の制御を行うようになっている。
【0028】また、供給部1の上部には操作パネル8が
設けられている。
設けられている。
【0029】図4は、判別部5により読取部4で読取ら
れた郵便物Pの宛名面の画像から区分ポケット7を割出
す処理フローを示すものである。読取部4で読取られた
画像は、判別部5で郵便番号領域(画像)と住所領域
(画像)とに検出して切り出される(検切りされる)。
れた郵便物Pの宛名面の画像から区分ポケット7を割出
す処理フローを示すものである。読取部4で読取られた
画像は、判別部5で郵便番号領域(画像)と住所領域
(画像)とに検出して切り出される(検切りされる)。
【0030】ここで判別部5における郵便番号認識処理
について説明する。検切りされた郵便番号領域(画像)
から郵便番号部の検切り処理が行われ、「210」の郵
便番号部(画像)が検切りされる。検切りされた郵便番
号部から番号(画像)の検切り処理が行われ、「2」、
「1」、「0」の各番号が検切り処理される。
について説明する。検切りされた郵便番号領域(画像)
から郵便番号部の検切り処理が行われ、「210」の郵
便番号部(画像)が検切りされる。検切りされた郵便番
号部から番号(画像)の検切り処理が行われ、「2」、
「1」、「0」の各番号が検切り処理される。
【0031】検切りされた各番号の認識処理が行われ、
「210」の番号が認識され、認識された番号が郵便番
号とされる。この郵便番号210は、後述する文字辞書
の使用する文字の制限情報として用いられる。
「210」の番号が認識され、認識された番号が郵便番
号とされる。この郵便番号210は、後述する文字辞書
の使用する文字の制限情報として用いられる。
【0032】続いて判別部5における住所認識処理につ
いて説明する。検切りされた住所領域(画像)から宛名
部(画像)の検切り処理が行われ、「川崎市幸町 東崎
太郎」の部分が検切りされる。検切りされた宛名部か
ら文字列の行(画像)の検切り処理が行われ、「川崎市
幸町」と「東崎 太郎」の文字列の行が検切りされる。
検切りされた文字列の行から各文字(画像)の検切り処
理が行われ、「川」、「崎」、「区」、「幸」、
「町」、「東」、「崎」、「太」、「郎」とが検切りさ
れる。
いて説明する。検切りされた住所領域(画像)から宛名
部(画像)の検切り処理が行われ、「川崎市幸町 東崎
太郎」の部分が検切りされる。検切りされた宛名部か
ら文字列の行(画像)の検切り処理が行われ、「川崎市
幸町」と「東崎 太郎」の文字列の行が検切りされる。
検切りされた文字列の行から各文字(画像)の検切り処
理が行われ、「川」、「崎」、「区」、「幸」、
「町」、「東」、「崎」、「太」、「郎」とが検切りさ
れる。
【0033】ここで、判別部5における後述する文字認
識部10において、検切りされた各文字の認識処理が行
われる。その結果、各文字に対して第1候補、第2候
補、…第10候補が出力される。例えば、検切り文字
「川」に対して文字認識候補は、第1候補が「川」で、
第2候補が「リ」で、第10候補まで出力される。
識部10において、検切りされた各文字の認識処理が行
われる。その結果、各文字に対して第1候補、第2候
補、…第10候補が出力される。例えば、検切り文字
「川」に対して文字認識候補は、第1候補が「川」で、
第2候補が「リ」で、第10候補まで出力される。
【0034】各検切り文字の文字認識候補から住所を組
み立てる住所識別処理が行われ、「川崎区幸町」と住所
が組み立てられる。組み立てられた住所から区分ポケッ
ト7を割り出す答え編集処理が行われ、区分ポケット7
の区分が「A15」と割り出される。
み立てる住所識別処理が行われ、「川崎区幸町」と住所
が組み立てられる。組み立てられた住所から区分ポケッ
ト7を割り出す答え編集処理が行われ、区分ポケット7
の区分が「A15」と割り出される。
【0035】図1は、この発明の宛名読取区分機に係る
正規化類似度演算回路としての文字認識部10の概略構
成を示すものである。判別部5において文字認識部10
は、検切りされた文字(画像)が出力される前段ユニッ
ト8、文字認識候補を出力する後段ユニット9とが接続
されている。前段ユニット8は、CPU8aに制御され
て検切りされた文字を文字認識部10に出力している。
また、後段ユニット9は、文字認識部10から出力され
る文字認識候補をパイプラインバッファ9aで一時蓄え
る。
正規化類似度演算回路としての文字認識部10の概略構
成を示すものである。判別部5において文字認識部10
は、検切りされた文字(画像)が出力される前段ユニッ
ト8、文字認識候補を出力する後段ユニット9とが接続
されている。前段ユニット8は、CPU8aに制御され
て検切りされた文字を文字認識部10に出力している。
また、後段ユニット9は、文字認識部10から出力され
る文字認識候補をパイプラインバッファ9aで一時蓄え
る。
【0036】文字認識部10は、文字認識手段として1
文字づつに検切りされた文字の画像を、例えば複合類似
度法や近傍特徴類似度法等を用いることにより、検切り
された全ての文字の認識候補を割り出して後段ユニット
9に転送している。
文字づつに検切りされた文字の画像を、例えば複合類似
度法や近傍特徴類似度法等を用いることにより、検切り
された全ての文字の認識候補を割り出して後段ユニット
9に転送している。
【0037】文字認識部10は、前段ユニット8からの
検切りされた文字を蓄えるパイプラインバッファ11、
文字認識の全体の動作を司るCPU12、情報を一時記
憶するSRAM13、プログラム等を記憶するEEPR
OM14、記憶手段としてのメインメモリ15とスクロ
ールメモリ16、およびノーマライズSOP(文字規格
化回路)17とから構成されている。
検切りされた文字を蓄えるパイプラインバッファ11、
文字認識の全体の動作を司るCPU12、情報を一時記
憶するSRAM13、プログラム等を記憶するEEPR
OM14、記憶手段としてのメインメモリ15とスクロ
ールメモリ16、およびノーマライズSOP(文字規格
化回路)17とから構成されている。
【0038】ノーマライズSOP17は、全体の制御を
司るCPU20、郵便番号に対応して使用する文字を制
限するプログラムを記憶する記憶部21、大量の文字が
記憶されている文字辞書22、および文字辞書22に記
憶されている文字の使用を制限する制限手段あるいは限
定手段としての使用制限フラグ23とを具備している。
司るCPU20、郵便番号に対応して使用する文字を制
限するプログラムを記憶する記憶部21、大量の文字が
記憶されている文字辞書22、および文字辞書22に記
憶されている文字の使用を制限する制限手段あるいは限
定手段としての使用制限フラグ23とを具備している。
【0039】図5は、郵便番号に応じて使用される文字
が制限される文字辞書22と使用制限フラグ23の構成
を示すもので、文字辞書22に対応して使用制限フラグ
23が構成されている。例えば、ノーマライズSOP1
7におけるCPU20は、使用する文字の制限情報とし
て認識された郵便番号が「210」の場合、使用制限フ
ラグ23のA項の使用許可ビットを指定する。
が制限される文字辞書22と使用制限フラグ23の構成
を示すもので、文字辞書22に対応して使用制限フラグ
23が構成されている。例えば、ノーマライズSOP1
7におけるCPU20は、使用する文字の制限情報とし
て認識された郵便番号が「210」の場合、使用制限フ
ラグ23のA項の使用許可ビットを指定する。
【0040】このA項の使用許可ビットにおいて、ビッ
トが「0」の場合は使用不可とし、ビットが「1」の場
合に使用可となる。文字辞書22における文字「い」に
対応するA項のビットは「0」であるので使用不可であ
り、文字「リ」に対応するA項のビットは「1」である
ので使用可であり、文字「川」に対応するA項のビット
は「1」であるので使用可である。
トが「0」の場合は使用不可とし、ビットが「1」の場
合に使用可となる。文字辞書22における文字「い」に
対応するA項のビットは「0」であるので使用不可であ
り、文字「リ」に対応するA項のビットは「1」である
ので使用可であり、文字「川」に対応するA項のビット
は「1」であるので使用可である。
【0041】次に、このような構成において、文字認識
部10における文字辞書22の制限方式による文字認識
候補の出力動作を図6のフローチャートを参照して説明
する。
部10における文字辞書22の制限方式による文字認識
候補の出力動作を図6のフローチャートを参照して説明
する。
【0042】ここでは、実施例として、文字「川」に対
して文字認識候補を出力する動作を説明する。
して文字認識候補を出力する動作を説明する。
【0043】文字認識部10のCPU12は、パイプラ
インバッファ11に蓄えられている1文字単位に検切り
された「川」の画像(ST1)を、正規化処理により一
定のサイズに変換し正規化画像を生成する(ST2)。
続いて、標本化処理により濃度特徴パターンを生成して
濃度特徴画像を作り(ST3)、類似度演算処理により
文字認識候補を割り出す(ST4)。
インバッファ11に蓄えられている1文字単位に検切り
された「川」の画像(ST1)を、正規化処理により一
定のサイズに変換し正規化画像を生成する(ST2)。
続いて、標本化処理により濃度特徴パターンを生成して
濃度特徴画像を作り(ST3)、類似度演算処理により
文字認識候補を割り出す(ST4)。
【0044】この類似度演算処理をノーマライズSOP
17におけるCPU20は、記憶部21に記憶されてい
るプログラムに基づいて文字辞書22に登録されている
全ての文字に対して行なわず、演算処理を行う前に、そ
れぞれの文字に対応する文字辞書22の使用を制限する
使用制限フラグ23を参照し、図4の郵便番号認識処理
により割り出された郵便番号「210」での使用が許可
されている時のみ、その文字辞書22で演算処理を行
う。
17におけるCPU20は、記憶部21に記憶されてい
るプログラムに基づいて文字辞書22に登録されている
全ての文字に対して行なわず、演算処理を行う前に、そ
れぞれの文字に対応する文字辞書22の使用を制限する
使用制限フラグ23を参照し、図4の郵便番号認識処理
により割り出された郵便番号「210」での使用が許可
されている時のみ、その文字辞書22で演算処理を行
う。
【0045】すなわち、「川」と言う文字においては、
郵便番号「210」(使用制限フラグ23におけるA
項)ではフラグが「1」で使用可であるので文字認識候
補の第一候補に「川」があがってきているが、フラグが
「0」で使用不可であれば演算処理が行われないので、
決して候補にあがってくることはない。
郵便番号「210」(使用制限フラグ23におけるA
項)ではフラグが「1」で使用可であるので文字認識候
補の第一候補に「川」があがってきているが、フラグが
「0」で使用不可であれば演算処理が行われないので、
決して候補にあがってくることはない。
【0046】また、例えば図5に示すように、使用制限
フラグ23を各郵便番号毎にビット割り振りした場合な
ど、郵便番号「210」のA項の使用許可ビットが
「0」である「い」という文字は、演算処理を行わずに
スキップされ、使用許可ビットが「1」である「川」と
か「リ」という文字に関してのみ演算処理が行われる。
このようにして、大量に登録されている文字辞書22中
の全ての文字に対して演算処理を行わず、使用が許され
ている文字のみ演算処理を行うことが可能となる。
フラグ23を各郵便番号毎にビット割り振りした場合な
ど、郵便番号「210」のA項の使用許可ビットが
「0」である「い」という文字は、演算処理を行わずに
スキップされ、使用許可ビットが「1」である「川」と
か「リ」という文字に関してのみ演算処理が行われる。
このようにして、大量に登録されている文字辞書22中
の全ての文字に対して演算処理を行わず、使用が許され
ている文字のみ演算処理を行うことが可能となる。
【0047】この文字辞書22の使用制限を行いながら
文字認識を行う宛名読取区分機によれば、異なる郵便番
号、及び町名を持つ郵便番号2郵便局分(例えば、「2
10」と「211」)を同時に区分しても、郵便番号に
より文字辞書22の使用制限を行っているので郵便番号
(例えば「210」)で使用が許可されていない文字
は、たとえ郵便番号「211」で使用が許可されている
文字であったとしても、郵便番号「210」の文字認識
処理においては演算処理を行わずにスキップするので、
最低限の文字認識候補の中から文字を特定することがで
きる。
文字認識を行う宛名読取区分機によれば、異なる郵便番
号、及び町名を持つ郵便番号2郵便局分(例えば、「2
10」と「211」)を同時に区分しても、郵便番号に
より文字辞書22の使用制限を行っているので郵便番号
(例えば「210」)で使用が許可されていない文字
は、たとえ郵便番号「211」で使用が許可されている
文字であったとしても、郵便番号「210」の文字認識
処理においては演算処理を行わずにスキップするので、
最低限の文字認識候補の中から文字を特定することがで
きる。
【0048】また、文字辞書22の使用制限フラグ23
を参照する際、郵便番号を使用せず、使用しても良いか
否かのフラグにして文字辞書22の使用制限を行うこと
も可能である。このようにしても文字辞書は、上記した
文字辞書22と同一なものを使用することができる。こ
の時は、郵便局に対応する文字辞書22の使用許可フラ
グを変更するだけで使用することができる。
を参照する際、郵便番号を使用せず、使用しても良いか
否かのフラグにして文字辞書22の使用制限を行うこと
も可能である。このようにしても文字辞書は、上記した
文字辞書22と同一なものを使用することができる。こ
の時は、郵便局に対応する文字辞書22の使用許可フラ
グを変更するだけで使用することができる。
【0049】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、全国すべての郵便局に設置される宛名読取区
分機の文字辞書を統一することができる。また、全国統
一の文字辞書であるため、宛名読取区分機毎に文字辞書
を作成する必要がなく、人為的な文字辞書作成ミスによ
る読取率の低下や誤認識を少なくすることができる。従
って、膨大な文字種の中からでも安定した確率で文字候
補を特定することができる。
によれば、全国すべての郵便局に設置される宛名読取区
分機の文字辞書を統一することができる。また、全国統
一の文字辞書であるため、宛名読取区分機毎に文字辞書
を作成する必要がなく、人為的な文字辞書作成ミスによ
る読取率の低下や誤認識を少なくすることができる。従
って、膨大な文字種の中からでも安定した確率で文字候
補を特定することができる。
【0050】また、印刷活字の今までにない新しいフォ
ントが多く郵便物で使用されるようになった時など、1
つの文字辞書を変更するだけで全ての宛名読取区分機に
対応することができる。
ントが多く郵便物で使用されるようになった時など、1
つの文字辞書を変更するだけで全ての宛名読取区分機に
対応することができる。
【0051】さらに、2郵便局以上を同時に区分する時
でも、1つの郵便局内の町名で使用される文字の中から
文字候補を出力するので安定した文字認識が可能とな
る。
でも、1つの郵便局内の町名で使用される文字の中から
文字候補を出力するので安定した文字認識が可能とな
る。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
文字辞書を統一して互換性を持たせると共に、文字の認
識率の低下を防いで安定した文字認識のできる宛名読取
区分機を提供することができる。
文字辞書を統一して互換性を持たせると共に、文字の認
識率の低下を防いで安定した文字認識のできる宛名読取
区分機を提供することができる。
【図1】この発明の宛名読取区分機に係る文字認識部の
概略構成を示すブロック図。
概略構成を示すブロック図。
【図2】この発明の宛名読取区分機の概略構成を示す
図。
図。
【図3】図2の宛名読取区分機の電気回路の概略構成を
示す図。
示す図。
【図4】判別部により読取部で読取られた郵便物の宛名
面の画像から区分ポケットを割出す処理を説明するため
の図。
面の画像から区分ポケットを割出す処理を説明するため
の図。
【図5】郵便番号に応じて使用される文字が制限される
文字辞書の構成を示す図。
文字辞書の構成を示す図。
【図6】文字認識部における文字辞書の制限方式による
文字認識候補の出力動作を説明するためのフローチャー
ト。
文字認識候補の出力動作を説明するためのフローチャー
ト。
1…供給部 2…取出部 3…取込搬送路 4…読取部 5…判別部 6…区分部 7…区分ポケット 10…文字認識部 11…パイプラインバッファ 12、20、31…CPU 17…ノーマライズSOP 21…記憶部 22…文字辞書
Claims (10)
- 【請求項1】 郵便物からその上に記載されている宛名
情報を読取る読取手段と、 上記郵便物に記載される文字を認識するために参照され
る多量の文字候補を持つ文字辞書を記憶する記憶手段
と、 この記憶手段に記憶されている文字辞書の参照される文
字候補を制限する制限手段と、 この制限手段で参照される文字候補が制限された文字辞
書を用いて上記読取手段で読取られた宛名情報により宛
名を認識する宛名認識手段と、 この宛名認識手段で認識された宛名により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項2】 郵便物からその上に記載されている宛名
情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った宛名情報から宛名の文字を認識
するために参照される多量の文字候補を持つ文字辞書を
記憶している記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている文字辞書における上記郵
便物に記載される可能性のない文字の文字候補の参照を
制限する制限手段と、 この制限手段で参照される文字候補が制限された文字辞
書を参照して上記読取手段で読取られた宛名情報により
宛名の文字を認識する文字認識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により宛名を識別す
る宛名識別手段と、 この宛名識別手段で識別された宛名により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項3】 郵便物からその上に記載されている宛名
情報を読取る読取手段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、 この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補の使
用を制限する情報を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された制限情報に応じて文字候補の
使用が制限された上記記憶手段に記憶されている文字辞
書を参照して上記読取手段で読取られた宛名情報により
宛名を認識する宛名認識手段と、 この宛名認識手段で認識された宛名により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項4】 郵便物からその上に記載されている第1
の情報と第2の情報とを読取る読取手段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、 上記読取手段で読取られた第1の情報により上記記憶手
段に記憶されている文字辞書の文字候補の使用を制限す
る制限手段と、 この制限手段により文字候補の使用が制限された上記記
憶手段に記憶されている文字辞書を参照して上記読取手
段で読取られた第2の情報により文字を認識する文字認
識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により住所を識別す
る住所識別手段と、 この住所識別手段で識別された住所により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項5】 郵便物からその上に記載されている郵便
番号と住所の情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた郵便番号の情報から郵便番号
を認識する郵便番号認識手段と、 この郵便番号認識手段で認識された郵便番号に対応する
使用されない文字を制限する情報を出力する情報出力手
段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、 この記憶手段に記憶されている文字辞書の文字候補を上
記情報出力手段から出力された文字を制限する情報に応
じて制限する制限手段と、 この制限手段で文字候補が制限された文字辞書を参照し
て上記読取手段で読取られた住所の情報から文字を認識
する文字認識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により住所を識別す
る住所識別手段と、 この住所識別手段で識別された住所により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項6】 郵便物からその上に記載されている郵便
番号領域と住所領域の画像を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた郵便番号領域の画像から郵便
番号領域の文字を検出する郵便番号文字検出手段と、 この郵便番号文字検出手段で検出された郵便番号領域の
文字から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、 上記読取手段で読取られた住所領域の画像から住所領域
の文字を検出する住所文字検出手段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書を記憶している記憶手段
と、 この記憶手段に記憶されている文字辞書を参照する文字
候補を、上記郵便番号認識手段で認識された郵便番号に
対応して限定する限定手段と、 この限定手段で文字候補が限定された文字辞書を参照し
て上記住所文字検出手段で検出された住所領域の文字を
認識する文字認識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により住所を識別す
る住所識別手段と、 この住所識別手段で識別された住所により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項7】 郵便物からその上に記載されている郵便
番号領域と住所領域の画像を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた郵便番号領域の画像から郵便
番号領域の文字を検出する郵便番号文字検出手段と、 この郵便番号文字検出手段で検出された郵便番号領域の
文字から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、 上記読取手段で読取られた住所領域の画像から住所領域
の文字を検出する住所文字検出手段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書と、 この文字辞書が持つ全ての文字候補に上記郵便番号認識
手段で認識される郵便番号に対応して使用を制限するフ
ラグを付与する付与手段と、 上記郵便番号認識手段で認識された郵便番号に対応して
上記付与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字
候補の使用が制限された上記文字辞書を参照して上記住
所文字検出手段で検出された住所領域の文字を認識する
文字認識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により住所を識別す
る住所識別手段と、 この住所識別手段で識別された住所により上記郵便物を
区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項8】 郵便物からその上に記載されている宛名
の画像を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名の画像から郵便番号領域
と住所領域との画像を検出する領域検出手段と、 この領域検出手段で検出された郵便番号領域の画像から
郵便番号領域の文字を検出する郵便番号文字検出手段
と、 この郵便番号文字検出手段で検出された郵便番号領域の
文字から郵便番号を認識する郵便番号認識手段と、 上記領域検出手段で検出された住所領域の画像から住所
領域の文字を検出する住所文字検出手段と、 多量な文字候補を持つ文字辞書と、 この文字辞書が持つ全ての文字候補に上記郵便番号認識
手段で認識される郵便番号に対応して使用を制限するフ
ラグを付与する付与手段と、 上記郵便番号認識手段で認識された郵便番号に対応して
上記付与手段で使用を制限するフラグが付与されて文字
候補の使用が制限された上記文字辞書を参照して上記住
所文字検出手段で検出された住所領域の文字を認識する
文字認識手段と、 この文字認識手段で認識された文字により住所を識別す
る住所識別手段と、 この住所識別手段で識別された住所により区分情報を編
集処理する編集処理手段と、 この編集処理手段で編集処理された区分情報により上記
郵便物を区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項9】 郵便物からその上に記載されている宛名
を読取って、上記郵便物を区分する宛名読取区分機にお
いて、 多量な文字候補を持つ文字辞書と、 この文字辞書が持つ文字候補の使用を制限する制限手段
と、 この制限手段で文字候補の使用が制限された上記文字辞
書を参照して上記宛名の文字を認識する文字認識手段
と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。 - 【請求項10】 郵便物からその上に記載されている郵
便番号と宛名を読取って、上記郵便物を区分する宛名読
取区分機において、 多量な文字候補を持つ文字辞書と、 この文字辞書が持つ全ての文字候補に上記郵便番号に対
応して使用を制限するフラグを付与する付与手段と、 上記郵便番号に対応して上記付与手段で使用を制限する
フラグが付与されて文字候補の使用が制限された上記文
字辞書を参照して上記宛名の文字を認識する文字認識手
段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219883A JPH0947727A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 宛名読取区分機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7219883A JPH0947727A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 宛名読取区分機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947727A true JPH0947727A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16742554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7219883A Pending JPH0947727A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 宛名読取区分機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947727A (ja) |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7219883A patent/JPH0947727A/ja active Pending
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