JPH0943730A - 映写装置及びテレシネ装置 - Google Patents

映写装置及びテレシネ装置

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JPH0943730A
JPH0943730A JP7214208A JP21420895A JPH0943730A JP H0943730 A JPH0943730 A JP H0943730A JP 7214208 A JP7214208 A JP 7214208A JP 21420895 A JP21420895 A JP 21420895A JP H0943730 A JPH0943730 A JP H0943730A
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JP
Japan
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projection
light
optical axis
axis angle
projection target
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JP7214208A
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Inventor
Koji Suzuki
浩次 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】間欠送り機構を用いずに、映画フイルムからス
クリーン上に流れの無い鮮明な映像を投影する。 【解決手段】映画フイルム2を定速走行させると共に、
当該映写対象駒ARの走行位置に応じて映写光L4の光
軸を補正する投射光学系13を設けるようにしたことに
より、間欠送り機構を用いずに、スクリーン3上に流れ
が無くかつ十分な光量の映写光L4を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は映写装置及びテレシ
ネ装置に関し、例えば映画フイルムに記録された記録映
像をスクリーン上に投影表示する映写装置や映画フイル
ムに記録された記録映像をテレビジヨン信号に変換する
テレシネ装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の映写装置として、19〔m
m〕ピツチで駒映像が記録された35〔mm〕幅の映画フイ
ルムを間欠送りしながら、スクリーン上に記録映像に基
づく映写光を投影するものがある。すなわちこの種の撮
影装置においては、映画フイルムを映像の記録された駒
位置毎に毎秒24回停止するように間欠送りすると共に、
映画フイルムが停止されたときに光源と映画フイルムの
間又は映画フイルムとスクリーンの間に設けられたシヤ
ツタを開状態とすることにより、スクリーン上に毎秒24
駒の映像を投影するようになされている。
【0004】現行映画では例えば35〔mm〕映画フイルム
の両側にパーフオレーシヨンを設け、当該パーフオレー
シヨンに噛み合うスプロケツトにより毎秒24駒(一駒送
りピツチ19〔mm〕)で映画フイルムを移送及び停止させ
ることにより、間欠送りを行つている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した映
画フイルムの間欠送りを実現する間欠送り機構は、ゼバ
ネ機構や掻き落し機構等をカムやリンクで構成している
ため、その構成は非常に複雑なものとなり、この結果映
写装置の全体としての構成が大型化する問題がある。ま
た間欠送り機構による機械騒音を避け難い問題があると
共に、サービスやメンテナンスが面倒になる問題もあ
る。
【0006】また従来の映写装置においては、間欠送り
機構によつて映画フイルムに急激に変化するテンシヨン
が加わるため、映画を何度も上映するような場合には、
剛性の低い映画フイルムのパーフオレーシヨンがスプロ
ケツトによる間欠的集中加重によつて変形したり破損す
るおそれがある。この結果映画フイルム駒送りのタイミ
ングがずれて適正な映写が阻害されたり、さらには映画
フイルム送りが不能(映写不能)となるおそれがあつ
た。またこの結果、上映回数の低下及び貴重な映画フイ
ルムの寿命の短縮等によつて経済効率が低下する問題が
ある。
【0007】さらに映画フイルムの両側にパーフオレー
シヨンを設けると、その分映画フイルム上の有効面積が
狭くなる問題がある。これを解決する一つの方法とし
て、例えばパーフオレーシヨンを映画フイルムの片側に
のみ設ける方法が提案されている(特開平2-6421号公
報)。そしてこのような映画フイルムを駆動する装置と
して、摩擦車による摩擦力で映画フイルムを駆動させ、
映画フイルムを回転ドラムとアイドラ間に挟持して回転
ドラムにアイドラを接離させて映画フイルムの間欠送り
(駒送り)を行い、さらにブレーキシユーを映画フイル
ムに押圧して映画フイルムを停止固定するものが提案さ
れている。
【0008】しかしながらこの映写装置においては、摩
擦車による間欠送りが非常にデリケートな映画フイルム
面に積極的に接触してなされるため、映画フイルムに傷
を与えるおそれがあり適正な映写が阻害されるおそれが
ある。また間欠的に映画フイルムが伸縮して映画フイル
ムの変形を助長する問題もある。
【0009】これらの問題は全て映画フイルムを間欠送
りすることに起因するため、映画フイルムを定速で送り
ながら各画像駒をスクリーン上に投影できれば上述した
全ての問題を解決し得ると考えられる。しかしながら、
映画フイルムを定速走行させて映写を行うと、スクリー
ン上には連続して流れた映像が投影されてしまう。そこ
で、投影映像を流れたものとしないために、定速で移動
する各駒の位置が投影光軸に合致した瞬間にのみシヤツ
タを開いて投影すればよいと考えられる。しかしこのよ
うにするとシヤツタの開いている時間が非常に短くなる
ため、スクリーン上に十分な映写光を供給し得ない問題
がある。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、かかる従来の課題を一挙に解決し得る映写装置及び
テレシネ装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、映画フイルムを定速で走行駆動す
ると共に、映画フイルムから得られる映写光の光軸角度
を映写対象駒の走行位置に応じて補正するようにする。
【0012】この結果、スクリーン上には、映画フイル
ムが移動しているいるにも拘わらず、光軸補正された映
写光に基づく流れの無いかつ十分な光量の映像が投影さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0014】図1において、1は全体として本発明を適
用した映写装置を示し、映画フイルム2を定速で走行駆
動しながら映画フイルム2上に記録された駒映像を順次
スクリーン3上に投影するようになされている。映写装
置1は映画フイルム2を定速走行させるフイルム走行手
段と、映画フイルム2に記録された映像に基づく映写光
を形成する映写光形成手段と、映画フイルム2の走行位
置に基づいて映写対象駒の走行位置を検出する駒位置検
出手段と、映写対象駒の走行位置に応じて映写光の光軸
角度を補正する光軸角度補正手段とにより構成されてお
り、定速走行された映画フイルム2から得られる映写光
を光軸角度補正手段によつて補正することにより、スク
リーン3上に流れが無くかつ十分な光量の映写光を投影
し得るようになされている。
【0015】フイルム走行手段は、35〔mm〕映画フイル
ム2を定速で供給する供給リール4Aと、供給リール4
Aとほぼ同じ速度で回転駆動され供給された映画フイル
ム2を巻き取る巻取リール4Bとによつて、映画フイル
ム2をピツチ19〔mm〕×24〔駒/sec〕で定速走行させ
る。ここで供給リール4A及び巻取リール4Bのそれぞ
れに対応して電動モータ(図示せず)が設けられてお
り、当該電動モータがドライバ5A、5Bによつて駆動
されることにより、供給リール4A及び巻取リール4B
の回転速度が制御されて映画フイルム2が24〔駒/sec〕
の定速で駆動されるようになされている。
【0016】映写光形成手段は、光源6からの光源光L
1をコンデンサレンズ7を介して照射光L2とし、この
照射光L2をフリツカブレード8を介して映画フイルム
2に供給する。フリツカブレード8は円周上に3箇所の
開口部が形成されており、CPU(中央処理ユニツト)
9及びドライバ10によつて制御される電動モータ11
によつて映画フイルム2の24〔駒/sec 〕の送りに同期
して毎秒24回転で回転駆動されることにより、照射光L
2を72〔Hz〕で間欠的に遮光しながら映画フイルム2に
供給する。映画フイルム2はガイド12間のガイド窓1
2Aにおいて照射光L2を受け、当該照射光L2が映写
対象駒ARを透過することにより映写光L3が形成され
る。映写光形成手段はこの映写光L3を投射光学系13
を介してスクリーン2に投射する。
【0017】光軸角度補正手段は、投射光学系13を兼
用すると共に、投射光学系13のホルダの直径方向上下
に接続した永久磁石からなるスライダ14と、空心コイ
ルからなりスライダ14を摺動自在に支持するガイド1
5とによつて所謂VCM(ボイスコイルモータ)を構成
する。これにより光軸角度補正手段は、投射光学系13
をその光軸に対して垂直な方向(図中矢印aで示す方
向)すなわち映画フイルム2の走行方向と平行な方向に
変位駆動させて光軸角度を補正する。また光軸角度補正
手段には投射光学系13の位置を検出する位置検出部が
設けられており、当該位置検出部は空心コイルの上端部
に形成された位置検出用コイル16と、位置検出用コイ
ル16からの検出電流に応じた位置検出信号をCPU9
に出力する位置検出信号出力回路17とにより構成され
ている。
【0018】駒位置検出手段は、LED(Light Emitti
ng Diode)からなる光源18とラインセンサからなる光
検出素子19とが映画フイルム2を挟んで設けられて構
成されており、映画フイルム2の画枠等の指標を検知す
る。そしてその検知信号がCPU9に送出され、CPU
9によつて映画フイルム駒の位置や速度等を検出処理す
るようになされている。
【0019】CPU9は駒位置検出手段からの検知信号
に基づいて、ドライバ5A及び5Bに制御信号を送出す
ることにより映画フイルム2が定速で走行するように供
給リール4A及び巻取リール4Bを駆動すると共に、フ
リツカブレード用ドライバ10に制御信号を送出するこ
とにより映画フイルム駒の走行位置に同期させてフリツ
カブレード8を回転させる。またCPU9は駒位置検出
手段からの検知信号と、投射光学系13の位置検出部か
らの位置検出信号とに基づいて比較演算を行い、VCM
用ドライバ20に当該比較演算結果に応じた制御信号を
送出することにより、映画フイルム駒の走行位置に応じ
て投射光学系13を移動させる。
【0020】以上の構成において、映画フイルム2は供
給リール4A及び巻取リール4Bによつて定速で走行さ
れる。その際、映画フイルム2の走行は駒位置検出部1
8、19及びCPU9によつて検出及び演算され、当該
検出演算結果に応じた制御信号がCPU9から各ドライ
バ5A、5Bに送出されることにより、映画フイルム2
が安定に定速走行される。
【0021】映画フイルム2に記録された映写対象駒A
Rは毎秒24駒の定速で順次ガイド窓12Aを通過し、各
映写対象駒ARに対応した映写光L3が順次形成され、
当該映写光L3が投射光学系13を介してスクリーン3
に投影される。このときガイド12によつて照射光L2
の光軸に対する映画フイルムの幅方向とフオーカス方向
が規制される。
【0022】ここで各映写対象駒ARに基づく映写光L
3が形成される際にも映画フイルム2は定速で走行され
ているので、単純に映写光L3をスクリーン3に投射す
るとスクリーン3上には流れた映像が投影されてしま
う。また映像を流れたものとしないためにフリツカブレ
ード8によつて映写対象駒ARに対して瞬間的に照射光
L2を供給したとすると、映写光L3の光量不足によつ
てスクリーン3上の映像を鮮明なものとできない。
【0023】そこで、映写装置1においては、映写対象
駒ARに照射光L2が供給されている期間の間、映写対
象駒ARの移動に応じて投射光学系13を矢印aの方向
に移動させることにより映写光L3の光軸角度を連続的
に補正する。この結果スクリーン3上には補正された映
写光L4に基づき、流れが無くかつ十分な光量の映像が
投影される。
【0024】ここで映写装置1はある映写対象駒ARか
ら次の映写対象駒ARへの映写対象駒の変換期間におい
て投射光学系13を矢印aと逆方向に高速で移動させる
と共に、この変換期間においてフリツカブレード8によ
つて投射光L2を遮光する。この結果、変換期間におけ
る駒画枠の移動及び投射光学系13の変位による映像流
れはスクリーン3には投射されない
【0025】映写装置1はこのようにスクリーン3上に
流れの無い映写光L4を投射するため、位置検出用コイ
ル16及び位置検出信号出力回路17を介して得た投射
光学系13の位置検出信号と、位置検出素子19を介し
て得た映画フイルム2の走行位置(すなわち映写対象駒
ARの位置)とをCPU9において比較演算し、当該演
算結果に基づいて投影光L3に対する光軸角の補正量を
設定し、さらにこの設定値に基づいて投射光学系13の
位置変化量を定め、VCM用ドライバ20を介して投射
光学系13を映写対象駒ARの位置に応じた適正な位置
に変位させる。
【0026】かくして、映写装置1は映写対象駒ARに
対して次々に上述したような光軸角度補正処理を施すこ
とにより、映画フイルムを間欠送りをしないで定速送り
のままで適正な表示映像を形成することができる。
【0027】ここで図2を用いて、実施例の映写装置1
における、映写対象駒ARの走行位置(走行位置として
それぞれ上方から順にA、B、C、D、Eとする)に対
する投射光学系13の変位による光軸補正について説明
する。なお図2において一点鎖線で示す基準線はガイド
窓12Aの中心とスクリーン3の映写映像の中心とを結
ぶ線とする。
【0028】図2(1)では、スクリーン3から映写対
象駒ARまでの距離をa、投射光学系13までの距離を
bとすれば、定速走行の映写対象駒ARがABCの区間
にあり、映写対象駒ARの中心Bの高さは基準線からH
の位置にあるので、映写対象駒ARの中心Bの映像をス
クリーン3上の位置3Aに投影させる角度H/a線上に
投射光学系13を設けるようにすれば良い。従つて投射
光学系13の中心の高さhが、h=(b/a)×Hとな
る位置に投射光学系13を変位させ、当該投射光学系1
3を介して映写対象駒ARの中心Bの映像をスクリーン
3上の位置3Aに投影させる。この図2(1)の映写対
象駒ARの位置及び投射光学系13の位置が、一駒分の
映写開始位置であり投射光学系13の初期位置である。
【0029】次に図2(2)に示すように、映写対象駒
ARが定速で移動してBCDの区間に至る過程において
投射光学系13もこれに応じて順次h=(b/a)×H
の位置で光軸補正しながら移動し、やがて図に示すよう
に投射対象駒ARの中心が位置Cに一致すると、投射光
学系13の中心の高さhは基準線に合致する。さらに図
2(3)に示すように、映写対象駒ARが移動してCD
Eの区間に至ると映写対象駒ARの中心の高さは基準線
から−Hとなり、投射光学系13の中心の高さは−hと
なる。ここで次の映写対象駒ARは図2(1)で表わす
ABCの区間となるので、投射光学系13も初期位置の
高さhに高速で変位される。またこの変換期間において
フリツカブレード8が遮光状態とされる。
【0030】なお図1では、コンデンサレンズ7からの
照射光L2を映写対象駒ARの走行位置に拘わらず常に
基準線と平行な状態のものとして示しているが、実際に
は図3に示すように、映写対象駒ARの走行位置に応じ
てコンデンサレンズ7をその光軸に垂直な方向すなわち
矢印の方向に移動させることにより照射光L2の光軸角
度を補正することにより、映写対象駒ARに必要上十分
な光量の照射光L2を供給するようになされている。
【0031】以上の構成によれば、映画フイルム2を定
速走行させると共に、映写対象駒ARの走行位置に応じ
て映写光の光軸を補正投射光学系13を設けるようにし
たことにより、間欠送り機構を用いずに、スクリーン3
上に流れが無くかつ十分な光量の映像を投影することが
できる。
【0032】かくして間欠送り機構を省略できることに
より、構成の簡易な映写装置1を実現できる。また間欠
送り機構による機械騒音を解消し得る。またサービスや
メンテナンスを容易化できる。また映写フイルム2に常
に一定のテンシヨンを与えればよいのでパーフオレーシ
ヨンの変形や損傷及び映画フイルム2の変形を回避で
き、映画フイルム2の寿命を長くすることができる。
【0033】さらに供給リール3A及び巻取リール3B
のみで映画フイルム2を走行し得るためパーフオレーシ
ヨンを省略することもできる。この結果映画フイルム2
の面積を有効利用でき、映画フイルム2の情報領域を拡
大できる。この分高品位な画質や音質の映画を上映でき
るようになる。
【0034】なお上述の実施例においては、映写対象駒
ARの走行位置に応じて映写光の光軸角度を補正する光
軸角度補正手段としてレンズ等でなる投射光学系13を
兼用し、当該投射光学系13を光軸方向に対して垂直方
向に移動させる場合について述べたが、光軸角度補正手
段はこれに限らず、図4に示すように、頂角可変プリズ
ム(図4(1))や、平凸レンズと平凹レンズとの組合
せ(図4(2))や、回動ミラー(図4(3))や、液
晶プリズム(図4(4))等を用いるようにしても良
い。
【0035】ここで図4(1)に示す頂角可変プリズム
(VAP(Variable Angle Prism))30は内部に液体
が封入されており、この液体を適宜移動させることによ
り頂角を変化させ得るようになされている。従つて、映
写対象駒ARの走行位置に応じて頂角を変化させるよう
にすれば、光軸角度の補正された映写光L4を形成し得
る。なおこの場合、実施例において駆動していた投射光
学系13は所定の位置に固定するようにする。
【0036】また図4(2)に示すような平凸レンズ4
0と平凹レンズ41とを組合わせた構成では、映写対象
駒ARの走行位置に応じて平凸レンズ40の凸面と平凹
レンズ41の凹面とを摺動させることにより各レンズ又
は一方のレンズの平面を傾斜させる。この結果、映写光
L4の光軸角度を当該摺動位置に応じて補正することが
できる。
【0037】さらに図4(3)にように回動ミラー50
を用いた構成では、映写対象駒ARの走行位置に応じて
回動軸50Aに軸支された回動ミラー50をアオリ回動
させることにより、映写光L4の光軸角度を補正する。
またこのとき一枚のミラーだけでは映像が反転してしま
うため、もう一枚のミラー51を設けるようにする。さ
らに図4(4)に示す液晶プリズム60は、映写対象駒
ARの走行位置に応じて各透明電極の電圧を変化させる
ことで屈折率を変化させ、その結果透過光の屈折角を変
化させて光軸を補正する。
【0038】また上述の実施例においては、映写対象駒
ARの走行位置を検出するための指標として各駒画像の
画枠を用いた場合について述べたが、走行位置を検出す
るための指標はこれに限らず、例えばパーフオレーシヨ
ンが設けられている場合にはこれを指標とするようにし
ても良く、種々のものを指標として用いることができ
る。さらに駒位置検出手段を、光源18と光検出素子1
9とによつて構成した場合について述べたが、駒位置検
出手段はこれに限らず、例えば映画フイルム2に接触回
転する回転ローラを設け、当該回転ローラの回転量を回
転計によつて計測するようにしても良く、要は映写対象
駒ARの走行位置を検出し得るようなものであればどの
ようなものでも良い。
【0039】さらに上述の実施例においては、映写対象
駒ARの走行位置に応じて光源から映写対象駒ARに供
給する照射光L2を、図3に示すようにして光軸補正す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、図5(1)又は図5(2)のようにして光軸補正
するようにしても良い。ここで図5(1)では、光源6
とコンデンサレンズ7を回動体70に固定し、当該回動
体70を映写対象駒の走行位置に応じて回動軸70Aを
回動中心として回動させることにより光軸補正された照
射光L2を得るようになされている。また図5(2)で
は、コンデンサレンズ7を固定とし、光源6を映写対象
駒の走行位置に応じて移動させることにより光軸補正さ
れた照射光L2を得るようになされている。
【0040】さらに上述の実施例においては、本発明
を、映写装置1に適用した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、テレシネ装置に適用した場合にも上
述の実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6のよう
に、テレシネ装置100では、光軸補正された映写光L
4を収束光学系101を介してCCD(Charge Coupled
Device )102に供給する。CCD102は受光した
映写光L4に基づく信号S1を形成し、この信号S1を
信号変換回路103に送出する。信号変換回路103は
信号S1をテレビジヨン信号S2に変換する。そしてこ
のテレビジヨン信号S2を例えばVTR(ビデオテープ
レコーダ)等でなる記録部104によつて記録する。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映画フイ
ルムを定速で走行駆動すると共に、映画フイルムから得
られた映写光の光軸角度を映写対象駒の走行位置に応じ
て補正するようにしたことにより、間欠送り機構を用い
なくともスクリーン又はCCD上に流れのない鮮明な映
像を供給し得る映写装置及びテレシネ装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による映写装置の構成を示す略線的ブロ
ツク図である。
【図2】光軸補正動作の説明に供する略線図である。
【図3】照射光の光軸補正の説明に供する略線図であ
る。
【図4】他の実施例による光軸角度補正手段を示す略線
図である。
【図5】他の実施例による照射光の光軸補正の説明に供
する略線図である。
【図6】本発明をテレシネ装置に適用した場合のテレシ
ネ装置の構成例を示す略線的ブロツク図である。
【符号の説明】
1……映写装置、2……映画フイルム、3……スクリー
ン、4A……供給リール、4B……巻取リール、6……
光源、7……コンデンサレンズ、8……フリツカブレー
ド、12A……ガイド窓、13……投射光学系、14…
…スライダ、15……ガイド、16……位置検出用コイ
ル、18……光源、19……光検出素子、30……頂角
可変プリズム、40……平凸レンズ、41……平凹レン
ズ、50……回動ミラー、60……液晶プリズム、L1
……光源光、、L2……照射光、L3、L4……映写
光、AR……映写対象駒。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映写対象駒が順次記録された映画フイルム
    を走行させ、当該映写対象駒に基づく映写光をスクリー
    ン上に投影する映写装置において、 上記映画フイルムを一定速度で走行させるフイルム走行
    手段と、 上記映画フイルム上の各映写対象駒に基づく映写光を形
    成する映写光形成手段と、 上記映画フイルム上の映写
    対象駒の走行位置を検出する駒位置検出手段と、 上記映写対象駒の走行位置に応じて上記映写光の光軸角
    度を補正をする光軸角度補正手段とを具えることを特徴
    とする映写装置。
  2. 【請求項2】上記映写光形成手段は、映写対象駒をある
    駒から次の駒に変換する期間の間、上記映写光を遮光す
    る遮光手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の
    映写装置。
  3. 【請求項3】上記映写装置は、上記映写対象駒の走行位
    置に応じて、光源から上記映写対象駒に供給する照射光
    の光軸角度を補正する第2の光軸角度補正手段を具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の映写装置。
  4. 【請求項4】上記光軸角度補正手段はレンズを有し、当
    該レンズを上記映写対象駒の走行位置に応じて当該レン
    ズの光軸方向に対して垂直方向に移動させることによ
    り、上記映写光の光軸角度を補正するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の映写装置。
  5. 【請求項5】上記光軸角度補正手段は頂角可変プリズム
    を有し、当該頂角可変プリズムの頂角を上記映写対象駒
    の走行位置に応じて変化させることにより、上記映写光
    の光軸角度を補正するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の映写装置。
  6. 【請求項6】上記光軸角度補正手段は平凸レンズと平凹
    レンズとの組合せでなり、当該平凸レンズの凸面と当該
    平凹レンズの凹面とを、上記映写対象駒の走行位置に応
    じて摺動させることにより、上記映写光の光軸を補正す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の映写装
    置。
  7. 【請求項7】上記光軸角度補正手段は回動ミラーを有
    し、上記映写対象駒の走行位置に応じて当該回転ミラー
    をアオリ回動させることにより、上記映写光の光軸角度
    を補正するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の映写装置。
  8. 【請求項8】上記光軸角度補正手段は屈折率可変液晶プ
    リズムを有し、上記映写対象駒の走行位置に応じて当該
    屈折率可変液晶プリズムの屈折率を変化させることによ
    り、上記映写光の光軸角度を補正するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の映写装置。
  9. 【請求項9】映写対象駒が順次記録された映画フイルム
    を走行させ、当該映写対象駒に基づく映写光をテレビジ
    ヨン信号に変換するテレシネ装置において、 上記映画フイルムを一定速度で走行させるフイルム走行
    手段と、 上記映画フイルム上の各映写対象駒に基づく映写光を形
    成する映写光形成手段と、 上記映画フイルム上の映写対象駒の走行位置を検出する
    駒位置検出手段と、 上記映写対象駒の走行位置に応じて上記映写光の光軸角
    度を補正する光軸角度補正手段と、 上記光軸角度補正手段により補正された映写光を受光
    し、当該映写光に基づく信号を形成する受光手段と、 上記受光手段で得た上記信号をテレビジヨン信号に変換
    する信号変換手段とを具えることを特徴とするテレシネ
    装置。
  10. 【請求項10】上記映写光形成手段は、映写対象駒をあ
    る駒から次の駒に変換する期間の間、上記映写光を遮光
    する遮光手段を具えることを特徴とする請求項9に記載
    のテレシネ装置。
  11. 【請求項11】上記テレシネ装置は、上記映写対象駒の
    走行位置に応じて、光源から上記映写対象駒に供給する
    照射光の光軸角度を補正する第2の光軸角度補正手段を
    具えることを特徴とする請求項9に記載のテレシネ装
    置。
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