JPH0940149A - 写真フイルムパトローネ用パーツフィーダ - Google Patents
写真フイルムパトローネ用パーツフィーダInfo
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- JPH0940149A JPH0940149A JP18748295A JP18748295A JPH0940149A JP H0940149 A JPH0940149 A JP H0940149A JP 18748295 A JP18748295 A JP 18748295A JP 18748295 A JP18748295 A JP 18748295A JP H0940149 A JPH0940149 A JP H0940149A
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- Japan
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- discs
- feeder
- photographic film
- static electricity
- bowl
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレキシブルディスク等、写真フイルムパト
ローネを構成する部品はプラスチック等の絶縁材料で成
形されているため、組み立て時にボウルフィーダに纏め
て投入する際に、摩擦等で静電気が極めて発生しやす
い。そのため、ボウルフィーダで加えられる回転、振動
によっても部品が1個ずつ分離せず、くっついて重なっ
たままボウルフィーダから送出されてしまうという問題
があった。 【解決手段】 無秩序に堆積している多量の構成部品を
1個ずつ方向を揃えて送出するボールフィーダ32と、
このボールフィーダ32内の静電気を低減させる静電気
除去手段であるイオン送風機34とを設けた。
ローネを構成する部品はプラスチック等の絶縁材料で成
形されているため、組み立て時にボウルフィーダに纏め
て投入する際に、摩擦等で静電気が極めて発生しやす
い。そのため、ボウルフィーダで加えられる回転、振動
によっても部品が1個ずつ分離せず、くっついて重なっ
たままボウルフィーダから送出されてしまうという問題
があった。 【解決手段】 無秩序に堆積している多量の構成部品を
1個ずつ方向を揃えて送出するボールフィーダ32と、
このボールフィーダ32内の静電気を低減させる静電気
除去手段であるイオン送風機34とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムパト
ローネの構成部品を一定の方向に1個ずつ揃えて搬送す
るパーツフィーダに関するものである。
ローネの構成部品を一定の方向に1個ずつ揃えて搬送す
るパーツフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スプールの回転によって、写真フイルム
をその先端から外部に送り出すことができる写真フイル
ムパトローネが提案されている(米国特許444239
43号)。このような写真フイルムパトローネで写真フ
イルムを送り出すためには、パトローネ内での写真フイ
ルムの巻き緩みを防止して、確実にスプールの回転力を
写真フイルムに伝達しなければならない。
をその先端から外部に送り出すことができる写真フイル
ムパトローネが提案されている(米国特許444239
43号)。このような写真フイルムパトローネで写真フ
イルムを送り出すためには、パトローネ内での写真フイ
ルムの巻き緩みを防止して、確実にスプールの回転力を
写真フイルムに伝達しなければならない。
【0003】そのために、特開平3−37645号,及
び米国特許第4834306号,同第4848693号
公報等では、カップ形状をしたフレキシブルディスクを
スプール軸の両端部に組み付け、写真フイルムの外周の
端部を包み込んで巻き緩みを防止するようにした写真フ
イルムパトローネが提案されている。
び米国特許第4834306号,同第4848693号
公報等では、カップ形状をしたフレキシブルディスクを
スプール軸の両端部に組み付け、写真フイルムの外周の
端部を包み込んで巻き緩みを防止するようにした写真フ
イルムパトローネが提案されている。
【0004】この様な写真フイルムパトローネのフレキ
シブルディスクは、写真フイルムのエッジ部分に押圧さ
れて変形することにより写真フイルムの包み込みを解除
するようになっている。このため、容易に変形すること
ができるように、弾性を有するプラスチック等の材料で
肉厚を薄くして成形されている。
シブルディスクは、写真フイルムのエッジ部分に押圧さ
れて変形することにより写真フイルムの包み込みを解除
するようになっている。このため、容易に変形すること
ができるように、弾性を有するプラスチック等の材料で
肉厚を薄くして成形されている。
【0005】一方、この様な写真フイルムパトローネを
組み立てる際に、フレキシブルディスクをスプールに軸
着する工程では、スプールが載置されコンベア等で移動
している製造ラインに、フレキシブルディスクを方向を
揃えて1枚ずつ供給する必要がある。
組み立てる際に、フレキシブルディスクをスプールに軸
着する工程では、スプールが載置されコンベア等で移動
している製造ラインに、フレキシブルディスクを方向を
揃えて1枚ずつ供給する必要がある。
【0006】このため、前記工程においては、無秩序に
堆積している部品に振動、回転を加えることにより方向
を揃えて1個ずつ送出する、通常、ボウルフィーダとよ
ばれる公知の機構に、袋等に一括して大量に収納されて
いるフレキシブルディスクを纏めて投入し、方向を揃え
て1枚ずつ製造ラインに供給している。
堆積している部品に振動、回転を加えることにより方向
を揃えて1個ずつ送出する、通常、ボウルフィーダとよ
ばれる公知の機構に、袋等に一括して大量に収納されて
いるフレキシブルディスクを纏めて投入し、方向を揃え
て1枚ずつ製造ラインに供給している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにフレキシブルディスクはプラスチック等の絶縁
材料で成形されているため、ボウルフィーダに纏めて投
入する際に、摩擦等で静電気が極めて発生しやすい。そ
して、フレキシブルディスクは肉厚が薄く、且つ円盤状
であるため、静電気を帯びたままボウルフィーダに集積
されると、ボウルフィーダで加えられる回転、振動によ
ってもフレキシブルディスクが1枚ずつ分離せず、複数
枚のフレキシブルディスクが静電気でくっついて重なっ
たままボウルフィーダから送出されてしまうという問題
があった。
たようにフレキシブルディスクはプラスチック等の絶縁
材料で成形されているため、ボウルフィーダに纏めて投
入する際に、摩擦等で静電気が極めて発生しやすい。そ
して、フレキシブルディスクは肉厚が薄く、且つ円盤状
であるため、静電気を帯びたままボウルフィーダに集積
されると、ボウルフィーダで加えられる回転、振動によ
ってもフレキシブルディスクが1枚ずつ分離せず、複数
枚のフレキシブルディスクが静電気でくっついて重なっ
たままボウルフィーダから送出されてしまうという問題
があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、ボウルフィーダ内に投入された、静電気を帯びて
無秩序に堆積している多数の部品を1個ずつ確実に分離
し、方向を揃えて送出するパーツフィーダを提供するこ
とを目的とする。
ので、ボウルフィーダ内に投入された、静電気を帯びて
無秩序に堆積している多数の部品を1個ずつ確実に分離
し、方向を揃えて送出するパーツフィーダを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の写真フイルムパトローネ用パーツ
フィーダは、無秩序に堆積している多量の構成部品を1
個ずつ方向を揃えて送出するボウルフィーダと、このボ
ウルフィーダ内の静電気を低減させる静電気除去手段と
を設けたものである。また、請求項2記載の写真フイル
ムパトローネ用パーツフィーダは、前記静電気除去手段
として、前記ボウルフィーダ内にイオン化した空気を送
風するものである。
めに、請求項1記載の写真フイルムパトローネ用パーツ
フィーダは、無秩序に堆積している多量の構成部品を1
個ずつ方向を揃えて送出するボウルフィーダと、このボ
ウルフィーダ内の静電気を低減させる静電気除去手段と
を設けたものである。また、請求項2記載の写真フイル
ムパトローネ用パーツフィーダは、前記静電気除去手段
として、前記ボウルフィーダ内にイオン化した空気を送
風するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明のパーツフィーダに
より、組み立て時に部品が搬送される写真フイルムパト
ローネについて説明する。図2に示すように、写真フイ
ルムパトローネ2は、プラスチックで形成された上ケー
ス3,下ケース4と、これら上下ケース3,4内に収納
されるスプール5と、蓋部材6及びスプールロック7
と、上下ケース3,4の外側に貼着されるラベル8とか
ら構成されている。
より、組み立て時に部品が搬送される写真フイルムパト
ローネについて説明する。図2に示すように、写真フイ
ルムパトローネ2は、プラスチックで形成された上ケー
ス3,下ケース4と、これら上下ケース3,4内に収納
されるスプール5と、蓋部材6及びスプールロック7
と、上下ケース3,4の外側に貼着されるラベル8とか
ら構成されている。
【0011】上下ケース3,4の正面側の接合部には、
写真フイルム9が出入りするフイルム送出口10が形成
されている。このフイルム送出口10の奥には、フイル
ム送出口10を開閉する蓋部材6が回動自在に組み付け
られている。また、下ケース4のフイルム送出口10の
奥には、スプール5に巻かれた写真フイルム9の先端を
掬い上げてフイルム送出口10に導く分離爪11が形成
されている。
写真フイルム9が出入りするフイルム送出口10が形成
されている。このフイルム送出口10の奥には、フイル
ム送出口10を開閉する蓋部材6が回動自在に組み付け
られている。また、下ケース4のフイルム送出口10の
奥には、スプール5に巻かれた写真フイルム9の先端を
掬い上げてフイルム送出口10に導く分離爪11が形成
されている。
【0012】スプール5は、写真フイルム9の後端が係
止されて巻き付けられるスプール軸13と、このスプー
ル軸13の一端に形成されたデータ板14と、スプール
軸13の他端に取り付けられる回転部材15と、これら
データ板14と回転部材15との間でスプール軸13に
取り付けられるフレキシブルディスク(以下ディスクと
省略する)16,17とから構成されている。データ板
14には、収納された写真フイルム9の各種データを示
すバーコードが印刷されたバーコードラベル18が貼着
される。このバーコードは、この写真フイルムパトロー
ネ2が装填されるカメラ等の装置によって読み取られ
る。
止されて巻き付けられるスプール軸13と、このスプー
ル軸13の一端に形成されたデータ板14と、スプール
軸13の他端に取り付けられる回転部材15と、これら
データ板14と回転部材15との間でスプール軸13に
取り付けられるフレキシブルディスク(以下ディスクと
省略する)16,17とから構成されている。データ板
14には、収納された写真フイルム9の各種データを示
すバーコードが印刷されたバーコードラベル18が貼着
される。このバーコードは、この写真フイルムパトロー
ネ2が装填されるカメラ等の装置によって読み取られ
る。
【0013】回転部材15には、ユーザーに写真フイル
ム9の使用状況を示す表示板15aとスプール5をロッ
クするためのギヤ15bとが設けられている。表示板1
5aは、上下ケース3,4の側面に形成された複数個の
表示窓のいずれかに対面する位置に配置され、表示板1
5aがどの表示窓から見えるかによって、未使用,使用
途中,全露光済み,現像済みのいずれかを表現する。ギ
ヤ15bには、蓋部材6が閉じ位置にあるときにスプー
ルロック7が噛合され、このときにはスプール5の回転
が規制される。また、蓋部材6が開き位置にあるときに
は、スプールロック7はギヤ15bから離れてスプール
5のロックを解除する。
ム9の使用状況を示す表示板15aとスプール5をロッ
クするためのギヤ15bとが設けられている。表示板1
5aは、上下ケース3,4の側面に形成された複数個の
表示窓のいずれかに対面する位置に配置され、表示板1
5aがどの表示窓から見えるかによって、未使用,使用
途中,全露光済み,現像済みのいずれかを表現する。ギ
ヤ15bには、蓋部材6が閉じ位置にあるときにスプー
ルロック7が噛合され、このときにはスプール5の回転
が規制される。また、蓋部材6が開き位置にあるときに
は、スプールロック7はギヤ15bから離れてスプール
5のロックを解除する。
【0014】ディスク16及び17は2段のカップ形状
となっており、中央部分にはスプール軸13が挿入され
る開口16a,17aが形成されている。また、ディス
ク16,17の外周には、スプール軸13に巻かれた写
真フイルム9の最外周の端部を包み込んで、写真フイル
ムパトローネ2内での巻き緩みを防止する突起状のリッ
プ16b,17bが形成されている。これらのディスク
16,17は、写真フイルム9を送り出す際に容易に変
形できるように柔軟なプラスチックで薄肉に成形されて
いる。
となっており、中央部分にはスプール軸13が挿入され
る開口16a,17aが形成されている。また、ディス
ク16,17の外周には、スプール軸13に巻かれた写
真フイルム9の最外周の端部を包み込んで、写真フイル
ムパトローネ2内での巻き緩みを防止する突起状のリッ
プ16b,17bが形成されている。これらのディスク
16,17は、写真フイルム9を送り出す際に容易に変
形できるように柔軟なプラスチックで薄肉に成形されて
いる。
【0015】また、図3(A),(B)に示すように、
ディスク17の開口17aの外周には、4個の円弧形状
のスリット23が形成されている。このスリット23内
には、回転部材15の内側の端面に形成されたラチェッ
ト爪24が挿入される。そして、スプール5がフイルム
送り出し方向に回転されたときには、スリット23とラ
チェット爪24とが係合し、ディスク17はスプール軸
13と一緒に回転する。また、スプール5がフイルム巻
込み方向に回転されたときには、ラチェット爪24はス
リット23を乗り越えるのでスプール軸13の回転はデ
ィスク17に伝達されなくなる。
ディスク17の開口17aの外周には、4個の円弧形状
のスリット23が形成されている。このスリット23内
には、回転部材15の内側の端面に形成されたラチェッ
ト爪24が挿入される。そして、スプール5がフイルム
送り出し方向に回転されたときには、スリット23とラ
チェット爪24とが係合し、ディスク17はスプール軸
13と一緒に回転する。また、スプール5がフイルム巻
込み方向に回転されたときには、ラチェット爪24はス
リット23を乗り越えるのでスプール軸13の回転はデ
ィスク17に伝達されなくなる。
【0016】このように、スプール5の回転方向によっ
てディスク17への回転の伝達を切り換えると、フイル
ム送出し時にスプール5に巻かれた写真フイルム9とデ
ィスク17との回転が一致して摩擦抵抗が減少するの
で、写真フイルム9の送り出しに必要なスプール5の駆
動力が少なくて済む。また、フイルム巻き戻し時にディ
スク17を独自に回転するようにすると、リップ17b
に邪魔されずに写真フイルム9をリップ17b内に巻き
込むことができる。
てディスク17への回転の伝達を切り換えると、フイル
ム送出し時にスプール5に巻かれた写真フイルム9とデ
ィスク17との回転が一致して摩擦抵抗が減少するの
で、写真フイルム9の送り出しに必要なスプール5の駆
動力が少なくて済む。また、フイルム巻き戻し時にディ
スク17を独自に回転するようにすると、リップ17b
に邪魔されずに写真フイルム9をリップ17b内に巻き
込むことができる。
【0017】このような写真フイルムパトローネ2は、
未使用あるいは使用済み時には、写真フイルム9が先端
まで全てパトローネ2内に巻き込まれており、蓋部材6
はフイルム送出口10をふさぐ閉じ位置に回動されてい
る。この状態では、外光はフイルム送出口10からパト
ローネ2内に入り込むことはなく、また、スプール5は
スプールロック7によってロックされているので、不用
意にスプール5が回転することはない。そして、蓋部材
6がフイルム送出口10を開放し、スプール5が図中時
計方向に回転されると、写真フイルム9の先端は分離爪
11によって掬い上げられてフイルム送出口10から送
り出される。
未使用あるいは使用済み時には、写真フイルム9が先端
まで全てパトローネ2内に巻き込まれており、蓋部材6
はフイルム送出口10をふさぐ閉じ位置に回動されてい
る。この状態では、外光はフイルム送出口10からパト
ローネ2内に入り込むことはなく、また、スプール5は
スプールロック7によってロックされているので、不用
意にスプール5が回転することはない。そして、蓋部材
6がフイルム送出口10を開放し、スプール5が図中時
計方向に回転されると、写真フイルム9の先端は分離爪
11によって掬い上げられてフイルム送出口10から送
り出される。
【0018】
【実施例】図1は、本発明のパーツフィーダの概略を示
すものである。ディスク16を1枚ずつ方向を揃えて組
み立てラインに送り出すパーツフィーダ31は、ボウル
フィーダ32、搬送ライン33、及び、静電気除去手段
であるイオン送風機34とから構成されている。
すものである。ディスク16を1枚ずつ方向を揃えて組
み立てラインに送り出すパーツフィーダ31は、ボウル
フィーダ32、搬送ライン33、及び、静電気除去手段
であるイオン送風機34とから構成されている。
【0019】ボウルフィーダ32は、ボウル32bに無
秩序に多数投入されたディスク16を、台座部32aに
設けられた振動機構(図示せず)により1枚ずつ分離
し、回転機構(図示せず)により一定の方向に回転させ
て、搬送ライン33から送り出すものである。
秩序に多数投入されたディスク16を、台座部32aに
設けられた振動機構(図示せず)により1枚ずつ分離
し、回転機構(図示せず)により一定の方向に回転させ
て、搬送ライン33から送り出すものである。
【0020】イオン送風機34は、空気をイオン化して
ボウルフィーダ32に吹きつけ、ボウル32bに堆積し
ているディスク16が帯びている静電気を除去するもの
である。
ボウルフィーダ32に吹きつけ、ボウル32bに堆積し
ているディスク16が帯びている静電気を除去するもの
である。
【0021】搬送ライン33は、ボウルフィーダ32か
ら1枚ずつ方向を揃えて送出されるディスク16を、図
4に示す写真フイルムパトローネ2の組み立てライン4
1まで搬送するものである。
ら1枚ずつ方向を揃えて送出されるディスク16を、図
4に示す写真フイルムパトローネ2の組み立てライン4
1まで搬送するものである。
【0022】組み立てライン41では、搬送ライン33
で搬送されてくるディスク16を、アクチュエータ42
で1枚ずつ保持し、組み立てライン41上を流れてくる
スプール軸13に押し込んで軸着する。
で搬送されてくるディスク16を、アクチュエータ42
で1枚ずつ保持し、組み立てライン41上を流れてくる
スプール軸13に押し込んで軸着する。
【0023】このようなパーツフィーダの作用について
説明する。組み立てライン41の内、スプール軸13に
ディスク16を軸着する工程では、予め、ボウルフィー
ダ32にディスク16を多数投入しておく。ディスク1
6は、ランダムな状態で袋詰めになって供給されるの
で、作業者はディスク16が入った袋から、ボウルフィ
ーダ32内にディスク16を流し込む。この時、ディス
ク16は互いに擦れ合って静電気が発生し、薄くて軽い
ディスク16はこの静電気により相互に引き合い、重な
ってくっついた状態になる。
説明する。組み立てライン41の内、スプール軸13に
ディスク16を軸着する工程では、予め、ボウルフィー
ダ32にディスク16を多数投入しておく。ディスク1
6は、ランダムな状態で袋詰めになって供給されるの
で、作業者はディスク16が入った袋から、ボウルフィ
ーダ32内にディスク16を流し込む。この時、ディス
ク16は互いに擦れ合って静電気が発生し、薄くて軽い
ディスク16はこの静電気により相互に引き合い、重な
ってくっついた状態になる。
【0024】そして、イオン送風機34が、プラスイオ
ン化した空気をボウルフィーダ32に吹きつける。する
と、ディスク16の表面に帯電している電子がプラスイ
オンの空気と打ち消し合い、ディスク16の静電気が速
やかに除去される。その結果、静電気により重なってく
っついた状態にあったディスク16は、バラバラに離れ
る。
ン化した空気をボウルフィーダ32に吹きつける。する
と、ディスク16の表面に帯電している電子がプラスイ
オンの空気と打ち消し合い、ディスク16の静電気が速
やかに除去される。その結果、静電気により重なってく
っついた状態にあったディスク16は、バラバラに離れ
る。
【0025】そして、ボウルフィーダ32により、堆積
しているディスク16に回転、振動が加えられ、ディス
ク16は徐々に1方向に揃いながら1枚ずつ整列し、ボ
ウル32b内の螺旋状のレールに乗って回転しながら、
1枚ずつ整列して搬送ライン33に送り出される。
しているディスク16に回転、振動が加えられ、ディス
ク16は徐々に1方向に揃いながら1枚ずつ整列し、ボ
ウル32b内の螺旋状のレールに乗って回転しながら、
1枚ずつ整列して搬送ライン33に送り出される。
【0026】この様なパーツフィーダによるディスク、
及びスプールロックの静電気除去効果の例を以下に示
す。 (例1)部品名: フレキシブルディスク 部品材質: ポリスチレン変性ポリフェニレンエステル 帯電特性: 体積抵抗率 1016〜1017(Ω−m) 外気温度: 20〜27C° 外気湿度: 50〜70% ボウルフィーダ投入時の静電気圧: +10〜20kV イオン送風機動作後の静電気圧: ±0.5kV以下 (例2) 部品名: スプールロック 部品材質: ポリスチレン 帯電特性: 体積抵抗率 1016〜1017(Ω−m) 外気温度: 20〜27C° 外気湿度: 50〜70% ボウルフィーダ投入時の静電気圧: +10〜20kV イオン送風機動作後の静電気圧: ±0.5kV以下
及びスプールロックの静電気除去効果の例を以下に示
す。 (例1)部品名: フレキシブルディスク 部品材質: ポリスチレン変性ポリフェニレンエステル 帯電特性: 体積抵抗率 1016〜1017(Ω−m) 外気温度: 20〜27C° 外気湿度: 50〜70% ボウルフィーダ投入時の静電気圧: +10〜20kV イオン送風機動作後の静電気圧: ±0.5kV以下 (例2) 部品名: スプールロック 部品材質: ポリスチレン 帯電特性: 体積抵抗率 1016〜1017(Ω−m) 外気温度: 20〜27C° 外気湿度: 50〜70% ボウルフィーダ投入時の静電気圧: +10〜20kV イオン送風機動作後の静電気圧: ±0.5kV以下
【0027】このように、静電気により相互に重なって
くっついた状態にあるディスク16に、イオン送風機3
4からプラスイオン化した空気を吹きかけることによ
り、ディスク16の静電気を除去し、薄いディスク16
が複数枚重なったままボウルフィーダ32から送出され
ることを防止する。
くっついた状態にあるディスク16に、イオン送風機3
4からプラスイオン化した空気を吹きかけることによ
り、ディスク16の静電気を除去し、薄いディスク16
が複数枚重なったままボウルフィーダ32から送出され
ることを防止する。
【0028】搬送ライン33に送り出されたディスク1
6は、振動により搬送ライン33内を移動し、組み立て
ライン41でアクチュエータ42に1枚ずつ保持され、
組み立てライン41上を流れているスプール軸13に軸
着される。
6は、振動により搬送ライン33内を移動し、組み立て
ライン41でアクチュエータ42に1枚ずつ保持され、
組み立てライン41上を流れているスプール軸13に軸
着される。
【0029】なお、上記実施例では、本発明のパーツフ
ィーダを用いて、ディスク16を1枚ずつ整列させて送
り出す例を示したが、スリット23を有するディスク1
7や、スプールロック7等、写真フイルムパトローネ2
を構成する他の部品の整列、送り出しにも、全く同様に
適用できる。
ィーダを用いて、ディスク16を1枚ずつ整列させて送
り出す例を示したが、スリット23を有するディスク1
7や、スプールロック7等、写真フイルムパトローネ2
を構成する他の部品の整列、送り出しにも、全く同様に
適用できる。
【0030】また、上記実施例では、ボウルフィーダ内
に堆積している部品の静電気除去手段として、イオン化
した空気を吹きかけるイオン送風機34の例を示した
が、これ以外にも、ボウルフィーダ内の電子を接地等に
より直接取り除いたりしてもよい。
に堆積している部品の静電気除去手段として、イオン化
した空気を吹きかけるイオン送風機34の例を示した
が、これ以外にも、ボウルフィーダ内の電子を接地等に
より直接取り除いたりしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真フイ
ルムパトローネ用パーツフィーダによれば、無秩序に堆
積している多量の前記構成部品を1個ずつ方向を揃えて
送出するボウルフィーダと、このボウルフィーダ内の静
電気を低減させる静電気除去手段とを設けたので、ボウ
ルフィーダ内に投入された、静電気を帯びて無秩序に堆
積している多数の写真フイルムパトローネ用部品を1個
ずつ確実に分離し、方向を揃えて送出するパーツフィー
ダを提供することが可能になった。
ルムパトローネ用パーツフィーダによれば、無秩序に堆
積している多量の前記構成部品を1個ずつ方向を揃えて
送出するボウルフィーダと、このボウルフィーダ内の静
電気を低減させる静電気除去手段とを設けたので、ボウ
ルフィーダ内に投入された、静電気を帯びて無秩序に堆
積している多数の写真フイルムパトローネ用部品を1個
ずつ確実に分離し、方向を揃えて送出するパーツフィー
ダを提供することが可能になった。
【図1】本発明のパーツフィーダを示す説明図である。
【図2】本発明のパーツフィーダにより組み立て時に部
品が搬送される写真フイルムパトローネの分解斜視図で
ある。
品が搬送される写真フイルムパトローネの分解斜視図で
ある。
【図3】フレキシブルディスクの形状を示す斜視図及び
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】フレキシブルディスクの取付け工程を示す説明
図である。
図である。
2 写真フイルムパトローネ 5 スプール 7 スプールロック 16,17 フレキシブルディスク 31 パーツフィーダ 32 ボウルフィーダ 33 搬送ライン 34 イオン送風機
Claims (2)
- 【請求項1】 写真フイルムパトローネの構成部品を一
定の方向に1個ずつ揃えて搬送するパーツフィーダにお
いて、 無秩序に堆積している多量の前記構成部品を1個ずつ方
向を揃えて送出するボウルフィーダと、前記ボウルフィ
ーダ内の静電気を低減させる静電気除去手段とを有する
ことを特徴とする写真フイルムパトローネ用パーツフィ
ーダ。 - 【請求項2】 前記静電気除去手段は、前記ボウルフィ
ーダ内にイオン化した空気を送風することを特徴とする
請求項1記載の写真フイルムパトローネ用パーツフィー
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18748295A JPH0940149A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 写真フイルムパトローネ用パーツフィーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18748295A JPH0940149A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 写真フイルムパトローネ用パーツフィーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940149A true JPH0940149A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16206850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18748295A Pending JPH0940149A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | 写真フイルムパトローネ用パーツフィーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940149A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100354453B1 (ko) * | 1999-09-17 | 2002-09-28 | 임재춘 | 병마개 성형기의 라이너 공급장치 |
WO2008071459A1 (fr) * | 2006-12-12 | 2008-06-19 | Dress Your Rody S.A. | Dispositif d'alimentation en objets non-conducteurs par bol vibrant |
JP2010168215A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Trinc:Kk | パーツフィーダー |
CN104326223A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-02-04 | 东南大学 | 一种电机式自动送料系统 |
CN104418056A (zh) * | 2013-09-05 | 2015-03-18 | 产台股份有限公司 | 料件回吹分离装置 |
CN104925468A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-09-23 | 安徽省百基机电科技有限公司 | 一种轴承送料圆盘的防卡死滑道 |
CN108455285A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-08-28 | 西安航空职业技术学院 | 一种螺旋管翻料装置 |
CN109051570A (zh) * | 2018-07-06 | 2018-12-21 | 芜湖莫森泰克汽车科技股份有限公司 | 用于插件整形设备的震动输送机构 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP18748295A patent/JPH0940149A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040121 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040311 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040414 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |