JPH0944449A - データ転送制御方法、データ転送制御システムおよび周辺機器 - Google Patents

データ転送制御方法、データ転送制御システムおよび周辺機器

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JPH0944449A
JPH0944449A JP7189455A JP18945595A JPH0944449A JP H0944449 A JPH0944449 A JP H0944449A JP 7189455 A JP7189455 A JP 7189455A JP 18945595 A JP18945595 A JP 18945595A JP H0944449 A JPH0944449 A JP H0944449A
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nack
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JP7189455A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Okutsu
俊久 奥津
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータとそれに接続される周辺機器と
で、ハンドシェークを用いてデータ転送を行うデータ転
送手段において、最適化されたハンドシェークの応答が
できるようにする。 【解決手段】 タイミング調整モードを設け、そのモー
ドで、データ転送を行い、データ伝送されたデータが受
信されたことを示す応答信号が認識できる最小時間幅を
計測し(nACKパルス幅レジスタ27)、その最小時
間幅を応答信号の応答タイミングとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御方
法、データ転送制御システムおよび周辺機器に関し、ホ
スト・コンピュータとプリンタ間のデータ転送を高速に
行なうべく、通信制御タイミングであるnACKパルス
の時間幅を調整するものである。
【0002】
【従来の技術】セントロニクス・インターフェースで接
続されたホスト・コンピュータとプリンタのデータ転送
は、nStrobe信号(ホストが出力)とnACKパ
ルス信(プリンタが出力)のハンドシェークで行なう。
nACKパルス信号はプリンタがデータを受信した事を
意味し、nACKパルス信号を検出したホスト・コンピ
ュータは次のデータ転送準備を開始するので、nACK
パルス信号を出力するタイミングがデータ転送速度を左
右する。
【0003】従来、プリンタが出力するnACKパルス
の時間幅は固定であるか、もしくは、数段階に可変でき
るぐらいであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。
【0005】プリンタ、ホスト・コンピュータ間のデー
タ転送を高速に行うには、ホスト・コンピュータが出力
するnSTROBE信号に対するプリンタが出力するn
ACKパルス応答時間を短くすればよい。
【0006】但し、プリンタに接続されるホスト・コン
ピュータのセントロニクス・インターフェースの性能は
多様であり、プリンタが短い時間幅のnACKパルスを
出力しても、nACKパルスが認識されない可能性があ
る。
【0007】プリンタが出力するnACKパルスのパル
ス時間幅が固定である場合、低性能のセントロニクス・
インターフェースを備えたホスト・コンピュータに合わ
せて、長い時間幅のnACKパルスを出力する必要があ
るため、高速転送可能なホスト・コンピュータに接続し
た場合にもデータ転送速度は遅いままである。
【0008】また、プリンタのnACKパルス時間幅が
数段階(例えば高速/低速の2段階)に可変な場合で
も、nACKパルス時間幅をプリンタに接続される多種
多様なホスト・コンピュータに合わせて最適化すること
は不可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンピュータと、それに接続される周辺機器とで、ハン
ドシェークを用いてデータ転送を行うデータ転送制御方
法において、コンピュータと周辺機器とがタイミング調
整モードに入り、前記モードで、データ転送を行い、デ
ータ転送されたデータが受信されたことを示す応答信号
が認識できる最小時間幅を計測し、前記最小時間幅を応
答信号の応答タイミングとすることを特徴とするデータ
転送制御方法である。
【0010】請求項2記載の発明は、前記データ転送が
セントロニクス・インターフェースを用いて行われるこ
とを特徴とする請求項1記載のデータ転送制御方法であ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、前記転送されるデ
ータが画像情報であり、前記周辺機器が、像形成装置で
あることを特徴とする請求項1または2記載のデータ転
送制御方法である。
【0012】請求項4記載の発明は、前記計測が、像形
成装置で行われることを特徴とする請求項3に記載のデ
ータ転送制御方法。
【0013】請求項5記載の発明は、コンピュータと、
それに接続される周辺機器とで、ハンドシェークを用い
てデータ転送を行うデータ転送制御システムにおいて、
コンピュータと周辺機器とがタイミング調整モードに入
り、前記モードで、データ転送を行い、データ転送され
たデータが受信されたことを示す応答信号が認識できる
最小時間幅を計測し、前記最小時間幅を応答信号の応答
タイミングとすることを特徴とするデータ転送制御シス
テムである。
【0014】請求項6記載の発明は、前記データ転送が
セントロニクス・インターフェースを用いて行われるこ
とを特徴とする請求項5記載のデータ転送制御システム
である。
【0015】請求項7記載の発明は、前記転送されるデ
ータが画像情報であり、前記周辺機器が、像形成装置で
あることを特徴とする請求項5または6記載のデータ転
送制御システムである。
【0016】請求項8記載の発明は、前記計測が、像形
成装置で行われることを特徴とする請求項7に記載のデ
ータ転送制御システムである。
【0017】請求項9記載の発明は、コンピュータと、
それに接続される周辺機器とで、ハンドシェークを用い
てデータ転送を行うデータ転送制御システムにおける周
辺機器において、コンピュータからの信号によりタイミ
ング調整モードに入る手段と、前記モードで、データ転
送を行い、データ転送されたデータが受信されたことを
示す応答信号が認識できる最小時間幅を計測する手段
と、前記最小時間幅を応答信号の応答タイミングとする
手段とを有することを特徴とする周辺機器である。
【0018】請求項10記載の発明は、前記データ転送
がセントロニクス・インターフェースを用いて行われる
ことを特徴とする請求項9記載の周辺機器である。
【0019】請求項11記載の発明は、前記転送される
データが画像情報であり、前記周辺機器が、像形成装置
であることを特徴とする請求項9または10記載の周辺
機器である。
【0020】以上の構成により、ホスト・コンピュータ
と周辺機器との間におけるデータ転送が、最適に調整さ
れ、高速に行われるようになる。
【0021】特に、セントロニクス・インターフェース
で接続された像形成装置(プリンタ)においては、タイ
ミング調整モードにおいて、コンピュータからデータ転
送をうけて通信制御タイミング値を変化させ、接続され
たホストコンピュータに最適化された時間幅の応答信号
(nACK)を出力し、ユーザーが直接転送制御タイミ
ングを操作することなく、高速なデータ転送を可能とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施例の
像形成システムを図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は本実施例の像形成装置、像形成シス
テムおよびその通信制御方法を備えたインターフェース
の構成例を示すブロック図である。
【0024】同図において、10はホスト・コンピュー
タ、20はプリンタ、30はセントロニクス・インター
フェース・ケーブルである。
【0025】ホスト・コンピュータ10は、オペレーテ
ィングシステム(OS)やアプリケーション・ソフトウ
エア(AP)等を備え、プリント・データやプリント・
コマンド等をセントロニクス・インターフェースを介し
てプリンタに転送し、画像データの展開・印刷を行なわ
せる。
【0026】一方、プリンタ20は、ホスト・コンピュ
ータ10から送られてきたプリント・データやプリント
・コマンド等を画像データに展開し、記録紙上に永久可
視像を形成して出力する能力を持つ。なお、プリントデ
ータとは、文字コード、制御コードから構成され、例え
ばPDL(頁記述言語)や、PJL(プリントジョブ言
語)データである。
【0027】なお、プリンタ20は、カラーの永久可視
像を形成して出力する能力を持つものであってももちろ
んかまわない。
【0028】図2は本実施例のホスト・コンピュータ1
0の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0029】ホスト・コンピュータ10は、オペレーテ
ィング・システムやアプリケーション・ソフトウエア、
デバイス・ドライバ等を内蔵するメモリを備え、それら
のソフトウエアによってプリント・データやプリント・
コマンドをプリンタへ送って画像データの展開・印刷を
行なわせる。なお、デバイス・ドライバとしてプリンタ
20に適合するプリンタ・ドライバ12がある。プリン
タ・ドライバ12は通信制御タイミング調整中を示す通
信制御タイミング調整フラグ13と、プリンタ20が出
力するnACK信号パルスを待機する最大時間を保持す
る“応答待ち最大時間レジスタ”14を備える。また、
プリンタ20へデータ転送を行なうセントロニクス・イ
ンターフェース11を備える。
【0030】図3は本実施例のプリンタ20の詳細な構
成例を示すブロック図である。
【0031】プリンタ20は、ROM,RAM(共に不
図示)等を含むマイクロプロセッサ・システムで構成さ
れ、以下に説明する各ブロックはバス29で接続され
る。セントロニクス・インターフェースケーブル30を
通してホスト・コンピュータ10との間で信号を送受す
るセントロニクス・インターフェース21、プリンタ2
0全体を制御する制御部22、ホスト・コンピュータか
ら送られたプリントデータやプリントコマンドを解析す
るコマンド解析部23、記録紙等に永久可視像形成する
プリンタエンジン24、画像データをビットマップに展
開する展開メモリ25、通信制御タイミング調整中を示
す通信制御タイミング調整フラグ26、ホスト・コンピ
ュータへ出力するnACKパルス信号の時間幅情報を保
持する“nACKパルス幅レジスタ”27、信号を出力
するタイミングを管理するための時刻情報を提供するタ
イマ部28、バス29を備える。
【0032】図4は一般的なセントロニクス・インター
フェースを用いたデータ転送のタイミングチャートを示
す図である。
【0033】DATA信号は、ホスト・コンピュータが
出力し、プリンタに転送するデータ自身である。DAT
A信号は8ビットのバスで構成される。nSTROBE
信号は、ホスト・コンピュータが出力し、LO(0)で
プリンタに対してデータを出力したことを意味する。B
USY信号はプリンタが出力し、HI(1)で新たにデ
ータを受け付けられないことを意味する。nACK信号
はプリンタが出力し、LO(0)でデータを受信した事
を意味する。
【0034】さて、図4において、時刻t1でホスト・
コンピュータはプリンタに転送するデータをDATA信
号に出力する。時刻t2でホスト・コンピュータはnS
TROBE信号出力をHI(1)からLO(0)にし
て、データが出力されたことをプリンタに知らせる。
【0035】時刻t3でプリンタはBUSY信号出力を
LO(0)からHI(1)にして、新たなデータを受け
取らないようにする。時刻t4でホスト・コンピュータ
はnSTROBE信号出力をLO(0)からHI(1)
にする。
【0036】時刻t5でプリンタはnACK信号出力を
HI(1)からLO(0)にし、データを受信したこと
をホスト・コンピュータに通知する。時刻t6でプリン
タはBUSY信号出力をHI(1)からLO(0)にす
る。
【0037】時刻t7でプリンタはnACK信号出力を
LO(0)からHI(1)にして、データを受け取った
ことを知らせる。以上で、8ビット(1バイト)のデー
タ転送を終了する。
【0038】時刻t2から時刻t5までの時間をaet
imとし、 時刻t5から時刻t6までの時間をapw
とする。
【0039】図5は、本実施例の処理手順の一例を示す
フローチャートで、ホスト・コンピュータがプリンタに
通信制御タイミング調整コマンドを発行し、同コマンド
を受信したプリンタは出力するnACK信号パルス時間
幅を変化させ、ホストコンピュータが認識できる最短時
間幅のnACK信号パルスを出力するように調整するま
でを示す。
【0040】ここで使用する通信制御タイミング調整コ
マンドは、コマンドを識別するためのコマンド番号で構
成されている。また、セントロニクス・インターフェー
スにおけるデータ転送のタイミングは、図4に示すもの
を前提としている。
【0041】さて、この通信制御タイミング調整コマン
ドを用いて、ホスト・コンピュータが出力するnSTR
OBE信号の立ち下がり(HI→LO)をプリンタが検
出後、応答として出力するnACKパルス信号のパルス
時間幅を最短からデータ転送毎に長くする。そして、ホ
スト・コンピュータがnACKパルスを認識した最短時
間幅をデータ転送時のnACKパルス時間幅とする。
【0042】なお、この処理は、ホスト・コンピュータ
では内蔵するオペレーティングシステム、アプリケーシ
ョン、プリンタ・ドライバのプログラムに従って処理さ
れる。プリンタでは、内蔵するメモリに格納されたプロ
グラムに従って、制御部22が実行するものである。
【0043】図5において、ステップS1およびステッ
プS4は、プリンタ20とホスト・コンピュータ10の
初期化処理である。電源がオンされると、プリンタ20
は、ホスト・コンピュータから転送されるプリント・デ
ータやプリント・コマンドを受信可能な状態にする。ホ
スト・コンピュータでは通常の初期化処理が行われる。
【0044】ステップS2で、ホスト・コンピュータ1
0は、通信制御タイミング調整コマンドを発行する。プ
リンタ20は、ステップS2でホスト・コンピュータ1
0が発行した通信制御タイミング調整コマンドを、ステ
ップS5でセントロニクス・インターフェース21を介
して受信する。そして、コマンド解析部23で解析し、
通信制御タイミング調整コマンドと認識して、ステップ
S6に進む。ステップS3およびステップS6で、ホス
ト・コンピュータ10とプリンタ20で通信制御タイミ
ング調整処理を行ない、処理を終了する。
【0045】通信制御タイミング調整処理はホスト・コ
ンピュータの処理は図6で、プリンタでの処理は図7で
後述する。
【0046】図6は、図5における通信制御タイミング
調整処理のホスト・コンピュータで行なう処理の一例を
示すフローチャートである。
【0047】通信制御タイミング調整処理のホスト・コ
ンピュータで行なう処理の概略は、次の通りである。プ
リンタへFFh(hは16進数を示す、以下同じ)をデ
ータ転送する。そして、プリンタがデータを受信した応
答であるnACK信号パルスを、応答待ち最大時間レジ
スタ14に格納されるHTMAX時間待つ。その間に、
nACKパルスを検知できなかった場合、再度FFhを
プリンタへデータ転送し、nACKパルスを検知するま
で繰り返す。nACKパルスを検出したならば55hを
プリンタにデータ転送し、処理を終了する。
【0048】図6を用いて、ホスト・コンピュータにお
ける通信制御タイミング調整処理の、詳細を説明する。
ステップS10で、プリンタドライバ12の通信制御タ
イミング調整フラグ13を1にセットする。通信制御タ
イミング調整フラグ13が1にセットされると、プリン
タドライバ12は、オペレーティングシステムやアプリ
ケーションソフトウエアからのプリントデータ転送要求
を受け付けず、通信制御タイミング調整処理を行なう。
【0049】さて、ステップS11で、時刻を示す変数
htimを0にクリアする。htimはオペレーティン
グシステムが管理するタイマー変数であり、一定時間毎
にカウントアップするものである。ステップS12で
は、オペレーティングシステムのタイマーをスタートす
る。一定時間毎に変数htimが1カウントアップされ
る。
【0050】ステップS13で、プリンタにFFhをデ
ータ転送する。ステップS14で、セントロニクス・イ
ンターフェース11のnACK信号の状態(HI又はL
O)を調べ、ステップS15に進む。ステップS15
で、ステップS14で調べたnACK信号がLO(0)
の場合は、ステップS18の処理へ進む。
【0051】ステップS15で、ステップS14で調べ
たnACK信号がLO(0)の場合はステップS16の
処理へ進む。ステップS16で、オペレーティングシス
テムが管理するタイマー変数htimをリードし、ステ
ップS17に進む。ステップS17で、ステップS16
でリードしたhtimがHTMAX以下の場合、ステッ
プS14の処理へ戻る。ステップS17で、ステップS
16でリードしたhtimがHTMAXより大きい場
合、応答待ち最大時間を超えたのでステップS11の処
理へ戻る。ここでHTMAXの値はプリンタドライバ1
2の応答待ち最大時間レジスタ14にあらかじめ設定さ
れているものとする。
【0052】次に、ステップS18で、55hをプリン
タへデータ転送しステップS19に進む。ここで、55
hをプリンタにデータ転送することは、通信制御タイミ
ング調整処理を終了通知を意味する。ステップS19
で、通信制御タイミング調整フラグを0にセットし、処
理を終了する。
【0053】図7は、図5における通信制御タイミング
調整処理のうちプリンタで行なう処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【0054】通信制御タイミング調整処理のプリンタで
行なう処理の概略は、次の通りである。プリンタ20の
制御部22は、セントロニクス・インターフェース21
のインターフェース信号を制御して、ホスト・コンピュ
ータからデータを受信する。プリンタが、55hのデー
タを受信するまで、データ転送を受ける毎にnACKパ
ルスを出力するタイミング(変数apwで示される時間
でnACKパルス幅レジスタ27に保持される)を遅く
して行く。そして、55hのデータ受信時の、apw時
間を、データ転送時の通信制御タイミングつまりnAC
Kパルス時間幅とする。
【0055】図7を用いて、プリンタにおける通信制御
タイミング調整処理の、詳細を説明する。ステップS2
0で、プリンタ20の通信制御タイミング調整フラグ2
6を1にセットする。通信制御タイミング調整フラグ2
6が1にセットされると、プリンタはホスト・コンピュ
ータから転送されたデータをプリントデータとは扱わ
ず、画像データに展開はせずに通信制御タイミング調整
処理を行なう。
【0056】さて、ステップS21で、ホスト応答時間
レジスタ27に保持されるnACKパルス時間幅apw
をnACKパルス出力最小時間AMINにセットし、ス
テップS22に進む。ここでAMINはプリンタ20の
セントロニクス・インターフェース21が出力するnA
CKパルスの最短パルス時間幅を示し、あらかじめ制御
部22に保持される値である。
【0057】ステップS22で、制御部22がセントロ
ニクス・インターフェース21のnSTROBE信号の
状態(HI又はL0)を調べ、ステップS23に進む。
ステップS23で、ステップS22で調べたnSTRO
BE信号がHI(1)の場合は、nSTROBE信号の
立ち下がりを検出していないので、ステップS22の処
理へ戻る。ステップS23で、ステップS22で調べた
nSTROBE信号がLO(0)の場合は、nSTRO
BE信号の立ち下がりを検出したので、ステップS24
の処理へ進む。
【0058】ステップS24で、制御部22がセントロ
ニクス・インターフェース21のデータバスのデータを
取り込み、ステップS25に進む。ステップS25で、
制御部22は、ステップS22におけるnSTROBE
信号のLO(0)を検知後、aetim時間後に、ap
w時間幅のnACK信号パルスを出力し、ステップS2
6へ進む。aetimは、nACKパルスを出力するタ
イミングを示す値で、あらかじめ制御部22に設定され
ているものである。
【0059】次に、ステップS26で、ステップS24
で取り込んだデータが55hの場合、ステップS27に
進み、ステップS27でプリンタ20の通信制御タイミ
ング調整フラグ26を0にセットし、処理を終了する。
また、ステップS26で、ステップS24で取り込んだ
データが55h以外の場合、ステップS28に進む。ス
テップS28で、apwを1加算しステップS22の処
理へ戻る。
【0060】以上説明したように、本実施例によれば、
ホスト・コンピュータやプリンタのオペレーターの操作
を必要とせずに、多種多様なホスト・コンピュータのセ
ントロニクスインターフェースにプリンタの通信制御の
タイミングを調整・最適化し、高速なデータ転送を行な
う事が可能となる。
【0061】[他の実施例]上記で説明した実施例にお
いて、プリンタはnSTROBE信号の立ち下がり検出
後aetim時間後にapw時間幅のnACKパルスを
出力していた。しかし、nSTROBEの立ち上がりを
基準としたaetim2時間後にnACKパルスを出力
する方法もある。
【0062】この実施例におけるnACKパルスを出力
するタイミングaetim2を、図8のタイミング・チ
ャートに示す。
【0063】図9は、図5の通信制御タイミング調整処
理のうち、aetim2時間後にnACKパルスを出力
する場合における、プリンタで行なう処理を示すフロー
チャートである。
【0064】この処理の概略は、プリンタ20の制御部
22において、セントロニクス・インターフェース21
のインターフェース信号を制御して、ホスト・コンピュ
ータからデータを受信する。プリンタは55hのデータ
を受信するまで、データ転送を受ける毎に出力するnA
CKパルスの時間幅(変数apwで示される時間でnA
CKパルス幅レジスタ27に保持する)を長くしてい
き、55hのデータ受信時の、apw時間をデータ転送
時の通信制御タイミングつまりnACKパルス時間幅と
している。
【0065】図9のフローチャートを用いて、詳細に説
明する。ステップS30で、プリンタ20の通信制御タ
イミング調整フラグ26を1にセットする。通信制御タ
イミング調整フラグ26が1にセットされると、プリン
タは、ホスト・コンピュータから転送されたデータをプ
リントデータとは扱わず、画像データに展開はせずに通
信制御タイミング処理を行なう。
【0066】さて、ステップS31で、nACKパルス
幅レジスタ27に保持するnACKパルスのパルス時間
幅apwをnACKパルス時間幅最小時間AMINにセ
ットし、ステップS32に進む。ここでAMINはプリ
ンタ20のセントロニクスインターフェース21が出力
するnACKパルスのパルス時間幅の最小時間を示し、
あらかじめ制御部22に保持される値である。
【0067】ステップS32で、制御部22がセントロ
ニクス・インターフェース21のnSTROBE信号の
状態(HI又はLO)を調べ、ステップS33に進む。
ステップS33で、ステップS32で調べたnSTRO
BE信号がHI(1)の場合は、nSTROBE信号の
立ち下がりを検出していないので、ステップS32の処
理へ戻る。ステップS33で、ステップS32で調べた
nSTROBE信号がLO(0)の場合は、nSTRO
BE信号の立ち下がりを検出したので、ステップS34
の処理へ進む。
【0068】ステップS34で、制御部22がセントロ
ニクスインターフェイス21のデータバスのデータを取
り込み、ステップS35に進む。ステップS35で、制
御部22がセントロニクスインターフェイス21のnS
TROBE信号の状態(HI又はLO)を調べる。ステ
ップS36で、ステップS35で調べたnSTROBE
信号がLO(0)の場合は、ステップS35の処理へ戻
る。ステップS36で、ステップS35で調べたnST
ROBE信号がHI(1)の場合は、nSTROBE信
号の立ち上がりを検知したので、ステップS37の処理
へ進む。
【0069】ステップS37で、制御部22はステップ
S35でnSTROBE信号のHI(1)を検知後、a
etim2時間後にapw時間幅のnACK信号パルス
を出力し、ステップS38へ進む。aetim2はnA
CKパルスを出力するタイミングを示す値で、あらかじ
め制御部22に設定されているものである。
【0070】ステップS38で、ステップS34で取り
込んだデータが55hの場合ステップS39に進み、ス
テップS39でプリンタ20の通信制御タイミング調整
フラグ26を0にセットし、処理を終了する。ステップ
S38で、ステップS34で取り込んだデータが55h
以外の場合ステップS3aに進み、ステップS3aで、
apwを1加算する。ステップS32へ戻る。
【0071】なお、上記の説明では、ホスト・コンピュ
ータからプリンタへのデータ転送の場合で説明した。そ
のため、nACK信号がプリンタから出力されている。
【0072】しかし、本発明は、プリンタ以外の周辺機
器との接続に用いることができる。その場合は、逆の転
送、周辺機器からホスト・コンピュータへの転送も考え
られる。その場合は、上記の説明において、処理を逆に
して、この場合にも本発明を適用する様にすることは、
この分野の通常の知識を有する者ならば、容易に実施で
きる。
【0073】
【発明の効果】以上、本発明によれば、セントロニクス
・インターフェースで接続されたプリンタは、通信制御
タイミング調整フラグがセットされている場合、ホスト
コンピュータからデータ転送を受ける度に通信制御タイ
ミング値を変化させて、接続されたホスト・コンピュー
タに最適化された時間幅のnACKパルスを出力し、ユ
ーザーが直接通信制御タイミングを操作することなく、
高速なデータ転送を可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の像形成システムの構成例を
示すブロック図である。
【図2】本実施例のホスト・コンピュータ10の詳細な
構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施例のプリンタ20の詳細な構成例を示す
ブロック図である。
【図4】一般的なセントロニクス・インターフェースの
データ転送時のタイミングチャートである。
【図5】本実施例の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図6】図5の通信制御タイミング調整処理のうち、ホ
ストで行なう処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】図5の通信制御タイミング調整処理のうちプリ
ンタで行なう処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】他の実施例におけるセントロニクス・インター
フェースのデータ転送時のタイミングチャートである。
【図9】他の実施例における通信制御タイミング調整処
理のうち、プリンタで行なう処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 ホスト・コンピュータ 11 セントロニクス・インターフェース 12 プリンタドライバ 13 通信制御タイミング調整フラグ 14 応答待ち最大時間レジスタ 20 プリンタ 21 セントロニクス・インターフェース 22 制御部 23 コマンド解析部 24 プリンタエンジン 25 展開メモリ 26 通信制御タイミング調整フラグ 27 nACKパルス幅レジスタ 28 タイマ部 29 バス 30 セントロニクス・インターフェースケーブル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータと、それに接続される周辺
    機器とで、ハンドシェークを用いてデータ転送を行うデ
    ータ転送制御方法において、 コンピュータと周辺機器とがタイミング調整モードに入
    り、 前記モードで、データ転送を行い、データ転送されたデ
    ータが受信されたことを示す応答信号の認識できる最小
    時間幅を計測し、 前記最小時間幅を応答信号の応答タイミングとすること
    を特徴とするデータ転送制御方法。
  2. 【請求項2】 前記データ転送がセントロニクス・イン
    ターフェースを用いて行われることを特徴とする請求項
    1記載のデータ転送制御方法。
  3. 【請求項3】 前記転送されるデータが画像情報であ
    り、前記周辺機器が、像形成装置であることを特徴とす
    る請求項1または2記載のデータ転送制御方法。
  4. 【請求項4】 前記計測が、像形成装置で行われること
    を特徴とする請求項3に記載のデータ転送制御方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータと、それに接続される周辺
    機器とで、ハンドシェークを用いてデータ転送を行うデ
    ータ転送制御システムにおいて、 コンピュータと周辺機器とがタイミング調整モードに入
    り、 前記モードで、データ転送を行い、データ転送されたデ
    ータが受信されたことを示す応答信号の認識できる最小
    時間幅を計測し、 前記最小時間幅を応答信号の応答タイミングとすること
    を特徴とするデータ転送制御システム。
  6. 【請求項6】 前記データ転送がセントロニクス・イン
    ターフェースを用いて行われることを特徴とする請求項
    5記載のデータ転送制御システム。
  7. 【請求項7】 前記転送されるデータが画像情報であ
    り、前記周辺機器が、像形成装置であることを特徴とす
    る請求項5または6記載のデータ転送制御システム。
  8. 【請求項8】 前記計測が、像形成装置で行われること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ転送制御システ
    ム。
  9. 【請求項9】 コンピュータと、それに接続される周辺
    機器とで、ハンドシェークを用いてデータ転送を行うデ
    ータ転送制御システムにおける周辺機器において、 コンピュータからの信号によりタイミング調整モードに
    入る手段と、 前記モードで、データ転送を行い、データ転送されたデ
    ータが受信されたことを示す応答信号の認識できる最小
    時間幅を計測する手段と、 前記最小時間幅を応答信号の応答タイミングとする手段
    とを有することを特徴とする周辺機器。
  10. 【請求項10】 前記データ転送がセントロニクス・イ
    ンターフェースを用いて行われることを特徴とする請求
    項9記載の周辺機器。
  11. 【請求項11】 前記データ転送されるデータが画像情
    報であり、前記周辺機器が、像形成装置であることを特
    徴とする請求項9または10記載の周辺機器。
JP7189455A 1995-07-25 1995-07-25 データ転送制御方法、データ転送制御システムおよび周辺機器 Pending JPH0944449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885468B2 (en) 1997-09-24 2005-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method capable of flexibly controlling response signal

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