JPH0936469A - 光源ユニット - Google Patents

光源ユニット

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JPH0936469A
JPH0936469A JP18007995A JP18007995A JPH0936469A JP H0936469 A JPH0936469 A JP H0936469A JP 18007995 A JP18007995 A JP 18007995A JP 18007995 A JP18007995 A JP 18007995A JP H0936469 A JPH0936469 A JP H0936469A
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JP
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pulse width
laser
semiconductor laser
signal
unit
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JP18007995A
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English (en)
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Kan Ogasawara
款 小笠原
Hiroshi Shiba
洋 柴
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子の特性ばらつきに対しても、光源ユ
ニット全体の特性としてばらつきを吸収調整して、ユニ
ットとして完結した性能を保証すること。 【解決手段】 半導体レーザ5を具備し、スキャナユニ
ットのハウジングに着脱自在に装着される光源ユニット
であって、半導体レーザ5のモニター出力を増幅する増
幅度調整可能なモニター出力増幅器12と、画像情報に
従って半導体レーザ5の発光時間を制御するパルス幅変
調処理部8と、半導体レーザ5に所定の発光量が得られ
るような電流を供給すると共に、パルス幅変調処理部8
のパルス幅変調出力信号に従って半導体レーザ5の発光
をスイッチング制御するレーザ駆動回路13とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
式レーザプリンタ、複写機、レーザファクシミリに使用
される半導体レーザユニット等の光源ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等に使用される書き込み
ユニットの光源として、半導体レーザが多用されてい
る。また書き込みユニットの構成としては、半導体レー
ザからの発散性光束を平行光束に変換するコリメータレ
ンズを一体的に具備している。
【0003】このような半導体レーザユニットから出射
されたレーザ光は、走査手段及び結像手段を経て感光体
に結像走査し、電子写真の原理に従って感光体表面に画
像情報に応じた静電潜像が形成される。
【0004】以上のような半導体レーザユニットのレー
ザ光に関して、半導体レーザの出射パワーとモニターフ
ォトダイオードの出力を変換して得られるモニター出力
増幅器の出力電圧との関係で定まる特性は、半導体レー
ザの発散角のばらつき、モニターフォトダイオードの感
度ばらつき、コリメータレンズの透過率のばらつき等の
要因で、半導体レーザユニットごとに大きくばらつくこ
とが知られている。
【0005】このようなばらつきがあると、特定の入力
に対して特定の出射パワーを感光体上に得られないの
で、一般的には前記の特性ばらつきを吸収し、半導体レ
ーザの出射パワーとモニター出力増幅器の出力電圧が所
定の関係となるようにモニター出力増幅器の増幅度を半
導体レーザユニットごとに可変調整して、感光体上で所
定の出射パワーが得られるように補正していた。また、
半導体レーザは温度等環境の変化により、レーザ駆動電
流対出射パワーの関係であるスロープ効率が変動し、そ
の結果感光体上のパワーが変動するが、前記補正調整後
はAPC(utomatic ower ont
orol)制御により出射パワーが変動しないように動
作させている。
【0006】さらに、高品質、多階調、高速印字する装
置で、高品質画像を得るためには1ドット多値記録によ
り解像度と中間階調性とを両立させる方法がとられてい
る。
【0007】たとえば、1ドット多値記録方式には、レ
ーザの発光強度を一定に保ち単位画素当りの発光時間を
変調させるパルス幅変調方式が知られている。
【0008】しかし、前記半導体レーザの出射パワーと
モニター出力増幅器の出力電圧が所定の関係となるよう
に調整し、APC制御が動作する状態の半導体レーザユ
ニットであっても画像信号をパルス幅変調で発光させる
と次のような問題点が発生する。
【0009】それは、前記モニター増幅器の増幅度調整
のためのレーザ発光は、直流的な発光動作状態での調整
であるので、パルス幅発光で特に最小パルス幅の状態で
発光させた場合には、パルス幅変調発生回路部と半導体
レーザユニットとの伝送路の影響、レーザ素子の過渡応
答特性のばらつき等から感光体上の半導体レーザの出射
パワーがばらついてしまう。そのために所定の階調を得
るためには、パルス幅変調発生回路部から半導体レーザ
ユニットに出力される最小パルス幅及び最大パルス幅そ
れぞれの変調信号によるレーザ出射パワーが対応する基
準値となるように装置個々に信号パルス幅を補正調整し
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モニタ
ー出力増幅器やパルス幅変調発生回路部が半導体レーザ
ユニット内に具備されておらず、他の外部ボード上にあ
る場合には次のような問題点が発生する。
【0011】レーザプリンタがユーザに渡った後におい
て、半導体レーザユニットが故障等によって交換する必
要が生じて、新たに半導体レーザユニットを取付けた場
合には、モニター出力増幅器の増幅度や、パルス幅変調
発生回路部の最小及び最大パルス幅信号のパルス幅を補
正調整するために、ユニット交換現場に光パワーメータ
を持ち込んで感光体上におけるレーザの出射パワーを光
パワーメータで測定しながら前記補正調整をしなければ
ならない。
【0012】しかしこのような方法だと、半導体レーザ
ユニット交換のたびにユーザのところまで毎回光パワー
メータを持ち込んで調整しなくてはいけないという煩わ
しさがあり、メンテナンス上のコストアップの要因とも
なり、またユーザの現場での調整であるため、調整が終
了するまではプリンタが休止してしまうという問題も発
生する。
【0013】さらに、パルス幅変調発生回路部と半導体
レーザ駆動部が異なるボードに存在している場合には、
パルス幅変調発生回路部と半導体レーザ駆動部間を伝送
する信号がパルス幅変調された高速信号であるために、
伝送線路長の影響や外来ノイズが混入する等の影響を受
けやすく、所定の性能を確保することが困難となってし
まう。
【0014】そこで本発明の目的は以上のような問題を
解消した光源ユニットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は発光素子を具備し、スキャ
ナユニットのハウジングに着脱自在に装着される光源ユ
ニットであって、前記発光素子に所定の発光量が得られ
るような電流を供給する定電流手段と、前記発光素子の
モニター出力を増幅する増幅度調整可能なモニター増幅
手段と、画像情報に従って発光素子の発光時間を制御す
るパルス幅変調手段と、前記パルス幅変調手段のパルス
幅変調出力信号に従って発光素子の発光を制御するスイ
ッチング手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項2にかかる発明は請求項1に
おいて、前記パルス幅変調手段は最小および最大パルス
幅変調信号のパルス幅を調整する手段を有することを特
徴とする。
【0017】さらに、請求項3にかかる発明は請求項1
において、前記モニター増幅手段と、前記パルス幅調整
手段とを同一のユニットに構成して、ユニット状態で前
記発光素子の出力強度を調整可能としたことを特徴とす
る。
【0018】さらに、請求項4にかかる発明は請求項1
において、前記モニター増幅手段および前記パルス幅調
整手段は調整のためのトリマブル抵抗を各々有し、当該
各トリマブル抵抗をレーザトリミングすることにより前
記発光素子の出力強度を調整可能としたことを特徴とす
る。
【0019】本発明によれば、発光素子の特性ばらつき
等があっても、予め光源ユニット全体の特性としてユニ
ットレベルで調整が完結できるので、ユニットの交換作
業を現場調整を伴うことなく簡単に、迅速に行うことが
できるようになる。
【0020】また、高速信号であるパルス幅変調信号が
外部ボードからの線材等を通さずに発光素子の近傍に配
置されるので、外来ノイズに対しても有利であり伝送路
長も短く接続できるので、安定したパルス信号の伝送が
可能となり、発光レベルでのパルス幅変調性能が向上す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施例1)次に本発明に関わる半導体レーザユニット
の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本
発明の一実施例である半導体レーザユニット1の構成を
示す断面図である。2は半導体レーザ5からの発散性光
束を平行光束に変換するコリメータレンズ、3はホルダ
ーであって、基台4とペアで相対的な位置関係を可変し
て半導体レーザ5からのレーザ光軸を調整しビス6でレ
ーザ駆動回路基板7に固定される。
【0022】また、コリメータレンズ2はホルダー3の
平面に対して垂直方向に前後移動確認後ベストフォーカ
ス位置に固定される。
【0023】7はレーザ駆動回路部を含むプリント基板
であって、図2に示すような増幅度を調整可能なモニタ
ー出力増幅器12と、図3に示すような外部ボードに存
在しこのモニター出力増幅器12の出力信号に応じて、
半導体レーザユニット1からの出射パワーを標準設定パ
ワーで直流的に発光させたときのモニター出力増幅器1
2の出力電圧に相当する基準電圧とモニター出力増幅器
12の出力電圧を比較して半導体レーザ5の出射パワー
を制御するAPC制御部50からの制御信号により半導
体レーザ5の駆動電流を可変制御し、パルス幅変調基板
9からの画素変調信号に応じてレーザの発光をオンオフ
制御するレーザ駆動回路13と、外部ボードからの画像
処理された信号に応じて画素変調信号を生成し、上記レ
ーザ駆動回路13に出力するパルス幅変調基板9とを備
えている。
【0024】また上記パルス幅変調基板9は、IC化さ
れたパルス幅変調処理部8と変調信号の最小及び最大パ
ルス幅の可変調整部11を備えている。
【0025】図2は、モニター出力増幅器12の具体的
一例を示す図である。この図において14は、半導体レ
ーザ5と同一チップ内に設けられて、レーザの発光量を
モニターするためのフォトダイオードである。10は可
変抵抗器で、モニターフォトダイオード14のモニター
電流を電圧に変換して、次段オペアンプ15の入力段に
供給する。オペアンプ15はバッファ増幅器を構成して
いる。このような構成で、可変抵抗器10の値を可変す
ることにより、モニター出力増幅器の増幅度を可変でき
るようにしている。
【0026】図3はレーザ駆動回路13の具体的一例を
示す図である。この図において16は、パルス幅変調処
理部8から出力されるパルス幅変調信号に応答して半導
体レーザ5の発光出力をオンオフ制御するスイッチング
回路である。17は、半導体レーザ5に規定パワーの発
光をさせるために必要な電流を設定する定電流回路であ
り、上記スイッチング回路16により半導体レーザ5と
の接続が制御される。また、従来技術でも説明したよう
に、モニター出力増幅器12と外部ボード上のAPC制
御部50とのフィードバック経路によりレーザの出射パ
ワーが所定値となるようにAPC制御機能の動作によ
り、定電流値が補正される。
【0027】図4はパルス幅変調処理部8の具体的一例
を示す図である。この図において18は、図示しない外
部ボードから入力される画像クロックに同期して三角波
を発生する三角波発生回路である。一方19は、上記画
像クロックと同期して入力される画像処理デジタルデー
タをアナログデータに変換するDA変換器で、可変抵抗
器11−1および11−2は変調信号の最小及び最大パ
ルス幅の可変調整部11を構成する。
【0028】20は、前記三角波発生回路18から出力
される三角波信号を、前記DA変換部19から出力され
る直流信号とレベル比較して、レーザ駆動回路部13に
パルス幅変調信号を出力する。
【0029】図5は、図4のブロック図の動作を説明す
る図である。図で、DA(‘00h’)、DA(‘FF
h’)はDA変換器19から出力される直流信号を表わ
しており、さらに(‘00h’)は最小パルス幅生成
時、(‘FFh’)は最大パルス幅生成時の画像信号を
HEX表示したものを意味している。つまり、画像信号
を8ビットとした場合に、(‘00h’)から(‘FF
h’)に変化するに従って、変調パルス幅が増加する。
従ってこの図の場合、比較器20はDA変換器19から
出力される直流信号に対して三角波発生手段18から出
力される三角波信号のレベルが上回っている期間だけパ
ルス幅変調信号を生成している。この図を用いて最小及
び最大パルス幅の幅調整を説明する。
【0030】通常画像信号(‘00h’)をDA変換器
19に入力しても、出力値は‘ゼロ’レベルなので三角
波発生手段18のオフセットを調整して最小パルスの幅
をレーザ出射パワーが対応する基準値となるように補正
する。次に画像信号(‘FFh’)設定時のDA変換器
19の出力レベルを可変調整して最大パルスの幅をレー
ザ出射パワーが対応する基準値となるように補正する。
このような最小および最大パルス幅調整終了後は、前記
調整パルス幅範囲内で入力される画像信号(00h〜F
Fh)に従った256通りのパルス幅変調信号が生成出
力される。
【0031】図6は、半導体レーザユニット1と外部ボ
ードのAPC制御回路50によってレーザ光量制御のた
めのフィードバックループを形成したブロック図であ
る。この図で破線で囲った記号1の内部が、いままで説
明してきた半導体レーザユニット1を構成しているブロ
ック図を表わしている。
【0032】図6で、APC制御回路50の内部ブロッ
クとAPC制御の動作について説明する。レーザ出射パ
ワーの一部は、モニターフォトダイオード14で受光さ
れてレーザ出射パワーに比例した信号電流が発生して、
次段モニター出力増幅器12で電圧に変換し、増幅され
た信号がモニター出力増幅器12から出力される。次に
この信号は信号比較器51で、予め設定されているレー
ザビーム目標光量設定基準信号Vtと比較される。
【0033】そして、信号比較器51の出力信号はモニ
ター増幅器の出力信号とVtとの誤差信号として、次段
制御回路52に出力される。制御回路52は前記誤差信
号に従ってカウンタ53にカウント動作制御信号を出力
する。次に、カウンタ53はカウント動作制御信号に従
ってアップダウンカウント動作を行い、カウント信号を
DA変換器54に出力し、ここでデジタルカウント信号
がアナログ信号に変換されて、半導体レーザユニット1
内部のレーザ駆動回路13の定電流回路17に出力して
レーザに供給する電流量を可変制御する。
【0034】以上のようなフィードバックループ動作を
レーザの出射パワーが予め設定された基準パワーとなる
まで繰り返し動作し、基準パワーとなった時点でフィー
ドバックループ動作を終了してこの時点のカウンタ53
出力信号が保持される。
【0035】レーザプリンタでこのようなAPC制御動
作は非プリント動作領域で行われ、プリント動作領域で
は上記フィードバックループ動作を終了してこの時点の
カウンタ53出力信号が保持されることにより、レーザ
の出射パワーは基準パワーで発光できる状態にスタンバ
イされて、画像信号に応じて発光、非発光の変調動作を
する。
【0036】以上図1から図6までの説明を基に、モニ
ター出力増幅器12の増幅度調整とパルス変調信号の最
小及び最大パルス幅信号のパルス幅調整について以下に
説明する。
【0037】図7は、モニター出力増幅器12の増幅度
調整時の構成を示す図である。調整前にまず、半導体レ
ーザユニット1のレーザ駆動回路13内のスイッチング
回路16は、外部からの強制スイッチングON信号によ
り定電流回路17で設定された電流が常時レーザ素子5
に流れるように接続されている。
【0038】図7で、半導体レーザ5から出射したレー
ザ光の一部は半導体レーザ5と同一チップ上のレーザ素
子近傍に配置されたモニターフォトダイオード14にも
入射されて、モニター電流が次段モニター出力増幅器1
2に入力される。ここで、モニター出力増幅器12の増
幅度は調整前の状態なので、モニター増幅器出力電圧は
調整前の増幅度に従ってモニター電流を電圧値に変換後
増幅して、外部ボードのAPC制御回路50かまたは相
当する調整治具に出力する。
【0039】APC制御回路50では、図6の説明の通
り入力されたモニター出力増幅器12の出力電圧値と予
め設定されているレーザビーム目標光量設定基準信号V
tとを比較し、両電圧値の誤差に応じたアナログ信号を
半導体レーザユニット1のレーザ駆動回路13内の定電
流回路17に入力する。そして定電流回路17は入力さ
れたアナログ信号に従って対応する電流値を発生し、こ
の電流でスイッチング回路16を介して半導体レーザ5
を常時駆動している。そして、このようなフィードバッ
クループで上記APC制御回路50内部の比較器の誤差
が収束する点でレーザ駆動電流が一定値に保持され、従
ってレーザ出射パワーが上記レーザ駆動電流に対応した
発光量で出射する。
【0040】このような状態において、レーザ出射パワ
ーをコリメータレンズ2の出力位置かまたは(図1に)
図示していない感光体相当位置で受光するように配置さ
れたパワーメータ55で測定して、この測定値を確認し
ながら所定の基準パワーが得られるようにモニター出力
増幅器12の増幅度調整用の可変抵抗器10を調整す
る。
【0041】このようにして、レーザが基準パワーで発
光するようにモニター出力増幅器12の増幅度を調整
し、フィードバックループの増幅度を所定値に設定した
状態の半導体レーザユニット1をレーザプリンタ本体に
設置された場合には、プリンタ本体側ボードのAPC制
御回路50とフィードバックループを構成し、温度など
の環境変化に対してもレーザ出射パワーが基準パワーで
発光するようなAPC制御動作がなされる。
【0042】図8は、パルス幅変調処理部8から出力さ
れるパルス幅変調信号の最小及び最大パルスの幅を調整
する時の構成を示す図である。
【0043】基本的には図7のブロック図と同じである
が、図7で説明したようなモニター出力増幅器12の増
幅度を調整終了し、外部ボードのAPC制御回路50と
半導体レーザユニット1はフィードバックループを構成
し、定電流回路17からはレーザ出射パワーが基準パワ
ーとなる電流が生成されるような状態となっているもの
とする。
【0044】上記の設定状態で、外部からパルス幅変調
処理部8に画像信号(‘00h’)を入力し、レーザ出
射パワーをコリメータレンズ2の出力位置かまたは図示
していない感光体相当位置で受光するように配置された
パワーメータ55で測定して、図4及び図5の説明に従
って画像信号(‘00h’)に対応するレーザ出射パワ
ーとなるように可変抵抗器11−1を可変調整する。調
整終了後、同様にして画像信号(‘FFh’)を入力
し、画像信号(‘FFh’)に対応するレーザ出射パワ
ーとなるように可変抵抗器11−2を可変調整する。
【0045】ここで、図7のモニター増幅器の増幅度調
整は、半導体レーザユニット1と外部ボードのAPC制
御回路50とのフィードバックループ増幅度の調整に相
当するのに対して、図8のパルスの幅調整は、主にパル
ス幅変調処理部8から半導体レーザ5までの伝送路のば
らつきを補正するオープンループな調整であるところ
が、同じレーザ出射パワー調整でも異なっている。
【0046】以上のように半導体レーザユニット1を予
め図7及び図8のように調整しておけば、レーザの故障
などによって半導体レーザユニットの交換の必要が発生
した場合でもユニット交換だけで、レーザ出射パワーの
調整は必要なくなる。
【0047】図9は、本発明の半導体レーザユニット1
をスキャナユニットのハウジングに着脱自在に装着した
レーザプリンタの走査光学系を示す図である。同図にお
いて、レーザビームの走査光学系を構成する半導体レー
ザ5はレーザ駆動回路13から入力される画像信号に応
じて光変調される。
【0048】そして、半導体レーザ5から出射されたレ
ーザビームはコリメータレンズ2及びシリンドリカルレ
ンズ60を経て、ポリゴンミラー(回転多面体)61に
より偏向される。このように偏向されたレーザビーム
は、球面レンズ62及びトーリックレンズ63から構成
されるFθレンズで結像され、反射ミラー64にてビー
ム光路が変えられて感光体ドラム65上に照射される。
そして、このビームは感光体ドラム65上を一定速度か
つ所定タイミングにて主走査方向a、副走査方向bに順
次走査されて静電潜像が形成される。
【0049】また、レーザビームの一部は水平同期ミラ
ー66で反射され、水平同期信号モニターフォトダイオ
ード67にて検出されることで、レーザビームの主走査
のタイミングを決定するBD同期信号が生成される。こ
の信号がレーザプリンタにおける各タイミングの基準信
号となる。
【0050】(実施例2)以下、本発明に係わる第2の
実施例について説明する。
【0051】第1の実施例でレーザ出射パワーの調整に
ついては、可変抵抗器による調整を前提として説明した
が、図10のようにレーザトリミング装置72を利用し
て、調整を自動化してもよい。同図で半導体レーザユニ
ット1、パワーメータ55は実施例1と同様であり、こ
れ以外には、半導体レーザユニット1にレーザ出射パワ
ー調整のために必要な信号を発生する信号発生部70、
半導体レーザ5から発光されるパワーの内の裏面反射成
分による影響を避けるためのレーザ鏡筒(遮光箱)7
1、レーザトリミング装置72から構成されている。
【0052】ここで、図2で示した可変抵抗器10と、
図4で示した可変抵抗器11−1,11−2の部分をト
リマブル抵抗器に置き換えて、次のような調整動作を行
う。レーザトリミング装置72内部には、モニター増幅
器12の増幅度調整のために必要となるレーザ基準出射
パワーに相当する光パワー変換電圧値と、最小及び最大
パルスの信号幅調整のために必要となるレーザ基準出射
パワーに相当する光パワー変換電圧値の合計3つの基準
値が予め格納されている。
【0053】また、ステータス信号はレーザトリミング
装置72に対して送られる信号発生部70の状態を示す
信号である。これに対して、コマンド信号(制御信号)
はレーザトリミング装置72から信号発生部70に送信
されるレーザ出射パワー調整に必要な各信号発生の制御
を行う。
【0054】このような構成において、コマンド、ステ
ータス信号による応答制御で、信号発生部70から調整
に必要な信号を半導体レーザユニット1に出力し、半導
体レーザ5から出力された出射パワーをパワーメータ5
5で検出し、この検出値はレーザトリミング装置72に
入力される。レーザトリミング装置72内部では、入力
されたパワーメータの検出値と内部に格納されている基
準値と比較する。
【0055】そして、レーザトリミング装置72から比
較結果に応じて対応するトリマブル抵抗器に対してレー
ザトリミングする。このようなフィードバックループの
制御をレーザ出射パワーが所定の基準値となるまで繰り
返し動作する。
【0056】このようなレーザトリミング調整をモニタ
ー増幅器12の増幅度調整、最小及び最大パルスの信号
幅調整にそれぞれ適用する。
【0057】この場合、各レーザトリミング調整に先立
ち、実施例1で説明したようなモニター増幅器12の増
幅度調整のためにレーザを直流的に強制発光させたり、
最小及び最大パルス幅調整のためにレーザ出射パワーが
基準パワーとなるようにAPC制御を終了させているこ
とが必要で、このような制御は、信号発生部70からコ
マンド、ステータス信号でレーザトリミング装置72が
半導体レーザユニット1に設定するようになっている。
また、本発明の調整回路部は図2のモニター出力増幅
器、図4のパルス幅変調処理部に特に限定されるもので
はなく、回路構成等は種々のもので同等の効果が得られ
ることは明らかである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光素子の特性ばらつきに対しても、光源ユニット全体の
特性としてばらつきを吸収調整して、ユニットとして完
結した性能を保証できるので、ユニットの交換作業が必
要になった場合でも現場で調整する必要がなくなり、交
換作業が容易で、メンテナンスフリーが実現できる。
【0059】また、同一ユニット内で発光素子の近傍に
高速パルス信号を伝送するパルス幅変調手段を配置して
あるので発光素子までの配線長を最適にできて、その結
果発光応答特性が良好で安定したパルス信号の伝送がで
きる。さらに、パルス幅信号を伝送するための線材がな
くなるので、外来ノイズ等からの影響に対しても有利と
なり、安定したパルス幅変調発光信号が得られる。
【0060】さらに、発光素子出射パワーの調整が自動
化されるので調整時間が大幅に短縮されて、コストダウ
ンが実現できる。また、レーザトリミングによる調整の
ため調整精度が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる半導体レーザユニットを示す
外観図である。
【図2】モニター増幅器を示す回路図である。
【図3】レーザ駆動回路を示すブロック図である。
【図4】パルス幅変調回路を示すブロック図である。
【図5】図4に於ける回路動作の説明図である。
【図6】APC制御系を示すブロック図である。
【図7】モニター増幅器の増幅度調整の説明図である。
【図8】パルス幅変調回路のパルス幅調整の説明図であ
る。
【図9】この発明の半導体レーザユニットを組み込んだ
光学スキャナユニット図である。
【図10】この発明の第2実施例におけるレーザ光量自
動調整を説明するブロック図である。
【符号の説明】
5 半導体レーザ 8 パルス幅変調処理部 12 モニター出力増幅器 13 レーザ駆動回路 14 モニターフォトダイオード 54 DA変換器 50 APC制御部 51 信号比較器 52 制御回路 53 カウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を具備し、スキャナユニットの
    ハウジングに着脱自在に装着される光源ユニットであっ
    て、前記発光素子に所定の発光量が得られるような電流
    を供給する定電流手段と、前記発光素子のモニター出力
    を増幅する増幅度調整可能なモニター増幅手段と、画像
    情報に従って発光素子の発光時間を制御するパルス幅変
    調手段と、前記パルス幅変調手段のパルス幅変調出力信
    号に従って発光素子の発光を制御するスイッチング手段
    とを備えたことを特徴とする光源ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記パルス幅変調手
    段は最小および最大パルス幅変調信号のパルス幅を調整
    する手段を有することを特徴とする光源ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記モニター増幅手
    段と、前記パルス幅調整手段とを同一のユニットに構成
    して、ユニット状態で前記発光素子の出力強度を調整可
    能としたことを特徴とする光源ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記モニター増幅手
    段および前記パルス幅調整手段は調整のためのトリマブ
    ル抵抗を各々有し、当該各トリマブル抵抗をレーザトリ
    ミングすることにより前記発光素子の出力強度を調整可
    能としたことを特徴とする光源ユニット。
JP18007995A 1995-07-17 1995-07-17 光源ユニット Pending JPH0936469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144738A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN107342532A (zh) * 2017-08-11 2017-11-10 深圳市创鑫激光股份有限公司 一种激光功率控制方法及激光器

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JP2007144738A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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