JPH0946640A - 画像データの蓄積方法 - Google Patents

画像データの蓄積方法

Info

Publication number
JPH0946640A
JPH0946640A JP7197259A JP19725995A JPH0946640A JP H0946640 A JPH0946640 A JP H0946640A JP 7197259 A JP7197259 A JP 7197259A JP 19725995 A JP19725995 A JP 19725995A JP H0946640 A JPH0946640 A JP H0946640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
image
screen
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7197259A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7197259A priority Critical patent/JPH0946640A/ja
Publication of JPH0946640A publication Critical patent/JPH0946640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】動画像圧縮方式の国際標準であるMPEG規格
の符号化データストリーム構造のデータを、GOPを単
位に検索に適したデータ構造に変換し、先頭に画面の中
央部領域の画像に対応した第1の符号化データストリー
ム、次に画面の残りの領域の画像に対応する第2の符号
化データストリームのデータ配列で媒体5上に記録す
る。高速再生による検索では、第1の符号化データスト
リームのデータを優先的に再生し、画面の中央部領域の
画像を検索画像として表示する。 【効果】現行機器並みのなめらかな高速再生の機能が実
現でき、マルチメディアシステムの進展に顕著な効果が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高能率符号化した画像デ
ータの蓄積方法に係り、特に、特殊再生や検索のような
視覚による映像検索に優れた性能を備えた画像データの
蓄積方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放送メディア,通信メディア,蓄積メデ
ィア等では高品質な画像の伝送や記録を行うため、動画
像圧縮方式の国際標準であるMPEG規格に準拠した高
能率符号化が採用されはじめている。そして、情報量を
数分の1から数十分の1に圧縮した符号化データで伝送
や記録を行い、各種の映像サービスを提供する検討が進
められている。
【0003】蓄積メディアに関してはCD−ROMの形
態でカラオケCD,ビデオCDなどが既に商品化され、
DVD(Digital Video Disk)の開発も進められてい
る。これらは今後のマルチメディアシステムの構築で重
要な一翼を担うことが予測されている。
【0004】これらは蓄積媒体にディスクを使用するた
め、ディスクの最も有利な特長である検索性に優れたシ
ステムを構築することは容易であると考えられていた。
しかし、MPEG規格の符号化データストリーム構造の
制約を受けて、なめらかな高速再生が困難になり検索性
が損なわれるという問題を抱えている。しかし、映像を
扱う場合には視覚による検索が基本となるため、MPE
G規格の高能率圧縮性能を維持しつつ、少なくとも現行
機器並みのなめらかな高速再生の機能を実現することは
極めて重要な課題である。
【0005】この課題に対しては周知の従来技術として
以下に述べる二つの方法がある。一つは検索などの高速
再生ではMPEG規格の符号化データストリームのIピ
クチャのデータを用いて画像再生を行うものである。
【0006】図7に示すように、MPEG規格のビデオ
符号化ではI,P,Bピクチャの3種類の符号化モード
で画像の符号化を行う。Iピクチャ(図中Iの画像)は
フレーム内符号化,Pピクチャ(図中Pの画像)は一方
向予測のフレーム間符号化,Bピクチャ(図中Bの画
像)は双方向予測のフレーム間符号化を行う。そして、
同図に示すように1GOP(Group of Pictures )を単
位に符号化データストリームを構成する。このうち、双
方向予測のBピクチャ,一方向予測のPピクチャは復号
処理に時間を要する。このため、検索などの高速再生で
はIピクチャのデータのみを復号して画像再生を行う。
【0007】もう一つの方法はMPEG規格の符号化デ
ータストリームをディスクの特長である検索性に適した
構造のストリーム、すなわち、同図に示す媒体上データ
配置のデータストリームに並び替えて記録し、検索など
の高速再生ではその一部のデータを用いて画像再生を行
うものである。
【0008】この媒体上でのデータ配置は図8に示す方
式がある。同図(a)のIピクチャ分割方式はIピクチ
ャのデータを画像の中央と周辺のI中央,I周辺とに分
け、検索などの高速再生ではI中央のデータで画像再生
を行う。同図(b)の階層符号化方式はI,Pピクチャ
のデータをL成分(画像の低域成分)とH成分(画像の
高域成分)とに分け、検索などの高速再生ではL成分の
データで画像再生を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のうち、検索
などの高速再生ではIピクチャのみの画像再生を行うも
のは間欠した画像が表示されるために紙芝居的になり、
いぜんとしてなめらかさに欠ける問題が残る。また、I
ピクチャのデータ量はPピクチャの2〜3倍,Bピクチ
ャの5〜6倍と多いため、再生速度が速い場合には復号
処理が間に合わず画像の一部が欠落する問題もある。
【0010】一方、媒体上には検索性に適した構造のス
トリームでデータ配置を行うものはIピクチャ分割方式
は間欠した画像を表示するためになめらかさに欠け紙芝
居的になる、階層符号化方式はなめらかさは改善される
ものの解像度が劣化する、などの問題が残っている。
【0011】本発明の目的はMPEG規格の高能率圧縮
性能を維持して、特殊再生や検索などのような視覚によ
る映像検索に優れた性能を備えた画像データの蓄積方式
および装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では以下に述べる技術的手段を採用する。
【0013】(1)MPEG規格の1GOPを単位とする
符号化データストリームのデータを、画面の中央部領域
に対応する1GOPからなる第1の符号化データストリ
ームと、画面の周辺部領域に対応する1GOPからなる
第2の符号化データストリームとのグループに分割し、
蓄積媒体上でのデータ配置が第1の符号化データストリ
ーム,第2の符号化データストリームの順に配列するよ
うにデータの並び替えを行うデータ配列の手段。
【0014】(2)検索などの高速再生では蓄積媒体上の
第1の符号化データストリームの系列のデータを優先的
に読み出し、このデータを復号した画面中央部領域の画
像を表示する画像再生の手段。
【0015】(3)第2の符号化データストリームのデー
タを、さらに、画面の中央部領域近くに対応する1GO
Pからなる符号化データ系列から画面端部領域に対応す
る1GOPからなる符号化データ系列までに細分化し、
蓄積媒体上での第2の符号化データは先頭に画面の中央
部領域近くに対応した符号化データ系列,最後に画面端
部領域に対応した符号化データ系列の順に配列し、検索
などの高速再生では再生速度に比例して読み出しのデー
タ領域が減少する形態で読み出した第2の符号化データ
ストリームのデータも用いて、画面中央部領域の画像を
再生速度に比例して表示領域が狭まる形態で表示する手
段。
【0016】
【作用】前述の従来技術の方式ではデータ配列の並び替
えはピクチャを単位に行っているため、検索などの高速
再生ではなめらかな画像再生を行うことが極めて困難で
ある。
【0017】一方、本発明ではGOPを単位としたデー
タ配列の並び替えを行う方法を採用する。そして、前記
(1)の技術的手段により、MPEG規格の1GOPの符
号化データストリームのデータは媒体上では図9に示す
データ配置となるように、GOPを単位としてデータ配
列の並び替えを行う。すなわち、画面の中央部領域に対
応する画像(I,P,Bピクチャ)の符号化データ系列
による第1の符号化データストリーム(図中の1GOP
SA)、画面の周辺部領域に対応する画像(I,P,
Bピクチャ)の符号化データ系列による第2の符号化デ
ータストリーム(図中の1GOP SB)にグループ分
けし、媒体上では第1の符号化データストリームを先頭
にしたデータ配置を行う。
【0018】検索などの高速再生では前記(2)の技術的
手段により媒体上の第1の符号化データストリーム(1
GOP SA)のグループのデータを優先的に読み出
す。再生速度が小(例えば3倍速未満)では全てのピク
チャのデータ、再生速度が中(例えば3〜7倍速)では
I,Pピクチャのデータ、再生速度が大(例えば7倍速
以上)ではIピクチャのデータを読み出す。そして、こ
の読み出したデータを復号して、図10に示すドット部
の画面の中央部領域の画像を再生する。したがって、こ
の再生画像は再生速度が小の場合には連続した時系列の
I,P,Bピクチャの画像、再生速度が中の場合には間
欠した時系列のI,Pピクチャの画像、再生速度が大の
場合には間欠した時系列のIピクチャの画像で構成され
る。この結果、再生速度が小では通常のノーマル再生と
同じなめらかさの画像が再生でき、再生速度が高速にな
るにしたがって徐々になめらかさの欠ける画像が再生さ
れることになる。そして、現行機器並みの高速再生の機
能を実現することが可能になる。
【0019】図11は前記(3)の技術的手段による媒体
上でのデータ配置を示す。MPEG規格の符号化データ
ストリームのデータはGOPを単位としてデータ配列の
並び替えを行う。すなわち、画面の中央部領域に対応す
る画像(I,P,Bピクチャ)の符号化データによる第1
の符号化データストリーム(図中のSA)と、画面の残
りの領域に対応する画像(I,P,Bピクチャ)の符号
化データによる第2の符号化データストリームとにグル
ープ分けを行う。さらに、第2の符号化データストリー
ムのデータは画面の中央部領域近くに対応した画像の符
号化データ系列(図中のSB)から画面の端部領域に対
応した画像の符号化データ系列(図中のSN)まで細分
化する。そして、符号化データ系列SBが先頭、符号化
データ系列SNが最後の順に配列した構造のデータスト
リームを構成する。そして、媒体上では第1の符号化デ
ータストリーム,第2の符号化データストリームの順に
データ配置を行う。
【0020】検索などの高速再生では再生速度に応じて
第1と第2の符号化データストリームのデータを読み出
す。例えば、再生速度が小の時には符号化データ系列S
A,SB,SCのデータ、再生速度が中の時には符号化
データ系列SA,SBのデータ、再生速度が大の時には
符号化データ系列SAのデータを読み出す。そして、こ
の読み出したデータを復号して、図12に示す画像を再
生する。すなわち、再生速度が小の時はドット部までの
画像、中の時は斜線部までの領域、大の時は横線部の領
域と、再生速度に比例して表示領域が狭まる形態で、画
面の中央部領域の画像を再生する。また、再生速度が中
以下の時は全てのピクチャで画像を再生するため、通常
のノーマル再生と同様のなめらかな画像再生ができる。
したがって、現行機器並みの高速再生の機能を実現する
ことが可能になる。
【0021】なお、一般画像のほとんどは画面の中央部
領域に主要な情報が存在している。このため、本発明の
ように画面の中央部領域の画像で検索などの高速再生を
行っても、検索性に支障をきたすことはなく実用上の問
題はない。
【0022】このように、本発明では前記(1)乃至(3)
の技術的手段を採用することにより、従来技術の方式で
は実現が極めて困難であった、現行機器並みのなめらか
な画像再生を行う高速再生の機能を実現することが可能
になる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示すブロック図に
より説明する。
【0024】同図の1は前処理部、2は符号化部、3は
グループ化部、4は記録符号化部、5は蓄積媒体、6は
再生制御部、7は再生復号化部、8はデータ統合部、9
は復号化部、10は後処理部である。
【0025】入力映像信号VSは前処理部1で映像信号
のフォーマットからMPEG規格の画像フレームのフォ
ーマットに変換する信号処理を行い、符号化画像フレー
ムの信号系列S1を出力する。
【0026】符号化部2は動画像圧縮方式の国際標準で
あるMPEG規格のビデオ符号化,すなわち、Iピクチ
ャの画像に対してはフレーム内のDCT符号化,Pピク
チャとBピクチャの画像に対しては動き補償フレーム間
予測+DCT符号化を行い、GOPを単位とする符号化
データストリームのデータ系列S2を出力する。
【0027】グループ化部3はデータ系列S2に対し
て、図9あるいは図11に示したようにGOPを単位
に、画面の中央部領域の画像に対応する第1の符号化デ
ータストリームと画面の周辺部領域の画像に対応する第
2の符号化データストリームとに分割するグループ化
と、蓄積媒体上でのデータ配置が第1,第2の符号化デ
ータストリームの順になるような並び替えを行い、媒体
データ配列のデータ系列S3を出力する。なお、MPE
G規格で既に符号化された入力データ系列VDSに対し
ても、同様な信号処理で媒体データ配置のデータ系列S
3に変換する。
【0028】記録符号化部4は誤り訂正符号の付加、D
Cフリー符号への変換などの信号処理を行い、蓄積媒体
に適した記録データ系列S4を出力する。そして、蓄積
媒体5(例えばディスク、あるいは半導体メモリなどで
構成)に記録する。
【0029】一方、蓄積媒体5からは再生モード信号C
Mに従い、通常のノーマル再生時は全データ、検索など
の高速再生時は図9あるいは図11に示した領域のデー
タの読み出し動作を行い、再生データ系列S5を出力す
る。
【0030】再生復号化部7は元の符号への変換、誤り
訂正などの信号処理を行い、媒体データ配列のデータ系
列S6を復号する。
【0031】データ統合部8は制御信号CTに従い、通
常のノーマル再生時は第1と第2の符号化データストリ
ームのデータを統合してMPEG規格のGOPを単位と
する符号化データストリームのデータ系列を復号する。
一方、検索などの高速再生時はこの復号は行わずに入力
のデータ系列をそのまま出力とする処理を行う。そし
て、復号したデータ系列S7を出力する。なお、ノーマ
ル再生時にはこのデータ系列S7はMPEG規格で符号
化された符号化データストリーム構造の信号であるの
で、伝送や記録にこの信号を使用することもできる。
【0032】再生制御部6は通常のノーマル再生時での
信号処理と、検索などの高速再生時での信号処理とを制
御するための再生モード信号CM,制御信号CTを生成
する。
【0033】復号化部9はMPEG規格の所定の復号処
理を行い、復号した符号化画像フレームの信号系列S8
を出力する。
【0034】後処理部10はMPEG規格の画像フレー
ムの信号系列を映像信号のフォーマットの信号系列に変
換する信号処理を行い、復号した映像信号VPを出力す
る。そして、この信号を画像表示部(図面では省略)に
表示することで、通常のノーマル再生時には全画面の画
像,検索などの高速再生時には図10あるいは図12に
示した画面の中央部領域の画像を再生できる。
【0035】次に、この主要なブロック部について説明
する。
【0036】図2は記録系のグループ化部3のブロック
図であり、レイヤ解析部11とメモリ部12と媒体デー
タ構成部13とで構成する。
【0037】MPEG規格の符号化データストリームの
データ系列S2(VDS)はGOP層,ピクチャ層,ス
ライス層,マクロブロック層で階層的に構成され、各層
先頭のヘッダ部には画像の各種情報(符号化パラメタ,
ブロック位置番号など)が付加されている。
【0038】レイヤ解析部11は信号S2(VDS)の
各層先頭のヘッダ部情報を読み取り、メモリ部12での
グループ化の信号処理に必要な制御信号MCTと、媒体
データ構成部13での媒体データ配列のデータ系列信号
の構成に必要な制御信号SCを生成する。
【0039】メモリ部12はRAMで構成され、制御信
号MCTで制御される書き込みと読み出しの動作を行
い、第1と第2の符号化データストリームとにグループ
化した信号系列S10を出力する。
【0040】媒体データ構成部13は信号系列S10に
対して制御信号SCで制御されるシステムヘッダ情報S
CHを付加し、媒体データ配列のデータ系列S3を出力
する。
【0041】図3はこのメモリ部12の一構成例図であ
りRAM部14とWT制御部15とRD制御部16とで
構成する。
【0042】図9に示したデータ配列への並び替えでは
RAM部14−1は画面の中央部領域に対応するデータ
SA,RAM部14−2は画面の残りの領域に対応する
データSBの書き込みと読み出しとを行う。また、図1
1に示したデータ配列への並び替えではRAM部14−
1は画面の中央部領域に対応するデータSA,RAM部
14−2は画面の中央部近くの領域に対応するデータS
B、RAM部14−3は画面の端部の領域に対応したデ
ータSNの書き込みと読み出しとを行う。
【0043】WT制御部15とRD制御部16は制御信
号MCTをもとに書き込み動作に必要な信号WAと読み
出し動作に必要な信号RAとを生成する。
【0044】入力のデータ系列S2(VDS)のデータ
は信号WAによりそれぞれ画面上での領域に対応したR
AM部に逐次書き込みを行う。一方、信号RAによりR
AM部14−1,RAM部14−2の順序で読み出しを
行う。そして、グループ化してデータ配列の並び替えを
行った信号S10を得る。
【0045】図4は媒体データ構成部13の動作の説明
図で、図9に示したデータ配列の場合である。メモリ部
12の出力から得られるGOP単位でグループ化した第
1の符号化データストリームSAと第2の符号化データ
ストリームSBからなる信号S10に対して、各グルー
プの先頭にシステムヘッダ情報SCHを付加する。この
情報はSYNC部とID部とからなり、SYNC部には
各グループの符号化データストリームを識別するコー
ド、ID部には各グループのストリーム構造(I,P,
Bピクチャの位置など)を示す情報のコードを付加す
る。これらのコードはそれぞれ制御信号SCによって規
定される所定のコードを割り当てる。そして、検索性に
適した構造の媒体データ配列のデータ系列S3を生成す
る。
【0046】図5は再生系のデータ統合部8のブロック
図であり、SCH解析部17とメモリ部18と符号化デ
ータ構成部19とで構成する。
【0047】SCH解析部17は媒体データ配列のデー
タ系列S6より検出したシステムヘッダ情報SCHと制
御信号CTとをもとに、メモリ部18での符号化データ
系列の並び替えの信号処理に必要な制御信号MCT1
と、符号化データ構成部19でのMPEG規格の符号化
データ系列の構成に必要な制御信号BSCとを生成す
る。
【0048】メモリ部18は図3と同様に構成し、制御
信号MCT1で制御されるRAMへの書き込みと読み出
しの動作を行い、第1と第2の符号化データストリーム
とを統合した信号系列S11を出力する。
【0049】符号化データ構成部19は制御信号BSC
により信号系列S11からシステムヘッダ情報を除去し
てMPEG規格の符号化データストリーム構造のデータ
系列S7(VDP)を復号する。
【0050】図6はこのメモリ部18での動作の説明図
で、図9に示したデータ配列の場合である。(a)は通
常のノーマル再生時、(b)は検索などの高速再生時の
場合を示す。
【0051】通常のノーマル再生時ではデータ系列S6
はGOP単位の第1の符号化データストリームSAと第
2の符号化データストリームSBの構造のデータであ
る。この場合は符号化データストリームSAのデータは
図3に示す画面の中央部領域のデータを収容するRAM
部14−1に、符号化データストリームSBのデータは
画面の残りの領域のデータを収容するRAM部14−2
に、信号WAによって順次書き込む。そして、信号RA
によって画面の位置に対応したRAM部から逐次データ
の読み出しを行って、第1と第2の符号化データストリ
ームのデータとを統合した構造の信号系列S11を出力
する。
【0052】一方、検索などの高速再生時ではデータ系
列S6はGOP単位の第1の符号化データストリームS
Aの構造のデータである。この場合はこのデータ系列S
6の信号をRAM部14−1に書き込む動作と読み出す
動作とを併行して行い、検索時に表示する画像のデータ
信号を信号系列S11に出力する。
【0053】図13は後処理部10での映像信号フォー
マット変換の動作の説明図であり、(a)は動作原理、
(b),(c)は同期信号系の形態を示す。
【0054】同図(a)で、通常のノーマル再生時では
走査線N本で画面全体を走査する形態の映像信号のフォ
ーマットに変換し、全画面で画像を再生する。一方、検
索などの高速再生時では走査線M本(M<N)で画面中
央の斜線部を走査する形態の映像信号のフォーマットに
変換し、検索した画像を画面の中央部のドット部領域に
再生する。
【0055】同図(b),(c)は走査の形態が飛び越し
走査の場合の同期信号系の一形態図である。
【0056】(b)のノーマル再生時では第1,第2フ
ィールドで1フレームの信号を構成し、1フレーム期間
がT秒、走査線数がNラインの信号である。一方、
(c)の高速再生時では垂直同期周波数は(b)のN/
M倍、水平同期周波数は(b)と同じの、1フレーム期
間が(M/N)・T秒、走査線数がMラインの信号をつ
くる。また、各ラインでは映像信号期間の先端と後端に
無画部を設けた中央部に復号画像信号を配置する。
【0057】なお、その他のブロックに関しては従来技
術により容易に構成することができるため、説明は省略
する。
【0058】本実施例によればMPEG規格の高能率圧
縮性能を維持して、特殊再生や検索などの視覚による映
像検索に優れた性能を有する画像データの蓄積方式およ
び装置が実現できる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、MPEG規格の高能率
圧縮性能を維持して、現行機器並みのなめらかな高速再
生の機能を有する検索性の優れた画像データの蓄積方式
および装置が実現できる。このため、ヒューマンインタ
フェースに優れたシステムの構築ができ、今後のマルチ
メディアシステムの進展に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】グループ化部のブロック図。
【図3】メモリ部のブロック図。
【図4】媒体データ構成部における動作の説明図。
【図5】データ統合部のブロック図。
【図6】メモリ部の動作の説明図。
【図7】従来技術における媒体上のデータ配置図。
【図8】従来技術における媒体上のデータ配置例の説明
図。
【図9】本発明における媒体上のデータ配置の説明図。
【図10】本発明における高速再生時の再生画像の説明
図。
【図11】本発明における媒体上での第2のデータ配置
の説明図。
【図12】第2のデータ配置例における高速再生時の再
生画像の説明図。
【図13】後処理部での映像信号フォーマット変換の動
作の説明図。
【符号の説明】
1…前処理部、2…符号化部、3…グループ化部、4…
記録符号化部、5…蓄積媒体、6…再生制御部、7…再
生復号化部、8…データ統合部、9…復号化部、10…
後処理部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高能率符号化により情報量を圧縮した符号
    化データを蓄積媒体に記録・再生する画像データの蓄積
    方式および装置であって、上記符号化データを、画面の
    中央部領域に対応する第1の符号化データストリーム
    と、画面の周辺部領域に対応する第2の符号化データス
    トリームとのグループに分割し、上記蓄積媒体上には上
    記第1の符号化データストリームのグループのデータを
    先頭に、次に上記第2の符号化データストリームのグル
    ープのデータを配置する構造のデータ配列により記録を
    行い、映像検索などの高速再生時には、上記蓄積媒体か
    ら上記第1の符号化データストリームのグループのデー
    タを優先して読み出し、このデータを復号して画面中央
    部領域の画像を表示することを特徴とする画像データの
    蓄積方法。
  2. 【請求項2】請求項1項に記載の上記第2の符号化デー
    タストリームのグループのデータは、画面領域に対応し
    た細分化を行い、画面の中央部領域近くの領域に対応す
    る符号化データストリームのデータを先頭に、画面端領
    域に対応する符号化データストリームのデータを最後に
    配置する構造のデータ配列で蓄積媒体上に記録を行い、
    映像検索などの高速再生時には、上記蓄積媒体から優先
    して読み出した上記第1の符号化データストリームのグ
    ループのデータと、再生速度に比例して読み出しのデー
    タ領域が減少する形態で読み出した上記第2の符号化デ
    ータストリームのグループのデータとを復号し、再生速
    度に比例して表示領域が狭まる形態で画面中央部領域の
    画像を表示する画像データの蓄積方法。
  3. 【請求項3】高能率符号化は、動画像圧縮方式の国際標
    準であるMPEG(Moving PictureExperts Group )規
    格に準拠したビデオ符号化である請求項1または2に記
    載の画像データの蓄積方法。
  4. 【請求項4】蓄積媒体は、ディスク、または、固体記憶
    素子からなる半導体メモリ、もしくは両者の組み合わせ
    により構成する請求項1,2または3に記載の画像デー
    タの蓄積方法。
JP7197259A 1995-08-02 1995-08-02 画像データの蓄積方法 Pending JPH0946640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197259A JPH0946640A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 画像データの蓄積方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197259A JPH0946640A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 画像データの蓄積方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0946640A true JPH0946640A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16371495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7197259A Pending JPH0946640A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 画像データの蓄積方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0946640A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025105A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Sharp Corp 動画像再生装置
JP2011061332A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置、表示制御装置及びそれらの制御方法、プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006025105A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Sharp Corp 動画像再生装置
JP4526314B2 (ja) * 2004-07-07 2010-08-18 シャープ株式会社 動画像再生装置
JP2011061332A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置、表示制御装置及びそれらの制御方法、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7340150B2 (en) Digital video signal record and playback device and method for selectively reproducing desired video information from an optical disk
CN1149922A (zh) 以非标准速度重放的数字盒式录象机
JP2000513898A (ja) ビデオ画像を記録し及び再生する方法及び装置
KR100302027B1 (ko) 최소하나의테이프헤드를가진디지탈비디오레코더및이레코더를이용한화상데이타기록방법
JP4121590B2 (ja) 画像表示装置及びその特殊再生制御装置
US7433288B2 (en) Recording device and method, recording medium and program
JPH0614295A (ja) ディジタルvtrのエラー訂正方法及び装置
CN101835055B (zh) 数字视频信号的记录和重放设备及其记录和重放的方法
CN100375541C (zh) 运动图像专家组编码信号的特技播放再现
JPH0946640A (ja) 画像データの蓄積方法
US7801411B2 (en) Moving picture data playback apparatus, moving picture data playback method, moving picture data recording apparatus, moving picture data recording method, and recording medium with moving picture data recorded thereon
CN1925625B (zh) 数字视频信号的记录和重放设备及其记录和重放的方法
US20050002645A1 (en) Reproducing device and method, recording medium and program
JP2005295426A (ja) 映像情報記録装置および映像情報記録方法ならびに映像情報再生装置および映像情報再生方法
JPH06339113A (ja) 動画像記録再生装置
US8149679B2 (en) Recording/reproducing device and method, recording medium, and program
CN1215711C (zh) 图像记录装置及方法
JP3176020B2 (ja) マルチチャネル記録再生装置
JP3384563B2 (ja) 光ディスク、再生装置および再生方法
JPH0472977A (ja) Dct圧縮動画データの記録・再生方式
JP3298307B2 (ja) 動画像記録装置及び再生装置
JP2998631B2 (ja) ディスク装置
JP3370659B1 (ja) 再生装置および再生方法
JP2001069464A (ja) 映像信号再生装置
GB2324925A (en) Adaptively-coded digital video signal recording arrangement