JPH0940645A - インドール−2−カルボン酸誘導体 - Google Patents

インドール−2−カルボン酸誘導体

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JPH0940645A
JPH0940645A JP7212422A JP21242295A JPH0940645A JP H0940645 A JPH0940645 A JP H0940645A JP 7212422 A JP7212422 A JP 7212422A JP 21242295 A JP21242295 A JP 21242295A JP H0940645 A JPH0940645 A JP H0940645A
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JP
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group
compound
formula
vivo
residue
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Application number
JP7212422A
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English (en)
Inventor
Tatsu Nagata
龍 永田
Nobuyuki Ae
申行 阿江
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0940645A publication Critical patent/JPH0940645A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脳移行性に優れる、副作用の少ないNMDA
(N−メチル−D−アスパラギン酸)受容体−グリシン
結合部位拮抗剤を提供する。 【解決手段】 例えば、式 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNMDA(N−メチ
ル−D−アルパラギン酸)受容体のグリシン結合部位の
選択的拮抗剤である新規なインドール−2−カルボン酸
誘導体に関する。さらに詳しくは、本発明の化合物は全
身投与下でNMDA受容体の励起に対してインビボで拮
抗作用を示し、そのため例えば脳卒中、低血糖症、心臓
停止、周産期仮死等の際の虚血あるいは低酸素状態によ
り引き起こされる中枢神経系の損傷を最小にするのに特
に有用である(J.マッキュロッホ、Br.J.Cli
n.Pharmacol.,34,106(199
2))。またNMDA受容体のグリシン結合部位の選択
的拮抗剤は癲癇、ハンチントン舞踏病、パーキンソン氏
病、アルツハイマー病等を含む多くの神経細胞変性障害
の治療剤としても有用である(G.ジョンソン、Ann
u.Rep.Med.Chem.,24,41(198
9)およびG.ジョンソンおよびC.F.ビッグ、同,
26,11(1991))。最近では、これらNMDA
−グリシン拮抗作用に基づく鎮痛作用、抗鬱作用、抗不
安作用および抗精神分裂作用も報告されている(例え
ば、A.H.ディッケンソンおよびE.アイダー、Ne
urosciene Lett.,121,263(1
991)、R.チュルラスおよびP.スコルニック、E
ur.J.Pharmacol.,185,1(199
0)、J.H.ケーンら、Eur.J.Pharmac
ol.,193,283(1991)、P.H.ハトソ
ンら、Br.J.Pharmacol.,103,20
37(1991))。
【0002】
【従来の技術】ある種のインドール−2−カルボン酸誘
導体はグルタミン酸受容体とくにNMDA受容体サブタ
イプの拮抗剤として作用することが知られている(J.
Med.Chem.,33,2944(1990)参
照)。またGB2266091A号、WO94/204
65号、WO94/27964号とWO95/1051
7号などの公報にもインドール−2−カルボン酸誘導体
がNMDA受容体のグルタミン酸レセプター拮抗作用を
有することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は副作用
の少ない、イン・ビボ(in vivo)活性の高い、
優れたNMDA受容体のグリシン結合部位の選択的拮抗
剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは下記一般式
(1)で示される新規なインドール−2−カルボン酸誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩が目的とする薬理
諸作用を有することを見出し、本発明を完成した。即
ち、本発明は一般式(1)
【化2】 (式中、X1 およびX2 は独立して水素原子、アルキル
基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基ま
たはニトロ基を表す。R1 は水素原子、またはカルボキ
シル基の保護基を表す。R2 は水素原子またはアルキル
基を表す。Aは酸性残基または生体内で酸性残基に変換
され得る基を表す。Eは塩基性残基または生体内で塩基
性残基に変換され得る基を表す。Jはジメチレン基また
はビニレン基を表す。Yは単結合、アルキレン基、アル
ケニレン基、置換されたアルキレン基または式:Y1
Q−Y2 (Y1 は単結合またはアルキレン基を、Y2
アルキレン基を、Qは酸素原子またはイオウ原子を表
す)を表す。Zは単結合またはアルキレン基を表す)で
表されるインドール−2−カルボン酸誘導体またはその
薬理的に許容しうる塩に関する。本発明化合物は、Aで
表される基とEで表される基が同時に分子内に存在する
ことで、それらが単独で存在する場合と比べ、より高い
イン・ビボ活性を実現させることができる。
【0005】本発明における置換基を以下に説明する。
アルキル基としては低級アルキル基が挙げられ、具体的
には例えばメチル、エチル、プロピル、2−プロピル、
ブチル、2−ブチル、3−メチルプロピル、1,1−ジ
メチルエチル、ペンチル、ヘキシル等の直鎖または分枝
した炭素原子数6個以下のアルキル基が挙げられる。ハ
ロゲン原子としては例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
が挙げられる。シクロアルキル基としては低級シクロア
ルキル基が挙げられ、具体的には例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル等の炭素原子数3〜7個のシクロアルキ
ル基が挙げられる。シクロアルキルアルキル基としては
低級シクロアルキルアルキル基が挙げられ、具体的には
例えばシクロプロピルメチル、シクロペンチルエチル、
シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルプロピル等の炭
素原子数13個以下のシクロアルキルアルキル基が挙げ
られる。カルボキシル基の保護基としては、生体内で容
易に加水分解して水素原子を供する基または所望化合物
の合成中の好ましくない副反応を予防するために用いら
れる保護基を意味する。生体内で容易に加水分解して水
素原子を供する基としてはアルキル基および置換された
アルキル基が挙げられ、このアルキル基としては前記の
アルキル基と同じものが挙げられる。置換されたアルキ
ル基の置換基としては、例えばメトキシ、エトキシ、t
ert−ブトキシなどの炭素数1〜6の直鎖または分岐
鎖アルコキシ基、アセトキシ、エチルカルボニルオキ
シ、ピバロイルオキシ等の炭素数1〜6の直鎖または分
岐鎖のアルカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等の
炭素数11までのアロイルオキシ基が挙げられる。合成
中の好ましくない副反応を予防するために用いる保護基
としては、非置換または置換されたベンジル基が挙げら
れ、このときの置換基としては例えば前記のアルキル基
および置換されたアルキル基の他に、ベンジル、p−メ
トキシベンジルおよびp−ニトロベンジルが挙げられ
る。塩基性残基とは、生体内でプロトン化され得る基で
あり、例えば式−NH2 、−NHR3E、−NR3E4E
−NH−C(=NH)−NH2 、−NH−C(=NH)
−NHR3Eまたは−NH−C(=NH)−NR3E
4E(R3E、R4Eは互いに独立して、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基またはシクロアルキルアルキ
ル基であるか、またはR3EおよびR4Eは互いに結合して
窒素原子と共に環状アミンを形成する)で表される基が
挙げられる。
【0006】アルケニル基としては、例えば炭素数3〜
6の直鎖または分岐鎖アルケニル基でそのオレフィン炭
素は窒素原子と直接には結合していないものが挙げら
れ、具体例としてはアリル、2−ブテニルおよび3−ブ
テニルが挙げられる。生体内で塩基性残基に変換され得
る基としては、例えば、式−NHL、−NLR3E、−N
H−C(=NL)−NH2 、−NH−C(=NL)−N
HR3Eまたは−NH−C(=NL)−NR3E4E(R3E
およびR4Eは前記と同じ意味を表し、Lは生体内で加水
分解される基、例えばアルカノイル基またはアルコキシ
カルボニル基である)で表される基などが挙げられる。
アルカノイル基としては、例えば炭素数1〜6の直鎖ま
たは分岐鎖アルカノイル基が挙げられ、具体例としては
ホルミル、アセチル、プロパノイル、n−ブタノイルお
よびピバロイルが挙げられる。アルコキシカルボニル基
としては、例えば炭素数2〜6の直鎖または分岐鎖アル
コキシカルボニル基が挙げられ、具体例としてはメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニル、イソプロポキシカルボニル、sec−ブトキシカ
ルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルが挙げら
れる。酸性残基とは生体内で容易に脱プロトン化しアニ
オンになり得る基であり、具体的にはカルボキシル基ま
たはテトラゾリル基が挙げられる。生体内で酸性残基に
変換され得る基としては、例えば、式−COOR3J、−
CONH2 、−CONHR3Jまたは−CONR3J
4J(R3J、R4Jは互いに独立して、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基またはシクロアルキルアルキ
ル基であるか、またはR3JおよびR4Jは互いに結合して
窒素原子と共に環状アミンを形成する)で表される基な
どが挙げられる。R3EとR4E、またはR3JとR4Jが互い
に結合して形成する環状アミンとしては、例えばアゼチ
ジン、ピロリジン、ピペリジンなどの窒素原子を1〜2
個含む3〜7員環状アミンや、ピペラジン、N−メチル
ピペラジン、モルホリン等の窒素原子または酸素原子等
の少なくとも一つの他のヘテロ原子を含有した5〜7員
環状アミンが挙げられる。アルキレン基としては低級ア
ルキレン基が挙げられ、具体的には例えばメチレン、ジ
メチレン、トリメチレン、テトラメチレン、2−メチル
トリメチレン、3−メチルトリメチレン、1,1−ジメ
チルジメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン等の
直鎖または分枝した炭素原子数6個以下のアルキレン基
が挙げられる。
【0007】アルケニレン基としては低級アルケニレン
基が挙げられ、具体的には例えばビニレン、1−プロペ
ニレン、2−プロペニレン、3−ブテニレン、2−エチ
ル−3−ブテニレン、4−ペンテニレン、3−メチル−
4−ペンテニレン等の直鎖または分枝した炭素原子数2
〜6個のアルケニレン基が挙げられる。置換されたアル
キレン基の置換基としては、例えば水酸基、式:−OR
3S、−OCOR3S、アミノ、−NHCOR3S、−NHC
2 3S、カルボキシル基および式:CO2 3S(R3S
はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基または
シクロアルキルアルキル基を表す)で表される基が挙げ
られ、置換されたアルキレン基の具体例としては、式:
−CH(OH)−、−CH(OAc)−、−CH(CO
2 −tert−Bu)−および−CH2 −CH2 −CH
(CO2 Et)−で表される基が挙げられる。置換され
たアルキレン基の置換基はAで表される基と同一炭素原
子に結合しているのが望ましい。Y1 −Q−Y2 の具体
例としては式:−O−CH2 −、−S−CH2 −、−C
2 −O−CH2 −、−CH2 −S−CH2 −および−
CH2 CH2 −O−CH(CH3 )−で表される基が挙
げられる。本発明化合物は塩を形成する場合がある。塩
としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウム、マ
グネシウム、アルミニウム、アンモニア等の無機塩基と
の塩、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ピリジ
ン、ピロリジン等の有機塩基との塩等が挙げられる。ま
た、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の無機酸との塩、
酢酸、しゅう酸、くえん酸、りんご酸、酒石酸、フマー
ル酸、マレイン酸等の有機酸との塩等が挙げられる。
【0008】本発明の化合物は例えば以下の方法で合成
することができる。 合成法1 一般式(1)で表される本発明化合物はWO92/16
205号に記載する方法により合成することができる一
般式(2)
【化3】 (式中、R1 、X1 およびX2 は前記と同じ意味を表
す。)または一般式(3)
【化4】 (式中、R1 、X1 およびX2 は前記と同じ意味を表
す。)で表される化合物を特開平06−084415に
記載する方法により合成することができる一般式(4)
【化5】 (式中、Y、ZおよびR2 は前記と同意義であり、E0
は式:−NHL1 または−NHC(=NL1 )NHL1
(L1 はアミノ基、グアニジノ基などの塩基性基の保護
基、好ましくはt−ブトキシカルボニルなどのアルコキ
シカルボニル基である)で示される基、A0 は保護され
たカルボキシル基、好ましくは式:−CO2 6 (R6
はアルキル基である)で示される基である)と縮合し脱
保護を行うことで合成することができる。すなわち、E
が塩基性残基であり、AがCO2 Hである一般式(1)
の化合物は一般式(2)または一般式(3)の化合物と
一般式(4)の化合物を縮合し、ついで水酸化ナトリウ
ムや水酸化リチウムなどの水酸化アルカリ水溶液を用い
て、室温下、メタノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン(THF)あるいはジメトキシエタンなどのプロト
ン性または非プロトン性溶媒中アルカリ加水分解し、必
要ならば1N〜12N塩酸、5〜48%臭化水素酸など
の強酸水溶液で酢酸やジオキサンなどのプロトン性また
は非プロトン性溶媒中、室温〜100℃で処理するなど
の酸加水分解することにより合成できる。
【0009】ここでの縮合反応は、例えばジクロロメタ
ン、クロロホルム、酢酸エチル、THFまたはジメチル
ホルムアミド等の有機溶媒中で行うことができる。反応
温度としては−10℃から60℃の範囲が挙げられる。
脱水縮合剤としては例えばジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミドなどが挙げられ、反応助剤とともに
用いられる。反応助剤としては例えばN−ヒドロキシベ
ンズトリアゾール、N,N−ジメチル−4−アミノピリ
ジン等が挙げられる。また、脱水縮合剤として例えば
N,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホ
スフィン酸クロリドを例えばトリエチルアミンの様な有
機塩基と組み合わせて用いることもできる。脱水縮合反
応を実行する際、必要ならば、保護、脱保護の技術を用
いることができる。保護、脱保護の技術は一般的方法
(例えばT.W.Greene and P.G.M.
Wuts, ”Protecting Groups
inOrganic Synthesis”, 199
0に詳しく記されている)を利用することができる。
【0010】Eが塩基性残基でありAがCO2 Hである
一般式(1)の化合物は、ジ炭酸ジ−t−ブチルなどの
ジ炭酸ジアルキルでジクロロメタンなどの不活性溶媒中
室温下処理して再保護して、EがE0 でありAがCO2
Hである一般式(1)の化合物に変換できる。EがE0
でありAがCO2 Hである一般式(1)の化合物を、N
3 、NH23J、HNR3J4J、HN(OH)R3J
HN(OR5J)R3J、H2 NOHあるいはHOR3Jと縮
合して、各々AがCONH2 、CONHR3J、CONR
3J4J、CON(OH)R3J、CON(OR5J)R3J
CON(OH)HあるいはCO2 3Jである一般式
(1)の化合物を得る(R3J、R4JおよびR5Jは互いに
独立してアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、シクロアルキルアルキルを表すか、またはR3Jおよ
びR4Jは窒素原子と共に結合して環状アミンを形成す
る)。縮合反応は、例えば1−エチル−3−(3’−ジ
メチルアミノプロピル)カルボキシイミド−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール、イソ酪酸無水物−トリエチルアミ
ン、またはN,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリ
ジニル)ホスフィン酸クロリド−トリエチルアミンなど
の縮合剤の存在下DMF、THF、ジクロロメタンなど
の不活性溶媒中0℃〜室温で実施できる。同様にEがE
0 で、AがCO2 Hである一般式(1)の化合物を、3
−アミノプロピオニトリルと縮合し、ついで室温下トリ
フェニルホスフィン、アゾジカルボン酸ジエチルおよび
シアン化トリメチルシリルで処理して、アルカリ加水分
解してAがテトラゾリル基でEがE0 である一般式
(1)の化合物を得る。EがE0 である一般式(1)の
化合物を、緩和な酸加水分解により選択的に脱保護し、
Eが−NH2 あるいは−NHC(=NH)NH2 である
一般式(1)の化合物を得る。加水分解は、例えば0.
1〜4N塩化水素で1,4−ジオキサンや酢酸エチルな
どの不活性溶媒中室温で処理して実施できる。
【0011】EがNHR3Eまたは−NHC(=NH)N
HR3Eである一般式(1)の化合物は、Eが−NH2
たは−NHC(=NH)NH2 である一般式(1)の化
合物をR3EI(R3Eは前記と同意義である)で炭酸カリ
ウムや水素化ナトリウムなどの塩基の存在下アルキル化
して合成できる。Eが−NR3E4Eあるいは−NHC
(=NH)NR3E4Eである一般式(1)の化合物は、
Eが−NHR3Eあるいは−NHC(=NH)NHR3E
ある一般式(1)の化合物をR4EIで前記と同様にさら
にアルキル化して合成できる(R3EおよびR4Eは前記と
同意義である)。Eが−NR3E4Eあるいは−NHC
(=NH)NR3E4E(R3EおよびR4Eは互いに結合し
て環状アミンを形成している)である一般式(1)の化
合物は、Eが−NH2 あるいは−NHC(=NH)NH
2 である一般式(1)の化合物をI−Q2 −I(Q2
炭素数2〜6の直鎖アルキレン基または酸素原子または
窒素原子を鎖の途中に含む炭素数4〜6のアルキレン基
である。但し、Q2 中の酸素原子または窒素原子は常に
隣接するアルキレン基に結合している)で前記と同様に
アルキル化して合成できる。適当なアルデヒド化合物ま
たはケトン化合物を用いて、水素化ホウ素ナトリウムや
水素化シアノホウ素ナトリウムなどの存在下メタノール
などのアルコール溶媒中室温で行う還元的アミノ化反応
によっても、R3E基およびR4E基を導入することができ
る。Eが−NH2 、−NHR3E、−NHC(=NH)N
2 、−NHC(=NH)NHR3E、−NHC(=N
H)NR3E4Eである一般式(1)の化合物は、Eが−
NHL、−NLR3E、−NHC(=NL)NH2 、−N
HC(=NL)NHR3E、−NHC(=NL)NR3E
4E(LはR17COまたはR17OCO(R17はアルキル
基)であり、R3EおよびR4Eは前記と同意義である)で
ある一般式(1)の化合物に変換できる。変換反応はト
リエチルアミンまたはピリジンなどの有機塩基の存在
下、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中、室温でR17
OCl、(R17CO)2 O、R17OCOClまたは(R
17OCO)2 Oで処理して実施できる。
【0012】R1 が水素原子でありAがCO2 Hである
一般式(1)の化合物を、1当量のR6iOHと縮合し
て、R1 がR6iに変換されAがCO2 Hである一般式
(1)の化合物を合成することができる。(R6iはアル
キル基、アリール基、または置換されたアリール基であ
る。)縮合反応は1−エチル−3−(3’−ジメチルア
ミノプロピル)カルボキシイミド−ヒドロキシベンズト
リアゾール、無水イソ酪酸−トリエチルアミン、N,N
−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィ
ニッククロリド−トリエチルアミン等の縮合剤の存在
下、DMF、THF、ジクロロメタン等の不活性溶媒中
室温下で実施できる。別法として1当量のR6iT(R6i
は前記と同じ意味を表し、Tは塩素、臭素、ヨウ素、メ
タンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ、ト
リフルオロメタンスルホニルオキシ等の脱離基である)
と、水素化ナトリウムや水酸化ナトリウム等の塩基の存
在下、DMF、THF、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホノトリアミド等の非プロトン性溶媒中室温
で反応させても合成できる。R1 が水素原子でありAが
CO2 Hである一般式(1)の化合物を、1当量のR6i
OHと縮合して、R1 が水素原子でありAがCO2 6i
である一般式(1)の化合物を合成することができる。
(R6iは前記と同じ意味を表す。)縮合反応は前記と同
様にして実施できる。
【0013】本発明の新規インドール−2−カルボン酸
誘導体は経口的または非経口的に投与することができ
る。すなわち通常用いられる投与形態、例えば錠剤、カ
プセル剤、シロップ剤、懸濁液等の型で経口的に投与す
ることができ、あるいは溶液、乳剤、懸濁液等の液剤の
型にしたものを注射剤として投与することができる。坐
剤の型で直腸投与することもできる。このような投与剤
型は通常の担体、賦型剤、結合剤、安定剤などと有効成
分を配合することにより一般的方法に従って製造するこ
とができる。注射剤型で用いる場合には緩衝剤、溶解補
助剤、等張剤等を添加することもできる。投与量、投与
回数は症状、年齢、体重、投与形態等によって異なる
が、経口投与する場合には、通常は成人に対し1日あた
り1〜1000mgの範囲、好ましくは10〜500m
gの範囲を1回または数回に分けて投与することができ
る。注射剤として投与する場合には0.1〜500mg
の範囲、好ましくは3〜100mgの範囲を1回または
数回に分けて投与することができる。
【0014】本発明の化合物は[ 3H]5,7−ジクロ
ロキヌレン酸(DCKA)および[3H]グリシン両者
のラット脳シナプス膜標本への結合を強く阻害し、その
ことより、これらの化合物はNMDA(N−メチルD−
アルパラギン酸)受容体のストリキニーネ−非感受性グ
リシン調節部位へ強い親和性をもつと言える(例えば、
Y.ヨネダら、J.Neurochem.,60,63
4(1993)参照)。化合物のこの活性は下記に示し
た[ 3H]DCKAと[ 3H]グリシン結合阻害実験に
より測定した。 3H]グリシン結合実験 粗ラット脳シナプス膜標本を50mMトリス酢酸緩衝液
(pH7.4)で50,000×gで30分間遠心分離
して3回洗浄した。得られた沈殿物を0.23Mショ糖
溶液に懸濁し、−80℃で保存した。結合実験には、凍
結した懸濁液を融解し、0.08%トリトンX−100
で2℃で10分間処理し、ついで上記のように遠心分離
にて2回洗浄して使用した。こうして得られたシナプス
膜(約150〜200μg蛋白)を10nM[ 3H]グ
リシン(1.11TBq/mmol)と試験化合物(1
0ng/ml〜0.1ng/ml)と、50mMトリス
酢酸緩衝液(pH7.4)中2℃で10分間インキュベ
ートした。インキュベーションをワットマンGF/Bガ
ラスフィルターを用いて吸引濾過して終了させた。フィ
ルター上の膜に結合した放射活性をシンチレーションカ
ウンターにて測定した。非特異的結合を0.1mMD−
セリンの存在下でのインキュベーション時に測定した放
射活性から計算して求めた。[ 3H]グリシン結合は
0.1mMストリキニーネの添加では阻害されなかっ
た。実施例3の化合物はIC50で26nMの値を示し
た。 3H]DCKA結合実験 粗ラット脳シナプス膜標本を50mMトリス酢酸緩衝液
(pH7.4)で50,000×gで30分間遠心分離
して3回洗浄した。得られた沈殿物を0.23Mショ糖
溶液に懸濁し、−80℃で保存した。結合実験には、凍
結した懸濁液を融解し、0.08%トリトンX−100
で2℃で10分間処理し、上記のように遠心分離にて2
回洗浄して使用した。こうして得られたシナプス膜(約
100μg蛋白)を10nM[ 3H](DCKA)(6
03GBq/mmol)と試験化合物(10ng/ml
〜0.1ng/ml)と2℃で50mMトリス酢酸緩衝
液(pH7.4)中で10分間インキュベートした。イ
ンキュベーションをワットマンGF/Bガラスフィルタ
ーを用いて吸引濾過して終了させた。フィルター上の膜
に結合した放射活性をシンチレーションカウンターにて
測定した。非特異的結合を0.1mMグリシン存在下で
のインキュベーション時に測定した放射活性から計算し
て求めた。実施例3の化合物はIC50で0.7nMの値
を示した。本発明の化合物は下記のインビボモデルにお
いて全身投与によりNMDA誘発痙攣を強力に抑制し
た。NMDA誘発痙攣モデル 試験化合物(0.3〜30mg/kg)を10匹の各供
試マウスに腹腔内投与30分後、NMDA(5nmo
l)を脳室内投与(i.c.v.)した。試験化合物で
の前処理しない条件下では、すべてのマウスは強直性痙
攣を起こした。NMDAのi.c.v.投与後強直性痙
攣を起こさなかったマウスの数を有効なものとして計数
した。実施例3の化合物は60mg/kg(腹腔内投
与)で強直性痙攣を50%阻止した。
【0015】
【発明の効果】神経細胞およびグリア細胞からのグルタ
ミン酸および/またはグリシンの過剰遊離はNMDA受
容体−Ca2+チャネル複合体の過剰励起と引き続く細胞
内への大量のCa2+流入を引き起こし、それにより神経
細胞死を起こす。本発明のNMDA−グリシン拮抗剤は
NMDA受容体−Ca2+チャネル複合体のグリシン調節
部位からのCa2+流入量を調節し、神経細胞の正常活性
を保持していると考えられる。従って、本発明化合物は
上記の疾病の他にグルタミン酸および/またはグリシン
の過剰遊離により引き起こされる、ヒトをふくむ動物の
あらゆる疾病の強力な治療剤となりうる。
【0016】
【実施例】
実施例1 (E)−1−ベンゼンスルホニル−3−[2−(p−t
−ブトキシカルボニルアミノメチル−o−メトキシカル
ボニルメチルフェニル)アミノカルボニル]エテニル−
4,6−ジクロロインドール−2−カルボン酸メチルエ
ステルの合成
【化6】 (E)−1−ベンゼンスルホニル−3−(2−カルボキ
シ)エテニル−4,6−ジクロロインドール−2−カル
ボン酸メチルエステル(200mg, 0.44mmo
l)、4−t−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−
メトキシカルボニルメチルアニリン(136mg,
0.48mmol)、トリエチルアミン(0.18m
L, 1.3mmol)をジクロロメタン(6mL)に
溶解させ、氷冷下、N,N−ビス(2−オキソ−3−オ
キサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(134mg,
0.53mmol)を加えた。室温で反応混合物を終
夜攪拌した後溶媒を約半分に減圧濃縮し5%硫酸水素カ
リウム水溶液を加え酸性として、THFと酢酸エチルエ
ステルの混合溶媒で抽出した。有機層を水、飽和食塩
水、0.1Nリン酸バッファー(pH7.5)、水、飽
和食塩水で順に洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧濃縮した。粗結晶をジクロロメタン−ジエチルエーテ
ルで洗浄して表記化合物(225mg)を得た。(収率
71%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;9.79(s,
1H),8.08(d,2H,J=7.6Hz),8.
02(d,1H,J=0.7Hz),7.92(d,1
H,J=15.6Hz),7.81(t,2H,J=
7.6Hz),7.65(d,1H,J=0.7H
z),7.40(d,1H,J=7.9Hz),7.1
4(d,1H,J=7.9Hz),7.13(s,1
H),6.51(d,1H,J=15.6Hz),4.
10(bs,2H),1.40(s,9H).
【0017】実施例2 (E)−3−[2−(p−t−ブトキシカルボニルアミ
ノメチル−o−カルボキシメチルフェニル)アミノカル
ボニル]エテニル−4,6−ジクロロインドール−2−
カルボン酸の合成
【化7】 (E)−1−ベンゼンスルホニル−3−[2−(p−t
−ブトキシカルボニルアミノメチル−o−メトキシカル
ボニルメチルフェニル)アミノカルボニル]エテニル−
4,6−ジクロロインドール−2−カルボン酸メチルエ
ステル(190mg, 0.27mmol)をテトラヒ
ドロフラン(5mL)、メタノール(5mL)の混合溶
液に溶かし、これに5N水酸化ナトリウム水溶液(5m
L)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、約
半分に減圧濃縮し5%硫酸水素カリウム水溶液を加えて
酸性にし、酢酸エチルエステルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧濃縮した。粗結晶をジクロロメタン−ジエチルエー
テルで洗浄して表記化合物(139mg)を得た。(収
率 93%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;12.54(b
s,1H),9.59(bs,1H),8.24(d,
1H,J=15.6Hz),7.49(bs,2H),
7.39(m,1H),7.31(s,1H),7.1
2(bs,2H),6.84(d,1H,J=15.6
Hz),4.10(bs,2H),3.63(bs,2
H),1.40(s,9H).
【0018】実施例3 (E)−3−[2−(p−アミノメチル−o−カルボキ
シメチルフェニル)アミノカルボニル]エテニル−4,
6−ジクロロインドール−2−カルボン酸塩酸塩の合成
【化8】 (E)−3−[2−(p−t−ブトキシカルボニルアミ
ノメチル−o−カルボキシメチルフェニル)アミノカル
ボニル]エテニル−4,6−ジクロロインドール−2−
カルボン酸(135mg, 0.24mmol)をジオ
キサン(4mL)に溶かし、これに4N塩化水素ジオキ
サン溶液(4mL)を加えた。反応混合物を室温で終夜
攪拌した後、ジエチルエーテル(20mL)を加えて生
成した沈殿を瀘取、ジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾
燥して表記化合物(78mg)を得た。(収率 65
%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;12.57
(s,1H),9.69(s,1H),8.29(b
s,3H),8.24(d,1H,J=15.8H
z),7.68(d,1H,J=7.3Hz),7.5
0(d,1H,J=2.0Hz),7.38(d,1
H,J=7.3Hz),7.36(s,1H),7.3
0(d,1H,J=2.0Hz),6.87(d,1
H,J=15.8Hz),3.99(s,2H),3.
68(s,2H).
【0019】実施例4 3−[2−[(p−t−ブトキシカルボニルアミノメチ
ル−o−メトキシカルボニルメチルフェニル)アミノカ
ルボニル]エチル]−4,6−ジクロロインドール−2
−カルボン酸エチルエステルの合成
【化9】 3−(2−カルボキシエチル)−4,6−ジクロロイン
ドール−2−カルボン酸エチルエステル(120mg,
0.36mmol)、4−t−ブトキシカルボニルア
ミノメチル−2−メトキシカルボニルメチルアニリン
(102mg,0.36mmol)、トリエチルアミン
(0.13mL, 0.91mmol)をジクロロメタ
ン(2mL)に溶解させ、氷冷下、N,N−ビス(2−
オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド
(102mg, 0.40mmol)を加えた。室温で
反応混合物を終夜攪拌した後溶媒を約半分に減圧濃縮し
5%硫酸水素カリウム水溶液を加え酸性として、THF
と酢酸エチルエステルの混合溶媒で抽出した。有機層を
水、飽和食塩水、0.1Nリン酸バッファー(pH7.
5)、水、飽和食塩水で順に洗浄後、硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧濃縮した。粗結晶をジクロロメタン−ジ
エチルエーテルで洗浄して表記化合物(126mg)を
得た。(収率 57%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;12.08
(s,1H),9.29(s,1H),7.42(d,
1H,J=1.7Hz),7.38(t,1H,J=
6.1Hz),7.25(d,1H,J=7.3H
z),7.20(d,1H,J=1.7Hz),7.1
0(d,1H,J=7.3Hz),7.09(s,1
H),4.36(q,2H,J=7.3Hz),4.0
8(d,2H,J=6.1Hz),3.62(s,2
H),3.57(s,3H),3.52(m,2H),
2.59(m,2H),1.40(s,9H),1.3
7(t,3H,J=7.3Hz).
【0020】実施例5 3−[2−[(p−t−ブトキシカルボニルアミノメチ
ル−o−カルボキシメチルフェニル)アミノカルボニ
ル]エチル]−4,6−ジクロロインドール−2−カル
ボン酸の合成
【化10】 3−[2−[(p−t−ブトキシカルボニルアミノメチ
ル−o−メトキシカルボニルメチルフェニル)アミノカ
ルボニル]エチル]−4,6−ジクロロインドール−2
−カルボン酸エチルエステル(100mg, 0.17
mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)、メタノー
ル(3mL)の混合溶液に溶かし、これに1N水酸化ナ
トリウム水溶液(3mL)を加えた。反応混合物を室温
で6時間攪拌した後、約半分に減圧濃縮し5%硫酸水素
カリウム水溶液を加えて酸性にし、酢酸エチルエステル
で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。粗結晶をジクロロ
メタン−ジエチルエーテルで洗浄して表記化合物(84
mg)を得た。(収率 90%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;11.98
(s,1H),9.26(s,1H),7.39(d,
1H,J=1.5Hz),7.34(m,2H),7.
16(d,1H,J=1.5Hz),7.09(bs,
2H),4.07(d,2H,J=5.6Hz),3.
55(m,2H),3.53(s,2H),2.61
(m,1H),1.39(s,9H).
【0021】実施例6 3−[2−(p−アミノメチル−o−カルボキシメチル
フェニル)アミノカルボニル]エチル−4,6−ジクロ
ロインドール−2−カルボン酸塩酸塩の合成
【化11】 3−[2−[(p−t−ブトキシカルボニルアミノメチ
ル−o−カルボキシメチルフェニル)アミノカルボニ
ル]エチル]−4,6−ジクロロインドール−2−カル
ボン酸(80mg, 0.14mmol)をジオキサン
(3mL)に溶かし、これに4N塩化水素ジオキサン溶
液(3mL)を加えた。反応混合物を室温で終夜攪拌し
た後、ジエチルエーテル(30mL)を加えて生成した
沈殿を瀘取、ジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥して
表記化合物(48mg)を得た。(収率 68%)1 H nmr(DMSO−d6 ) δ;11.92
(s,1H),9.60(s,1H),8.24(b
s,2H),7.52(d,1H,J=7.3Hz),
7.39(d,1H,J=1.3Hz),7.35
(s,1H),7.33(d,1H,J=7.3H
z),7.15(d,1H,J=1.3Hz),3.9
7(s,2H),3.58(m,4H),2.64
(m,2H).

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、X1 およびX2 は独立して水素原子、アルキル
    基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基ま
    たはニトロ基を表す。R1 は水素原子、またはカルボキ
    シル基の保護基を表す。R2 は水素原子またはアルキル
    基を表す。Aは酸性残基または生体内で酸性残基に変換
    され得る基を表す。Eは塩基性残基または生体内で塩基
    性残基に変換され得る基を表す。Jはジメチレン基また
    はビニレン基を表す。Yは単結合、アルキレン基、アル
    ケニレン基、置換されたアルキレン基または式:Y1
    Q−Y2 (Y1 は単結合またはアルキレン基を、Y2
    アルキレン基を、Qは酸素原子またはイオウ原子を表
    す)を表す。Zは単結合またはアルキレン基を表す。)
    で表されるインドール−2−カルボン酸誘導体またはそ
    の薬理的に許容しうる塩。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536362A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 アストラゼネカ アクチボラグ 抗炎症剤としてのインドール誘導体
WO2018216640A1 (ja) * 2017-05-22 2018-11-29 小野薬品工業株式会社 Ep4アンタゴニスト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536362A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 アストラゼネカ アクチボラグ 抗炎症剤としてのインドール誘導体
WO2018216640A1 (ja) * 2017-05-22 2018-11-29 小野薬品工業株式会社 Ep4アンタゴニスト
JPWO2018216640A1 (ja) * 2017-05-22 2020-03-26 小野薬品工業株式会社 Ep4アンタゴニスト

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