JPH0942992A - 位置検知装置の較正装置 - Google Patents

位置検知装置の較正装置

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JPH0942992A
JPH0942992A JP21112495A JP21112495A JPH0942992A JP H0942992 A JPH0942992 A JP H0942992A JP 21112495 A JP21112495 A JP 21112495A JP 21112495 A JP21112495 A JP 21112495A JP H0942992 A JPH0942992 A JP H0942992A
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light
sensor
rotation angle
coordinate axis
head
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JP21112495A
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Naohiro Kamiya
直浩 神谷
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検知装置により検知される移動体の位置
と実際の位置との差を較正することができ、自立位置検
知装置に適用することでドリフト効果を解消できる較正
装置を提供する。 【解決手段】 位置検知の原点に対して一定の位置から
光を照射し、その光を移動体に取り付けられたセンサ5
4、56、58により基準位置において検知する。その
センサ54、56、58による光の検知時に、前記基準
位置を基準として、その位置検知装置により検知される
移動体の位置を較正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の位置検知
装置の較正装置に関し、特に自立位置検知装置による移
動体の位置検知誤差の較正を行なうのに適するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、仮想環境の中で実際にウォーク
スルーしているかのような人工現実感や、シミュレータ
により実際に種々の作業を行なっているかのような人工
現実感等を得るためのバーチャルリアリティシステムに
おいて、3次元位置検知装置を用いて画像の観察者の動
きを検知し、その検知された動きに応じた画像を表示す
ることで、臨場感溢れる仮想現実空間を実現することが
提案されている。
【0003】そのような観察者の動きを検知する3次元
位置検知装置として、リンク機構を介して機械的に観察
者の動きを検知するものや、観察者に取り付けられる磁
気センサの外部磁界に対する動きから観察者の動きを検
知するものがある。
【0004】しかし、機械的に観察者の動きを検知する
場合は観察者が外部と連結されるために行動に制限が生
じ、磁気センサを用いる場合は外部磁界の攪乱の分布を
予め測定するという煩雑な作業が必要になる。
【0005】そこで、ジャイロ装置や加速度センサを用
い、外部との相互的作用を伴うことなく移動体の位置を
自立して検知する自立位置検知装置を用いることが考え
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような自
立位置検知装置においては、時間の経過に伴い内部誤差
が蓄積され、検知位置と実際の位置との差が次第に増大
するというドリフト効果がある。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
る位置検知装置の較正装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動体の位置
検知装置の較正装置であって、位置検知の原点に対して
一定の位置から光を照射する手段と、その光を基準位置
において検知可能なように、その移動体に取り付けられ
るセンサと、そのセンサによる光の検知時に、前記基準
位置を基準として、その位置検知装置による移動体の位
置検知誤差を較正する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明の構成によれば、移動体に取り付け
られるセンサは、基準位置に位置すると、位置検知の原
点に対して一定の位置から照射される光を検知する。す
なわち、そのセンサが光を検知した時点においては、そ
の移動体は基準位置に対して一定の位置にある。よっ
て、その光のセンサによる検知時に、その基準位置を基
準として、位置検知装置による移動体の位置検知誤差を
較正できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0011】図1に示す画像表示システムは、2台のレ
ーザディスクプレイヤー等の画像発生装置1a、1b
と、観察者2の頭部に装着される頭部装着型表示装置
(移動体)3と、制御装置4とを備えている。各画像発
生装置1a、1bは、制御装置4から送られる選択信号
に応じて画像データを読み出し、その読み出した画像デ
ータを画像信号として頭部装着型表示装置3に送信す
る。
【0012】その頭部装着型表示装置3は、左右一対の
表示部21a、21bと、両表示部21a、21bを保
持する頭部装着用保持部22とを有する。図2に示すよ
うに、その保持部22は、例えばヘルメット形状とされ
ることで、観察者2の頭部に装着可能とされ、その装着
により両表示部21a、21bを観察者2の視野に対し
一定の位置に位置決めする。
【0013】各表示部21a、21bは、それぞれCR
Tや液晶表示パネル等の表示素子26a、26bと、各
表示素子26a、26bの表示制御装置27a、27b
と、光学系とを有する。各表示制御装置27a、27b
は、各画像発生装置1a、1bから送られる画像信号を
各表示素子26a、26bに送り、各表示素子26a、
26bに画像信号に対応する画像を表示させる。各光学
系は、レンズ系29a、29bと、ミラー30a、30
bと、第1コンバイナ31a、31bと、第2コンバイ
ナ32a、32bとを有する。各表示素子26a、26
bにより表示される画像の表示光は、レンズ系29a、
29bを介してミラー30a、30bおよび第1コンバ
イナ31a、31bにより反射され、第2コンバイナ3
2a、32bにより反射されると共に集束され、第1コ
ンバイナ31a、31bを透過し、観察者2の目に導か
れる。これにより、一方の表示部21aの表示画像は観
察者2の左右一方の目により視認され、他方の表示部2
1bの表示画像は観察者2の左右他方の目により視認さ
れる。その一方の表示部21aと他方の表示部21bと
に互いに異なる画像を表示することで、観察者2は立体
画像を視認することが可能になる。なお、第2コンバイ
ナ32a、32bの前方において、バイザー35が保持
部22に上下動可能に取り付けられる。そのバイザー3
5を下方に変位することで、観察者2は表示素子26
a、26bによる表示画像のみを視認でき、そのバイザ
ー35を上方に変位することで、観察者2は表示素子2
6a、26bによる表示画像だけでなく、コンバイナ3
1a、31b、32a、32bの前方視野内の物も視認
できる。
【0014】その頭部装着型表示装置3に、観察者2の
頭部の動きを検知するヘッドモーションセンサ30が設
けられている。そのヘッドモーションセンサ30とし
て、ジャイロ装置や加速度センサを用い、外部との相互
的作用を伴うことなく、その頭部装着型表示装置3の位
置を自立して検知する自立位置検知装置が用いられてい
る。そのヘッドモーションセンサ30は、観察者2の頭
部の動きに対応して、頭部装着型表示装置3の3次元位
置と、3次元直交座標軸の各軸中心の回転角度とを検知
可能であり、その検知信号を前記制御装置4に送信す
る。
【0015】その制御装置4は、そのヘッドモーション
センサ30からの信号により、観察者2の頭部の動きに
応じた選択信号を、各画像発生装置1a、1bに出力す
る。その選択信号は、各画像発生装置1a、1bにおけ
る画像データの記憶領域を指定する制御信号である。そ
の指定される各記憶領域それぞれは、一フレームの画面
を構成する画像データを記憶し、前記ヘッドモーション
センサ30により検知される観察者2の頭部の運動状態
に予め対応付けられる。その選択信号に応じ、各画像発
生装置1a、1bは観察者2の頭部の動きに応じた画像
データを読み出し、画像信号として頭部装着型表示装置
3に送信する。これにより、頭部装着型表示装置3の生
成する画像は、例えば図3に示すように、観察者2が前
を向いた時の画像Aと、右横を向いた時の画像Bと、左
横を向いた時の画像Cとで異なるものになる。
【0016】上記ヘッドモーションセンサ30の較正装
置を構成するセンサユニット50が、頭部装着型表示装
置3に取り付けられ、上記制御装置4に接続されてい
る。
【0017】図4に示すように、そのセンサユニット5
0は、頭部装着型表示装置3に固定される第1、第2、
第3センサ保持プレート51、52、53を有する。
【0018】その第1センサ保持プレート51の表面
は、ヘッドモーションセンサ30により検知される頭部
装着型表示装置3が3次元直交座標軸の原点に位置し、
且つ、その頭部装着型表示装置3の各軸中心の回転角度
が零の状態(以下中立状態という)において、その3次
元直交座標軸のz軸に直交する。この第1センサ保持プ
レート51の表面側に、第1の位置較正用センサ54と
第1の回転角度較正用センサ55とが取り付けられてい
る。その第2センサ保持プレート52の表面は、その中
立状態において、その3次元直交座標軸のx軸に直交
し、その表面側に第2の位置較正用センサ56と第2の
回転角度較正用センサ57とが取り付けられている。そ
の第3センサ保持プレート53の表面は、その中立状態
において、その3次元直交座標軸のy軸に直交し、その
表面側に第3の位置較正用センサ58と第2の回転角度
較正用センサ59とが取り付けられている。
【0019】その3次元直交座標軸の原点Oに対して一
定の位置から、x軸に直交するyz平面に沿う第1の光
L1を照射する第1光源61が、頭部装着型表示装置3
が設備される部屋の壁面等の固定側に固定され、その第
1の光L1は、上記第1センサ保持プレート51の表面
に直線状に投射される。また、その3次元直交座標軸の
原点Oに対して一定の位置から、y軸に直交するxz平
面に沿う第2の光L2を照射する第2光源62が、頭部
装着型表示装置3が設備される部屋の壁面等の固定側に
固定され、その第2の光L2は、上記第2センサ保持プ
レート52の表面に直線状に投射される。また、その3
次元直交座標軸の原点Oに対して一定の位置から、z軸
に直交するxy平面に沿う第3の光L3を照射する第3
光源63が、頭部装着型表示装置3が設備される部屋の
壁面等の固定側に固定され、その第3の光L3は、上記
第3センサ保持プレート53の表面に直線状に投射され
る。なお、較正精度の向上のため、各センサ保持プレー
ト51、52、53の表面に投射される光の線幅を狭く
でき、且つ、その光の出力を大きくできるように、各光
源61、62、63としてはレーザ装置を用いるのが好
ましい。
【0020】上記第1の位置較正用センサ54は、x座
標軸に関する基準位置に位置する時に、その第1の光L
1を検知する。本実施形態においては、その第1の位置
較正用センサ54がx座標軸に関する基準位置に位置す
る時、頭部装着型表示装置3はx座標軸に関して原点に
位置する。上記第2の位置較正用センサ56は、y座標
軸に関する基準位置に位置する時に、その第2の光L2
を検知する。本実施形態においては、その第2の位置較
正用センサ56がy座標軸に関する基準位置に位置する
時、頭部装着型表示装置3はy座標軸に関して原点に位
置する。上記第3の位置較正用センサ58は、z座標軸
に関する基準位置に位置する時に、その第3の光L3を
検知する。本実施形態においては、その第3の位置較正
用センサ58がz座標軸に関する基準位置に位置する
時、頭部装着型表示装置3はz座標軸に関して原点に位
置する。なお、各位置較正用センサ54、56、58の
光の検知領域は、較正精度を向上するために可及的に小
さくするのが好ましい。
【0021】その第1の位置較正用センサ54は、第1
の光L1の検知信号を上記制御装置4に送信する。その
制御装置4は、その第1の光L1の検知信号が入力され
た時点で、ヘッドモーションセンサ30により検知され
た頭部装着型表示装置3のx座標軸に関する位置データ
をリセットし、その時点で頭部装着型表示装置3はx座
標軸に関して原点に位置するものと認識する。すなわ
ち、x座標軸に関する基準位置を基準として、ヘッドモ
ーションセンサ30による頭部装着型表示装置3のx座
標軸に関する位置検知誤差を較正する。その第2の位置
較正用センサ54は、第2の光L2の検知信号を上記制
御装置4に送信する。その制御装置4は、その第2の光
L2の検知信号が入力された時点で、ヘッドモーション
センサ30により検知された頭部装着型表示装置3のy
座標軸に関する位置データをリセットし、その時点で頭
部装着型表示装置3はy座標軸に関して原点に位置する
ものと認識とする。すなわち、y座標軸に関する基準位
置を基準として、ヘッドモーションセンサ30による頭
部装着型表示装置3のy座標軸に関する位置検知誤差を
較正する。その第3の位置較正用センサ56は、第3の
光L3の検知信号を上記制御装置4に送信する。その制
御装置4は、その第3の光L3の検知信号が入力された
時点で、ヘッドモーションセンサ30により検知された
頭部装着型表示装置3のz座標軸に関する位置データを
リセットし、その時点で頭部装着型表示装置3はz座標
軸に関して原点に位置するものと認識とする。すなわ
ち、z座標軸に関する基準位置を基準として、ヘッドモ
ーションセンサ30による頭部装着型表示装置3のz座
標軸に関する位置検知誤差を較正する。
【0022】図5の(1)、(2)、(3)は、頭部装
着型表示装置3がx、y、zの各座標軸中心に回転した
状態での第1センサ保持プレート51を示すもので、そ
のx座標軸中心の回転角度はθx、y座標軸中心の回転
角度はθy、z座標軸中心の回転角度はθzとされてい
る。その第1センサ保持プレート51に保持される上記
第1の回転角度較正用センサ55は、上記第1の光L1
を、上記第1の位置較正用センサ54から設定距離aだ
け離れた直線に沿い検知し、その検知により、その直線
上の設定位置Pと第1の光の検知位置との距離に応じた
信号を出力する。図示の例では、その第1の回転角度較
正用センサ55は第1の光L1を、その直線上の設定位
置Pから距離bだけ離れた位置において検知し、その距
離bに応じた信号を出力する。本実施形態においては、
第1センサ保持プレート51の表面は中立状態において
z座標軸に直交し、第1の回転角度較正用センサ55は
中立状態においてx軸に平行とされる。これにより、第
1の回転角度較正用センサ55の出力は、頭部装着型表
示装置3のz座標軸中心の回転角度θzに対応すると共
に、x座標軸中心の回転角度θxとy座標軸中心の回転
角度θyとに応じ変化するものとされている。なお、そ
の回転角度較正用センサ55の直線に沿う光の検知領域
は、較正精度を向上するために可及的に細くするのが好
ましい。
【0023】その第1の回転角度較正用センサ55の第
1の光L1の検知による出力値は、上記制御装置4に送
信される。その制御装置4は、上記第1の位置較正用セ
ンサ54による第1の光L1の検知信号が入力された時
点で、頭部装着型表示装置3のz座標軸中心の回転角度
θzを演算する。その回転角度θzの正接は、第1の回
転角度較正用センサ55が第1の光L1を検知する直線
と第1の位置較正用センサ54との設定距離aと、その
直線上の設定位置Pと第1の光L1の検知位置との距離
bと、ヘッドモーションセンサ30により検知される頭
部装着型表示装置3のx座標軸中心の回転角度θxと、
ヘッドモーションセンサ30により検知される頭部装着
型表示装置3のy座標軸中心の回転角度θyとから演算
できる。すなわち、θz=tan-1b′/a′、a′=
acosθx、b′=bcosθyなる関係から演算す
る。制御装置4は、その第1の位置較正用センサ54に
よる第1の光L1の検知時に、ヘッドモーションセンサ
30により検知された頭部装着型表示装置3のz座標軸
中心の回転角度データをリセットし、その時点での頭部
装着型表示装置3のz座標軸中心の回転角度は、その第
1の回転角度較正用センサ55の出力に基づき演算され
たz座標軸中心の回転角度θzであると認識する。すな
わち、z座標軸中心の回転角度θzの演算値を基準とし
て、ヘッドモーションセンサ30による頭部装着型表示
装置3のz座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正す
る。なお、そのz座標軸中心の回転角度の演算値θzの
大きさを−90°≦θz≦90°の範囲とすると、観察
者2がz座標軸中心に180°向きを変えた場合、較正
後のヘッドモーションセンサ30による検出値が180
°ずれる可能性がある。よって、上記演算により導出さ
れる値と、その値に180°加えた値とを、その較正時
点におけるヘッドモーションセンサ30による検出値と
比較し、その差の小さい方の値を基準として較正を行な
うのが好ましい。
【0024】同様に、第2の回転角度較正用センサ57
は、第2の光L2を第2の位置較正用センサ56から設
定距離だけ離れた直線に沿い検知することで、その直線
上の設定位置と第2の光L2の検知位置との距離に応じ
た信号を出力する。その第2の位置較正用センサ57に
よる第2の光L2の検知時に、制御装置4は、その第2
の回転角度較正用センサ57の出力値に対応するx座標
軸中心の回転角度θxを、その出力値とヘッドモーショ
ンセンサ30により検知されるy、z座標軸中心の回転
角度θy、θzとから演算し、その演算値θxを基準と
して、ヘッドモーションセンサ30による頭部装着型表
示装置3のx座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正す
る。
【0025】同様に、第3の回転角度較正用センサ59
は、第3の光L3を第3の位置較正用センサ58から設
定距離だけ離れた直線に沿い検知することで、その直線
上の設定位置と第3の光L3の検知位置との距離に応じ
た信号を出力する。その第3の位置較正用センサ59に
よる第3の光L3の検知時に、制御装置4は、その第3
の回転角度較正用センサ59の出力値に対応するy座標
軸中心の回転角度θyを、その出力値とヘッドモーショ
ンセンサ30により検知されるx、z座標軸中心の回転
角度θx、θzとから演算し、その演算値θyを基準と
して、ヘッドモーションセンサ30にる頭部装着型表示
装置3のy座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正す
る。
【0026】上記実施形態においては、各光源61、6
2、63により波長や周波数が互いに異なる光を照射
し、第1センサ保持プレート51に保持されるセンサと
第2センサ保持プレート52に保持されるセンサと第3
センサ保持プレート53に保持されるセンサとは互いに
特性が異なるものとし、各センサが本来の検知対象とは
異なる光を誤って検知するのを防止するのが好ましい。
【0027】また、各光の波長は人間の目に安全な所謂
アイセーフ領域としたり、頭部装着型表示装置3の表示
部外面に危険波長の光を吸収したり反射するコーティン
グを施すのが好ましい。
【0028】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、各センサの配置位置や配置角度は、本発明
により較正を行なうことができれば特に限定されない。
また、上記実施形態では頭部装着型表示装置3の位置を
検知するヘッドモーションセンサ30に本発明の較正装
置を適用したが、移動体の位置検知装置であれば本発明
の較正装置を適用できる。また、本発明の較正装置を備
えた位置検知装置の精度は、位置検知精度自体の精度、
一回の較正当たりの精度、較正頻度に依存するので、較
正頻度が増加するように、光源の数、センサの数、ある
いは光源とセンサ双方の数を増やして精度を向上するよ
うにしてもよい。また、自立位置検知装置の位置検知原
理は特に限定されない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、位置検知装置により検
知される移動体の位置と実際の位置との誤差を較正する
ことができ、自立位置検知装置に適用することでドリフ
ト効果を較正の都度解消することができる。
【0030】
【本発明の実施態様】本発明は、移動体の3次元位置を
検知可能な位置検知装置の較正装置であって、位置検知
の原点に対して一定の位置から、3次元直交座標軸の中
の第1の座標軸に直交する平面に沿う第1の光と、第2
の座標軸に直交する平面に沿う第2の光と、第3の座標
軸に直交する平面に沿う第3の光を照射する手段と、そ
の第1の光を第1の座標軸に関する基準位置において検
知可能なように、その移動体に取り付けられる第1の位
置較正用センサと、その第2の光を第2の座標軸に関す
る基準位置において検知可能なように、その移動体に取
り付けられる第2の位置較正用センサと、その第3の光
を第3の座標軸に関する基準位置において検知可能なよ
うに、その移動体に取り付けられる第3の位置較正用セ
ンサと、その第1の位置較正用センサによる第1の光の
検知時に、第1の座標軸に関する基準位置を基準とし
て、その位置検知装置による移動体の第1の座標軸に関
する位置検知誤差を較正し、その第2の位置較正用セン
サによる第2の光の検知時に、第2の座標軸に関する基
準位置を基準として、その位置検知装置による移動体の
第2の座標軸に関する位置検知誤差を較正し、その第3
の位置較正用センサによる第3の光の検知時に、第3の
座標軸に関する基準位置を基準として、その位置検知装
置による移動体の第3の座標軸に関する位置検知誤差を
較正する手段と、を備えるのが好ましい。
【0031】この構成によれば、第1の光は第1の座標
軸に直交する平面に沿い、第1の位置較正用センサは第
1の光を第1の座標軸に関する基準位置において検知可
能であるので、第1の位置較正用センサが光を検知した
時点においては、その移動体は第1の座標軸に関する基
準位置に対して一定の位置にある。よって、第1の光の
第1の位置較正用センサによる検知時に、第1の座標軸
に関する基準位置を基準として、位置検知装置による移
動体の第1の座標軸に関する位置検知誤差を較正するこ
とができる。同様に、第2の光の第2の位置較正用セン
サによる検知時に、第2の座標軸に関する基準位置を基
準として、位置検知装置による移動体の第2の座標軸に
関する位置検知誤差を較正することができ、第3の光の
第3の位置較正用センサによる検知時に、第3の座標軸
に関する基準位置を基準として、位置検知装置による移
動体の第3の座標軸に関する位置検知誤差を較正するこ
とができる。
【0032】さらに本発明は、移動体の3次元位置と前
記第1、第2、第3の各座標軸中心の回転角度とを検知
可能な位置検知装置の較正装置であって、前記第1の光
を前記第1の位置較正用センサから設定距離だけ離れた
直線に沿い検知することで、その直線上の設定位置と第
1の光の検知位置との距離に応じた信号を出力可能なよ
うに、その移動体に取り付けられる第1の回転角度較正
用センサと、その第1の位置較正用センサによる第1の
光の検知時に、その第1の回転角度較正用センサの出力
値に対応する移動体の一つの座標軸中心の回転角度を、
その出力値と前記位置検知装置により検知される他の二
つの座標軸中心の回転角度とから演算する手段と、前記
第2の光を前記第2の位置較正用センサから設定距離だ
け離れた直線に沿い検知することで、その直線上の設定
位置と第2の光の検知位置との距離に応じた信号を出力
可能なように、その移動体に取り付けられる第2の回転
角度較正用センサと、その第2の位置較正用センサによ
る第2の光の検知時に、その第2の回転角度較正用セン
サの出力値に対応する移動体の一つの座標軸中心の回転
角度を、その出力値と前記位置検知装置により検知され
る他の二つの座標軸中心の回転角度とから演算する手段
と、前記第3の光を前記第3の位置較正用センサから設
定距離だけ離れた直線に沿い検知することで、その直線
上の設定位置と第3の光の検知位置との距離に応じた信
号を出力可能なように、その移動体に取り付けられる第
3の回転角度較正用センサと、その第3の位置較正用セ
ンサによる第3の光の検知時に、その第3の回転角度較
正用センサの出力値に対応する移動体の一つの座標軸中
心の回転角度を、その出力値と前記位置検知装置により
検知される他の二つの座標軸中心の回転角度とから演算
する手段と、その第1の位置較正用センサによる第1の
光の検知時に、その第1の回転角度較正用センサの出力
値に対応する一つの座標軸中心の回転角度の演算値を基
準として、その位置検知装置による移動体の当該一つの
座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正し、その第2の
位置較正用センサによる第2の光の検知時に、その第2
の回転角度較正用センサの出力値に対応する一つの座標
軸中心の回転角度の演算値を基準として、その位置検知
装置による移動体の当該一つの座標軸中心の回転角度の
検知誤差を較正し、その第3の位置較正用センサによる
第3の光の検知時に、その第3の回転角度較正用センサ
の出力値に対応する一つの座標軸中心の回転角度の演算
値を基準として、その位置検知装置による移動体の当該
一つの座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正する手段
と、を備えるのが好ましい。
【0033】この構成によれば、第1の回転角度較正用
センサは、第1の位置較正用センサから設定距離だけ離
れた直線上の設定位置と第1の光の検知位置との距離に
応じた信号を出力するので、第1の光を、第1の位置較
正用センサと第1の回転角度較正用センサの双方により
検知した時点において、その第1の回転角度較正用セン
サの出力は、その第1の位置較正用センサを通る一つの
座標軸中心の回転角度に対応する。その回転角度の正接
は、第1の回転角度較正用センサが第1の光を検知する
直線と第1の位置較正用センサとの設定距離と、その直
線上の設定位置と第1の光の検知位置との距離と、他の
二つの座標軸中心の回転角度とから演算できる。よっ
て、その第1の位置較正用センサによる第1の光の検知
時に、その第1の回転角度較正用センサの出力値に対応
する一つの座標軸中心の回転角度の演算値を基準とし
て、その位置検知装置による移動体の当該一つの座標軸
中心の回転角度の検知誤差を較正できる。同様に、第2
の回転角度較正用センサの出力値に対応する一つの座標
軸中心の回転角度の演算値を基準として、その位置検知
装置による移動体の当該一つの座標軸中心の回転角度の
検知誤差を較正でき、第3の回転角度較正用センサの出
力値に対応する一つの座標軸中心の回転角度の演算値を
基準として、その位置検知装置による移動体の当該一つ
の座標軸中心の回転角度の検知誤差を較正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像表示システムの構成説
明図
【図2】本発明の実施形態の画像表示システムの頭部装
着型表示装置の使用例を示す斜視図
【図3】本発明の実施形態の画像表示システムの表示画
面を示す図
【図4】本発明の実施形態の較正装置の構成説明図
【図5】本発明の実施形態の較正装置のセンサの(1)
は平面図、(2)は側面図、(3)は正面図
【符号の説明】
3 頭部装着型表示装置(移動体) 4 制御装置 30 ヘッドモーションセンサ(位置検知装置) 54、55、56、57、58、59 センサ 61、62、63 光源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の位置検知装置の較正装置であっ
    て、 位置検知の原点に対して一定の位置から光を照射する手
    段と、 その光を基準位置において検知可能なように、その移動
    体に取り付けられるセンサと、 そのセンサによる光の検知時に、前記基準位置を基準と
    して、その位置検知装置による移動体の位置検知誤差を
    較正する手段と、を備える位置検知装置の較正装置。
JP21112495A 1995-07-26 1995-07-26 位置検知装置の較正装置 Pending JPH0942992A (ja)

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