JPH094495A - エンジン回転数制御装置 - Google Patents
エンジン回転数制御装置Info
- Publication number
- JPH094495A JPH094495A JP15143795A JP15143795A JPH094495A JP H094495 A JPH094495 A JP H094495A JP 15143795 A JP15143795 A JP 15143795A JP 15143795 A JP15143795 A JP 15143795A JP H094495 A JPH094495 A JP H094495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- engine speed
- control unit
- increase
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイドリング時のエンジン回転数の変動抑制
の安定化を行う。 【構成】 アイドリング時にエンジン回転数が変動した
際に空気量を調整してエンジン回転数を制御するエンジ
ン回転数制御装置に、エンジン回転数の変化量の大きさ
に応じて基本空気量からの増量値又は減量値を決定する
即時制御部31と、エンジン回転数の変化量が一定値を
越えた場合に、基本空気量からの一定大きさの増量値又
は減量値を設定し、この増量値又は減量値を時間と共に
減衰させる減衰制御部32とが設けられる。合成部33
は、即時制御部31により得られた増量値又は減量値と
減衰制御部32により得られた増量値又は減量値との大
きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又は減
量値とする。
の安定化を行う。 【構成】 アイドリング時にエンジン回転数が変動した
際に空気量を調整してエンジン回転数を制御するエンジ
ン回転数制御装置に、エンジン回転数の変化量の大きさ
に応じて基本空気量からの増量値又は減量値を決定する
即時制御部31と、エンジン回転数の変化量が一定値を
越えた場合に、基本空気量からの一定大きさの増量値又
は減量値を設定し、この増量値又は減量値を時間と共に
減衰させる減衰制御部32とが設けられる。合成部33
は、即時制御部31により得られた増量値又は減量値と
減衰制御部32により得られた増量値又は減量値との大
きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又は減
量値とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等にて空気量を
調整するエンジン回転数制御装置に関し、特にアイドリ
ング時のエンジン回転数の変動抑制の安定化ができるエ
ンジン回転数制御装置に関する。
調整するエンジン回転数制御装置に関し、特にアイドリ
ング時のエンジン回転数の変動抑制の安定化ができるエ
ンジン回転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のエンジン回転数制御装置を
説明する図である。ガソリンエンジンにおいては、運転
車がアクセルペダルを介して、本図に示すように、スロ
ットルバルブ1を操作し、エンジンに吸入する空気量を
調節するアイドル回転制御によって出力を制御してい
る。停車中などのエンジン低速回転時(アイドリング)
は、このスロットルバルブは全閉の状態にあり、スロッ
トルバルブ1をバイパスするアイドルスピード制御バル
ブ2により空気量を調節している。エンジンアイドル回
転数は、できるかぎり低い値にしたほうが燃費や騒音の
面から有利であるが、低速回転であるために出力が僅少
であるうえ、エンジン自身の磨耗抵抗、エアコンディシ
ョナ、自動変速器、パワーステアリング、オールタネー
タなどの負荷変動の影響を受けやすい。このため、アイ
ドル回転がさがると回転が不安定になる。アイドルスピ
ード制御バルブ2はエンジンECU3(Electronic Cont
rol Unit) からの指示に従って、スロットルバルブが閉
じている期間中に、空気の通過する通路面積を連続的に
変化させ、必要量の空気をシリンダに供給するものであ
る。ECU3では、エンジン冷却水温、エアコンディシ
ョナのコンプレッサ差動状態、自動変速機操作信号、バ
ッテリ電圧の状態等によって決められた目標回転数と現
状のエンジン回転数とを比較し、その差に応じて制御量
を決めてアイドルスピード制御バルブ2へ出力すること
によって行われる。
説明する図である。ガソリンエンジンにおいては、運転
車がアクセルペダルを介して、本図に示すように、スロ
ットルバルブ1を操作し、エンジンに吸入する空気量を
調節するアイドル回転制御によって出力を制御してい
る。停車中などのエンジン低速回転時(アイドリング)
は、このスロットルバルブは全閉の状態にあり、スロッ
トルバルブ1をバイパスするアイドルスピード制御バル
ブ2により空気量を調節している。エンジンアイドル回
転数は、できるかぎり低い値にしたほうが燃費や騒音の
面から有利であるが、低速回転であるために出力が僅少
であるうえ、エンジン自身の磨耗抵抗、エアコンディシ
ョナ、自動変速器、パワーステアリング、オールタネー
タなどの負荷変動の影響を受けやすい。このため、アイ
ドル回転がさがると回転が不安定になる。アイドルスピ
ード制御バルブ2はエンジンECU3(Electronic Cont
rol Unit) からの指示に従って、スロットルバルブが閉
じている期間中に、空気の通過する通路面積を連続的に
変化させ、必要量の空気をシリンダに供給するものであ
る。ECU3では、エンジン冷却水温、エアコンディシ
ョナのコンプレッサ差動状態、自動変速機操作信号、バ
ッテリ電圧の状態等によって決められた目標回転数と現
状のエンジン回転数とを比較し、その差に応じて制御量
を決めてアイドルスピード制御バルブ2へ出力すること
によって行われる。
【0003】図7は図6のECU3によりアイドルスピ
ード制御バルブ2を介してシリンダへの空気量制御を説
明する図である。本図(a)に示すようなエンジン回転
数NEの変動に対して、エンジン回転数変化ΔNEによ
り基本空気量からの増量値を決定し、エンジン回転数N
の変動を抑制する即時制御がある。
ード制御バルブ2を介してシリンダへの空気量制御を説
明する図である。本図(a)に示すようなエンジン回転
数NEの変動に対して、エンジン回転数変化ΔNEによ
り基本空気量からの増量値を決定し、エンジン回転数N
の変動を抑制する即時制御がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記即
時制御では、エンジン回転数変化ΔNEが大→小→大→
と変化した場合、基本空気量の増量値も大→小→大→と
変化する。応答性等によりエンジン回転数NEの変動を
助長するとの問題がある。また、これとは別に、本図
(b)に示すように、エンジン回転数変化ΔNEにより
基本空気量の増量値を決定し、減衰により基本空気量の
増量値を減衰させていく、減衰制御がある。この減衰制
御では、一度入った空気量の増量値がエンジン回転数の
変動がおさまった後でも残っているためエンジンが上昇
したままになるとの問題がある。したがって、本発明
は、上記問題点に鑑み、即時制御でのエンジン回転数の
変動を助長し、かつ減衰制御でのエンジン回転数の上昇
を防止できるエンジン回転数制御装置を提供することを
目的とする。
時制御では、エンジン回転数変化ΔNEが大→小→大→
と変化した場合、基本空気量の増量値も大→小→大→と
変化する。応答性等によりエンジン回転数NEの変動を
助長するとの問題がある。また、これとは別に、本図
(b)に示すように、エンジン回転数変化ΔNEにより
基本空気量の増量値を決定し、減衰により基本空気量の
増量値を減衰させていく、減衰制御がある。この減衰制
御では、一度入った空気量の増量値がエンジン回転数の
変動がおさまった後でも残っているためエンジンが上昇
したままになるとの問題がある。したがって、本発明
は、上記問題点に鑑み、即時制御でのエンジン回転数の
変動を助長し、かつ減衰制御でのエンジン回転数の上昇
を防止できるエンジン回転数制御装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有するエンジン回転数制御
装置を提供する。すなわち、アイドリング時にエンジン
回転数が変動した際に空気量を調整してエンジン回転数
を制御するエンジン回転数制御装置に、エンジン回転数
の変化量の大きさに応じて基本空気量からの増量値又は
減量値を決定する即時制御部と、エンジン回転数の変化
量が一定値を越えた場合に、基本空気量からの一定大き
さの増量値又は減量値を設定し、この増量値又は減量値
を時間と共に減衰させる減衰制御部とが設けられる。合
成部は、前記即時制御部により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部により得られた増量値又は減量値と
の大きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又
は減量値とする。
解決するために、次の構成を有するエンジン回転数制御
装置を提供する。すなわち、アイドリング時にエンジン
回転数が変動した際に空気量を調整してエンジン回転数
を制御するエンジン回転数制御装置に、エンジン回転数
の変化量の大きさに応じて基本空気量からの増量値又は
減量値を決定する即時制御部と、エンジン回転数の変化
量が一定値を越えた場合に、基本空気量からの一定大き
さの増量値又は減量値を設定し、この増量値又は減量値
を時間と共に減衰させる減衰制御部とが設けられる。合
成部は、前記即時制御部により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部により得られた増量値又は減量値と
の大きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又
は減量値とする。
【0006】また、合成部は、前記即時制御部により得
られた増量値又は減量値と前記減衰制御部により得られ
た増量値又は減量値とを加算して新たな増量値又は減量
値としてもよい。前記即時制御部の増量値又は減量値
は、エンジン回転数の所定以上の変化量に対して制限値
を設けてもよい。
られた増量値又は減量値と前記減衰制御部により得られ
た増量値又は減量値とを加算して新たな増量値又は減量
値としてもよい。前記即時制御部の増量値又は減量値
は、エンジン回転数の所定以上の変化量に対して制限値
を設けてもよい。
【0007】
【作用】本発明のエンジン回転数制御装置によれば、合
成部は、前記即時制御部により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部により得られた増量値又は減量値と
の大きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又
は減量値し、又は、前記即時制御部により得られた増量
値又は減量値と前記減衰制御部により得られた増量値又
は減量値とを加算して新たな増量値又は減量値とするこ
とにより、減衰制御部のみでは、エンジン回転数変動後
にも影響がでるため、基本空気量の増量値を大きくする
ことができない(大きなエンジン回転変動を抑制できな
い)が、即時制御部と組み合わせて、即時効果のみを大
きくすることで、エンジン回転数変動後の影響を抑える
ことができる。他方、即時制御部のみでは、基本空気量
の増量値が急変することにより、エンジン回転数変動を
助長し続けるが、減衰制御部と組み合わせて、即時効果
がなくなっても、減衰効果がのこるためエンジン回転数
変動を助長することがない。これらの効果によりエンジ
ン回転数変動に強いエンジン制御が可能になりエンジン
回転数を下げることで燃費が向上できる。
成部は、前記即時制御部により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部により得られた増量値又は減量値と
の大きさを比較して大きい方を選択して新たな増量値又
は減量値し、又は、前記即時制御部により得られた増量
値又は減量値と前記減衰制御部により得られた増量値又
は減量値とを加算して新たな増量値又は減量値とするこ
とにより、減衰制御部のみでは、エンジン回転数変動後
にも影響がでるため、基本空気量の増量値を大きくする
ことができない(大きなエンジン回転変動を抑制できな
い)が、即時制御部と組み合わせて、即時効果のみを大
きくすることで、エンジン回転数変動後の影響を抑える
ことができる。他方、即時制御部のみでは、基本空気量
の増量値が急変することにより、エンジン回転数変動を
助長し続けるが、減衰制御部と組み合わせて、即時効果
がなくなっても、減衰効果がのこるためエンジン回転数
変動を助長することがない。これらの効果によりエンジ
ン回転数変動に強いエンジン制御が可能になりエンジン
回転数を下げることで燃費が向上できる。
【0008】前記即時制御部の増量値又は減量値は、エ
ンジン回転数の所定以上の変化量に対して制限値を設け
ることにより、エンジン回転数の振動を抑制する。
ンジン回転数の所定以上の変化量に対して制限値を設け
ることにより、エンジン回転数の振動を抑制する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るエンジン回転数
制御装置におけるECU3の概略ブロックを示す図であ
る。アイドルスピード制御バルブ2を制御するECU3
には、本図に示すように、エンジン回転数NEを入力し
エンジン回転数NEが変動した場合にエンジン回転数変
化量ΔNEにより基本空気量からの増量値又は減量値を
決定する即時制御部31と、エンジン回転数NEを入力
しエンジン回転数変化量ΔNEに応じて基本空気量の増
量値を決定しエンジン回転数変化量ΔNEが小さくなっ
た場合基本空気量の増量値又は減量値を減衰させる減衰
制御部32と、即時制御部31及び減衰制御部32とを
組み合わせて基本空気量の増量値又は減量値を合成する
合成部33とが設けられる。
説明する。図1は本発明の実施例に係るエンジン回転数
制御装置におけるECU3の概略ブロックを示す図であ
る。アイドルスピード制御バルブ2を制御するECU3
には、本図に示すように、エンジン回転数NEを入力し
エンジン回転数NEが変動した場合にエンジン回転数変
化量ΔNEにより基本空気量からの増量値又は減量値を
決定する即時制御部31と、エンジン回転数NEを入力
しエンジン回転数変化量ΔNEに応じて基本空気量の増
量値を決定しエンジン回転数変化量ΔNEが小さくなっ
た場合基本空気量の増量値又は減量値を減衰させる減衰
制御部32と、即時制御部31及び減衰制御部32とを
組み合わせて基本空気量の増量値又は減量値を合成する
合成部33とが設けられる。
【0010】この合成部33では、即時制御部31によ
り得た基本空気量の増量値又は減量値と減衰制御部32
により得た基本空気量の増量値又は減量値を別々に求
め、どちらか大きい方を基本空気量の増量値又は減量値
として採用してもよい。また、この合成部33では、即
時制御部31により得た基本空気量の増量値又は減量値
と減衰制御部32により得た基本空気量の増量値又は減
量値を加算して求め、基本空気量の増量値又は減量値と
して採用してもよい。以下詳細に説明する。
り得た基本空気量の増量値又は減量値と減衰制御部32
により得た基本空気量の増量値又は減量値を別々に求
め、どちらか大きい方を基本空気量の増量値又は減量値
として採用してもよい。また、この合成部33では、即
時制御部31により得た基本空気量の増量値又は減量値
と減衰制御部32により得た基本空気量の増量値又は減
量値を加算して求め、基本空気量の増量値又は減量値と
して採用してもよい。以下詳細に説明する。
【0011】図2はECU3の動作を説明するフローチ
ャートであり、図3は図2の動作を補足する図である。
ステップS1において、エンジン回転変化量ΔNEが、
以下のように、所定値N1(図3(a)参照)を越える
か否かを判断する。 ΔNE>N1 この判断が「YES」ならステップS2に進み、「N
O」ならステップS3に進む。ここに、 ΔNE=前回NE−今回NE である。
ャートであり、図3は図2の動作を補足する図である。
ステップS1において、エンジン回転変化量ΔNEが、
以下のように、所定値N1(図3(a)参照)を越える
か否かを判断する。 ΔNE>N1 この判断が「YES」ならステップS2に進み、「N
O」ならステップS3に進む。ここに、 ΔNE=前回NE−今回NE である。
【0012】ステップS2において、エンジン回転変化
量が所定値を越える場合には、減衰していくアイドルス
ピード制御バルブ2の開度の基本空気量の増量値DDN
の初期値をD1とする。ステップS3において、エンジ
ン回転変化量が所定値未満の場合には、アイドルスピー
ド制御バルブ2の開度の基本空気量の増量値DDNを、
以下のように、減衰させる。
量が所定値を越える場合には、減衰していくアイドルス
ピード制御バルブ2の開度の基本空気量の増量値DDN
の初期値をD1とする。ステップS3において、エンジ
ン回転変化量が所定値未満の場合には、アイドルスピー
ド制御バルブ2の開度の基本空気量の増量値DDNを、
以下のように、減衰させる。
【0013】DDN=DDN−ΔDDN(≧0) 以上のステップS1〜S3までは、減衰制御部32の動
作である。ステップS4において、エンジン回転変化量
ΔNEより求められるアイドルスピード制御バルブ2の
開度の基本空気量の増量値DDLNを、以下のように、
決定する(図3(b)参照)。
作である。ステップS4において、エンジン回転変化量
ΔNEより求められるアイドルスピード制御バルブ2の
開度の基本空気量の増量値DDLNを、以下のように、
決定する(図3(b)参照)。
【0014】図4は即時制御部31による基本空気量の
増量値DDLNを説明する図である。本図に示すよう
に、基本空気量の増量値DDLNはエンジン回転変化量
ΔNEと共に増加するが、ΔNEが所定値以上になる
と、基本空気量の増量値DDLNは一定値となる。エン
ジン回転数の振動を抑制するためである。これは即時制
御部31の動作である。
増量値DDLNを説明する図である。本図に示すよう
に、基本空気量の増量値DDLNはエンジン回転変化量
ΔNEと共に増加するが、ΔNEが所定値以上になる
と、基本空気量の増量値DDLNは一定値となる。エン
ジン回転数の振動を抑制するためである。これは即時制
御部31の動作である。
【0015】ステップS5において、基本空気量の増量
値DDN、DDLNの大きさを比較して、どちらか大き
い値を選択して、これを新たな増量値DDとする。ステ
ップS6において、アイドルスピード制御バルブ2の開
度DUTYを、次のように、求める(図3(c)参
照)。 DUTY=DUTYB+DD ここに、DUTYBは基本空気量を得るためのアイドル
スピード制御バルブ2の基準開度である。
値DDN、DDLNの大きさを比較して、どちらか大き
い値を選択して、これを新たな増量値DDとする。ステ
ップS6において、アイドルスピード制御バルブ2の開
度DUTYを、次のように、求める(図3(c)参
照)。 DUTY=DUTYB+DD ここに、DUTYBは基本空気量を得るためのアイドル
スピード制御バルブ2の基準開度である。
【0016】したがって、減衰制御部32のみでは、エ
ンジン回転数変動後にも影響がでるため、基本空気量の
増量値を大きくすることができない(大きなエンジン回
転変動を抑制できない)が、即時制御部31と組み合わ
せて、即時効果のみを大きくすることで、エンジン回転
数変動後の影響を抑えることができる。他方、即時制御
部31のみでは、基本空気量の増量値が急変することに
より、エンジン回転数変動を助長し続けるが、減衰制御
部32と組み合わせて、即時効果がなくなっても、減衰
効果がのこるためエンジン回転数変動を助長することが
ない。これらの効果によりエンジン回転数変動に強いエ
ンジン制御が可能になりエンジン回転数を下げることで
燃費が向上できる。
ンジン回転数変動後にも影響がでるため、基本空気量の
増量値を大きくすることができない(大きなエンジン回
転変動を抑制できない)が、即時制御部31と組み合わ
せて、即時効果のみを大きくすることで、エンジン回転
数変動後の影響を抑えることができる。他方、即時制御
部31のみでは、基本空気量の増量値が急変することに
より、エンジン回転数変動を助長し続けるが、減衰制御
部32と組み合わせて、即時効果がなくなっても、減衰
効果がのこるためエンジン回転数変動を助長することが
ない。これらの効果によりエンジン回転数変動に強いエ
ンジン制御が可能になりエンジン回転数を下げることで
燃費が向上できる。
【0017】図5はECU3の別の動作を補足する図で
ある。図2のステップS5において、ECU3の別の動
作として、基本空気量の増量値DDNとDDLNを加算
して、新たな基本空気量の増量値DDとして求めてもよ
い(図5参照)。これにより、上記と同様の作用効果を
得ることができる。
ある。図2のステップS5において、ECU3の別の動
作として、基本空気量の増量値DDNとDDLNを加算
して、新たな基本空気量の増量値DDとして求めてもよ
い(図5参照)。これにより、上記と同様の作用効果を
得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、即
時制御部により得られた増量値又は減量値と減衰制御部
により得られた増量値又は減量値との大きさを比較して
大きい方を選択して新たな増量値又は減量値し、又は、
即時制御部により得られた増量値又は減量値と減衰制御
部により得られた増量値又は減量値とを加算して新たな
増量値又は減量値とするので、減衰制御部のみでは、エ
ンジン回転数変動後にも影響がでるため、基本空気量の
増量値を大きくすることができないが、即時制御部と組
み合わせて、即時効果のみを大きくすることで、エンジ
ン回転数変動後の影響を抑えることができる。他方、即
時制御部のみでは、基本空気量の増量値が急変すること
により、エンジン回転数変動を助長し続けるが、減衰制
御部と組み合わせて、即時効果がなくなっても、減衰効
果がのこるためエンジン回転数変動を助長することがな
い。これらの効果によりエンジン回転数変動に強いエン
ジン制御が可能になりエンジン回転数を下げることで燃
費が向上できる。
時制御部により得られた増量値又は減量値と減衰制御部
により得られた増量値又は減量値との大きさを比較して
大きい方を選択して新たな増量値又は減量値し、又は、
即時制御部により得られた増量値又は減量値と減衰制御
部により得られた増量値又は減量値とを加算して新たな
増量値又は減量値とするので、減衰制御部のみでは、エ
ンジン回転数変動後にも影響がでるため、基本空気量の
増量値を大きくすることができないが、即時制御部と組
み合わせて、即時効果のみを大きくすることで、エンジ
ン回転数変動後の影響を抑えることができる。他方、即
時制御部のみでは、基本空気量の増量値が急変すること
により、エンジン回転数変動を助長し続けるが、減衰制
御部と組み合わせて、即時効果がなくなっても、減衰効
果がのこるためエンジン回転数変動を助長することがな
い。これらの効果によりエンジン回転数変動に強いエン
ジン制御が可能になりエンジン回転数を下げることで燃
費が向上できる。
【図1】本発明の実施例に係るエンジン回転数制御装置
におけるECU3の概略ブロックを示す図である。
におけるECU3の概略ブロックを示す図である。
【図2】ECU3の動作を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図3】図2の動作を補足する図である。
【図4】即時制御部31による基本空気量の増量値DD
LNを説明する図である。
LNを説明する図である。
【図5】ECU3の別の動作を補足する図である。
【図6】従来のエンジン回転数制御装置を説明する図で
ある。
ある。
【図7】図6のECU3によりアイドルスピード制御バ
ルブ2を介してシリンダへの空気量制御を説明する図で
ある。
ルブ2を介してシリンダへの空気量制御を説明する図で
ある。
31…即時制御部 32…減衰制御部 33…合成部
Claims (3)
- 【請求項1】 アイドリング時にエンジン回転数が変動
した際に空気量を調整してエンジン回転数を制御するエ
ンジン回転数制御装置において、 エンジン回転数の変化量の大きさに応じて基本空気量か
らの増量値又は減量値を決定する即時制御部(31)
と、 エンジン回転数の変化量が一定値を越えた場合に、基本
空気量からの一定大きさの増量値又は減量値を設定し、
この増量値又は減量値を時間と共に減衰させる減衰制御
部(32)と、 前記即時制御部(31)により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部(32)により得られた増量値又は
減量値との大きさを比較して大きい方を選択して新たな
増量値又は減量値とする合成部(33)とを備えること
を特徴とするエンジン回転数制御装置。 - 【請求項2】 アイドリング時にエンジン回転数が変動
した際に空気量を調整してエンジン回転数を制御するエ
ンジン回転数制御装置において、 エンジン回転数の変化量の大きさに応じて基本空気量か
らの増量値又は減量値を決定する即時制御部(31)
と、 エンジン回転数の変化量が一定値を越えた場合に、基本
空気量からの一定大きさの増量値又は減量値を設定し、
この増量値又は減量値を時間と共に減衰させる減衰制御
部(32)と、 前記即時制御部(31)により得られた増量値又は減量
値と前記減衰制御部(32)により得られた増量値又は
減量値とを加算して新たな増量値又は減量値とする合成
部(33)とを備えることを特徴とするエンジン回転数
制御装置。 - 【請求項3】 前記即時制御部(31)の増量値又は減
量値は、エンジン回転数の所定以上の変化量に対して制
限値を設けることを特徴とする、請求項1又は2に記載
のエンジン回転数制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15143795A JPH094495A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | エンジン回転数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15143795A JPH094495A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | エンジン回転数制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094495A true JPH094495A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15518597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15143795A Withdrawn JPH094495A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | エンジン回転数制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094495A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101246482B1 (ko) * | 2011-06-24 | 2013-03-25 | 주식회사 현대케피코 | 실화 발생 시 촉매 보호 방법 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP15143795A patent/JPH094495A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101246482B1 (ko) * | 2011-06-24 | 2013-03-25 | 주식회사 현대케피코 | 실화 발생 시 촉매 보호 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0246780B2 (ja) | ||
JP2004504541A (ja) | 駆動ユニットの制御方法および装置 | |
EP1600616A2 (en) | Idle rotation control of an internal combustion engine | |
GB2386206A (en) | A system for and a method of controlling idle speed of an internal combustion engine | |
KR20010105261A (ko) | 차량의 구동 유닛을 제어하기 위한 방법 및 장치 | |
KR100749193B1 (ko) | 차량의 구동 유닛 제어를 위한 장치 및 방법 | |
JP2001322456A (ja) | 自動変速機付きエンジンの制御装置 | |
US6915202B2 (en) | Method and arrangement for controlling the drive unit of a vehicle | |
US6855092B2 (en) | Throttle control method and method of selecting powertrain objectives | |
JPH094495A (ja) | エンジン回転数制御装置 | |
JP3454031B2 (ja) | ハイブリッド車用制御装置 | |
JP3772352B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JPH0534497B2 (ja) | ||
JP2832301B2 (ja) | エンジンのアイドリング回転数制御装置 | |
JPH04303152A (ja) | 自動車のエンジンのアイドル回転数を制御する装置 | |
JP2004257442A (ja) | 車両の制御装置 | |
KR100190873B1 (ko) | 아이들 스피드 액추에이터 제어 방법 | |
JP3307015B2 (ja) | リーンバーンエンジンと無段変速機の総合制御装置 | |
KR100328178B1 (ko) | 엔진제어장치 | |
KR0166617B1 (ko) | 자동차의 공전시 엔진으로 유입되는 공기량 제어 방법 | |
JPH0759906B2 (ja) | 減速時の熱機関の空気流量の制御装置 | |
JP2855714B2 (ja) | アイドル回転変動制御マップの作成方法 | |
JP2004506118A (ja) | 駆動ユニットの運転変数の制御方法および装置 | |
JP2780200B2 (ja) | 内燃機関のアイドル回転数制御装置 | |
US6832975B2 (en) | Method for controlling an internal combustion engine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |