JPH0946847A - 照明器具取り付け方法 - Google Patents

照明器具取り付け方法

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JPH0946847A
JPH0946847A JP8219294A JP21929496A JPH0946847A JP H0946847 A JPH0946847 A JP H0946847A JP 8219294 A JP8219294 A JP 8219294A JP 21929496 A JP21929496 A JP 21929496A JP H0946847 A JPH0946847 A JP H0946847A
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JP
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raceway
peripheral wall
lighting fixture
electric wire
ceiling
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JP8219294A
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Koichi Wada
和田耕一
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レースウエイ(1)を照明器具(5)だけで
はなく、その他の電気機器に利用し、その有用性を大幅
に高める。 【解決手段】 配線器具ボックスがレースウエイと組み
合わされ、配線器具ボックスは内部空間(19)を形成
する周壁(17)および側壁(18)を有し、その内部
空間にコンセント(C1 、C2 )などの配線器具が収容
され、内向きフランジ(21)が周壁の開口端(20)
に設けられ、これに配線器具の両端が取り付けられ、保
持され、ソケット部(26)がボックスの周壁に設けら
れ、その外部に突出し、レースウエイの先端がソケット
部に連結され、レースウエイの電線(7)が配線器具に
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンセントなど
の配線器具を収容する配線器具ボックスに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】たとえば、工場などの建造物の電気設備
工事において、照明器具を建造物に装備するとき、最
近、それに適応するレースウエイが開発され、使用され
ている。普通、第4図に示すように、レースウエイ1は
鋼材2の下方に配置され、水平に配置される。鋼材2は
建造物を補強するためのもので、その天井に沿って水平
に配置されている。そして、鋼材2に連結されたボルト
3および金具4によってレースウエイ1が吊られ、支持
され、照明器具5がレースウエイ1に取り付けられる。
【0003】第5図に示すように、レースウエイ1は実
質上角筒状のもので、一定幅の開口溝6を有し、開口溝
6はレースウエイ1の一側面に沿って長さ方向にのび
る。したがって、照明器具5の電線7を開口溝6から挿
入することができる。レースウエイ1の保持具8によっ
て電線7を保持することもできる。
【0004】さらに、第6図、第7図および第8図に示
すように、金具9を開口溝6に挿入し、その両側縁10
に係合させ、両側縁10を金具9と保持具11間に挟
む。そして、金具9のボルト12およびナット13によ
って照明器具5を取り付け、これを支持することができ
る。
【0005】さらに、ジャンクションボックス14がレ
ースウエイ1と組み合わされ、ジャンクションボックス
14でレースウエイ1の電線7が中継される。その後、
第9図に示すように、レースウエイ1の開口溝6がカバ
ー15で被覆され、金具16によってレースウエイ1と
カバー15が固定される。
【0006】したがって、このレースウエイ1の場合、
カバー15をレースウエイ1から取り外すと、電線7を
開口溝6から保守および点検することができる。さら
に、レースウエイ1が配置されている位置であれば、照
明器具5を任意の位置に取り付けることができる。工場
でラインの機械の位置を変更するとき、照明器具5をそ
の位置に移動させ、移設することもできる。その電線7
については、これを開口溝6から取り出すことができ、
挿入することもできる。したがって、レースウエイ1を
ボルト3および金具4から取り外す必要はない。レース
ウエイ1の電線7を追加補充し、照明器具5を増設する
ことも容易である。したがって、その有用性はきわめて
大きい。現在、これは電気設備工事に欠かせないもので
あるということもできる。
【0007】しかしながら、これまで、このレースウエ
イ1は照明器具5専用のものでしかなかった。その他の
ものに利用することはできない。したがって、必ずし
も、その有用性が十分活用されているということはでき
なかった。
【0008】たとえば、工場のラインの機械および暖房
装置などの電気機器の場合、そのコンセント、スイッチ
およびブレーカーなどの配線器具を適宜設ける必要があ
る。しかしながら、この種の配線器具については、レー
スウエイ1の電線7を配線器具に接続することはできな
い。このため、レースウエイ1の他に、電線パイプを特
別に設け、パイプの電線を配線器具に接続しているのが
現状である。その方式は旧態依然であるということがで
き、改良は加えられていない。
【0009】レースウエイ1と異なり、電線パイプの場
合、その電線を保守および点検することができないのは
周知のとおりである。さらに、電線パイプ自体を取り外
さない限り、電線を電線パイプから取り出すことはでき
ず、電線を電線パイプに挿入することもできない。した
がって、電気機器を増設するのは容易ではない。電気機
器を移設することも同様である。さらに、電線パイプの
装備後、その配線および結線を施さねばならない。レー
スウエイ1のように、装備前、予め配線および結線を施
すことはできず、所定の作業工数および作業時間が要求
され、作業能率が悪い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
は、一側面に沿って長さ方向にのびる開口溝を有する実
質上角筒状のレースウエイにおいて、これを照明器具だ
けではなく、その他の電気機器に利用し、その有用性を
大幅に高めることを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、実質
上角筒状をなし、一側面に沿って長さ方向にのびる開口
溝を有し、電線を前記開口溝から挿入するようにしたレ
ースウエイと組み合わせるためのボックスであって、コ
ンセントなどの配線器具を収容するに十分大きい内部空
間を形成する周壁および底壁と、前記周壁に設けられ、
前記配線器具を取り付け、保持することができる配線器
具取付部と、前記レースウエイと対応する形状をもち、
前記周壁に設けられ、その外部に突出したソケット部か
らなり、前記レースウエイの先端を前記ソケット部に連
結するとともに、前記レースウエイの電線を前記配線器
具に接続するようにし、前記配線器具取付部は前記周壁
の開口端に設けられた内向きフランジからなり、前記内
向きフランジにねじ合わせたビスによって前記配線器具
の両端を取り付け、保持するようにし、前記周壁の開口
端が化粧プレートで被覆され、前記化粧プレートは前記
配線器具と対応する位置に形成された開口孔を有し、前
記内向きフランジに取り付けられ、前記底壁は前記周壁
に取り付けられたカバーからなることを特徴とする配線
器具ボックスが提供される。
【0012】
【実施例】第1図および第2図はこの発明の実施例を示
す。このボックスは2つの配線器具を収容するためのも
のである。一方の配線器具は100VのコンセントC1
とスイッチSからなる。他方の配線器具は200Vのコ
ンセントC2 からなる。
【0013】また、このボックスは金属製のもので、周
壁17および底壁18を有し、周壁17は矩形状をな
し、一定の高さをもつ。底壁18は周壁17と一体のも
ので、その一端を遮閉している。したがって、周壁17
および底壁18によって内部空間19が形成され、底壁
18の反対側に開口端20が形成される。内部空間19
はコンセントC1 、スイッチSおよびコンセントC2
収容するに十分大きい。
【0014】さらに、配線器具取付部がボックスの周壁
17に設けられ、コンセントC1 、スイッチSおよびコ
ンセントC2 がボックスの内部空間19に収容され、取
付部に取り付けられ、保持される。配線器具取付部は周
壁17と一体のフランジ21からなり、フランジ21は
周壁17の開口端20に設けられている。そして、ビス
22がフランジ21にねじ合わされ、ビス22によって
コンセントC1 、スイッチSおよびコンセントC2 の両
端が取り付けられ、保持される。したがって、コンセン
トC1 、スイッチSおよびコンセントC2 を周壁17の
開口端20と対面させることができる。
【0015】その後、化粧プレート23がフランジ21
に取り付けられ、開口端20が化粧プレート23で被覆
される。この実施例では、ビス24がフランジ21にね
じ合わされ、ビス24によって化粧プレート23が取り
付けられ、固定される。化粧プレート23は2つの開口
孔25を有し、開口孔25はコンセントC1 、スイッチ
SおよびコンセントC2 と対応する位置に形成されてい
る。
【0016】さらに、このボックスは2つのソケット部
26を有する。ソケット部26はレースウエイ1と対応
する形状のもので、ボックスの周壁17に設けられ、そ
の外部に突出している。さらに、ソケット部26の位置
において、それと対応する幅の透孔27がボックスの周
壁17に形成されている。
【0017】したがって、第4図のジャンクションボッ
クス14に代えて、第1図および第2図の配線器具ボッ
クスをレースウエイ1と組み合わせ、レースウエイ1の
先端をボックスのソケット部26に連結することができ
る。この実施例では、ソケット部26がレースウエイ1
に差し込まれる。その後、レースウエイ1の開口溝6に
おいて、ビス28がソケット部26の底壁にねじ合わさ
れ、レースウエイ1の底壁に押し付けられ、ビス28に
よってソケット部26とレースウエイ1が押し離され
る。したがって、ソケット部26が開口溝6の両側縁1
0と接触し、これに押し付けられる。したがって、ビス
28によってレースウエイ1とソケット部26を連結
し、これを固定することができる。いくつかの配線器具
ボックスをレースウエイ1と組み合わせることもでき
る。
【0018】したがって、たとえば、ラインの機械およ
び暖房装置などの電気機器を有する工場において、照明
器具5の電線7と同様、その他の電気機器の電線7をレ
ースウエイ1に挿入する。さらに、レースウエイ1の電
線7を周壁17の透孔27に通し、ボックスの内部空間
19に導入し、特定の電線7をコンセントC1 、スイッ
チSおよびコンセントC2 に接続することができる。そ
れ以外の電線7については、これを透孔27および内部
空間19に通し、内部空間でレースウエイ1の電線を中
継することができる。
【0019】そして、電気機器のコードを化粧プレート
23の開口孔25に通し、これをコンセントC1 、C2
に差し込み、接続することができる。スイッチSを化粧
プレート23の開口孔25から操作することもできる。
さらに、他の配線器具ボックスにおいて、その配線器具
としてブレーカーを使用し、これを化粧プレート23の
開口孔25から操作することもできる。
【0020】したがって、このボックスの場合、レース
ウエイ1を照明器具5だけではなく、ラインの機械およ
び暖房装置などの電気機器に利用することができる。し
たがって、前記従来の電線パイプを使用する必要がな
く、これを削除することができる。さらに、これに伴
い、カバー15をレースウエイ1から取り外すと、照明
器具5だけではなく、その他の電気機器の電線7を開口
溝6から保守および点検することができる。さらに、レ
ースウエイ1が配置されている位置であれば、配線器具
ボックスを任意の位置に配置することができる。したが
って、電気機器を容易に移動させ、移設することができ
る。さらに、その電線7を開口溝6から取り出すことが
でき、挿入することもできる。したがって、電気機器を
容易に増設することができる。
【0021】その上、レースウエイ1の装備前、配線器
具ボックスをレースウエイ1と組み合わせ、その配線器
具の配線および結線を施すことができる。その後、ボル
ト3および金具4によってレースウエイ1および配線器
具ボックスを吊り、支持することができる。レースウエ
イ1の装備後、配線器具の配線および結線を施す必要は
ない。したがって、作業工数を減少させ、作業時間を短
縮することができ、作業能率を大幅に向上させることが
できる。
【0022】なお、このボックスについては、そのソケ
ット部26が底壁18に近接しており、底壁18はほぼ
レースウエイ1の底壁と同一の面内に配置される。した
がって、天井の低いとき、レースウエイ1の底壁を天井
と接触させ、これを緊密に接触させることができる。し
たがって、吊りボルト3および金具4を使用せず、ビス
をレースウエイ1の開口溝6から挿入し、その底壁を貫
通させ、天井にねじ合わせ、ビスによってレースウエイ
1および配線器具ボックスを取り付け、固定することも
できる。同様に、レースウエイ1および配線器具ボック
スを建造物の壁または床に取り付け、装備することもで
きる。
【0023】第3図は他の実施例を示す。このボックス
の場合、その底壁は周壁17と対応する大きさのカバー
29からなる。そして、ビス30が突起31にねじ合わ
され、カバー29が周壁17に取り付けられ、固定され
ている。
【0024】したがって、ボルト3および金具4によっ
てレースウエイ1および配線器具ボックスを吊り、支持
したとき、カバー29を周壁17から取り外すと、その
配線器具の配線および結線状態を点検することができ
る。配線器具をボックスから取り外す必要がなく、好ま
しい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、レー
スウエイ1を照明器具5だけではなく、その他の電気機
器に利用することができ、その有用性を大幅に高めるこ
とができる。したがって、その電気機器の電線を保守お
よび点検することができる。電気機器を容易に移設およ
び増設することもできる。さらに、作業工数を減少さ
せ、作業時間を短縮し、作業能率を大幅に向上させるこ
とができ、所期の目的を達成することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】第1図のボックスの断面図である。
【図3】他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】従来のレースウエイとジャンクションボックス
を示す斜視図である。
【図5】第4図のレースウエイに電線を挿入する状態を
示す斜視図である。
【図6】第4図のレースウエイに照明器具を取り付ける
状態を示す斜視図である。
【図7】第4図のレースウエイに照明器具を取り付ける
状態を示す斜視図である。
【図8】第6図および第7図の金具を示す斜視図であ
る。
【図9】第4図のレースウエイとカバーの関係を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 レースウエイ 6 開口溝 7 電線 17 周壁 18 底壁 19 内部空間 20 開口端 21 フランジ 23 化粧プレート 26 ソケット部 C1 、C2 コンセント S スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 照明器具取り付け方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明器具取り付け方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】周知のように、工場などの建
造物において、照明器具をその天井に取り付けるとき、
照明器具が天井に直付けされることが多い。線樋が照明
器具に突き合わされ、天井に直付けされ、電線が照明器
具に接続され、線樋に収容されることも多い。
【0003】しかしながら、この方式では、まず、照明
器具を天井に直付けし、その後、線樋を照明器具に突き
合わせ、天井に直付けすることができるだけである。作
業能率上、これは好ましくない。たとえば、工場でライ
ンの機械の位置を変更するとき、照明器具をその位置に
移動させ、移設する必要があるが、照明器具を他の位置
に移動させ、移設するには、照明器具だけではなく、線
樋も一旦取り外し、他の位置において、照明器具を天井
に直付けする。その後、線樋を照明器具に突き合わせ、
再度直付けする必要がある。その作業は容易ではない。
照明器具を増設することも同様である。線樋を一旦取り
外し、照明器具の直付け後、線樋をそれに突き合わせ、
再度直付けする必要がある。
【0004】さらに、建造物の天井がボードである場
合、照明器具をそれに直付けすると、時間の経過にとも
ない、照明器具の熱によってボードが色あせ、焼けると
いう問題もある。相当の長さの線樋において、電線をそ
の全長にわたって挿入し、収容する必要があるが、全長
にわたって挿入し、収容するとき、電線が線樋から垂れ
下がらないようにせねばならず、その作業は容易ではな
いという問題もある。
【0005】工場などの建造物において、照明器具が天
井ではなく、壁面に直付けされ、線樋が照明器具に突き
合わされ、壁面に直付けされることも少なくない。しか
しながら、照明器具の移設または増設のとき、線樋を一
旦取り外し、照明器具の直付け後、線樋をそれに突き合
わせ、再度直付けせねばならず、その作業は容易ではな
いことは同様である。建造物の壁面がボードである場
合、照明器具によってボードが色あせ、焼けるという問
題があることも同様である。
【0006】一方、天井の高い建造物において、照明器
具をその天井から吊るとき、レースウエイと呼ばれるも
のが広く使用されている。普通、図3に示すように、レ
ースウエイ1は鋼材2の下方に配置される。鋼材2は建
造物を補強するためのものであり、天井に沿って水平に
配置されている。そして、鋼材2に連結されたボルト3
および金具4によってレースウエイ1が吊られ、支持さ
れ、照明器具5がレースウエイ1に取り付けられる。し
たがって、ボルト3および金具4によってレースウエイ
1および照明器具5が吊られ、支持されるものである。
【0007】図4に示すように、レースウエイ1は実質
上角筒状のもので、一定幅の開口溝6を有し、開口溝6
はレースウエイ1の一側面に沿って長さ方向にのびる。
したがって、電線7を照明器具5に接続し、開口溝6か
ら挿入し、レースウエイ1に挿入することができる。レ
ースウエイ1の保持具8によって電線7を保持すること
もできる。
【0008】レースウエイ1の開口溝6については、図
5、図6および図7に示すように、開口溝6の両側縁1
0が内向きに突出しており、金具9を開口溝6に挿入
し、その両側縁10に係合させ、両側縁10を金具9と
保持具11間に挟み、これによって金具9を支持するこ
とができる。さらに、ボルト12が金具9に設けられて
おり、金具9の支持後、ボルト12を照明器具5の透孔
に挿入し、ナット13をボルト12にねじ合わせ、工具
でナット13を締め付けると、開口溝6の両側縁10に
よって照明器具5を取り付け、支持することができる。
【0009】さらに、ジャンクションボックス14がレ
ースウエイ1と組み合わされ、ジャンクションボックス
14でレースウエイ1の電線7が中継される。その後、
図8に示すように、レースウエイ1の開口溝6がカバー
15で被覆され、金具16によってレースウエイ1とカ
バー15が固定される。
【0010】レースウエイ1は天井の高い建造物を対象
として開発されたものである。天井の高い建造物の場
合、ボルト3および金具4によってレースウエイ1およ
び照明器具5を吊り、支持すると、天井の高さに関係な
く、レースウエイ1および照明器具5を任意の高さに保
持することができ、好ましい。そして、それがレースウ
エイ1の特徴であり、これまで、ボルト3および金具4
によってレースウエイ1を吊ることは常識であり、当然
のことであると認識されていた。それ以外の方法でレー
スウエイ1が使用されることはなかった。その関係上、
レースウエイ1が使用されるのは天井の高い建造物に限
られていた。天井の低い建造物において、ボルト3およ
び金具4によってレースウエイ1および照明器具5を吊
り、支持すると、レースウエイ1および照明器具5が低
くなりすぎる嫌いがあり、適当ではない。天井の低い建
造物では、照明器具5をその天井から吊るのではなく、
天井に取り付ける必要がある。
【0011】そして、照明器具を建造物の天井または壁
面に取り付けるとき、それにレースウエイ1は使用され
ず、照明器具および線樋が天井または壁面に直付けされ
ていたことは前述したとおりである。この場合、照明器
具の移設または増設のとき、線樋を一旦取り外し、再度
直付けする必要があり、その作業は容易ではないという
問題、天井または壁面がボードであるとき、照明器具の
熱によってボードが色あせ、焼けるという問題、および
相当の長さの線樋において、電線をその全長にわたって
挿入し、収容する必要があり、電線が線樋から垂れ下が
らないようにせねばならず、その作業は容易ではないと
いう問題があることも前述したとおりである。
【0012】
【発明の目的】したがって、この発明は、照明器具を建
造物の天井または壁面に取り付ける取り付け工事におい
て、照明器具の移設および増設作業が容易であり、天井
または壁面がボードであっても、照明器具によってボー
ドが色あせず、焼けず、電線の挿入作業も容易であるよ
うにすることを目的とする。
【0013】
【発明の構成】この発明は、照明器具を建造物の天井か
ら吊る設置方式に使用されていたレースウエイに着眼し
てなされたものである。この発明によれば、実質上角筒
状をなし、一側面に沿って長さ方向にのびる開口溝を有
し、前記開口溝の両側縁が内向きに突出しているレース
ウエイを使用し、前記レースウエイの底壁を建造物の天
井または壁面に接触させ、ビスを前記レースウエイの開
口溝から挿入し、その底壁を貫通させ、前記天井または
壁面にねじ合わせ、前記ビスにより、前記レースウエイ
を前記天井または壁面に直付けし、前記レースウエイの
開口溝において、その両側縁によって照明器具を取り付
けるとともに、電線を前記照明器具に接続し、前記開口
溝から挿入し、前記レースウエイに収容することを特徴
とする照明器具取り付け方法が提供される。
【0014】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
図1および図2はこの発明の実施例を示す。この実施例
では、図3の照明器具5が建造物の天井または壁面に取
り付けられ、その取り付け工事にレースウエイ1が使用
される。レースウエイ1は図3のそれと同様のもので、
実質上角筒状をなし、一定幅の開口溝6を有する。開口
溝6はレースウエイ1の一側面に沿って長さ方向にの
び、その両側縁10は内向きに突出している。したがっ
て、図3のレースウエイ1と同様、レースウエイ1の開
口溝6において、その両側縁10によって照明器具5を
取り付けることができる。電線7を照明器具5に接続
し、開口溝6から挿入し、レースウエイ1に収容するこ
ともできる。
【0015】さらに、この実施例では、2つの配線器具
が配線器具ボックスに収容され、図3のジャンクション
ボックス14に代えて、配線器具ボックスがレースウエ
イ1と組み合わされている。一方の配線器具は100V
のコンセントC1とスイッチボックスSからなる。他方
の配線器具は200VのコンセントC2からなる。
【0016】配線器具ボックスは金属製のもので、周壁
17および底壁18を有し、周壁17は矩形状をなし、
一定の高さをもつ。底壁18は周壁17と一体のもの
で、その一端を遮蔽している。したがって、周壁17お
よび底壁18によって内部空間19が形成され、底壁1
8の反対側に開口端20が形成されており、コンセント
C1、スイッチSおよびコンセントC2は配線器具ボッ
クスの内部空間19に収容される。
【0017】さらに、フランジ21が周壁17の開口端
20に設けられ、ビス22がそのフランジ21にねじ合
わされ、ビス22によってコンセントC1、スイッチS
およびコンセントC2の両端が取り付けられ、保持され
る。したがって、コンセントC1、スイッチSおよびコ
ンセントC2を周壁17の開口端20と対向させること
ができる。
【0018】その後、化粧プレート23によって周壁1
7の開口端20が被覆され、ビス24が周壁17のフラ
ンジ21にねじ合わされ、ビス24によって化粧プレー
ト23が取り付けられ、固定される。化粧プレート23
は2つの開口孔25を有し、開口孔25はコンセントC
1、スイッチSおよびコンセントC2と対応する位置に
形成されている。
【0019】さらに、配線器具ボックスは2つのソケッ
ト部26を有する。ソケット部26はレースウエイ1と
対応する形状のもので、配線器具ボックスの周壁17に
設けられ、その外部に突出している。さらに、ソケット
部26の位置において、それと対応する幅の透孔27が
配線器具ボックスの周壁17に形成されている。
【0020】したがって、ソケット部26をレースウエ
イ1に差し込み、その後、レースウエイ1の開口溝6に
おいて、ビス28をソケット部26の底壁にねじ合わ
せ、レースウエイ1の底壁に押し付けると、ビス28に
よってソケット部26とレースウエイ1が押し離され、
ソケット部26が開口溝6の両側縁10と接触し、これ
に押し付けられる。したがって、ビス28によってレー
スウエイ1とソケット部26を連結し、固定することが
できる。
【0021】したがって、この実施例では、たとえば、
ラインの機械および暖房装置などの電気機器を有する工
場において、照明器具5の電線7と同様、電気機器の電
線7を開口溝6から挿入する。さらに、レースウエイ1
の電線7を周壁17の透孔27に通し、配線器具ボック
スの内部空間19に導入し、特定の電線7をコンセント
C1、スイッチSおよびコンセントC2に接続すること
ができる。他の電線7については、これを透孔27およ
び内部空間19に通し、内部空間19でレースウエイ1
の電線7を中継することができる。
【0022】さらに、電気機器のコードを化粧プレート
23の開口孔25に通し、これをコンセントC1,C2
に差し込み、接続することができる。スイッチSを化粧
プレート23の開口孔25から操作することもできる。
他の配線器具ボックスにおいて、その配線器具としてブ
レーカーを使用し、これを化粧プレート23の開口孔2
5から操作することもできる。
【0023】さらに、この実施例では、レースウエイ1
の底壁が建造物の天井または壁面に押し付けられ、接触
する。配線器具ボックスについては、そのソケット部2
6が底壁18に近接しており、底壁18はほぼレースウ
エイ1の底壁と同一の面内に配置される。したがって、
レースウエイ1の底壁を建造物の天井または壁面に接触
させるとき、配線器具ボックスによってそれが阻害され
ることはなく、問題はない。
【0024】その後、ビスがレースウエイ1の開口溝6
から挿入され、その底壁を貫通し、天井または壁面にね
じ合わされ、ビスにより、レースウエイ1が天井または
壁面に直付けされる。その後、開口溝6の両側縁10に
よって照明器具5が取り付けられ、支持され、電線7が
照明器具5に接続され、開口溝6から挿入され、レース
ウエイ1に収容され、開口溝6がカバー15で被覆され
る。
【0025】したがって、照明器具5を建造物の天井ま
たは壁面に取り付けることができるものである。さら
に、この取り付け方法では、まず、レースウエイ1を天
井または壁面に直付けし、その後、レースウエイ1の開
口溝6において、その両側縁10によって照明器具5を
取り付け、支持することができる。これにともない、工
場でラインの機械の位置を変更するとき、レースウエイ
1の開口溝6において、照明器具5を他の位置に移動さ
せ、移設することができる。その電線7については、こ
れを開口溝6から取り出すことができ、挿入することも
できる。レースウエイ1を天井または壁面から取り外す
必要はなく、その作業は容易である。レースウエイ1の
電線7を追加補充し、開口溝6の両側縁10によって照
明器具5を取り付け、これによって照明器具5を増設す
ることもできる。レースウエイ1を天井または壁面から
取り外す必要はなく、その作業も容易である。
【0026】また、この取り付け方法では、前記従来の
取り付け方法と異なり、照明器具5が天井または壁面に
直付けされるわけではない。レースウエイ1が天井また
は壁面に直付けされ、照明器具5がそれに取り付けられ
るものであり、天井または壁面と照明器具5間にレース
ウエイ1が介在する。したがって、天井または壁面と照
明器具5がレースウエイ1の高さだけ離れ、天井または
壁面がボードであっても、照明器具5の熱によってボー
ドが色あせることはなく、焼けることもない。さらに、
相当の長さのレースウエイ1において、電線7をその全
長にわたって挿入し、開口溝6をカバー15で被覆する
必要があるが、電線7を開口溝6から挿入し、レースウ
エイ1に収容するとき、レースウエイ1の数箇所におい
て、開口溝6の両側縁10に電線7を引っ掛けると、そ
れによって電線7を支持することができる。したがっ
て、電線7がレースウエイ1から垂れ下がらず、その状
態で開口溝6を被覆することができ、その作業は容易で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、照明器具5を建造物の天井または壁面に取り付ける
とき、まず、レースウエイ1を天井または壁面に直付け
する。その後、レースウエイ1の開口溝6において、そ
の両側縁10によって照明器具5を取り付けることがで
きる。これにともない、工場でラインの機械の位置を変
更するとき、レースウエイ1の開口溝6において、照明
器具5を他の位置に移動させ、移設することができる。
その電線7については、これを開口溝6から取り出すこ
とができ、挿入することもできる。レースウエイ1を天
井または壁面から取り外す必要はなく、その作業は容易
である。レースウエイ1の電線7を追加補充し、開口溝
6の両側縁10によって照明器具5を取り付け、これに
よって照明器具5を増設することもでき、レースウエイ
1を天井または壁面から取り外す必要はなく、その作業
も容易である。しかも、天井または壁面と照明器具5間
にレースウエイ1が介在し、天井または壁面と照明器具
5がレースウエイ1の高さだけ離れ、天井または壁面が
ボードであっても、照明器具5の熱によってボードが色
あせることはなく、焼けることもない。さらに、電線7
を開口溝6から挿入し、レースウエイ1に収容すると
き、レースウエイ1の数箇所において、開口溝6の両側
縁10に電線7を引っ掛けると、それによって電線7を
支持することができる。したがって、電線7がレースウ
エイ1から垂れ下がらず、その状態で開口溝6を被覆す
ることができ、その作業は容易であり、所期の目的を達
成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のレースウエイおよび配線器具ボックスの
断面図である。
【図3】従来のレースウエイを示す斜視図である。
【図4】図3のレースウエイに電線を挿入する状態を示
す斜視図である。
【図5】図3のレースウエイに照明器具を取り付ける工
程を示す斜視図である。
【図6】図5の工程の次の工程を示す斜視図である。
【図7】図5および図6の金具を示す斜視図である。
【図8】図3のレースウエイとカバーの関係を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1 レースウエイ 5 照明器具 6 開口溝 10 両側縁
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質上角筒状をなし、一側面に沿って長
    さ方向にのびる開口溝を有し、電線を前記開口溝から挿
    入するようにしたレースウエイと組み合わせるためのボ
    ックスであって、 コンセントなどの配線器具を収容するに十分大きい内部
    空間を形成する周壁および底壁と、 前記周壁に設けられ、前記配線器具を取り付け、保持す
    ることができる配線器具取付部と、 前記レースウエイと対応する形状をもち、前記周壁に設
    けられ、その外部に突出したソケット部からなり、 前記レースウエイの先端を前記ソケット部に連結すると
    ともに、前記レースウエイの電線を前記配線器具に接続
    するようにし、 前記配線器具取付部は前記周壁の開口端に設けられた内
    向きフランジからなり、前記内向きフランジにねじ合わ
    せたビスによって前記配線器具の両端を取り付け、保持
    するようにし、 前記周壁の開口端が化粧プレートで被覆され、前記化粧
    プレートは前記配線器具と対応する位置に形成された開
    口孔を有し、前記内向きフランジに取り付けられ、 前記底壁は前記周壁に取り付けられたカバーからなるこ
    とを特徴とする配線器具ボックス。
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