JPH0946352A - コネクションレスサービス装置 - Google Patents

コネクションレスサービス装置

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Publication number
JPH0946352A
JPH0946352A JP19533795A JP19533795A JPH0946352A JP H0946352 A JPH0946352 A JP H0946352A JP 19533795 A JP19533795 A JP 19533795A JP 19533795 A JP19533795 A JP 19533795A JP H0946352 A JPH0946352 A JP H0946352A
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JP
Japan
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router
branch line
cell
unit
network
Prior art date
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Application number
JP19533795A
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English (en)
Inventor
Shintaro Nagai
真太郎 長井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0946352A publication Critical patent/JPH0946352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルータ収容部のトラヒック集中を軽減し、I
PルータのIPプロトコル処理の負荷を軽減したコネク
ションレスサービス装置を提供することである。 【解決手段】 初期状態において、ユーザ装置120か
らユーザ装置140への通信は、IPルータ110を経
由するが、ARP処理のためのARP要求パケットとA
RP応答パケットがルータ収容部112を通過する際
に、ルータ収容部112のVCI管理部114は、IP
ルータ110をバイパスするためのVCI値を設定し、
各支線ネットワーク収容部122および142に対し
て、VCI値を用いて直接セルを通信し合うように制御
し、通過するMACパケットのあて先MACアドレスを
IPルータ通過後のものと同等になるように強制的に変
更することを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクションレス
サービス装置に関し、より特定的には、ATMのセルを
データ伝送単位とし複数の論理的なコネクションを多重
して同時に伝送し、ユーザ装置に対してコネクションレ
スサービスを提供するコネクションレスサービス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のコネクションレスサービ
ス装置の構成を示す図である。図3のコネクションレス
サービス装置は、TCP/IP方式に従うMACパケッ
トをそれよりもデータ長の短い固定長セルをデータ伝送
単位とするして中継するように構成されている。図3に
おいて、中央の基幹ネットワーク330に対して、2つ
の支線ネットワーク収容部312,322をそれぞれ介
して支線ネットワーク311,321がそれぞれ接続さ
れている。支線ネットワーク311,321には、ユー
ザ装置310,320がそれぞれ接続されている。
【0003】各ユーザ装置310,320間において通
信を行なう場合、以下のように動作する。ユーザ装置3
10からユーザ装置320に通信を行なう送信時には、
まず送信ユーザ装置310は、生成したMACパケット
を支線ネットワーク311を介して送信側支線ネットワ
ーク収容部312へ送信する。送信側支線ネットワーク
収容部312は、MACパケットをペイロードデータと
するCSプロトコルデータユニット(以下、PUD)を
生成し、セルに分解して基幹ネットワーク330上へと
順次送信する。そして、受信側支線ネットワーク収容部
322は、受信時には、セルを順次受信して組み立てC
S−PDUを再構成し、ペイロードよりMACパケット
を抜き出し、支線ネットワーク321を介して受信ユー
ザ装置320にMACパケットを受け渡す。
【0004】送信ユーザ装置と受信ユーザ装置が各々一
つずつの場合には、上記の手順のみで伝送が成立する
が、通常のネットワークシステムにおいては多数のユー
ザ装置が存在する。この場合、MACパケットは、その
内部に包含されるIPパケットの持つIPルーチング情
報により指定された受信ユーザ装置のみに伝送されるよ
うに伝送しなければならない。そのため何らかの手段で
IPプロトコル処理を基幹ネットワーク内にて行ない、
受信ユーザ装置を特定し、受信ユーザ装置に接続されて
いる支線ネットワーク収容部のみにセルが到達するよう
に、基幹ネットワーク上に仮想伝送路(以下、VC)を
設けてセルを伝送する必要がある。そこで、セルのヘッ
ダ部分にVC識別子(以下、VCI)の情報が付加され
ており、送信側支線ネットワーク収容部で特定のVCI
値を付加してセルを送信し、受信側支線ネットワーク収
容部で指定されたVCI値を持つセルのみを受信するこ
とで、ルーチングの制御を実現している。
【0005】このようなIPプロトコル処理を既存のI
Pルータを用いて、簡易なハードウェアで実現する場
合、図4に示す従来の他のコネクションレスサービス装
置の構成が考えられている。図4のコネクションレスサ
ービス装置では、基幹ネットワーク450に複数(図示
3つ)の支線ネットワーク収容部422,432,44
2とルータ収容部412とが接続されている。ルータ収
容部412には、ルータネットワーク411を介してI
Pルータ410が接続されている。支線ネットワーク収
容部には、支線ネットワーク421,431,441を
介してユーザ装置420,430,440が接続されて
いる。IPルータ410においては、そのIPポートが
それぞれ支線ネットワーク収容部422,432,44
2と1対1に対応するように設定されている。そして、
IPルータ410と各ユーザ装置420,430,44
0との間においてセルの双方向伝送が行なえるように、
IPポートごとにルータ用VCI値を設定することで、
ルータ収容部412と各支線ネットワーク収容部42
2,432,442間に1対1の固定VCをそれぞれ設
定することが実現できる。
【0006】ユーザ装置420からユーザ装置440に
MACパケットを送信する場合、ユーザ装置420が生
成したMACパケットは、送信側支線ネットワーク収容
部422に送信される。送信側支線ネットワーク収容部
422は、あらかじめ設定されているルータ収容部41
2への固定VCI値を無条件にセルに設定して送信す
る。そして、ルータ収容部412は、受信したセルから
MACパケットを再構成して、MACパケットをVCI
値に対応する受信IPポートを介して、IPルータ41
0に送信する。IPルータ410は、通常のIPプロト
コル処理を行なって、あて先のユーザ装置440へ通じ
る送信IPポートを特定し、その送信IPポートを介し
て処理済みのMACパケットをルータ収容部412に送
信する。ルータ収容部412は、MACパケットをセル
化して、送信IPポートに対応するVCI値を付加して
セルを基幹ネットワーク450に送信する。受信側支線
ネットワーク収容部442は、このセルを受信する。そ
して、受信側支線ネットワーク収容部442は、MAC
パケットを再構成し、支線ネットワーク441を介して
受信側ユーザ装置440へと受け渡すことができる。こ
れにより、結果的に送信側ユーザ装置420から受信側
ユーザ装置440にMACパケットが伝送されたことに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
コネクションレスサービス装置では、伝送する全てのM
ACパケットは、一旦ルータ収容部412を経由してい
た。また、この結果、全てのMACパケットについてI
Pルータ410においてIPプロトコル処理を行なって
いた。このため、図4のコネクションレスサービス装置
では、ルータ収容部412に対する伝送トラヒックが集
中し、輻輳状態を引き起こしやすいという第1の問題点
があった。また、IPルータ410においてもIPプロ
トコル処理の負荷が膨大になるため、パケット廃棄を引
き起こしやすいという第2の問題点があった。
【0008】それゆえに、本発明は、ルータ収容部のト
ラヒック集中を軽減し、IPルータのIPプロトコル処
理の負荷を軽減したコネクションレスサービス装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
MACパケットを伝送する複数の支線ネットワークとセ
ルを伝送する基幹ネットワークとの間に支線ネットワー
ク収容部をそれぞれ配設するとともに、MACパケット
を伝送するルータネットワークと当該基幹ネットワーク
との間にルータ収容部を配設し、異なる支線ネットワー
クに接続されたユーザ装置間のMACパケットの送受信
を当該ルータネットワークに接続されたIPルータを経
由して中継するようにしたコネクションレスサービス装
置であって、ルータ収容部は、受信側の支線ネットワー
ク収納部から送信されたIPルータを経由する自己宛の
VCI値が設定されたセルと、受信側の支線ネットワー
ク収納部から送信されたIPルータを経由する自己宛の
VCI値が設定されたセルとを受信することにより、送
信側および受信側のユーザ装置間のバイパスVCI値を
生成し、セル通信路が確定した際に当該受信側および受
信側の支線ネットワークに対し、バイパス設定指示する
VCI管理部を備え、各支線ネットワーク管理部は、送
信側および受信側のユーザ装置のMACアドレスとバイ
パスVCI値との対応関係についてルータ収容部からバ
イパス設定指示がない場合、生成するセルについてIP
ルータ用のVCI値を選択し、送信側および受信側のユ
ーザ装置のMACアドレスとバイパスVCI値との対応
関係についてルータ収容部からバイパス設定指示があっ
た場合、生成するセルについて指示されたバイパスVC
I値を選択するVCI選択部を備える。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、基幹ネットワークは、ルータ収容部から全ての
支線ネットワーク収容部に対するブロードキャスト送信
をサポートすることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、各支線ネットワーク選択部は、組み立てたMA
Cパケットが自己に起因するルータ収容部から全ての支
線ネットワーク収容部に対するブロードキャスト送信の
結果である場合、当該MACパケットを廃棄することを
特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、基幹ネットワークは、ルータ収容部から送信側
以外の全ての支線ネットワーク収容部に対するマルチキ
ャスト送信をサポートすることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、ルータ収容部は、
受信側の支線ネットワーク収納部から送信されたIPル
ータを経由する自己宛のVCI値が設定されたセルと、
受信側の支線ネットワーク収納部から送信されたIPル
ータを経由する自己宛のVCI値が設定されたセルとを
受信することにより、送信側および受信側のユーザ装置
間のバイパスVCI値を生成し、セル通信路が確定した
際に当該受信側および受信側の支線ネットワークに対
し、バイパス設定指示するVCI管理部を備え、各支線
ネットワーク管理部は、送信側および受信側のユーザ装
置のMACアドレスとバイパスVCI値との対応関係に
ついてルータ収容部からバイパス設定指示がない場合、
生成するセルについてIPルータ用のVCI値を選択
し、送信側および受信側のユーザ装置のMACアドレス
とバイパスVCI値との対応関係についてルータ収容部
からバイパス設定指示があった場合、生成するセルにつ
いて指示されたバイパスVCI値を選択するVCI選択
部を備えるようにしている。この結果、一旦送信ユーザ
装置と受信ユーザ装置との間でARP処理によりIPル
ータを経由する通信経路が設定された通信に対して、I
Pルータをバイパスして、送信側支線ネットワーク収容
部と受信側支線ネットワーク収容部との間での直接通信
が可能となる。これにより、ルータ収容部へのトラヒッ
ク集中の軽減と、IPルータでの処理負荷の軽減が実現
できる。
【0014】請求項2の発明においては、基幹ネットワ
ークは、ルータ収容部から全ての支線ネットワーク収容
部に対するブロードキャスト送信をサポートするように
している。これにより、1つのブロードキャスト送信で
済み、基幹ネットワークのトラヒックが軽減される。
【0015】請求項3の発明においては、各支線ネット
ワーク選択部は、組み立てたMACパケットが自己に起
因するルータ収容部から全ての支線ネットワーク収容部
に対するブロードキャスト送信の結果である場合、当該
MACパケットを廃棄するようにしている。これによ
り、この支線ネットワークにMACパケットが出力され
ないため、支線ネットワークのトラヒックが軽減され
る。
【0016】請求項4の発明においては、基幹ネットワ
ークは、ルータ収容部から送信側以外の全ての支線ネッ
トワーク収容部に対するマルチキャスト送信をサポート
するようにしている。これにより、送信側の支線ネット
ワークにMACパケットが送られないため、送信側の支
線ネットワークのトラヒックが軽減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明の一実施例のコネクシ
ョンレスサービス装置の構成を示すブロック図である。
図1において、コネクションレスサービス装置は、IP
ルータ110と、ルータネットワーク111と、ルータ
収容部112と、複数(図示3つ)のユーザ装置12
0,130,140と、支線ネットワーク121,13
1,141と、支線ネットワーク収容部122,13
2,142と、基幹ネットワークとしてのリング状ネッ
トワーク150とを備える。ルータ収容部112は、ル
ータインタフェース部113と、VCI管理部114
と、パケット生成部115と、セル生成部116と、リ
ングインタフェース部117とを含む。支線ネットワー
ク収容部122,132,142は、それぞれ、支線ネ
ットワークインタフェース部123,133,143
と、VCI選択部124,134,144と、パケット
生成部125,135,145と、セル生成部126,
136,146と、リングインタフェース部127,1
37,147とを含む。
【0018】図1のコネクションレスサービス装置で
は、初期起動時に、ルータ収容部112のVCI管理部
114は、各支線ネットワーク収容部122,132,
142とIPルータ110の各IPポートとの対応関係
において1つずつVCI値(以下、ルータ用VCI値)
を割り当て設定する。また、各支線ネットワーク収容部
122,132,142の各々のVCI選択部123,
134,144は、対応するルータ用VCI値をそれぞ
れ設定する。
【0019】ここで、ユーザ装置120からユーザ装置
140へMACパケットを通信するものとして、その動
作を詳細に説明する。ユーザ装置120から最初に送信
されるMACパケットは、ユーザ装置120がユーザ装
置140までの経路上で最も最初の中継点となる装置の
MACアドレスを問い合わせるためのARP要求パケッ
トである。このARP要求パケットは、ユーザ装置14
0のIPアドレスを含み、宛先のMACアドレスとして
ブロードキャストアドレスが付加されている。
【0020】まず、ユーザ装置120が送信したARP
要求パケットは、支線ネットワーク121を介して支線
ネットワーク収容部122の支線ネットワークインタフ
ェース部123において受信される。VCI選択部12
4は、初期時にバイパス設定指示がまだ発生していない
ので、ルータ用VCI値(以下、送信側ルータ用VCI
値と記す)を選択し、送信側ルータ用VCI値をセル生
成部126に送出する。セル生成部126は、ARP要
求パケットを分割して、さらに送信側ルータ用VCI値
を付加して送信セル(以下、送信側送信セルと記す)を
生成する。そして、リングインタフェース部127は、
送信側送信セルをリング状ネットワーク150に送信す
る。送信側送信セルは、リング状ネットワーク150上
を周回し、ルータ収容部112のリングインタフェース
部117において送信側受信セルとして受信される。
【0021】パケット生成部115は、送信側受信セル
をARP要求パケットに再構成し、送信側受信セルの持
つ送信側ルータ用VCI値とともにVCI管理部114
に示す。VCI管理部114は、バイパス用VCI値を
生成し、ARP要求パケット内に含まれるユーザ装置1
20のIPアドレス(以下、送信側IPアドレス記す)
と、MACアドレス(以下、送信側MACアドレスと記
す)と、ユーザ装置140のIPアドレス(以下、受信
側IPアドレスと記す)とを、バイパス用VCI値と対
応づけて記憶する。また、VCI管理部114は、ルー
タ用VCI値から支線ネットワーク収容部122に対応
するIPポート(以下、送信側IPポートと記す)を検
索する。そして、ルータインタフェース部113は、再
構成されたARP要求パケットを、ルータネットワーク
111を介して、送信側IPポートに送信する。
【0022】IPルータ110は、受信したMACパケ
ットがARP要求パケットであるので、ARP処理を行
ない、送信側IPポート以外の全てのIPポートに対し
てARP要求パケットを増殖生成して、ルータネットワ
ーク111を介して、ルータ収容部112のルータイン
タフェース部113に送り返す。
【0023】ルータインタフェース部113は、ARP
要求パケットを受信したIPポートごとに、順次セル生
成部116へ送出する。そして、VCI管理部114
は、IPポートに対してバイパス設定指示が発行されて
いないので、初期起動時に設定されたIPポートごとに
対応したルータ用VCI値を選択し、セル生成部116
へ送出する。セル生成部116は、受け取ったARP要
求パケットを分割し、ルータ用VCI値を付加して送信
セルを生成し、リングインタフェース部117へ送出す
る。リングインタフェース部117は、送信セルをリン
グ状ネットワーク150へと送信する。この動作は、A
RP要求パケットを受信した全てのIPポートについて
順次行なわれる。
【0024】これにより、支線ネットワーク収容部13
2,142においては、順次ルータ用VCI値を持つ送
信セルを受信セルとして各リングインタフェース部13
7,147において受信する。各パケット生成部13
5,145は、受信セルよりARP要求パケットを再構
成して、各々支線ネットワークインタフェース部13
3,143に送出する。そして、各支線ネットワークイ
ンタフェース部133,143は、受け取ったARP要
求パケットを各々の支線ネットワークである支線ネット
ワーク131,141に送信する。
【0025】以上のようにして、ユーザ装置120が送
信したARP要求パケットは、支線ネットワーク121
以外の全支線ネットワークにブロードキャスト、すなわ
ちマルチキャストされることになる。それにより、支線
ネットワーク141の内の1つに接続されているユーザ
装置140は、ARP要求パケットに含まれるあて先I
Pアドレスが自IPアドレスであることを認識し、自M
ACアドレスを含むARP応答パケットを生成し、支線
ネットワーク141へ出力する。そして、ARP応答パ
ケットは、支線ネットワーク141を介して支線ネット
ワーク収容部142の支線ネットワークインタフェース
部143において受信される。
【0026】VCI選択部144は、VCI選択部12
4におけるARP要求パケットの送信時と同様に、バイ
パス設定指示がまだ発行されていないので、ルータ用V
CI値(以下、受信側ルータ用VCI値と記す)を選択
してセル生成部146に送出する。セル生成部146
は、ARP応答パケットを分割して、さらに受信側ルー
タ用VCI値を付加して送信セル(以下受信側送信セル
と記す)を生成する。そして、リングインタフェース部
147を介してリング状ネットワーク150に受信側送
信セルを送信する。受信側送信セルは、リング状ネット
ワーク150上を周回し、ルータ収容部112のリング
インタフェース部117において受信セルとして受信さ
れる。
【0027】パケット生成部115は、受信セルをAR
P応答パケットに再構成し、受信セルの持つ受信側ルー
タ用VCI値とともにVCI管理部114に示す。VC
I管理部114は、バイパス用VCI値を生成し、AR
P応答パケット内に含まれるユーザ装置140の送信元
MACアドレス(以下、受信側MACアドレスと記す)
を、送信側IPアドレス、受信側IPアドレス、送信側
MACアドレスに加えて、バイパス用VCI値と対応づ
けて記憶する。さらに、VCI管理部114は、受信側
ルータ用VCI値から支線ネットワーク収容部142に
対応するIPポート(以下、受信側IPポート)を検索
する。そして、ルータインタフェース部113は、再構
成されたARP応答パケットを、ルータネットワーク1
11を介して、受信側IPポートに送信する。
【0028】IPルータ110は、受信したMACパケ
ットがARP応答パケットであることから、ARP処理
を行ない、送信側IPポートに対してARP応答パケッ
トを生成して、ルータネットワークを111介して、ル
ータ収容部112のルータインタフェース部113に送
り返す。
【0029】ルータインタフェース部113は、ARP
応答パケットを送信側IPポートより受信し、セル生成
部116へ送出する。そして、VCI管理部114は、
送信側IPポートに対してバイパス設定指示が発行され
ていないことから、初期起動時に設定された送信側ルー
タ用VCI値をセル生成部116へ送出する。セル生成
部116は、受け取ったARP応答パケットを分割し、
送信側ルータ用VCI値を付加して送信セルを生成し、
リングインタフェース部117へ送出する。リングイン
タフェース部117は、送信セルをリング状ネットワー
ク150へと送信する。
【0030】さらに、VCI管理部114は、ARP応
答パケットの送信後、支線ネットワーク収容部122に
対して、バイパス用VCI値と、受信側IPアドレス
と、受信側MACアドレスを含むバイパス設定指示を行
なうための指示用送信セルを送信側ルータ用VCI値を
付加して生成しするとともに、支線ネットワーク収容部
142に対して、バイパス用VCI値と、送信側IPア
ドレスと、送信側MACアドレスを含むバイパス設定指
示を行なうための指示用送信セルを受信側ルータ用VC
I値を付加して生成し、それぞれ、リングインタフェー
ス部117へ送出する。リングインタフェース部117
は、指示用送信セルをそれぞれリング状ネットワーク1
50へと送信する。
【0031】支線ネットワーク収容部122は、まず、
送信セルを受信セルとしてリングインタフェース部12
7において受信する。パケット生成部125は、受信セ
ルよりARP応答パケットを再構成して、支線ネットワ
ークインタフェース部123に送出する。支線ネットワ
ークインタフェース部123は、受け取ったARP応答
パケットを支線ネットワーク121に送信する。
【0032】次いで、支線ネットワーク収容部122
は、ARP応答パケットの送信後、指示用送信セルの
内、送信側ルータ用VCI値を持つものをリングインタ
フェース部127において受信する。リングインタフェ
ース部127は、指示用送信セルをVCI選択部124
に送出する。VCI選択部124は、指示用送信セルの
受け取りにより、バイパス設定指示を認識し、リングイ
ンタフェース部127に対して指示用送信セルに含まれ
るバイパス用VCI値を持つセルをも受信するように指
示し、さらに、支線ネットワークインタフェース部12
3が受信するMACパケットについて、そのペイロード
中のIPパケットのあて先IPアドレスが指示用送信セ
ルに含まれる受信側IPアドレスと一致する場合、セル
生成部126に対して、分割前のMACパケットのあて
先MACアドレスを、指示用送信セルに含まれる受信側
MACアドレスに書き換えるように指示するとともに、
付加するVCI値としてバイパス用VCI値を示す。
【0033】また、支線ネットワーク収容部142は、
指示用送信セルの内、受信側ルータ用VCI値を持つも
のをリングインタフェース部147において受信する。
リングインタフェース部147は、指示用送信セルをV
CI選択部144に送出する。VCI選択部144は、
指示用送信セルの受け取りにより、バイパス設定指示を
認識し、リングインタフェース部147に対して指示用
送信セルに含まれるバイパス用VCI値を持つセルをも
受信するように指示し、さらに、支線ネットワークイン
タフェース部143が受信するMACパケットについ
て、そのペイロード中のIPパケットのあて先IPアド
レスが指示用送信セルに含まれる送信側IPアドレスと
一致する場合、セル生成部146に対して、分割前のM
ACパケットのあて先MACアドレスを、指示用送信セ
ルに含まれる送信側MACアドレスに書き換えるように
指示するとともに、付加するVCI値としてバイパス用
VCI値を示す。
【0034】以上の各動作により、ユーザ装置120か
らユーザ装置140への以後のMACパケットは、支線
ネットワーク収容部122においてバイパス用VCI値
が付加された送信側送信セルに分割されてリング状ネッ
トワーク150に送信される。送信側送信セルは、ルー
タ収容部112には受信されず、直接支線ネットワーク
収容部142において受信側受信セルとして受信され、
IPルータ110経由後のMACパケットと同様のMA
Cパケットに再構成され、ユーザ装置140へと届けら
れる。
【0035】同様に、ユーザ装置140からユーザ装置
120への以後のMACパケットは、支線ネットワーク
収容部142においてバイパス用VCI値が付加された
受信側送信セルに分割されてリング状ネットワーク15
0に送信される。受信側送信セルは、ルータ収容部11
2には受信されず、直接支線ネットワーク収容部122
において送信側受信セルとして受信され、IPルータ1
10経由後のMACパケットと同様のMACパケットに
再構成され、ユーザ装置120へと届けられる。
【0036】以上のようにして、一旦ユーザ装置120
とユーザ装置140との間でARP処理によりIPルー
タ110を経由する通信経路が設定された通信に対し
て、IPルータ110をバイパスして、支線ネットワー
ク収容部122と支線ネットワーク収容部142との間
での直接通信が可能となる。これにより、ルータ収容部
112へのトラヒック集中が軽減され、IPルータ11
0での処理負荷の軽減が実現できる。
【0037】図2は、本発明の他の実施例のコネクショ
ンレスサービス装置の構成を示すブロック図である。図
2において、コネクションレスサービス装置は、IPル
ータ210と、ルータネットワーク211と、ルータ収
容部212と、複数(図示3つ)のユーザ装置220,
230,240と、支線ネットワーク221,231,
241と、支線ネットワーク収容部222,232,2
42と、基幹ネットワークとしてのスターネットワーク
250とを備える。スターネットワーク250は、セル
スイッチ250aを含む。ルータ収容部212は、ルー
タインタフェース部213と、VCI管理部214と、
パケット生成部215と、セル生成部216と、スイッ
チインタフェース部217とを含む。支線ネットワーク
収容部222,232,242は、それぞれ、支線ネッ
トワークインタフェース部223,233,243と、
VCI選択部224,234,244と、パケット生成
部225,235,245と、セル生成部226,23
6,246と、スイッチインタフェース部227,23
7,247とを含む。
【0038】図2のコネクションレスサービス装置で
は、初期起動時に、ルータ収容部212のVCI管理部
214は、各支線ネットワーク収容部222,232,
242とIPルータ210の各IPポートとの対応関係
において、1つずつVCI値(以下、ルータ用VCI値
と記す)を割り当て設定する。また、ルータ収容部21
2のスイッチインタフェース部217は、各ルータ用V
CI値を持つセルを送信する際には、当該あて先スイッ
チポートのみにおいて受信されるように制御することを
指示する。そして、各支線ネットワーク収容部222,
232,242のVCI選択部224,234,244
は、対応するルータ用VCI値をそれぞれ設定する。ま
た、各支線ネットワーク収容部222,232,242
のスイッチインタフェース部227,237,247
は、ルータ用VCI値を持つセルを送信する際には、ル
ータ収容部212の接続されるスイッチポートのみにお
いて受信されるように制御することを指示する。
【0039】ここで、ユーザ装置220からユーザ装置
240へMACパケットを通信するものとして、その動
作を詳細に説明する。ユーザ装置220からの最初に送
信されるMACパケットは、ユーザ装置220がユーザ
装置240までの経路上で最も最初の中継点となる装置
のMACアドレスを問い合わせるためのARP要求パケ
ットである。このARP要求パケットは、ユーザ装置2
40のIPアドレスを含み、宛先のMACアドレスとし
てブロードキャストアドレスが付加されている。
【0040】まず、ユーザ装置220が送信したARP
要求パケットは、支線ネットワーク221を介して支線
ネットワーク収容部222の支線ネットワークインタフ
ェース部223において受信される。VCI選択部22
4は、バイパス設定指示がまだ発生していないことか
ら、ルータ用VCI値(以下、送信側ルータ用VCI
値)を選択してセル生成部226に送出する。セル生成
部226は、ARP要求パケットを分割して、さらに送
信側ルータ用VCI値を付加して送信セル(以下、送信
側送信セルと記す)を生成する。そして、スイッチイン
タフェース部227を介してセルスイッチ250aに送
信側送信セルを送信する。送信側送信セルは、スイッチ
インタフェース部227によりルータ収容部212のス
イッチポートにおいて受信されるように制御されている
ので、ルータ収容部212のスイッチインタフェース部
217において送信側受信セルとして受信される。
【0041】パケット生成部215は、受信セルをAR
P要求パケットに再構成し、送信側受信セルの持つ送信
側ルータ用VCI値とともにVCI管理部214に示
す。VCI管理部214は、バイパス用VCI値を生成
し、ARP要求パケット内に含まれるユーザ装置220
のIPアドレス(以下、送信側IPアドレスと記す)
と、MACアドレス(以下、送信側MACアドレスと記
す)と、ユーザ装置240のIPアドレス(以下、受信
側IPアドレスと記す)を、バイパス用VCI値と対応
づけて記憶する。また、VCI管理部214は、ルータ
用VCI値から支線ネットワーク収容部222に対応す
るIPポート(以下、送信側IPポートと記す)を検索
する。そして、ルータインタフェース部213は、再構
成されたARP要求パケットを、ルータネットワーク2
11を介して、送信側IPポートに送信する。
【0042】IPルータ210は、受信したMACパケ
ットがARP要求パケットであるので、ARP処理を行
ない、送信側IPポート以外の全てのIPポートに対し
てARP要求パケットを増殖生成して、ルータネットワ
ーク211を介して、ルータ収容部212のルータイン
タフェース部213に送り返す。
【0043】ルータインタフェース部213は、ARP
要求パケットを受信したIPポートごとに、順次セル生
成部216へ送出する。そして、VCI管理部214
は、当該IPポートに対してバイパス設定指示が発行さ
れていないので、初期起動時に設定されたIPポートご
とに対応したルータ用VCI値をセル生成部216へ送
出する。セル生成部216は、受け取ったARP要求パ
ケットを分割し、ルータ用VCI値を付加して送信セル
を生成し、スイッチインタフェース部217へ送出す
る。スイッチインタフェース部217は、送信セルを、
各々ルータ用VCI値の対応するスイッチポートにおい
て受信されるように制御して、セルスイッチ250aへ
と送信する。この動作は、ARP要求パケットを受信し
た全てのIPポートについて順次行なわれる。
【0044】これにより、支線ネットワーク収容部23
2,242においては、順次当該ルータ用VCI値を持
つ送信セルを受信セルとして各々スイッチインタフェー
ス部237,247において受信する。各パケット生成
部235,245は、受信セルよりARP要求パケット
を再構成して、各々支線ネットワークインタフェース部
233,243に送出する。そして、各々の支線ネット
ワークインタフェース部233,243は、受け取った
ARP要求パケットを各々の支線ネットワークである支
線ネットワーク231,241に送信する。
【0045】以上のようにして、ユーザ装置220が送
信したARP要求パケットは、支線ネットワーク221
以外の全支線ネットワークにブロードキャスト、すなわ
ちマルチキャストされることになる。それにより、支線
ネットワーク241の内の1つに接続されているユーザ
装置240は、ARP要求パケットに含まれるあて先I
Pアドレスが自IPアドレスであることを認識し、自M
ACアドレスを含むARP応答パケットを生成し、支線
ネットワーク241へ出力する。そして、ARP応答パ
ケットは、支線ネットワーク241を介して支線ネット
ワーク収容部242の支線ネットワークインタフェース
部243において受信される。
【0046】VCI選択部244は、VCI選択部22
4におけるARP要求パケットの送信時と同様に、バイ
パス設定指示がまだ発行されていないので、ルータ用V
CI値(以下、受信側ルータ用VCI値と記す)を選択
してセル生成部246に送出する。セル生成部246
は、ARP応答パケットを分割して、さらに受信側ルー
タ用VCI値を付加して送信セル(以下受信側送信セ
ル)を生成する。そして、スイッチインタフェース部2
47を介してセルスイッチ250aに受信側送信セルを
送信する。受信側送信セルは、スイッチインタフェース
部247によりルータ収容部212のスイッチポートに
おいて受信されるように制御されているので、ルータ収
容部212のスイッチインタフェース部217において
受信側受信セルとして受信される。
【0047】パケット生成部215は、受信セルをAR
P応答パケットに再構成し、受信セルの持つ受信側ルー
タ用VCI値とともにVCI管理部214に示す。VC
I管理部214は、バイパス用VCI値を生成し、AR
P応答パケット内に含まれるユーザ装置240の送信元
MACアドレス(以下、受信側MACアドレスと記す)
を、送信側IPアドレス、受信側IPアドレス、送信側
MACアドレスに加えて、バイパス用VCI値と対応づ
けて記憶する。さらに、VCI管理部214は、受信側
ルータ用VCI値から支線ネットワーク収容部242に
対応するIPポート(以下、受信側IPポートと記す)
を検索する。そして、ルータインタフェース部213
は、再構成されたARP応答パケットを、ルータネット
ワーク211を介して、受信側IPポートに送信する。
【0048】IPルータ210は、受信したMACパケ
ットがARP応答パケットであるので、ARP処理を行
ない、送信側IPポートに対してARP応答パケットを
生成して、ルータネットワーク211を介して、ルータ
収容部212のルータインタフェース部213に送り返
す。
【0049】ルータインタフェース部213は、ARP
応答パケットを送信側IPポートより受信し、セル生成
部216へ送出する。そして、VCI管理部214は、
送信側IPポートに対してバイパス設定指示が発行され
ていないので、初期起動時に設定された送信側ルータ用
VCI値をセル生成部216へ送出する。セル生成部2
16は、受け取ったARP応答パケットを分割し、送信
側ルータ用VCI値を付加して送信セルを生成し、スイ
ッチインタフェース部217へ送出する。スイッチイン
タフェース部217は、送信セルをセルスイッチ250
aへ送信する。VCI管理部214は、ARP応答パケ
ットの送信後、支線ネットワーク収容部222に対し
て、バイパス用VCI値と、受信側IPアドレスと、受
信側MACアドレスを含むバイパス設定指示を行なうた
めの指示用送信セルを送信側ルータ用VCI値を付加し
て生成し、スイッチインタフェース部217へ送出す
る。
【0050】また、VCI管理部214は、支線ネット
ワーク収容部242に対して、バイパス用VCI値と、
送信側IPアドレスと、送信側MACアドレスを含むバ
イパス設定指示を行なうための指示用送信セルを受信側
ルータ用VCI値を付加して生成し、それぞれ、スイッ
チインタフェース部217へ送出する。スイッチインタ
フェース部217は、前者の指示用送信セルは、支線ネ
ットワーク収容部222のスイッチポートにおいて受信
され、後者の指示用送信セルは、支線ネットワーク収容
部242のスイッチポートにおいて受信されるように制
御してそれぞれセルスイッチ250aへと送信する。
【0051】支線ネットワーク収容部222は、まず、
送信セルを受信セルとしてスイッチインタフェース部2
27において受信する。そして、パケット生成部225
は、受信セルよりARP応答パケットを再構成して、支
線ネットワークインタフェース部223に送出する。支
線ネットワークインタフェース部223は、受け取った
ARP応答パケットを支線ネットワーク221に送信す
る。
【0052】次いで、支線ネットワーク収容部222
は、ARP応答パケットの送信後、指示用送信セルの
内、送信側ルータ用VCI値を持つものをスイッチイン
タフェース部227において受信する。スイッチインタ
フェース部227は、指示用送信セルをVCI選択部2
24に送出する。VCI選択部224は、指示用送信セ
ルの受け取りにより、バイパス設定指示を認識し、スイ
ッチインタフェース部227に対して指示用送信セルに
含まれるバイパス用VCI値を持つセルを送信する際に
は支線ネットワーク収容部242のスイッチポートにセ
ルが受信されるように制御することを指示し、さらに、
支線ネットワークインタフェース部223が受信するM
ACパケットについて、そのペイロード中のIPパケッ
トのあて先IPアドレスが指示用送信セルに含まれる受
信側IPアドレスと一致する場合、セル生成部226に
対して、分割前のMACパケットのあて先MACアドレ
スを、指示用送信セルに含まれる受信側MACアドレス
に書き換えるように指示するとともに、付加するVCI
値としてバイパス用VCI値を示す。
【0053】また、支線ネットワーク収容部242は、
指示用送信セルの内、受信側ルータ用VCI値を持つも
のをスイッチインタフェース部247において受信す
る。スイッチインタフェース部247は、指示用送信セ
ルをVCI選択部244に送出する。VCI選択部24
4は、指示用送信セルの受け取りにより、バイパス設定
指示を認識し、スイッチインタフェース部247に対し
て指示用送信セルに含まれるバイパス用VCI値を持つ
セルを送信する際には支線ネットワーク収容部222の
スイッチポートにセルが受信されるように制御すること
を指示し、さらに、支線ネットワークインタフェース部
243が受信するMACパケットについて、そのペイロ
ード中のIPパケットのあて先IPアドレスが指示用送
信セルに含まれる送信側IPアドレスと一致する場合、
セル生成部246に対して、分割前のMACパケットの
あて先MACアドレスを、指示用送信セルに含まれる送
信側MACアドレスに書き換えるように指示するととも
に、付加するVCI値としてバイパス用VCI値を示
す。
【0054】以上の各動作により、ユーザ装置220か
らユーザ装置240への以後のMACパケットは、支線
ネットワーク収容部222においてバイパス用VCI値
が付加された送信側送信セルに分割されてセルスイッチ
250aに送信される。送信側送信セルは、ルータ収容
部212には受信されず、直接支線ネットワーク収容部
242において受信側受信セルとして受信され、IPル
ータ210経由後のMACパケットと同様のMACパケ
ットに再構成され、ユーザ装置240へと届けられる。
【0055】同様に、ユーザ装置240からユーザ装置
220への以後のMACパケットは、支線ネットワーク
収容部242においてバイパス用VCI値が付加された
受信側送信セルに分割されてセルスイッチ250aに送
信される。受信側送信セルは、ルータ収容部212には
受信されず、直接支線ネットワーク収容部222におい
て送信側受信セルとして受信され、IPルータ210経
由後のMACパケットと同様のMACパケットに再構成
され、ユーザ装置220へと届けられる。
【0056】以上のようにして、一旦ユーザ装置220
とユーザ装置240との間でARP処理によりIPルー
タ210を経由する通信経路が設定された通信に対し
て、IPルータ210をバイパスして、支線ネットワー
ク収容部222と支線ネットワーク収容部242との間
での直接通信が可能となる。これにより、ルータ収容部
212へのトラヒック集中が軽減され、IPルータ21
0での処理負荷の軽減が実現できる。
【0057】なお、図1および図2の実施例では、支線
ネットワークを3つとしたが、4つ以上の支線ネットワ
ークで実施してもよい。また、各支線ネットワークに接
続されるユーザ装置を1つとしたが、2つ以上で実施し
てもよい。
【0058】また、図1および図2の実施例では、IP
ルータがマルチキャストするようにしたが、基幹ネット
ワーク自体が、ルータ収容部から全ての支線ネットワー
ク収容部に対するブロードキャスト送信をサポートする
ようにしてもよい。この場合には、1つのブロードキャ
スト送信で済み、基幹ネットワークのトラヒックが軽減
される。さらに、各支線ネットワーク選択部が、組み立
てたMACパケットが自己に起因するルータ収容部から
全ての支線ネットワーク収容部に対するブロードキャス
ト送信の結果である場合、当該MACパケットを廃棄す
るようにしてもよい。この場合には、この支線ネットワ
ークにMACパケットが出力されないため、支線ネット
ワークのトラヒックが軽減される。
【0059】さらに、基幹ネットワーク自体が、ルータ
収容部から送信側以外の全ての支線ネットワーク収容部
に対するマルチキャスト送信をサポートするようにして
もよい。この場合には、送信側の支線ネットワークにM
ACパケットが送られないため、送信側の支線ネットワ
ークのトラヒックが軽減される。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ルータ収
容部のVCI管理部が、受信側の支線ネットワーク収納
部から送信されたIPルータを経由する自己宛のVCI
値が設定されたセルと、受信側の支線ネットワーク収納
部から送信されたIPルータを経由する自己宛のVCI
値が設定されたセルとを受信することにより、送信側お
よび受信側のユーザ装置間のバイパスVCI値を生成
し、セル通信路が確定した際に当該受信側および受信側
の支線ネットワークに対し、バイパス設定指示し、各支
線ネットワーク管理部のVCI選択部が、送信側および
受信側のユーザ装置のMACアドレスとバイパスVCI
値との対応関係についてルータ収容部からバイパス設定
指示がない場合、生成するセルについてIPルータ用の
VCI値を選択し、送信側および受信側のユーザ装置の
MACアドレスとバイパスVCI値との対応関係につい
てルータ収容部からバイパス設定指示があった場合、生
成するセルについて指示されたバイパスVCI値を選択
するようにしているので、一旦送信ユーザ装置と受信ユ
ーザ装置との間でARP処理によりIPルータを経由す
る通信経路が設定された通信に対して、IPルータをバ
イパスして、送信側支線ネットワーク収容部と受信側支
線ネットワーク収容部との間での直接通信が可能とな
り、ルータ収容部へのトラヒック集中の軽減と、IPル
ータでの処理負荷の軽減が実現できる。
【0061】請求項2に係る発明によれば、基幹ネット
ワークが、ルータ収容部から全ての支線ネットワーク収
容部に対するブロードキャスト送信をサポートするよう
にしているので、1つのブロードキャスト送信で済み、
基幹ネットワークのトラヒックが軽減される。
【0062】請求項3に係る発明によれば、各支線ネッ
トワーク選択部が、組み立てたMACパケットが自己に
起因するルータ収容部から全ての支線ネットワーク収容
部に対するブロードキャスト送信の結果である場合、当
該MACパケットを廃棄するようにしているので、この
支線ネットワークにMACパケットが出力されないた
め、支線ネットワークのトラヒックが軽減される。
【0063】請求項4に係る発明によれば、基幹ネット
ワークが、ルータ収容部から送信側以外の全ての支線ネ
ットワーク収容部に対するマルチキャスト送信をサポー
トするようにしているので、送信側の支線ネットワーク
にMACパケットが送られないため、送信側の支線ネッ
トワークのトラヒックが軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコネクションレスサービス
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例のコネクションレスサービ
ス装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のコネクションレスサービス装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】従来の他のコネクションレスサービス装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
110,210…IPルータ 111,211…ルータネットワーク 112,212…ルータ収容部 114,214…VCI管理部 120,130,140,220,230,240…ユ
ーザ装置 121,131,141,221,231,241…支
線ネットワーク 122,132,142,222,232,242…支
線ネットワーク収容部 124,134,144,224,234,244…V
CI選択部 150…リング状ネットワーク 250…スターネットワーク 250a…セルスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MACパケットを伝送する複数の支線ネ
    ットワークとセルを伝送する基幹ネットワークとの間に
    支線ネットワーク収容部をそれぞれ配設するとともに、
    MACパケットを伝送するルータネットワークと当該基
    幹ネットワークとの間にルータ収容部を配設し、異なる
    支線ネットワークに接続されたユーザ装置間のMACパ
    ケットの送受信を当該ルータネットワークに接続された
    IPルータを経由して中継するようにしたコネクション
    レスサービス装置であって、 前記ルータ収容部は、 受信側の前記支線ネットワーク収納部から送信された前
    記IPルータを経由する自己宛のVCI値が設定された
    セルと、受信側の前記支線ネットワーク収納部から送信
    された前記IPルータを経由する自己宛のVCI値が設
    定されたセルとを受信することにより、送信側および受
    信側の前記ユーザ装置間のバイパスVCI値を生成し、
    セル通信路が確定した際に当該受信側および受信側の前
    記支線ネットワークに対し、バイパス設定指示するVC
    I管理部を備え、 各前記支線ネットワーク管理部は、 送信側および受信側の前記ユーザ装置のMACアドレス
    とバイパスVCI値との対応関係について前記ルータ収
    容部からバイパス設定指示がない場合、生成するセルに
    ついて前記IPルータ用のVCI値を選択し、送信側お
    よび受信側の前記ユーザ装置のMACアドレスとバイパ
    スVCI値との対応関係について前記ルータ収容部から
    バイパス設定指示があった場合、生成するセルについて
    指示されたバイパスVCI値を選択するVCI選択部を
    備える、コネクションレスサービス装置。
  2. 【請求項2】 前記基幹ネットワークは、 前記ルータ収容部から全ての支線ネットワーク収容部に
    対するブロードキャスト送信をサポートすることを特徴
    とする、請求項1に記載のコネクションレスサービス装
    置。
  3. 【請求項3】 各前記支線ネットワーク選択部は、 組み立てたMACパケットが自己に起因する前記ルータ
    収容部から全ての支線ネットワーク収容部に対するブロ
    ードキャスト送信の結果である場合、当該MACパケッ
    トを廃棄することを特徴とする、請求項2に記載のコネ
    クションレスサービス装置。
  4. 【請求項4】 前記基幹ネットワークは、 前記ルータ収容部から送信側以外の全ての支線ネットワ
    ーク収容部に対するマルチキャスト送信をサポートする
    ことを特徴とする、請求項1に記載のコネクションレス
    サービス装置。
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