JPH0942421A - カム装置、このカム装置を用いた自動組立機の装着ヘッド、及びこの装着ヘッドの駆動方法 - Google Patents
カム装置、このカム装置を用いた自動組立機の装着ヘッド、及びこの装着ヘッドの駆動方法Info
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- JPH0942421A JPH0942421A JP7196849A JP19684995A JPH0942421A JP H0942421 A JPH0942421 A JP H0942421A JP 7196849 A JP7196849 A JP 7196849A JP 19684995 A JP19684995 A JP 19684995A JP H0942421 A JPH0942421 A JP H0942421A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一枚のカムで複数の駆動部材を作動させ、カ
ム装置の小型化を図る。 【解決手段】 一枚のカム板の異なった面又は異なった
角度位置に、それぞれ異なった複数種類のカムプロファ
イルを形成したカム210と、このカム210を往復回
転させるカム軸201と、前記カム210のそれぞれ異
なった複数種類のカムプロファイルに対応し、これらカ
ムプロファイルによるタイミングと移動量で駆動される
複数のカムレバー220,230と、この複数のカムレ
バーのそれぞれのカムレバーと対応する複数の駆動レバ
ー222,232と、これら駆動レバー222,232
によって、それぞれ異なったタイミングと移動量で駆動
される複数の被動部材111,131とで構成する。
ム装置の小型化を図る。 【解決手段】 一枚のカム板の異なった面又は異なった
角度位置に、それぞれ異なった複数種類のカムプロファ
イルを形成したカム210と、このカム210を往復回
転させるカム軸201と、前記カム210のそれぞれ異
なった複数種類のカムプロファイルに対応し、これらカ
ムプロファイルによるタイミングと移動量で駆動される
複数のカムレバー220,230と、この複数のカムレ
バーのそれぞれのカムレバーと対応する複数の駆動レバ
ー222,232と、これら駆動レバー222,232
によって、それぞれ異なったタイミングと移動量で駆動
される複数の被動部材111,131とで構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つのカムで異な
った複数種類の被動部材を作動させるカム装置、及びこ
のカム装置を利用して装着ヘッドにおける異なった複数
種類の駆動要素を一つのカム装置で駆動できるようにし
た自動組立機、特に電子部品自動装着機等に用いると好
適な装着ヘッドに関する。
った複数種類の被動部材を作動させるカム装置、及びこ
のカム装置を利用して装着ヘッドにおける異なった複数
種類の駆動要素を一つのカム装置で駆動できるようにし
た自動組立機、特に電子部品自動装着機等に用いると好
適な装着ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】自動組立機の装着ヘッド、例えば、プリ
ント基板へ電子部品を自動装着する電子部品自動装着機
に用いられる電子部品装着ヘッドにおいては、より高速
な作動を可能ならしめるために小型化することが要望さ
れており、かつ、より高い位置精度で装着することを実
現するために微妙な組付け調整作業を容易に行なえるよ
うにすることも要望されている。また、電子部品自動装
着機等の自動組立機における装着ヘッド以外のカムを利
用した各種機械においても、カム装置の小型化、調整作
業の容易化が望まれている。
ント基板へ電子部品を自動装着する電子部品自動装着機
に用いられる電子部品装着ヘッドにおいては、より高速
な作動を可能ならしめるために小型化することが要望さ
れており、かつ、より高い位置精度で装着することを実
現するために微妙な組付け調整作業を容易に行なえるよ
うにすることも要望されている。また、電子部品自動装
着機等の自動組立機における装着ヘッド以外のカムを利
用した各種機械においても、カム装置の小型化、調整作
業の容易化が望まれている。
【0003】このような要望に応えるため、本出願人は
特開平5−167294号において、新規の電子部品装
着ヘッドを提案している。この電子部品装着ヘッドは、
図1に示すように、電子部品を部品供給装置の部品取出
し位置からプリント基板上の実装位置まで搬送して実装
する三個のスピンドル部110からなるスピンドル構成
体100を有している。そして、このスピンドル構成体
100における三個のスピンドル部110をそれぞれ上
下動させる、前記スピンドル部110に対応する三個の
図示しない駆動部構成体と、この三個の駆動部構成体を
それぞれ作動させる、図8に示す、三種類のカム31
0,320,330で一組をなすカム群をカム軸301
に三組固定したカム軸構成体300とを有し、かつ、こ
れらスピンドル構成体100と、駆動部構成体及びカム
軸構成体300のうちの少なくとも一つの構成体を、構
成体としての構造を保持したまま、他の構成体と独立し
て着脱可能にヘッド本体1に組み込んだ構成としてあ
る。
特開平5−167294号において、新規の電子部品装
着ヘッドを提案している。この電子部品装着ヘッドは、
図1に示すように、電子部品を部品供給装置の部品取出
し位置からプリント基板上の実装位置まで搬送して実装
する三個のスピンドル部110からなるスピンドル構成
体100を有している。そして、このスピンドル構成体
100における三個のスピンドル部110をそれぞれ上
下動させる、前記スピンドル部110に対応する三個の
図示しない駆動部構成体と、この三個の駆動部構成体を
それぞれ作動させる、図8に示す、三種類のカム31
0,320,330で一組をなすカム群をカム軸301
に三組固定したカム軸構成体300とを有し、かつ、こ
れらスピンドル構成体100と、駆動部構成体及びカム
軸構成体300のうちの少なくとも一つの構成体を、構
成体としての構造を保持したまま、他の構成体と独立し
て着脱可能にヘッド本体1に組み込んだ構成としてあ
る。
【0004】このような構成からなる電子部品装着ヘッ
ドによれば、それぞれの構成体を分離して取り出し、ま
た適宜治具を使用して、組み込む前に独立して調整する
ことができるので、組込み,調整作業が非常に容易にな
る。また、組み込み前の調整を十分行なえることによ
り、本体へ組み込んだ後の調整は、構成体相互の間の調
整のみを行なえばよいので、本体に組み付けた後の、狭
いスペース中での構成体自体の微妙な調整が不要とな
り、組込み,調整が非常に容易になるといった優れた効
果を奏する。
ドによれば、それぞれの構成体を分離して取り出し、ま
た適宜治具を使用して、組み込む前に独立して調整する
ことができるので、組込み,調整作業が非常に容易にな
る。また、組み込み前の調整を十分行なえることによ
り、本体へ組み込んだ後の調整は、構成体相互の間の調
整のみを行なえばよいので、本体に組み付けた後の、狭
いスペース中での構成体自体の微妙な調整が不要とな
り、組込み,調整が非常に容易になるといった優れた効
果を奏する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような優れた効
果を奏する特開平5−167294号の電子部品装着ヘ
ッドも、装置のさらなる低価格化,小型化,効率化とい
った観点からすると、改良の余地があった。すなわち、
上記電子部品装着ヘッドにおいては、スピンドル部11
0の上下動と、ヘッド1のセンタリング部120の作
動、及び部品供給装置の作動をそれぞれ異なった種類の
カム310,320,330を用いて行なっていた。そ
のため、三個の装着ヘッドを有する電子部品自動装着機
においては、図8に示すように、カム軸構成体300
は、カム軸301に一組三種類のカム310,320,
330からなる三組のカム群を取り付けなければなら
ず、合計九個のカムを必要としていた。
果を奏する特開平5−167294号の電子部品装着ヘ
ッドも、装置のさらなる低価格化,小型化,効率化とい
った観点からすると、改良の余地があった。すなわち、
上記電子部品装着ヘッドにおいては、スピンドル部11
0の上下動と、ヘッド1のセンタリング部120の作
動、及び部品供給装置の作動をそれぞれ異なった種類の
カム310,320,330を用いて行なっていた。そ
のため、三個の装着ヘッドを有する電子部品自動装着機
においては、図8に示すように、カム軸構成体300
は、カム軸301に一組三種類のカム310,320,
330からなる三組のカム群を取り付けなければなら
ず、合計九個のカムを必要としていた。
【0006】カムは単純な形状のものであっても、その
加工には精密さが要求されることから高価となるざるを
得ず、また、カムが多いと取り付け及び精密な調整のた
めに組立工数がかかり、全体として高価になってしまう
といった事情があった。
加工には精密さが要求されることから高価となるざるを
得ず、また、カムが多いと取り付け及び精密な調整のた
めに組立工数がかかり、全体として高価になってしまう
といった事情があった。
【0007】本発明は、上記の事情にかんがみてなされ
たものであり、各種機器等において利用可能であって、
一枚(又は単一)のカムで異なった複数種類の被動部材
を作動させることのできるカム装置の提供を目的とす
る。また、本発明は、従来異なった種類の被動部材ごと
に専用的に用いられていたカムを、異なった複数種類の
被動部材に対して一つのカムを共用できるようにするこ
とによって、自動組立機における装着ヘッドの低価格化
を実現ならしめることを目的とする。
たものであり、各種機器等において利用可能であって、
一枚(又は単一)のカムで異なった複数種類の被動部材
を作動させることのできるカム装置の提供を目的とす
る。また、本発明は、従来異なった種類の被動部材ごと
に専用的に用いられていたカムを、異なった複数種類の
被動部材に対して一つのカムを共用できるようにするこ
とによって、自動組立機における装着ヘッドの低価格化
を実現ならしめることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカム装置は、一枚のカム板の異なった面又
は異なった角度位置に、それぞれ異なった複数種類のカ
ムプロファイルを形成したカムと、このカムを往復回転
させるカム軸と、前記カムのそれぞれ異なったカムプロ
ファイルに対応し、これらカムプロファイルによるタイ
ミングと移動量で駆動される複数のカムレバーと、この
複数のカムレバーによって、それぞれ異なったタイミン
グと移動量で駆動される複数の被動部材とを有する構成
としてある。
め、本発明のカム装置は、一枚のカム板の異なった面又
は異なった角度位置に、それぞれ異なった複数種類のカ
ムプロファイルを形成したカムと、このカムを往復回転
させるカム軸と、前記カムのそれぞれ異なったカムプロ
ファイルに対応し、これらカムプロファイルによるタイ
ミングと移動量で駆動される複数のカムレバーと、この
複数のカムレバーによって、それぞれ異なったタイミン
グと移動量で駆動される複数の被動部材とを有する構成
としてある。
【0009】このようなカム装置によれば、一つのカム
で複数種類の被動部材の作動を制御することができるの
で、カム装置を用いた機械等の小型化,低価格化を可能
とする。特に、カムを多数必要とする機械等に用いると
効果的である。
で複数種類の被動部材の作動を制御することができるの
で、カム装置を用いた機械等の小型化,低価格化を可能
とする。特に、カムを多数必要とする機械等に用いると
効果的である。
【0010】また、本発明の部品供給装置の部品取出し
位置から部品を取り出して装着位置まで搬送して装着す
る装着ヘッドを複数個備えた自動組立機において、一枚
のカム板の異なった面又は異なった角度位置に、それぞ
れ異なった複数種類のカムプロファイルを形成したカ
ム、及びこのカムの前記複数種類のカムプロファイルに
よるタイミングと移動量でそれぞれ駆動される前記カム
プロファイルと同数のカムレバーを有するカム装置と、
前記異なった複数種類のカムプロファイルとそれぞれ対
応して異なった複数種類の作動を行なう、前記複数の装
着ヘッドごとにそれぞれ設けられた前記カムプロファイ
ルと同数の被動部材と、前記複数のカムレバーを各カム
レバーごとにそれぞれ取り付けた前記カムレバーと同数
のレバー軸と、これらレバー軸のそれぞれに取り付けら
れた、前記被動部材のうち各装着ヘッドに共通した同種
類ごとの被動部材を作動させる装着ヘッドと同数の駆動
レバーと、これら同種類の駆動レバーと、これら同種類
の駆動レバーを取り付けた前記レバー軸の間に設けら
れ、前記カム装置からの駆動力を前記同種類の駆動レバ
ーにそれぞれ相互に独立して伝達するクラッチ手段とを
有する構成としてある。
位置から部品を取り出して装着位置まで搬送して装着す
る装着ヘッドを複数個備えた自動組立機において、一枚
のカム板の異なった面又は異なった角度位置に、それぞ
れ異なった複数種類のカムプロファイルを形成したカ
ム、及びこのカムの前記複数種類のカムプロファイルに
よるタイミングと移動量でそれぞれ駆動される前記カム
プロファイルと同数のカムレバーを有するカム装置と、
前記異なった複数種類のカムプロファイルとそれぞれ対
応して異なった複数種類の作動を行なう、前記複数の装
着ヘッドごとにそれぞれ設けられた前記カムプロファイ
ルと同数の被動部材と、前記複数のカムレバーを各カム
レバーごとにそれぞれ取り付けた前記カムレバーと同数
のレバー軸と、これらレバー軸のそれぞれに取り付けら
れた、前記被動部材のうち各装着ヘッドに共通した同種
類ごとの被動部材を作動させる装着ヘッドと同数の駆動
レバーと、これら同種類の駆動レバーと、これら同種類
の駆動レバーを取り付けた前記レバー軸の間に設けら
れ、前記カム装置からの駆動力を前記同種類の駆動レバ
ーにそれぞれ相互に独立して伝達するクラッチ手段とを
有する構成としてある。
【0011】さらに、このような構成からなる自動組立
機の装着ヘッドを駆動する方法にあっては、前記カム装
置を駆動させるとともに、前記装着ヘッドごとに設けた
同種類の被動部材に対応した前記複数のクラッチ手段を
装着ヘッドごとに選択的に係脱させることによって、任
意の装着ヘッドにおける被動部材を作動させて部品の装
着を装着ヘッドごとに独立して行なわせるようにしてい
る。
機の装着ヘッドを駆動する方法にあっては、前記カム装
置を駆動させるとともに、前記装着ヘッドごとに設けた
同種類の被動部材に対応した前記複数のクラッチ手段を
装着ヘッドごとに選択的に係脱させることによって、任
意の装着ヘッドにおける被動部材を作動させて部品の装
着を装着ヘッドごとに独立して行なわせるようにしてい
る。
【0012】このような自動組立機の装着ヘッド及びそ
の駆動方法によれば、一台の自動組立機に多数の装着ヘ
ッドを装備しても、機械全体の大型化,複雑化をまねく
ことがなく、また保守,調整なども容易に行なうことが
できる。
の駆動方法によれば、一台の自動組立機に多数の装着ヘ
ッドを装備しても、機械全体の大型化,複雑化をまねく
ことがなく、また保守,調整なども容易に行なうことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。以下の実施形態の説明にお
いては、カム装置を自動組立機の装着ヘッド、特に電子
部品自動装着機の装着ヘッドに適用した例について行な
い、これによって、カム装置と自動組立機の装着ヘッド
の実施形態を同時に説明する。図1は、三つの装着ヘッ
ドを有する電子部品自動装着機の概略正面図であり、主
にスピンドル構成体の配置関係を示す。図2〜図5は、
本発明の実施形態におけるスピンドル構成体とカム装置
の関係を示す要部側面図と要部平面図である。
図面を参照しつつ説明する。以下の実施形態の説明にお
いては、カム装置を自動組立機の装着ヘッド、特に電子
部品自動装着機の装着ヘッドに適用した例について行な
い、これによって、カム装置と自動組立機の装着ヘッド
の実施形態を同時に説明する。図1は、三つの装着ヘッ
ドを有する電子部品自動装着機の概略正面図であり、主
にスピンドル構成体の配置関係を示す。図2〜図5は、
本発明の実施形態におけるスピンドル構成体とカム装置
の関係を示す要部側面図と要部平面図である。
【0014】本実施形態における電子部品自動装着機の
装着ヘッドは、スピンドル構成体100と、カム装置2
00をヘッド本体1に組み込んである。装着ヘッドの本
体1は、周知のように、電子部品を部品供給装置の部品
取出し位置で吸着して取り出し、プリント基板上の実装
位置へ搬送するために、平面上を二次元方向(X,Y軸
方向)に移動する図示しない任意のロボットによって支
持されている。
装着ヘッドは、スピンドル構成体100と、カム装置2
00をヘッド本体1に組み込んである。装着ヘッドの本
体1は、周知のように、電子部品を部品供給装置の部品
取出し位置で吸着して取り出し、プリント基板上の実装
位置へ搬送するために、平面上を二次元方向(X,Y軸
方向)に移動する図示しない任意のロボットによって支
持されている。
【0015】図1及び図2によって、スピンドル構成体
100について簡単に説明する。スピンドル構成体10
0は、上下動するスピンドル部110と、スピンドル部
110に吸着された電子部品のセンタリングを行なうセ
ンタリング部120と、図示しない部品供給装置を作動
させる部品供給装置作動部130を有し、かつ、これら
を、ヘッド本体1に着脱可能に取り付けたスピンドル支
持体2で支持している。
100について簡単に説明する。スピンドル構成体10
0は、上下動するスピンドル部110と、スピンドル部
110に吸着された電子部品のセンタリングを行なうセ
ンタリング部120と、図示しない部品供給装置を作動
させる部品供給装置作動部130を有し、かつ、これら
を、ヘッド本体1に着脱可能に取り付けたスピンドル支
持体2で支持している。
【0016】図2において、111はスピンドル部11
0の中心軸で、中空状に形成するとともに、下端には電
子部品を吸着保持するための吸着ノズル112が取り付
けてあり、上端には図示しない真空ポンプにバルブを介
して連接するホース113が接続してある。114はス
ピンドル支持体2に回転自在に支持されたスリーブであ
り、中心軸111を上下動可能に支持している。
0の中心軸で、中空状に形成するとともに、下端には電
子部品を吸着保持するための吸着ノズル112が取り付
けてあり、上端には図示しない真空ポンプにバルブを介
して連接するホース113が接続してある。114はス
ピンドル支持体2に回転自在に支持されたスリーブであ
り、中心軸111を上下動可能に支持している。
【0017】115はスリーブ114の上部に固着され
たプーリであり、タイミングベルト116によってスピ
ンドル駆動モータ3と連結されて、電子部品を任意の向
きに装着するためにスピンドル部110を回転させてい
る。117は中心軸111の上部に嵌着されたつば部材
であり、後述する第一駆動レバー222の先端に取り付
けたころ224が係合し、第一カムレバー220の作動
によって中心軸111を上下方向に駆動する。
たプーリであり、タイミングベルト116によってスピ
ンドル駆動モータ3と連結されて、電子部品を任意の向
きに装着するためにスピンドル部110を回転させてい
る。117は中心軸111の上部に嵌着されたつば部材
であり、後述する第一駆動レバー222の先端に取り付
けたころ224が係合し、第一カムレバー220の作動
によって中心軸111を上下方向に駆動する。
【0018】121はセンタリング部120におけるセ
ンタリング爪であり、吸着ノズル112の周りに90度
間隔で4個設けられている。このセンタリング爪121
は、スピンドル部110が上下動すると、この上下動を
駆動源として利用する従来公知の機構(例えば、実開昭
62−78288号公報)によって、所定のタイミング
で開閉を行ない電子部品をセンタリングする構成となっ
ている。
ンタリング爪であり、吸着ノズル112の周りに90度
間隔で4個設けられている。このセンタリング爪121
は、スピンドル部110が上下動すると、この上下動を
駆動源として利用する従来公知の機構(例えば、実開昭
62−78288号公報)によって、所定のタイミング
で開閉を行ない電子部品をセンタリングする構成となっ
ている。
【0019】図2において、131は周知の部品供給装
置を作動させるための部品供給装置作動部130の作動
杆であり、スピンドル部110の前後に一本づつ配置さ
れ、かつスピンドル支持体2に上下動可能に案内されて
いる。132は作動杆131の下端に設けられた押圧部
材である。図3において、133は二本の作動杆131
の上端を固定した支持部材であり、そのほぼ中央部には
後述する第二駆動レバー232の先端に取り付けたころ
234の係合する係合部材134が取り付けてある。
置を作動させるための部品供給装置作動部130の作動
杆であり、スピンドル部110の前後に一本づつ配置さ
れ、かつスピンドル支持体2に上下動可能に案内されて
いる。132は作動杆131の下端に設けられた押圧部
材である。図3において、133は二本の作動杆131
の上端を固定した支持部材であり、そのほぼ中央部には
後述する第二駆動レバー232の先端に取り付けたころ
234の係合する係合部材134が取り付けてある。
【0020】この電子部品自動装着機においては、スピ
ンドル支持体2が、上記のスピンドル部110,センタ
リング部120及び部品供給装置作動部130等からな
る装着ヘッドの構成部分を、図1に示すように三組並設
して支持し、スピンドル構成体100を構成している。
そして、スピンドル支持体2は、前面側上部にスピンド
ル部110を回転させるためのスピンドル駆動モータ3
を設け、後面側をヘッド本体1に取り付けてある。
ンドル支持体2が、上記のスピンドル部110,センタ
リング部120及び部品供給装置作動部130等からな
る装着ヘッドの構成部分を、図1に示すように三組並設
して支持し、スピンドル構成体100を構成している。
そして、スピンドル支持体2は、前面側上部にスピンド
ル部110を回転させるためのスピンドル駆動モータ3
を設け、後面側をヘッド本体1に取り付けてある。
【0021】すなわち、図1に示すように、スピンドル
支持体2は、その後面側の両側面にフランジ2aを設け
て、位置決めピン4で位置決めし、ボルト5によって本
体1に取り付けてある。ヘッド本体1は、通常の電子部
品装着ヘッドと同様に、図示しない任意のロボットによ
ってX軸及びZ軸方向に移動可能な構成となっている。
支持体2は、その後面側の両側面にフランジ2aを設け
て、位置決めピン4で位置決めし、ボルト5によって本
体1に取り付けてある。ヘッド本体1は、通常の電子部
品装着ヘッドと同様に、図示しない任意のロボットによ
ってX軸及びZ軸方向に移動可能な構成となっている。
【0022】また、スピンドル支持体2の左端には、図
1に示すように、基板認識(基板上の所定の認識点の位
置を認識して基板の誤供給、位置決めの際の傾き等をチ
ェックする)、又は電子部品の装着位置の認識(装着装
置のリードパターンを認識して、プログラム上の装着位
置と実際のプリント基板上の装着位置との誤差を補正す
るティーチングによる補正、又は画像処理装置による自
動補正)のためのCCDカメラ6が設けてある。
1に示すように、基板認識(基板上の所定の認識点の位
置を認識して基板の誤供給、位置決めの際の傾き等をチ
ェックする)、又は電子部品の装着位置の認識(装着装
置のリードパターンを認識して、プログラム上の装着位
置と実際のプリント基板上の装着位置との誤差を補正す
るティーチングによる補正、又は画像処理装置による自
動補正)のためのCCDカメラ6が設けてある。
【0023】次に、図2ないし図5によってカム装置2
00を説明する。これらの図面において、201はカム
軸であり、その両端近傍が、図4,5に示すように、ヘ
ッド本体1のフレーム部1aにころがり軸受202を介
して回転自在に支承されている。カム軸201の一端は
フレーム部1aから突出しており、この突出している部
分には、図示しないモータとタイミングベルト203で
連結するプーリ204が固着してある。
00を説明する。これらの図面において、201はカム
軸であり、その両端近傍が、図4,5に示すように、ヘ
ッド本体1のフレーム部1aにころがり軸受202を介
して回転自在に支承されている。カム軸201の一端は
フレーム部1aから突出しており、この突出している部
分には、図示しないモータとタイミングベルト203で
連結するプーリ204が固着してある。
【0024】210はスピンドル部110を上下動させ
るとともに、部品供給装置作動部130を上下動させる
カムであり、このカムは図2及び図6に示すように一枚
の板カムの異なった角度位置に異なった種類の二つのカ
ムプロファイルを形成してある。第一のカムプロファイ
ルは、スピンドル部110を図6(A)に示すタイミン
グ線図のように上下動させるべく、カム板周縁の180
度(図2におけるカム210の約右半周)の範囲にわた
って形成してあり、第二のカムプロファイルは部品供給
装置作動部130を図6(A)に示すタイミング線図の
ように上下動させるべく、カム板周縁の他の180度
(図2におけるカム210の約左半周)の範囲にわたっ
て形成してある。
るとともに、部品供給装置作動部130を上下動させる
カムであり、このカムは図2及び図6に示すように一枚
の板カムの異なった角度位置に異なった種類の二つのカ
ムプロファイルを形成してある。第一のカムプロファイ
ルは、スピンドル部110を図6(A)に示すタイミン
グ線図のように上下動させるべく、カム板周縁の180
度(図2におけるカム210の約右半周)の範囲にわた
って形成してあり、第二のカムプロファイルは部品供給
装置作動部130を図6(A)に示すタイミング線図の
ように上下動させるべく、カム板周縁の他の180度
(図2におけるカム210の約左半周)の範囲にわたっ
て形成してある。
【0025】これをカム角度に対するカム半径の変化で
示すと、図6(B)におけるカムの展開図のようにな
る。なお、図4及び図5において、211はタイミング
信号を発生させるための信号用カムであり、カム軸20
1に位相調整可能に固着してある。
示すと、図6(B)におけるカムの展開図のようにな
る。なお、図4及び図5において、211はタイミング
信号を発生させるための信号用カムであり、カム軸20
1に位相調整可能に固着してある。
【0026】220は第一カムレバーであり、一端にカ
ム210の下側に位置する第一カムプロファイルと当接
するローラ221を回転自在に支承し、他端は第一カム
レバー軸250に固定してある。ここで、第一カムレバ
ー軸250は、カム軸201と平行に本体1のフレーム
部1aに軸架されている。
ム210の下側に位置する第一カムプロファイルと当接
するローラ221を回転自在に支承し、他端は第一カム
レバー軸250に固定してある。ここで、第一カムレバ
ー軸250は、カム軸201と平行に本体1のフレーム
部1aに軸架されている。
【0027】第一カムレバー軸250には三本の第一駆
動レバー222が取り付けてあり、このうち一本の駆動
レバーは直接第一カムレバー軸250に固着され、残り
の二本の駆動レバーはクラッチ223を介して係脱自在
に第一カムレバー軸250に取り付けてある。なお、三
本の駆動レバー222すべてをクラッチ223を介して
係脱自在に取り付けることも可能である。
動レバー222が取り付けてあり、このうち一本の駆動
レバーは直接第一カムレバー軸250に固着され、残り
の二本の駆動レバーはクラッチ223を介して係脱自在
に第一カムレバー軸250に取り付けてある。なお、三
本の駆動レバー222すべてをクラッチ223を介して
係脱自在に取り付けることも可能である。
【0028】三本の第一駆動レバー222の先端には、
それぞれ上記した中心軸111のつば部材(図4には図
示せず)117に係合するころ224が取り付けてあ
る。したがって、カム軸201が180度づつ往復回転
すると、三つの装着ヘッドのスピンドル部110は同時
又はそれぞれ独立して上下動を行なう。なお、スプリン
グ225は第一カムレバー220をカム210側に引張
り、ローラ221を常時第一カムプロファイルに当接さ
せている。
それぞれ上記した中心軸111のつば部材(図4には図
示せず)117に係合するころ224が取り付けてあ
る。したがって、カム軸201が180度づつ往復回転
すると、三つの装着ヘッドのスピンドル部110は同時
又はそれぞれ独立して上下動を行なう。なお、スプリン
グ225は第一カムレバー220をカム210側に引張
り、ローラ221を常時第一カムプロファイルに当接さ
せている。
【0029】230は第二カムレバーであり、一端にカ
ム210の上側に位置する第二カムプロファイルと当接
するローラ231を回転自在に支承し、他端は第二カム
レバー軸260に固定してある。ここで、第二カムレバ
ー軸260はカム軸201及び第一カムレバー軸250
と平行に本体1のフレーム部1aに軸架されている。ま
た、第二カムレバー230は、第一カムレバー220と
干渉しないようにするため、カム210を中央にして第
一カムレバー220の反対側に位置するよう配置してあ
る。
ム210の上側に位置する第二カムプロファイルと当接
するローラ231を回転自在に支承し、他端は第二カム
レバー軸260に固定してある。ここで、第二カムレバ
ー軸260はカム軸201及び第一カムレバー軸250
と平行に本体1のフレーム部1aに軸架されている。ま
た、第二カムレバー230は、第一カムレバー220と
干渉しないようにするため、カム210を中央にして第
一カムレバー220の反対側に位置するよう配置してあ
る。
【0030】第二カムレバー軸260には、三本の第二
駆動レバー232が、図示しないクラッチレバー,係合
部材,エアシリンダ等からなる揺動型の公知のクラッチ
233を介して係脱自在に取り付けてある。そして、こ
の三本の第二駆動レバー232の先端には、それぞれ上
記した部品供給装置作動部130に形成した係合部材1
34に係合する第二ころ234が取り付けてある。スプ
リング235は、第二カムレバー230をカム210側
に引張り、ローラ231を常時第二カムプロファイルに
当接させている。なお、第二駆動レバー232のうち、
任意の第二駆動レバー232のみをクラッチ233を介
して第二カムレバー軸260に取り付けるようにしても
よい。
駆動レバー232が、図示しないクラッチレバー,係合
部材,エアシリンダ等からなる揺動型の公知のクラッチ
233を介して係脱自在に取り付けてある。そして、こ
の三本の第二駆動レバー232の先端には、それぞれ上
記した部品供給装置作動部130に形成した係合部材1
34に係合する第二ころ234が取り付けてある。スプ
リング235は、第二カムレバー230をカム210側
に引張り、ローラ231を常時第二カムプロファイルに
当接させている。なお、第二駆動レバー232のうち、
任意の第二駆動レバー232のみをクラッチ233を介
して第二カムレバー軸260に取り付けるようにしても
よい。
【0031】上記構成からなる実施形態の電子部品自動
装着機における装着ヘッドの作動を簡単に説明すると、
次のようになる。すなわち、図示しない任意のロボット
によるヘッド本体1のX,Y軸方向への移動によって、
所定の部品供給装置の部品取り出し位置の上方にスピン
ドル部110の中心軸111を配置し、カム軸201を
180度往復回転させ、カム210も同じく180度の
範囲で往復回転させる。すると、カム210の第一カム
プロファイルは、当接するローラ221,第一カムレバ
ー220,第一カムレバー軸250,第一駆動レバー2
22,ころ224及びつば部材117を介して、各装着
ヘッドのスピンドル部110を図6(A)に示すタイミ
ング線図にしたがって上下動させる。
装着機における装着ヘッドの作動を簡単に説明すると、
次のようになる。すなわち、図示しない任意のロボット
によるヘッド本体1のX,Y軸方向への移動によって、
所定の部品供給装置の部品取り出し位置の上方にスピン
ドル部110の中心軸111を配置し、カム軸201を
180度往復回転させ、カム210も同じく180度の
範囲で往復回転させる。すると、カム210の第一カム
プロファイルは、当接するローラ221,第一カムレバ
ー220,第一カムレバー軸250,第一駆動レバー2
22,ころ224及びつば部材117を介して、各装着
ヘッドのスピンドル部110を図6(A)に示すタイミ
ング線図にしたがって上下動させる。
【0032】また、カム210の第二カムプロファイル
は、当接するローラ231,第二カムレバー230,第
二カムレバー軸260,第二駆動レバー232,ころ2
34及び係合部材134を介して各装着ヘッドに対応し
た部品供給装置の作動部130を図6(A)に示すタイ
ミング線図にしたがって上下動させる。
は、当接するローラ231,第二カムレバー230,第
二カムレバー軸260,第二駆動レバー232,ころ2
34及び係合部材134を介して各装着ヘッドに対応し
た部品供給装置の作動部130を図6(A)に示すタイ
ミング線図にしたがって上下動させる。
【0033】したがって、実際には、まず、部品供給装
置作動部130の作動杆131が下降し、所定の部品供
給装置の作動杆又はレバーを押圧部材132で押圧して
電子部品供給装置を1ピッチだけ作動させることによっ
て、電子部品をテープ等の搬送装置から部品取出し位置
に位置決めする。
置作動部130の作動杆131が下降し、所定の部品供
給装置の作動杆又はレバーを押圧部材132で押圧して
電子部品供給装置を1ピッチだけ作動させることによっ
て、電子部品をテープ等の搬送装置から部品取出し位置
に位置決めする。
【0034】次いで、徐々に下降してきたスピンドル部
110の動きにより、電子部品を吸着ノズル112で吸
着し、かつ、その後カム軸201を逆回転させてスピン
ドル部110を上昇させ、電子部品を部品取出し位置か
ら取り出す。吸着ノズル112で電子部品を吸着して中
心軸が上昇すると、スピンドル部110の動きに対して
所定のタイミングで動作するセンタリング部120の把
持爪121が閉じて電子部品のセンタリングを行ない、
スピンドル部110と作動杆は、上昇端に戻ってカム軸
201の逆回転が停止する。
110の動きにより、電子部品を吸着ノズル112で吸
着し、かつ、その後カム軸201を逆回転させてスピン
ドル部110を上昇させ、電子部品を部品取出し位置か
ら取り出す。吸着ノズル112で電子部品を吸着して中
心軸が上昇すると、スピンドル部110の動きに対して
所定のタイミングで動作するセンタリング部120の把
持爪121が閉じて電子部品のセンタリングを行ない、
スピンドル部110と作動杆は、上昇端に戻ってカム軸
201の逆回転が停止する。
【0035】次いで、本体1の移動により吸着ノズル1
12が実装位置までくると、カムレバー軸201、すな
わちカム210が再び正回転して、上記と逆の動作でセ
ンタリング部120の把持爪121が開き、かつスピン
ドル部110の吸着ノズル112が、再度下降して電子
部品を実装位置に装着し、かつ、その後カム軸201の
逆回転によって上昇してもとの位置に復帰しカム軸20
1が停止する。
12が実装位置までくると、カムレバー軸201、すな
わちカム210が再び正回転して、上記と逆の動作でセ
ンタリング部120の把持爪121が開き、かつスピン
ドル部110の吸着ノズル112が、再度下降して電子
部品を実装位置に装着し、かつ、その後カム軸201の
逆回転によって上昇してもとの位置に復帰しカム軸20
1が停止する。
【0036】このようにして、スピンドル部110の上
下動と部品供給装置作動部130の作動とを一枚のカム
によって行なうことができるので、従来に比べてカムの
枚数及び付属する部品を半減することが可能となり、装
置の低価格化を実現できる。しかも、一枚のカムによっ
てスピンドル部110の上下動と部品供給装置作動部1
30の作動とを同時に行なわせるので、両作動の間でタ
イミングのずれを生じることがなく、したがって装置構
成部品の組立時における位置合せ等が不要となり、組立
工程の簡略化を図ることができる。
下動と部品供給装置作動部130の作動とを一枚のカム
によって行なうことができるので、従来に比べてカムの
枚数及び付属する部品を半減することが可能となり、装
置の低価格化を実現できる。しかも、一枚のカムによっ
てスピンドル部110の上下動と部品供給装置作動部1
30の作動とを同時に行なわせるので、両作動の間でタ
イミングのずれを生じることがなく、したがって装置構
成部品の組立時における位置合せ等が不要となり、組立
工程の簡略化を図ることができる。
【0037】さらに、カム210を180度往復回転さ
せる構成としてあるので、図6(A)のタイミング線図
の0度と180度の付近において、カムを任意の時間停
止させることができ、これにより、電子部品のチャッキ
ング,チャッキング開放等の作業をより確実に行なわせ
ることが可能となる。
せる構成としてあるので、図6(A)のタイミング線図
の0度と180度の付近において、カムを任意の時間停
止させることができ、これにより、電子部品のチャッキ
ング,チャッキング開放等の作業をより確実に行なわせ
ることが可能となる。
【0038】図7は、一つの装着ヘッドを有する電子部
品自動装着機におけるカム装置部分の要部平面図を示
す。この例のように、カムレバーと駆動レバーが1対1
で対応している場合には、スピンドル部110の上下動
用の第一カムレバー220と第一駆動レバー222及び
部品供給装置作動部130の作動用の第二カムレバー2
30と第二駆動レバー232をそれぞれ一体化すること
ができる。
品自動装着機におけるカム装置部分の要部平面図を示
す。この例のように、カムレバーと駆動レバーが1対1
で対応している場合には、スピンドル部110の上下動
用の第一カムレバー220と第一駆動レバー222及び
部品供給装置作動部130の作動用の第二カムレバー2
30と第二駆動レバー232をそれぞれ一体化すること
ができる。
【0039】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、要旨の範囲内における各種変形形態を含
むものである。例えば、カム装置のカムに形成するカム
プロファイルは、三つ以上であってもよく、カム装置の
使用態様に応じて選択することができる。カムプロファ
イルをN個形成した場合は、カム210をN/360度
の範囲で往復回転させる。また、カムプロファイルは、
カムの両面にそれぞれ溝状に形成することもできる。こ
の場合、カムの回転は一方向に連続的に行なってもよ
く、任意の角度範囲で往復回転させてもよい。
ものではなく、要旨の範囲内における各種変形形態を含
むものである。例えば、カム装置のカムに形成するカム
プロファイルは、三つ以上であってもよく、カム装置の
使用態様に応じて選択することができる。カムプロファ
イルをN個形成した場合は、カム210をN/360度
の範囲で往復回転させる。また、カムプロファイルは、
カムの両面にそれぞれ溝状に形成することもできる。こ
の場合、カムの回転は一方向に連続的に行なってもよ
く、任意の角度範囲で往復回転させてもよい。
【0040】また、このカム装置は電子部品自動装着機
以外の各種機械に使用できることも当然であり、さらに
電子部品自動装着機に使用した場合において、電子部品
自動装着機のタイプの異なるものに使用することもでき
る。
以外の各種機械に使用できることも当然であり、さらに
電子部品自動装着機に使用した場合において、電子部品
自動装着機のタイプの異なるものに使用することもでき
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明のカム装置によれ
ば、一つのカムで異なった複数種類の被動部材の作動を
同時に制御することができるので、カム装置を用いた機
械等の小型化,低価格化を可能とする。また、同種類及
び異なった種類の被動部材間においてタイミングのずれ
を生じることがなく、正確に同期した作業が可能とな
る。
ば、一つのカムで異なった複数種類の被動部材の作動を
同時に制御することができるので、カム装置を用いた機
械等の小型化,低価格化を可能とする。また、同種類及
び異なった種類の被動部材間においてタイミングのずれ
を生じることがなく、正確に同期した作業が可能とな
る。
【0042】また、自動組立機の装着ヘッドに採用すれ
ば、一台の電子部品自動装着機に多数の装着ヘッドを装
備しても、機械全体の大型化,複雑化をまねくことがな
く、また保守,調整なども容易に行なうことができる。
特に、装着ヘッドが増えれば増えるほど、その効果が大
きくなる。
ば、一台の電子部品自動装着機に多数の装着ヘッドを装
備しても、機械全体の大型化,複雑化をまねくことがな
く、また保守,調整なども容易に行なうことができる。
特に、装着ヘッドが増えれば増えるほど、その効果が大
きくなる。
【図1】三つの装着ヘッドを有する電子部品自動装着機
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるカム装置とスピン
ドル構成体及びこれらの関係を示す要部側面断面図であ
る。
ドル構成体及びこれらの関係を示す要部側面断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかる部品供給装置作動
部とカム装置の関係を示す要部側面図である。
部とカム装置の関係を示す要部側面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかるカム装置とスピン
ドル構成体及びこれらの関係を示す要部平面断面図であ
る。
ドル構成体及びこれらの関係を示す要部平面断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態にかかる部品供給装置作動
部とカム装置の関係を示す要部平面断面図である。
部とカム装置の関係を示す要部平面断面図である。
【図6】(A)はカムのタイミング線図、(B)は展開
図を示す。
図を示す。
【図7】本発明における電子部品自動装着機の装着ヘッ
ドの他の実施形態におけるカム装置の要部平面断面図で
ある。
ドの他の実施形態におけるカム装置の要部平面断面図で
ある。
【図8】従来のカム装置の要部断面平面図である。
1 ヘッド本体 2 スピンドル支持体 100 スピンドル構成体 110 スピンドル部 111 中心軸 112 吸着ノズル 117 つば部材 120 センタリング部 121 センタリング爪 130 部品供給装置作動部 200 カム装置 201 カム軸 210 カム 220 第一カムレバー 221 ローラ 222 第一駆動レバー 223 クラッチ 224 ころ 230 第二カムレバー 231 ローラ 232 第二駆動レバー 234 ころ 250 第一カムレバー軸 260 第二カムレバー軸
Claims (4)
- 【請求項1】 一枚のカム板の異なった面又は異なった
角度位置に、それぞれ異なった種類の複数のカムプロフ
ァイルを形成したカムと、 このカムを往復回転させるカム軸と、 前記カムのそれぞれ異なった種類のカムプロファイルに
対応し、これらカムプロファイルによるタイミングと移
動量で駆動される複数のカムレバーと、 この複数のカムレバーによって、それぞれ異なったタイ
ミングと移動量で駆動される複数の被動部材と、 を有することを特徴とするカム装置。 - 【請求項2】 前記カム板に設けられた複数のカムプロ
ファイルごとに一個のカムレバーと、複数の駆動レバー
と、この駆動レバーと同数の被動部材とを有し、前記一
個のカムレバーと複数の駆動レバーを一本のレバー軸に
よって連結し、前記複数の駆動レバーを介して、単一の
カムプロファイルで前記複数の被動部材を同じタイミン
グと移動量で同時に駆動させる請求項1記載のカム装
置。 - 【請求項3】 部品供給装置の部品取出し位置から部品
を取り出して装着位置まで搬送して装着する装着ヘッド
を複数個備えた自動組立機において、 一枚のカム板の異なった面又は異なった角度位置に、そ
れぞれ異なった複数種類のカムプロファイルを形成した
カム、及びこのカムの前記複数種類のカムプロファイル
によるタイミングと移動量でそれぞれ駆動される前記カ
ムプロファイルと同数のカムレバーを有するカム装置
と、 前記異なった複数種類のカムプロファイルとそれぞれ対
応して異なった複数種類の作動を行なう、前記複数の装
着ヘッドごとにそれぞれ設けられた前記カムプロファイ
ルと同数の被動部材と、 前記複数のカムレバーを各カムレバーごとにそれぞれ取
り付けた前記カムレバーと同数のレバー軸と、 これらレバー軸のそれぞれに取り付けられた、前記被動
部材のうち各装着ヘッドに共通した同種類ごとの被動部
材を作動させる装着ヘッドと同数の駆動レバーと、 これら同種類の駆動レバーと、これら同種類の駆動レバ
ーを取り付けた前記レバー軸の間に設けられ、前記カム
装置からの駆動力を前記同種類の駆動レバーにそれぞれ
相互に独立して伝達するクラッチ手段と、 を有することを特徴とする自動組立機の装着ヘッド。 - 【請求項4】 請求項3記載の自動組立機の装着ヘッド
を駆動する方法であって、 前記カム装置を駆動させるとともに、前記装着ヘッドご
とに設けた同種類の被動部材に対応した前記複数のクラ
ッチ手段を装着ヘッドごとに選択的に係脱させることに
よって、任意の装着ヘッドにおける被動部材を作動させ
て部品の装着を装着ヘッドごとに独立して行なわせるこ
とを特徴とした自動組立機の装着ヘッドの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196849A JPH0942421A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | カム装置、このカム装置を用いた自動組立機の装着ヘッド、及びこの装着ヘッドの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196849A JPH0942421A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | カム装置、このカム装置を用いた自動組立機の装着ヘッド、及びこの装着ヘッドの駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0942421A true JPH0942421A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16364687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7196849A Pending JPH0942421A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | カム装置、このカム装置を用いた自動組立機の装着ヘッド、及びこの装着ヘッドの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0942421A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016020723A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-02-04 | キヤノンマシナリー株式会社 | カム駆動機構 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP7196849A patent/JPH0942421A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016020723A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-02-04 | キヤノンマシナリー株式会社 | カム駆動機構 |
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