JPH094770A - Ti合金管接合体およびその製造方法 - Google Patents

Ti合金管接合体およびその製造方法

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JPH094770A
JPH094770A JP15077995A JP15077995A JPH094770A JP H094770 A JPH094770 A JP H094770A JP 15077995 A JP15077995 A JP 15077995A JP 15077995 A JP15077995 A JP 15077995A JP H094770 A JPH094770 A JP H094770A
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JP15077995A
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English (en)
Inventor
Takao Hiyamizu
水 孝 夫 冷
Seiya Asari
里 征 也 浅
Noriyoshi Yokota
田 紀 義 横
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大型厚肉のTi合金管接合体及び製造法を提
供する。 【構成】 S,Se,Te各0.01〜10%の中の1
種または2種以上の合計で10%以下、REM,Ca各
0.01〜10%の中の1種または2種合計で10%以
下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合
金同士と、重量%でS,Se,Te各0.01〜10%
の中の1種または2種以上を合計で10%以下、RE
M,Ca各0.01〜10%の中の1種または2種を合
計で10%以下、Al10%以下,V25%以下,Sn
15%以下,Co10%以下,Cu10以下,Ta15
%以下,Mn,Hf,W各10%以下,Si0.5%以
下,Nb20%以下,Zr10以下,Mo15%以下,
O0.1%以下の中の1種または2種以上の合計で30
%以下を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のTi
合金管とを同種または異種を組合せて接合した管接合
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空・宇宙,化学,石
油掘削等々の産業分野で利用されるTi合金接合管体お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、Ti合金は、重量あたりの強
度(すなわち、比強度)が高く、優れた耐食性等を有し
ているため、航空・宇宙,化学,石油掘削等々の産業分
野で使用されている。
【0003】そして、このような産業分野においてTi
合金の特性をより一層発揮・活用させるためには、Ti
合金管の製造が不可欠であるが、従来技術としては、T
i合金の薄板を成形してこれをU−O曲げした合わせ目
を接合する方法や、Ti合金塊から機械加工法により直
接Ti合金管を製造する方法が実用化されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ti合
金の溶接管の場合には、Ti合金よりなる薄板のU−O
曲げ成形に限界があり、厚肉管の製造が困難であるとい
う課題があった。
【0005】また、機械加工法により成形したTi合金
管の場合には、寸法・形状の自由度は大きいものの、材
料歩留りおよび製造能率が著しく低く、コスト高になる
等の課題があった。
【0006】さらにまた、構造部材としてTi合金管を
使用する場合においては、Ti合金管の接合が不可欠と
なるが、太径かつ厚肉のTi合金管をTIG溶接法など
を用いて接合しようとすると、かなり多くの接合時間を
必要とするだけでなく、特に現場での接合においては接
合継手部の品質の確保が困難となり、現場での接合が不
可欠となる大型構造物へのTi合金管の適用が制限され
ているという課題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、現場での接合においても
溶接継手部の品質を良好なものとすることができ、とく
に大型構造物に適用可能な大型・厚肉のTi合金管接合
体およびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるTi合金
管接合体は、請求項1に記載しているように、重量%
で、S:0.01〜10%,Se:0.01〜10%,
Te:0.01〜10%のうちの1種または2種以上を
合計で10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:
0.01〜10%のうちの1種または2種を合計で10
%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のT
i合金管同士を接合してなる構成としたことを特徴とし
ている。
【0009】また、同じ目的を達成する本発明に係わる
Ti合金管接合体は、請求項2に記載しているように、
重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.01〜1
0%,Te:0.01〜10%のうちの1種または2種
以上を合計で10%以下、REM:0.01〜10%,
Ca:0.01〜10%のうちの1種または2種を合計
で10%以下、Al:10%以下,V:25%以下,S
n:15%以下,Co:10%以下,Cu:10%以
下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,Hf:10
%以下,W:10%以下,Si:0.5%以下,Nb:
20%以下,Zr:10%以下,Mo:15%以下,
O:0.1%以下のうちの1種または2種以上を合計で
30%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成
のTi合金管同士を接合してなる構成としたることを特
徴としている。
【0010】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体は、請求項3に記載しているように、重量%で、
S:0.01〜10%,Se:0.01〜10%,T
e:0.01〜10%のうちの1種または2種以上を合
計で10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:
0.01〜10%のうちの1種または2種を合計で10
%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のT
i合金管と、重量%で、S:0.01〜10%,Se:
0.01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1
種または2種以上を合計で10%以下、REM:0.0
1〜10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種また
は2種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:2
5%以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,C
u:10%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以
下,Hf:10%以下,W:10%以下,Si:0.5
%以下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:
15%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種
以上を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTi
よりなる組成のTi合金管とを接合してなる構成とした
ことを特徴としている。
【0011】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、Ti合金管は、肉厚(t)と外径(D)との比(t
/D)が0.01以上0.40以下であるものとするこ
とができ、また、請求項5に記載しているように、Ti
合金管は、押出し成形により継ぎ目なしで形成されてい
るシームレスTi合金管であるものとすることができ、
請求項6に記載しているように、押出し成形は、温度9
00℃以上1150℃以下でガラス系潤滑剤を用いて実
施されたものであるようになすことができる。
【0012】他方、本発明に係わるTi合金管接合体の
製造方法は、請求項7に記載しているように、接合され
るTi合金管の接合面の少なくとも一方に前記接合され
るTi合金管の母材の融点(M)よりも低い融点(M
)を有する接合層をあらかじめ形成した状態とし、お
よび/または、接合されるTi合金管の母材の融点(M
)よりも低い融点(M)を有する接合材を前記接合
されるTi合金管の接合面の間に挿入した状態として、
前記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に
保持して接合するようにしたことを特徴としている。
【0013】また、同じ目的を達成する本発明に係わる
Ti合金管接合体の製造方法は、請求項8に記載してい
るように、接合されるTi合金管の接合面の間に、両端
面に前記接合されるTi合金管の母材の融点(M)よ
りも低い融点(M)を有する接合層をあらかじめ形成
させた接合部材を介在させた状態として、前記接合され
るTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、M<T<M
の温度Tに加熱して所定時間その温度に保持して接合
するようにしたことを特徴としている。
【0014】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の製造方法の実施態様においては、請求項9に記載して
いるように、接合層および/または接合材の厚さが1μ
m以上100μm以下であるものとすることができ、ま
た、請求項10に記載しているように、接合層および/
または接合材がTi,Zr,Cu,Niの成分からな
り、Ti:20重量%以上、Zr:20重量%以上で且
つTi+Zr:40重量%以上90重量%以下、Cu+
Ni:10重量%以上60重量%以下の組成であるもの
とすることができる。
【0015】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体の製造方法の実施態様においては、請求項11に記
載しているように、M<T<Mの温度Tに加熱する
に際し、周波数200KHz以下の高周波誘導加熱を用
いるようになすことができ、請求項12に記載している
ように、M<T<Mの温度Tに加熱して所定時間そ
の温度に保持して接合するに際して、酸素および窒素の
含有量が、それぞれ、0.01体積%以下の不活性ガス
中ないしは真空中で接合するようになすことができる。
【0016】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体の製造方法の実施態様においては、請求項13に記
載しているように、Ti合金管の接合面を傾斜させて接
合するようになすことができる。
【0017】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の製造方法の実施態様においては、請求項14に記載し
ているように、Ti合金管の接合面を加熱する加熱手段
と、Ti合金管の接合面の温度を測定する測温手段と、
Ti合金管の接合面に圧力を加える加圧手段と、Ti合
金管の接合面に加えられた圧力を測定する測圧手段と、
各手段の制御手段をそなえた接合装置を用いてTi合金
管の接合を行うようになすことができる。
【0018】
【発明の作用】本発明に係わるTi合金管接合体および
その製造方法は、上述した構成を有するものであり、T
iまたはTi合金中にREMを添加することによって、
Sを含有するTi合金中の硫化物ないし介在物は粒状と
なって細かく分散するので、結晶粒成長の核が広く分散
することになり、α−β遷移温度以上の高温域における
結晶粒の粗大化を抑制する作用があることから、Ti合
金管の接合の際の熱影響によってTi合金母材の結晶粒
が粗大化するのが抑制されることとなって、接合の際の
熱影響によるTi合金母材の結晶粒粗大化により接合部
の機械的性質が劣化するのが防止されることとなる。
【0019】また、結晶粒の粗大化が抑制されることに
より、摩擦圧接のように過大なアプセット圧力を加える
場合であっても、接合部近傍の塑性変形能が確保され
て、接合部の亀裂等の欠陥が発生しがたくなるので、継
手部分の性能が改善されることとなる。
【0020】そして、このような効果は、REMのほか
Caにおいても、また、SのほかSe,Teにおいても
同様に認められる。
【0021】そこで、本発明に係わるTi合金管接合体
およびその製造方法において適用されるTi合金の化学
成分組成(重量%)の限定理由を各々の作用と共にさら
に詳細に説明する。
【0022】S:0.01〜10%,Se:0.01〜
10%,Te:0.01〜10%のうちの1種または2
種以上を合計で10%以下 S,Se,Teはいずれも0.01%以上の含有量でT
i合金中に介在物を形成し、α−β変態の際の結晶粒生
成の核となり、結晶粒の粗大化を防止するが、過剰に含
有すると高温での変態能を著しく劣化させるので、それ
ぞれ上限を10%に限定し、2種以上含有させる場合も
合計量の上限を10%に限定した。
【0023】REM:0.01〜10%,Ca:0.0
1〜10%のうちの1種または2種を合計で10%以下 本発明におけるREMは、Sc,Yおよびランタニド系
希土類金属(原子番号:57〜71)を指す。そして、
これらの希土類金属は、S,Se,Teと結合して安定
な化合物を形成し、介在物を粒状化して分散させること
により、Ti合金管の接合の際における熱影響部の結晶
粒粗大化を抑制する作用がある。そして、その作用は、
いずれも0.01%以上の含有により得られるが、過剰
に含有させると強度および耐食性が低下するので、上限
を10%とした。
【0024】また、Caも、REMと同様に、S,S
e,Teと結合して安定な化合物を形成し、介在物を粒
状化して分散させる作用があるので、Caについても
0.01%以上とした。しかし、過剰に含有させると、
REMの場合と同様に、強度および耐食性が低下するの
で、上限を10%とした。
【0025】Al:10%以下,V:25%以下,S
n:15%以下,Co:10%以下,Cu:10%以
下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,Hf:10
%以下,W:10%以下,Si:0.5%以下,Nb:
20%以下,Zr:10%以下,Mo:15%以下,
O:0.1%以下のうちの1種または2種以上を合計で
30%以下 これらの元素は、いずれも、Ti合金管の強度を向上さ
せるのに有用な元素である。そして、このうち、Al,
Sn,Co,Cu,Ta,Mn,Hf,W,Si,Nb
はTiと結合して化合物を形成することによりTi合金
管の強度を向上させるが、限度を超えて含有させるとT
i合金の塑性変形能を害することとなるので、上記各元
素の上限値とした。
【0026】また、Zr,Mo,VはTi合金の結晶粒
を制御し、適正な強度と塑性変形能を得るために添加さ
れるが、それぞれの成分を上限を超えて含有させるとβ
相が安定化するので、上記各元素の上限値とした。
【0027】さらに、Oは上記したようにTi合金の強
度を向上させるが、過剰であるとTi合金を脆くするの
で1%以下にしている。
【0028】そして、これらAl,V,Sn,Co,C
u,Ta,Mn,Hf,W,Si,Nb,Zr,Mo,
Oの合計量が多すぎるとTi合金の塑性変形能を害する
こととなって靭性を低下させることとなるので、これら
の合計量は30%以下に制限した。
【0029】図3は本発明が適用される接合装置の一例
を示すものであって、1,3はTi合金管、2は固定チ
ャック、4は可動チャック、5は誘導加熱用コイル、6
は放射温度計、7は圧力ゲージ、8は制御装置である。
【0030】
【実施例】表のNo.1〜39に示す合金組成のTi合
金を用いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うこと
によって外径100mm,内径60mm,肉厚20mm
のTi合金管を製造したのち、各Ti合金管を表1に示
す条件のTIG溶接法,表2に示す条件の摩擦圧接法お
よび表3に示す条件の拡散接合法を用いてそれぞれ接合
し、接合継手の引張試験および曲げ試験を実施して、そ
れぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。これら
の結果を同じく表のNo.1〜39に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】
【表9】
【0040】
【表10】
【0041】
【表11】
【0042】表のNo.1〜39に示すように、本発明
で規制する化学成分組成を満足する発明例では、TIG
溶接法,摩擦圧接法,拡散接合法のいずれにおいても、
継手強度比が良好な値を示し、曲げ試験においても破断
を生じず、良好な結果を得ることができた。
【0043】これに対して、S含有量の少ないNo.1
およびREM含有量の少ないNo.2では曲げ試験片の
破断位置が溶融境界部分であり、S含有量およびREM
含有量が多すぎるNo.8では継手強度比が低いと共に
曲げ試験片の破断位置が接合面であり、S,Se,RE
Mの含有量が少ないNo.9では曲げ試験片の破断位置
が溶融境界部分であり、S,Se,Teの合計量が10
%を超えるNo.17,No.18では継手強度比が低
いと共に曲げ試験片の破断位置が接合面であり、S,S
e,Te,REM,Caの含有量が少ないNo.19,
No.20では曲げ試験片の破断位置が溶融境界部分で
あり、Al,V,Sn,Co,Cu,Ta,Mn,H
f,W,Si,Nb,Zr,Moの含有量が多すぎるN
o.34〜No.39では曲げ試験片の破断位置が接合
面であった。
【0044】実施例40〜48 表のNo.40〜48に示す合金組成のTi合金を用い
て温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより外
径100mm,内径60mm,肉厚20mmのTi合金
管を製作し、各Ti合金管を前記実施例と同じ条件のT
IG溶接法,摩擦圧接法および拡散接合法を用いてそれ
ぞれ接合し、接合継手の引張試験および曲げ試験を実施
して、それぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価し
た。これらの結果を同じく表のNo.40〜48に示
す。
【0045】
【表12】
【0046】
【表13】
【0047】実施例49〜57 表のNo.49〜57に示す合金組成のTi合金塊(φ
100mm)を用いてその表面にガラス系潤滑剤を塗布
し、温度880〜1250℃の熱間押出し加工を行うこ
とにより外径100mm,内径60mm,肉厚20mm
のTi合金管を製作し、各Ti合金管を前記実施例と同
じ条件のTIG溶接法,摩擦圧接法および拡散接合法を
用いてそれぞれ接合し、接合継手の引張試験および曲げ
試験を実施して、それぞれの母材Ti合金の特性値と比
較評価した。これらの結果を同じく表のNo.49〜5
7に示す。
【0048】
【表14】
【0049】
【表15】
【0050】実施例58〜66 表のNo.58〜66に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、各Ti合金管の接合面に、A:Ti−4
0Zr−15Cu−10Ni(融点:830℃)または
B:Ti−35Zr−15Cu−15Ni(融点:82
0℃)のいずれかを蒸着またはシート・粉末として挿入
し、真空中で接合して、各接合継手の引張試験を実施し
て、それぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。
これらの結果を同じく表のNo.58〜60に示す。
【0051】なお、この場合の蒸着層またはシートの位
置は図1に示すものとした。この図1において、1,3
はTi合金管、10は接合層または接合材、11は接合
部材である。
【0052】また、真空中での加熱に際しては、周波数
20KHzの高周波誘導加熱を用い、接合温度における
保持時間:300sec,加圧力:10MPaとした。
【0053】
【表16】
【0054】
【表17】
【0055】実施例67〜72 表のNo.67〜72に示す合金組成のTi合金を用い
て温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより外
径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合金
管を製作し、Ti合金管の接合面に表に示す接合層を形
成し、接合温度を変化させてそれぞれ接合し、接合継手
の引張試験を実施して、それぞれの母材Ti合金の特性
値と比較評価した。これらの結果を同じく表のNo.6
7〜72に示す。
【0056】なお、この場合の加熱保持時間は300s
ec,加圧力は10MPaの真空中とした。
【0057】
【表18】
【0058】実施例73〜78 表のNo.73〜78に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、Ti合金の接合面に表に示す接合層を形
成すると共に加熱の際の周波数を変化させてそれぞれ接
合し、接合継手の引張試験を実施して、それぞれの母材
Ti合金の特性値と比較評価した。これらの結果を同じ
く表のNo.73〜78に示す。
【0059】なお、この際の加熱保持時間は300se
c,加圧力は10MPa,真空中加熱とした。
【0060】
【表19】
【0061】実施例79〜84 表のNo.79〜84に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、接合雰囲気を変化させて各Ti合金管を
それぞれ接合し、接合継手の引張試験を実施して、それ
ぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。これらの
結果を同じく表のNo.79〜84に示す。
【0062】なお、この時の加熱の際の周波数は20k
Hz,保持時間は300sec,加圧力は10MPaと
した。
【0063】
【表20】
【0064】実施例85〜89 表のNo.85〜89に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管の端面を図2に示す傾斜状にしてそれぞれ接合し、
接合継手の引張試験を実施して、それぞれの母材Ti合
金の特性値と比較評価した。これらの結果を同じく表の
No.85〜89に示す。
【0065】なお、図2において、1,3はTi合金
管、10は接合層または接合材、11は接合部材であ
る。
【0066】
【表21】
【0067】
【発明の効果】本発明に係わるTi合金管接合体は、請
求項1に記載しているように、重量%で、S:0.01
〜10%,Se:0.01〜10%,Te:0.01〜
10%のうちの1種または2種以上を合計で10%以
下、REM:0.01〜10%,Ca:0.01〜10
%のうちの1種または2種を合計で10%以下、を含有
し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合金管同士を
接合してなる構成とし、また、請求項2に記載している
ように、重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.
01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1種ま
たは2種以上を合計で10%以下、REM:0.01〜
10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種または2
種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:25%
以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,Cu:1
0%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,H
f:10%以下,W:10%以下,Si:0.5%以
下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:15
%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種以上
を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTiより
なる組成のTi合金管同士を接合してなる構成とし、あ
るいは請求項3に記載しているように、重量%で、S:
0.01〜10%,Se:0.01〜10%,Te:
0.01〜10%のうちの1種または2種以上を合計で
10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:0.0
1〜10%のうちの1種または2種を合計で10%以
下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合
金管と、重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.
01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1種ま
たは2種以上を合計で10%以下、REM:0.01〜
10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種または2
種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:25%
以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,Cu:1
0%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,H
f:10%以下,W:10%以下,Si:0.5%以
下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:15
%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種以上
を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTiより
なる組成のTi合金管とを接合してなる構成としたか
ら、現場での接合においても溶接継手部の品質を良好な
ものとすることができ、とくに大型構造物に適用可能な
大型・厚肉のTi合金管接合体を提供することが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0068】また、本発明に係わるTi合金管接合体の
製造方法は、請求項7に記載しているように、接合され
るTi合金管の接合面の少なくとも一方に前記接合され
るTi合金管の母材の融点(M)よりも低い融点(M
)を有する接合層をあらかじめ形成した状態とし、お
よび/または、接合されるTi合金管の母材の融点(M
)よりも低い融点(M)を有する接合材を前記接合
されるTi合金管の接合面の間に挿入した状態として、
前記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に
保持して接合するようにしており、また、請求項8に記
載しているように、接合されるTi合金管の接合面の間
に、両端面に前記接合されるTi合金管の母材の融点
(M)よりも低い融点(M)を有する接合層をあら
かじめ形成させた接合部材を介在させた状態として、前
記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、M
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に保
持して接合するようにしたから、現場での接合において
も溶接継手部の品質を良好なものとすることができ、と
くに大型構造物に適用可能なTi合金管接合体を製造す
ることが可能であるという著しく優れた効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において採用したTi合金管の
接合例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例において採用したTi合金管の
接合例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に使用される接合装置の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1.3 チタン合金管 10 接合層ないしは接合材 11 接合部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 Ti合金管接合体およびその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空・宇宙,化学,石
油掘削等々の産業分野で利用されるTi合金接合管体お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、Ti合金は、重量あたりの強
度(すなわち、比強度)が高く、優れた耐食性等を有し
ているため、航空・宇宙,化学,石油掘削等々の産業分
野で使用されている。
【0003】そして、このような産業分野においてTi
合金の特性をより一層発揮・活用させるためには、Ti
合金管の製造が不可欠であるが、従来技術としては、T
i合金の薄板を成形してこれをU−O曲げした合わせ目
を接合する方法や、Ti合金塊から機械加工法により直
接Ti合金管を製造する方法が実用化されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ti合
金の溶接管の場合には、Ti合金よりなる薄板のU−O
曲げ成形に限界があり、厚肉管の製造が困難であるとい
う課題があった。
【0005】また、機械加工法により成形したTi合金
管の場合には、寸法・形状の自由度は大きいものの、材
料歩留りおよび製造能率が著しく低く、コスト高になる
等の課題があった。
【0006】さらにまた、構造部材としてTi合金管を
使用する場合においては、Ti合金管の接合が不可欠と
なるが、太径かつ厚肉のTi合金管をTIG溶接法など
を用いて接合しようとすると、かなり多くの接合時間を
必要とするだけでなく、特に現場での接合においては接
合継手部の品質の確保が困難となり、現場での接合が不
可欠となる大型構造物へのTi合金管の適用が制限され
ているという課題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、現場での接合においても
溶接継手部の品質を良好なものとすることができ、とく
に大型構造物に適用可能な大型・厚肉のTi合金管接合
体およびその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるTi合金
管接合体は、請求項1に記載しているように、重量%
で、S:0.01〜10%,Se:0.01〜10%,
Te:0.01〜10%のうちの1種または2種以上を
合計で10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:
0.01〜10%のうちの1種または2種を合計で10
%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のT
i合金管同士を接合してなる構成としたことを特徴とし
ている。
【0009】また、同じ目的を達成する本発明に係わる
Ti合金管接合体は、請求項2に記載しているように、
重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.01〜1
0%,Te:0.01〜10%のうちの1種または2種
以上を合計で10%以下、REM:0.01〜10%,
Ca:0.01〜10%のうちの1種または2種を合計
で10%以下、Al:10%以下,V:25%以下,S
n:15%以下,Co:10%以下,Cu:10%以
下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,Hf:10
%以下,W:10%以下,Si:0.5%以下,Nb:
20%以下,Zr:10%以下,Mo:15%以下,
O:0.1%以下のうちの1種または2種以上を合計で
30%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成
のTi合金管同士を接合してなる構成としたることを特
徴としている。
【0010】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体は、請求項3に記載しているように、重量%で、
S:0.01〜10%,Se:0.01〜10%,T
e:0.01〜10%のうちの1種または2種以上を合
計で10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:
0.01〜10%のうちの1種または2種を合計で10
%以下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のT
i合金管と、重量%で、S:0.01〜10%,Se:
0.01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1
種または2種以上を合計で10%以下、REM:0.0
1〜10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種また
は2種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:2
5%以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,C
u:10%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以
下,Hf:10%以下,W:10%以下,Si:0.5
%以下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:
15%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種
以上を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTi
よりなる組成のTi合金管とを接合してなる構成とした
ことを特徴としている。
【0011】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、Ti合金管は、肉厚(t)と外径(D)との比(t
/D)が0.01以上0.40以下であるものとするこ
とができ、また、請求項5に記載しているように、Ti
合金管は、押出し成形により継ぎ目なしで形成されてい
るシームレスTi合金管であるものとすることができ、
請求項6に記載しているように、押出し成形は、温度9
00℃以上1150℃以下でガラス系潤滑剤を用いて実
施されたものであるようになすことができる。
【0012】他方、本発明に係わるTi合金管接合体の
製造方法は、請求項7に記載しているように、接合され
るTi合金管の接合面の少なくとも一方に前記接合され
るTi合金管の母材の融点(M)よりも低い融点(M
)を有する接合層をあらかじめ形成した状態とし、お
よび/または、接合されるTi合金管の母材の融点(M
)よりも低い融点(M)を有する接合材を前記接合
されるTi合金管の接合面の間に挿入した状態として、
前記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に
保持して接合するようにしたことを特徴としている。
【0013】また、同じ目的を達成する本発明に係わる
Ti合金管接合体の製造方法は、請求項8に記載してい
るように、接合されるTi合金管の接合面の間に、両端
面に前記接合されるTi合金管の母材の融点(M)よ
りも低い融点(M)を有する接合層をあらかじめ形成
させた接合部材を介在させた状態として、前記接合され
るTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、M<T<M
の温度Tに加熱して所定時間その温度に保持して接合
するようにしたことを特徴としている。
【0014】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の製造方法の実施態様においては、請求項9に記載して
いるように、接合層および/または接合材の厚さが1μ
m以上100μm以下であるものとすることができ、ま
た、請求項10に記載しているように、接合層および/
または接合材がTi,Zr,Cu,Niの成分からな
り、Ti:20重量%以上、Zr:20重量%以上で且
つTi+Zr:40重量%以上90重量%以下、Cu+
Ni:10重量%以上60重量%以下の組成であるもの
とすることができる。
【0015】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体の製造方法の実施態様においては、請求項11に記
載しているように、M<T<Mの温度Tに加熱する
に際し、周波数200KHz以下の高周波誘導加熱を用
いるようになすことができ、請求項12に記載している
ように、M<T<Mの温度Tに加熱して所定時間そ
の温度に保持して接合するに際して、酸素および窒素の
含有量が、それぞれ、0.01体積%以下の不活性ガス
中ないしは真空中で接合するようになすことができる。
【0016】さらにまた、本発明に係わるTi合金管接
合体の製造方法の実施態様においては、請求項13に記
載しているように、Ti合金管の接合面を傾斜させて接
合するようになすことができる。
【0017】そして、本発明に係わるTi合金管接合体
の製造方法の実施態様においては、請求項14に記載し
ているように、Ti合金管の接合面を加熱する加熱手段
と、Ti合金管の接合面の温度を測定する測温手段と、
Ti合金管の接合面に圧力を加える加圧手段と、Ti合
金管の接合面に加えられた圧力を測定する測圧手段と、
各手段の制御手段をそなえた接合装置を用いてTi合金
管の接合を行うようになすことができる。
【0018】
【発明の作用】本発明に係わるTi合金管接合体および
その製造方法は、上述した構成を有するものであり、T
iまたはTi合金中にREMを添加することによって、
Sを含有するTi合金中の硫化物ないし介在物は粒状と
なって細かく分散するので、結晶粒成長の核が広く分散
することになり、α−β遷移温度以上の高温域における
結晶粒の粗大化を抑制する作用があることから、Ti合
金管の接合の際の熱影響によってTi合金母材の結晶粒
が粗大化するのが抑制されることとなって、接合の際の
熱影響によるTi合金母材の結晶粒粗大化により接合部
の機械的性質が劣化するのが防止されることとなる。
【0019】また、結晶粒の粗大化が抑制されることに
より、摩擦圧接のように過大なアプセット圧力を加える
場合であっても、接合部近傍の塑性変形能が確保され
て、接合部の亀裂等の欠陥が発生しがたくなるので、継
手部分の性能が改善されることとなる。
【0020】そして、このような効果は、REMのほか
Caにおいても、また、SのほかSe,Teにおいても
同様に認められる。
【0021】そこで、本発明に係わるTi合金管接合体
およびその製造方法において適用されるTi合金の化学
成分組成(重量%)の限定理由を各々の作用と共にさら
に詳細に説明する。
【0022】S:0.01〜10%,Se:0.01〜
10%,Te:0.01〜10%のうちの1種または2
種以上を合計で10%以下 S,Se,Teはいずれも0.01%以上の含有量でT
i合金中に介在物を形成し、α−β変態の際の結晶粒生
成の核となり、結晶粒の粗大化を防止するが、過剰に含
有すると高温での変態能を著しく劣化させるので、それ
ぞれ上限を10%に限定し、2種以上含有させる場合も
合計量の上限を10%に限定した。
【0023】REM:0.01〜10%,Ca:0.0
1〜10%のうちの1種または2種を合計で10%以下 本発明におけるREMは、Sc,Yおよびランタニド系
希土類金属(原子番号:57〜71)を指す。そして、
これらの希土類金属は、S,Se,Teと結合して安定
な化合物を形成し、介在物を粒状化して分散させること
により、Ti合金管の接合の際における熱影響部の結晶
粒粗大化を抑制する作用がある。そして、その作用は、
いずれも0.01%以上の含有により得られるが、過剰
に含有させると強度および耐食性が低下するので、上限
を10%とした。
【0024】また、Caも、REMと同様に、S,S
e,Teと結合して安定な化合物を形成し、介在物を粒
状化して分散させる作用があるので、Caについても
0.01%以上とした。しかし、過剰に含有させると、
REMの場合と同様に、強度および耐食性が低下するの
で、上限を10%とした。
【0025】Al:10%以下,V:25%以下,S
n:15%以下,Co:10%以下,Cu:10%以
下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,Hf:10
%以下,W:10%以下,Si:0.5%以下,Nb:
20%以下,Zr:10%以下,Mo:15%以下,
O:0.1%以下のうちの1種または2種以上を合計で
30%以下 これらの元素は、いずれも、Ti合金管の強度を向上さ
せるのに有用な元素である。そして、このうち、Al,
Sn,Co,Cu,Ta,Mn,Hf,W,Si,Nb
はTiと結合して化合物を形成することによりTi合金
管の強度を向上させるが、限度を超えて含有させるとT
i合金の塑性変形能を害することとなるので、上記各元
素の上限値とした。
【0026】また、Zr,Mo,VはTi合金の結晶粒
を制御し、適正な強度と塑性変形能を得るために添加さ
れるが、それぞれの成分を上限を超えて含有させるとβ
相が安定化するので、上記各元素の上限値とした。
【0027】さらに、Oは上記したようにTi合金の強
度を向上させるが、過剰であるとTi合金を脆くするの
で1%以下にしている。
【0028】そして、これらAl,V,Sn,Co,C
u,Ta,Mn,Hf,W,Si,Nb,Zr,Mo,
Oの合計量が多すぎるとTi合金の塑性変形能を害する
こととなって靭性を低下させることとなるので、これら
の合計量は30%以下に制限した。
【0029】図3は本発明が適用される接合装置の一例
を示すものであって、1,3はTi合金管、2は固定チ
ャック、4は可動チャック、5は誘導加熱用コイル、6
は放射温度計、7は圧力ゲージ、8は制御装置である。
【0030】
【実施例】表のNo.1〜39に示す合金組成のTi合
金を用いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うこと
によって外径100mm,内径60mm,肉厚20mm
のTi合金管を製造したのち、各Ti合金管を表1に示
す条件のTIG溶接法,表2に示す条件の摩擦圧接法お
よび表3に示す条件の拡散接合法を用いてそれぞれ接合
し、接合継手の引張試験および曲げ試験を実施して、そ
れぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。これら
の結果を同じく表のNo.1〜39に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】
【表9】
【0040】
【表10】
【0041】
【表11】
【0042】表のNo.1〜39に示すように、本発明
で規制する化学成分組成を満足する発明例では、TIG
溶接法,摩擦圧接法,拡散接合法のいずれにおいても、
継手強度比が良好な値を示し、曲げ試験においても破断
を生じず、良好な結果を得ることができた。
【0043】これに対して、S含有量の少ないNo.1
およびREM含有量の少ないNo.2では曲げ試験片の
破断位置が溶融境界部分であり、S含有量およびREM
含有量が多すぎるNo.8では継手強度比が低いと共に
曲げ試験片の破断位置が接合面であり、S,Se,RE
Mの含有量が少ないNo.9では曲げ試験片の破断位置
が溶融境界部分であり、S,Se,Teの合計量が10
%を超えるNo.17,No.18では継手強度比が低
いと共に曲げ試験片の破断位置が接合面であり、S,S
e,Te,REM,Caの含有量が少ないNo.19,
No.20では曲げ試験片の破断位置が溶融境界部分で
あり、Al,V,Sn,Co,Cu,Ta,Mn,H
f,W,Si,Nb,Zr,Moの含有量が多すぎるN
o.34〜No.39では曲げ試験片の破断位置が接合
面であった。
【0044】実施例40〜48 表のNo.40〜48に示す合金組成のTi合金を用い
て温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより外
径100mm,内径60mm,肉厚20mmのTi合金
管を製作し、各Ti合金管を前記実施例と同じ条件のT
IG溶接法,摩擦圧接法および拡散接合法を用いてそれ
ぞれ接合し、接合継手の引張試験および曲げ試験を実施
して、それぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価し
た。これらの結果を同じく表のNo.40〜48に示
す。
【0045】
【表12】
【0046】
【表13】
【0047】実施例49〜57 表のNo.49〜57に示す合金組成のTi合金塊(φ
100mm)を用いてその表面にガラス系潤滑剤を塗布
し、温度880〜1250℃の熱間押出し加工を行うこ
とにより外径100mm,内径60mm,肉厚20mm
のTi合金管を製作し、各Ti合金管を前記実施例と同
じ条件のTIG溶接法,摩擦圧接法および拡散接合法を
用いてそれぞれ接合し、接合継手の引張試験および曲げ
試験を実施して、それぞれの母材Ti合金の特性値と比
較評価した。これらの結果を同じく表のNo.49〜5
7に示す。
【0048】
【表14】
【0049】
【表15】
【0050】実施例58〜66 表のNo.58〜66に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、各Ti合金管の接合面に、A:Ti−4
0Zr−15Cu−10Ni(融点:830℃)または
B:Ti−35Zr−15Cu−15Ni(融点:82
0℃)のいずれかを蒸着またはシート・粉末として挿入
し、真空中で接合して、各接合継手の引張試験を実施し
て、それぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。
これらの結果を同じく表のNo.58〜60に示す。
【0051】なお、この場合の蒸着層またはシートの位
置は図1に示すものとした。この図1において、1,3
はTi合金管、10は接合層または接合材、11は接合
部材である。
【0052】また、真空中での加熱に際しては、周波数
20KHzの高周波誘導加熱を用い、接合温度における
保持時間:300sec,加圧力:10MPaとした。
【0053】
【表16】
【0054】
【表17】
【0055】実施例67〜72 表のNo.67〜72に示す合金組成のTi合金を用い
て温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより外
径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合金
管を製作し、Ti合金管の接合面に表に示す接合層を形
成し、接合温度を変化させてそれぞれ接合し、接合継手
の引張試験を実施して、それぞれの母材Ti合金の特性
値と比較評価した。これらの結果を同じく表のNo.6
7〜72に示す。
【0056】なお、この場合の加熱保持時間は300s
ec,加圧力は10MPaの真空中とした。
【0057】
【表18】
【0058】実施例73〜78 表のNo.73〜78に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、Ti合金の接合面に表に示す接合層を形
成すると共に加熱の際の周波数を変化させてそれぞれ接
合し、接合継手の引張試験を実施して、それぞれの母材
Ti合金の特性値と比較評価した。これらの結果を同じ
く表のNo.73〜78に示す。
【0059】なお、この際の加熱保持時間は300se
c,加圧力は10MPa,真空中加熱とした。
【0060】
【表19】
【0061】実施例79〜84 表のNo.79〜84に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管を製作し、接合雰囲気を変化させて各Ti合金管を
それぞれ接合し、接合継手の引張試験を実施して、それ
ぞれの母材Ti合金の特性値と比較評価した。これらの
結果を同じく表のNo.79〜84に示す。
【0062】なお、この時の加熱の際の周波数は20k
Hz,保持時間は300sec,加圧力は10MPaと
した。
【0063】
【表20】
【0064】実施例85〜89 表のNo.85〜89に示す合金組成のTi合金塊を用
いて温度1000℃の熱間押出し加工を行うことにより
外径100mm,内径80mm,肉厚10mmのTi合
金管の端面を図2に示す傾斜状にしてそれぞれ接合し、
接合継手の引張試験を実施して、それぞれの母材Ti合
金の特性値と比較評価した。これらの結果を同じく表の
No.85〜89に示す。
【0065】なお、図2において、1,3はTi合金
管、10は接合層または接合材、11は接合部材であ
る。
【0066】
【表21】
【0067】
【発明の効果】本発明に係わるTi合金管接合体は、請
求項1に記載しているように、重量%で、S:0.01
〜10%,Se:0.01〜10%,Te:0.01〜
10%のうちの1種または2種以上を合計で10%以
下、REM:0.01〜10%,Ca:0.01〜10
%のうちの1種または2種を合計で10%以下、を含有
し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合金管同士を
接合してなる構成とし、また、請求項2に記載している
ように、重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.
01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1種ま
たは2種以上を合計で10%以下、REM:0.01〜
10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種または2
種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:25%
以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,Cu:1
0%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,H
f:10%以下,W:10%以下,Si:0.5%以
下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:15
%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種以上
を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTiより
なる組成のTi合金管同士を接合してなる構成とし、あ
るいは請求項3に記載しているように、重量%で、S:
0.01〜10%,Se:0.01〜10%,Te:
0.01〜10%のうちの1種または2種以上を合計で
10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:0.0
1〜10%のうちの1種または2種を合計で10%以
下、を含有し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合
金管と、重量%で、S:0.01〜10%,Se:0.
01〜10%,Te:0.01〜10%のうちの1種ま
たは2種以上を合計で10%以下、REM:0.01〜
10%,Ca:0.01〜10%のうちの1種または2
種を合計で10%以下、Al:10%以下,V:25%
以下,Sn:15%以下,Co:10%以下,Cu:1
0%以下,Ta:15%以下,Mn:10%以下,H
f:10%以下,W:10%以下,Si:0.5%以
下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,Mo:15
%以下,O:0.1%以下のうちの1種または2種以上
を合計で30%以下、を含有し、残部実質的にTiより
なる組成のTi合金管とを接合してなる構成としたか
ら、現場での接合においても溶接継手部の品質を良好な
ものとすることができ、とくに大型構造物に適用可能な
大型・厚肉のTi合金管接合体を提供することが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0068】また、本発明に係わるTi合金管接合体の
製造方法は、請求項7に記載しているように、接合され
るTi合金管の接合面の少なくとも一方に前記接合され
るTi合金管の母材の融点(M)よりも低い融点(M
)を有する接合層をあらかじめ形成した状態とし、お
よび/または、接合されるTi合金管の母材の融点(M
)よりも低い融点(M)を有する接合材を前記接合
されるTi合金管の接合面の間に挿入した状態として、
前記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に
保持して接合するようにしており、また、請求項8に記
載しているように、接合されるTi合金管の接合面の間
に、両端面に前記接合されるTi合金管の母材の融点
(M)よりも低い融点(M)を有する接合層をあら
かじめ形成させた接合部材を介在させた状態として、前
記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、M
<T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に保
持して接合するようにしたから、現場での接合において
も溶接継手部の品質を良好なものとすることができ、と
くに大型構造物に適用可能なTi合金管接合体を製造す
ることが可能であるという著しく優れた効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において採用したTi合金管の
接合例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例において採用したTi合金管の
接合例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に使用される接合装置の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】 1.3 チタン合金管 10 接合層ないしは接合材 11 接合部材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、S:0.01〜10%,S
    e:0.01〜10%,Te:0.01〜10%のうち
    の1種または2種以上を合計で10%以下、REM:
    0.01〜10%,Ca:0.01〜10%のうちの1
    種または2種を合計で10%以下、を含有し、残部実質
    的にTiよりなる組成のTi合金管同士を接合してなる
    ことを特徴とするTi合金管接合体。
  2. 【請求項2】 重量%で、S:0.01〜10%,S
    e:0.01〜10%,Te:0.01〜10%のうち
    の1種または2種以上を合計で10%以下、REM:
    0.01〜10%,Ca:0.01〜10%のうちの1
    種または2種を合計で10%以下、Al:10%以下,
    V:25%以下,Sn:15%以下,Co:10%以
    下,Cu:10%以下,Ta:15%以下,Mn:10
    %以下,Hf:10%以下,W:10%以下,Si:
    0.5%以下,Nb:20%以下,Zr:10%以下,
    Mo:15%以下,O:0.1%以下のうちの1種また
    は2種以上を合計で30%以下、を含有し、残部実質的
    にTiよりなる組成のTi合金管同士を接合してなるこ
    とを特徴とするTi合金管接合体。
  3. 【請求項3】 重量%で、S:0.01〜10%,S
    e:0.01〜10%,Te:0.01〜10%のうち
    の1種または2種以上を合計で10%以下、REM:
    0.01〜10%,Ca:0.01〜10%のうちの1
    種または2種を合計で10%以下、を含有し、残部実質
    的にTiよりなる組成のTi合金管と、重量%で、S:
    0.01〜10%,Se:0.01〜10%,Te:
    0.01〜10%のうちの1種または2種以上を合計で
    10%以下、REM:0.01〜10%,Ca:0.0
    1〜10%のうちの1種または2種を合計で10%以
    下、Al:10%以下,V:25%以下,Sn:15%
    以下,Co:10%以下,Cu:10%以下,Ta:1
    5%以下,Mn:10%以下,Hf:10%以下,W:
    10%以下,Si:0.5%以下,Nb:20%以下,
    Zr:10%以下,Mo:15%以下,O:0.1%以
    下のうちの1種または2種以上を合計で30%以下、を
    含有し、残部実質的にTiよりなる組成のTi合金管と
    を接合してなることを特徴とするTi合金管接合体。
  4. 【請求項4】 Ti合金管は、肉厚(t)と外径(D)
    との比(t/D)が0.01以上0.40以下である請
    求項1ないし3のいずれかに記載のTi合金管接合体。
  5. 【請求項5】 Ti合金管は、押出し成形により継ぎ目
    なしで形成されているシームレスTi合金管である請求
    項1ないし4のいずれかに記載のTi合金管接合体。
  6. 【請求項6】 押出し成形は、温度900℃以上115
    0℃以下でガラス系潤滑剤を用いて実施されたものであ
    る請求項5に記載のTi合金管接合体。
  7. 【請求項7】 接合されるTi合金管の接合面の少なく
    とも一方に前記接合されるTi合金管の母材の融点(M
    )よりも低い融点(M)を有する接合層をあらかじ
    め形成した状態とし、および/または、接合されるTi
    合金管の母材の融点(M)よりも低い融点(M)を
    有する接合材を前記接合されるTi合金管の接合面の間
    に挿入した状態として、前記接合されるTi合金管の接
    合面に圧力を加えつつ、M<T<Mの温度Tに加熱
    して所定時間その温度に保持して接合することを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載のTi合金管接
    合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 接合されるTi合金管の接合面の間に、
    両端面に前記接合されるTi合金管の母材の融点
    (M)よりも低い融点(M)を有する接合層をあら
    かじめ形成させた接合部材を介在させた状態として、前
    記接合されるTi合金管の接合面に圧力を加えつつ、M
    <T<Mの温度Tに加熱して所定時間その温度に保
    持して接合することを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のTi合金管接合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 接合層および/または接合材の厚さが1
    μm以上100μm以下である請求項7または8に記載
    のTi合金管接合体の製造方法。
  10. 【請求項10】 接合層および/または接合材がTi,
    Zr,Cu,Niの成分からなり、Ti:20重量%以
    上、Zr:20重量%以上で且つTi+Zr:40重量
    %以上90重量%以下、Cu+Ni:10重量%以上6
    0重量%以下の組成である請求項7ないし9のいずれか
    に記載のTi合金管接合体の製造方法。
  11. 【請求項11】 M<T<Mの温度Tに加熱するに
    際し、周波数200KHz以下の高周波誘導加熱を用い
    る請求項7ないし10のいずれかに記載のTi合金管接
    合体の製造方法。
  12. 【請求項12】 M<T<Mの温度Tに加熱して所
    定時間その温度に保持して接合するに際して、酸素およ
    び窒素の含有量が、それぞれ、0.01体積%以下の不
    活性ガス中ないしは真空中で接合する請求項7ないし1
    0のいずれかに記載のTi合金管接合体の製造方法。
  13. 【請求項13】 Ti合金管の接合面を傾斜させて接合
    する請求項7ないし12のいずれかに記載のTi合金管
    接合体の製造方法。
  14. 【請求項14】 Ti合金管の接合面を加熱する加熱手
    段と、Ti合金管の接合面の温度を測定する測温手段
    と、Ti合金管の接合面に圧力を加える加圧手段と、T
    i合金管の接合面に加えられた圧力を測定する測圧手段
    と、各手段の制御手段をそなえた接合装置を用いてTi
    合金管の接合を行う請求項7ないし13のいずれかに記
    載のTi合金管接合体の製造方法。
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EP96108929A EP0748876B1 (en) 1995-06-16 1996-06-04 Titanium alloy, member made of the titanium alloy and method for producing the titanium alloy member
DE69630336T DE69630336T2 (de) 1995-06-16 1996-06-04 Titanlegierung, Werkstück aus Titanlegierung sowie Verfahren zur Herstellung eines Werkstückes aus Titanlegierung
US08/659,720 US6007923A (en) 1995-06-16 1996-06-06 Titanium alloy, member made of the titanium alloy and method for producing the titanium alloy member
NO962434A NO962434L (no) 1995-06-16 1996-06-10 Titanlegering, titanlegeringsgjenstand og fremgangsmåte for fremstilling av denne

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