JPH0945069A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH0945069A
JPH0945069A JP7195499A JP19549995A JPH0945069A JP H0945069 A JPH0945069 A JP H0945069A JP 7195499 A JP7195499 A JP 7195499A JP 19549995 A JP19549995 A JP 19549995A JP H0945069 A JPH0945069 A JP H0945069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
board
guide rail
head
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7195499A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kuroiwa
浩一 黒岩
Shiyuuichi Tooi
週一 遠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP7195499A priority Critical patent/JPH0945069A/ja
Publication of JPH0945069A publication Critical patent/JPH0945069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はCD−ROMとしてコンピュータの記
憶装置として用いられるディスク装置に係り、信頼性及
び生産性の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】光学ヘッド42をユニットハウジング44内に
おいて移動させるフィード機構43と、各種電子回路を搭
載した回路基板6,7 と、光学ヘッド42と回路基板6とを
接続するフレキシブル基板53とを具備し、前記フレキシ
ブル基板53を係止する係止部材54を前記ハウジング44の
下面に配設すると共にその配設位置を光学ヘッド43の移
動に伴いフレキシブル基板53に撓みが発生する部位に設
定する。また、ローディング機構4を構成する案内レー
ル12,13 にフック部39a 〜39c を形成すると共にケース
2 にこれと対応する係合部14a 〜14c,15a 〜15c を形成
し、両者が係合することにより案内レール12,13 をケー
ス2 に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特にCD−ROMとしてコンピュータの記憶装置と
して用いられるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの記憶媒
体として、磁気ディスクに対して記憶容量が大きい光デ
ィスク(コンパクトディスク)が用いられるようになっ
てきている。このコンパクトディスクの再生処理を行う
ディスク装置は、一般にCD−ROMといわれ、内蔵さ
れた光学的ヘッド(光ピックアップ)を用いてコンパク
トディスクに記憶されている情報を再生処理する構成と
されている。
【0003】従来、この種のディスク装置として、例え
ば実願平5−70718号に開示されたものが知られて
いる。この出願に係るディスク装置は、大略するとコン
パクトディスクが装着されるディスクトレー、このディ
スクトレーをローディング動作させるローディング機
構、光ピックアップ、この光ピックアップをディスクの
径方向に移動させるフィード機構、コンパクトディスク
が載置されるターンテーブルと接続されることによりコ
ンパクトディスクを所定回転速度で回転させるスピンド
ルモータ、各種電子部品が配設された回路基板、上記の
各構成要素を収納するケース等を具備している。
【0004】また、光ピックアップ,フィード機構及び
スピンドルモータはユニット化されており、ディスクト
レーに対して昇降しうる構成とされている(以下、上記
のユニットを昇降ユニットという)。そして、ディスク
トレーによりコンパクトディスク装着脱されるローディ
ング状態において昇降ユニットはローディングの邪魔に
ならない位置まで降下し、また再生処理時には上昇して
コンパクトディスクをターンテーブルに載置すると共に
光ピックアップがコンパクトディスクと対向する構成と
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではデ
ィスク装置(CD−ROM)をパーソナルコンピュータ
の本体に組み込んだ構成のものが提供されている。ま
た、ノート型パソコンに代表されるようにパーソナルコ
ンピュータは小型薄型化が図られており、これに伴いデ
ィスク装置の小型薄型化も図られている。
【0006】周知のように、ディスク装置にはディスク
に記録された情報を再生するために光学ヘッドが設けら
れており、この光学ヘッドは移動する構成であるため電
気的な接続にフレキシブル基板を用いてる。しかるに、
上記のようにディスク装置の小型薄型化が図られると、
フレキシブル基板を配設するスペースも小さくなり、フ
レキシブル基板に発生する撓みにより光学ヘッドの移動
が妨げられ、良好な再生処理を行われなくなるおそれが
あるという問題点があった。
【0007】一方、上記したディスク装置の小型薄型化
に加え、近年では製品コストを低減するためディスク装
置の生産性向上が図られている。しかるに、上記した従
来例に係るディスク装置では、フィード機構を構成する
ディスクトレーを案内する案内レールをケースにネジ止
めにより固定していたため、部品点数が増大すると共に
組み立て工数が増大してしまうという問題点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、光学ヘッドの円滑な移動を維持すると共に生産性
向上を図りうるディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明では、所定位置に装着さ
れたディスクに対し少なくとも再生処理を行う構成のヘ
ッドをハウジング内において前記ディスクの径方向に移
動させるフィード機構と、前記再生処理を行うための各
種電子回路を搭載した回路基板と、前記ヘッドと前記回
路基板とを電気的に接続するフレキシブル基板とを具備
するディスク装置において、前記フレキシブル基板を係
止する係止部材を前記ハウジングの下面に配設すると共
に、前記係止部材の配設位置を、前記ヘッドの移動に伴
い前記フレキシブル基板に撓みが発生する部位に設定し
たことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載の発明では、ディスク
が載置されるディスクトレーが、ケースに配設された案
内レールに案内された状態でローディング動作する構成
とされたローディング機構を具備するディスク装置にお
いて、前記案内レールにフック部を形成すると共に、前
記ケースに前記フック部と対応する係合部を形成し、前
記フック部と係合部が係合することにより、前記案内レ
ールが前記ケースに配設される構成としたことを特徴と
するものである。
【0011】上記の手段は、下記のように作用する。請
求項1記載の発明によれば、フレキシブル基板を係止す
る係止部材をハウジングの下面に配設すると共に係止部
材の配設位置をヘッドの移動に伴いフレキシブル基板に
撓みが発生する部位に設定したことにより、光学的ヘッ
ドの移動によりフレキシブル基板に撓みが発生すること
を防止でき、よって光学的ヘッドの円滑な移動を維持す
ることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、案内
レールにフック部を形成すると共にケースにこのフック
部と対応する係合部を形成し、フック部と係合部が係合
することにより案内レールがケースに配設される構成と
したことにより、案内レールを簡単な装着操作でケース
に固定することが可能となり、ディスク装置の組み立て
性を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態について説
明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例であるディ
スク装置1の全体構成を示す図である。図1及び図2は
ディスク装置1の内部構成を示す図であり、また図3は
ディスク装置1の外部構成を示す図である。このディス
ク装置1は、いわゆるCD−ROMであり、パーソナル
コンピュータの記憶装置としてコンピュータ内に内設或
いは外部接続されるものである。
【0014】ディスク装置1は、大略するとケース2,
ディスクトレー3,ローディング機構4,フィードユニ
ット5,ディスクトレー搭載基板6,及びケース搭載基
板7等により構成されている。ケース2は、図2に示さ
れるように上部ケース2aと下部ケース2bとにより構
成されている。上部ケース2aは下部ケース2bの上部
に配設されるものであり、これから説明する各機構,装
置を保護する機能を奏する。また、下部ケース2bはこ
れから説明する各機構,装置を収納する機能を奏するも
のであり、図8に示される構成とされている。尚、以下
単にケース2と述べる場合は、特に言及しない限り下部
ケース2bを指すものとする。
【0015】ケース2は図8に拡大して示すように、側
面視して略コ字状を有した構成とされており、底板部8
の長辺側の側部を垂直方向に折り曲げ起立させ側板部
9,10を形成すると共に、底板部8の短辺側の側部の
一方を垂直方向に折り曲げ起立させパックパネル部11
を形成した構成とされている。
【0016】側板部9,10には、後述するローディン
グ機構4を構成する案内レール12,13を装着する際
に用いる係合部14a〜14c,15a〜15c、及び
係止孔16,17が形成されている。また、各側板部
9,10の上縁部には鍔部18a〜18c,19a〜1
9cが一体的に形成されており、各鍔部18a〜18
c,19a〜19cには夫々ネジ孔20a〜20c,2
1a〜21cが形成されている。上記した上部ケース2
aは、ネジ22a〜22dを鍔部18a,18c,19
a,19cに螺着することにより下部ケース2bに固定
される(図3(A)参照)。
【0017】ディスクトレー3は、後述するローディン
グ機構4により上記したケース2に対して図中矢印X
1,X2方向にローディング動作しうる構成とされてお
り、載置されたディスク23(図2に一点鎖線で示す)
をアンローデイング位置とローデイング位置との間で移
動させる。図1及び図2はディスクトレー3がローデイ
ング位置にある状態を示しており、また図3はディスク
トレー3がアンローデイング位置にある状態を示してい
る。
【0018】本発明に係るディスク装置1は、その内部
にローディング機構4及びフィードユニット5がディス
クトレー3に一体的に組み込まれた構成とされている。
従って、ローディング機構4及びフィードユニット5
は、ディスクトレー3の移動に伴いX1,X2方向に移
動する構成となっている。この構成とすることにより、
従来例として先に述べたフィードユニットを昇降する構
成とされたディスク装置に比べて小型薄型化を図ること
ができる。
【0019】また、ディスクトレー3のX1方向端部に
はフロントパネル24が設けられており、このフロント
パネル24にはヘッドホンが接続されるヘッドホン端子
25,ボリュームスイッチ26,ディスクトレー3のロ
ーディング始動スイッチ27,ディスク装置1の起動状
態を示す発光ダイオード28が配設されている。
【0020】ローディング機構4は前記したようにディ
スクトレー3をローディング動作させる機能を奏するも
のであり、ローディングモータ30,ギヤ31〜33,
及び案内レール12,13等により構成されている。こ
のローディング機構4は、図1に示されるように、ディ
スクトレー3の側部位置に矢印X1,X2方向に各構成
要素12,13,30〜33が延在する構成となってい
る。
【0021】後述するフィードユニット5は、ディスク
23を回転するターンテーブル34を有しているため、
必然的にディスクトレー3の中央に配設する必要があ
る。従って、ディスクトレー3の両側部に空間部が形成
されるが、この一方(図1における右側)の空間部を利
用してローディング機構4が配設されている。この構成
とすることにより、フィードユニット5をスペース的に
有効利用することができ、ディスク装置1の小型化を図
ることができる。
【0022】また、ディスクトレー3の両側部に形成さ
れる他方(図1における左側)の空間部には、後述する
ディスクトレー搭載基板6とケース搭載基板7とを電気
的に接続する基板間接続用フレキシブル基板35が配設
されている。この基板間接続用フレキシブル基板35
は、比較的大きなフレキシブル基板であるが、上記のよ
うにディスクトレー3の側部に形成される空間部を利用
して基板間接続用フレキシブル基板35を配設すること
により、これによってもディスク装置1の小型化を図る
ことができる。
【0023】ローディング機構4の説明を続ける。ロー
ディングモータ30はディスクトレー3に固定されてお
り、その出力軸にはギヤ31が配設されている。このギ
ヤ31は中間ギヤ32を介してメインギヤ33と噛合し
ている。更に、メインギヤ33は、案内レール12に形
成されたラックギヤ36(図9(A)に現れる)に噛合
している。
【0024】案内レール12は側板部9に装着されるこ
とによりケース2に固定されている。このため、ローデ
ィングモータ30が回転し、その回転力によりギヤ3
1,32を介してメインギヤ33が回転すると、ディス
クトレー3はX1,X2方向にローディング動作を行
う。
【0025】尚、ギヤ32にはクラッチ機構が内設され
ているため、仮にローディングモータ30が停止した状
態であっても、ディスクトレー3を手動でX1,X2方
向に移動させることが可能な構成となっている。ここ
で、案内レール12,13をケース2に装着する機構に
ついて図8乃至図11を用いて説明する。
【0026】図8を用いて説明したように、ケース2の
側板部9,10には係合部14a〜14c,15a〜1
5cが形成されており、更に所定位置には係止孔16,
17が形成されている。これに対し、案内レール12,
13にはフック部及び係合部が形成されている。このフ
ック部及び係合部について図9を用いて説明する。尚、
案内レール12と案内レール13とは略同一構成である
ため、以下の説明及び使用する図面には案内レール12
のみを示し、案内レール13の説明については省略す
る。
【0027】図9(A)は案内レール12の正面図,図
9(B)は図9(D)におけるA−A線に沿う断面図、
図9(C)は案内レール12の平面図、図9(D)は案
内レール12の背面図である。案内レール12は、ディ
スクトレー3の移動を案内するレール部37,前記した
ラックギヤ36が形成されメイン33が係合するギヤ溝
38,フック部39a〜39c,及び係合部40等を形
成した構成とされている。
【0028】この内、フック部39a〜39cは舌片状
に延出した形状を有し、その配設位置は案内レール12
が取り付けられるケース2の側板部9に形成された係合
部14a〜14cの形成位置に対応するよう構成されて
いる。また、係合部40はレバー形状を有しており若干
可撓可能な構成とされると共に、その先端部には係合爪
40aが形成されている。
【0029】続いて、上記構成とされた案内レール12
をケース2の側板部9に取り付ける取付け方法について
図10及び図11を用いて説明する。案内レール12を
ケース2の側板部9に取り付けるには、先ず図10に示
されるように、案内レール12に形成されたフック部3
9a〜39cが、ケース2の側板部9に形成された係合
部14a〜14cと対向するよう位置決めする。そし
て、この位置より案内レール12を若干X2方向にずら
し、この状態で案内レール12を側板部9に当接させ
る。
【0030】これにより、各フック部39a〜39cは
側板部9に当接するが、前記のように案内レール12を
若干X2方向にずらしたことにより、各フック部39a
〜39cと係合部14a〜14cはX1,X2方向に互
いに対向した状態となっている。
【0031】この状態より、案内レール12をX1方向
に移動させることにより、各フック部39a〜39cは
係合部14a〜14cと係合する。即ち、図10に一点
鎖線の矢印で示すよう案内レール12を移動させること
により、各フック部39a〜39cと係合部14a〜1
4cとは係合する。
【0032】また、上記した案内レール12のX1方向
への移動により、係合部40に形成されている係合爪4
0aは側板部9に形成されている係止孔16(図8参
照)に嵌入する。これにより、案内レール12はケース
2の側板部9に係合部14a〜14cとフック部39a
〜39cとの係合力、及び係合部40と係止孔16との
係止力により固定された状態となる。図11は、案内レ
ール12がケース2の側板部9に取り付けられた状態を
示している。
【0033】上記した説明から明らかなように、案内レ
ール12をケース2の側板部9に取り付ける作業は、案
内レール12を図10に一点鎖線の矢印で示す方向に移
動させるだけの作業であり、容易に固定作業を行うこと
がてきる。よって、案内レール12の取付け作業を効率
良く行うことができ、作業工数の低減を図ることができ
る。
【0034】続いて、主に図1,図2及び図4を用いて
フィードユニット5について説明する。尚、図4はフィ
ードユニット5の背面図である。フィードユニット5
は、前記のようにディスクトレー3の中央位置に配設さ
れるものであり、ターンテーブル34,スピンドルモー
タ41(図4に現れる),光学ヘッド42(光学的ピッ
クアップ),フィード機構43,ユニットハウジング4
4等により構成されている。
【0035】ターンテーブル34はスピンドルモータ4
1の出力軸にダイレクトに接続されており、従ってター
ンテーブル34はスピンドルモータ41の回転駆動力に
より所定の回転速度で回転する。また、光学ヘッド42
は、ユニットハウジング44に配設された案内ロッド4
5,46に案内されてディスク23の径方向(図中矢印
X1,X2方向)に移動可能な構成とされている。
【0036】また、光学ヘッド42の側部には案内ロッ
ド45と平行にリードスクリュー47が回動自在な構成
で配設されている。このリードスクリュー47の図中X
1方向端部にはギヤ48が設けられており、このギヤ4
8は中間ギヤ49を介してフィードモータ50の出力軸
に設けられたギヤ51に噛合している。従って、フィー
ドモータ50が駆動することにより、ギヤ51,49,
48を介してリードスクリュー47は所定方向に回転す
る。
【0037】また、光学ヘッド42の側部には係合部材
52が設けられており、この係合部材52はリードスク
リュー47に係合している。よって、上記のようにフィ
ードモータ50が駆動されリードスクリュー47が回転
することにより、光学ヘッド42はフィードモータ50
の回転方向及び回転量に対応して図中矢印X1,X2方
向に移動し、ディスク23の任意位置と対向しうる構成
となっている。
【0038】上記光学ヘッド42は、後述するようにデ
ィスクトレー3に配設されたディスクトレー搭載基板7
に電気的に接続されるが、光学ヘッド42は図中矢印X
1,X2方向に移動する構成であるため、光学ヘッド4
2とディスクトレー搭載基板7との接続はフレキシブル
基板53(以下、ヘッド用フレキシブル基板という)を
用いて行われる。
【0039】ヘッド用フレキシブル基板53は、光学ヘ
ッド42から矢印X2方向に延出された後(この部位を
第1の延出部53aという)、折り返されて矢印X1を
延出し(この部位を第2の延出部53bという)、その
後ディスクトレー搭載基板7と接続するために斜め側方
に延出(この部位を側方延出部53cという)した形状
を有している。
【0040】また本実施例に係るディスク装置1では、
ユニットハウジング44の底面に基板係止部材54を配
設し(図4参照)、この基板係止部材54によりヘッド
用フレキシブル基板53の側方延出部53を係止する構
成とされている。この基板係止部材54はネジ55a,
55bによりユニットハウジング44の底面に固定され
る構成とされており、ヘッド用フレキシブル基板53の
側方延出部53は、基板係止部材54とディスクトレー
3の底面との間に挟持されることにより係止される構成
とされている。
【0041】以下、この基板係止部材54を設けた理由
について図5乃至図7を用いて説明する。図5は、ヘッ
ド用フレキシブル基板53の形状を明確化するため、ヘ
ッド用フレキシブル基板53を拡大して示す概略図であ
る。いま、仮に基板係止部材54を設けない構成を想定
すると、ヘッド用フレキシブル基板53は可撓性を有す
るもののある程度の剛性を有しているため、光学ヘッド
42の矢印X1,X2方向の移動により側方延出部53
に撓みが発生する。図6は光学ヘッド42の往復移動に
より側方延出部53に撓みが発生した状態を示している
(以下、この撓み発生箇所を撓み部56という)。
【0042】このように、ヘッド用フレキシブル基板5
3に撓み部56が発生すると、図6に示されるように光
学ヘッド42の移動が撓み部56により阻害され、光学
ヘッド42が円滑に所定の再生位置に移動できなくなっ
てしまう。これを解決する方法として、図7に示される
ように、フィードユニット5のユニットハウジング44
に開口部44aを形成し、この開口部44aよりユニッ
トハウジング44の下部にヘッド用フレキシブル基板5
3を逃がす構成とすることが考えられる。この構成で
は、光学ヘッド42が移動してもヘッド用フレキシブル
基板53はユニットハウジング44の下部に逃げること
ができるため、撓み部56が発生することはなく、光学
ヘッド42の円滑な移動を維持できる。
【0043】しかるに、図7に示す構成では、ユニット
ハウジング44の下部にヘッド用フレキシブル基板53
を配設するスペースが必要となり、ディスク装置1の小
型化を図ることができない。これに対し、図5に示され
るように、ヘッド用フレキシブル基板53の撓みが発生
しやすい側方延出部53に基板係止部材54を配設する
ことにより、ヘッド用フレキシブル基板53に撓みが発
生することを確実に防止することができる。よって、ヘ
ッド用フレキシブル基板53の撓みが光学ヘッド42の
移動を邪魔することはなくなり、光学ヘッド42を円滑
に移動させることができる。
【0044】尚、基板係止部材54はヘッド用フレキシ
ブル基板53に撓みが発生するのを防止する機械的強度
を有すれば足るためその厚さは薄くで済み、よって基板
係止部材54を設けることによりディスク装置1の薄型
化が阻害されるようなことはない。
【0045】続いて、ディスクトレー搭載基板6及びケ
ース搭載基板7について説明する。ディスクトレー搭載
基板6及びケース搭載基板7は、従来のディスク装置で
は1枚構造とされていた回路基板を2分割したものであ
る。このように、回路基板をディスクトレー搭載基板6
とケース搭載基板7とに分割することにより、夫々の基
板6,7を配設する配設位置に自由度を持たせることが
可能となる。
【0046】ディスクトレー搭載基板6はディスクトレ
ー3に配設される基板であり、具体的には図2に示され
るようにディスクトレー3のフロント下部位置にホルダ
57を用いて固定されている。このディスクトレー搭載
基板6には、前記したヘッドホン端子25,ボリューム
スイッチ26,ローディング始動スイッチ27,発光ダ
イオード28が配設されると共に、RFアンプ58、オ
ーディオ用アンプ59,60、及び前記した各フレキシ
ブル基板35,53が接続されるコネクタ61,62が
配設されている。
【0047】上記したディスクトレー搭載基板6に配設
される各電子部品25〜28,58〜62は低背部品が
多く、従ってディスクトレー搭載基板6の全体厚さは薄
くなつている。更に、図2に示されるようにディスクト
レー搭載基板6はディスクトレー3の内部に配設されて
おり、ディスクトレー3の厚さ内に配設されている。従
って、ディスクトレー搭載基板6をディスクトレー3に
配設しても、ディスクトレー3の厚さが大きくなるよう
なことはない。
【0048】一方、ケース搭載基板7は図1に梨地で示
す基板であり、ケース2に形成された鍔部18b,19
bにネジ止め固定されるものである。前記したように、
鍔部18b,19bはケース2の側板部9,10の上縁
部に形成されているため、ケース2の上部に位置してい
る。即ち、ケース搭載基板7は、ケース2のディスクト
レー3のローディング動作の妨げとならない位置に配設
されている。
【0049】このケース搭載基板7には、前記したロー
ディング機構4及びフィード機構43の制御を始め光学
ヘッド42が生成した再生信号の制御・信号処理を行う
DSP63(デジタル信号プロセッサ)、ディスク装置
1と接続されるホストコンピュータとのデータの授受を
始め種々の制御処理を行うマイクロコンピュータ64,
DSP63から供給される再生信号をCD−ROM用の
データに変換するCD−ROMエンコーダ65、ホスト
コンピュータと接続するためのメインコネクタ66、及
び上記のフレキシブル基板35が接続されるコネクタ6
7等が配設されている。
【0050】上記したケース搭載基板7に配設される各
電子部品63〜67は比較的背の高い部品が多く、従っ
てケース搭載基板7の全体厚さはディスクトレー搭載基
板6に比べて厚くなっている。しかるに、図1及び図2
に示されるようにケース搭載基板7が配設されるのは、
ディスク装置1の構成要素の内、比較的高い高さを有す
るフィードユニット5の後部位置であり、いわゆるデッ
トスペースが存在する部位である。よって、このような
デットスペースを利用して高背部品が配設されたケース
搭載基板7を設けることにより、ディスク装置1内の空
間を有効に利用することができ、よってディスク装置1
の小型薄型化を図ることができる。
【0051】尚、上記した実施例ではディスク装置を例
に挙げて説明したが、本発明は他の電子機器においても
適用できることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1記載の発明に
よれば、光学的ヘッドの移動によりフレキシブル基板に
撓みが発生することを防止でき、よって光学的ヘッドの
円滑な移動を維持することができる。従って、光学的ヘ
ッドは常に安定した処理を行うことができ、ディスク装
置の信頼性を向上することができる。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、案内
レールを簡単な装着操作でケースに固定することが可能
となり、ディスク装置の組み立て性を向上することがで
きるため、製品コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるディスク装置の全体構
を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例であるディスク装置の全体構
を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例であるディスク装置の全体構
を示す外観図である。
【図4】フィードユニットの背面図である。
【図5】基板係止部材を用いた構成の作用を説明するた
めの図である。
【図6】基板係止部材を用いない場合の問題点を説明す
るための図である。
【図7】フレキシブル基板に発生する撓みの悪影響を防
止する一例を示す図である。
【図8】ケースを説明するための図である。
【図9】案内レールを説明するための図である。
【図10】案内レールをケースに取り付ける方法を説明
するための図である。
【図11】案内レールをケースに取り付ける方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 ケース 3 ディスクトレー 4 ローディング機構 5 フィードユニット 6 ディスクトレー搭載基板 7 ケース搭載基板 9,10 側板部 12,13 案内レール 14a〜14c,15a〜15c 係合部 16,17 係止孔 18a〜18c,19a〜19c 鍔部 23 ディスク 24 フロントパネル 30 ローディングモータ 34 ターンテーブル 35 基板間接続用フレキシブル基板 36 ラックギヤ 39a〜39c フック部 40 係合部 41 スピンドルモータ 42 光学ヘッド 43 フィード機構 44 ユニットハウジング 50 フィードモータ 53 ヘッド用フレキシブル基板 54 基板係止部材 53a 第1の延出部 53b 第2の延出部 53c 側方延出部 56 撓み部 61,62,67 コネクタ 66 メインコネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に装着されたディスクに対し少
    なくとも再生処理を行う構成のヘッドをハウジング内に
    おいて前記ディスクの径方向に移動させるフィード機構
    と、 前記再生処理を行うための各種電子回路を搭載した回路
    基板と、 前記ヘッドと前記回路基板とを電気的に接続するフレキ
    シブル基板とを具備するディスク装置において、 前記フレキシブル基板を係止する係止部材を前記ハウジ
    ングの下面に配設すると共に、 前記係止部材の配設位置を、前記ヘッドの移動に伴い前
    記フレキシブル基板に撓みが発生する部位に設定したこ
    とを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスクが載置されるディスクトレー
    が、ケースに配設された案内レールに案内された状態で
    ローディング動作する構成とされたローディング機構を
    具備するディスク装置において、 前記案内レールにフック部を形成すると共に、前記ケー
    スに前記フック部と対応する係合部を形成し、 前記フック部と係合部が係合することにより、前記案内
    レールが前記ケースに配設される構成としたことを特徴
    とするディスク装置。
JP7195499A 1995-07-31 1995-07-31 ディスク装置 Pending JPH0945069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195499A JPH0945069A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195499A JPH0945069A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0945069A true JPH0945069A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16342109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7195499A Pending JPH0945069A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0945069A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6900961B1 (en) Disk drive having a head disk assembly enclosure including insert molded components
EP0869491B1 (en) Disc clamper and disc drive provided with the disc clamper
US5357500A (en) Miniaturized disc player
US6577577B2 (en) Downsized disk unit with reduced noise
US5304878A (en) Electronic parts and connector mounting structure of disk unit
KR100505655B1 (ko) 슬림형 광디스크 드라이브
US7698714B2 (en) Slim optical disc drive
KR100480642B1 (ko) 슬림형 광디스크 드라이브
CN1764955A (zh) 光头装置、光盘驱动单元以及光盘驱动装置
US20060041897A1 (en) Disk drive device
JPH0945069A (ja) ディスク装置
JPH0945068A (ja) ディスク装置
JP3047785B2 (ja) ディスク装置
JP2002298483A (ja) ローディング駆動機構および該ローディング駆動機構を備えたディスク装置
US7345843B2 (en) Capstan motor connection structure for a tape recorder
JP3094854B2 (ja) ディスク装置
JP3047786B2 (ja) ディスク装置
JP3079957B2 (ja) ディスク装置
JP3092261B2 (ja) ディスク駆動装置
US8296788B2 (en) Optical disc apparatus
JPH11134758A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP3805133B2 (ja) ディスク装置
JP3702781B2 (ja) ディスク装置
US20040244016A1 (en) Optical pickup head, optical pickup head manufacturing method, and optical pickup device
JP3531737B2 (ja) トレー組込み型ディスク装置及び光ピックアップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080408