JPH0942815A - 瞬冷式飲料供給装置 - Google Patents
瞬冷式飲料供給装置Info
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- JPH0942815A JPH0942815A JP18748695A JP18748695A JPH0942815A JP H0942815 A JPH0942815 A JP H0942815A JP 18748695 A JP18748695 A JP 18748695A JP 18748695 A JP18748695 A JP 18748695A JP H0942815 A JPH0942815 A JP H0942815A
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Abstract
供する装置において、飲料流通経路を収容するタンク内
の氷の生成領域を、構造を複雑化することなく、理想的
な形に近付けて制御できる瞬冷式飲料供給装置。 【解決手段】 タンク内に、冷媒となる水と、飲料が通
過するコイル状の飲料流通経路を備えるとともに、該タ
ンクの周壁の一部に冷却手段を備えた瞬冷式飲料供給装
置において、該冷却手段を備えた部位および該部位周辺
のタンク内壁を冷却部として、熱伝導性の高い材料で構
成し、前記飲料流通経路周辺のタンク内壁を制御冷却部
として、熱伝導性の低い材料で構成した。 【効果】 比較的簡単な装置構成で、従来と同様の簡単
な制御により氷の生成領域を制御でき、安定して適温の
飲料を供給できる。
Description
急速に冷却し適温にして供することのできる瞬冷式飲料
供給装置に関するものである。
冷却し、適温にして供するため、図5に示すように、樽
25内の飲料を瞬冷サーバ21に通して注出コック7か
らジョッキ等に注出していた。樽25にはCO2 ボンベ
22を接続し、調圧弁23で圧力を調整して、ガスホー
ス24およびフィッティング27を経て飲料の液面にC
O2 のガス圧をかけ、ダウンチューブ26、フィッティ
ング27および飲料ホース28を経て、瞬冷サーバ21
の冷媒を収容したタンク1内のコイル状飲料流通経路4
に飲料を圧送してあり、注出コック7を開くと、冷却さ
れた飲料が注出される。5は注入口、6は注出口であ
る。
のように、コイル状の飲料流通経路4をタンク1内に設
け、製氷コイル29で冷媒の水を冷却して、飲料流通経
路4内の飲料を冷却している。製氷コイル29の周囲に
は、夜間等不使用時に、氷12を生成しておき、また、
センサ13により飲料流通経路4内の飲料が凍らないよ
うに、また適温の飲料を供するように、氷量を制御して
いる。14はタンク1内の水の撹拌器、30は冷却ファ
ン、31は凝縮器、32は製氷コイル29に冷媒を供給
する冷却器である。
ず、電子冷却素子を用いた冷却装置や保冷装置が実用化
されている。この技術は、異種の導体や半導体を接触さ
せて直流電流を流したとき、ジュール熱以外に、接触面
で熱の吸収や発生が起こり、電流の向きを逆にすると熱
の吸収は発生に、発生は吸収に変わるというペルチエ効
果を利用したものである。本発明者等も、電子冷却素子
を使用した効果的な冷却ユニットを、図5に示すような
装置のタンク1の周壁の1部に外側から密着させること
で、タンク1内の冷媒を冷却する瞬冷サーバを開発して
おり、特願平6−328764号により提案している。
却する瞬冷サーバの例を図7および図8に示す。図7は
縦断面図、図8は図7のA−A矢視横断面図である。タ
ンク1の周壁の一部に設けた電子冷却素子8により、タ
ンク1内の冷媒である水11を冷却し、その熱を放熱フ
ィン9およびファン10により放出している。タンク1
内には、コイル状の飲料流通経路4が配設されており、
ビール等の飲料が、注入口5から圧送され、適温に冷却
されて、注出コック7を開くことにより注出口6からジ
ョッキ等に注出される。
飲料を連続注出する場合にも、所定温度に冷却された飲
料が得られるよう、蓄冷する必要があるため、図6の例
と同様、水11の一部を氷12としている。氷12が生
成される領域は、コイル状飲料流通経路4の近傍までと
し、該通路4に接触したり、コイル内にまで及ばないよ
うにする必要がある。飲料流通経路4内の飲料が凍結せ
ず、しかも注出時には常に所望の適温、ビールの場合は
2〜8℃となるようにするためである。
13を設け、また該経路4のコイル内に撹拌器14を設
けて水を流動させ、氷の生成領域の形を制御している。
センサ13としては、例えば氷12に接すると導通がな
くなる電極や、一般の温度センサを採用し、氷と水の境
界位置を検知して電子冷却素子8の通電を制御してい
る。また、飲料の注出停止時等において、飲料流通経路
4内の飲料が必要以上に冷え過ぎないよう制御してい
る。
ち氷制御のためのデータ収集位置によって氷の生成領域
の形が異なってくる。図7および図8のように、飲料流
通経路4のコイルの外周部、タンク1のほぼ中央部にセ
ンサ13を設置すると、飲料の注出停止時には、図示の
ように、コイルの内部にまで入り込んで氷が生成される
おそれがある。このような形に氷が生成されると、飲料
流通経路4内の飲料が凍ったり、注出温度にムラが生じ
たりする。センサ13を多数配設してきめ細かい制御を
行えば、氷の生成領域を理想的な形にできるが、装置の
構造が複雑化し、大幅なコストアップになる。
飲料を急速に冷却し、適温にして供する装置において、
飲料流通経路を収容するタンク内の氷の生成領域を、構
造を複雑化することなく、理想的な形に近付けて制御で
きる瞬冷式飲料供給装置を提供することを目的とする。
の本発明は、タンク内に、冷媒となる水と、飲料が通過
するコイル状の飲料流通経路を備えるとともに、該タン
クの周壁の一部に冷却手段を備えた瞬冷式飲料供給装置
において、該冷却手段を備えた部位および該部位周辺の
タンク内壁を冷却部として、熱伝導性の高い材料で構成
し、前記飲料流通経路周辺のタンク内壁を制御冷却部と
して、熱伝導性の低い材料で構成したことを特徴とする
瞬冷式飲料供給装置である。
する。図1は本発明装置例の縦断面図、図2は図1のA
−A矢視上面図である。タンク1内に、冷媒となる水1
1と、飲料が通過するコイル状の飲料流通経路4を備え
るとともに、タンク1の周壁の1面に、冷却手段として
電子冷却素子8を密着させている。電子冷却素子8に
は、図示しない電源から直流電流を供給し、ペルチエ効
果により吸熱して、タンク1内の水が冷却される。吸収
した熱は、放熱フィン9およびファン10により放出さ
れる。タンク1内に配設されたコイル状の飲料流通経路
4には、ビール等の飲料が、注入口5から圧送され、水
11により冷却されて、注出コック7を開くことにより
注出口6からジョッキ等に注出される。
および該部位周辺の内壁を冷却部2として、金属板15
等の熱伝導性の高い材料で構成し、飲料流通経路4周辺
の内壁を制御冷却部3として、プラスチック板16等の
熱伝導性の低い材料で構成している。このため、氷12
は冷却部2に接して生成され、制御冷却部3からは製氷
が抑えられる。したがって、図示のように、センサ13
を飲料流通経路4のコイル外周に接近させた位置に設け
ることで、氷12の生成領域の形を、該経路4に接触す
ることなく近接させ、理想的な形に近付けて制御するこ
とができる。本例では、制御冷却部3は、金属板15製
のタンク1内の一部に、プラスチック板16を嵌込んで
形成している。
14により、コイル内外周に沿って流動されるので、セ
ンサ13の作用と相俟って、氷12がコイルに接触する
まで生成するのが抑制される。センサ13としては、例
えば氷12に接すると導通がなくなる電極や、一般の温
度センサを採用することができる。撹拌器14は、図示
のようなスクリューのほか、ポンプで行うこともでき
る。なお、本例では、制御冷却部3は、金属板15製の
タンク1内の一部に、プラスチック板16を嵌込んで形
成している。
導性の高い材料、および制御冷却部3を構成する熱伝導
性の低い材料としては、例えば表1に示すようなものを
採用することができる。表1には、各材料の熱伝導率を
示してある。また、タンク1の周囲は、図示しないスポ
ンジゴムやウレタン等の断熱材で覆い断熱する。冷却手
段としては、電子冷却素子8のほか、従来の冷媒を用い
るものでもよく、熱伝導性の良好な素材からなる冷却部
2の壁内に、冷媒の流通経路を埋め込むようにする等の
各種公知手段を採用することができる。
は、直方体状タンク1の上面図である。この例は、冷却
手段としての電子冷却素子8が、タンク1の側壁2面に
設けてあり、該2面と他の2面の一部にわたって冷却部
2が、飲料流通経路4の両側に形成されている。そし
て、冷却部2を構成する金属板15と制御冷却部3を構
成するプラスチック板16が、ボルトナット17で接合
されている。この装置では、飲料流通経路4の両側に氷
が生成されるので、飲料の冷却能力が高く、大容量の飲
料を供給できる。また、飲料流通経路4のコイルを2重
にして、2種類の飲料を冷却して供することもできる。
る。この例は、冷却手段としての電子冷却素子8が、タ
ンク1の底面に設けてあり、該底面と側面の一部にわた
って冷却2が形成されている。そして、この例では、底
面の冷却部から、飲料流通経路4のコイル内に臨ませて
伝熱棒18を設けている。伝熱棒18としては、冷却部
2を構成する、表1のような熱伝導性の高い材料を採用
することができる。制御冷却部3を構成するプラスチッ
ク板16は、金属板15製タンク1の側壁内面に、図示
のように嵌込んである。
イル下方、およびコイル下部の内面側に氷12が生成さ
れるので、飲料の冷却能力が高く、大容量の飲料を供給
できる。なお、図3および図4の例においても、図1、
図2の例と同様、タンク1の構成材料は、表1に示すよ
うなものを採用できる。タンク周囲は断熱材で覆い、冷
却手段としては、前記各種のものを採用することができ
る。
るビールサーバを商品化した。電子冷却素子8を8個使
用し、タンク1の冷却部2にはステンレス鋼、制御冷却
部3には塩ビを採用した。タンク1の周囲を断熱材で覆
った製品装置の外形寸法は、幅230mm、奥行410m
m、高さ560mmのコンパクトなものである。
利用した15時間で3.0kg以上の製氷が可能であり、
氷の生成領域は、図1および図2に示すように、コイル
状の飲料流通経路4に接触せず近接させた形状に制御さ
れた。そして、ビールの注出能力は10リッター/日で
あり、注出速度50ミリリッター/秒で、2〜8℃の適
温のビールを供することができた。
料流通経路を収容するタンクの内壁を熱伝導性の高い材
料からなる冷却部と、熱伝導性の低い材料からなる制御
冷却部に区分して構成しているので、氷の生成領域を、
飲料流通経路に接触せずに近接させて、理想的な形に近
い形状に制御できる。したがって、比較的簡単な装置構
成で、従来と同様の簡単な制御により、安定して適温の
飲料を供給できる。
る。
る。
る。
る。
矢視横断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 タンク内に、冷媒となる水と、飲料が通
過するコイル状の飲料流通経路を備えるとともに、該タ
ンクの周壁の一部に冷却手段を備えた瞬冷式飲料供給装
置において、該冷却手段を備えた部位および該部位周辺
のタンク内壁を冷却部として、熱伝導性の高い材料で構
成し、前記飲料流通経路周辺のタンク内壁を制御冷却部
として、熱伝導性の低い材料で構成したことを特徴とす
る瞬冷式飲料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18748695A JP3497287B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 瞬冷式飲料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18748695A JP3497287B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 瞬冷式飲料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942815A true JPH0942815A (ja) | 1997-02-14 |
JP3497287B2 JP3497287B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=16206916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18748695A Expired - Lifetime JP3497287B2 (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 瞬冷式飲料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3497287B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6119464A (en) * | 1995-11-30 | 2000-09-19 | Sapporo Breweries Limited | Beverage servers and their controlling methods |
JP2015217963A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | サッポロビール株式会社 | 飲料サーバ |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP18748695A patent/JP3497287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6119464A (en) * | 1995-11-30 | 2000-09-19 | Sapporo Breweries Limited | Beverage servers and their controlling methods |
JP2015217963A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | サッポロビール株式会社 | 飲料サーバ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3497287B2 (ja) | 2004-02-16 |
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