JPH0944392A - ファイル管理装置 - Google Patents

ファイル管理装置

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JPH0944392A
JPH0944392A JP7191340A JP19134095A JPH0944392A JP H0944392 A JPH0944392 A JP H0944392A JP 7191340 A JP7191340 A JP 7191340A JP 19134095 A JP19134095 A JP 19134095A JP H0944392 A JPH0944392 A JP H0944392A
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JP
Japan
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file
server
external
file system
file management
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JP7191340A
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English (en)
Inventor
Sukeyuki Nunomiya
祐行 布宮
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるファイルシステム間でも、リファレン
ス機能を有効に使用できるようにしたファイル管理装置
を提供する。 【構成】 ファイル管理装置20と外部ファイル管理シ
ステムC60は異なるファイルシステムを有するサーバ
である。クライアントから外部ファイル管理システムC
60の管理するファイルのリファレンスを作成する要求
があったときは、リファレンス管理部25は外部ファイ
ルシステムアクセス制御部23、外部ファイルシステム
アクセス部C24cを介してファイルを呼び出し、リフ
ァレンスを作成してリファレンス格納部31に格納し、
同時にファイルシステムが異なるために必要な差分情報
を設定して、差分情報格納部32に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワーク上の複数の
ファイルを管理するファイル管理装置に関し、特に異な
るファイルシステムを管理するファイル管理装置に関す
る。本明細書では、特に断らない限り、ファイルという
用語を電子文書(ドキュメントの意味)等を含む広義の
意味で使用する。
【0002】
【従来の技術】ファイル管理装置では、ファイルを管理
するためにリファレンスを使用する。リファレンスは一
般的には対応するファイル(実体ファイル、又はソース
ファイル等ともいう)のファイル名、ファイルID、属
性値等からなる。
【0003】このようなファイル管理装置の例として、
特開平4−222036号公報に示すファイル情報管理
処理システムがある。この例では、実体ファイルの保存
先アドレスとリファレンスの識別子とを対応させたリン
クテーブルを設けておき、リファレンス作成後にファイ
ルを変更したときに、前記テーブルを参照し、識別子に
対応するリファレンスにフラグを立てて変更があったこ
とを表示する。すなわち、リンクテーブルはリファレン
スから実体ファイルをアクセスするときに使用される。
これによって、リファレンスの利用者はリファレンスを
参照したときにファイルが更新されていることを認識す
ることができる。
【0004】一方、ネットワークの規模増大に伴い、1
つのネットワークに複数のオペレーティング・システム
のサーバあるいはクライアントが接続されるようになっ
てきている。オペレーティング・システムが異なるファ
イルシステムは一般に異なり、ファイルシステムが異な
るとリファレンスの構成も異なる。すなわち、リファレ
ンスに設定される属性情報の数及び種類等が異なったも
のになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同一ファイル
システムであれば、ファイルが異なっても各リファレン
スで規定されている属性値をそのまま使用することがで
きるが、異なるファイルシステム間では、取り扱うこと
のできる属性値の数及び種類等を考慮して設定する必要
がある。
【0006】したがって、あるファイルシステムのリフ
ァレンスを他のファイルシステムで使用すると、属性値
が欠落したりする可能性が高い。これを解決するため
に、利用者毎に差分情報を設定して、ファイルシステム
間の差異を補完することも可能である(特開平6−30
1610号公報、特開平6−35914号公報)。しか
し、利用者の増加に伴い差分情報が増加し管理が困難に
なる。また、同じ利用者が異なるファイルシステムを利
用する場合にはさらに差分情報の種類が増加し、さらに
管理もより複雑になる。
【0007】また、リファレンスに対応するファイルが
他の利用者によって更新された場合に前記従来のファイ
ル管理処理システムでは、バージョン情報や更新日時な
どの比較が行われず、常にファイルを指すことになるた
め、作成された時のファイルにアクセスすることが難し
くなる。
【0008】さらに、常に更新されたかどうかリンクテ
ーブルを使用して確認する事が行われるため処理時間を
多く要する可能性がある。本発明は上記の点に鑑みなさ
れたものであり、異なるファイルシステム間でも、リフ
ァレンス機能を有効に使用できるようにしたファイル管
理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、外部のファイルシステム(40、60)に接続され
るファイル管理装置(20)では、リファレンス作成要
求を受け付ける受付手段(21)と、ファイルを格納す
るファイル格納手段(30)と、前記リファレンス作成
要求で指定するファイルが前記ファイル格納手段にある
か、前記外部のファイルシステムにあるか判断する判断
手段(22)と、前記判断手段で判断された外部のファ
イルシステムに対して当該ファイルからリファレンスの
作成に必要な情報を取得するアクセス手段と、前記リフ
ァレンス作成要求に応じて前記ファイル格納手段又は前
記アクセス手段から取得したリファレンスの作成に必要
な情報に基づいてリファレンスを作成すると共に、前記
外部のファイルシステムが内部のファイルシステムと異
なる場合には、当該リファレンスに関連付けて、前記内
部のファイルシステムとの差分情報を作成するリファレ
ンス管理手段(25)と、を有する。
【0010】
【作用】受付手段はクライアントからのリファレスンス
作成要求を受け付け、判断手段に送る。判断手段はリフ
ァレンス作成要求で指定するファイルがファイル格納手
段にあるか、外部のファイルにあるか判断する。判断手
段で外部のファイルシステムであると判断されたとき
に、アクセス手段は外部のファイルシステムに対してア
クセスして当該ファイルからリファレンスの作成に必要
な情報を取得する。リファレンス管理手段は、リファレ
ンス作成要求に応じてファイル格納手段又はアクセス手
段から取得したリファレンスの作成に必要な情報に基づ
いてリファレンスを作成すると共に、外部のファイルシ
ステムが内部のファイルシステムと異なる場合には、当
該リファレンスに関連付けて、内部のファイルシステム
との差分情報を作成する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明によるファイル管理装置の実施例
の構成を示すブロック図である。
【0012】本実施例のファイル管理装置20は、各種
処理要求を受け付ける処理要求受付部21と、ファイリ
ングの基本操作を行うファイリングモデル制御部22
と、分散環境上に存在する様々なネットワーク上のファ
イルシステムを利用可能にする外部ファイルシステムア
クセス制御部23と、複数の外部ファイル管理システム
B40、外部ファイル管理システムC60に対してそれ
ぞれのプロトコルでアクセスするよう個々に設けられた
外部ファイルシステムアクセス部24b,24cと、リ
ファレンス及び差分情報を作成するリファレンス管理部
25と、から構成されている。
【0013】また、ファイル管理装置20にはリファレ
ンス格納部31、差分情報格納部32、ファイル格納部
33を有するローカルなファイル格納装置30が接続さ
れている。また、このファイル管理装置20には、図示
はしないが、ネットワーク上にある電子文書作成装置お
よび文書入出力装置が接続されている。これらの装置と
しては、画像入出力装置(複写機、ファクシミリ装
置)、ワークステーション、パーソナルコンピュータや
各々にスキャナ装置が装備されているものなどが該当
し、紙の文書を画像入力したり、ファイルの登録/削除
/検索などの処理要求の発行や、蓄積されているファイ
ルをファイリングモデルを使っての分類表示をしたり、
該当するものを印刷装置に印字出力する処理要求を発行
することが可能である。
【0014】処理要求受付部21は図示されていないク
ライアントからのリファレンス作成要求を受け付ける。
なお、処理要求受付部21は、基本的に各種電子文書フ
ァイル作成装置からアクセスされるアクセスポイントで
あり、複数の処理要求に対応することを可能とする。従
来のネットワーク上に存在するファイルシステムや光フ
ァイリングシステムにアクセスする装置は、ワークステ
ーションやパーソナルコンピュータなどの電子文書を作
成する装置が中心である。これらの装置には、ファイル
管理装置20をアクセスするためのソフトウェアインタ
フェースを搭載して、処理要求を正規化するようにし、
これにより、紙文書や遠隔地からの紙文書(すなわち、
ファクシミリ装置による文書)や各種情報メディアを受
け付けることが可能となる。
【0015】ファイリングモデル制御部22は、処理要
求受付部21を経由してクライアントからのリファレン
ス作成要求を受ける。そして、どのファイル格納装置内
のファイルのリファレンスを作成するか判断し、その情
報を外部ファイルシステムアクセス制御部23に送る。
一方、リファレンス作成要求をリファレンス管理部25
に送る。
【0016】その他にファイリングモデル制御部22
は、ファイル管理装置20が提供する電子文書ファイル
管理の中心となる部分であり、ファイリング機能の概念
モデルを実現する部分である。ファイリングモデル制御
部22で管理されるファイリングモデルの構成要素(オ
ブジェクト)としては、ファイル、フォルダ、ドロワ、
キャビネットがある。ファイルは、それぞれが個別に内
容と内容に付随する属性とを有し、保管および検索の単
位となるものである。ファイルはキャビネットに保管さ
れ、そのキャビネットの中で、ドロワおよびフォルダを
用いて同時に複数の視点で分類される。また、ファイリ
ングモデル制御部22は、ファイリングの基本操作およ
びそれに伴う自動分類や任意分類あるいは属性検索など
の機能を有している。
【0017】そして、外部ファイルシステムアクセス制
御部23は、どのファイル格納装置内のファイルのリフ
ァレンスを作成するかの情報をファイリングモデル制御
部22から受け、該当するファイル格納装置にアクセス
する。例えば、ファイル管理装置20に接続されたロー
カルなファイル格納装置30内のファイル格納部33内
のファイルであれば、ファイル格納装置30にアクセス
する。また、外部ファイル管理システムB40が管理す
るファイル管理装置内のファイルに対応するリファレン
スを作成する場合は外部ファイルシステムアクセス部B
24bを経由して、外部ファイル管理システムB40に
結合された図示されていないファイル格納装置にアクセ
スする。さらに、外部ファイル管理システムC60が管
理するファイル管理装置内のファイルに対応するリファ
レンスを作成する場合は外部ファイルシステムアクセス
部C24cを経由して、外部ファイル管理システムC6
0に結合された図示されていないファイル格納装置にア
クセスする。
【0018】なお、外部ファイルシステムアクセス制御
部23は、外部ファイルシステムアクセス部B24b及
び,外部ファイルシステムアクセス部C24cを通じ
て、分散環境上に存在する様々なネットワーク上のファ
イルシステムを個別にアクセス可能であり、その様々な
ネットワークファイルシステムに存在するファイルの情
報を参照情報(リファレンスともいう)としてファイル
管理装置20に格納するために必要な情報を作成するた
めの情報のマッピング機能を有し、ユーザがその登録さ
れた参照情報を開こうとした場合に該当するネットワー
ク上のファイルシステムから実体ファイル(ソースファ
イル)を検索してユーザに提供する機能を有している。
この外部ファイルシステムアクセス制御部23から、該
当するネットワークファイルシステムをアクセスする場
合のユーザ認証は、ファイル管理装置20内に登録管理
されている。このように、外部ファイルシステムアクセ
ス制御部23によって分散環境上にばらばらに存在して
いたファイルを取り込んでその属性を内部の属性に置き
換えるか、または置き換えるための情報を管理して、外
部のファイルを内部のファイルに関連付けするようにし
ている。これにより、ファイリングモデル制御部22に
より、ばらばらに存在していたファイルと本装置が管理
しているファイルとを1つのシステム内で統一的に分類
したり管理したりすることが可能になる。
【0019】また、リファレンス管理部25はファイル
モデル制御部22を経由して、処理要求受付部から送ら
れてきたリファレンス作成要求にしたがって、外部ファ
イルシステムアクセス制御部23から呼び出されたファ
イルのリファレンスを作成して、リファレンス格納部3
1に格納する。そして、該当するファイルがファイル格
納装置30にある場合は、そのままリファレンスを作成
してリファレンス格納部31に格納すれば足りる。ま
た、ファイル管理装置20と同じファイルシステムを有
する外部ファイル管理システムB40が管理するファイ
ルのリファレンスを作成する場合も同様である。
【0020】しかし、外部ファイル管理システムC60
はファイル管理装置20とはファイルシステムが異なる
ので、そのまま外部ファイル管理システムC60の管理
するファイルからリファレンスを作成すると属性等が欠
落する可能性がある。したがって、そのような欠落を防
止するためにファイルシステムが異なることによる属性
の差異等を差分情報として作成し、差分情報格納部32
に格納する。リファレンス及び差分情報の詳細について
は後述する。
【0021】次に本発明のファイル管理装置を含むファ
イル管理システムの概要について説明する。図2は本発
明のファイル管理装置を含むファイル管理システムのブ
ロック図である。ファイル管理システムはネットワーク
1、文書管理システムの利用者がファイル操作などが行
えるクライアント10と、クライアント10からのアク
セスが行われファイルなどのデータを格納したりするこ
とが可能となる機能を備えたサーバA20と、サーバA
20と同じファイルシステムを有し、その機能も同じサ
ーバB40と、サーバA20とは異なるファイルシステ
ムを有し、その機能も異なるサーバC60が接続されて
いる。
【0022】なお、サーバA20は図1のファイル管理
装置20に、サーバB40が図1の外部ファイル管理シ
ステムB40に、サーバC60が図1の外部管理システ
ムC60に対応する。
【0023】そして、それぞれにサーバA20にはロー
カルなファイル格納装置30が、サーバB40にはファ
イル格納装置50が、サーバ60にはファイル格納装置
70が接続されている。
【0024】なお、クライアント10からはサーバA2
0には直接アクセスできるが、サーバB40及びサーバ
C60には直接アクセスすることができない。次に各サ
ーバが管理するファイル格納装置内のリファレンスを作
成する場合の手順について説明する。
【0025】まず最初に図2を参照してリファレンス作
成の概要について説明する。クライアント10からのリ
ファレンス作成要求にしたがって、サーバA20はロー
カルなファイル格納装置30内のファイル31fのリフ
ァレンス31rを作成する。このとき、属性情報もリフ
ァレンス31rに設定される。
【0026】次に、クライアント10はサーバA20に
対して、ファイル格納装置50内のファイル51fのリ
ファレンスを作成するめたのリファレンス作成要求を送
る。ここで、サーバB40はサーバA20と同じファイ
ルシステムであり、その機能も同じである。したがっ
て、サーバA20は、ファイル31fからリファレンス
31rを作成したときと同様に、ファイル格納装置50
内のファイル51fをサーバB40経由で呼び出し、フ
ァイル格納装置30内に、リファレンス51rを作成す
る。
【0027】さらに、クライアント10はサーバC60
が管理するファイル格納装置70内のファイル71fの
リファレンス作成要求をサーバA20に送る。ここで、
サーバC60のファイルシステムはサーバA20、サー
バB40と異なるためにそのままリファレンスを作成す
ると属性情報の一部が欠落する場合がある。すなわち、
サーバA20のファイルシステムでは属性情報は9であ
り、サーバC60のファイルシステムでは属性情報は1
1であるとすると、属性情報の2つが欠落する場合があ
る。そこで、サーバA20はファイル71fをサーバC
60経由で呼び出し、リファレンス71rを作成すると
同時に、ファイルシステムの差異から生じる属性情報の
差を差分情報71dとして、ファイル格納装置30に格
納する。そして、リファレンス71rに差分情報がある
ことを設定する。
【0028】次に属性情報の具体例について説明する。
図3はファイルシステムの同じサーバの管理するファイ
ルからリファレンスを作成する場合のファイルとリファ
レンスの関係を示す図である。ここで、サーバA20の
ファイルシステムとサーバB40のファイルシステムは
同じであるので、サーバA20がサーバB40の管理す
るファイル51fのリファレンス51rを作成する場合
は問題なくそのまま9個の属性情報(属性1〜属性9)
をリファレンス51rに設定することができる。
【0029】さらに、リファレンス51rには「システ
ム名」、「差分ファイル」、「リファレンス作成時の参
照先更新日時」が設定される。図3の例ではサーバA2
0とサーバB40のファイルシステムは同じであるの
で、差分情報は不要であり、「差分ファイル」の欄には
なにも設定されない。同様にサーバA20とサーバB4
0は同じファイルシステムであるので「システム名」の
欄はなにも設定されない。
【0030】また、「リファレンス作成時の参照先更新
日時」の欄にはソースファイルの最終更新日時が設定さ
れる。すなわち、このようにして作成されたリファレン
スの属性にはソースファイルの格納先アドレスなどのア
クセスポイントが設定されていれば取得などを行うこと
は可能となる。しかし、これではソースファイルがリフ
ァレンス作成時の状態であることを保証することは出来
ない。したがって、リファレンス作成時にソースファイ
ルの最終更新日時もリファレンスの属性情報として格納
しておく必要がある。利用者がリファレンスが指してい
るソースファイルを参照する時に、このリファレンスの
属性情報とソースファイルの属性情報を比較することで
更新されているかどうか確認することができる。
【0031】次に、サーバA20がサーバC60の管理
するファイル71fからリファレンス71rを作成する
場合について述べる。図4はファイルシステムの異なる
サーバが管理するファイルのリファレンスを作成する場
合のファイルとリファレンスの関係を示す図である。
【0032】サーバA20がファイルシステムの異なる
サーバC60の管理するファイル71fのリファレンス
71rを作成する場合は、ファイル71fの持っている
属性情報は11個(属性1〜属性11)であり、サーバ
A20のファイルシステムではリファレンスの属性情報
の数は9個しか設定できない。したがって、残りの2個
の属性情報(属性10,11)は差分情報71dに設定
する。そして、リファレンス71rの「ファイル名」の
欄に差分情報のポインタを設定する。なお、「システム
名」の欄には、サーバA20とサーバC60のファイル
システムが異なるので、サーバC60のシステム名が設
定される。
【0033】なお、「リファレンス作成時の参照先更新
日時」の欄には上記と同様にソースファイルの最終更新
日時が設定される。これによって、異なるファイルシス
テムのサーバが管理するファイルのリファレンスでも、
もとのファイルの有する属性を欠落することなくリファ
レンスを作成することができ、異なるファイルシステム
が同一のネットワークに接続されたファイル管理システ
ムでもファイルを的確に検索、管理することができる。
【0034】次にファイル管理装置(サーバA)20が
リファレンスを作成する場合の詳細手順を説明する。図
5はファイル管理装置がリファレンスを作成するときの
手順を示すフローチャートである。Sに続く番号はステ
ップ番号である。なお、説明は図1と図5を参照して行
う。 〔S1〕クライアント10からのリファレンス作成要求
は、処理要求受付部21を経由して、ファイリングモデ
ル制御部22に送られる。ファイリングモデル制御部2
2は接続先のサーバ情報を外部ファイルシステムアクセ
ス制御部23に、リファレンス作成要求をリファレンス
管理部25に送る。外部ファイルシステムアクセス制御
部23はサーバに接続するための関数を呼び出す。 〔S2〕一方、リファレンス管理部25は、ファイリン
グモデル制御部22からリファレンス作成要求を受ける
と、リファレンス作成関数を呼び出す。 〔S3〕外部ファイルシステムアクセス制御部23は、
対応するリファレンスを作成するソースファイルがロー
カルなファイル格納装置30にあるか判断し、そうであ
ればS7へ行き、そうでない場合はS4へ進む。 〔S4〕リファレンス管理部25はソースファイルがフ
ァイル管理装置(サーバA)20と同じファイルシステ
ムを有するサーバが管理するファイル格納装置にあるか
どうかを判断し、同じサーバすなわち、図1の外部ファ
イル管理システムB(サーバB)40が管理するファイ
ルからリファレンスを作成する場合はS7へ進む。異な
るファイルシステムを有するサーバ、すなわち図1の外
部ファイル管理システムC(サーバC)60が管理する
ファイルからリファレンスを作成するの場合は、S5へ
進む。 〔S5〕異なるファイルシステムを有するファイルから
リファレンスを作成するのであるので、リファレンス管
理部25は、図4に示すように差分情報71dを作成
し、差分情報ファイル名をリファレンスに設定する。 〔S6〕そして、差分情報71dをファイル管理装置2
0の差分情報格納部32に格納する。 〔S7〕図3あるいは図4に示すようにリファレンスを
作成してファイル管理装置(サーバA)20のリファレ
ンス格納部31に格納する。 〔S8〕図3あるいは図4に示すリファレンス用の属性
情報(属性1〜属性9)をリファレンス51rあるいは
リファレンス71rに設定する。
【0035】そして、一連の処理が終わるとファイリン
グモデル制御部22は処理要求受付部21を介して、ク
ライアント10にリファレンス作成完了を通知する。上
記の説明では、リファレンスは属性情報を中心に説明し
たが、これ以外の情報を含めることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明では
異なるファイルシステムに管理されているファイルのリ
ファレンスを作成するときに、差分情報を作成するよう
にしたので、異なるファイルシステムのサーバに管理さ
れるファイルのリファレンスの属性値を欠落することな
く、設定できる。したがって、異なるファイルシステム
のサーバが接続されるようなファイル管理システムにお
いても的確にファイルの検索、管理ができ、資源を有効
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファイル管理装置の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のファイル管理装置を含むファイル管理
システムのブロック図である。
【図3】ファイルシステムの同じサーバの管理するファ
イルからリファレンスを作成する場合のファイルとリフ
ァレンスの関係を示す図である。
【図4】ファイルシステムの異なるサーバが管理するフ
ァイルのリファレンスを作成する場合のファイルとリフ
ァレンスの関係を示す図である。
【図5】ファイル管理装置がリファレンスを作成すると
きの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 クライアント 20 ファイル管理装置(サーバA) 21 処理要求受付部 22 ファイリングモデル制御部 23 外部ファイルシステムアクセス制御部 24b 外部ファイルシステム部B 24c 外部ファイルシステム部C 25 リファレンス管理部 30 ファイル格納装置 31 リファレンス格納部 32 差分情報格納部 33 ファイル格納部 40 外部ファイル管理システムB(サーバB) 50 ファイル格納装置 60 外部ファイル管理システムC(サーバC) 70 ファイル格納装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のファイルシステムに接続されるフ
    ァイル管理装置において、 リファレンス作成要求を受け付ける受付手段と、 ファイルを格納するファイル格納手段と、 前記リファレンス作成要求で指定するファイルが前記フ
    ァイル格納手段にあるか、前記外部のファイルシステム
    にあるか判断する判断手段と、 前記判断手段で判断された外部のファイルシステムに対
    して当該ファイルからリファレンスの作成に必要な情報
    を取得するアクセス手段と、 前記リファレンス作成要求に応じて前記ファイル格納手
    段又は前記アクセス手段から取得したリファレンスの作
    成に必要な情報に基づいてリファレンスを作成すると共
    に、前記外部のファイルシステムが内部のファイルシス
    テムと異なる場合には、当該リファレンスに関連付け
    て、前記内部のファイルシステムとの差分情報を作成す
    るリファレンス管理手段と、 を有することを特徴とするファイル管理装置。
JP7191340A 1995-07-27 1995-07-27 ファイル管理装置 Pending JPH0944392A (ja)

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