JPH0938799A - 二重油圧シリンダの流量制御方法およびその装置 - Google Patents

二重油圧シリンダの流量制御方法およびその装置

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JPH0938799A
JPH0938799A JP19475595A JP19475595A JPH0938799A JP H0938799 A JPH0938799 A JP H0938799A JP 19475595 A JP19475595 A JP 19475595A JP 19475595 A JP19475595 A JP 19475595A JP H0938799 A JPH0938799 A JP H0938799A
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cylinder
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small
small cylinder
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小シリンダの実ラムストロークのオーバーシ
ュートをなくし、大、小シリンダを同じラムスピードで
パラメータを一種類にすることにより制御の簡単化を図
る。 【解決手段】 二重油圧シリンダ17に備えた大シリン
ダ29と小シリンダ31を駆動せしめる油圧回路27に
サーボバルブ43を設け、このサーボバルブ43のパイ
ロット圧により作動する比例弁47に設けたスプール5
7の段部に切欠部を設けた。そして、サーボバルブ43
のパイロット圧を小シリンダ31に合わせ高低圧固定と
する。また、サーボバルブ43の定格流量を小シリンダ
31の流量に合わせると共に、流量特性を変更し、小シ
リンダ31の遅れ時間を短縮する。而して、小シリンダ
31の実ラムストロークのオーバーシュートがなく、
大、小シリンダ29,31を同じラムスピードで制御で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二重油圧シリン
ダの流量制御方法およびその装置に係り、更に詳細に
は、二重油圧シリンダに備えた大、小シリンダを同じラ
ムスピードで同一パラメータで制御する二重油圧シリン
ダの流量制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばタレットパンチプレスにお
いて、高ヒットレートを出すためにパンチを往復動せし
める駆動装置であるドライブシリンダを二重シリンダと
している。そして、この二重シリンダの制御を行なう場
合、大シリンダと小シリンダでは質量が異なる上、小シ
リンダは低圧大流量で大シリンダは高圧小流量であるた
め、ラムスピードを変えていた。
【0003】前記二重シリンダを作動せしめる油圧回路
として、例えば、図5に示されている油圧回路が知られ
ている。
【0004】すなわち、油圧回路101にて作動する二
重シリンダ103の構成は、大シリンダ105に小シリ
ンダ107が組み込まれ、それぞれ油室109,11
1,113が形成されている。なお、符号115はパン
チであり、符号117はダイである。
【0005】油圧回路101は、タンク119に連通し
たポンプモータ121にて駆動される可変容量形油圧ポ
ンプ123が設けられ、この可変容量形油圧ポンプ12
3の吐出側管路125はチェック弁127を経てサーボ
バルブである3位置方向切換弁129のPポートへ連通
している。そして、3位置方向切換弁129の流路を切
換えてPポートとAポート,BポートとTポートを連通
させると、圧油は管路131を通り、2位置方向切換弁
133の流路を切換えPポートとBポート,Aポートと
Tポートを連通させると、圧油は管路135を通り前記
小シリンダ107の油室109へ流入し大シリンダ10
5を下降させる。
【0006】なお、この時、油室111内の油は管路1
37を通り3位置方向切換弁129のBポートよりTポ
ートを通り戻り管路139を経てタンク119へ戻され
る。また、油室113は真空状態となり、管路141,
143を介してタンク119内の油を吸い油室113内
へ給油されるので、大シリンダ105をスムーズに下降
させることができる。
【0007】次に、前記2位置方向切換弁133の流路
を切換えてPポートとAポートおよびBポートを連通さ
せると、Pポートより小シリンダ107の油室109と
大シリンダ105の油室113へ圧油は流入し、大シリ
ンダ105を下降させる。なお、油室111内の油は管
路137を通り3位置方向切換弁129のBポートより
Tポートを通り、戻り管路139を通りタンク119へ
戻される。
【0008】前記3位置方向切換弁129の流路を切換
えPポートとBポート,AポートとTポートを連通させ
ると、圧油は管路137を通り大シリンダ105の油室
111内へ供給され、大シリンダ105を持ち上げる。
そして、油室109と113内の油は管路135,14
1を通り、2位置方向切換弁133のA,Bポートより
Pポートを通り、管路131を経て3位置方向切換弁1
29のAポートよりTポートを通り、戻り管路139を
経てタンク119へ戻される。なお、符号145は脈動
防止ダンパであり、符号147はフィルタである。
【0009】上記構成により、二重シリンダ103に設
けた小シリンダ107を駆動する時は、可変容量形油圧
ポンプ123を駆動して、サーボバルブである3位置方
向弁129を制御して低圧大流量とし、また、大シリン
ダ105を駆動する時は可変容量形油圧ポンプ123を
駆動して、サーボバルブである3位置方向切換弁129
を制御して高圧小流量として、ラムスピードを変えてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の二重シリンダ103の流量制御は、大シリンダ10
5と小シリンダ107は別々の制御を取らなければなら
ず、パラメータも別々となり、制御上非常に複雑となる
という問題があった。
【0011】更に詳細には、従来の二重シリンダ103
の流量制御は、サーボバルブである3位置方向切換弁1
29で行なっているが、小シリンダ107と大シリンダ
105では質量が異なるため、慣性モーメントも異な
り、それに伴いサーボ油圧剛性も違う。
【0012】そのため、大シリンダ105で予め加工す
る前にラムストロークを調整し、小シリンダ107に切
換えると、図6および図7に示されているごとく、小シ
リンダ107の場合オーバーショートしてしまう。より
詳細には、図6に示す大シリンダ105のラムストロー
クは、実線で示された指令値に対して点線で示しカーブ
が実位置である。この大シリンダ105の実位置に対
し、小シリンダ107のラムストロークは、図7に示さ
れているごとく、実線で示す指令値に対し点線で示す実
位置は、上昇端においてオーバーシュートしてしまう。
【0013】この原因は、高圧と低圧ではパイロット圧
が変化し、小シリンダを使う低圧においてはパイロット
圧が下がり、サーボ剛性が弱くなるためである。
【0014】また、流量特性も図8に示されているごと
く、サーボバルブである3位置方向切換弁129への入
力iに対し流量Wは、二重シリンダ103に設けた大シ
リンダ105と小シリンダ107では、それぞれ異なっ
たカーブを示している。
【0015】この発明の目的は、小シリンダの実ラムス
トロークのオーバーシュートをなくし、大,小シリンダ
を同じラムスピードでパラメータを一種類にすることに
より制御の簡単化を図った二重油圧シリンダの流量制御
方法およびその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の二重油圧シリンダの流量制
御方法は、二重油圧シリンダに備えた大シリンダと小シ
リンダの流量制御方法にして、前記二重油圧シリンダを
駆動せしめる油圧回路中に設けたサーボバルブのパイロ
ット圧を、小シリンダを作動せしめる低圧に合わせて高
低圧固定とし、前記サーボバルブのパイロット定格流量
を小シリンダの大流量に合わせ、流量特性の変更をし、
小シリンダの遅れ時間を短縮することを特徴とするもの
である。
【0017】また、請求項2によるこの発明の二重油圧
シリンダの流量制御装置は、二重油圧シリンダに備えた
大シリンダと小シリンダを駆動せしめる油圧回路中に設
けたサーボバルブのパイロット圧により作動する比例弁
に設けたスプールの段部に、前記二重油圧シリンダの上
昇時に、下降時よりサーボバルブへの電流が同じでも流
量が大きくなるような切欠部を設けてなることを特徴と
するものである。
【0018】更に、請求項3によるこの発明の二重油圧
シリンダの流量制御装置は、前記二重油圧シリンダがタ
レットパンチプレスのパンチを往復動せしめる駆動装置
であることを特徴とするものである。
【0019】以上のような請求項1,2,3による二重
油圧シリンダの流量制御方法およびその装置とすること
により、サーボバルブのパイロット圧を低圧に合わせ高
低圧固定としたため、大シリンダと小シリンダとでサー
ボ剛性が均一になる。また、サーボバルブのパイロット
定格流量を小シリンダの大流量に合わせたので、大、小
シリンダの流量特性を均一にすることができる。更に、
流量特性を変更し、小シリンダの遅れ時間を短縮する。
而して、大、小シリンダを同じラムスピードで同一パラ
メータで制御が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、二重油圧シリ
ンダを備えた工作機械として、例えば、本実施の形態の
例ではタレットパンチプレスを採用したが、この機種に
限定するものではなく、すべての機械に用いられている
二重油圧シリンダを対象とするものである。
【0021】図4を参照するに、タレットパンチプレス
1は門型形状のフレーム3を備えており、このフレーム
3は下部ベース5、下部ベース5に立設されたサイドフ
レーム7と、サイドフレーム7の上部に設けられた上部
フレーム9とで構成されている。
【0022】前記下部ベース3には回転自在な下部タレ
ット11が支承されていると共に、下部タレット11の
円周上には適宜な間隔で複数のダイDが装着されてい
る。前記上部フレーム9には前記下部タレット11に対
応して回転自在な上部タレット13が支承されていると
共に、前記ダイDに対応した位置の上部タレット13に
は複数のパンチPが装着されている。
【0023】前記下部、上部タレット11,13の図6
において右側部分に装着されたダイD、パンチPの位置
が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチP
の上方における上部フレーム9にはストライカ15が上
下動自在に設けられている。このストライカ15は上部
フレーム9内に設けられた二重油圧シリンダ17に例え
ばラム19を介して連結されている。
【0024】前記下部ベース5上の図4において右端に
は、Y軸方向(図4において左右方向)へ移動自在なキ
ャレッジベース21が設けられており、このキャレッジ
ベース21にはX軸方向(図4において紙面に対して直
交する方向)へ移動自在なキャレッジ23が設けられて
いる。このキャレッジ23にはX軸方向へ適宜な間隔で
ワークWをクランプする複数のワーククランプ25が設
けられている。
【0025】上記構成により、キャレッジベース21を
Y軸方向へ、キャレッジ23をX軸方向へ移動せしめる
ことにより、キャレッジ23に設けられたワーククラン
プ25にクランプされたワークWがX軸,Y軸方向へ移
動されて、ワークWの所望位置が加工位置に位置決めさ
れることになる。
【0026】この加工位置にワークWの所望位置が位置
決めされた状態において、上、下部タレット13,11
を回動せしめて所望のパンチP、ダイDを加工位置に割
出し位置決めする。次いで、二重油圧シリンダ17を駆
動せしめてラム19を介してストライカ15を上下動せ
しめることにより、パンチPとダイDとの協働により、
ワークWの所望位置に通常の打抜き加工が行われること
になる。
【0027】次に、本実施の形態の例の主要部である前
記二重油圧シリンダ17を駆動せしめる油圧回路27に
ついて、詳細に説明する。
【0028】図1を参照するに、前記二重油圧シリンダ
17の構成は、大シリンダ29に小シリンダ31が組み
込まれ、それぞれ油室33,35,37が形成されてい
る。なお、符号39はパンチであり符号41はダイであ
る。
【0029】前記二重油圧シリンダ17を駆動せしめる
油圧回路27には、直動型2段式のサーボバルブ43が
設けられている。この直動型2段式のサーボバルブ43
は、図2に示されている構造であり、既に公知の構成の
ものであるため詳細な説明を省略するが、サーボバルブ
43を構成する部材は、直動型サーボ弁45と、この直
動型サーボ弁45のパイロット圧により作動する比例弁
47とが組み合わされて構成されている。なお、比例弁
47の各ポート(A,B,P,Tポート)は図2の図中
に示す。
【0030】より詳細には、直動型サーボ弁45は、弁
本体49内にパイロットスプール51が流路切換自在に
装着され、このパイロットスプール51の一端に取り付
けたリニアモータ53によりパイロットスプール51は
駆動される。また、比例弁47は、弁本体55内にスプ
ール57が流路切換自在に装着され、このスプール57
の両端側に形成した流路55Aより供給される直動型サ
ーボ弁45のパイロット圧により、スプール57は移動
され、スプール57の移動量を直動型サーボ弁45で制
御する。なお、符号58は差動変圧器である。
【0031】そして、本実施の形態の例の主要部である
前記比例弁47に設けたスプール57の段部に切欠き加
工が施されている。この、比例弁47の弁本体55に設
けたスプール57の段部の両側に、部分的に小さな切欠
部が形成されている。この形状とすることにより、入力
電流iが少量でもスプール57の移動が円滑となり、多
量の作動油を流すことができ、小流量の場合もカバーで
きる。また、スプール57の段部における面取り部や段
部の軸方向に切欠部を設けてもよい。
【0032】次に、油圧回路27について詳細に説明す
る。
【0033】再び図1を参照するに、油圧回路27は、
タンク61に連通したポンプモータ63にて駆動される
可変容量形油圧ポンプ65が設けられ、この可変容量形
油圧ポンプ65の吐出側管路67は前記直動型2段式の
サーボバルブ43のPポートへ連通している。そして、
前記吐出側管路67の途中にはアキュムレータ69が設
けられていると共に、減圧弁71が設けられ、この減圧
弁71の出側管路73が前記サーボバルブ43である直
動型サーボ弁45の圧油流入口に接続されている。な
お、出側管路73の途中にはアキュムレータ75が設け
られている。
【0034】前記減圧弁71の設定圧は、例えば、低圧
時のメイン圧力に対して70%とする。従来は、高圧、
低圧を個別にパイロット圧を設定していたので、回路が
個別に必要であるが、本実施の形態の例では回路は1つ
で良く、パイロット圧を低圧に合わせ、高低圧固定とす
る。
【0035】前記直動型2段式のサーボバルブ43の流
路を切換えてPポートとAポート,BポートとTポート
を連通させると圧油は管路77を通り2位置方向切換弁
79へ送られる。この2位置方向切換弁79の流路を切
換えPポートとBポート,AポートとTポートを連通さ
せると、圧油は管路81を通り前記小シリンダ31の油
室33へ流入し大シリンダ29を下降させる。
【0036】なお、この時、油室35内の油は管路83
を通りサーボバルブ43のBポートよりTポートを通り
戻り管路85を経てタンク61へ戻される。また、油室
37は真空状態となり、管路87,89を介してタンク
61内の油を吸い油室37内へ給油されるので、大シリ
ンダ29をスムーズに下降させることができる。
【0037】次に、前記2位置方向切換弁79の流路を
切換えて、PポートとAポートおよびBポートを連通さ
せると、Pポートより小シリンダ31の油室33と、大
シリンダ29の油室37へ圧油は流入し、大シリンダ2
9を下降させる。なお、油室35内の油は管路83を通
りサーボバルブ43のBポートよりTポートを通り、戻
り管路85を通ってタンク61へ戻される。
【0038】前記サーボバルブ43の流路を切換えてP
ポートとBポート,AポートとTポートを連通させる
と、圧油は管路83を通り大シリンダ29の油室35内
へ供給され、大シリンダ29を持ち上げる。そして、油
室33,37内の油は管路81,87を通り、2位置方
向切換弁79のA,BポートよりPポートを通り、管路
77を経てサーボバルブ43のAポートよりTポートを
通り、戻り管路85を経てタンク61へ戻される。な
お、符号91は脈動防止ダンパである。
【0039】上記構成により、直動型2段式のサーボバ
ルブ43に設けた直動型サーボ弁45を作動させるパイ
ロット圧力を、例えば低圧時のメイン圧力の70%とし
て高低圧固定とする。そのため、大シリンダ29を小シ
リンダ31とでサーボ剛性が均一となる。
【0040】また、サーボバルブ43に備えた比例弁4
7のスプール57の段部57Aに切欠部59を形成した
ことにより、入力電流が少量でもスプール57の移動が
円滑となり、多量に作動油を流すことができ、小流量の
場合もカバーできる。
【0041】そして、直動型サーボ弁45の定格流量を
小シリンダ31の大流量に合わせたものにアップしたの
で、大、小シリンダ29,31の流量特性を均一にする
ことができる。
【0042】すなわち、図3に示されているカーブのご
とく、流量特性は、直動型サーボ弁45への入力iに対
し流量Wは、大、小シリンダ29,31共に同一のカー
ブとなり、下降時は質量が大きいのでそのまま、上昇時
は小シリンダ31だけ少しの電流で流量を大きくする。
電流が小さいとゲインが小さい状態で制御でき安定す
る。更に、流量特性を変更し、小シリンダ31の遅れ時
間を短縮する。
【0043】而して、小シリンダ31の実ラムストロー
クのオーバーシュートがなくなり、大、小シリンダ2
9,31を同じラムスピードで、同一パラメータで制御
することができ、制御の簡単化を図ることができる。
【0044】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0045】
【発明の効果】以上のごとき実施の態様の例の説明より
理解されるように、請求項1,2,3によるこの発明に
よれば、二重油圧シリンダを上昇、下降させる油圧回路
に設けたサーボバルブのパイロット圧により作動する比
例弁を設け、この比例弁のスプール段部に切欠部を形成
した。このため、入力電流が少量でもスプールの移動が
円滑となり、多量に作動油を流すことができ、小流量の
場合もカバーできる。
【0046】そして、サーボバルブの定格流量を小シリ
ンダの流量に合わせ、流量特性を変更し小シリンダの遅
れ時間を短縮するので、小シリンダの実ラムストローク
のオーバーシュートがなくなる。
【0047】更に、油圧回路に設けた減圧弁を制御する
ことにより、サーボバルブのパイロット圧を小シリンダ
に合わせ、高低圧固定とする。而して、大、小シリンダ
を同じラムスピードでパラメータを一種類にすることに
より、制御の簡単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、二重油圧シリンダを
駆動せしめる油圧回路図である。
【図2】図1における油圧回路に設けたサーボバルブの
拡大断面説明図である。
【図3】この発明の二重油圧シリンダの流量特性を示す
グラフである。
【図4】この発明を実施する一実施の形態の例の油圧式
タレットパンチプレスの概略構成を示す正面説明図であ
る。
【図5】従来例を示し、二重シリンダを駆動せしめる油
圧回路図である。
【図6】従来例を示し、二重シリンダに設けた大シリン
ダのストロークを示すグラフである。
【図7】従来例を示し、二重シリンダに設けた小シリン
ダのストロークを示すグラフである。
【図8】従来例を示し、二重シリンダの流量特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 17 二重油圧シリンダ(駆動装置) 27 油圧回路 29 大シリンダ 31 小シリンダ 39 パンチ 43 サーボバルブ 47 比例弁 57 スプール 57A 段部 59 切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重油圧シリンダに備えた大シリンダと
    小シリンダの流量制御方法にして、前記二重油圧シリン
    ダを駆動せしめる油圧回路中に設けたサーボバルブのパ
    イロット圧を、小シリンダを作動せしめる低圧に合わせ
    て高低圧固定とし、前記サーボバルブのパイロット定格
    流量を小シリンダの大流量に合わせ、流量特性の変更を
    し、小シリンダの遅れ時間を短縮することを特徴とする
    二重油圧シリンダの流量制御方法。
  2. 【請求項2】 二重油圧シリンダに備えた大シリンダと
    小シリンダを駆動せしめる油圧回路中に設けたサーボバ
    ルブのパイロット圧により作動する比例弁に設けたスプ
    ールの段部に、前記二重油圧シリンダの上昇時に、下降
    時よりサーボバルブへの電流が同じでも流量が大きくな
    るような切欠部を設けてなることを特徴とする二重油圧
    シリンダの流量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記二重油圧シリンダがタレットパンチ
    プレスのパンチを往復動せしめる駆動装置であることを
    特徴とする請求項2記載の二重油圧シリンダの流量制御
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196409A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 株式会社シマノ 切替バルブおよび駆動システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196409A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 株式会社シマノ 切替バルブおよび駆動システム

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