JPH0937164A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH0937164A
JPH0937164A JP8119149A JP11914996A JPH0937164A JP H0937164 A JPH0937164 A JP H0937164A JP 8119149 A JP8119149 A JP 8119149A JP 11914996 A JP11914996 A JP 11914996A JP H0937164 A JPH0937164 A JP H0937164A
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video signal
display
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JP8119149A
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Inventor
Jun Iijima
純 飯島
Makoto Takeuchi
誠 竹内
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】映像信号を入力する機器に制約を受けることな
く、また配線接続を変えずに、入力された映像信号によ
り自装置が表示を行なう際には他の表示機器を動作させ
ながらもその表示を抑制させる。 【解決手段】映像信号を入力する入力端子12aと、この
入力端子12aから入力された映像信号を用いて表示を行
なう表示回路12dと、映像信号を出力する出力端子12b
と、電源オン時には上記入力端子12aから入力された映
像信号を用いて上記表示回路12dで表示を行なわせる一
方、上記出力端子12bから輝度信号がゼロレベルの映像
信号を出力させ、電源オフ時には上記入力端子12aで入
力された映像信号をそのまま上記出力端子12bより出力
させる切換回路12cとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶プロジ
ェクタ等の如く、入力された映像信号を表示出力する表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭内で高価な大型のCRT
画面を有するテレビ受像機ではなく、安価な液晶プロジ
ェクタ等のプロジェクション装置を用いて、テレビ受像
機やビデオテープレコーダ(以下「VTR」と略称す
る)等から出力される映像信号をスクリーンに投影表示
し、手軽に大きな画面で映画や音楽番組などの鑑賞を行
なうことができるようにしたものが広く普及している。
【0003】この種のプロジェクション装置を用いて鑑
賞を行なう場合、テレビ受像機やVTRから映像信号と
共に出力される音声信号を直接オーディオ機器に接続し
て出力させることができれば、非常に高音質の音声を楽
しむことができる。
【0004】しかしながら、テレビ受像機やVTRのあ
る部屋に必ずしもステレオ装置があるとは限らないの
で、そのような場合は次善の策として、最近のテレビ受
像機は内蔵スピーカの品質もかなり高くなっているた
め、テレビ受像機の内蔵スピーカをそのまま利用して、
音声だけはテレビ受像機より出力させるようにすること
が考えられる。
【0005】図9及び図10はVTR1より出力され
る、映像信号をプロジェクション装置2で、音声信号を
テレビ受像機3でそれぞれ出力される場合の配線接続の
構成を例示するものである。
【0006】図9はビデオ信号の出力が1系統しかない
VTR1を用いた場合の配線接続の構成を示し、VTR
1から出力される映像信号がプロジェクション装置2
へ、同ステレオ音声信号がテレビ受像機3へそれぞれ直
接出力されている。
【0007】また、図10はビデオ信号の出力が2系統
以上あるVTR1を用いた場合の配線接続の構成を示
し、VTR1から出力される第1の映像信号及び第1の
ステレオ音声信号がテレビ受像機3へ、第2の映像信号
がプロジェクション装置2にそれぞれ直接出力されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図9
に示したような配線接続の構成では、プロジェクション
装置2が表示を行なっている時点でテレビ受像機3のC
RT画面が何も表示しないながらも通常はうすい黒もし
くはブルーバック等で発光駆動されるので、暗い室内で
の使用が前提とされるプロジェクション装置2の投影表
示に影響を与えてしまうことがありえる。
【0009】さらに、プロジェクション装置2を使用せ
ずにVTR1から出力させる映像信号をテレビ受像機3
のCRT画面で表示させたい場合には、VTR1から出
力される映像信号用の配線をテレビ受像機3に接続し直
さなくてはならない。
【0010】また上記図10に示したような配線接続の
構成では、VTR1から出力される映像信号をプロジェ
クション装置2で表示させる場合とテレビ受像機3で表
示させる場合とで上記図9の場合のように配線を接続し
直さなくてはならないという必要はないが、その代わり
にVTR1が必ずビデオ信号の出力を少なくとも2系統
有するものでなくてはならないという制約を受けると共
に、プロジェクション装置2で表示を行なっている時点
でテレビ受像機3のCRT画面でも同様の映像を表示し
てしまうこととなるため、やはりプロジェクション装置
2の投影表示に影響を与えてしまうことになる。
【0011】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、映像信号を入力し
てくる機器に制約を受けることなく、また配線接続を変
えることなしに、入力された映像信号により自装置が表
示を行なう際には他の表示機器を動作させながらもその
表示を確実に抑制させることが可能な表示装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源をオン/オフする電源スイッチと、映像信号を入力
する入力手段と、この入力手段で入力された映像信号を
用いて表示を行なう表示手段と、映像信号を出力する出
力手段と、上記電源スイッチにより電源がオンされてい
る際は上記入力手段で入力された映像信号を用いて上記
表示手段で表示を行なわせる一方、上記出力手段から輝
度信号がゼロレベルの映像信号を出力させ、上記電源ス
イッチがオフされている際は上記入力手段で入力された
映像信号を上記出力手段より出力させる切換制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【0013】このような構成とすることにより、映像信
号を入力してくる機器に制約を受けることなく、また一
旦配線した接続状態を変えることなしに、電源スイッチ
の状態に応じて、入力された映像信号により自装置が表
示を行なう際には他の表示機器を動作させながらも実際
にはその表示を抑制させ、他の表示機器の表示以外の機
能のみを利用することが可能となる。
【0014】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、特定の映像信号を記憶した記憶手段
と、上記入力手段から映像信号が入力されない状態を検
出する検出手段とをさらに備え、上記電源スイッチは電
源のオン/オフの他に準備状態を設け、上記切換制御手
段は上記電源スイッチが準備状態で且つ上記検出手段に
より上記入力手段から映像信号が入力されない状態を検
出した場合に、上記記憶手段から特定の映像信号を読出
して上記出力手段より出力させることを特徴とする。
【0015】このような構成とすることにより、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、上記電源スイッチが
準備状態にあって上記入力手段から映像信号が入力され
ない間は、予め記憶しておいた特定の映像信号を出力さ
せて他の表示機器で特定の映像を表示させるようにした
ので、自装置での表示を行なう前には他の表示機器でイ
ンテリア等となる映像を表示させることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記電源スイッチが操作され
た際に上記切換制御手段は上記出力手段から出力させる
信号及び上記表示手段へ供する映像信号の少なくとも一
方を経時的に変化させて切換えることを特徴とする。
【0017】このような構成とすることにより、上記請
求項1または2記載の発明の作用に加えて、電源スイッ
チの操作により上記表示手段あるいは上記他の表示機器
での表示内容が唐突に切換えられてしまうことなく、例
えばワイプ処理と呼ばれる方法等により徐々に切換えら
れるようにしたので、表示内容を切換えるときでも違和
感のないものとすることができる。
【0018】請求項4記載の発明は、映像信号を入力す
る入力手段と、この入力手段で入力された映像信号を用
いて表示を行なう表示手段と、映像信号を出力する出力
手段と、上記表示手段に表示を行なわせる際に、上記出
力手段から、上記入力手段に入力された映像信号と輝度
信号がゼロレベルの映像信号とを適宜切換えて出力させ
るための切換制御手段とを具備したことを特徴とする表
示装置。
【0019】このような構成とすることにより、映像信
号を入力してくる機器に制約を受けることなく、また一
旦配線した接続状態を変えることなしに、入力された映
像信号により自装置が表示を行なう際には他の表示機器
を動作させながらも実際にはその表示を抑制させ、他の
表示機器の表示以外の機能のみを利用することが可能と
なる。
【0020】請求項5記載の発明は、上記請求項1また
は4記載の発明において、映像表示期間にペデスタルレ
ベルより所定量だけ低い電圧値となる映像信号を発生す
る黒信号発生手段をさらに具備し、上記切換制御手段
は、上記輝度信号がゼロレベルの映像信号として上記黒
信号発生手段の発生した映像信号を出力させることを特
徴とする。
【0021】このような構成とすることにより、上記請
求項1または4記載の発明の作用に加えて、他の表示機
器が例えばCRTのような自発光形の表示部を有するも
のであっても、その表示を確実に抑制させ、ることが可
能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明をプロジェクション装
置に適用した場合の実施の一形態について図面を参照し
て説明する。図1は周辺機器との配線接続及び内部回路
の構成を例示するものであり、ここではビデオ信号の出
力が1系統しかないVTR11を用いた場合を示す。
【0023】VTR11から出力される映像信号はプロ
ジェクション装置12の入力端子12aに配線接続さ
れ、このプロジェクション装置の出力端子12bから出
力される映像信号がテレビ受像機13の図示しないビデ
オ映像端子へ供される。
【0024】また、VTR11から出力されるステレオ
音声信号は、プロジェクション装置12を介さず、テレ
ビ受像機13の図示しないビデオ音声端子へ直接供され
る。上記プロジェクション装置12にあっては、入力端
子12aを介して入力されてきた映像信号は切換回路1
2cにより表示回路12dあるいは上記出力端子12b
のいずれか一方に切換出力される。
【0025】また、切換回路12cには、黒信号発生回
路12eから輝度信号がゼロレベルの映像信号である黒
映像信号が入力されるもので、切換回路12cに入力さ
れた黒映像信号は適宜選択的に出力端子12bより出力
される。
【0026】表示回路12dは、映像処理回路、液晶駆
動回路、液晶表示パネル、メタルハライドランプ等で構
成されるランプ、入力検出回路、映像メモリ及びこの映
像メモリの読出し回路等を備え、切換回路12cから送
られてきた映像信号に対して映像処理回路で各種映像処
理、同期分離等の処理を行なって液晶駆動回路の駆動信
号を作成し、これにより液晶表示パネルを表示駆動し、
同時に上記ランプを高輝度発光駆動させて投影表示を行
なわせる一方、映像メモリに予め固定記憶されている特
定の映像信号を上記切換回路12cに送出し、出力端子
12bより出力させる。
【0027】図2は上記黒信号発生回路12e内に設け
られる具体的な回路構成を例示するもので、16は抵抗
R1 、インバータI1 ,I2 、水晶発振子X1 、及びコ
ンデンサC1 ,C2 よりなる発信回路であり、この発信
回路16で発信された基準クロックはタイミングジェネ
レータ17に送られる。
【0028】このタイミングジェネレータ17は、発信
回路16で発振された基準クロックからテレビジョン方
式に合致した複合同期信号C−SYNC及び黒同期信号
C−BLKを出力する。
【0029】しかるに、タイミングジェネレータ17か
ら出力された複合同期信号C−SYNCは、抵抗R2 を
介してNPNタイプのトランジスタTr1 のベースに与
えられる。このトランジスタTr1 のコレクタには電圧
V1 が印加され、同エミッタが一端を接地した抵抗R3
の他端と接続されると共に、抵抗R4 を介してNPNタ
イプのトランジスタTr3 のベースに接続される。
【0030】また、上記タイミングジェネレータ17か
ら出力された黒同期信号C−BLKも同様に、抵抗R5
を介してNPNタイプのトランジスタTr2 のベースに
与えられる。このトランジスタTr2 のコレクタには電
圧V1 が印加され、同エミッタが一端を接地した抵抗R
6 の他端と接続されると共に、抵抗R7 を介して上記ト
ランジスタTr3 のベースに接続される。
【0031】このトランジスタTr3 のベースにはさら
に、一端を接地した抵抗R8 の他端が接続され、コレク
タには電圧V1 が印加されるもので、同エミッタに一端
を接地した抵抗R9 の他端が接続されると共に、コンデ
ンサC3 及び抵抗R10を介して、外部導体が接地された
出力端子18の内部導体が接続される。この出力端子1
8が、上記切換回路12cに直接接続されることとな
る。
【0032】次いで、図3により上記黒信号発生回路1
2eにおける出力信号の処理について説明する。図3
(a)は一般的な黒を表示する複合映像信号の波形を示
すもので、バースト及びペデスタル期間と映像信号期間
とが共にペデスタルレベルPLとなるものである。
【0033】本来、ペデスタル期間と同レベルの映像信
号を入力した場合、基本的には表示装置であっても
「黒」を表示しなければならないはずである。しかしな
がら、CRTを表示管として使用する多くのテレビ受像
機あるいはモニタディスプレイでは、与えられる映像信
号に対して発光輝度を上げるべく、予め装置側のペデス
タルレベルが基準値より若干低くなるように設定されて
いる。
【0034】したがって、「黒」を表示するための映像
信号が入力されていても、特に映像信号期間のレベルを
上げるようなブライト調整を行なった際には、図3
(b)に示す如くそのオフセット分に対応して映像信号
期間のレベルが図中のΔVだけ上がってしまい、表示さ
れる黒い画面が、ある程度の輝度を有する「浮いた」感
じのものとなってしまうこととなる。
【0035】そこで、上記図2に示した回路構成におい
て、タイミングジェネレータ17で図3(c)に示すよ
うな波形の複合同期信号C−SYNCと図3(d)に示
すような波形の黒同期信号C−BLKとを発生させ、こ
れらをトランジスタTr1 ,Tr2 を含むアンプ回路を
それぞれ介した後に抵抗R4 ,R7 ,R8 により合成す
ることにより、トランジスタTr3 、コンデンサC3 及
び抵抗R10を介して出力端子18から出力される黒映像
信号としての波形は図3(e)に示すようになるもので
ある。
【0036】同図(e)中、映像信号期間におけるペデ
スタルレベルPLからのオフセット量ΔVBK及び同期信
号期間におけるペデスタルレベルPLからの最大オフセ
ット量ΔVSYは、共に上記抵抗R4 ,R7 ,R8 の抵抗
値によって決定されるもので、CRTを表示管として使
用するいくつかのテレビ受像機あるいはモニタディスプ
レイにて実験した結果、上記ΔVBK=0.5[V]程
度、ΔVSY=1.0[V]程度とすれば、そのCRTを
使用するテレビ受像機あるいはモニタディスプレイで電
源をオフした場合と同等の、輝度信号がほぼゼロレベル
の黒映像を表示させることができるものである。
【0037】次いで、上記実施の形態全体の動作につい
て説明する。図4は上記プロジェクション装置12の図
示しない電源スイッチの操作状態に対応した切換回路1
2cでの切換内容を例示するものである。ここでは上記
電源スイッチがオン/オフ/スタンバイの3段階に切換
可能であるものとする。
【0038】該電源スイッチがオフである場合、当然の
ことながら上記表示回路12dを構成する上記各回路は
動作せず、このプロジェクション装置12による投影表
示は行なわない。このとき、入力端子12aと出力端子
12bの間は切換回路12cによりスルー状態となって
おり、VTR11から映像信号が入力されてきた際には
その映像信号がそのまま切換回路12cを通過して出力
端子12bよりテレビ受像機13へ供されることとな
る。
【0039】したがって、テレビ受像機13の画面では
VTR11からプロジェクション装置12を介して入力
されてきた映像信号により表示を、同スピーカではVT
R11から直接入力されてきた音声信号により拡声をそ
れぞれ行なうこととなる。
【0040】また、上記プロジェクション装置12の電
源スイッチがオンである場合には、表示回路12dを構
成する上記各回路は入力検出回路、映像メモリ及びこの
映像メモリの読出し回路を除いて全て動作し、切換回路
12cによりVTR11から入力端子12aに入力され
てくる映像信号によって表示回路12dがプロジェクシ
ョン装置12による投影表示を行なう。
【0041】このとき、同時に黒信号発生回路12eか
ら発生される上記図2及び図3で説明した輝度信号が完
全にゼロレベルの黒映像信号が切換回路12cを介して
出力端子12bよりテレビ受像機13へ供されることと
なる。
【0042】したがって、テレビ受像機13の画面では
ペデスタルレベルのオフセットも考慮してその全面で輝
度のない「黒」を表示して微小な発光をも確実に抑え、
このテレビ受像機13の例えば正面位置に敷設されたス
クリーンにプロジェクション装置12から投影される表
示内容に影響を与えることがないようにする。
【0043】さらに、上記電源スイッチがスタンバイで
ある場合には、表示回路12dを構成する上記各回路の
うち、入力検出回路、映像メモリ及びこの映像メモリの
読出し回路のみが動作し、プロジェクション装置12に
よる投影表示は行なわない。
【0044】切換回路12cは、入力端子12aと表示
回路12d内の入力検出回路とを接続し、VTR11か
ら入力端子12aを介して入力されてくる映像信号を該
入力検出回路に与える。入力検出回路がVTR11から
の映像信号の入力がない状態を検出した際に上記読出し
回路により上記メモリから予め記憶されている映像信号
を順次読出して切換回路12cへ送出させる。この映像
信号が切換回路12cから出力端子12bを介してテレ
ビ受像機13へ供されることで、テレビ受像機13の画
面では上記映像メモリに記憶されている映像信号に基づ
いた固定表示が行なわれる。
【0045】図5は上記プロジェクション装置12の電
源スイッチをオンとし、このプロジェクション装置12
により投影表示を行なう場合の各装置のセット状態を例
示する側面図である。ここでは、VTR11を収納した
ラック21上にテレビ受像機13が載置され、さらにこ
のテレビ受像機13上に載置されたプロジェクション装
置12から、テレビ受像機13の前面側に適宜間隔をあ
けてセットされたスクリーン22に対して投影表示を行
なっている。
【0046】この場合、上記図1で示した如く、VTR
11とテレビ受像機13とが音声信号用の配線aで、V
TR11とプロジェクション装置12とが映像信号信号
用の配線bでそれぞれ接続されると共に、プロジェクシ
ョン装置12とテレビ受像機13とがやはり映像信号用
の配線cで接続されている。
【0047】テレビ受像機13の前面側にはステレオス
ピーカ23が設けられ、このステレオスピーカ23によ
りプロジェクション装置12で表示する映像に伴う音声
を拡声出力する。
【0048】スクリーン22は、図示する如くプロジェ
クション装置12から離れた位置にセットするに連れて
プロジェクション装置12からの投影部分22aの面積
が増すもので、図中にハッチングで示す範囲がプロジェ
クション装置12によりフォーカシング調整可能な範囲
である。
【0049】図6は上記図5で示した各装置のセット状
態を実際の室内で実現した場合を例示するもので、図中
ではスクリーン22の一部を切り欠いて示す如く、鑑賞
者Pはスクリーン22の背面側に位置するプロジェクシ
ョン装置12から投影表示される映像を見ることとな
る。この場合、鑑賞者Pは手にした赤外線リモコン31
によりVTR11、テレビ受像機13及びプロジェクシ
ョン装置12を統括して操作するもので、赤外線リモコ
ン31より発せられた操作に対応した赤外線変調信号は
スクリーン22を透過して、VTR11、プロジェクシ
ョン装置12及びテレビ受像機13の各装置に到達す
る。
【0050】しかして、プロジェクション装置12の電
源スイッチをオフとし、スクリーン22をかたづけてテ
レビ受像機13の画面及びステレオスピーカ23により
テレビ放送を鑑賞しているときの該画面での表示内容が
図7(1)に示すようなものであったとする。
【0051】ここで、上記赤外線リモコン31によりプ
ロジェクション装置12の電源スイッチをスタンバイに
切換えるべくキー操作を行なうと、上記図4で説明した
如くプロジェクション装置12内の表示回路12dのう
ち、読出し回路により映像メモリから予め記憶されてい
る映像信号を順次読出して切換回路12cへ送出させ
る。この映像信号が切換回路12cから出力端子12b
を介してテレビ受像機13へ供されることで、テレビ受
像機13の画面では上記映像メモリに記憶されている映
像信号に基づいた固定表示が行なわれる。
【0052】図7(2)はこのようなテレビ受像機13
での固定表示例を示すものであり、プロジェクション装
置12内の映像メモリにこのような映像信号を予め記憶
させておくことで、VTR11からプロジェクション装
置12に映像信号が入力されていない際には上記の如く
表示を行なわせ、テレビ受像機13をインテリアとして
使用することができる。
【0053】また、図8(1)において、上記図7
(1)と同じくプロジェクション装置12の電源スイッ
チをオフとし、スクリーン22をかたづけてテレビ受像
機13の画面及びステレオスピーカ23によりテレビ放
送あるいはVTR11で再生しているビデオプログラム
を鑑賞しているときの該画面での表示内容が同図に示す
ようなものであったとする。
【0054】ここで、上記赤外線リモコン31によりプ
ロジェクション装置12の電源スイッチをオンに切換え
るべくキー操作を行なうと、上記図4で説明した如くプ
ロジェクション装置12の表示回路12dを構成する上
記各回路が入力検出回路、映像メモリ及びこの映像メモ
リの読出し回路を除いて全て動作を開始し、切換回路1
2cによりVTR11から入力端子12aに入力されて
くる映像信号によって表示回路12dがプロジェクショ
ン装置12による投影表示を行なう。
【0055】このとき、同時に黒信号発生回路12eか
ら発せられた、輝度信号がゼロレベルの黒映像信号が切
換回路12cを介して出力端子12bよりテレビ受像機
13へ供され、テレビ受像機13の画面ではペデスタル
レベルのオフセットも考慮してその全面で輝度のない
「黒」を表示して微小な発光をも確実に抑え、このテレ
ビ受像機13の正面位置に敷設されたスクリーン22に
投影される表示内容に影響を与えることがないようにす
る。
【0056】但し、テレビ受像機13の画面での黒映像
の表示は、表示内容が唐突に切換えられ、一瞬のうちに
その全面で黒映像を表示するようになるものではなく、
図8(2)〜図8(4)に示すように画面の一部、例え
ば上端から下端方向に向かって、あたかも幕を下ろす如
くして黒映像の面積を徐々に増加させていく、所謂ワイ
プ処理により経時的に変化させるものである。
【0057】このような経時的な変化で表示内容の切換
えを行なうことで、プロジェクション装置12の電源ス
イッチのオン操作に対応した表示画面の切換動作を鑑賞
者Pにとって違和感のないものとし、かつスクリーン2
2をセットしての大画面表示への移行に際して雰囲気を
盛り上げることができる。
【0058】上述したワイプ処理はこの他、画面の左右
両端部から共に中央方向に向かって、あたかも幕が引か
れる如くして黒映像の面積を徐々に増加させていくよう
にしてもよい。
【0059】なお、上記表示画面の黒映像への切換えは
上記ワイプ処理のみに限らず、例えば画面全体の輝度を
徐々に低下させて最終的に完全な黒映像の画面とする方
法等も考えることができる。
【0060】また、プロジェクション装置12の電源ス
イッチをオンしたときのみに限らず、表示画面の状態が
変化する場合にはいずれも前の画面から次の画面に表示
内容を切換える際に内容を経時的に変化させるものとし
てもよい。
【0061】さらに、上記実施の形態ではプロジェクシ
ョン装置12の電源スイッチのオン/オフによってプロ
ジェクション装置12からの映像出力を切換えるように
したが、切換えのためのスイッチを別途設けることで、
プロジェクション装置12からの映像出力をマニュアル
操作で切換えるようにしてもよい。
【0062】また、電源スイッチのオン/オフによって
プロジェクション装置12からの映像出力を切換える他
に、切換えのためのスイッチによってマニュアル操作で
も映像出力を切換えることができるようにしてもよい。
【0063】このようにすれば、上記実施の形態の効果
の他に、従来のようにプロジェクション装置12とテレ
ビ受像機13との両方に映像を表示することも容易に選
択することができ、幅広い用途に対応できる。
【0064】
【発明の効果】以上に述べた如く本発明によれば、映像
信号を入力してくる機器に制約を受けることなく、また
配線接続を変えることなしに、入力された映像信号によ
り自装置が表示を行なう際には他の表示機器を動作させ
ながらもその表示を抑制させることが可能な表示装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る周辺機器との配線
接続及び内部回路の構成を例示するブロック図。
【図2】図1の黒信号発生回路内の回路構成を例示する
図。
【図3】図2の黒信号発生回路の出力信号波形を示す
図。
【図4】図1の切換回路での切換内容を例示する図。
【図5】同実施の形態に係る各装置のセット状態を例示
する側面図。
【図6】図5の各装置のセット状態を実際の室内で実現
した場合を例示する図。
【図7】同実施の形態に係るテレビ受像機での画面表示
状態の変化を示す図。
【図8】同実施の形態に係るテレビ受像機での画面表示
状態の変化を示す図。
【図9】従来のVTRとプロジェクション装置及びテレ
ビ受像機の接続配線を例示する図。
【図10】従来のVTRとプロジェクション装置及びテ
レビ受像機の接続配線を例示する図。
【符号の説明】
1,11…VTR 2,12…プロジェクション装置 3,13…テレビ受像機 12a…入力端子 12b,18…出力端子 12c…切換回路 12d…表示回路 12e…黒信号発生回路 16…発信回路 17…タイミングジェネレータ 21…ラック 22…スクリーン 23…ステレオスピーカ 31…赤外線リモコン P…鑑賞者

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源をオン/オフする電源スイッチと、 映像信号を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された映像信号を用いて表示を行な
    う表示手段と、 映像信号を出力する出力手段と、 上記電源スイッチにより電源がオンされている際は上記
    入力手段で入力された映像信号を用いて上記表示手段で
    表示を行なわせる一方、上記出力手段から輝度信号がゼ
    ロレベルの映像信号を出力させ、上記電源スイッチがオ
    フされている際は上記入力手段で入力された映像信号を
    上記出力手段より出力させる切換制御手段とを具備した
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 特定の映像信号を記憶した記憶手段と、 上記入力手段から映像信号が入力されない状態を検出す
    る検出手段とをさらに具備し、 上記電源スイッチは電源のオン/オフの他に準備状態を
    設け、 上記切換制御手段は上記電源スイッチが準備状態で且つ
    上記検出手段により上記入力手段から映像信号が入力さ
    れない状態を検出した場合に、上記記憶手段から特定の
    映像信号を読出して上記出力手段より出力させることを
    特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 上記電源スイッチが操作された際に上記
    切換制御手段は上記出力手段から出力させる信号及び上
    記表示手段へ供する映像信号の少なくとも一方を経時的
    に変化させて切換えることを特徴とする請求項1または
    2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 映像信号を入力する入力手段と、 この入力手段で入力された映像信号を用いて表示を行な
    う表示手段と、 映像信号を出力する出力手段と、 上記表示手段に表示を行なわせる際に、上記出力手段か
    ら、上記入力手段に入力された映像信号と輝度信号がゼ
    ロレベルの映像信号とを適宜切換えて出力させるための
    切換制御手段とを具備したことを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 映像表示期間にペデスタルレベルより所
    定量だけ低い電圧値となる映像信号を発生する黒信号発
    生手段をさらに具備し、 上記切換制御手段は、上記輝度信号がゼロレベルの映像
    信号として上記黒信号発生手段の発生した映像信号を出
    力させることを特徴とする請求項1または4記載の表示
    装置。
JP8119149A 1995-05-15 1996-05-14 表示装置 Pending JPH0937164A (ja)

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JP11589295 1995-05-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229543A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Hitachi Ltd 画像表示装置

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JP2002229543A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Hitachi Ltd 画像表示装置

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