JPH0947237A - 有害金属と塩分の多く含んだ水産物、畜産加工物、生鮮 野菜果実の脱金属脱塩加工。 - Google Patents

有害金属と塩分の多く含んだ水産物、畜産加工物、生鮮 野菜果実の脱金属脱塩加工。

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JPH0947237A
JPH0947237A JP7231903A JP23190395A JPH0947237A JP H0947237 A JPH0947237 A JP H0947237A JP 7231903 A JP7231903 A JP 7231903A JP 23190395 A JP23190395 A JP 23190395A JP H0947237 A JPH0947237 A JP H0947237A
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electrolytic
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miso
electrolysis
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友爾 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水産加工物に多く含まれる有害金属のカドミウ
ムや水銀、錫、銅を電解処理で除去し、又、味噌、しょ
う油や塩藏食品の脱塩を電解透析で行い、この電解中に
発生するアルカリ性液と酸性液を利用して下水や生ゴミ
の脱臭殺菌を行なう。 【解決手段】水産加工物中のカドミウムや水銀等を先
ず、アルコレートで加熱抽出して瀘別し、瀘別した固形
水産加工物を電解処理して有害金属の除去を行ない、
又、塩藏食品や味噌、しょう油の脱塩を電解透析を行な
い、その電解透析液を生ゴミ、下水の汚水を浄化脱臭せ
しめる。 【効果】帆立貝の内蔵物の多くは、肥料や飼料として有
効利用し、塩藏食品や味噌、しょう油の電解透析器を架
設すると、塩分の除去と共に生ゴミや汚水の浄化殺菌脱
臭が行なわれ、産業上有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、カドミウムに汚染した帆立貝や養殖魚は従
来焼却処分していたが、この帆立貝や養殖魚の生ものの
焼却は水分が多く、且つ、加熱乾燥したものはを二次的
に焼却する方法が採用されていた為に経費がかかり、そ
の合理化が望まれていた。そこで、本発明は先ず、カド
ミウムの多い帆立貝のる内蔵物を取り出し、これをアル
コレート、アルコール混合のアセチルアセトンで処理
し、脂肪分を取り去り水洗いした後、電解透析器で処理
して脱カドミウムを行うに、陽極酸化を行い、残留する
カドミウムをカドミウム塩のカドミウムキレート物をイ
オン化して陰極移動せしめて、カドミウムを除去したも
のを有機酸塩電解質として陰極処理を行い残留カドミニ
ウムを遊離せしめたものを瀘別水洗せしめて、陽極室に
於いて酸性酸化処理を行ったものを水洗い処理して瀘別
したものを乾燥し、養鶏や養豚飼料の外、佃煮加工に利
用する。魚介類に含有するカドミウムは、燐蛋白質やカ
ルシウム蛋白質に多く含まれて、このカドミウムを蛋白
質から遊離せしめるには、苛性ソーダーの様なアルカリ
液中で浸漬する時は遊離しやすいから、遊離した状態で
電解透析に掛けるとカドミウムイオンは膜を通りアルカ
リと共に陰極に移動し、陽極はアミノ酸イオンが移動す
る。オキシリポ核酸は中性質に停滞する。又、カルシウ
ムイオンが移動する時は、カルシウムイオンも同時に陰
極に移動するので、カドミウムを更に分離する必要があ
る。しかし、蛋白質からこのカドミウムイオンを取り去
るには、蛋白質をミンチカッターで粉砕したものを陰極
室でアルカリ性のもとで電解して、アルカリソーダーと
置換したものを瀘別してアルカリ性のままで中室に導入
してアルカリ性ソーダー液中で電解すると、カドミウム
は陰極に移動しやすい。亦、この中室で電解したものを
更に瀘別して、陽極室でアルカリ又は、酸性液で電解酸
化を行う時は、アミノ酸と共にカドミウムも一部遊離す
るからこれを瀘別して中室で電解透析を行う時は、カド
ミウムは陰極室に膜を通し移動するから、これを繰返し
行えばカドミウムはB.O.Dが0.1P.P.Mの含
有量のものは、0.01P.P.Mに低下するから、食
品として利用し得る結果を得る。従来この帆立貝の内蔵
に於いては、月産大規模工場では60〜70tonが廃
棄物として廃棄されるが、悪臭が高いので一般に焼却炉
で焼却する為含水量が70%前後の内蔵処理には1to
n当り300kgの重油燃料を消費し、その処理コスト
が高価にかかってその合理性が望まれていた。しかし、
この帆立貝の内蔵中に含まれるカドミウムは、内蔵中に
含有する脂肪と金属石鹸を形成すると分離が容易でな
く、得に酸性液ではその金属石鹸を作りやすい欠点があ
る。従って、アルカリ陰極電解に抑える為には、アルコ
レートの様なアルカリアルルコール液中で処理する時カ
ドミウムは脂肪酸と共に分離しやすくなる。アルカリ陰
極電解に於いて、このアルコレート液中で内蔵を処理せ
しめる時は、水素過電圧下では水素ガスの還元によって
カドミウムはCdoHを形成されやすいが、脂肪酸と結
合しやすくアルコールの存在下では脂肪酸はアルコール
に移行しやすく、カドミウムは苛性アルカリ中に多く存
在するので、第一回の陰極内環元処理で50%は瀘別に
よって分離され、これを中室内でアルカリ性電解透析を
行えば更にカドミウムは陰極に移動し、75〜80%は
分離される。この陰極液にアセチルアセトンを添加する
とアセチルアセトンカドミウムの金属キレート化合物を
作り、長く電解するとアセチルアセトンは陽極に移行す
る。このアセチルアセトンの代わりに、エチレンヂアミ
ンテトラアセティクアシドを反応せしめる事も同様の結
果を得る。しかし、安価に多量にカドミウムを除去する
には、高圧タンク中に内蔵を投入しアルコレートで45
℃で加熱処理して、これを瀘別したものを電解透析器の
中性室に投入して、電解液をいれて電解透析する時は5
0ボルト0.1アンペアの電流密度で15分間でカドミ
ウムの80%が除去され、多量生産が出来る。そして、
電解透析は、内蔵1ton当り25kw/hで処理さ
れ、処理費は安は安価である。カドミウム汚染の魚の内
蔵処理に於いても同様に処理され、粉末化の魚粉に加工
したものを飼料や食品加工に利用される。一般に、パン
に加工する魚粉に於いて魚臭を除去する為、アルコレー
トで処理する方法が公知となっているが、カドミウムの
除去にはアルコレートだけでは完全な除去は困難である
から、これをより少なくする為には電解透析を行う事が
よい。九州有明湾の水銀汚染の魚類をこの方法で処理す
ると同様に水銀の除去が50%以上除去され、電解透析
により陽極酸化と陰極アルカリ還元方を行えば更に、そ
の除去率は高められるので肥料として使用する道が開か
れ、産業上有用な発明である。この発明の実施要領を図
面によつて説明すると、次の如くである。
【図1】は、魚介類の脱カドミウム処理の工程図を示す
もので、ミキサーカッター(1)でカットした内蔵物
(A)をコンベアー(3)で搬送して抽出反応タンク
(4)にホッパー(5)を通じて投入し、ホッパー
(6)よりアルコール液をタンク(4)に導入し、苛性
ソーダー液をホッパー(6’)より導入して撹拌器
(7)で撹拌しながら、タンクを外側から加温して45
℃に加熱しアルコレー液(8)により内蔵物(A)より
脂肪とカドミウム塩を遊離せしめる様に、約30分間撹
拌処理したものをパイプ(9)から取出し、ポンプ(1
0)によりフィルタープレス(11)に圧入して内蔵物
(A)を取出し、瀘別したアルコレート抽出液(13)
は電解透析器(14)の中央の中性室(15)に導入し
陰極(B’)にも電解液を入れて、更に、陽極室(1
6)には酸性液又は芒硝液、又は、有機酸塩の電解液を
いれて電解透析器(14)の陰極(B’)と陽極(B)
との間を導線(18)(18’)を接続し、直流電力
(K)を印加する時は、中性室のカドミウムイオンは隔
膜(C)(C’)を通じて陰極(B’)の室(17)に
移行して脱カドミウムを行い中性室(13)中のカドミ
ウムをアルコールより分離する。脱水した、脱脂、脱カ
ドミウムアルカリの内蔵も第二電解透析器(14)の中
性室(13’)にクエン酸ソーダー又は、弱アルカリ性
液とした電解液中に分散導入し、陰極室(17’)と陽
極室(16’)に5%クエン酸ソーダー液を入れて電解
質として電解する時は、中性室(13’)の内蔵中に含
有するカドミウイオンは隔膜(d)(d’)を通じて陰
極室に移行して集積される。この中性室は、次第に中性
となり、ホッパー(19)からクエン酸ソーダー液をパ
イプ(20)から中性室(13’)に導入してカドミウ
ムを遊離されるように水洗して脱カドミウムを行い、陰
極室(17’)に移行して中性室(16’)内のカドミ
ウムの除去を行う。そして、この中性室のものをフィル
タープレス(21)で脱水して、瀘別した内臓物は中和
水洗タンク(22)で中和した後に水洗してフィルター
プレス(24)で脱水し、これをネット枠に嵌挿して乾
燥器(26)に掛けて包装する。陰極室(17’)の電
解液は、陽極(16’)室液とを混合して中和タンク
(27)で中和し、その中性液をイオン交換樹脂タンク
(28)に移行して脱カドミウムを行ったものを回収し
て電解透析の電解液として再利用する。このアルコレー
ト処理の抽出反応タンク(4)のアルコールは分溜器
(9a)によりアルコールを分離して回収し、貯蔵タン
ク(10a)中に貯蔵し、一方分離したアルコールはタ
ンク(10)から抽出反応タンク(4)に還元する。一
次電解透析器(14)の中性室(13)の脱アルカリカ
ドミウムの電解液は、脱カドミウムの吸着剤器(11
a)を通過処理して脱カドミウムを行ったアルコレート
液を貯蔵タンク(10a)に送り、抽出反応タンク
(4)に送り再利用する。この脱カドミウムには硫化水
素によって硫化カドミウムの沈殿を作り回収する事も出
来る。
【図2】は、魚介類の脱臭貯蔵器の側面図を示し、魚介
類の内蔵物(A)を貯蔵するタンク(1c)に導入した
後、1%クエン酸ソーダー液を魚介類1kgに対して3
kgの割合で導入して、陰極(2c)を液中に吊下げ、
外側を多孔室プラスチックスフイルム篭(3c)で包装
して密閉し、陽極(2’c)にも底の無い隔膜(3’
c)を包着せしめ、直流電力により電力を印加して電解
透析を行うとすると陰極室(4c)は次第にアルカリ液
を形成し、水素ガスを発生するので、これを回収して燃
料電池の陰極に導入し、陽極(2’c)により電解した
陽極室(4’c)の水液はクエン酸の酸性液を作り酸素
ガスを発生するから、これをパイプ(5’c)で吸引し
て燃料電池の陽極触媒面に吹込み、起電せしめたものを
蓄電池に回収充電し電解に利用する。この様な電解槽で
は、常に陽極がクエン酸イオンによってPHが3以下に
なると魚介類の内蔵物(A)は電解液中の陽極液中に浸
漬され、腐敗菌はPH3によって殺菌されて、これによ
る分解が行われないから悪臭の発生が無く悪臭のトリメ
タノールアミンは陰極に移行してカドミウムとアルカリ
液と共にイオン交換樹脂(6c)でカドミウムを分離し
て瀘別して放出される。カドミウムが多くなれば硫化水
素で沈殿回収する。そして、その爐液は石灰で吸着し
て、淡水で水洗して放流すると、いつまでも脱臭が行わ
れるので、二次公害は無い。このアルカリ性の電解陰極
液は、亦、魚介類の内蔵処理に使用すれば脱脂が行わ
れ、脂肪酸石鹸に変化して水洗によつて脱脂が行われ、
カドミウムはゼオライトいし灰塊の吸着やイオン交換樹
脂を通過せしめる時は、カドミウムは石灰と樹脂に吸着
するので事によって方理由してもカドミウム濃度が10
分の1に低下する水質汚染は小さい規定内で行われる。
そして、電解した陽極液はポンプ(7c)によってタン
ク(8c)に送入して回収しし再利用される。この回収
タンク(8c)に於いてホッパー(9c)から硫化水素
を吹込む時は、カドミウムは沈殿するので瀘別器(10
c)で瀘別した液を石灰タンクで吸着して硫化物を除去
して水洗して放流する。この電解液がクエン酸ソーダー
と苛性ソーダーの混合液でアルカリ性の時は、カドミウ
ムの沈殿物は少ないが、酸性液では充分に沈殿物が出来
る。余剰の硫化水素は、重クローム酸ソーダー塊や無水
クローム塊中で接触して酸化吸着する時は酸化して硫化
水素臭は脱臭される。亦、魚介類の鮮度が落ちて悪臭の
粒化物や水硫化物が蛋白質の分解によって発生したもの
は陽極酸化で硫酸化し、脱臭が行われる。従って、陽極
電解中に硫化水素ガスを吹込んで硫化カドミウムの沈殿
を作る時は余り電解時間を長くすると酸化によって酸化
水素ガスは硫酸化されるので、陽極酸化液を一旦取出し
て硫化水素ガスを吹込んで沈殿したものを瀘別した後
に、再び電解酸化を行えば過剰の硫化水素は硫酸化され
るから二次公害は無い。この様に魚介類、特に内蔵処理
に於いては処理時間が長くなると悪臭ガスの発生が二次
公害として問題となるが、貯蔵タンクの上澄液を陽極酸
化の電解質として処理し、発生するアンモニアやアミン
やソーダーの成分を陰極電解質として隔膜により隔絶す
ると共にカドミウムイオンを分離しながら放水液を、河
川水や水道水、井戸水で稀釈放流すれば、陽極酸化液の
方では悪臭カガスの発生は殆ど起こらないから、
【図2】の設備は必ず必要な条件であり、この処理した
ものを
【図1】の工程図に従ってミンチカッターで粉砕して抽
出反応タンク(4)に導入して処理される。有機水銀の
除去や有機鈴の除去に於いても同様に内蔵を取去り、そ
の内蔵を本願の様に処理するならば、水銀イオンも苛性
アルカリのアルコール液中で遊離し、現在行われている
獲れる生魚をコンクリートで包囲固化させて埋立にする
場合に生ずるコンクリートからの水銀イオンの水液への
浸透流出の不安や、魚の腐敗臭の二次的発生の三次的公
害汚染は除去される。又、この魚介類の内蔵処理に於い
て、陽極酸化後の貯蔵タンク内の上澄液に於いて陰極還
元によってアルカリやカドミウム、アミン類を除去した
後の陰極を陽極陽極を陰極に電源を逆にして電解する
と、陰極の上澄液は酸性液から次第に中性液となり電解
質の芒硝が残っている時はアルカリ液に変化するが、こ
の場合の上澄液は蛋白質から生ずるアンモニア、アミ
ン、ソーダー液は既に分離除去されているので悪臭は無
い。又、アルカリ性濃度が高くなると、細菌バクテリア
の繁殖は起こらないので悪臭ガスの発生は少ない。そし
て、このアルカリ陰極のアルカリ性が強くなるとカドミ
ウムイオンの解離が時間をかける程、大となるから分離
も高くなるが、強アルカリ性の場合は蛋白質の分解が起
こるから硫安やアルデヒドで凝縮する事によって回収す
る。又、強酸性の陽極液が生ずる時は、蛋白質の一部は
オキシポリホ核酸やアミノ酸に変化するので、過度のア
ルカリや酸の生成には注意するとよい。電解液の配合例
を示せば次の如くである。
【例1】 水 100
g クエン酸ソーダー 10g 酒石酸ソーダー 5g
【例2】 陰極 エチルアルコール 又はプロピルアルコール 100g 苛性ソーダー 20g リンゴ酸ソーダー 10g
【例3】 陽極 水 100g 芒硝 5g ファール酸 又はクエン酸ソーダー 5g
【例4】 中性室電解液 アルコレート 100g 水 100g クエン酸ソーダー 5g
【図3】はカドミウムイオンの除去率を示すもので、
(A)は従来のもの(B)はアルコレート抽出によるも
の、(C)は、アルコレート処理と電解透析処理のも
の、(D)はアルコレート抽出したものを電解透析精製
を行い、更に陰極アルカリ電解処理後水洗処理したもの
を示誠料は帆立貝の内蔵によるものである。この結果か
ら、カドミウム0.05P.P.M含有していたものが
アルコレート処理により0.01P.P.Mに低下し、
アルコレートと電解透析を行ったものは0.005P.
P.Mに低下し(D)の処理のものでは0.001P.
P.Mに低下した。この帆立貝内蔵はミンチカッターで
切断したものを使用した。この帆立貝をアルコレートで
抽出でして電解したものを、更にミンチカッターで粉砕
したものをアルコレートで処理したものは0.0009
P.P.Mにまでカドミウムは減少し、飼料や土壌改良
材として果樹園に使用したものは有効で、フェザーミル
より栄養分が高い。この溶出したカドミウムはアセチル
アセトンのアルコレートで沈殿し、エチレンヂアミンテ
トラアセティックアシドで金属キレート化合物を作り、
沈殿物する。又、蓚酸による沈殿も分離に役立つが、一
般には硫化水素の処理により瀘別するが採用される。又
ねこの電解透析に於ける有害金属の除去については、既
に述べたが食品加工に於いて有害成分の除去への応用は
多岐にわたっている。例えば、味噌中の脱塩は味噌ペー
ストを水に加えて分散し、これを電解透析器の中央の中
性質に入れて乳酸ソーダーの薄い液を電解液として、陽
極と陰極に導入して電解透析を行う時は、中性室の味噌
液は隔膜を通じて食塩はCLイオンNaイオンに分
解して陽極にはCLイオンが移動し、陰極にはNa
イオンが移動して、中性質の食塩の80〜95%き除去
され、塩分の少ない味噌が出来る。これは、しょう油の
脱食塩にも応用され、その90%を脱塩するが、活性炭
で脱HCLOして精製すればよい。この脱塩した味噌に
ラヂエーション性炭酸カルシウム粉と混合したものはカ
ルシウム剤として、一般の炭酸カルシウムや燐酸カルシ
ウム剤が使用されているが、このままでは体内への九州
が容易でないが、アミノ酸味噌やしよう油に存在するカ
ルシウムハ胃袋や腸管に於いても体内に対する吸収が大
であり、一般の炭酸カルシウムが十二支腸のみで吸収す
るものを胃腸のいずれでも吸収されるが、モルモットで
テストすると前歯が2倍に伸びる結果を得る。これは、
アミノ酸が胃腸の膜を開孔する性質をもっている為であ
る。従って、この無塩味噌やしょう油にビタミンB、B
2、B6、B12等を添加したりガンマーリノレイン酸
やビタミンE等を添加したものは吸収能力が増加する。
食塩の害により余り良い結果ではないが、脱塩味噌には
大きな利点がある。この脱塩カルシウム味噌を作るに、
酵素分解必須アミノ酸を多く作るには米麹を三回発酵分
に分けて混合して、二次発酵した味噌に米麹菌を混合
し、三次発酵したものはアミノ酸に分解する量は次第に
増大し、パントテン酸タウリン、メチオニンは初回より
も2倍以上に増大、アスパラギン酸、アラニンも増大す
るので、この多次発酵味噌を脱塩したものは栄養価値が
より高く、ビタミン剤の吸収やカルシウムの吸収剤とし
て有用で、これに螺線素を多量に含みビタミン量も増大
し他の活性化物も多く含まれるので、野菜の1000倍
の有効性を持つから、クロレラの様にクロレラ単細胞の
表面膜の為に、吸収の悪い欠点を改善し、クエン酸鉄の
添加によって赤血球の増大が行われるので医薬として、
蛋白分解酵素や酵母菌と田七粉と混合したりして利用さ
れる。これらは、アトピー患者に有効であり、骨の骨髄
症の強化剤や免疫不全の回復用にも利用されているばか
りでなく、手のシビレや腰痛にも効果があり、これに青
ノリや海苔粉を添加したものは風味もあり健康食品とし
て有用である。又、野菜、漬物の脱塩にも、梅干にもこ
の電解透析を行えば脱塩が充分行われ、塩蔵魚介類の脱
塩も行われるので過剰の塩分の摂取がコントロールさ
れ、高ヒスタミン患者にも有用である。この電解透析に
よる脱塩した水産加工品や野菜加工品に於いて、例え
ば、塩サケや魚や塩藏魚の多くは人体にとって余り良い
食物でないから、小型電解透析器を作り、隔膜をセラミ
ックスやプラスチックスの多孔フィルムを一定間隔を置
いて電解槽内に作り、その中央の中性室に入れて小型整
流器(シリコン)5〜20ボルト0.01〜0.2アン
ペアーの電力を印加して
【図4】の側面図の電解透析器に水道水と共に入れて電
解する時は、約10〜20分で脱塩が終わるので、中性
室の水を入れ替えて再度電解を行う時は、その塩分の8
5%が除去されるので焼魚として加工する時は、塩分の
少ない風味のある焼魚が摂取される。
【図4】は、生鮮野菜、果実、水産加工物の電解脱塩と
保存の工程図を示し、電解槽(1F)の内部に陰極膜
(2F)と陽極膜(3F)を中室枠板で挟着した枠板を
垂直に篏挿して固定し、電解槽内を(A)(B)(C)
室に三区分して、陰極室(A)には電極(4F)を吊下
げて水道水を各(A)(B)(C)室に80%になる様
に導入して、中室(B)に被脱塩食品(6F)を入れ
て、シリコン整流器で電力5〜20ボルトを印加して電
解する時は、中室内の被脱塩食品(6F)から溶出した
塩分は隔膜(2F)(3F)を通り拡散する。拡散が行
われた後に電解透析を行う時は、陰極(4F)には水素
ガスが発生し、アルカリ水液に換わる。一方、陽極(5
F)に於ても塩素や酸素ガスが発生し、酸性液に変化す
る。そしてこの中性室は脱塩が持続して行われ約30〜
60分後にその含有量の80%以上が除去されるが、3
0分後にA室の電解アルカリ液を半分程タンク(10)
にパイプ(8F)によりポンプ(9F)によって移行し
て水道水(7F)をA室に導入し、同様に陽極室(C)
の酸性液を半分程、パイプ(8F)によりポンプ(9
F)で移行し、水道水(7F)により水道水を半分入れ
て更に、電解を行う時は、陽極内の塩素臭は減少するか
ら電解が終われば陽極室(C)内の酸性液はタンク(1
0’F)に同様の操作で移行する。この陽極液は、PH
が3以下となれば腐敗菌の殺菌性があるので、下水処理
や生ゴミの消臭剤として水洗器(11’F)に送り、噴
霧又は浸漬して脱水して廃棄袋に入れ、又流し台の水洗
に使用すると生ゴミ、魚臭等の悪臭は無くなる。又、陰
極室(A)のアルカリ電解液を貯溜するタンク(10
F)は生魚の食器の脱脂肪の洗剤として使用して水洗器
(11F)で水洗した後、洗水は中和タンク(12F)
に送り、陽極酸化液の洗水と陰極アルカリ性液の洗水と
を混合して中和して放流せしめる。この陰陽極電解液
は、家庭用の糞尿汚水に対しても混合すれば脱水と水洗
が行われるので、これを直結すれば多くの良い結果が得
られる。又、この電解槽(1F)の中室(6F)に予
め、変色防止の目的で使用した食塩水とビタミン、リン
ゴ酸とで浸漬した脱皮切断リンゴや果実を脱塩するに
は、電解槽中室に脱水して投入し、水道水を入れて脱塩
すると、学校や病院、会社の給食用の変色しないリンゴ
切片が脱塩されて出来、塩辛い味が無くビタミンやリン
ゴ酸の少量添加で多量生産が可能となる。これは、野
菜、特にキャベツの千切りや大根の輪切り物の塩漬物の
脱塩に利用され、鮮度や保存の持続保持に役立ち、又、
電解中室に浸漬して電解を継続すれば腐敗し発生しない
ばかりでなく、ビタミンの破壊も少ない。この様にこの
発明の特徴は、水産加工物中に多く含まれる有害金属の
除去にアルコレートと電解透析を行う事によって、その
90%以上が分離除去され廃棄処分されていた蛋白質の
回収と土壌改良材、肥料として、又、飼料や食料品に加
工して再生利用する事が出来、水産加工品に於いて発生
する悪臭要因を電解透析器の利用で抑制し、更に、有害
な食塩等の含有量の多い食品加工の脱塩を容易に行い
又、医薬品の精製や野菜保存に使用する塩漬処理物の脱
塩と同時に下水処理にも利用されるので、従来困難であ
ったカドミウム、水銀、錫、銅等の有害金属の除去を可
能とし、廃棄処分されていたこれらの食品の再利用を行
う事が可能となり塩分過剰で困っていた病人、老人の食
事の脱塩加工による健康的貢献を行うので産業、医学上
有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 魚介類の脱カドミウム加工装置の工程図
【図2】 魚介類の脱臭保存装置の側面図
【図3】 脱カドミウムの特性
【図4】 生鮮野菜、果実、塩藏水産加工品の電解脱
塩と保存の工程図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 後文記載の如く、有害金属を多く含んだ魚介類の脱金属
    加工として、アルコレートで抽出処理したものを電解透
    析器に掛けて、更に、脱金属精製を行い又、塩分の多い
    味噌やしょう油や塩蔵物の電解透析によって脱塩加工と
    塩漬け野菜果実の脱塩に電解透析を行った食品加工、土
    壌改良材、肥料、医薬品の脱金属脱塩加工と、この電解
    透析中の陰極室のアルカリ電解液や陽極室の酸性電解液
    を生ゴミ、水産加工品汚水処理に利用する事を特徴とし
    た、有害金属や有害塩分の脱除加工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT521985A2 (de) * 2018-11-16 2020-06-15 Ustav Chemickych Procesu Av Cr V V I Verfahren zur Isolierung von Quecksilber aus der Lösung sowie Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT521985A2 (de) * 2018-11-16 2020-06-15 Ustav Chemickych Procesu Av Cr V V I Verfahren zur Isolierung von Quecksilber aus der Lösung sowie Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens
AT521985A3 (de) * 2018-11-16 2020-10-15 Ustav Chemickych Procesu Av Cr V V I Verfahren zur Isolierung von Quecksilber aus der Lösung sowie Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens
AT521985B1 (de) * 2018-11-16 2020-12-15 Ustav Chemickych Procesu Av Cr V V I Verfahren zur Isolierung von Quecksilber aus der Lösung sowie Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens

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